JP3296659B2 - パイロット圧作動式方向制御弁 - Google Patents

パイロット圧作動式方向制御弁

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JP3296659B2
JP3296659B2 JP05889594A JP5889594A JP3296659B2 JP 3296659 B2 JP3296659 B2 JP 3296659B2 JP 05889594 A JP05889594 A JP 05889594A JP 5889594 A JP5889594 A JP 5889594A JP 3296659 B2 JP3296659 B2 JP 3296659B2
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spool
pilot pressure
cylindrical body
spring
control valve
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和則 池井
圭介 高
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Komatsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイロット圧によりス
プールを摺動して圧油流れる切換えるパイロット圧作動
式方向制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】パイロット圧作動式方向制御弁としては
特開平3−172602号公報に示すものが知られてい
る。つまり、図1に示すように、ハウジング1のスプー
ル孔2にスプール3を嵌挿し、そのハウジング1の左右
に一対のばね箱4をそれぞれ取付け、このばね箱4に設
けたばね5によりスプール3を中立位置に付勢し、ばね
箱4内の受圧室6にパイロット圧を供給してスプール3
をばね5に坑して摺動して第1位置と第2位置とし、ポ
ンプポート7と第1・第2アクチュエータポート8,9
と第1・第2タンクポート10,11を連通・遮断する
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるパイロット圧作
動式方向制御弁であると、スプール3と同軸上にばね
5、受圧室6、パイロット圧取り入れ口12が順次形成
されているし、そのパイロット圧取り入れ口12はエル
ボ等の配管用継手を螺合するためにある程度の長さとな
るので、ばね箱4の長さが大きくなる。このために、方
向制御弁全体の長さが大きくなって取付け場所の面積
(場積)が大きくなる。なお、ばね箱4のスプール長手
方向と直交する面にパイロット圧取り入れ口を形成すれ
ばばね箱4を短かくできるが、このようにすると複数の
ハウジングを重ね合せて連結した場合に隣接するばね箱
4間の寸法が小さくパイロット圧取り入れ口に配管用継
手を接続できない。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたパイロット作動式方向制御弁を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ハウジング20のスプー
ル孔21にスプール22を摺動自在に嵌挿し、このスプ
ール22をばね49と受圧室内のパイロット圧で摺動さ
せるパイロット圧作動式方向制御弁において、前記ハウ
ジング20のスプール長手方向の端面にばね箱40を取
付け、該ばね箱40は、第1筒状体42と第2筒状体4
3をほぼ平行で左右反対方向に開口して一体的に形成
し、その第1筒状体42をばね49が収納されて受圧室
を形成する空洞部40aとし、前記第2筒状体43の内
部を小径穴52で第1筒状体42内に連通し、その第2
筒状体43の開口部をスプール長手方向に沿ったパイロ
ット圧取り入れ口51とした形状であることを特徴とす
るパイロット圧作動式方向制御弁。
【0006】
【作 用】第1筒状体42が、ばね49を収納し受圧室
を形成する空洞部40aとなり、この第1筒状体42と
ほぼ平行で左右反対方向に開口した第2筒状体43の開
口部がパイロット圧取り入れ口51であるから、そのパ
イロット圧取り入れ口51が空洞部40aからスプール
長手方向に大きく突出しなくなり、ばね箱40の長さを
短かくできる。したがって、パイロット圧作動式方向制
御弁全体の長さが小さくなって場積を小さくできる。ま
た、パイロット圧取り入れ口51はスプール長手方向に
開口しているから、複数のハウジングを重ね合せ連結し
た場合でもそのパイロット圧取り入れ口51に配管用継
手を接続できる。
【0007】
【実 施 例】図2に示すように、ハウジング20のス
プール孔21にはスプール22が嵌挿され、そのスプー
ル孔21にはポンプポート23、第1・第2負荷圧検出
ポート24,25、第1・第2アクチュエータポート2
6,27、第1・第2タンクポート28,29が形成し
てあり、前記スプール22には第1・第2小径部30,
31と中間小径部32が形成されスプール22が図2に
示す中立位置の時には各ポートを遮断し、スプール22
が図2で右方に摺動して第1位置となるとポンプポート
23が第2負荷圧検出ポート25に連通し、第1負荷圧
検出ポート24が第1アクチュエータポート26に連通
し、第2アクチュエータポート27が第2タンクポンプ
ポート29に連通してポンプポート23に流入した圧油
は第1アクチュエータポート26によりアクチュエータ
33に流入し、アクチュエータ33からの戻り油は第2
アクチュエータポート27より第2タンクポート29に
流出する。
【0008】スプール22を図2の状態から左に摺動し
て第2位置とすると、ポンプポート23が第1負荷圧検
出ポート24に連通し、第2負荷圧検出ポート25が第
2アクチュエータポート27に連通してポンプポート2
3の圧油がアクチュエータ33に流入し、第1アクチュ
エータポート26が第1タンクポート28に連通してア
クチュエータ33の戻り油が第1タンクポート28に流
出する。つまり、第1負荷圧検出ポート24と第2負荷
圧検出ポート25は連通している。
【0009】図2において、34はチェック弁部35を
構成するスプール、36は減圧弁部37を構成するスプ
ールであり、そのチェック弁部35と減圧部37で圧力
補償弁を構成している。
【0010】前記ハウジング20のスプール長手方向の
一端面20aには第1のばね箱40が取付けられ、この
第1のばね箱40は図3,図4に示すように一対の取付
座41を備えた第1筒状体42と、この第1筒状体42
に一体的に設けられて第1筒体42と平行になり、かつ
左右反対方向に開口した第2筒状体43を備え、その第
1筒状体42がスプール孔21と同心状にボルト44で
取付けられ、第1筒状体42内に第1ばね受45と第2
ばね受46が設けてあり、その第1ばね受45がハウジ
ング20の一端面20aとスプール22の端面に当接
し、第2ばね受46が第1筒状体42の底壁42aとス
プール22に設けたボルト47の段部48に当接し、第
1・第2ばね受45,46間にばね49が設けられてス
プール22を中立位置に保持し、かつ第1筒状体42内
部が受圧室50となっている。つまり第1筒状体42が
ばねが収納されて受圧室を構成する空洞部40aを構成
している。
【0011】前記第2筒状体43はスプール23の長手
方向に開口し、その開口部がパイロット圧取り入れ口5
1となり、その第2筒状体43内部は小径穴52で第1
筒状体42内部(受圧室50)に連通していると共に、
そのパイロット圧取り入れ口51には螺子部53が形成
され、かつパイロット圧取り入れ口51は受圧室50と
スプール長手方向にほぼ同一位置となっている。
【0012】前記第2筒状体43のパイロット圧取り入
れ口51の螺子部53には、エルボ等の配管用継手54
の第1螺子部55が螺合され、その第2螺子部56にパ
イロット圧用配管が螺合して接続される。前記第1螺子
部55と第2螺子部56はL字状になり、パイロット用
配管をハウジング20の一端面20aとほぼ平行に接続
できるようにしてある。
【0013】前記ハウジング20のスプール長手方向の
他端面20bには第2のばね箱60が取付けられ、この
第2のばね箱60にはパイロット圧取り入れ口61が形
成されていると共に、受圧室62を形成しているのみ
で、ばねは設けてない。つまり、第1のばね箱42内に
設けたばね49でスプール22を中立位置に保持し、そ
のばね49に抗してスプール22は左方、右方に摺動す
るので、第2のばね箱60内にはばねが設けていない。
なお、受圧室62内にはスプール22の右方への摺動を
規制する座63が設けてある。
【0014】このようであるから、第2のばね箱60は
1つの筒状体としてもばね収納スペース分だけ長さが小
さくなる。なお、第2のばね箱60の代りに第1のばね
箱40を取付けても良い。
【0015】図5は第2実施例を示し、ハウジング20
の一端面20aと他端面20bに第1のばね箱40をそ
れぞれ取付け、その第1筒状体42内にばね49をそれ
ぞれ設けてなる。
【0016】
【発明の効果】第1筒状体42が、ばね49を収納し受
圧室を形成する空洞部40aとなり、この第1筒状体4
2とほぼ平行で左右反対方向に開口した第2筒状体43
の開口部がパイロット圧取り入れ口51であるから、
のパイロット圧取り入れ口51が空洞部40aからスプ
ール長手方向に大きく突出しなくなり、ばね箱40の長
さを短かくできる。したがって、パイロット圧作動式方
向制御弁全体の長さが小さくなって場積を小さくでき
る。また、パイロット圧取り入れ口51はスプール長手
方向に開口しているから、複数のハウジングを重ね合せ
連結した場合でもそのパイロット圧取り入れ口51に配
管用継手を接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパイロット圧作動式方向制御弁の断面図
である。
【図2】本発明は第1の実施例を示すパイロット圧作動
式方向制御弁の断面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すパイロット圧作動式
方向制御弁の断面図である。
【符号の説明】
20…ハウジング、21…スプール孔、22…スプー
ル、23…ポンプポート、24…第1負荷圧検出ポー
ト、25…第2負荷圧検出ポート、26…第1アクチュ
エータポート、27…第2アクチュエータポート、28
…第1タンクポート、29…第2タンクポート、40…
第1のばね箱、41…取付座、42…第1筒状体、43
…第2筒状体、49…ばね、50…受圧室、51…パイ
ロット圧取り入れ口、52…透孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/00 - 11/24 F15B 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング20のスプール孔21にスプ
    ール22を摺動自在に嵌挿し、このスプール22をばね
    49と受圧室内のパイロット圧で摺動させるパイロット
    圧作動式方向制御弁において、 前記ハウジング20のスプール長手方向の端面にばね箱
    40を取付け、該ばね箱40は、第1筒状体42と第2筒状体43をほ
    ぼ平行で左右反対方向に開口して一体的に形成し、その
    第1筒状体42をばね49が収納されて受圧室を形成す
    る空洞部40aとし、前記第2筒状体43の内部を小径
    穴52で第1筒状体42内に連通し、その第2筒状体4
    3の開口部をスプール長手方向に沿ったパイロット圧取
    り入れ口51とした形状であることを特徴とするパイロ
    ット圧作動式方向制御弁。
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PCT/JP1995/000601 WO1995026476A1 (fr) 1994-03-29 1995-03-29 Vanne distributrice regulatrice commandee par pression de reference et dispositif de commande a cylindre
US08/714,166 US5752426A (en) 1909-04-04 1995-03-29 Pilot pressure operated directional control valve and an operating cylinder control apparatus
KR1019960705362A KR970702456A (ko) 1994-03-29 1995-03-29 파일럿압 작동식 방향 제어 밸브 및 작동실린더 제어장치(Pilot pressure operated directional control valve and operation cylinder control device)
EP95913379A EP0753691A4 (en) 1994-03-29 1995-03-29 REGULATOR VALVE CONTROLLED BY REFERENCE PRESSURE AND CYLINDER CONTROL DEVICE
CN95193330A CN1149331A (zh) 1994-03-29 1995-03-29 导向压力传动的方向控制阀及工作油缸控制装置

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