JP3296516B2 - マルチビームセンサシステム - Google Patents

マルチビームセンサシステム

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JP3296516B2 JP12964593A JP12964593A JP3296516B2 JP 3296516 B2 JP3296516 B2 JP 3296516B2 JP 12964593 A JP12964593 A JP 12964593A JP 12964593 A JP12964593 A JP 12964593A JP 3296516 B2 JP3296516 B2 JP 3296516B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数対の投光器と受光
器が対向されて配置されてなるマルチビームセンサシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開平5−41652
号公報において、赤外線ビームの相互干渉の影響を排除
することができるマルチビームセンサシステムを提案し
た。その概略は次のようである。
【0003】このマルチビームセンサシステムは、図6
に示すように投光部1と受光部10とを備える。投光部
1は、n個の投光器T1,T2,T3,…, Tn と、投光器駆
動回路2と、スイッチ回路3とを備えている。投光器T
1,T2,T3,…,Tnはそれぞれ赤外線を発光する発光素子
及び投光光学系で構成されている。投光器駆動回路2
は、図7に示すシーケンスを有する駆動信号SDを繰り
返し発生すると共に、スイッチ回路3の切り替えを行
う。
【0004】駆動信号SDはスタートパルスSPとn個
のデータパルスDP1,DP2,DP3,… ,DPn とを含ん
でいる(なお、以下データパルスを総称する場合には単
にDPと記す)。スタートパルスSP及びデータパルス
DPはそれぞれ所定の周波数の搬送波を変調して生成さ
れるが、スタートパルスSPとデータパルスDPの搬送
波周波数は互いに異なる値に選択される。図7において
はスタートパルスSP及びデータパルスDPは共に搬送
波をパルス振幅変調して生成されるが、スタートパルス
SPの搬送波周波数はf1 、データパルスDPの搬送波
周波数はf2 (≠f1 )となされている。図7において
0 で示すスタートパルスSPの期間、t1 で示すスタ
ートパルスSPが終了してから第1のデータパルスDP
1 が発生されるまでの期間、t2 で示すデータパルスD
Pの期間、及びt3 で示すデータパルスDPi (i=1,2,
…,n-1)が終了してから次のデータパルスDPi+1 が発
生されるまでの期間は必要に応じて任意に設定すること
ができるが、当該マルチビームセンサシステムを侵入者
検知に使用する場合には、人間が赤外線ビームを遮光す
る時間は最短でも50msec程度であることから、スタート
パルスSPの開始から最後のデータパルスDPn が終了
するまで10〜20msecとするのがよい。このようにすると
侵入者が赤外線ビームを遮光している間に図7に示す駆
動信号SDのシーケンスを数回程度繰り返すことがで
き、以て侵入者の検知を良好に行うことができるからで
ある。
【0005】投光器駆動回路2は、スタートパルスSP
を発生するとスイッチ回路3を介して予め設定されてい
る所定の投光器、例えば投光器T1 に供給し、その後発
生するデータパルスDP1,DP2,DP3,… ,DPn につ
いてはスイッチ回路3を介してそれぞれT1,T2,T3,…
,Tn に順次供給する。これにより、スタートパルスS
P及びデータパルスDP1 は投光器T1 から投光され、
データパルスDP2 は投光器T2 から投光され、データ
パルスDPn は投光器Tn から投光される。そして投光
器駆動回路2は、最後のデータパルスDPn を投光器T
n に供給すると、所定時間経過した後再び図7に示す駆
動信号SDを生成してそれぞれの投光器に供給する動作
を繰り返し行う。
【0006】受光部10は、n個の投光器T1,T2,T3,
…, Tn に対向して配置されるn個の受光器R1,R2,R
3,…, Rn を備えている。各受光器が赤外線を受光する
受光素子及び受光光学系で構成されていることは当然で
ある。これらの受光器から出力される受光信号はOR回
路11及びスイッチ回路14に供給される。スイッチ回
路14は、全ての受光器から出力される受光信号の中か
ら、現在投光している投光器に対向する受光器から出力
される受光信号のみを選択してデータパルス検出回路1
5に供給するものであり、これによってデータパルスD
i が投光器Ti から投光されているときには受光器R
i の受光信号のみがスイッチ回路14を介してデータパ
ルス検出回路15に供給される。スイッチ回路14の切
り替えは、マイクロコンピュータで構成される制御回路
13が行うが、上記のような切り替えを行うためには、
制御回路13は現在投光部1では投光器Ti からデータ
パルスDPi が投光されていることを検知する必要があ
る。そのために用いられるのがスタートパルスSPであ
る。即ち、スタートパルスSPはスイッチ回路14の切
り替えのための同期信号として用いられるものである。
【0007】スタートパルスSPの検出は、次のように
行われる。全ての受光器からの受光信号はOR回路11
を介してスタートパルス検出回路12に入力される。ス
タートパルス検出回路12は、スタートパルスSPに用
いられている搬送波周波数成分を抽出するフィルタ、当
該フィルタの出力を検波する検波回路及び当該検波出力
の立ち上がりでパルスを発生するパルス発生回路等で構
成される。従って、投光部1からスタートパルスSPが
投光されると、当該スタートパルスSPは受光部10の
スタートパルス検出回路12において検出され、パルス
が出力される。制御回路13は図7に示す駆動信号SD
のシーケンスを認識しており、スタートパルス検出回路
12から出力されるパルスの立ち上がりを検知すると、
これを駆動信号SDの開始と認識し、その時点から(t
0 +t1 )時間を経過したとき受光器R1 からの受光信
号をデータパルス検出回路15に供給するようにスイッ
チ回路14を切り替える。
【0008】以上のようにして投光器T1 からデータパ
ルスDP1 が投光されているときには受光器R1 からの
受光信号のみがデータパルス検出回路15に供給され
る。そして、データパルスDP1 の期間が終了すると制
御回路13はスイッチ回路14を切り替える。
【0009】そして制御回路13は、データパルスDP
1 が終了した時点からt3 時間経過したとき、受光器R
2 からの受光信号のみをデータパルス検出回路15に供
給するようにスイッチ回路14を切り替える。以上の動
作が繰り返されることによって、投光器Ti からデータ
パルスDPi が投光されているときには、当該投光器T
i に対向する受光器Ri から出力される受光信号のみが
データパルス検出回路15に供給されることになる。
【0010】データパルス検出回路15は、データパル
スDPに用いられている搬送波周波数成分を抽出するフ
ィルタ、当該フィルタの出力を検波する検波回路及び当
該検波出力の立ち上がりで所定の時間幅を有するパルス
を発生するパルス発生回路等で構成されている。そし
て、データパルス検出回路15の出力は制御回路13に
入力され、侵入者の有無の判断に用いられる。
【0011】このように、制御回路13は、上述したス
イッチ回路14の切り替え制御と共に、データパルス検
出回路15からの出力に基づいて侵入者の検知の処理を
行うものであり、例えば次のような信号処理を行うこと
によって侵入者の有無を判断する。上述したように制御
回路13は図7に示す駆動信号SDのシーケンスを認識
しているから、各データパルスDPの期間にデータパル
ス検出回路15から出力される信号のレベルを検知する
ことによって、どの投光器から投光された赤外線ビーム
が遮光されたかを判断することができ、遮光された赤外
線ビームの位置及び/または本数が予め設定されている
発報条件を満足している場合には図示しない受信器に警
報信号KSを出力する。
【0012】以上のように、投光器からは時分割でデー
タパルスを投光し、且つ所定の変調を施しているので、
従来生じていた光の相互干渉を排除することができ、そ
の結果多くの投光器、受光器を配置することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の構成においては、スタートパルスが投光される
投光器がいたずら等により遮光された場合、あるいはス
タートパルスが投光される投光器が故障してビームが投
光されない場合には、受光器側ではスタートパルスが検
出できないので受光器の切り換えの同期がとれなくな
り、動作が異常となるという問題が生じた。
【0014】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、赤外線ビームの相互干渉の影響を排除すると共
に、他の投光器が遮光されたり、故障した場合にも良好
に侵入者検知を行うことができるマルチビームセンサシ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るマルチビームセンサシステムは、複
数対の投光器と受光器が対向されて配置されてなるマル
チビームセンサシステムにおいて、各投光器はスタート
信号とデータ信号とがペアになされた信号を所定の周期
毎に投光し、各受光器は前記スタート信号を検出した
後、予め定められたデータ信号の期間のみの信号を取り
込み、且つ、前記スタート信号は全ての投光器から同一
タイミングで投光され、且つ前記スタート信号からデー
タ信号までの時間は投光器毎に異なっていることを特徴
とする。
【0016】
【0017】
【作用】請求項1記載のマルチビームセンサシステムは
複数の投光器と、該投光器に対向して配置される複数の
受光器とを備える。各投光器はスタート信号とデータ信
号とがペアになった信号を所定の周期毎に投光する。
【0018】各受光器は、スタート信号を検出すると、
この検出したスタート信号から予め定められた期間のみ
信号を取り込む。この信号を取り込む期間はデータ信号
があるべき期間である。
【0019】そして、スタート信号は全ての投光器から
同一タイミングで投光され、且つ前記スタート信号から
データ信号までの時間は投光器毎に異なっている。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
なお、以下の実施例においては、投光器と受光器の対を
チャンネルと称し、CHと記す場合もある。図1は本発
明に係るマルチビームセンサシステムを4CHのマルチ
ビームセンサシステムに適用した場合の一実施例の構成
を示す図であり、図中、20は投光部、21は駆動回
路、22はキャリア切り換え回路、23はチャンネル設
定回路、30は受光部、31、32、33、34は信号
処理回路、T1 ,T2 ,T3 ,T4 は投光器、R1 ,R
2 ,R3 ,R4 は受光器を示す。
【0021】図1に示すように、本発明に係るマルチビ
ームセンサシステムは、投光部20と受光部30とを備
える。まず投光部20について説明する。投光部20
は、4個の投光器T1 ,T2 ,T3 ,T4 と、各投光器
に駆動パルスを供給する駆動回路21、キャリア切り換
え回路22、及びチャンネル設定回路23を備えてい
る。投光器T1 ,T2 ,T 3 ,T4 はそれぞれ赤外線を
発光する発光素子及び投光光学系で構成されている。チ
ャンネル設定回路23は、どの投光器をどのチャンネル
に割り当てるかを設定するものであり、ここでは投光器
1 はCH1、投光器T2 はCH2、投光器T3 はCH
3、投光器T4 はCH4にそれぞれ設定されているもの
とする。
【0022】駆動回路21は、図2A,B,C,Dに示
すシーケンスを有する駆動信号を繰り返し発生し、それ
ぞれ各チャンネルの投光器T1 ,T2 ,T3 ,T4 に供
給する。ここで、一つの駆動信号は、全てスタート信号
SSとデータ信号DSがペアとなされており、この駆動
信号が所定周期t0 毎に繰り返される。スタート信号S
Sのタイミングは全ての投光器で同一であるが、スター
ト信号SSとデータ信号DSとの間の時間は投光器毎に
異ならされている。即ち、図2においては、スタート信
号SSは4個のパルスで構成されており、データ信号は
1個のパルスで構成されているが、スタート信号SSの
最後のパルスの立ち下がりからデータ信号DSの立ち上
がりまでの時間は、投光器T1 に供給される駆動信号に
おいては図2Aに示すようにt1 となされ、投光器T2
に供給される駆動信号においては図2Bに示すようにt
2 となされ、投光器T3 に供給される駆動信号において
は図2Cに示すようにt3 となされ、投光器T4 に供給
される駆動信号においては図2Dに示すようにt4 とな
されている。なお、図2において、一つの駆動信号の繰
り返し周期t0 は10msec程度とするのが望ましい。ま
た、スタート信号SS及びデータ信号DSの信号の形態
は図2に示すものに限るものではなく、任意の信号を採
用できることは当業者に明かである。
【0023】キャリア切り換え回路22は、スタート信
号SSの周波数を変更するためのものであり、ディップ
スイッチあるいはボタンスイッチ等で構成される。
【0024】このキャリア切り換え回路22を設ける理
由は次のようである。図3はあるマルチビームセンサシ
ステムを真上から俯瞰した様子を示す図であるが、投光
器群51と受光器群52が対向して配置されるだけでは
なく、それに隣接して投光器群53と受光器群54が対
向して配置されている。マルチビームセンサシステムに
おいてはこのような構成をとることが多く、このような
場合には投光器群51から投光されたビーム55は受光
器群52だけに受光され、投光器群53から投光された
ビーム56は受光器群54だけに受光されるのが望まし
いのであるが、投光されるビームの広がりは投光距離が
長くなるほど大きくなるので、図3において破線57で
示すように投光器群51から投光されたビームが受光器
群54で受光されてしまう場合がある。
【0025】このような事態が生じると、ビーム55と
ビーム56のスタート信号SSの周波数が同一である場
合には、侵入者によりビーム56が遮断されたとしても
受光器群54は投光器群51からのビームを受光してし
まうので、侵入者ありを示す警報信号KSは出力されな
い。
【0026】しかし、図3の構成において、ビーム55
のスタート信号SSの周波数と、ビーム56のスタート
信号SSの周波数とを異ならせておけば、たとえ投光器
群51から投光されたビームが受光器群54に届いたと
しても、受光器群54の各受光器における信号処理の過
程でその信号を除くことができるので、信頼性の高い警
戒を行うことができる。
【0027】そのために設けられているのがキャリア切
り換え回路22であり、図3に示すような構成をとる場
合に、ビーム55とビーム56のスタート信号SSの周
波数を異ならせることができるようにするのである。こ
こで、いくつの周波数を切り換え可能とするかは任意で
あるが、fC1,fC2の互いに異なる二つの周波数を切り
換え可能とすれば実用上十分である。
【0028】以上、投光部20について説明したが、次
に受光部30について説明する。受光部30は、投光器
1 ,T2 ,T3 ,T4 に対向して配置される4つの受
光器R1 ,R2 ,R3 ,R4 を備えている。各受光器が
赤外線を受光する受光素子及び受光光学系で構成されて
いることは当然である。そして、信号処理回路31〜3
4は、それぞれ受光器R1 ,R2 ,R3 ,R4 から出力
された受光信号に対して所定の処理を施し、侵入者があ
ると判断される場合には警報信号KSを出力する。
【0029】なお、各信号処理回路31〜34からの警
報信号KSは、図1に示すようにそれぞれ別個に受信機
(図示せず)に出力するようにしてもよく、また図4に
示すように例えばOR回路35により論理和演算を行っ
て受信機に出力するようにしてもよい。
【0030】各チャンネルの信号処理回路31〜34は
全て図5に示す構成を備えている。チャンネル設定回路
47は当該信号処理回路をどのチャンネルに割り当てる
かを設定するものであり、ここでは信号処理回路31は
CH1に、信号処理回路32はCH2に、信号処理回路
33はCH3に、信号処理回路34はCH4に設定され
ているものとする。
【0031】さて、受光器から出力された受光信号は、
増幅器41で増幅され、二つに分岐される。一方は、ス
イッチ45を介してマイクロプロセッサ及びその周辺回
路で構成される制御回路46に入力され、もう一方はバ
ンドパスフィルタ(以下、BPFと記す)42に入力さ
れる。
【0032】BPF42は入力された信号の所定の周波
数帯域の信号のみを抽出するものであり、その出力は検
波器43で検波されて制御回路46に入力される。
【0033】制御回路46は検波器43から入力される
信号からスタート信号SSを検出する。このスタート信
号SSの検出は、パルスカウント等の周知の手法により
行うことができることは当業者に明かである。
【0034】そして、制御回路46は、スタート信号S
Sの最後のパルスの立ち下がりから当該チャンネルに定
められている所定時間が経過すると、所定時間だけスイ
ッチ45を図に示すように閉じてデータ信号DSの検出
を行う。
【0035】このスイッチ45が閉じられているタイミ
ングは当該チャンネルのデータ信号DSが存在すべきタ
イミングであり、例えば当該信号処理回路が、チャンネ
ル設定回路47によりCH1に設定されている場合には
図2AにおいてtG1で示すタイミングであり、CH2に
設定されている場合には図2BにおいてtG2で示すタイ
ミングであり、CH3に設定されている場合には図2C
においてtG3で示すタイミングであり、CH4に設定さ
れている場合には図2DにおいてtG4で示すタイミング
である。
【0036】さて、侵入者等によりビームが遮断された
場合には、制御回路46はスタート信号SSを検出でき
ず、従ってスイッチ45は開放されたままとなるのでデ
ータ信号DSを検出することができない。このような場
合、制御回路46は、直近の最後のデータ信号DSを検
出してから予め定められた所定時間内に次のデータ信号
が検出できないときには侵入者ありと判断して警報信号
KSを出力する。この所定時間は30〜50msecの間に設定
すればよい。なぜなら、一般に人間が赤外線ビームを遮
光している時間は30〜50msec程度であるからである。
【0037】また、このとき、他のチャンネルから投光
されたスタート信号SSを受光したとすると、例えばC
H1のビームが侵入者によって遮断されたときにCH4
のビームが受光器R1 に入り込んだとすると、このとき
には信号処理回路31の制御回路46はスタート信号S
Sを検出するから、CH1に定められているデータ信号
DSの期間、即ち図2AにおいてtG1で示すタイミング
でのみスイッチ45を閉じる。しかし、この期間には本
来のデータ信号DSはビームが遮断されているので検出
できず、またCH4のデータ信号DSが投光される期間
にはスイッチ45は開放されているので、信号処理回路
31の制御回路46はCH4のデータ信号DSを誤って
検出することはない。
【0038】そして、制御回路46は最後のデータ信号
DSを検出してから予め定められた所定時間内に次のデ
ータ信号が検出できないときには侵入者ありと判断して
警報信号KSを出力する。
【0039】キャリア切り換え回路48は投光部20の
キャリア切り換え回路22に対応するものであって、デ
ィップスイッチあるいはボタンスイッチ等で構成され、
投光部20で設定されたスタート信号SSの周波数と同
じ周波数に設定するものである。そして制御回路46は
キャリア切り換え回路48で設定された周波数に対応し
てBPF42の周波数帯域を切り換える。この周波数帯
域の切り換えは、例えばBPF42を構成するコンデン
サとして電圧制御型可変容量ダイオードを用い、制御回
路46からこの電圧制御型可変容量ダイオードに印加す
る制御電圧を供給することによって行うこともでき、あ
るいは周波数帯域が異なるBPFを複数設け、それらを
スイッチで切り換えることによって行うこともできる。
【0040】以上の構成によれば、各チャンネルは独立
して警戒を行うことができるばかりでなく、他のチャン
ネルのビームを受光したとしても、他のチャンネルのデ
ータ信号を自己のデータ信号として誤って検出すること
はないものである。
【0041】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば、上記実施例では4チャン
ネルのマルチビームセンサシステムについて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではないことは当然
である。また、信号処理回路の構成は図5に限定される
ものではなく、上述した動作、機能を備えるものであれ
ばどのようなものであってもよいものである。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、各チャンネルは独立して警戒を行うことがで
きるので、警備の信頼性を向上させることができる。ま
た、従来のように各受光器間相互の同期をとる必要はな
い。
【0043】更に、他のチャンネルからのビームを受光
したとしても、自己のチャンネルのデータ信号の期間の
みの信号を取り込むので、他のチャンネルのデータ信号
を自己のデータ信号と誤って検出することはなく、以て
赤外線ビームの相互干渉の影響を排除することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るマルチビームセンサシステムを
4CHのマルチビームセンサシステムに適用した場合の
一実施例の構成を示す図である。
【図2】 図1において各投光器に供給される駆動信号
の例を示す図である。
【図3】 キャリア切り換え回路の必要性を説明するた
めの図である。
【図4】 図1の構成の変形例を示す図である。
【図5】 図1における信号処理回路の構成例を示す図
である。
【図6】 従来のマルチビームセンサシステムの構成例
を示す図である。
【図7】 図6において投光器駆動回路が発生する駆動
信号の例を示す図である。
【符号の説明】
20…投光部、21…駆動回路、22…キャリア切り換
え回路、23…チャンネル設定回路、30…受光部、3
1、32、33、34…信号処理回路、T1 ,T2 ,T
3 ,T4 …投光器、R1 ,R2 ,R3 ,R4 …受光器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 8/20 G01J 1/02 G08B 13/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数対の投光器と受光器が対向されて配置
    されてなるマルチビームセンサシステムにおいて、 各投光器はスタート信号とデータ信号とがペアになされ
    た信号を所定の周期毎に投光し、 各受光器は前記スタート信号を検出した後、予め定めら
    れたデータ信号の期間のみの信号を取り込み、 且つ、 前記スタート信号は全ての投光器から同一タイミングで
    投光され、且つ前記スタート信号からデータ信号までの
    時間は投光器毎に異なっている ことを特徴とするマルチビームセンサシステム。
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