JP3296201B2 - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器

Info

Publication number
JP3296201B2
JP3296201B2 JP24610996A JP24610996A JP3296201B2 JP 3296201 B2 JP3296201 B2 JP 3296201B2 JP 24610996 A JP24610996 A JP 24610996A JP 24610996 A JP24610996 A JP 24610996A JP 3296201 B2 JP3296201 B2 JP 3296201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
guide plate
light guide
dial
peripheral end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24610996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1090015A (ja
Inventor
泰之 渡辺
則明 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP24610996A priority Critical patent/JP3296201B2/ja
Publication of JPH1090015A publication Critical patent/JPH1090015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3296201B2 publication Critical patent/JP3296201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両の走
行速度等を表示する計器の文字板の背後に配設した導光
板により計器照明用の光を導き、この光により文字板の
表示部を背後から透過照明する車両用計器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の走行速度等を表示する計
器においては、文字板を、透明な基材と、この基材の表
面に形成した例えば白色の光拡散層と、この光拡散層
で、文字板の目盛や記号等の表示部を構成する箇所を除
く部分に形成された例えば黒色の遮光層とにより、表示
部を透光可能な意匠抜きに形成し、この文字板の背後に
配置した導光板を介して光源から導いた光を、表示部の
背後から文字板に照射させて、文字板の表面側に透過し
た光により表示部を透過照明している。
【0003】このような計器では、導光板の表裏両面で
反射されつつこの導光板内で導かれる光が、文字板側と
は反対の導光板の裏面から外方に漏れて光量が低下する
のを防ぐためと、導光板内で光が均一に分布して文字板
の異なる箇所の表示部の透過照明光量がばらつくのを防
ぐために、導光板の裏面を白色の光拡散層で覆って、導
光板裏面に照射された光が導光板の内部に拡散して反射
されるようにし、また、導光板の裏面側で反射、拡散さ
れて、表示部に臨む導光板の表面箇所に照射された光
が、より大きな光量となって表示部を透過照明するよう
に、この表示部に臨む導光板の表面箇所に拡散用のシボ
(或は、梨地)加工を施していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の車両用計器では、導光板の表面で表示部に臨む
箇所以外の表面部分から出射して文字板に照射される光
が、基材の裏面からその内部を透過して基材表面の光拡
散層に照射され、さらに、この光拡散層を透過した光が
遮光層に照射されると、この遮光層で光が導光板側に全
反射される訳ではなく、遮光層に光の一部が吸収されて
光量が低下してしまうので、この光量低下で、表示部の
必要な照明光量を確保できなくなってしまうという不具
合があった。
【0005】尚、上述した不具合は、文字板の表示部の
透過照明のために文字板背後の導光板により光を導く上
述のような場合に限らず、文字板背後の導光板により導
いた光を、文字板の前方に配置した指針の指針袴が挿通
される文字板箇所に臨む導光板の裏面箇所で反射させ
て、前記指針袴が挿通される文字板箇所を通って指針に
照射させ、この指針の透明な指針本体の光入射面から内
部に前記光を入射させて、この指針本体を光輝させる場
合にも、同様に発生するものであった。
【0006】また、特に、文字板の表示部の透過照明を
行う場合、従来の車両用計器では、導光板内の光が文字
板側での反射を繰り返すほど光の減衰が進むので、光源
に近い文字板箇所の表示部が透過照明される際の光量
と、光源から離れた文字板箇所の表示部が透過照明され
る際の光量とにばらつきが生じてしまい、表示部全体を
均一な光量で透過照明することができないという不具合
があった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、車両の計器において、文字板の目盛、
記号等の表示部の透過照明や、この表示部を指示する自
発光式の指針の照明光として用いる光源からの光を、導
光板の裏面で反射させて、表示部に臨む文字板の裏面箇
所や、指針の指針本体の光入射面に臨む文字板の裏面箇
所に入射させるに当たり、導光板での反射による光の減
衰を抑制して、照明に必要な光量の確保や、文字板の全
体に亘る光量の均一化を図ることができる車両用計器を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明の車両用計器は、文字板の背
後に導光板を配設して、該導光板の表面と前記文字板の
裏面とを対面させ、前記導光板の周端面から光を入射さ
せて該導光板の内部で導き、前記導光板の表面から出射
されて前記文字板の裏面に照射される光を該文字板の表
面側に透過させて、該光により、前記文字板の表面側に
配置された被照明部材を照明する車両用計器において、
前記文字板の裏面及び前記導光板の表面のいずれか一方
の面のうち、前記文字板の表面で少なくとも前記被照明
部材が臨む表面箇所に対応する箇所を除く前記一方の面
部分に、前記導光板の表面から出射される光を該導光板
の内部に向けて反射させる光反射部材を配設したことを
特徴とする。
【0009】かつ、請求項1に記載した本発明の車両用
計器は、前記光反射部材を前記導光板の表面に配設し、
該導光板の裏面に、該裏面から出射される光を前記導光
板の内部に向けて反射させる裏面用光反射部材を配設す
るものとした。
【0010】加えて、請求項1に記載した本発明の車両
用計器は、前記導光板の周端面で前記光が入射される周
端面箇所を除く前記周端面部分のうち少なくとも一部
に、前記光反射部材と前記裏面用光反射部材とを連絡
し、且つ、前記周端面部分のうち少なくとも一部から出
射される光を該導光板の内部に向けて反射させる周端面
用光反射部材を配設し、前記光反射部材、前記裏面用光
反射部材、及び、前記周端面用光反射部材を、前記導光
板が内部に収容される導光板収容部材により一体に形成
し、該導光板収容部材に前記導光板を収容した状態で、
該導光板の周端面のうち少なくとも前記光が入射される
周端面箇所を前記導光板収容部材の外方に露出させる開
放部を、前記導光板の出し入れ可能な寸法で前記導光板
収容部材に設けるものとした。
【0011】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器は、前記導光板の周端面で前記光が入射される周端
面箇所を除く前記周端面部分の全体に亘って、該周端面
部分から出射される光を該導光板の内部に向けて反射さ
せる周端面用光反射部材を配設するものとした。
【0012】請求項1に記載した本発明の車両用計器に
よれば、導光板の裏面で反射される光のうち、文字板を
裏面側から表面側に透過させて被照明部材に導き照明に
用いる必要のある光の光路を除く他の光の光路が、文字
板の裏面と導光板の表面とのいずれか一方の面に形成さ
れた光反射部材により遮られ、導光板の内部に向けて反
射されるので、被照明部材の照明に用いない光路の光が
導光板から出射されて文字板の照射の際に吸収、減衰さ
れるのを防ぎ、被照明部材の照明に必要な光量の確保
と、文字板の表面や裏面に沿った方向における被照明部
材の位置の違いによる照明光量のばらつきの発生の防止
とを実現することが可能となる。
【0013】また、請求項1に記載した本発明の車両用
計器によれば、導光板の内部で導かれた光が導光板の裏
面に達した際に、この裏面に形成された裏面用光反射部
材により、導光板の内部に向けて、即ち、導光板の表面
側に向けて反射されるため、導光板の裏面において、被
照明部材の照明のために文字板側に出射させる必要があ
る光の光路以外の光が導光板の外方に出射して漏れるの
を防ぎ、導光板内で導かれる光の減衰をより一層確実に
防ぐことが可能となる。
【0014】さらに、請求項1に記載した本発明の車両
用計器によれば、導光板収容部材の開放部から導光板を
内部に収容することで、導光板の表裏両面と、導光板の
周端面で光が入射される周端面箇所を除く周端面部分の
うち少なくとも一部に、光反射部材、裏面用光反射部
材、及び、周端面用光反射部材がそれぞれ配設された状
態となるので、導光板の各面への対応する各光反射部材
の配設を容易に行えるようにすることが可能となると共
に、周端面用光反射部材が配設される導光板の周端面部
分から導光板の外方への光の出射、漏光を防いで、導光
板内で導かれる光の減衰をさらに一層確実に防ぐことが
可能となる。
【0015】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器によれば、導光板の内部で導かれた光が、導光板の
光が入射される周端面箇所を除く周端面部分に達した際
に、この周端面部分に形成された周端面用光反射部材に
より、導光板の内部に向けて反射されるため、導光板の
光が入射される周端面箇所を除く周端面部分の全体にお
いて、被照明部材の照明のために文字板側に出射させる
必要がある光の光路以外の光が導光板の外方に出射して
漏れるのを防ぎ、導光板内で導かれる光の減衰の防止の
確実性をより一層高めることが可能となる。
【0016】尚、請求項2に記載した本発明の車両用
器では、導光板収容部材が、導光板の光が入射される周
端面箇所を除く周端面部分の全体に亘って、周端面用光
反射部材により光反射部材と裏面用光反射部材とが連絡
された形状となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用計器の実施
形態を図面に基づいて説明する。
【0018】まず、図1及び図2を参照して本発明の第
1実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に
係る車両用計器の断面図で、図1中引用符号1で示す本
実施形態の車両用計器は、文字板3と、この文字板3の
背後に配設され文字板3用の照明光を光源5から導く導
光板7と、この導光板7の内部で導かれる前記光源5か
らの照明光が導光板7の外方に出射するのを防ぎ内部に
反射させる光反射層9とを備えている。
【0019】前記文字板3は、透明な基板3aの表面を
白色透光層3bで覆った後、この白色透光層3bの上
を、目盛や記号等の表示部3d(被照明部材に相当)に
対応する意匠抜きのスリット3eが形成された黒色不透
過層3cで覆って形成されている。前記導光板7は、例
えば透明な合成樹脂等の透光性を有する部材により前記
文字板3と略同一の外形で形成されており、導光板7の
表面7aが文字板3で基板3aの裏面に対向するように
配設されており、図1に示し、且つ、図2に正面図で示
すように、導光板7の上方に、例えば蛍光管等からなる
前記光源5が配置されている。
【0020】尚、図1中引用符号7bは導光板7の裏
面、図1及び図2中引用符号7cは導光板7の上端面
(導光板の光が入射される周端面箇所に相当)、図2中
引用符号7d,7dは導光板7の側端面、7eは導光板
7の下端面をそれぞれ示す。また、本実施形態では、基
板3aの裏面が文字板3の裏面に相当し、導光板7の上
端面7c、側端面7d,7d、及び、下端面7eで、請
求項中の導光板の周端面が構成され、このうち、側端面
7d,7dと下端面7eが、請求項中の導光板の光が入
射される周端面箇所を除く記周端面部分に相当してい
る。
【0021】前記光反射層9は、図1に示すように、前
記導光板7の表面7a上を覆う表層部9a(光反射部材
に相当)と、導光板7の裏面7b上を覆う裏層部9b
(裏面用光反射部材に相当)と、図2に示すように、導
光板7の各側端面7d,7d上を覆う側層部9d,9d
と、導光板7の下端面7e上を覆う下層部9eとで構成
され、本実施形態では、前記各層部9a,9b,9d,
9eの、導光板7の対応する面7a,7b,7d,7e
に貼着等により当て付けられる面が、例えば、光の全反
射を可能とする鏡面加工した、比較的薄肉の合成樹脂材
等でそれぞれ形成されており、導光板7の表面7a上を
覆う表層部9aに、前記文字板3の基板3aの裏面が当
て付けられている。
【0022】そして、前記光反射層9の表層部9aで、
前記文字板3の表示部3dに臨む導光板7の表面7a箇
所(被照明部材が臨む文字板の表面箇所に対応する導光
板の表面箇所に相当)に対応する表層部9a箇所には、
導光板7から文字板3側への光の透過を可能とするスリ
ット9cが形成され、前記側層部9d,9d及び下層部
9eにより請求項中の周端面用光反射部材が構成されて
いる。
【0023】次に、上述のように構成された第1実施形
態の車両用計器1の、特に、光源5からの光で文字板3
の表示部3dが透過照明される際の作用について説明す
る。
【0024】光源5が点灯してその外周から光が出射さ
れると、この光源5の下方に位置する導光板7の上端面
7cからその内部に光が入射し、この光は、導光板7の
表面7aや裏面7b、両側端面7d,7d、並びに、下
端面7eに直接、或は、他の面で反射されて間接的に達
する。そして、導光板7の裏面7b、両側端面7d,7
d、並びに、下端面7eに達した光は、それぞれの面を
覆う光反射層9の裏層部9b、側層部9d,9d、並び
に、下層部9eの鏡面加工された面において、導光板7
の内部に向けて全反射される。
【0025】また、導光板7の表面7aで文字板3の表
示部3dに臨む箇所を除く表面7a部分に達した光源5
からの光は、この表面7a部分を覆う光反射層9の表層
部9aの鏡面加工された面において、導光板7の内部に
向けて全反射される。一方、導光板7の表面7aで文字
板3の表示部3dに臨む表面7a箇所に達した光源5か
らの光は、この表面7a箇所に対応する光反射層9の表
層部9aに形成されたスリット9cを通って導光板7の
外方に出射し、基板3aの裏面から表面に透過した後、
白色透光層3bに入射し、この白色透光層3bを透過し
て、さらに、黒色不透過層3cのスリット3eを通って
文字板3の前方に出射し、この光により表示部3dの透
過照明がなされる。
【0026】このように第1実施形態の車両用計器1に
よれば、文字板3の背後に配設した導光板7の上端面7
cから導光板7の内部に入射させた光源5の光を、導光
板7の表面7aや裏面7b、両側端面7d,7d、並び
に、下端面7eで反射させつつ、導光板7の内部で導
き、文字板3の表示部3dに臨む表面7a箇所から文字
板3側に出射させて、文字板3の基板3aと、黒色不透
過層3cのスリット3eと、白色透光層3bを透過させ
て、この表示部3dを透過照明するに当たり、この表示
部3dに臨む箇所を除く導光板7の表面7a部分に、こ
の表面7a部分に照射された光を導光板7の内部に向け
て反射させる光反射層9の表層部9aを形成する構成と
した。
【0027】このため、文字板3の表示部3dに臨む箇
所を除く導光板7の表面7a部分から光が文字板3側に
出射して、基板3aを透過して黒色不透過層3cに達
し、この黒色不透過層3cで反射されずに吸収される光
が発生して、導光板7内を導かれる光の光量が低下し、
表示部3dの透過照明に必要な光量が確保されなくなる
のを防止することができる。
【0028】また、文字板3の表示部3dに臨む箇所を
除く導光板7の表面7a部分に表層部9aを形成するこ
とで、この表面7a部分に光が照射される度に、上述し
た黒色不透過層3cへの照射による光量の低下が発生す
るのを防ぎ、これにより、表示部3dが文字板3上に複
数形成されている場合、光源5からの光が入射される上
端面7cから離れた導光板7箇所に達するほど光の光量
が低下して、表示部3dどうしで透過照明の光量がばら
ついてしまうのを防止することができる。
【0029】次に、図3及び図4を参照して本発明の第
2実施形態を説明する。図3は本発明の第2実施形態に
係る車両用計器の断面図で、図3中引用符号1Aで示す
本実施形態の車両用計器は、第1実施形態の車両用計器
1と同様の文字板3、光源5、並びに、導光板7と、こ
の導光板7が収容され、導光板7の内部で導かれる前記
光源5からの照明光が導光板7の外方に出射するのを防
ぎ内部に反射させる、第1実施形態の車両用計器1にお
ける光反射層9とは異なる導光板収容部材11とを備え
ている。
【0030】前記導光板収容部材11は、図4に斜視図
で示すように、例えば、比較的薄肉の合成樹脂材等によ
り形成され、前記導光板7が下端面7e側から挿入され
る挿入口11f(開放部に相当)を有している。そし
て、導光板収容部材11は、挿入口11fから導光板収
容部材11の内部に導光板7を挿入、収容した状態で、
導光板7の表面7a上を覆う表壁部11a(光反射部材
に相当)と、導光板7の裏面7b上を覆う裏壁部11b
(裏面用光反射部材に相当)と、導光板7の各側端面7
d,7d上を覆う側壁部11d,11dと、図3に示す
ように、導光板7の下端面7e上を覆う下壁部11eと
で構成され、本実施形態では、導光板7を収容した状態
で、この導光板7の各面7a,7b,7d,7eに当接
する各壁部11a,11b,11d,11eの内面が、
光の全反射を可能とするように鏡面加工されている。
【0031】このように構成された導光板収容部材11
は、内部に導光板7を挿入、収容した状態で、図3に示
すように、表壁部11aの外面が文字板3の基板3aの
裏面に当て付くように、導光板7と共に文字板3の背後
に配設され、この状態で、文字板3の表示部3dに臨む
導光板収容部材11の表壁部11a箇所には、導光板7
から文字板3側への光の透過を可能とするスリット11
cが形成され、前記側壁部11d,11d及び下壁部1
1eにより請求項中の周端面用光反射部材が構成されて
いる。
【0032】このように構成された第2実施形態の車両
用計器1Aでは、第1実施形態の車両用計器1と同様
に、光源5が点灯してその外周から出射された光が、導
光板収容部材11の挿入口11fを通して導光板7の上
端面7cからその内部に入射し、導光板7の裏面7b、
両側端面7d,7d、並びに、下端面7eに直接、或
は、他の面で反射されて間接的に達すると、導光板7の
それぞれの面を覆う導光板収容部材11の裏壁部11
b、側壁部11d,11d、並びに、下壁部11eの鏡
面加工された内面において、導光板7の内部に向けて全
反射される。
【0033】また、導光板7の上端面7cからその内部
に入射して、表面7aで文字板3の表示部3dに臨む箇
所を除く表面7a部分に達した光源5からの光は、この
表面7a部分を覆う導光板収容部材11の表壁部11a
の鏡面加工された面において、導光板7の内部に向けて
全反射される。一方、導光板7の表面7aで文字板3の
表示部3dに臨む表面7a箇所に達した光源5からの光
は、導光板7の表面7aから外方に出射し、さらに、こ
の表面7a箇所に対応する導光板収容部材11の表壁部
11aに形成されたスリット11cを通って、導光板収
容部材11の外方に出射し、基板3aの裏面から表面に
透過した後、白色透光層3bに入射し、この白色透光層
3bを透過して、さらに、黒色不透過層3cのスリット
3eを通って文字板3の前方に出射し、この光により表
示部3dの透過照明がなされる。
【0034】このように構成された第2実施形態の車両
用計器1Aによっても、第1実施形態の車両用計器1と
同様の効果を得ることができる。
【0035】そして、上述した第1実施形態の車両用計
器1では、文字板3の表示部3dに臨む箇所を除く導光
板7の表面7a部分を、光反射層9の表層部9aで覆う
だけでなく、導光板7の裏面7b、両側端面7d,7
d、並びに、下端面7eを、光反射層9の裏層部9b、
側層部9d,9d、並びに、下層部9eでそれぞれ覆
い、導光板7の前記各面7b,7d,7eに達した光
を、光反射層9の対応する各層部9b,9d,9eの鏡
面加工された面で、導光板7の内部に向けて反射させる
構成とした。
【0036】このため、光反射層9の表層部9aで覆わ
れている表面7aと、光源5からの光が入射される上端
面7c以外の導光板7の各面7b,7d,7eにおい
て、導光板7内を導かれる光が導光板7の外方に出射し
て漏れ、これにより、導光板7内での光の光量、ひいて
は、文字板3の表示部3dの透過照明の光量が低下する
のを、より一層確実に防止することができる
【0037】また、上述した第2実施形態の車両用計器
1Aでは、文字板3の表示部3dに臨む箇所を除く導光
板7の表面7a部分と、裏面7bの全体を、導光板収容
部材11の表壁部11aや裏壁部11bで覆うだけでな
く、導光板7の、両側端面7d,7dや下端面7eを、
導光板収容部材11の側壁部11d,11dや下壁部1
1eでそれぞれ覆い、導光板7の前記各面7d,7eに
達した光を、導光板収容部材11の対応する各壁部11
d,11eの鏡面加工された内面で、導光板7の内部に
向けて反射させる構成としたが、導光板7の前記各面7
d,7eのうち一方の面で光を内部に反射させるための
構成は省略してもよい。
【0038】即ち、導光板収容部材11の2つの側壁部
11dと下壁部11eの3つの壁部のうち、最大2つの
壁部を省略しても、残りの1つの壁部により、表壁部1
1aと裏壁部11bとを連絡して、導光板収容部材1
1,11dとしての一体的な構造を保つことができる。
しかも、表壁部11aと裏壁部11bとの連絡のためだ
けであると考えれば、これら両壁部11a,11bを連
絡する壁部は、導光板7の対応する側端面7dや下端面
7eの全体に亘ってではなく一部を覆う寸法であっても
よい。
【0039】
【0040】さらに、上述した第1及び第2実施形態の
車両用計器1,1Aでは、文字板3の透光可能な表示部
3dの透過照明を、この文字板3の背後に配設した導光
板7を介して光源5から導いた光により行う場合につい
て説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、光源か
らの光を導光板で導きその光反射面で反射させて、文字
板の通孔を通過させ、文字板の前方に配設され文字板の
通孔に臨む箇所に光入射面が形成された自発光式の指針
に導く車両用計器にも適用可能であることは言うまでも
なく、この場合、請求項中の被照明部材は指針となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両用計器によれば、文字板の背後に導光板を
配設して、該導光板の表面と前記文字板の裏面とを対面
させ、前記導光板の周端面から光を入射させて該導光板
の内部で導き、前記導光板の表面から出射されて前記文
字板の裏面に照射される光を該文字板の表面側に透過さ
せて、該光により、前記文字板の表面側に配置された被
照明部材を照明する車両用計器において、前記文字板の
裏面及び前記導光板の表面のいずれか一方の面のうち、
前記文字板の表面で少なくとも前記被照明部材が臨む表
面箇所に対応する箇所を除く前記一方の面部分に、前記
導光板の表面から出射される光を該導光板の内部に向け
て反射させる光反射部材を配設する構成とした。
【0042】このため、導光板の裏面で反射される光の
うち、文字板を裏面側から表面側に透過させて被照明部
材に導き照明に用いる必要のある光の光路を除く他の光
の光路が、文字板の裏面と導光板の表面とのいずれか一
方の面に形成された光反射部材により遮られ、導光板の
内部に向けて反射されるので、被照明部材の照明に用い
ない光路の光が導光板から出射されて文字板の照射の際
に吸収、減衰されるのを防ぎ、被照明部材の照明に必要
な光量の確保と、文字板の表面や裏面に沿った方向にお
ける被照明部材の位置の違いによる照明光量のばらつき
の発生の防止とを実現することができる。
【0043】かつ、請求項1に記載した本発明の車両用
計器によれば、前記光反射部材を前記導光板の表面に配
設し、該導光板の裏面に、該裏面から出射される光を前
記導光板の内部に向けて反射させる裏面用光反射部材を
配設する構成とした。
【0044】このため、導光板の内部で導かれた光が導
光板の裏面に達した際に、この裏面に形成された裏面用
光反射部材により、導光板の内部に向けて、即ち、導光
板の表面側に向けて反射されるため、導光板の裏面にお
いて、被照明部材の照明のために文字板側に出射させる
必要がある光の光路以外の光が導光板の外方に出射して
漏れるのを防ぎ、導光板内で導かれる光の減衰をより一
層確実に防ぐことができる。
【0045】加えて、請求項1に記載した本発明の車両
用計器によれば、前記導光板の周端面で前記光が入射さ
れる周端面箇所を除く前記周端面部分のうち少なくとも
一部に、前記光反射部材と前記裏面用光反射部材とを連
絡し、且つ、前記周端面部分のうち少なくとも一部から
出射される光を該導光板の内部に向けて反射させる周端
面用光反射部材を配設し、前記光反射部材、前記裏面用
光反射部材、及び、前記周端面用光反射部材を、前記導
光板が内部に収容される導光板収容部材により一体に形
成し、該導光板収容部材に前記導光板を収容した状態
で、該導光板の周端面のうち少なくとも前記光が入射さ
れる周端面箇所を前記導光板収容部材の外方に露出させ
る開放部を、前記導光板の出し入れ可能な寸法で前記導
光板収容部材に設ける構成とした。
【0046】このため、導光板収容部材の開放部から導
光板を内部に収容することで、導光板の表裏両面と、導
光板の周端面で光が入射される周端面箇所を除く周端面
部分のうち少なくとも一部に、光反射部材、裏面用光反
射部材、及び、周端面用光反射部材がそれぞれ配設され
た状態となるので、導光板の各面への対応する各光反射
部材の配設を容易に行えるようにすることが可能となる
と共に、周端面用光反射部材が配設される導光板の周端
面部分から導光板の外方への光の出射、漏光を防いで、
導光板内で導かれる光の減衰をさらに一層確実に防ぐこ
とができる。
【0047】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器によれば、前記導光板の周端面で前記光が入射され
る周端面箇所を除く前記周端面部分の全体に亘って、該
周端面部分から出射される光を該導光板の内部に向けて
反射させる構成とした。
【0048】このため、導光板の内部で導かれた光が、
導光板の光が入射される周端面箇所を除く周端面部分に
達した際に、この周端面部分に形成された周端面用光反
射部材により、導光板の内部に向けて反射されるため、
導光板の光が入射される周端面箇所を除く周端面部分の
全体において、被照明部材の照明のために文字板側に出
射させる必要がある光の光路以外の光が導光板の外方に
出射して漏れるのを防ぎ、導光板内で導かれる光の減衰
の防止の確実性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用計器の断面
図である。
【図2】図1に示す導光板の正面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る車両用計器の断面
図である。
【図4】図3に示す導光板収容部材の斜視図である。
【符号の説明】
3 文字板 3d 表示部(被照明部材) 7 導光板 7a 導光板表面 7b 導光板裏面 7c 導光板上端面(導光板の光が入射される周端面箇
所) 7d 導光板側端面(導光板の光が入射される周端面箇
所を除く記周端面部分) 7e 導光板下端面(導光板の光が入射される周端面箇
所を除く記周端面部分) 9a 光拡散板表層部(光反射部材) 9b 光拡散板裏層部(裏面用光反射部材) 9d 光拡散板側層部(周端面用光反射部材) 9e 光拡散板下層部(周端面用光反射部材) 11 導光板収容部材 11a 導光板収容部材表壁部(光反射部材) 11b 導光板収容部材裏壁部(裏面用光反射部材) 11d 導光板収容部材側壁部(周端面用光反射部材) 11e 導光板収容部材下壁部(周端面用光反射部材) 11f 導光板収容部材挿入口(開放部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/28 G01D 13/02 G01D 13/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板の背後に導光板を配設して、該導
    光板の表面と前記文字板の裏面とを対面させ、前記導光
    板の周端面から光を入射させて該導光板の内部で導き、
    前記導光板の表面から出射されて前記文字板の裏面に照
    射される光を該文字板の表面側に透過させて、該光によ
    り、前記文字板の表面側に配置された被照明部材を照明
    する車両用計器において、 前記文字板の裏面及び前記導光板の表面のいずれか一方
    の面のうち、前記文字板の表面で少なくとも前記被照明
    部材が臨む表面箇所に対応する箇所を除く前記一方の面
    部分に、前記導光板の表面から出射される光を該導光板
    の内部に向けて反射させる光反射部材を配設し、 前記光反射部材を前記導光板の表面に配設し、該導光板
    の裏面に、該裏面から出射される光を前記導光板の内部
    に向けて反射させる裏面用光反射部材を配設すると共
    に、 前記導光板の周端面で前記光が入射される周端面箇所を
    除く前記周端面部分のうち少なくとも一部に、前記光反
    射部材と前記裏面用光反射部材とを連絡し、且つ、前記
    周端面部分のうち少なくとも一部から出射される光を該
    導光板の内部に向けて反射させる周端面用光反射部材を
    配設し、 前記光反射部材、前記裏面用光反射部材、及び、前記周
    端面用光反射部材を、前記導光板が内部に収容される導
    光板収容部材により一体に形成し、 前記導光板収容部材に前記導光板を収容した状態で、該
    導光板の周端面のうち少なくとも前記光が入射される周
    端面箇所を前記導光板収容部材の外方に露出させる開放
    部を、前記導光板の出し入れ可能な寸法で前記導光板収
    容部材に設け た、 ことを特徴とする車両用計器。
  2. 【請求項2】 前記導光板の周端面で前記光が入射され
    る周端面箇所を除く前記周端面部分の全体に亘って、該
    周端面部分から出射される光を該導光板の内部に向けて
    反射させる周端面用光反射部材を配設した請求項1記載
    の車両用計器。
JP24610996A 1996-09-18 1996-09-18 車両用計器 Expired - Fee Related JP3296201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24610996A JP3296201B2 (ja) 1996-09-18 1996-09-18 車両用計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24610996A JP3296201B2 (ja) 1996-09-18 1996-09-18 車両用計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1090015A JPH1090015A (ja) 1998-04-10
JP3296201B2 true JP3296201B2 (ja) 2002-06-24

Family

ID=17143625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24610996A Expired - Fee Related JP3296201B2 (ja) 1996-09-18 1996-09-18 車両用計器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3296201B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4038884B2 (ja) * 1998-06-23 2008-01-30 カシオ計算機株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1090015A (ja) 1998-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100759194B1 (ko) 조명장치
JP2002013956A (ja) 指針式計器
JP4208316B2 (ja) メータ装置の照明構造
JP3296201B2 (ja) 車両用計器
JP5803570B2 (ja) 指針式表示装置
JPH07317889A (ja) ジグザグ式シフトレバーの照明装置
JP2003014503A (ja) 指針式計器
JP2002048604A (ja) 照明装置
JP3624876B2 (ja) 照明装置
JP2013101049A (ja) 車両用計器における液晶パネルの照明構造
JP2005156454A (ja) 指針照明装置
JP2001304921A (ja) 計 器
JP5280278B2 (ja) 導光体及び車両用表示装置
JPH07280596A (ja) 車両用表示装置
JP5338070B2 (ja) 計器装置
JP3862017B2 (ja) 照明装置
JP3016389B2 (ja) 指針式メータ装置
JP2959386B2 (ja) 計器照明装置
JPH0996551A (ja) 発光指針
JP4414680B2 (ja) ステアリングホイールの照明装置
JPS5812095Y2 (ja) 電気機器における照明装置
JP4228273B2 (ja) 照明装置
JP3252766B2 (ja) 表示装置
JP7152559B1 (ja) 電子機器
JP4350828B2 (ja) 面発光光源装置を用いた表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120412

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130412

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140412

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees