JP3296029B2 - コレット形のチャック装置 - Google Patents

コレット形のチャック装置

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征雄 大津
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主軸の先端に取付けら
れ、ワークをクランプするコレット形のチャック装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主軸の先端に取付けられ、ワーク
をクランプするチャック装置には、例えば、ワークを内
径からクランプするものとして、センタの中心孔に介挿
されたコレット形の把持機構を持つものがある。このも
のは、センタの後部に設けたピストンから主軸先端にま
で伸びたピストンロッドにより主軸の回転中心に位置し
た把持機構を作動させてワークをアンクランプする。
【0003】また、図2および図3に示すようなワーク
Wを外径よりクランプするカニ挟み式のチャック装置6
0がある。このものは、主軸2の先端でセンタ65の外
周に設けたシリンダハウジング7があり、このシリンダ
ハウジング7にボルト18で固定部61が着脱自在に固
定されている。この固定部61には突起68が形成され
た揺動レバー65が支持ピン66を支点に揺動自在に支
持されている。揺動レバー65にはローラ67が支持さ
れており、このローラ67がピストン8によって破線方
向に押圧される。
【0004】前記固定部61には図3に示すように支持
材69を介してホルダ70が半径方向に移動自在に支持
される。このホルダ70には前記揺動レバー65の突起
68が介挿される長穴71が形成され、また、ワークW
を外径よりクランプする把持爪75が固定されている。
そして、このホルダ70はバネ72により対抗したホル
ダ70どうしが常時接近される方向に付勢される。この
バネ72の付勢力によりワークWは把持爪75でクラン
プされる。また、アンクランプ時にはピストン8がロー
ラ67を押圧して揺動レバー65を支持ピン66を支点
に揺動させる。すると先端の突起68によりホルダ70
がバネ72の力に抗して半径方向外側に移動されるた
め、その先端の把持爪75はワークWをアンクランプす
る。
【0005】これらコレット形とカニ挟み式との2つ形
式のチャック装置を用いてそれぞれワークに応じて使い
分けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
方式、形状が異なるため1つの機械によりカニ挟み式の
チャック装置と併用してコレット形のチャック装置を使
用することは不可能であったため、それぞれのチャック
装置を取りつけた工作機械が必要となり、コスト高およ
び機械の設置スペース等無駄が多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するのにカニ挟み式チャック装置に対応したコレット形
のチャック装置を提供するためになされたものであり、
主軸に嵌着したセンタと、主軸の先端で前記センタの外
周に取り付けたシリンダハウジングと、前記シリンダハ
ウジング内に主軸回転軸線方向に摺動可能に嵌装し作動
流体によって主軸回転軸線方向に進退するピストンと、
前記センタの中心軸線方向中央部に穿設した内孔と、セ
ンタ外周から前記内孔に連なり前記ピストンと連動して
センタの中心軸線方向に移動する連動部材と、前記内孔
に嵌装され前記連動部材と連結しこの連動部材の移動に
より前記中心軸線方向に移動するドローバーと、このド
ローバーの移動によりワークをクランプ及びアンクラン
するコレットとを備えたものである。
【0008】
【作用】上記のように構成されたコレット形のチャック
装置は、シリンダハウジングに作動流体が供給される
と、ピストンが主軸の前方もしくは後方に移動される。
この時、ピストンとともに連動部材がセンタの中心軸線
方向に作動される。そして、この連動部材の作動により
把持機構が作動してコレットによりワークがクランプあ
るいはアンクランプされる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について、図面に基づき説明
する。図1において、1は主軸台本体で、この主軸台本
体1内に主軸2が回転可能に軸承されている。この主軸
2の先端にはセンタ3が主軸回転軸線と同心に嵌着され
ている。
【0010】前記センタ3の軸線方向中央部には先端の
ワークW側に大径の内孔4aおよび後方に小径の内孔4
bが形成されている。さらに、図中中央部分には前記内
孔4bに貫通し、軸線方向に伸びた長孔5が形成されて
いる。また、このセンタ3の先端部外周には後述するバ
ネ力調整ナット22が螺合する螺子溝6が形成されてい
る。
【0011】前記主軸2の先端にはシリンダハウジング
7が固設され、このシリンダハウジング7内にピストン
8が主軸回転軸線方向に摺動可能に嵌挿され、シリンダ
ハウジング7とピストン8とでシリンダ室9が形成され
ている。前記主軸2内には流体供給通路10が形成され
ており、この流体供給通路10の一端は前記シリンダ室
9に開口し、他端は主軸2の後方に設けられた図略のデ
ィストリビュータを介してエアーポンプに連通してい
る。
【0012】前記シリンダハウジング7の前面にはセン
タ3を挿通する支持部材16がボルト18により着脱可
能に固定されている。前記支持部材16は固定部20と
抜け止めナット21とバネ力調整ナット22とから構成
されている。固定部20は擂鉢状の形状をし、底部に当
たる図中ワークW側の内周部には螺子溝20aが形成さ
れている。抜け止めナット21は中心部にセンタ3が挿
通するようドーナツ状をし外周部に前記固定部20の螺
子溝20aと螺合する螺子溝21aが形成されている。
バネ力調整ナット22はセンタ3の外周に形成された螺
子溝6に螺合する螺子溝6aが内周に形成されてセンタ
3の先端部に螺合している。
【0013】前記センタ3の内孔4aにはワークWを把
持する把持機構40が介挿されている。この把持機構4
0は、先端部でワークWを把持するコレット41と前記
コレット41と係合してコレット41を開閉するドロー
バー42とからなる。コレット41の先端部内周にはテ
ーパ43が形成されており、前記センタ3の内孔4aに
嵌合している。
【0014】ドローバー42はコレット41内に介挿さ
れており、先端部には前記テーパ43と係合するテーパ
44が形成されている。ドローバー42の中央付近には
規制溝45が形成されており、センタ3の外周からコレ
ット41を貫通して前記規制溝45にピン47が挿入さ
れている。これによりドローバー42の前進端位置およ
び後進端位置が規制される。ドローバー42の後部には
内孔4b内に介挿された連動部材30である摺動部材5
0が結合されている。
【0015】連動部材30はセンタ3の中央付近外周に
設置した円盤状のレバー31と、センタ3の内孔4b内
に摺動自在に介挿し前記ドローバー42と結合した摺動
部材50および、前記レバー31と摺動部材50とを連
結する連結ピン32とからなる。前記レバー31と摺動
部材50は長孔5を介して前記連結ピン32が差し込ま
れている。
【0016】前記レバー31と支持部材16をなすバネ
力調整ナット22との間にはバネ55を介挿し、レバー
31を前記ピストン8にバネ力調整ナット22を抜け止
めナット21にとそれぞれ付勢する。前記構成のコレッ
ト形のチャック装置の作用について説明する。図1のよ
うにピストン8が後退端に位置した状態においては、バ
ネ55によりレバー55はピストン8に押圧されてい
る。これにより連結ピン32を介してセンタ3内の摺動
部材50も図中左側センタ3の後部に引張力が働き、摺
動部材50と結合されたドローバー42をセンタ3後部
に引っ張る。すると、ドローバー42の先端部に形成さ
れたテーパ44とコレット41の先端部内周に形成され
たテーパ43との係合作用によりコレット41が半径方
向に開口され、ワークWを内側よりクランプする。
【0017】流体供給通路10よりシリンダハウジング
7内に流体が供給されると、ピストン8が前方のワーク
W側に移動する。すると、レバー31がバネ55の付勢
力に抗して作動される。すると、このレバー31ととも
に連結ピン32がセンタ3の長孔5を通して摺動部材5
0をワークW側に移動させる。摺動部材50の移動によ
り、これと連結されたドローバー42が図中右側に移動
することでコレット41はワークWを解放(アンクラン
プ)する。このように、シリンダハウジング7内に流体
が供給されない状態では、ドローバー42及びコレット
41のそれぞれのテーパ44,43の係合作用によりワ
ークWがクランプされる。また、シリンダハウジング7
内に流体が供給された状態では、ドローバー42が図中
右側へ移動し、ドローバー42及びコレット41の係合
が解放され、ワークWがアンクランプされる。
【0018】レバー31とバネ力調整ナット22との間
に介挿されたバネ55の付勢力を調整するには、センタ
3に螺合したバネ力調整ナット22を右(左)方向に回
転させることによりレバー31との距離を変化させ、バ
ネ力を調整する。このバネ力調整ナット22は常時バネ
33によりワークW側に付勢されておりこのバネ力調整
ナット22の位置を抜け止めナット21が規制してお
り、抜け止めナット21は固定部20に螺合することに
より位置規制されている。
【0019】よって、バネ力調整ナット22およびバネ
力調整ナット22が螺合したセンタ3の抜け止めがなさ
れる。図2および図3に示された従来のカニ挟み式のチ
ャック装置から本発明のコレット式チャック装置(図
1)に変更する際の段取変えは、ボルト18を外して、
カニ挟み式のチャック装置60の固定部61をシリンダ
ハウジング7から取外す。そして、主軸2に嵌着された
センタ65を取外して、コレット形のチャック装置(図
1)に応じたセンタ3を主軸2に嵌着する。そして、ボ
ルト18によりコレット形のチャック装置の支持部材1
6(固定部20)をシリンダハウジング7に固定すると
いった簡単な作業によりクランプ方式のことなるワーク
Wに即座に対応することができる。
【0020】また、当然の事ながら、逆に本発明のコレ
ット式のチャック装置(図1)からカニ挟み式のチャッ
ク装置(図2,3)に取り替えることも容易に、かつ、
タイムロスなく行える。なお、本実施例における連動部
材30をリンク形式にしてセンタ3外周のピストン8の
作動を把持機構40に伝えるようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明のコレット形の
チャック装置は、主軸に嵌着したセンタと、主軸の先端
で前記センタの外周に取り付けたシリンダハウジング
と、前記シリンダハウジング内に主軸回転軸線方向に摺
動可能に嵌装し作動流体によって主軸回転軸線方向に進
退するピストンと、前記センタの中心軸線方向中央部に
穿設した内孔と、センタ外周から前記内孔に連なり前記
ピストンと連動してセンタの中心軸線方向に移動する連
動部材と、前記内孔に嵌装され前記連動部材と連結し
の連動部材の移動により前記中心軸線方向に移動するド
ローバーと、このドローバーの移動によりワークをクラ
ンプ及びアンクランプするコレットとを備えた構成をし
たものであるため、カニ挟み式のチャック装置の取り付
けられた機械に対応してコレット形のチャック装置を取
り付けることができ、かつ、容易に、タイムロスなくカ
ニ挟み式とコレット形との段取替えを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるコレット形のチャック装
置の縦断面図である。
【図2】従来のカニ挟み式のチャック装置の縦断面図で
ある。
【図3】従来のカニ挟み式のチャック装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 主軸台本体 2 主軸 3 センタ 5 長孔 4a,4b 内孔 7 シリンダハウジング 8 ピストン 16 支持部材 30 連動部材 40 把持機構 41 コレット 42 ドローバー 55 バネ W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 31/10 B23B 31/20 B23B 31/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸に嵌着したセンタと、 主軸の先端で前記センタの外周に取り付けたシリンダハ
    ウジングと、 前記シリンダハウジング内に主軸回転軸線方向に摺動可
    能に嵌装し作動流体によって主軸回転軸線方向に進退す
    るピストンと、 前記センタの中心軸線方向中央部に穿設した内孔と、 センタ外周から前記内孔に連なり前記ピストンと連動し
    てセンタの中心軸線方向に移動する連動部材と、 前記内孔に嵌装され前記連動部材と連結しこの連動部材
    の移動により前記中心軸線方向に移動するドローバー
    と、 このドローバーの移動 によりワークをクランプ及びアン
    クランプするコレットと を備えたことを特徴とするコレット形のチャック装置。
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