JP3295681B2 - 配管漏洩位置特定方法における漏洩位置表示方法 - Google Patents
配管漏洩位置特定方法における漏洩位置表示方法Info
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Description
法における漏洩位置表示方法に関する。
よって穴が空き、管内の輸送対象物が漏洩してしまうこ
とがある。このような場合、漏洩位置を精度よく特定
し、その漏洩位置だけを掘り起こして修理するのが望ま
しい。
として音波式の配管漏洩位置特定方法が知られている。
たとえば、特開平5−87669号公報に開示された配
管漏洩検査方法は、水、油等を輸送する配管における漏
洩位置を特定する方法であり、この方法は、配管上の2
点で音圧を検出し、この2点で得た音圧の信号を相互相
関法にて処理することによって2点に漏洩音波が伝わる
までの伝搬時間の差を求め、この伝搬時間の差に基づい
て漏洩位置を特定する方法である。
任意の2点(点Aと点B)にマイク2およびマイク3を
取り付け、このマイク2、3によって点Cの漏洩位置か
らの漏洩音波を測定する。そして、マイク2で得た音波
信号とマイク3で得た音波信号とを相互相関法にて処理
することによって2点に漏洩音波が伝わるまでの伝搬時
間の差を求め、この伝搬時間の差に基づいて漏洩位置で
ある点Cを特定することができる。
式の配管漏洩位置特定方法では配管に取り付けた2つの
マイクから漏洩位置までの距離がわかるようになってい
るため、配管に対するマイクの取付位置によっては漏洩
位置を正確に特定することができない場合があった。こ
の点について、以下に詳しく説明する。
いて説明する図である。
ズ4や5で管が分岐して立ち上がり各需要家にガスを供
給している。分岐チーズ4や5で立ち上がった支配管は
土中に埋設されず地上に出ているので、腐食してしまう
ことはないしマイクの取り付けが容易であるため、分岐
チーズ4で分岐して立ち上がった部分と分岐チーズ5で
分岐して立ち上がった部分にマイク7、8を取り付ける
ことにより、配管6のうち分岐チーズ4と分岐チーズ5
との間の部分について漏洩位置の特定を行うことができ
る。
上がった部分にマイクを取り付けると、マイクから漏洩
位置までの距離がわかるが、正確に漏洩位置を特定する
ことができない。これは、分岐チーズから先の配管が立
ち上がった部分には管に可撓性を持たせてあって複雑な
構成になっており、マイクから分岐チーズまでの距離が
正確にわからず、配管漏洩位置特定方法で得られるのは
マイクから漏洩位置までの距離であるため、分岐チーズ
から漏洩位置までの距離が正確に特定できないからであ
る。
ので、マイクの取り付けが容易なように分岐チーズから
先の配管が立ち上がった部分にマイクを取り付けた場合
であっても、正確に配管の漏洩位置を特定することがで
きる配管漏洩位置特定方法における漏洩位置表示方法を
提供することを目的とする。
成するために、配管の両端の分岐チーズで分岐して立ち
上がった支配管のそれぞれに音波検出手段を取り付けて
該2つの音波検出手段で検出した漏洩音波の伝搬時間差
に基づいて前記配管の漏洩位置を特定する配管漏洩位置
特定方法における漏洩位置表示方法において、前記配管
の前記分岐チーズよりも外側から音波を出力し、該音波
を前記2つの音波検出手段で検出することによって前記
2つの音波検出手段と前記2つの分岐チーズとの位置関
係を求め、該位置関係に基づいて前記2つの分岐チーズ
と前記漏洩位置との位置関係を求めて表示する。
する。
法における漏洩位置表示方法の一実施の形態について説
明する図である。
より上流側にスピーカ9を設け、分岐チーズ5より下流
側にスピーカ10を設ける。
力する。マイク7、8ではこのスピーカ9からの白色音
を測定し、マイク7で得た音波信号とマイク8で得た音
波信号とを相互相関法にて処理する。このようにするこ
とによって、スピーカ9からの白色音がマイク7に到達
するまでの時間とマイク8に到達するまでの時間との伝
搬時間の差を求めることができる。この伝搬時間の差
は、スピーカ9からの白色音が、分岐チーズ4からマイ
ク7に到達する時間と分岐チーズ4からマイク8に到達
するまでの時間との差であるので、マイク7からマイク
8までの区間における分岐チーズ4の相対的な位置を求
めることができる。
出力する。マイク7、8ではこのスピーカ9からの白色
音を測定し、マイク7で得た音波信号とマイク8で得た
音波信号とを相互相関法にて処理する。このようにする
ことによって、スピーカ10からの白色音がマイク7に
到達するまでの時間とマイク8に到達するまでの時間と
の伝搬時間の差を求めることができる。この伝搬時間の
差は、スピーカ10からの白色音が、分岐チーズ5から
マイク7に到達する時間と分岐チーズ5からマイク8に
到達するまでの時間との差であるので、マイク7からマ
イク8までの区間における分岐チーズ5の相対的な位置
を求めることができる。
ク7からマイク8までの区間における漏洩位置の相対的
な位置を得ることができる。そこで、このマイク7から
マイク8までの区間における漏洩位置の相対的な位置
と、先に求めたマイク7からマイク8までの区間におけ
る分岐チーズ4の相対的な位置およびマイク7からマイ
ク8までの区間における分岐チーズ5の相対的な位置と
を組み合わせると、分岐チーズ4から分岐チーズ5まで
の区間における漏洩位置の相対的な位置を特定すること
ができる。分岐チーズ4および5の位置は予めわかって
おり、分岐チーズ4から分岐チーズ5までの距離もわか
るので、分岐チーズ4から分岐チーズ5までの区間にお
ける漏洩位置の相対的な位置がわかれば、漏洩位置を特
定することができ、分岐チーズ4や5から漏洩位置まで
の距離を表示することができる。
マイクの取り付けが容易なように分岐チーズから先の配
管が立ち上がった部分にマイクを取り付けた場合であっ
ても、正確に配管の漏洩位置を特定することができる配
管漏洩位置特定方法における漏洩位置表示方法を提供す
ることができる。
洩位置表示方法の一実施の形態について説明する図であ
る。
る。
る図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 配管の両端の分岐チーズで分岐して立ち
上がった支配管のそれぞれに音波検出手段を取り付けて
該2つの音波検出手段で検出した漏洩音波の伝搬時間差
に基づいて前記配管の漏洩位置を特定する配管漏洩位置
特定方法における漏洩位置表示方法において、 前記配管の前記分岐チーズよりも外側から音波を出力
し、該音波を前記2つの音波検出手段で検出することに
よって前記2つの音波検出手段と前記2つの分岐チーズ
との位置関係を求め、該位置関係に基づいて前記2つの
分岐チーズと前記漏洩位置との位置関係を求めて表示す
ることを特徴とする配管漏洩位置特定方法における漏洩
位置表示方法。 - 【請求項2】 前記配管の前記分岐チーズよりも外側か
ら出力する音波が白色音であることを特徴とする請求項
1に記載のを出力し配管漏洩位置特定方法における漏洩
位置表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34182296A JP3295681B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 配管漏洩位置特定方法における漏洩位置表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34182296A JP3295681B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 配管漏洩位置特定方法における漏洩位置表示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10185743A JPH10185743A (ja) | 1998-07-14 |
JP3295681B2 true JP3295681B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=18349029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34182296A Expired - Lifetime JP3295681B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 配管漏洩位置特定方法における漏洩位置表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3295681B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100574169B1 (ko) | 2005-10-06 | 2006-04-27 | 주식회사 남원건설엔지니어링 | 하수관로 균열감시장치 |
JP6375948B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2018-08-22 | 日本電気株式会社 | 欠陥分析装置、欠陥分析方法及びプログラム |
JP7169577B2 (ja) * | 2018-02-28 | 2022-11-11 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 漏洩検知方法及び漏洩検知装置 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP34182296A patent/JP3295681B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10185743A (ja) | 1998-07-14 |
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