JP3032185B2 - 配管の漏洩検知システム - Google Patents

配管の漏洩検知システム

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JP3032185B2
JP3032185B2 JP10156419A JP15641998A JP3032185B2 JP 3032185 B2 JP3032185 B2 JP 3032185B2 JP 10156419 A JP10156419 A JP 10156419A JP 15641998 A JP15641998 A JP 15641998A JP 3032185 B2 JP3032185 B2 JP 3032185B2
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博 竹田
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Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配管の漏洩検知シス
テムに係り、上水道網における漏水検知やガス管のガス
漏れ位置の検出したり、あるいは化学プラントにおける
各種配管の漏洩位置を検出するのに好適な配管の漏洩検
知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上水道管、ガス配管、送油管、あるいは
化学プラントの流体配管網における漏洩個所を早期に判
定し、漏洩の継続を防止することは資源の有効活用をな
す上で極めて重要である。このため、従来から各種の漏
洩検査が行なわれている。例えば、上水道網における漏
水検査では、一般的な方法として音聴法が用いられ、作
業者が音聴棒を水道配管のバルブ部分に直接当てて配管
から出る音を聴取して漏水の有無を検出し、あるいは水
道配管に沿って地面に振動センサを置き、水道配管から
の伝達される振動音に基づいて漏水の有無を検出してい
る。
【0003】ところが、上記のような音聴法では、車両
の通行等による振動などが測定に影響を与えるために夜
間作業となり、しかも作業者が歩行移動により測定する
ために検査距離は極めて短くなってしまう欠点があっ
た。また、音の聴取には熟練を要するため、漏水検知に
従事する作業者が少ないという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような観点から、
配管内部にマイクを挿入して配管に沿って移動させなが
ら検出する方法(特開昭50−118554号公報、特
開昭56−160500号公報)や、配管流量をオリフ
ィスで絞り込みながら差圧を検出し、漏水量を検出する
方法などが提案されている。この方法は水道管網のみな
らず各種の流体配管の漏洩個所を検出するのに利用する
ことができる。
【0005】しかし、上記従来のいずれの方法でも、実
際の測定に際して、配管から内部流体の抜き取りや、流
路遮断などの操作が必要であり、通流状態を維持しなが
ら正確に漏洩箇所を検出することはできないものであっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に着目し、作
業者の移動を伴うことなく、また配管の流路遮断等の付
帯的な操作を必要とすることなく、いつでも定期的に漏
洩を精度よく検出することができるようにした配管の漏
洩検知システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る配管の漏洩検知システムは、配管経路
に内部流体の漏洩を検知するための波動センサを間隔を
おいて設置し、当該波動センサの漏洩音に対応した検出
信号を通信回線を介してセンタコントローラに送出可能
に接続してなり、当該センタコントローラにて検知対象
区間の両端に位置する前記波動センサからの検出信号を
個別に収集し、前記検出信号を複数の周波数帯域にろ波
するとともに、前記各波動センサの前記検出信号間にお
ける同一周波数帯域毎の相関係数を演算し、設定された
閾値を超えた相関係数の高い周波数帯域を求め、前記各
波動センサの前記検出信号毎に前記相関係数の高い周波
数帯域の波形を合成して合成波形を形成し、当該合成波
形の継続性の有無に基づいて漏洩検知をなし、前記セン
タコントローラにて検知対象区間を更新しつつ配管にお
ける漏洩の有無を検知可能とした。この場合において、
前記センタコントローラは、前記各波動センサごとに設
けられた周波数分析回路と、当該周波数分析回路から出
力された前記各波動センサの前記検出信号間における同
一周波数帯域毎の相関係数を演算する相関計算回路と、
設定された閾値を超えた相関係数の高い周波数帯域を求
め前記各波動センサの前記検出信号毎に前記相関係数の
高い周波数帯域の波形を合成して合成波形を形成する
形合成手段とを有し、合成波形の継続性の有無、合成波
形の強度、帯域波形加算数から漏洩の有無を判定可能に
構成すればよい。
【0008】また、前記配管は上水道網の送水管または
配水管であって、当該送水管または配水管に取り付けら
れたセンサから検知対象区間の漏水を検知するように
し、あるいは、前記配管はガス管であって、当該ガス管
に取り付けられたセンサから検知対象区間のガス漏れを
検知するようにし、更には前記配管はプラントの配管で
あって、当該プラント配管に取り付けられたセンサから
の検知対象区間の流体の漏れを検知するようにできる。
前記センサは内部流体の波動信号を検出するセンサと
し、また、配管波動を検出するセンサとして構成すれば
よい。
【0009】より具体的には、上水道網の送水管または
配水管の各々に漏水を検知するための水中マイクを間隔
をおいて設置し、当該水中マイクの漏洩音に対応した
出信号を通信回線を介してセンタコントローラに送出可
能に接続してなり、当該センタコントローラは、前記各
水中マイクごとに設けられた周波数分析回路と、当該周
波数分析回路から出力された前記各水中マイクの前記検
出信号間における同一周波数帯域毎の相関係数を演算す
相関計算回路と、設定された閾値を超えた相関係数の
高い周波数帯域を求め前記各水中マイクの前記検出信号
毎に前記相関係数の高い周波数帯域の波形を合成して合
成波形を形成する波形合成手段とを有し、合成波形の継
続性の有無、合成波形の強度、帯域波形加算数から漏水
の有無を判定可能とし、かかる前記センタコントローラ
にて検知対象区間の両端に位置する水中マイクからの検
出信号を個別に収集し、前記検出信号を複数の周波数
域にろ波するとともに、前記各水中マイクの前記検出信
号間における同一周波数帯域毎の相関係数を演算し、設
定された閾値を超えた相関係数の高い周波数帯域を求
め、前記各水中マイクの前記検出信号毎に前記相関係数
の高い周波数帯域の波形を合成して合成波形を形成し、
当該合成波形の継続性の有無に基づいて漏洩検知をな
し、前記センタコントローラにて検知対象区間を更新し
つつ上水道網における漏水の有無の検知を可能に構成す
ればよい。
【0010】
【作用】上記構成によれば、検知区間の両端に予め内部
流体あるいは配管を伝播する波動を検知するセンサ、例
えば水中マイクを設置しておき、漏洩検査が必要なとき
にコントロールセンタ側から検出開始指令を出力するだ
けで、簡単に配管の漏洩の有無や漏洩個所を検出するこ
とができる。これには作業時間の限定がなく、何時でも
必要なときに検査することができ、車両などの騒音があ
る場合でも漏洩の有無を確実に検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る配管の漏洩
検知システムを上水道網の漏水検知に適用した具体的実
施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1
は実施形態に係る上水道網の漏水検知システムの構成を
示す構成図である。この図に示しているように、当該漏
水検知システムは、中央集中制御方式を採用しており、
監視区域内の上水道網の配水管10に、漏水を検知する
ための水中マイク12を含む検知ユニット14を約1k
m程度の間隔をおいて設置し、当該検知ユニット14の
検出信号を公衆電話回線16を介してセンタコントロー
ラ18に送出可能にしている。
【0012】検知ユニット14は、配水管10に適宜間
隔をおいて設けたT字管20に装着された水中マイク1
2を有するとともに、マイク12で検出した音を増幅す
る増幅器22、並びにこの増幅信号を公衆回線16を通
じて前記センタコントローラ18に送出するモデム24
とから構成されている。したがって、前記水中マイク1
2により、配水管10内の水を伝播する音が検出され、
センタコントローラ18に収集され、記憶保持される。
前記検知ユニット14は配水管10において約1km毎
に設置され、これによって形成される一対のユニット1
4間の区間が検知区間とされる。センタコントローラ1
8は後述するように漏水箇所の演算処理をなすが、これ
と同時に監視区域の上水道配管網や漏水検知区間の表
示、漏水量の演算結果などを検知システム表示装置2
6、あるいはビデオプロジェクター28に表示するもの
となっている。
【0013】センタコントローラ18における漏水検知
処理は、図2に示すように、相関分類型フィルタ30を
用い、検出した音を検知区域に仮設定した音源位置(n
1、n2、n3、……)にて周波数帯域に分別した後、相
関係数がほぼ一致する波形を波形合成手段32にて合成
し、この合成波形によって漏水の有無を診断するように
なっている。この原理は次のようなものである。
【0014】ある漏水検知区間内において、その区間の
両端に位置する一対の水中マイク12により水中伝達音
を検出する。一方の水中マイク12Aの設置点を基準点
A、他方の水中マイク12Bの設置点を対照点B、漏水
点をPとすると、基準点Aにて検出した漏水点Pにおけ
る漏水音と、対照点Bにて検出した漏水点Pにおける漏
水音は同一か極めて類似した波形を有しているが、Pか
らAまたはBまでの距離が異なるため、伝播時間差が生
じる。この伝播時間差を知ることによって、基準点Aか
ら漏水点Pまでの距離laは、次式により求めることが
できる。
【0015】
【数1】
【0016】但し、LはA点とB点間の距離であり、τ
mは漏水音伝播時間差、Cは漏水音伝播速度である。し
たがって、漏水音伝播時間差が判明すれば漏水点Pの位
置を特定することができる。
【0017】ところで、水中マイク12(12A、12
B)は複数の音源からの信号を同時に検出し、検出音は
多周波数域にわたる合成された音として捉えられる。し
たがって、複数の音源S1、S2が存在した場合に、こ
れから発せられる信号を前記複数のマイク12にて検出
した後、検出合成音の信号から各音源S1、S2にて発
せられる信号に復元することで、特定位置にある音源か
ら発せられている音の波形を再生することができる。こ
のため、本実施形態では相関分類型フィルタ30を用い
るようにしている。この具体的内容を図3を参照して説
明する。
【0018】音源S1から出る音をバンドパスフィルタ
にかけて周波数別に出力したときに、周波数f1、f2、
f3の信号があり、音源S2では周波数f4、f5の信号
が発せられている場合、音源S1に近いマイク12Aと
音源S2に近いマイク12Bで検出される音は、両音源
S1、S2の音が混在した状態で検出される。マイク1
2A、12Bおよび音源S1、S2の位置が固定である
とき、マイク12Aで検出される同一の音源からの音は
周波数に拘らず、伝播時間差が等しい。したがって、周
波数毎に検出される音の波形の相関を計算し、その相関
のピーク値の時間差が等しい場合には同一の音源から発
せられている音であると判別でき、これを抽出すること
により、音源S1、S2の各々から出る音を再現するこ
とができるのである。
【0019】そこで図4に示すように、マイク12A、
12Bから検出されて公衆回線16により送出された信
号は、センタコントローラ18に設けられた相関分類型
フィルタ30に入力させるようにする。このフィルタ3
0では、各マイク12A、12Bに対応した周波数分析
回路34A、34Bを通し、周波数弁別された信号は相
関計算回路36および演算回路38に出力され、各周波
数帯域毎に周波数分析回路34A、34Bの出力間の相
互関係が計算される。そして、遅れ時間設定回路40に
よって設定された遅れ時間の下限値と上限値に基づき、
演算回路38によってその設定された遅れ時間の変化に
基づく周波数帯域のレベルの時間変化波形が出力され
る。図5が帯域フィルタ通過波形の相互相関係数のグラ
フであり、周波数が300〜1300Hzを10帯域に
分けたものである。
【0020】そして、図5のような出力データに対し、
相関係数にある一定の閾値を設定し、例えば0.4以上
の場合に波形合成手段32に出力して合成波形を得る
と、図2に示すような合成波形が得られる。これを漏水
診断装置42に出力し、ここで漏水の有無を判定出力す
るようにしている。
【0021】このような処理は、配水管の検知区間をn
等分し、漏水診断を仮に設定した音源位置n1、n2、n
3、……ごとに行われる。合成波形からの漏水判断は、
合成信号が継続して行われていること、合成波形の振幅
から得た強度(図6(1))や合成波形に至るまでの周
波数の加算数(図6(2))を導いて判断するようにす
ればよい。これによって簡便に漏水の有無、その位置の
判別、振幅から漏水量の推定が可能であり、センタコン
トローラ18にて、その演算処理を行って表示手段に表
示させるようにすればよい。一対の水中マイク12A、
12B間の検知区間の漏水検査が終了したのちは、検知
区間を更新し、上水道間網の全てにわたって同様に処理
する。
【0022】上述のような実施形態では、上水道網の送
水管または配水管の各々に漏水を検知するための水中マ
イク12を間隔をおいて設置し、当該水中マイク12の
検出信号を公衆電話回線16を介してセンタコントロー
ラ18に送出可能に接続してなり、前記センタコントロ
ーラ18は検知対象区間の両端に位置する水中マイク1
2A、12Bからの検出音を前記公衆電話回線16を介
して入力することにより周波数別に相関係数の高いもの
の波形合成信号から前記検知対象区間の特定位置の漏水
の有無を判別する手段を設け、前記センタコントローラ
18にて検知対象区間を更新しつつ上水道網における漏
水の有無の検知を可能としたので、検出音の周波数単位
への分離と、相関係数を利用した合成処理により、音源
からの波形を特定することができ、漏水の有無を確実に
判別することができるとともに、必要な時に何時でも自
由に漏水検査をすることができるという優れた効果が得
られる。
【0023】上記実施形態では上水道網の検知を水中マ
イクを用いて行なう方法について説明したが、上記水中
マイクに代えて加速度ピックアップをセンサとして用
い、これを外部に露出している管壁面あるいは露出して
いる枝管に取り付け、管内音が振動となって管壁に伝わ
ることを利用するようにしてもよい。すなわち、漏水に
起因する音やこの音によってもたらせられる振動、ある
いは漏水によって圧力の変化が生じてこれが負圧力波の
伝播が生じるので、これらを波動信号として検出できる
センサにより、実施形態と同一の手法で漏洩個所を検出
することができる。また、センタコントローラ18への
検出信号の伝達は公衆電話回線16を用いるようにして
いるが、専用回線あるいは無線による通信回線を利用す
ることもできるのはもちろんである。
【0024】本発明は、上水道網の漏水検査に適用でき
るだけでなく、ガス配管網でのガス漏れ検知や化学プラ
ントなどにおける一般流体配管での漏洩検知にも適用す
ることが可能である。例えば、ガス漏れ検知に適用する
場合、ガスの通流音を検出するマイクを間隔をおいて管
内に差し込み、ガス流の音を検出するようにすればよ
い。ガス漏れの音には、超音波領域の高周波音も含まれ
るので、加速度ピックアップの他、AEセンサを利用で
きる。これは配管の露出部の管壁上あるいは露出してい
る枝間を取り付け位置とすればよい。
【0025】化学プラントなどにおける輸送流体の漏れ
を検知するには、圧力監視による方法として圧力計をセ
ンサとして用いて内部流体漏洩による負圧力波の伝播を
捉えて、漏水検知の実施形態で示した処理を行なって漏
洩個所を特定することができる。また、音響監視による
方法も当然可能であり、漏洩音として内部流体の波動を
検出する場合にはマイクをパイプラインの内部に差し込
むようにすればよく、パイプラインは地表に設置されて
いるので、場合によっては管の周囲に配置して管壁を通
じて外部に漏れ出る音を検出するようにしてもよい。ま
た、上記ガス漏洩検知の場合と同様に、加速度ピックア
ップの他、AEセンサを利用してパイプラインの壁面上
の振動を検出することができる。上記いずれの場合にも
検出に当たってのアルゴリズムは漏水検査の場合と同様
である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配管経路に内部流体の漏洩を検知するための波動センサ
を間隔をおいて設置し、当該波動センサの漏洩音に対応
した検出信号を通信回線を介してセンタコントローラに
送出可能に接続してなり、当該センタコントローラにて
検知対象区間の両端に位置する前記波動センサからの検
出信号を個別に収集し、前記検出信号を複数の周波数
域にろ波するとともに、前記各波動センサの前記検出信
号間における同一周波数帯域毎の相関係数を演算し、設
定された閾値を超えた相関係数の高い周波数帯域を求
め、前記各波動センサの前記検出信号毎に前記相関係数
の高い周波数帯域の波形を合成して合成波形を形成し、
当該合成波形の継続性の有無に基づいて漏洩検知をな
し、前記センタコントローラにて検知対象区間を更新し
つつ配管における漏洩の有無を検知可能にしたので、漏
洩箇所の検出のために作業者の移動を伴うことなく、ま
た配管の流路遮断等の付帯的な操作を必要とすることな
く、いつでも定期的に漏洩を精度良く検出することがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る漏水検査システムの全体構成の
説明図である。
【図2】同漏水検査システムの検査状態の説明図であ
る。
【図3】相関分類型フィルタの説明図である。
【図4】同フィルタの具体的構成図である。
【図5】周波数帯域別の遅れ時間に対する相関係数の出
力グラフである。
【図6】漏水検査システムの漏水検査結果の出力図であ
る。
【符号の説明】
10 配水管 12(12A、12B) 水中マイク 14 検知ユニット 16 公衆電話回線 18 センタコントローラ 20 T字管 22 増幅器 24 モデム 26 検知システム表示装置 28 ビデオプロジェクター 30 相関分類型フィルタ 32 波形合成手段 34A、34B 周波数分析回路 36 相関計算回路 38 演算回路 40 遅れ時間設定回路 42 漏水診断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管経路に内部流体の漏洩を検知するた
    めの波動センサを間隔をおいて設置し、当該波動センサ
    漏洩音に対応した検出信号を通信回線を介してセンタ
    コントローラに送出可能に接続してなり、当該センタコ
    ントローラにて検知対象区間の両端に位置する前記波動
    センサからの検出信号を個別に収集し、前記検出信号を
    複数の周波数帯域にろ波するとともに、前記各波動セン
    サの前記検出信号間における同一周波数帯域毎の相関係
    数を演算し、設定された閾値を超えた相関係数の高い周
    波数帯域を求め、前記各波動センサの前記検出信号毎に
    前記相関係数の高い周波数帯域の波形を合成して合成波
    形を形成し、当該合成波形の継続性の有無に基づいて漏
    洩検知をなし、前記センタコントローラにて検知対象区
    間を更新しつつ配管における漏洩の有無を検知可能とし
    ことを特徴とする配管の漏洩検知システム。
  2. 【請求項2】 前記センタコントローラは、前記各波動
    センサごとに設けられた周波数分析回路と、当該周波数
    分析回路から出力された前記各波動センサの前記検出信
    号間における同一周波数帯域毎の相関係数を演算する
    関計算回路と、設定された閾値を超えた相関係数の高い
    周波数帯域を求め前記各波動センサの前記検出信号毎に
    前記相関係数の高い周波数帯域の波形を合成して合成波
    形を形成する波形合成手段とを有し、合成波形の継続性
    の有無、合成波形の強度、帯域波形加算数から漏洩の有
    無を判定可能としたことを特徴とする請求項1に記載の
    配管の漏洩検知システム。
  3. 【請求項3】 前記配管は上水道網の送水管または配水
    管であって、当該送水管または配水管に取り付けられた
    前記波動センサから検知対象区間の漏水を検知すること
    を特徴とする請求項1または2記載の配管の漏洩検知シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記配管はガス管であって、当該ガス管
    に取り付けられた前記波動センサから検知対象区間のガ
    ス漏れを検知することを特徴とする請求項1または2記
    載の配管の漏洩検知システム。
  5. 【請求項5】 前記配管はプラントの配管であって、当
    該プラント配管に取り付けられた前記波動センサからの
    検知対象区間の流体の漏れを検知することを特徴とする
    請求項1または2記載の配管の漏洩検知システム。
  6. 【請求項6】 前記波動センサは内部流体の波動信号を
    検出するセンサであることを特徴とする請求項1または
    2記載の配管の漏洩検知システム。
  7. 【請求項7】 前記波動センサは配管波動を検出するセ
    ンサであることを特徴とする請求項1または2記載の配
    管の漏洩検知システム。
  8. 【請求項8】 上水道網の送水管または配水管の各々に
    漏水を検知するための水中マイクを間隔をおいて設置
    し、当該水中マイクの漏洩音に対応した検出信号を通信
    回線を介してセンタコントローラに送出可能に接続して
    なり、当該センタコントローラは、前記各水中マイク
    とに設けられた周波数分析回路と、当該周波数分析回路
    から出力された前記各水中マイクの前記検出信号間にお
    ける同一周波数帯域毎の相関係数を演算する相関計算回
    路と、設定された閾値を超えた相関係数の高い周波数帯
    域を求め前記各水中マイクの前記検出信号毎に前記相関
    係数の高い周波数帯域の波形を合成して合成波形を形成
    する波形合成手段とを有し、合成波形の継続性の有無、
    合成波形の強度、帯域波形加算数から漏水の有無を判定
    可能とし、かかる前記センタコントローラにて検知対象
    区間の両端に位置する水中マイクからの検出信号を個別
    に収集し、前記検出信号を複数の周波数帯域にろ波する
    とともに、前記各水中マイクの前記検出信号間における
    同一周波数帯域毎の相関係数を演算し、設定された閾値
    を超えた相関係数の高い周波数帯域を求め、前記各水中
    マイクの前記検出信号毎に前記相関係数の高い周波数帯
    域の波形を合成して合成波形を形成し、当該合成波形の
    継続性の有無に基づいて漏洩検知をなし、前記センタコ
    ントローラにて検知対象区間を更新しつつ上水道網にお
    ける漏水の有無の検知を可能としたことを特徴とする配
    管の漏洩検知システム。
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