JP3295549B2 - 大袋の破袋除去装置 - Google Patents
大袋の破袋除去装置Info
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Description
破袋し、大袋内のごみを取り出すとともに、ごみを取り
出した大袋を除去する大袋の破袋除去装置に関する。
は、特開昭61−266380号公報に見られるよう
に、2本1組のワイヤが複数配置されてなる搬送面に載
せたごみ袋を、押し込みディスクにより該ごみ袋に押し
込みながら破袋し、ごみ袋内のごみを搬送面上に取り出
すとともに、この破袋したごみ袋をワイヤ間に強制的に
挾持させることで、ワイヤ上のごみを排出コンベアに排
出し、この後ワイヤ開きドラムでワイヤ間を開くこと
で、このワイヤ間に挾持されたごみ袋を除去するものが
提供されている。
来のものは、生ごみなどの小袋を破袋し除去することを
主目的としたもので、列車内で出た複数種類のごみなど
を一括して収容した大袋を上記従来の装置のように押し
込みディスクにより袋内に押し込んで破袋しようとする
と、袋内のごみを必要以上に破損することが生じ、後の
選別作業に悪影響を与えるという問題が生じる。
られるように、スラットコンベア1上に複数の袋保持爪
を設け、この袋保持爪で袋を保持させながらスラットコ
ンベア1の搬出部において破袋ロールの刃で破袋を行
い、袋内のごみを取り出した後、袋を下方に搬送しブラ
シロールで袋保持爪から袋を取り除くものもあるが、破
袋ロールの刃による破袋では、上述と同様に袋内のごみ
を必要以上に破損することが生じるとともに、重量の重
い大きな袋では、スラットコンベア1の搬出部において
下方に移送される際に袋が袋保持爪に上手く保持され
ず、はずみで袋ごと落下してしまうおそれもある。
袋の破袋除去装置は、ごみを収容した溶融切断可能な大
袋を搬送するコンベアと、コンベアの上方に配置され、
該コンベアで搬送される大袋を上方から押圧する押圧装
置と、上記押圧装置とともにコンベアの上方に配置さ
れ、大袋を破袋する超音波カッタと、前記コンベアの搬
出端部に直列配置され、破袋された大袋とその中のごみ
とを分離する分離手段とを備えた大袋の破袋除去装置に
おいて、前記押圧装置は、コンベアの搬送方向前後に配
置され、前後に揺動可能に支持された2組一対の転動ロ
ーラ群と、該転動ローラ群を下方に押圧する付勢部材と
を備えたものである。
は、前記分離手段が、前記コンベアの後方において該コ
ンベアの搬送方向と同方向に回転可能に設けられた中空
ドラムと、中空ドラムの外周適所に設けられた複数の開
閉グリップと、中空ドラムの下方に配置されたごみ受け
部及び大袋受け部と、前記各開閉グリップをコンベアか
ら搬入される大袋を受取る上部位置では開、その後中空
ドラムが回転するにつれ閉となって大袋をつかみ、大袋
受け部の上方に位置する下部位置では再び開にするグリ
ップ開閉手段とを備えてなるものである。
は、前記グリップ開閉手段が、中空ドラムの側方に配置
した固定カム板と、該固定カム板のガイドに沿って案内
される移動体と、該移動体の移動に連動して開閉グリッ
プを開閉するリンクとを備えてなるものである。
ンベアの搬送方向前後に配置し、前後に揺動可能に支持
された2組一対の転動ローラ群と、該転動ローラ群を下
方に押圧する付勢部材とで押圧装置を構成したことで、
この押圧装置により大袋を最良な力で押圧した状態で超
音波カッタによる溶融切断を行う。
は、開閉グリップをグリップ開閉手段により開閉させ、
この開閉により大袋のチャックと排出を行うことで、重
量の重い大袋でも確実につかんで大袋受け部まで搬送す
る。
は、グリップ開閉手段を、中空ドラムの側方に配置した
固定カム板と、該固定カム板のガイドに沿って案内され
る移動体と、該移動体の移動に連動して開閉グリップを
開閉するリンクとで構成したことで、移動体を固定カム
板のガイドに沿って移動させ、この移動に伴いリンクを
介して開閉グリップを開閉させる。
明する。
除去装置を示している。
た大袋を搬送するコンベア1と、コンベア1の上方に配
置された押圧装置2と、押圧装置2とともにコンベア1
の上方に配置された超音波カッタ3と、コンベア1の搬
出端部に直列配置された分離手段4とから構成されてい
る。
を搬送するもので、例えばベルトコンベアが用いられて
おり、その搬送面11には所定の間隔を隔てて凸体12
が形成され、大袋を安定的に搬送するようになされてい
る。このコンベア1は、図示しない駆動装置により図2
に示すP方向に駆動するよう構成されている。
ンベアに限らず、搬送面11がメッシュに形成されたも
のや、ローラコンベアなどでもよい。
脂等の溶融切断が可能な材質で作られたもので、この大
袋に列車内のごみなどが一括して収容される。
る大袋を上方から押圧するもので、前後に配置された2
組一対の転動ローラ21,21と、該転動ローラ21,
21を下方に押圧する付勢部材27とから構成されてい
る。
送方向の前後に所定間隔を隔てて略水平に配置された一
対の軸部材22,22に一体に設けられており、各軸部
材22の両端部には前記転動ローラ21がそれぞれ設け
られている。
た作動軸23にベルト24を介して連係されている。こ
の作動軸23はベルト25等を介して駆動モータ26に
連係されており、駆動モータ26の駆動により前記軸部
材22,22及び転動ローラ21を図2において矢符Q
方向に回転させるように構成している。
作動軸23を頂点とする三角形状に配置されており、こ
の作動軸23を中心にして軸部材22及び転動ローラ2
1が前後に揺動自在に配置されている。
は、基台20の前端部及び後端部に2組配設されてい
る。
部及び後端部に該基台20を下方(コンベア1側)に押
圧するよう配設されており、例えば、図示例のようにコ
イルバネが用いられている。なお、付勢部材27はコイ
ルバネに限らず、板バネ等を用いてもよい。
され、このバランサ28により前後に配置された2組の
転動ローラ群2aをコンベア1上の大袋にバランス良く
押圧させることができる。
部に配設された転動ローラ21,21間に介装されてお
り、その先端が転動ローラ群2aで押圧された大袋と当
接するよう配置されている。
振動コントローラにより超音波振動を連続的に与えるこ
とで、この超音波カッタ3の先端と接する大袋を溶融さ
せて切断するものである。
端部に直列配置された中空ドラム41と、中空ドラム4
1の外周適所に設けられた複数の開閉グリップ42と、
中空ドラムの下方に配置されたごみ受け部43及び大袋
受け部44(図2参照)と、前記各開閉グリップ42を
開閉作動させるグリップ開閉手段5(図3参照)とから
構成されている。
ア1の搬送面11と略同一水平面上になるよう配置され
るとともに、前記コンベア1の回転方向と同方向に回転
自在に支持されており、その外周面に形成された複数の
通孔から前記開閉グリップ42の先端部が突出配置され
ている。
側面視略コ状に形成された左右対象のグリップ42aの
基端部同士が枢支されたもので、該基端部を中心にして
前記グリップ開閉手段5により開閉自在になされ、閉時
においてその先端部同士で大袋をつかむよう構成されて
いる。
いる。
ドラム41の側方に該中空ドラム41の回転に関わらず
固定配置された固定カム板51と、該固定カム板51に
形成されたガイド溝(ガイド)52に沿って案内される
カムフォロア(移動体)53と、一端が上記カムフォロ
ア53に連設され、他端が前記グリップ42aの途中部
に連結されたリンク部材54とから構成されている。
ラム41の回転方向Rに対して位置Aから位置Bまでが
固定カム板51の周縁に近接して同一半径の円弧52a
が形成され、位置Cから位置Dまでが前記円弧52aよ
りも小径の円弧52bに形成され、位置Bから位置C及
び位置Dから位置Aまでがこれら径の異なる円弧52
a、52bを連続的につなぐ曲部52cに形成されてい
る。
52をカムフォロア53が中空ドラム41の回転に伴い
移動することで、該カムフォロア53が固定カム板51
の半径方向に移動することになり、このカムフォロア5
3の移動に伴うリンク54の作動によって開閉グリップ
42が開閉する。
位置Bを移動する間は開閉グリップ42は完全な閉状態
を保持し、位置Bから位置Cの間で開閉グリップ42が
徐々に開放され、位置Cにおいて開閉グリップ42が完
全な開状態になり、位置Cから位置Dを移動する間は開
閉グリップ42が完全な開状態を保持し、位置Dから位
置Aの間で開閉グリップ42が徐々に閉じ、位置Aにお
いて開閉グリップ42が完全な閉状態となる。
開閉手段5によりコンベア1から搬入される大袋を受取
る上部位置(位置D)では開、その後中空ドラム41が
回転方向Rに回転するにつれ閉となって大袋をつかみ
(位置Aから位置Bの間)、大袋受け部44の上方に位
置する下部位置(位置Bから位置C)では再び開にな
る。
1の下方で前記位置Bの下方に配置されている。また、
前記ごみ受け部43は、中空ドラム41の下方で前記大
袋受け部44よりも中空ドラム41の回転方向に対して
上手側に配設されている。
去装置の動作について説明する。
袋が押圧装置2の下方を通過する際において、付勢部材
27の付勢力の作用で転動ローラ群2aにより上部を押
圧されながら通過する。この際、複数の超音波カッタ3
の先端が大袋に接触し、大袋の接触箇所を溶融切断し、
該大袋を切り裂いた状態で分離手段4に搬送する。
り位置Aで開閉グリップ42を閉じることで、この分離
手段4上に搬入された大袋をつかみ、この状態を保持し
て中空ドラム41の回転に伴い下方に移送させる。
中のごみが下方に落下し、ごみ受け部43に投下され
る。
開閉グリップ42が位置Bに達すると、該開閉グリップ
42が開放され、この開放によりごみを取り出した大袋
の残骸を下方に落下させ、大袋受け部44に投下する。
で、コンベア1により搬送されてくる大袋を破袋しなが
ら、該大袋内のごみをごみ受け部43に投下するととも
に、大袋の残骸を大袋受け部44に投下していく。
よれば、コンベアの搬送方向前後に配置し、前後に揺動
可能に支持された2組一対の転動ローラ群と、該転動ロ
ーラ群を下方に押圧する付勢部材とで押圧装置を構成し
たことで、この押圧装置により大袋を最良な力で押圧し
た状態で超音波カッタによる破袋を行うことができ、大
袋の破袋を確実に行うことができ、分離手段によって大
袋内のごみを簡単且つ確実取り出すことができる。
れば、開閉グリップをグリップ開閉手段により開閉さ
せ、この開閉により大袋のチャックと排出を行うこと
で、大袋とその中のごみとを分離するため、重量の重い
大袋でも確実につかんだ状態で大袋受け部まで搬送し、
この大袋受け部に排出することができ、大袋の破袋除去
を確実に行うことができる。
れば、グリップ開閉手段を、中空ドラムの側方に配置し
た固定カム板と、該固定カム板のガイドに沿って案内さ
れる移動体と、該移動体の移動に連動して開閉グリップ
を開閉するリンクとで構成したことで、簡単な構成によ
り開閉グリップの開閉を確実に行え、作動の信頼性の高
い装置を提供することができる。
図である。
側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ごみを収容した溶融切断可能な大袋を搬
送するコンベアと、コンベアの上方に配置され、該コン
ベアで搬送される大袋を上方から押圧する押圧装置と、
上記押圧装置とともにコンベアの上方に配置され、大袋
を破袋する超音波カッタと、前記コンベアの搬出端部に
直列配置され、破袋された大袋とその中のごみとを分離
する分離手段とを備えた大袋の破袋除去装置において、 前記押圧装置は、コンベアの搬送方向前後に配置され、
前後に揺動可能に支持された2組一対の転動ローラ群
と、該転動ローラ群を下方に押圧する付勢部材とを備え
たことを特徴とする大袋の破袋除去装置。 - 【請求項2】 前記分離手段は、前記コンベアの後方に
おいて該コンベアの搬送方向と同方向に回転可能に設け
られた中空ドラムと、中空ドラムの外周適所に設けられ
た複数の開閉グリップと、中空ドラムの下方に配置され
たごみ受け部及び大袋受け部と、前記各開閉グリップを
コンベアから搬入される大袋を受取る上部位置では開、
その後中空ドラムが回転するにつれ閉となって大袋をつ
かみ、大袋受け部の上方に位置する下部位置では再び開
にするグリップ開閉手段とを備えた請求項1記載の大袋
の破袋除去装置。 - 【請求項3】 前記グリップ開閉手段は、中空ドラムの
側方に配置した固定カム板と、該固定カム板のガイドに
沿って案内される移動体と、該移動体の移動に連動して
開閉グリップを開閉するリンクとを備えた請求項2記載
の大袋の破袋除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22008494A JP3295549B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 大袋の破袋除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22008494A JP3295549B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 大袋の破袋除去装置 |
Publications (2)
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JPH0881005A JPH0881005A (ja) | 1996-03-26 |
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Family
ID=16745686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22008494A Expired - Lifetime JP3295549B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 大袋の破袋除去装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3295549B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-09-14 JP JP22008494A patent/JP3295549B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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