JP3294893B2 - ポリエステル系ストレッチラベル - Google Patents

ポリエステル系ストレッチラベル

Info

Publication number
JP3294893B2
JP3294893B2 JP05879093A JP5879093A JP3294893B2 JP 3294893 B2 JP3294893 B2 JP 3294893B2 JP 05879093 A JP05879093 A JP 05879093A JP 5879093 A JP5879093 A JP 5879093A JP 3294893 B2 JP3294893 B2 JP 3294893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
stretch label
film
dicarboxylic acid
polyester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05879093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06271747A (ja
Inventor
清巳 上ノ町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP05879093A priority Critical patent/JP3294893B2/ja
Publication of JPH06271747A publication Critical patent/JPH06271747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3294893B2 publication Critical patent/JP3294893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル系ストレ
ッチラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンフィルムの裏面に印刷を施
し、二枚おりして端面を貼り合わせてなるラベルを円柱
状に拡径して、その内部に物品を挿入し、ラベルの弾性
を利用して物品の外側に装着させるストレッチラベルは
従来から知られていた。たとえば、 1)低密度ポリエチレンを押出機で溶融して押出した
後、急冷して得られた厚さ精度が平均肉厚の±7%以内
のストレッチラベル(特開昭58−144883号公
報)。 2)密度の異なる2種類の、短鎖分岐を有する直鎖状ポ
リエチレンからなるストレッチラベル(特開昭61−1
15944号公報)などが提案されてきた。
【0003】しかし1)、2)のストレッチラベルは、
ポリエチレンの結晶化速度が速いので、フィルムの成形
時に球晶が生成する。このため、得られたフィルムの曇
りが大きく、印刷を施して得られたストレッチラベルは
印刷が不鮮明になるという問題があった。さらにポリエ
チレンフィルムの表面張力が31dyn/cmと小さい
ため、インクの密着性が悪く、これを改善するためには
コロナ放電処理等の方法で表面張力を上げる必要があっ
た。しかし、コロナ放電処理を施したラベルは時間とと
もに表面張力が低下し、又、コロナ放電処理を均一に行
うことは困難で、ラベルの表面張力にばらつきが生じ、
印刷の抜け落ちや、印刷機のロールにインクが転写し装
置や製品を汚すという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の課題を解決し、ラベルの表面張力が高く、曇りや残留
歪みが少なく、鮮明な印刷が可能なポリエステル系スト
レッチラベルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に使用される脂環
式炭化水素のジカルボン酸成分とはシクロパラオレフィ
ン等の芳香環とカルボン酸基を2個有する化合物であっ
て、たとえば、フのジカルボン酸であって、1,4-シクロ
ヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン
酸、1,4-シクロヘプタンジカルボン酸、1,3-シクロヘプ
タンジカルボン酸などがあげられる。これらは単独で使
用されてもよいし、2種類以上併用されてもよい。
【0006】本発明に使用される脂環式炭化水素のジオ
ール成分とはシクロパラオレフィンのジカルボン酸であ
って、たとえば1,4-シクロヘキサンジオール、1,3-シク
ロヘキサンジオール、1,4-シクロヘプタンジオール、1,
3-シクロヘプタンジオールなどがあげられる。これらは
単独で使用されてもよいし、2種類以上併用されてもよ
い。
【0007】 本発明のポリエステル系ストレッチラベル
は、脂環式炭化水素のジカルボン酸成分を主体とするジ
カルボン酸成分と、脂環 式炭化水素のジオール誘導体
を主体とするジオール成分との共重合体からなる
【0008】 本発明のストレッチラベルは、上記ポリエ
ステル系共重合体をTダイ法、チューブラー法等の従来
公知の方法により溶融押出して得られたフィルムに、必
要に応じてグラビア印刷等の印刷を施した後、得られた
フィルムがフラットフィルムの場合はフィルムを二枚お
りして貼り合わせてなるラベルを円筒拡張して保持し、
その内部に物品を挿入し、ラベルを拡張を解除すること
により、ラベルの弾性を利用して物品の外側にラベルを
設置する。上記貼り合わせ方法は特に限定されるもので
はなく、たとえば、ヒートシール、溶剤接着、接着剤に
よる貼り合わせなど、従来公知の任意の方法が使用でき
る。
【0009】
【実施例】本発明を実施例をもってさらに詳しく説明す
る。
【0010】 実施例1シクロヘキサンジカルボン酸12
82g、シクロヘキサンジメタノール1862g、テト
ラブトキシチタン5g、1,3,5-トリメチル-2,4,6- トリ
ス(3,5-3-t-ブチル-4ヒドロキシベンジル)ベンゼン4
0gを窒素置換された反応器に供給して混合した後、2
00℃で2時間反応させ、ついで250℃まで昇温し、
2mmHgに減圧し、1時間重縮合反応を行い、ジカル
ボン酸成分がシクロヘキサンジカルボン酸成分100モ
ル%、ジオール成分がシクロヘキサンジメタノール成分
100モル%のポリエステル系共重合体を得た。得られ
たポリエステル系共重合体を、Tダイ押出機を用いて2
50℃で厚さ60μmのフィルムを得た。得られたフィ
ルムを以下の試験に供した。
【0011】 評価 フィルムの表面張力 得られたフィルムをJIS K 6768 の方法に準
じて測定した。 フィルムの曇度 得られたフィルムのヘイズ値をJIS K 7105
の方法に準じて測定した。 残留歪 得られたフィルムを幅15mmの短冊状に切断し、標線
間100mmとし、引張試験機で標線間が130mmと
なるまで、500mm/minの引張速度で引張った
後、直ちに500mm/minの速度で除荷し、荷重が
0となったときの試験片の伸びを測定し、30%伸長後
の残留歪とした。 ストレッチラベルの外観 得られたフィルムの裏面にグラビア印刷を施し、折り径
105mmのチューブ状に折り畳み、継目を接着剤で接
合し、130mmに切断してストレッチラベルを得た。
得られたストレッチラベルを20%円筒拡張し、直径7
0mmの円筒形のポリエチレンテレフタレート系共重合
体製ボトルに装着し、緩み、印刷の鮮明度を目視で判定
した。
【0012】
【表1】
【0013】比較例1 ポリブチレンテレフタレート系共重合体(ポリプラスチ
ック社製、商品名;ジュラネックス700FP)を実施
例1と同様にして押出してフィルムを得、上記〜の
試験に供した。さらに折り径を90mmとしたこと以外
は実施例1と同様にしてストレッチラベルを得、ポリエ
チレンテレフタレート系共重合体製ボトルに装着し、緩
み、印刷の鮮明度を目視で判定した。
【0014】 比較例2 酢酸ビニル成分が6重量%であるエチレン・酢酸ビニル
共重合体(東ソー社製、商品名;ウルトラセンUE51
0F)を実施例1と同様にして押出してフィルムを得、
上記〜の試験に供した。実施例1、比較例1〜2の
結果を表1に併せ示した。
【0015】
【発明の効果】本発明のストレッチラベルは上記の如き
ポリエステル系共重合体よりなるものであるから、ラベ
ルの表面張力が高く、曇りや残留歪みが少なく、鮮明な
印刷が可能なポリエステル系ストレッチラベルを得るこ
とができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂環式炭化水素のジカルボン酸成分を主
    体とするジカルボン酸成分と、脂環式炭化水素のジオー
    ル誘導体を主体とするジオール成分との共重合体からな
    ことを特徴とするポリエステル系ストレッチラベル。
JP05879093A 1993-03-18 1993-03-18 ポリエステル系ストレッチラベル Expired - Fee Related JP3294893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05879093A JP3294893B2 (ja) 1993-03-18 1993-03-18 ポリエステル系ストレッチラベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05879093A JP3294893B2 (ja) 1993-03-18 1993-03-18 ポリエステル系ストレッチラベル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06271747A JPH06271747A (ja) 1994-09-27
JP3294893B2 true JP3294893B2 (ja) 2002-06-24

Family

ID=13094373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05879093A Expired - Fee Related JP3294893B2 (ja) 1993-03-18 1993-03-18 ポリエステル系ストレッチラベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3294893B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730420B1 (en) 2000-10-31 2004-05-04 Komag, Inc. Magnetic thin film recording media having extremely low noise and high thermal stability

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050073592A (ko) * 2002-10-31 2005-07-14 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 폴리에스테르 수지, 폴리에스테르 수지 조성물 및 이것을사용하여 얻어지는 시트, 필름 그리고 중공 성형 용기
JP2005104152A (ja) * 2003-09-12 2005-04-21 Toyobo Co Ltd ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フィルム及び包装体
US20050119359A1 (en) 2003-12-02 2005-06-02 Shelby Marcus D. Void-containing polyester shrink film
US7169880B2 (en) 2003-12-04 2007-01-30 Eastman Chemical Company Shaped articles from cycloaliphatic polyester compositions
US20060121219A1 (en) 2004-12-07 2006-06-08 Eastman Chemical Co. Void-containing polyester shrink film with improved density retention
US10329393B2 (en) 2012-12-12 2019-06-25 Eastman Chemical Company Copolysters plasticized with polymeric plasticizer for shrink film applications

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730420B1 (en) 2000-10-31 2004-05-04 Komag, Inc. Magnetic thin film recording media having extremely low noise and high thermal stability

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06271747A (ja) 1994-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU649380B2 (en) Method for high speed labelling of deformable substrates
JP3294893B2 (ja) ポリエステル系ストレッチラベル
JPH0651865B2 (ja) ポリプロピレン接着剤被覆テープ
DE69014290T2 (de) Polymerfilm.
JP3647707B2 (ja) ポリオレフィン系シュリンクラベル
JP2005181943A (ja) 生分解性粘着ラベル
JP4200406B2 (ja) 離型フィルムの製造方法
JP2004331904A (ja) 乳酸系樹脂粘着テープまたは粘着ラベル
JP4200405B2 (ja) 離型フィルムの製造方法
EP1577116B1 (en) Highly sensitive thermosensitive polyester film for porous printing base paper
JPH06220406A (ja) 粘着フイルム
JPH06226937A (ja) 白色ポリエステルフィルム及びそれを基材とする感熱記録用受容シート
JP4214254B2 (ja) 離型フィルムの製造方法
JP2007168285A (ja) 感熱転写記録材用二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法
WO2019189782A1 (ja) 積層体、インモールドラベル、ラベル付き成形体、ロール状インモールドラベルおよびインモールドラベル積み上げ物
JP4433310B2 (ja) 感熱転写記録材用二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法
JP2757487B2 (ja) ポリエステル系チューブの製造方法
CA2512976A1 (en) Printable polylactide film material, methods and labels made therefrom
JPH04211981A (ja) 包装用ポリエステル系印刷フィルム
JP3010628B2 (ja) 転写用基材フィルム
JP3830791B2 (ja) 感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム
JP2916328B2 (ja) 粘着ラベル素材フィルム
JP3081833U (ja) 発泡ポリプロピレンシート
JPH11348449A (ja) 感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム
JP4544792B2 (ja) 印刷用シート及び化粧シート

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees