JP3294297B2 - 総合監視制御システム - Google Patents
総合監視制御システムInfo
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Description
なくとも含む複数のシステムからなる総合監視制御シス
テムに関するものである。
のアドレスが設定された複数の端末機を伝送線を介して
親機に接続し、親機が伝送信号のアドレスデータにアク
セスする端末機のアドレスを設定し、各端末機を個別に
アクセスして制御データを与え、端末器により負荷の動
作制御を行わせ、伝送信号に設けられた返送信号期間に
各端末機から負荷の動作状況を示す監視データを返送さ
せ、親機で各負荷の動作状況を集中監視するものがあ
る。
テムがある。この防犯システムでは、人体を検知する複
数のセンサを必要箇所に夫々配置して、いずれかのセン
サで人体が検知されたときに、侵入者が存在することを
示す警報を発するというようになっている。
システムは一般的には夜間のみに使用され、昼間は使用
されない。このため、昼間も上記防犯システムを他のシ
ステムの制御のために用いて有効利用を図り、且つ他の
システムとの組み合わせで総合的なシステムコストを低
減することが要望されている。
あり、その目的とするところは、昼間も上記防犯システ
ムを他のシステムの制御のために用いて有効利用を図
り、且つ他のシステムとの組み合わせで総合的なシステ
ムコストを低減することができる総合監視制御システム
を提供することにある。
記目的を達成するために、人体検知を行い夫々固有のア
ドレスが設定された端末器としての複数のセンサ、及び
これら複数のセンサが2線式の伝送線で接続され各セン
サの人体検知状況を個別に判別する親機とからなる人体
検知システムと、複数の照明器具や複数の空調機等の負
荷機器、及びこれら負荷機器の動作制御を行う親機とか
らなる負荷制御システムとを少なくとも備え、上記人体
検知システムを、防犯用と、負荷制御システムに各セン
サの人体検知状況を示す情報の伝達を行い、負荷制御シ
ステムの負荷機器の動作制御を行わせる制御情報の伝送
用として切換的に用い、上記人体検知システムの防犯用
と制御情報の伝送用とのいずれとして用いるかの切換
を、上記人体検知システムにおいて人体が検知されなく
なったときに防犯用に切り換えることにより行ってい
る。
り、夜間に防犯システムとして使用される人体検知シス
テムを特定空間の人体の存在検知用として用い、この人
体検知状況に応じて照明の自動点灯制御を行えるように
し、昼間も上記防犯システムを他のシステムの制御のた
めに用いて有効利用を図り、且つ防犯システムを照明制
御システムと有機的に結合して、総合的なシステムコス
トを低減するようにしたものである。
実施例の総合監視制御システムは、図1に示すように、
少なくとも夜間では防犯システムとして機能する複数の
センサ1を備えた人体検知システムAと、複数の照明器
具2の点灯制御を行う照明制御システムBと、複数の空
調機3の運転制御を行う空調制御システムCなどの複数
のシステムを組み合わせて構築されている。そして、そ
の他のシステムとして、キーボックス4への鍵の格納状
況を管理する鍵管理システムDと、会議室や応接室など
の利用状況を複数の表示器5で夫々表示するサインシス
テムEを備えている。なお、図1のシステム構成はあく
までも一例を示すもので、その他のシステムを組み合わ
せてもよいことは言うまでもない。
CPUからなる制御装置6〜10を備え、夫々の制御装
置6〜10は夫々バス形式の伝送線L0 で各システムA
〜Eの総合的な監視制御あるいは信号伝送制御などを行
うCPUからなる中央制御装置11に接続してある。な
お、以下の説明で、上記各システムの制御装置6〜10
を総称する場合には親機と呼ぶことにする。
ーボックス4及び表示器5は、いわゆる多重伝送システ
ムの端末機としての機能を備えており、夫々には固有の
アドレスが設定されている。なお、以下の説明で、これ
ら各装置を一括して呼び場合には端末機と呼ぶことにす
る。また、各固有アドレスの設定は端末機として機能す
る部分に備えるディップスイッチあるいはE2 PROM
などで設定できるようにしてあり、いつでも任意に設定
あるいは変更できるようになっている。
ムの親機に2線式の伝送線L1 〜L 5 で接続し、親機で
各端末機を個別にアクセスして端末機の動作制御及び動
作状態の監視が行えるようになっている。ここで、各シ
ステムA〜Eの親機から各端末機に送られる伝送信号V
S は、図2に示すように、信号送出開始を示すスタート
パルスST、信号モードを示すモードデータMD、アク
セスする端末器のアドレス(8ビット)を示すアドレス
データAD、負荷(本実施例の場合には端末機自体が負
荷である)を制御する制御内容を示す制御データCD、
伝送誤りを検知するためのチェックサムデータCS及び
端末器からの返送待機期間を設定する返送信号期間WT
よりなるパルス幅変調された複極(±24V)の時分割
多重信号で伝送される。
次送信して信号伝送を行う。つまり、親機が特定の端末
機の動作制御を行う場合には、該当する端末機のアドレ
スを伝送信号のアドレスデータADに設定し、各端末機
に伝送信号を送る。そして、各端末機では伝送信号のア
ドレスデータADに設定されたアドレスが自己のアドレ
スと一致する場合には、その伝送信号を取込み、アドレ
スデータADに続く制御データCDの内容を読み取る。
そして、制御データCDの内容に応じて動作する。例え
ば照明制御システムでは、照明器具2の点灯,消灯制御
(場合によっては調光制御も含む)が行われ、空調制御
システムでは、空調機3の運転,停止制御(本実施例で
は運転状態の強弱の可変制御を含む)が行われる。そし
て、上記制御データCDに続く返送信号期間WTに動作
状況を示す監視データを親機に返送する。例えば、人体
検知システムAの場合には、この監視データから各セン
サ1の人体検知状況を制御装置6が判断することがで
き、また鍵管理システムDではキーボックス4内の鍵の
収納状況などを制御装置7が判別することができる。
には、親機はアドレスデータADを該当端末機に応じて
順次可変設定し、上述の場合と同様にして複数の端末機
の動作制御を順次行う。このようにすることにより、各
システムの親機A〜Eで端末機の動作を集中制御すると
共に、動作状況を集中監視することができる。ところ
で、この種の多重伝送システムでは、端末機が緊急に親
機に対して返送信号を送りたいときは、図2に示すよう
に、スタートパルスSTに同期して同図(b)に示す割
込パルスViを送信して割込要求を行い、親機からの選
択がなくても監視データなどの返送を行うことができ
る。
した親機では、伝送信号のモード信号MDを割込アドレ
スポーリングモードに設定して送信して割込要求端末機
を特定する。そして、割込要求端末機が特定された場
合、親機は伝送信号のモード信号MDを監視モードに設
定すると共に、割込要求端末機のアドレスをアドレス信
号ADに設定し、割込要求端末機から返送信号を受け取
る。この返送信号を受け取ると、親機はモード信号を応
答モードに設定して割込要求端末機に送信し、割込要求
端末機からの割込パルスViの送信を停止させ、割込処
理を終了する。
説明であったが、総合監視制御システム全体としては、
各システムA〜Eの親機を上述した信号伝送の場合の端
末機とし、中央制御装置11を親機とし、同様にして時
分割多重で信号伝送が行われる。つまり、本実施例の場
合にはシステム全体が多重伝送により情報を伝送を行う
構成としてある。但し、場合によっては一部システムが
多重伝送を行わないシステムであっても構わない。
では、夫々のシステムA〜Eが有機的に結合される。例
えば、人体検知システムAによる各センサ1の人体検知
状況の監視結果は、照明制御システムB及び空調制御シ
ステムCに与えられる。また、人体検知センサAの監視
結果はサインシステムEに与えられる。例えば、上述の
ように人体検知システムAによる各センサ1の人体検知
状況の監視結果を、照明制御システムB及び空調制御シ
ステムCに与えると、夜間に防犯システムとして使用さ
れる人体検知システムAを特定空間の人体の存在検知用
に用いることができる。このようにすると、照明制御シ
ステムBでは、人体検知システムAの人体検知状況を示
す監視結果に応じて照明器具2の自動点灯制御を行うこ
とができる。また、空調制御システムCでは、人体検知
システムAの監視結果に応じて空調機3を自動運転させ
ることができる。
ンサ1は、特定空間、例えば部屋毎に複数設けてあり、
センサ1の人体検知状況に応じて照明器具2を点灯す
る、つまりは人体を検知しているセンサ1に該当する所
定領域の照明器具2を点灯するというようにすると、人
が居ないにもかかわらず無駄に照明器具2が点灯される
ということがなく(いわゆる間引き点灯を行うことがで
き)、このため省エネ効果を期待することができる。ま
た、空調機3に関しても同様にして間引き運転させるこ
とが可能である。
全体を囲む外枠がこの総合監視制御システムが適用され
る空間を示し、夫々仕切られた空間a〜fは部屋などの
特定空間を示す。そして、夫々の特定空間a〜fには、
丸印で示す複数のセンサ1を配置してある。いま、同図
中の空間cの斜線を施したセンサ1で人体が検知されて
いるとすると、このセンサ1に対応する照明器具2を点
灯させる。なお、この点灯に際しては、複数の任意の照
明器具を一括点灯制御するパターン制御を用いてもよ
い。例えば、いずれかのセンサ1の出力が得られたとき
には、特定空間の所定ブロックだけの複数の照明器具2
を点灯させたり、あるいは照明器具2を交互に点灯させ
るなどというパターン制御を行えばよい。また、この空
間に複数の空調機3がある場合には、上記センサ1で人
体が検知されている領域の空調を効率的に行うことがで
きる状態で、空調機3の運転を行わせるようにすること
も可能である。
してあると、各センサ1の人体検知状況からその特定空
間にどの程度の人が存在するか、つまり人体検知頻度な
どから特定空間に存在する人数が多いか少ないかを判断
することが可能である。従って、特定空間に存在する人
数の多少に応じて、上記空調制御システムBで空調機3
の空調レベルを可変制御するというようにしてもよい。
このようにすれば、人数に応じた快適な空調を行うこと
ができる。
制御装置6に設けた場合における人体検知システムAの
具体説明を以下に行う。センサ1は、図4に示すように
人体を感知する人体感知部1aと、感知信号を伝送信号
に変換して制御装置6との間で上述した時分割多重伝送
により信号伝送を行う端末機能部1bとからなる。な
お、人体検知部1aでは感知信号処理を行う機能も備え
ている。そして、上記端末機能部1bは、図5に示すよ
うに、感知信号を検出する検出部31と、この検出部3
1の出力に応じて制御装置との間での信号伝送を行う伝
送部32と、伝送線L1 に重畳される伝送信号から定電
圧を作成して各部に電源として供給する電源部33と、
人体感知部1aに供給する電流を制限する電流制限回路
部34とで構成してある。
サ1からの監視データを読み込み、夫々のセンサ1の人
体検知状況の判断を行う。そして、各センサ1の人体検
知出力が得られた回数を計数する。つまり、この計数に
より特定空間に存在する人数の多少を判断する。そし
て、この計数結果を出力データとして空調制御システム
Cの制御装置8に送る。このようにすれば、特定空間に
存在する人数の多少に応じて、上記空調制御システムB
で空調機3の空調レベルを可変制御することができる。
御システムBとは夜間においても有機的に結合させてあ
る。つまり、照明制御システムBには、図1に示すよう
に、照明器具2の他に各種の威嚇装置13やビデオカメ
ラ14なども組み込んであり、例えば人体検知センサA
にて侵入者が検知されたとき、威嚇装置13を用いて侵
入者を威嚇し、且つ照明器具2を点灯させて侵入者をビ
デオカメラ14で撮影する。
ムとしての人体検知システムAを他のシステムの制御の
ために用いて有効利用を図ることができる。しかも、人
体検知システムAを他のシステムと有機的に結合するこ
とにより、総合的なシステムコストを低減することがで
きる。さらに、昼間における人体検知センサ6の監視結
果はサインシステムEでも用いる。このサインシステム
Eでは、例えば会議室や応接室などの利用状況を表示す
るというように用いられるもので、人体検知センサ6の
会議室や応接室における人体検知状況を利用状況として
受け、会議室や応接室などの利用状況を表示する。
は、個々のセンサ1の人体検知状況を識別して判断する
ためには、制御装置6と各センサ1との間の配線をスタ
ー配線とする必要があり、このため施工性が悪くなって
いた。しかし、本実施例の場合には、2線式の伝送線L
1 を用いた時分割伝送方式で人体検知システムを構築し
てあるので、スター配線としなくても個々のセンサ1の
人体検知状況を識別して判断でき、施工性が良くなる。
夜間における防犯システムとしての動作について説明す
る。上述したように従来の防犯システムでは誤報率が高
いので、個々のセンサ1の機能を上げることにより誤報
率を下げることが試みられていたが、個々のセンサ1の
機能を上げることには限界があり、しかもコストのアッ
プとなる問題があった。
には次の方法を用いて、防犯システムとしての誤報率を
低くしている。なお、この方法を採用する場合には、上
述したように特定空間、例えば部屋毎に複数のセンサ1
を配置しておく必要がある。ここで、夫々のセンサ1の
個々の人体検知領域を図7中に正方形の領域で示す。そ
して、さらに部屋内をさらに複数の領域に分割する。つ
まり、扉20や窓21に臨む領域(図中に左下がりの斜
線で示す)イを第1の警戒領域とし、その間の領域(図
中に右下がり斜線で示す)ロを第2の警戒領域とし、さ
らに扉20及び窓21から離れた領域(図中に左下がり
の一点鎖線からなる斜線で示す)ハを第3の警戒領域と
し、最も扉20及び窓21から離れた領域(図中に右下
がりの一点鎖線からなる斜線で示す)ニを第4の警戒領
域とする。
領域ニに到る経路で人体検知出力が得られると、この場
合の人体検知出力は侵入者によるものと判断する。ま
た、夫々の領域イ〜ニにおいて同一のセンサ1で複数回
連続して人体検知出力が得られると、それも侵入者によ
るものと判断する。ここで、例えば領域イから領域ロを
介することなく領域ハで人体検知出力が得られると、こ
の場合には直ぐに侵入者であるとは判断せずに、その後
の人体検知状況を監視する動作を継続する。このように
すれば、複数のセンサ1による人体検知状況から総合的
に侵入者であるかどうかの判断を行え、従って各センサ
1単体での性能が高くなくても誤報率を低減できる。
領域であるというような場合には、この領域ニにおいて
1回でも人体検知出力が得られた場合には、侵入者が存
在すると判断するようにしておけば、特に重要な警戒領
域における失報を防止できて好ましい。ところで、上記
各警戒領域イ〜ニにおける人体検知状況を人体検知シス
テムAの制御装置6に送る方法としては次の方法を採用
してある。例えば、上述した伝送信号における返送信号
期間に複数ビットの返送信号を送るとすると、上記返送
信号の上位の数ビットを各センサ1の種別を示すビット
として用い、且つ下位の数ビットで自己が所属する領域
イ〜ニを示すようにする。例えば、領域イは「00」、
領域ロは「01」、領域ハは「10」、領域ニは「1
1」としておき、夫々のセンサ1で人体が検知される
と、制御装置6からアクセスされた際に上記監視データ
を制御装置6に返送する。なお、人体が検知されていな
い場合には、監視データは返送しないか、あるいは人体
が検知されていないことを示す監視データを返送する。
なお、上述の場合には制御装置6が夜間においては各セ
ンサ1を順次サイクリックにアクセスして常時警戒を行
うようにしてあるが、人体検知出力が得られたセンサ1
が制御装置6に対して割込要求を行って上記監視データ
を返送するようにしてもよい。
ンサ1がどのような領域に設置されたものであるかとい
うことを記憶させておく必要がなく、制御装置6の構成
及び処理を簡単にでき、しかも各センサ1の属する警戒
領域の変更やセンサ1の種別の変更なども任意に行える
利点がある。ところで、上記センサ1としては、例えば
焦電素子(PIR)を用いた焦電センサを用いると、自
己の人体検知領域における人体検知を良好に行うことが
できて好ましい。なお、この焦電センサ以外に、光、超
音波を用いたセンサを用いてもよい。
域における人体検知を行うためには、投光器と受光器か
らなり、投光器からの光が遮断された場合に人体検知出
力を発生するものを用い、また扉20や窓21あるいは
壁際の領域を検知するものでは、壁などに対して光を投
受光し、受光レベルあるいはその変化分を検知して人体
検知出力を発生するものを用いればよい。
線的な人体検知が行われるが、例えば超音波センサを用
いた場合には、ほぼ焦電センサの場合と同様に立体的な
人体検知が可能である。また、さらに誤報率を低減する
場合には、上記各種のセンサを複合した複合センサを用
いてもよい。さらに、扉20や窓21にマグネットセン
サを設置し、扉20や窓の開閉状況を警戒するセンサ1
を上記防犯システムに組み込んでもよい。
テムAの人体検知状況は、リアルタイムで中央制御装置
11に送られる。そして、中央制御装置11では、人体
検知システムAで侵入者が検知された場合に、その出力
を制御装置6を介して受け、その結果を出力装置12を
介して外部に移報出力する。この場合、例えば出力装置
12では、専用電話回線あるいは公衆電話回線を介して
外部移報を行ったり、あるいは警備保障会社に緊急通報
を行ったりする。なお、このように警備保障会社に通報
できるようにしておけば、警備のために要する人員を削
減することができて好ましい。
ら検知する場合について説明したが、これを逆に用い
(場合によっては監視領域を広げる)、最終退出者が退
出するルートを判別することも可能である。なお、上述
の場合には例えばビル全体を集中監視制御するといった
総合監視制御システムの場合の説明であったが、例えば
テナントビルのように各テナント毎に総合監視制御する
という場合に用いる総合監視制御システムの場合には、
図8に示すように、各テナントが入居した領域毎に制御
装置19を設け、この制御装置19で端末機を一括的に
監視制御するようにすればよい。
て動作制御される照明器具2や空調機3は、図9に示す
ように人体検知システムA内に組み込むようにしてもよ
い。なお、この総合監視制御システムにおける人体検知
システムでは、夜間において威嚇を行うための威嚇装置
13としての発光器13aやスピーカ13b及びビデオ
カメラ14も一体に組み込んである。さらに、この総合
監視制御システムでは、移報出力システムFを中央制御
装置11とは別個に設けてあり、移報出力は中央監視室
にも送ることができるようにしてある。
ンサ1を防犯用と制御情報の伝送用とのいずれとして用
いるかの切換は、警備員が手動で切り換えるようにして
も良いが、これでは特に夜間に人体検知システムAの各
センサ1を防犯用に切り換えることを忘れると問題があ
る。そこで、人体検知システムAを防犯用と制御情報の
伝送用として用いるかの切換を自動的に行うことが考え
られる。この場合に、本実施例では上述したように鍵管
理システムDの鍵のキーボックスへの収納状態から例え
ばビル内に人がいるかどうかの判断を行える。つまり、
例えばビル内の人が全員退出した場合には、キーボック
ス内には全ての鍵が返却されるはずである。従って、こ
の場合に鍵管理システムDの制御装置9から人体検知シ
ステムAの制御装置6及び中央制御装置11に対してビ
ル内の人が全員退出したことを示す情報を伝送させ、こ
れにより夜間においては人体検知システムAを防犯用に
切り換えればよい。
内の人が全員退出したかどうかを確認して、人体検知シ
ステムAを防犯用に切り換えるという作業を不要とでき
て便利である。なお、ビル内の全体の人体検知システム
Aを一括して防犯用に切り換えるようにしてもよいが、
特定領域毎にブロック分けしておき、ブロック内の人が
全員退出した際に、そのブロックの人体検知システムA
を防犯用に切り換えるようにしてもよい。
ら制御情報の伝送用への切換は、キーボックスから鍵が
取り出されたときに解除するようにすればよい。なお、
上記キーボックスは一般的には警備員室などに設置して
あり、キーボックスから鍵を取り出す操作は警備員を介
して行われ、出勤した人が警備員から鍵を受け取るまで
の経路は防犯領域に入っていないので、人体検知システ
ムAが作動するということはない。
伝送用として用いるかの切換を自動的に行う方法の別の
方法としては、次のようにすればよい。つまり、中央制
御装置11の内蔵するタイマを用いて、一定時刻になる
と、自動的に人体検知システムAを防犯用に切り換える
ようにする。なお、この場合には、仕事の都合などによ
り設定時刻を過ぎても退出しない場合や、早朝の出勤が
必要な場合がある。そこで、上記人体検知システムAの
防犯用と制御情報の伝送用との切換は、警備員が手動操
作によっても切換制御できるようにしておくことが好ま
しい。
テムA自体を用いる方法もある。つまり、例えばビル内
(ブロック毎の場合も含む)から人が全員退出すると、
そのときには人体検知システムAの各センサ1では人体
が検知されなくなる。そこで、このような状況となった
ときには、自動的に人体検知システムAを防犯用に切り
換える。
て、上記人体検知システムAで上述した最終退出者が退
出することを検知する機能を用い、最終退出者が退出し
たときに、人体検知システムAを防犯用に切り換えるよ
うにしてもよい。なお、上記人体検知システムAの防犯
用と制御情報の伝送用との切換を、タイマとその他の方
法との組み合わせにより行うようにしてもよく、例えば
図9のシステムの場合にはタイマ18と鍵管理システム
Dとを組み合わせて行っている。具体的には、タイマ1
8と鍵管理システムDとの両出力が共に得られた場合
に、人体検知システムAを防犯用に切り換えている。こ
のようにすれば、仕事の都合などによりタイマ18の設
定時刻を過ぎても退出しない場合や、早朝の出勤が必要
な場合に、柔軟に対応することができる。
検知を行い夫々固有のアドレスが設定された端末器とし
ての複数のセンサ、及びこれら複数のセンサが2線式の
伝送線で接続され各センサの人体検知状況を個別に判別
する親機とからなる人体検知システムと、複数の照明器
具や複数の空調機等の負荷機器、及びこれら負荷機器の
動作制御を行う親機とからなる負荷制御システムとを少
なくとも備え、上記人体検知システムを、防犯用と、負
荷制御システムに各センサの人体検知状況を示す情報の
伝達を行い、負荷制御システムの負荷機器の動作制御を
行わせる制御情報の伝送用として切換的に用い、上記人
体検知システムの防犯用と制御情報の伝送用とのいずれ
として用いるかの切換を、上記人体検知システムにおい
て人体が検知されなくなったときに防犯用に切り換える
ようにしているので、夜間に防犯システムとして使用さ
れる人体検知システムを特定空間の人体の存在検知用と
して用い、この人体検知状況に応じて例えば照明の自動
点灯制御を行うといった負荷機器の動作制御を行え、こ
のため昼間も上記防犯システムを他のシステムの制御の
ために用いて有効利用を図り、且つ防犯システムを負荷
制御システムと有機的に結合させて、総合的なシステム
コストを低減することができる。また、上記人体検知シ
ステムの防犯用と制御情報の伝送用とのいずれとして用
いるかの切換を、上記人体検知システムにおいて人体が
検知されなくなったときに防犯用に切り換えるようにし
ているので、人体検知システムの防犯用と制御情報の伝
送用との切換を例えばビル内に人がいるかどうかで自動
的に行うことができ、このため警備員などの負担を軽減
でき、人体検知システムの防犯用と制御情報の伝送用と
の切換も確実に行うことができる。
明図である。
いて、照明制御あるいは空調制御を行う方法の説明図で
ある。
る。
ある。
いか少ないかの判断を行う場合の動作を示すフローチャ
ートである。
である。
テム構成図である。
ステム構成図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 人体検知を行い夫々固有のアドレスが設
定された端末器としての複数のセンサ、及びこれら複数
のセンサが2線式の伝送線で接続され各センサの人体検
知状況を個別に判別する親機とからなる人体検知システ
ムと、複数の照明器具や複数の空調機等の負荷機器、及
びこれら負荷機器の動作制御を行う親機とからなる負荷
制御システムとを少なくとも備え、上記人体検知システ
ムを、防犯用と、負荷制御システムに各センサの人体検
知状況を示す情報の伝達を行い、負荷制御システムの負
荷機器の動作制御を行わせる制御情報の伝送用として切
換的に用い、上記人体検知システムの防犯用と制御情報
の伝送用とのいずれとして用いるかの切換を、上記人体
検知システムにおいて人体が検知されなくなったときに
防犯用に切り換えるようにして成ることを特徴とする総
合監視制御システム。
Priority Applications (1)
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JP26559891A JP3294297B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 総合監視制御システム |
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JPH05111077A JPH05111077A (ja) | 1993-04-30 |
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ID=17419352
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JP26559891A Expired - Lifetime JP3294297B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 総合監視制御システム |
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