JP3294170B2 - プローブ方法及びプローブ装置 - Google Patents

プローブ方法及びプローブ装置

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JP3294170B2 JP30483397A JP30483397A JP3294170B2 JP 3294170 B2 JP3294170 B2 JP 3294170B2 JP 30483397 A JP30483397 A JP 30483397A JP 30483397 A JP30483397 A JP 30483397A JP 3294170 B2 JP3294170 B2 JP 3294170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブ方法及び
プローブ装置に関し、更に詳しくは高温検査中に被検査
体の載置台が何等かの原因でプローブカードから所定距
離以上離れた時でも、これを自動的に検出しその後の高
温検査を円滑に実行し、スループットを向上させること
ができるプローブ方法及びプローブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプローブ装置10は、例えば図6
に示すように、カセットC内に収納されたウエハWを搬
送するローダ室11と、このローダ室11から搬送され
たウエハWを検査するプローバ室12と、このプローバ
室12及びローダ室11を制御するコントローラ13
と、このコントローラ13を操作する操作パネルを兼ね
る表示装置14とを備えて構成されている。
【0003】上記ローダ室11にはウエハ搬送機構15
及びサブチャック16が配設され、ウエハ搬送機構15
でウエハWをプローバ室12へ搬送する間にサブチャッ
ク16を介してオリエンテーションフラットを基準にし
たウエハWのプリアライメントを行うようにしてある。
更に、ローダ室11にはバーコードリーダやOCR等か
らなるウエハ認識機構(図示せず)が配設され、このウ
エハ認識機構によってウエハWの一部に表示されたバー
コードや文字情報を読み取ってウエハWのロット等を認
識するようにしてある。
【0004】上記プローバ室12には、ウエハWを載置
するX、Yステージ18及び昇降機構19等を介して
X、Y、Z及びθ方向に移動する温度調節可能なメイン
チャック20と、このメインチャック20上に載置され
たウエハWを正確にアライメントするアライメント機構
21と、アライメント機構21によりアライメントされ
たウエハWの電気的検査を行うためのプローブ端子を有
するプローブカードとが配設されている。アライメント
機構21は、例えば画像認識機構として配設された上下
のCCDカメラ21A(図6では上方のCCDカメラの
みを図示し、下方のCCDカメラは図示してないが、下
方のCCDカメラは例えばメインチャックに付帯してい
る)と、上方のCCDカメラ21Aが下向きに配設され
たアライメントブリッジ21Bと、このアライメントブ
リッジ21BがY方向で往復移動する時の一対のガイド
レール21Cとを備えている。そして、プローブカード
はプローバ室12の上面に対して開閉可能なヘッドプレ
ートの中央の開口部にインサートリングを介して固定さ
れている。また、プローバ室12にはテストヘッド(図
示せず)が移動可能に配設され、プローバ室12上に移
動したテストヘッドを介してプローブカードとテスタ
(図示せず)間を電気的に接続し、テスタからの所定の
信号をプローブカードを介してメインチャック20上の
ウエハWにおいて授受し、ウエハWに形成された複数の
チップの電気的検査をテスタによって順次行うようにし
ている。
【0005】従って、ウエハWの検査を行う場合には、
まず、ローダ室11内でウエハ搬送機構15が駆動して
カセットCから一枚のウエハWを取り出し、ウエハ搬送
機構15を介してウエハWを搬送する間にサブチャック
16によってウエハWのプリアライメントを行う。その
後、ウエハ搬送機構15を介してローダ11室からプロ
ーバ室内12のメインチャック20へウエハWを引き渡
す。引き続きアライメント機構21及びメインチャック
20を介してウエハWとプローブ端子のアライメントを
行った後、メインチャック20がX、Y、Z方向に移動
し、ウエハWとプローブ端子とが接触した後、更にメイ
ンチャック20がオーバドライブしてウエハWの電極パ
ッドとプローブ端子とが電気的に接触し、ウエハWの電
気的特性検査を行う。
【0006】そして、例えば180℃の高温下でウエハ
の電気的特性検査を行う場合にはメインチャック20上
で内部の加熱機構を介してウエハWを検査温度まで加熱
した後、プローブ端子と電気的に接触させて検査を行
い、また、例えば−50℃の低温下でウエハWの電気的
特性検査を行う場合にはメインチャック20上で内部の
冷却機構を介してウエハWを検査温度まで冷却した後、
プローブ端子と電気的に接触させて検査を行うようにし
ている。
【0007】ところで、例えば180℃にも達する高温
検査を行う際に、ウエハWの電極パッドとプローブカー
ドのプローブ端子とのアライメント後に検査を実行する
と、高温検査中のプローブカードが経時的に熱膨張し、
プローブアライメント時のプローブ端子の位置座標と実
際のプローブ端子の位置座標とが徐々に一致しなくな
り、プローブ端子の位置ズレや針圧異常を招く虞があ
る。特に、今後、ウエハサイズが例えば12インチの時
代になると、ウエハサイズが大きくなるばかりでなく、
ICチップが超微細化して電極パッド間のピッチが狭く
なる。これに伴ってプローブカードも大型化すると共に
多ピン化によりプローブ端子間のピッチが狭くなるた
め、上述の熱的影響が益々顕著になる。そのため、検査
前にプローブカードを予めメインチャック20によって
予備加熱(プリヒート)し、プローブカードの熱的影響
を極力防止するようにしている。
【0008】また、高温検査途中であっても例えばプロ
ーブ端子の針跡チェックや針研磨が必要になることがあ
り、この場合にはメインチャック20が検査位置より低
い位置まで離れ、プローブカードの温度が徐々に低下
し、検査を再開する時には前述のような位置ズレや針圧
異常を招く虞がある。ところが、このような事態は予測
でき、しかもそれぞれの作業時間も予測できるため、プ
ローブカードのプリヒート実行時間を予め設定し、メイ
ンチャック20によってプローブカードをプリヒートす
ることにより電極パッドとプローブ端子とを正常に接触
させることができる。尚、本明細書で、検査位置とは検
査中にウエハWをインデックス送りする時のメインチャ
ック20の高さを云う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検査中
には予測し得ないことが起こることがあり、時として何
等かの原因でメインチャック20が検査位置より低い位
置まで下降し、その位置である時間を経過してから元の
検査位置に復帰して高温検査を再開しても、この時点で
プローブカードが冷えプローブアライメント時のプロー
ブ端子の位置座標と実際のプローブ端子の位置座標が一
致せず、プローブ端子の位置ズレや針圧異常を招き、検
査の信頼性を損ねる虞がある。また、このような事態を
避けるためにマニュアル操作でその都度プローブカード
をプリヒートするようではスループットが著しく低下す
る虞がある。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、高温検査の最中に、万一メインチャック
(載置台)が検査位置より低い位置まで下降しその位置
に留まってプローブカードが冷えることがあっても、必
要に応じて自動的にプローブカードをプリヒートして検
査の信頼性を高め、しかもスループットを向上させるこ
とができるプローブ方法及びプローブ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のプローブ方法は、X、Y、Z及びθ方向に移動可能な
載置台を所定の検査温度まで加熱した後、その載置台に
載置した被検査体を載置し、上記被検査体の電極とプロ
ーブカードのプローブ端子とを接触させて電気的特性検
査を行うプローブ方法において、高温検査中に上記載置
台が検査位置より低い位置まで退避した時に上記載置台
を位置検出センサを介して検出した後、上記載置台の退
避時間を退避時間算出手段を介して算出し、この算出値
に基づいてプリヒート実行判定手段を介して上記載置台
で上記プローブカードをプリヒートするか否かを判定
し、プリヒートすると判定した時にはプリヒート時間算
出手段を介して上記退避時間及び上記プローブカードの
種類に基づいてプリヒート実行時間を求め、次いで、プ
リヒート終了判定手段を介して上記載置台を上記プリヒ
ート実行時間だけ上記検査位置に停止させることを特徴
とするものである。
【0012】また、本発明の請求項2に記載のプローブ
方法は、請求項1に記載の発明において、上記プリヒー
ト後、プローブアライメントを行うことを特徴とするも
のである。
【0013】また、本発明の請求項3に記載のプローブ
装置は、被検査体の電気的特性検査を行うプローバ室上
面に配置されたプローブカードと、このプローブカード
の下方でX、Y、Z及びθ方向に移動可能に配置され且
つ上記被検査体を検査温度に調整する温度調整可能な載
置台とを備え、上記載置台上で加熱された上記被検査体
の電極と上記プローブカードのプローブ端子とを接触さ
せて電気的検査を行うプローブ装置において、上記プロ
ーブカードを上記載置台によりプリヒートするためのプ
リヒート実行設定手段及びプリヒート実行手段を設け、
上記プリヒート実行手段は、検査位置より低い位置まで
退避した上記載置台を検出する位置検出センサと、この
検出結果に基づいて上記載置台の退避時間を算出する退
避時間算出手段と、この算出結果に基づいてプリヒート
を実行するか否かを判定するプリヒート実行判定手段
と、この判定結果によりプリヒートすると判定した時に
上記退避時間及び上記プローブカードの種類に基づいて
プリヒート実行時間を算出するプリヒート時間算出手段
と、この算出結果に基づいて上記載置台を上記プリヒー
ト実行時間だけ上記検査位置に停止させるプリヒート終
了判定手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に示す実施形態
に基づいて従来と同一または相当部分には同一符号を附
して本発明の特徴部分を中心に説明する。本実施形態の
プローブ装置10は、例えば図1に示すように、ローダ
室11、プローバ室12及びコントローラ13を備え、
基本的には図6に示すプローブ装置に準じて構成されて
いる。そして、従来と同様にローダ室11にはウエハ認
識機構17が配設され、このウエハ認識機構17によっ
てウエハWのロット等を認識するようにしてる。また、
プローバ室にはアライメント機構を構成するCCDカメ
ラ等の画像認識機構21Aが配設され、この画像認識機
構21AによってウエハWの表面及びプローブカード2
2のプローブ端子をそれぞれ画像認識し、ウエハWの電
極パッドとこれに対応するプローブ端子をアライメント
するようにしてある。更に、上記メインチャック20に
は温度制御コントローラ20Aが付帯し、コントローラ
13の制御下で温度制御コントローラ20Aを介してメ
インチャック20を加熱しあるいは冷却して所定の検査
温度に制御するようにしてある。尚、図1ではプローブ
カード22をインサートリングに装着した状態で示して
ある。
【0015】ところで、本実施形態のプローブ装置10
にはプローブカード22をメインチャック20によりプ
リヒートするためのプリヒート実行設定手段31及びプ
リヒート実行手段32が設けられ、高温検査の最中にメ
インチャック20が検査位置より低い位置まで退避した
時にプリヒート実行手段32が機能するようにしてあ
る。プリヒート実行設定手段31は例えば表示装置14
の画面に表示され、タッチ操作でプリヒートを実行する
か否かを設定できるようにしてある。そして、プリヒー
トを実行する旨を設定すると、プローブ装置10におい
て上述の事態が発生した時には、所定のプログラムに従
ってプリヒート実行手段32が機能して後述の条件下で
自動的にプリヒートを実行するようにしてある。また、
プローバ室12にはメインチャック20の高さを検出す
る位置検出センサ33が配設され、この位置検出センサ
33によって常にメインチャック20の高さを監視し、
メインチャック20が所定の高さより低い位置まで下降
した時には、コントローラ13へ信号を送り、その旨報
知するようにしてある。
【0016】次に、上記プリヒート実行手段32につい
て図2を参照しながら説明する。プリヒート実行手段3
2は、上記位置検出センサ33と、この検出結果に基づ
いてメインチャック20の退避時間を算出する退避時間
算出手段34と、この算出結果に基づいてプリヒートを
実行するか否かを判定するプリヒート実行判定手段35
と、この判定結果によりプリヒートすると判定した時に
退避時間及びプローブカード22の種類に基づいてプリ
ヒート実行時間を算出するプリヒート時間算出手段36
と、この算出結果に基づいてメインチャック20を検査
位置にプリヒート実行時間だけ停止させるプリヒート終
了判定手段37とを備え、プリヒート用のプログラムに
従って機能するようになっている。そして、退避時間算
出手段34、プリヒート実行判定手段35、プリヒート
時間算出手段36、プリヒート終了判定手段37はコン
トローラ13の主体となる中央処理装置(CPU)38
の一部として構成されている。
【0017】メインチャック20の退避時間はメインチ
ャック20が所定の高さより低い位置まで下降し、その
位置に達した時点から元の検査位置に戻るまでの時間の
ことを意味している。この時間は位置検出センサ33か
らの信号に基づきコントローラ13のリアルタイムクロ
ック39によって計測され、計測開始時間から計測終了
時間までリアルタイム記憶手段40に逐次格納されるよ
うになっている。そして、退避時間算出手段34はリア
ルタイム記憶手段40に格納された最初の時刻と最後の
時刻に基づいてメインチャック20の退避時間を算出す
るようにしてある。退避時間算出手段34で退避時間が
求められると、この算出結果に基づいてプリヒート実行
判定手段35がプローブカード22のプリヒートを実行
するか否かを判定するようにしてある。
【0018】ところで、プリヒート実行判定手段35の
判定基準となるのはプローブカード22の温度である。
つまり、メインチャック20がプローブカード22から
所定距離以上離れていても、検査位置への復帰が早けれ
ば、退避時間が短くプローブカード22は殆ど冷えるこ
となく検査時の温度を維持し、プローブ端子22Aは本
来の位置からの位置ズレがなく、そのまま検査を再開し
ても何等問題がない。従って、プリヒート実行判定手段
35は、メインチャック20の退避後、高温検査を再開
しても何等問題のない退避最大時間を基準としてプリヒ
ートを実行するか否かを判定する。この基準時間はプロ
ーブカード22の種類によって異なるが、その材質等に
よって予め求めることができるため、プローブカード2
2の種類によって予め所定の基準時間を設定することが
できる。従って、メインチャック20の退避時間が基準
時間内であれば、プリヒート実行判定手段35はプリヒ
ートを実行しない旨の判定を行い、基準時間を超えれば
プリヒートを実行する旨の判定を行う。
【0019】プリヒートを実行する旨の判定があると、
その判定結果に基づいてプリヒート時間算出手段36は
メインチャック20の退避時間とプローブカード22の
種類に基づいてプリヒート実行時間を求める。ここで、
プリヒート実行時間をT、退避時間をt、基準時間を
τ、そして、プローブカード20の種類によって決まる
時間係数をaとすれば、プリヒート実行時間Tは式T=
a(t−τ)によって求めることができる。この関係を
示したものが図3である。この式におけるa、τはコン
トローラ13のパラメータ記憶手段41に予め格納さ
れ、aには例えば0〜99の数値が割り当てられ、τに
は例えば30秒の数値が割り当てられる。τを30秒と
設定したのは、プリヒートした後プローブアライメント
を行うと、プローブアライメントを行っている間に30
秒を過ぎてしまう可能性があり、プローブアライメント
に30秒以上を費やすと、再度プリヒートを行う必要が
生じ、結果としてプリヒートとプローブアライメントを
永遠に繰り返す事態を生じるからである。
【0020】プリヒート実行時間Tを求めた結果、プリ
ヒート最大時間を超える場合にはプリヒート最大時間で
プリヒートを実行するようにしてある。プリヒート最大
時間とは、検査に開始時等でプローブカード22がメイ
ンチャック20によって全く加熱されていない状態か
ら、検査温度のプローブカード22の温度まで加熱する
に要する時間を云う。図3ではTがプリヒート最大時間
を表し、Bはメインチャック20が時間t2だけプロー
ブカード22から離れ、その時のプリヒート実行時間を
表している。この時のプリヒート実行時間Bはプリヒー
ト最大時間Tを超えているため、プリヒート実行時間は
プリヒート最大時間Tとなる。
【0021】上述のようにしてプリヒート実行時間を求
めると、この時間をCPU38を介してプリヒートタイ
マー42にセットするようにしてある。そして、このプ
リヒートタイマー42をプリヒート終了判定手段37が
常時監視し、プリヒートタイマー42のタイムアップ信
号に基づいてプリヒートの終了を判定するようにして
る。更に、プリヒート後にプローブアライメントが必要
な時もあるため、プローブアライメント設定手段43が
プリヒート実行設定手段31と同様に表示装置14の表
示画面に表示され、このプローブアライメント設定手段
43でプローブアライメントを実行する旨の設定を行え
ば、上述のプリヒートが終了した後、予め決めてあるプ
ローブ端子22Aについてプローブアライメントを行
い、初期値との差に基づいてメインチャック20の移動
量を補正し、プローブ端子22Aの位置ズレを解消する
と共に針圧を適正値に矯正する。次いで、メインチャッ
ク20が検査動作に移行し、検査を再開するようにして
ある。
【0022】(?)尚、このプローブ装置10のプリヒ
ート機能には、図4の機能ブロック図に示すように、各
種インスペクション機能、各種のストップ機能及び各種
エラー発生機能を備えている。各種インスペクション機
能は、上述した万一の時のプリヒート機能は勿論のこ
と、前述した針跡チェックや針研磨の後に行うプリヒー
ト機能を含んでいる。また、各種のストップ機能は、プ
ローブ装置10が停止した後、再度検査を始める時に行
うプリヒート機能であり、各種エラー発生機能は、プロ
ーブ装置10にエラーが発生した時に、エラー修復後再
度検査を始める時に行うプリヒート機能である。本実施
形態では高温検査時のプリヒート機能を問題とするた
め、図4のうち、各種インスペクション機能を同図に示
すように実行するようにしてある。
【0023】次に、上記プローブ装置10を用いた本発
明のプローブ方法について図4を参照しながら説明す
る。図4において、高温検査の最中に、何等かの原因で
メインチャック20(同図ではステージ)が検査位置よ
り低い位置まで下降して退避すると(S1)、CPU3
8を介してタイムクロック39の現在時刻を逐次読み取
りリアルタイム記憶手段40(同図ではメモリ)に格納
すると(S2)、自動的にインスペクション処理選択さ
れ実行される。引き続きCPU38を介してリアルタイ
ムクロック39の現在時刻を逐次読み取りリアルタイム
記憶手段40に格納する(S3)。そして、ステップS
2とステップS3で読み取られた時刻に基づいて退避時
間算出手段34(同図ではCPU)が退避時間t(同図
では経過時間)を算出する(S4)。次いで、プリヒー
ト実行判定手段35が退避時間tとパラメータ記憶手段
41で記憶された基準時間τとを比較し(S5)、プリ
ヒートを実行すると判定すると、プリヒート時間算出手
段36が図3に示す関係式からプリヒート実行時間を算
出し、プリヒートタイマー42にその時間をセットした
後(S6)、退避時間経過に伴ってメインチャック20
が検査位置(同図ではカードセパレート位置)まで上昇
する。これによりプリヒート終了判定手段37がプリヒ
ートタイマー42の機能を監視し(S8)、プリヒート
タイマー42がタイムアップすると(S9)、プリヒー
トが終了した旨の判定をする(S10)。すると、この
判定に基づいてメインチャック20がウエハWとの接触
位置へ上昇し、高温検査を再開する(S11)。
【0024】図4ではプローブカード22のプリヒート
を実行する時の流れを示しているが、上述したようにプ
リヒートを実行しないこともある。その判定経路は図5
に示すようなっている。即ち、予めプリヒート実行設定
手段31によりプリヒートを実行する旨設定されている
と、メインチャック20がプローブカード22から検査
位置より低い位置まで退避した時に、プリヒート実行手
段32が作動し、ステップS21において自動的にプリ
ヒートを実行する旨の判定が行われる。そして、プリヒ
ート実行判定手段35が既に求めた退避時間tと既に設
定したある基準時間τとを比較し(S22)、退避時間
tが基準時間τより大きいと判断すると、メインチャッ
ク20が検査位置まで移動し(S23)、メインチャッ
ク20は検査位置で一旦停止してプローブカード22の
プリヒートを開始する(S24)。この時点からプリヒ
ートタイマー42が作動し、この動作をプリヒート終了
判定手段37が常に監視し、プリヒート実行時間を経過
したか否かを判定し(S25)、プリヒート実行時間を
経過していなければ、この判定を繰り返す。そして、プ
リヒート終了判定手段37がプリヒート実行時間を経過
したと判定すると、プリヒートを終了する(S26)。
その後は本来の高温検査のプログラムに戻ってウエハW
がプローブカード22のプローブ端子22Aと接触する
(S27)。一方、ステップS22において退避時間t
が基準時間τより小さい時には、プリヒート実行判定手
段33がプリヒートを実行しないと判定し、ステップS
22からステップS27へジャンプし、ウエハWとプロ
ーブカード22の接触動作へ移る。また、プローブアラ
イメント設定手段43によりプローブアライメントを行
う旨の設定がしてあると、プリヒート後プローブアライ
メントを行った後、ウエハWとプローブカード22の接
触動作に移る。また、プリヒート実行設定手段31でプ
リヒートを実行しない方に設定してあれば、ステップS
21からステップS27へジャンプし、ウエハWとプロ
ーブカード22の接触動作へ移る。
【0025】以上説明したように本実施形態によれば、
ウエハWの高温検査中にメインチャック20が検査位置
より低い位置まで退避した時にメインチャック20を位
置検出センサ33を介して検出した後、メインチャック
20の退避時間tを退避時間算出手段34を介して算出
し、この算出値に基づいてプリヒート実行判定手段35
を介してメインチャック20でプローブカード22をプ
リヒートするか否かを判定し、プリヒートすると判定し
た時にはプリヒート時間算出手段36を介して退避時間
t及びプローブカードのパラメータaに基づいてプリヒ
ート実行時間Tを求め、次いで、プリヒート終了判定手
段37を介してメインチャック20をプリヒート実行時
間だけ検査位置に停止させるようにしたため、メインチ
ャック20が検査位置より低い位置へ下降すると、位置
検出センサ33でこの事実を自動的に検出し、降下位置
での滞留時間に応じてプリヒートが必要か否かを自動的
に判定し、プリヒートが必要な時にはプリヒート実行時
間を自動的に求めてプローブカード22をプリヒート
し、ウエハWとプローブカード22とを正確に接触させ
て検査の信頼性を高めることができ、しかも検査スルー
プットを向上させることができる。
【0026】また、プローブアライメント設定手段43
によりプリヒート後、プローブアライメントを行う旨の
設定がしてあれば、プリヒート後、ウエハWとプローブ
カードの接触動作前にプローブアライメントを行うた
め、より信頼性の高い検査を行うことができる。
【0027】尚、本発明は上記実施形態に何等制限され
るものではない。要は、高温検査の最中に予期せぬ原因
で被検査体の載置台が検査位置から下降した場合に、載
置台の熱を利用してプローブカードを自動的にプリヒー
トする技術であれば、本発明のプローブ方法及びプロー
ブ装置に含される。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項3に記載の
発明によれば、高温検査の最中に万一載置台が検査位置
より低い位置まで下降しその位置に留まってプローブカ
ードが冷えることがあっても、必要に応じて自動的にプ
ローブカードをプリヒートして検査の信頼性を高め、し
かもスループットを向上させることができるプローブ方
法及びプローブ装置を提供することができる。
【0029】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、高温検査の信頼
性を更に向上させることができるプローブ方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブ装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示すプローブ装置のCPUの要部を示す
機能ブロック図である。
【図3】本発明のプローブ方法におけるプリヒート動作
を示すグラフである。
【図4】本発明のプローブ方法を実施する際のフローを
示すブロック図である。
【図5】本発明のプローブ方法のうち、プリヒート動作
に手順を示すフローチャートである。
【図6】プローブ装置の一部を破断して示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 プローブ装置 12 プローバ室 13 コントローラ 20 メインチャック(載置台) 22 プローブカード 22A プローブ針(プローブ端子) 31 プリヒート実行設定手段 32 プリヒート実行手段 33 位置検出センサ 34 退避時間算出手段 35 プリヒート実行判定手段 36 プリヒート時間算出手段 37 プリヒート終了判定手段 38 CPU W ウエハ(被検査体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 G01R 31/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X、Y、Z及びθ方向に移動可能な載置
    台を所定の検査温度まで加熱した後、その載置台に載置
    した被検査体を載置し、上記被検査体の電極とプローブ
    カードのプローブ端子とを接触させて電気的特性検査を
    行うプローブ方法において、高温検査中に上記載置台が
    検査位置より低い位置まで退避した時に上記載置台を位
    置検出センサを介して検出した後、上記載置台の退避時
    間を退避時間算出手段を介して算出し、この算出値に基
    づいてプリヒート実行判定手段を介して上記載置台で上
    記プローブカードをプリヒートするか否かを判定し、プ
    リヒートすると判定した時にはプリヒート時間算出手段
    を介して上記退避時間及び上記プローブカードの種類に
    基づいてプリヒート実行時間を求め、次いで、プリヒー
    ト終了判定手段を介して上記載置台を上記プリヒート実
    行時間だけ上記検査位置に停止させることを特徴とする
    プローブ方法。
  2. 【請求項2】 上記プリヒート後、プローブアライメン
    トを行うことを特徴とする請求項1に記載のプローブ方
    法。
  3. 【請求項3】 被検査体の電気的特性検査を行うプロー
    バ室上面に配置されたプローブカードと、このプローブ
    カードの下方でX、Y、Z及びθ方向に移動可能に配置
    され且つ上記被検査体を検査温度に調整する温度調整可
    能な載置台とを備え、上記載置台上で加熱された上記被
    検査体の電極と上記プローブカードのプローブ端子とを
    接触させて電気的検査を行うプローブ装置において、上
    記プローブカードを上記載置台によりプリヒートするた
    めのプリヒート実行設定手段及びプリヒート実行手段を
    設け、上記プリヒート実行手段は、検査位置より低い位
    置まで退避した上記載置台を検出する位置検出センサ
    と、この検出結果に基づいて上記載置台の退避時間を算
    出する退避時間算出手段と、この算出結果に基づいてプ
    リヒートを実行するか否かを判定するプリヒート実行判
    定手段と、この判定結果によりプリヒートすると判定し
    た時に上記退避時間及び上記プローブカードの種類に基
    づいてプリヒート実行時間を算出するプリヒート時間算
    出手段と、この算出結果に基づいて上記載置台を上記プ
    リヒート実行時間だけ上記検査位置に停止させるプリヒ
    ート終了判定手段とを備えたことを特徴とするプローブ
    装置。
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