JP3294033B2 - オブラート - Google Patents
オブラートInfo
- Publication number
- JP3294033B2 JP3294033B2 JP34084794A JP34084794A JP3294033B2 JP 3294033 B2 JP3294033 B2 JP 3294033B2 JP 34084794 A JP34084794 A JP 34084794A JP 34084794 A JP34084794 A JP 34084794A JP 3294033 B2 JP3294033 B2 JP 3294033B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oblate
- medicine
- paste
- mixing
- taken
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はオブラートに関し、特
に、ペースト状オブラートに関する。
に、ペースト状オブラートに関する。
【０００２】
【従来の技術】内用薬、特に散剤はその味や物性などに
より服用しにくいことがある。また、高齢者や乳幼児に
おいては散剤のみならず、錠剤やシロップ剤でさえも服
用拒否を示すことがある。そして、従来では、薬を紙状
オブラートで包むか、清涼飲料水などに混合して服用し
ていた。
より服用しにくいことがある。また、高齢者や乳幼児に
おいては散剤のみならず、錠剤やシロップ剤でさえも服
用拒否を示すことがある。そして、従来では、薬を紙状
オブラートで包むか、清涼飲料水などに混合して服用し
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術、すなわち、紙状オブラートではオブラートが破れ
たり口腔内に張り付いて飲み下せないという問題点があ
った。又、清涼飲料水に混合する場合には、容量が多く
なり過ぎたり味がまずくなって飲み残す、といった問題
点があった。本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、従来の問題を解決するオブラートを提供するもので
ある。
技術、すなわち、紙状オブラートではオブラートが破れ
たり口腔内に張り付いて飲み下せないという問題点があ
った。又、清涼飲料水に混合する場合には、容量が多く
なり過ぎたり味がまずくなって飲み残す、といった問題
点があった。本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、従来の問題を解決するオブラートを提供するもので
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１にかかる発明は、服薬時に散剤と混合さ
せて使用するオブラートであって、当該オブラートの基
材をヒドロキシプロピルメチルセルロース、デキストラ
ン、アルギン酸塩、カゼインナトリウム、ポリエチレン
グリコール、グリセロゼラチンからなる群より選ばれた
少なくとも一種とし、これに水を加えることによりペー
スト状溶液に調製されたことを特徴とする。
めに、請求項１にかかる発明は、服薬時に散剤と混合さ
せて使用するオブラートであって、当該オブラートの基
材をヒドロキシプロピルメチルセルロース、デキストラ
ン、アルギン酸塩、カゼインナトリウム、ポリエチレン
グリコール、グリセロゼラチンからなる群より選ばれた
少なくとも一種とし、これに水を加えることによりペー
スト状溶液に調製されたことを特徴とする。
【０００５】ここで、本発明のペースト状オブラート
は、ペースト状にするための基剤（例えば高粘度タイプ
のヒドロキシプロピルメチルセルロース、デキストラ
ン、アルギン酸塩、カゼインナトリウム、ポリエチレン
グリコールなど）に、必要に応じて粘稠度調節剤（例え
ば軽質無水ケイ酸、グリセリンなど）、矯味剤（例えば
ショ糖、ブドウ糖、ステビア、アスパルテーム、サッカ
リン、クエン酸など）、芳香剤（例えばオレンジフレー
バー、イチゴフレーバー、コーヒーフレーバーなど）、
および防腐剤（例えばパラオキシ安息香酸エチル、パラ
オキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、
パラベン類、ソルビン酸類など）、着色料などを添加、
混合して調製する。そして、調製されたオブラートの適
量を内用薬に添加、混合し服用させる。
は、ペースト状にするための基剤（例えば高粘度タイプ
のヒドロキシプロピルメチルセルロース、デキストラ
ン、アルギン酸塩、カゼインナトリウム、ポリエチレン
グリコールなど）に、必要に応じて粘稠度調節剤（例え
ば軽質無水ケイ酸、グリセリンなど）、矯味剤（例えば
ショ糖、ブドウ糖、ステビア、アスパルテーム、サッカ
リン、クエン酸など）、芳香剤（例えばオレンジフレー
バー、イチゴフレーバー、コーヒーフレーバーなど）、
および防腐剤（例えばパラオキシ安息香酸エチル、パラ
オキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、
パラベン類、ソルビン酸類など）、着色料などを添加、
混合して調製する。そして、調製されたオブラートの適
量を内用薬に添加、混合し服用させる。
【０００６】
【作用】本発明のオブラートによれば、内用薬の口腔内
における流動性（滑り）が改善され、味、臭いなどのマ
スキングがされる。
における流動性（滑り）が改善され、味、臭いなどのマ
スキングがされる。
【０００７】
【実施例】（第１例） ペースト状にするための基剤として高粘度タイプのヒド
ロキシプロピルメチルセルロースを用い、これに粘稠度
調節剤として軽質無水ケイ酸を添加した。配合比はヒド
ロキシプロピルメチルセルロース：軽質無水ケイ酸：水
＝１：０．５：４０とし、さらに防腐剤としてパラオキ
シ安息香酸エチルを０．００５％、矯味剤としてサッカ
リンナトリウムを０．０１２％、芳香剤としてオレンジ
油を０．７５％添加して本発明のペースト状オブラート
を調製した。その５ｇを苦みと臭いの強い散剤１．３ｇ
（消化薬）に添加、混合して服用させた。
ロキシプロピルメチルセルロースを用い、これに粘稠度
調節剤として軽質無水ケイ酸を添加した。配合比はヒド
ロキシプロピルメチルセルロース：軽質無水ケイ酸：水
＝１：０．５：４０とし、さらに防腐剤としてパラオキ
シ安息香酸エチルを０．００５％、矯味剤としてサッカ
リンナトリウムを０．０１２％、芳香剤としてオレンジ
油を０．７５％添加して本発明のペースト状オブラート
を調製した。その５ｇを苦みと臭いの強い散剤１．３ｇ
（消化薬）に添加、混合して服用させた。
【０００８】その結果、内用薬の口腔内における流動性
（滑り）が改善され飲み下すのが容易になった、との評
価を得た。また、内用薬の味や臭いなどがマスキングさ
れ飲み易くなった、との評価を得た。このほか、混合後
の医薬品の容量があまり増えず、しかも少量ずつ服用で
きるので飲み残しがなくなった、という効果が得られ
た。
（滑り）が改善され飲み下すのが容易になった、との評
価を得た。また、内用薬の味や臭いなどがマスキングさ
れ飲み易くなった、との評価を得た。このほか、混合後
の医薬品の容量があまり増えず、しかも少量ずつ服用で
きるので飲み残しがなくなった、という効果が得られ
た。
【０００９】（第２例） ペースト状にするための基剤としてゼラチンとグリセリ
ンの混合物であるグリセロゼラチンを用いた。ゼラチ
ン：水：グリセリン＝５：２０：７５の組成とし、さら
に防腐剤としてパラオキシ安息香酸エチルを０．００５
％、矯味剤としてサッカリンナトリウムを０．０１２
％、芳香剤としてオレンジ油を０．７５％添加して本発
明のペースト状オブラートを調製した。その５ｇを苦み
と臭いの強い散剤１．３ｇ（消化薬）に添加、混合して
服用させた。
ンの混合物であるグリセロゼラチンを用いた。ゼラチ
ン：水：グリセリン＝５：２０：７５の組成とし、さら
に防腐剤としてパラオキシ安息香酸エチルを０．００５
％、矯味剤としてサッカリンナトリウムを０．０１２
％、芳香剤としてオレンジ油を０．７５％添加して本発
明のペースト状オブラートを調製した。その５ｇを苦み
と臭いの強い散剤１．３ｇ（消化薬）に添加、混合して
服用させた。
【００１０】その結果、内用薬の口腔内における流動性
（滑り）が改善され飲み下すのが容易になった、との評
価を得た。また、内用薬の味や臭いなどがマスキングさ
れ飲み易くなった、との評価を得た。このほか、混合後
の医薬品の容量があまり増えず、しかも少量ずつ服用で
きるので飲み残しがなくなった、という効果が得られ
た。
（滑り）が改善され飲み下すのが容易になった、との評
価を得た。また、内用薬の味や臭いなどがマスキングさ
れ飲み易くなった、との評価を得た。このほか、混合後
の医薬品の容量があまり増えず、しかも少量ずつ服用で
きるので飲み残しがなくなった、という効果が得られ
た。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のペースト
状オブラートにより、内用薬の口腔内における流動性
（滑り）が改善され飲み下すのが容易になり、内用薬の
味や臭いなどがマスキングされ飲み易くなる効果が得ら
れた。また、混合後の医薬品の容量があまり増えず、し
かも少量ずつ服用できるので飲み残しがなくなるという
効果が得られた。
状オブラートにより、内用薬の口腔内における流動性
（滑り）が改善され飲み下すのが容易になり、内用薬の
味や臭いなどがマスキングされ飲み易くなる効果が得ら
れた。また、混合後の医薬品の容量があまり増えず、し
かも少量ずつ服用できるので飲み残しがなくなるという
効果が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61K 9/00 A61J 3/00 ＣＡ（ＳＴＮ) ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (1)
- 【請求項１】 服薬時に散剤と混合させて使用するオブ
ラートであって、当該オブラートの基材をヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、デキストラン、アルギン酸
塩、カゼインナトリウム、ポリエチレングリコール、グ
リセロゼラチンからなる群より選ばれた少なくとも一種
とし、これに水を加えることによりペースト状溶液に調
製されたことを特徴とするオブラート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34084794A JP3294033B2 (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | オブラート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34084794A JP3294033B2 (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | オブラート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175971A JPH08175971A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3294033B2 true JP3294033B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=18340858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34084794A Expired - Lifetime JP3294033B2 (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | オブラート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3294033B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6277395B1 (en) | 1998-07-31 | 2001-08-21 | Ryukakusan Co. Ltd. | Swallowing-assistive drink |
| JP4606582B2 (ja) * | 1998-04-29 | 2011-01-05 | 大日本住友製薬株式会社 | ビグアナイド系薬物の内服製剤 |
| DK1082109T3 (da) * | 1998-04-29 | 2004-08-09 | Sumitomo Pharma | Oral formulering omfattende biguanid og en organisk syre |
| USRE39125E1 (en) * | 2000-03-13 | 2006-06-13 | Ryukakusan Co. Ltd | Swallowing-assistive drink |
-
1994
- 1994-12-24 JP JP34084794A patent/JP3294033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08175971A (ja) | 1996-07-09 |
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Legal Events
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