JP3293978B2 - オフセット印刷装置 - Google Patents

オフセット印刷装置

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JP3293978B2
JP3293978B2 JP27516593A JP27516593A JP3293978B2 JP 3293978 B2 JP3293978 B2 JP 3293978B2 JP 27516593 A JP27516593 A JP 27516593A JP 27516593 A JP27516593 A JP 27516593A JP 3293978 B2 JP3293978 B2 JP 3293978B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷装置に
係り、特に凹版上のパターンをブランケット胴を介して
ワーク上に転写するようにして、LCD用のカラーフィ
ルタ等を製造する場合に好適なオフセット印刷装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LCD用のカラーフィルタは、ガ
ラス等からなる透明基板上にR,G,Bのそれぞれの精
細パターンを順次印刷して製造する。このLCDカラー
フィルタの画線部を形成する方法としては、平板オフセ
ット印刷法あるいは凹版オフセット印刷法が高精度で低
コストであることから多用されている。この場合、R,
G,Bの各パターンの真直性,位置精度が要求され、ま
た、R,G,Bのインクを順次印刷する際にはパターン
の整合性が要求される。
【0003】従来の、この種のオフセット印刷装置とし
ては、図5に示すタイプのものがある。即ち、従来のオ
フセット印刷装置Moは、基台100を有し、この基台
100上にステージ101が支持されている。このステ
ージ101中央の上方には支持フレーム107に取り付
けられたブランケット胴102が設けられ、モータ10
3の回転に応じて前記ブランケット胴102が前後に移
動するようになっている。前記ステージ101上には刷
版Pを載置するための版定盤120と、ガラス板からな
るワークWを載置するためのワーク定盤121が配設さ
れている。前記基台100の側面の上部にはガイドレー
ル104が設けられ、このガイドレール104に沿って
スライダ105が摺動し、このスライダ105は前記支
持フレーム107に固着されている。この支持フレーム
107の下部はボールネジ106に係合し、このボール
ネジ106は前記モータ103の回転がベルトBを介し
て伝達されることによって回転する。
【0004】前記ステージ101の左右両側にはラック
109とベアラー110が設けられ、これらラック10
9とベアラー110にそれぞれ対応して、前記ブランケ
ット胴102の左右にピニオン108とベアラー111
が設けられている。そして、ベアラー110とベアラー
111とが当接した状態でラック109とピニオン10
8が噛合し、しかもラック109とピニオン108との
噛合高さが刷版P及びワークWの高さと同一になって、
ブランケット胴102が往復動するようになっている。
【0005】そして、R,G,B用のそれぞれのパター
ンを順次ワーク上に印刷し、LCD用のカラーフィルタ
を製造している。しかしながら、従来のオフセット印刷
装置M0 は、前記ブランケット胴102がステージ10
1上を往復動するようになっており、かかる「ブランケ
ット移動型」の移動体(ブランケット胴,スライダ等)
のL/D[Lは移動体の印刷方向長さ(スライダ105
の印刷方向長さ)、Dは移動体の移動方向に垂直な幅
(ガイドレール104,104間の間隔)]が約0.5
となり、この数値では、この種のオフセット印刷装置の
印刷精度の大きな要因となるヨーイング(Yawing)が大
きくなる。ここに、ヨーイングとは、ブランケット胴1
02が、垂直軸中心の回転をいい、一般に、ヨーイング
を良好に保つには移動体のL/Dは、1.5程度の値が
必要とされ、L/D<1.5の場合はヨーイングが大き
くなるとされている。
【0006】また、前記移動体の重心が、摺動面(リニ
アガイド面、ベアラー面)を基準として考えた場合に高
くなり、位置決め精度が劣る原因となっている。また、
従来のオフセット印刷装置M0 は、ラック109とピニ
オン108の係合によってブランケット胴102が回転
しながら移動するようになっている。そのため、前記回
転と移動の同期精度は、歯車のピッチと歯型精度に大き
く依存し、バックラッシュの影響を受け、同期精度を上
げるには高価な歯車を必要とする。
【0007】そこで、本件出願人は、先にかかる問題点
を解決した刷版から被印刷体へブランケット胴を介して
繰り返し行う印刷を、高い位置合せ精度で行うことが可
能なオフセット印刷装置を提案した(特願平05−05
3466号)。
【0008】この提案に係るオフセット印刷装置M
1は、図6に示すように、基台201上を往復動するス
テージ202と、該ステージ202上に設けられた位置
調節自在な凹版載置用の版定盤206と、ステージ20
2上に設けられた位置調節自在なワーク載置用のワーク
定盤207と、ステージ移動用のステージモータ212
と、ブランケット胴203回転用のブランケット胴モー
タ217と、ステージモータ212とブランケット胴モ
ータ217を個別に制御する制御装置(図示せず)とを
備えて構成されている。更に、前記制御装置はステージ
モータ212とブランケット胴モータ217の個別制御
をセミクローズド制御方式で制御し、ステージの精密な
位置決めのためにステージモータ212の出力をボール
ネジ213を介してステージ202に伝達し、版定盤2
06上の版Pとワーク定盤207上のワーク基板Wとの
アライメントマークAM(図7参照)を光学的に検知
し、前記版定盤206およびワーク定盤207を移動さ
せて前記版Pおよびワーク基板Wを基準位置に移動する
ようにしていた。なお、符号204は、前記アライメン
トマークAMをそれぞれ光学的に検出して前記ワークW
と刷版Pとの相対的位置関係を調整するためのアライメ
ント装置であり、符号215はリニアガイドであり、符
号216は摺動駒であり、符号227は、刷版P上にイ
ンクを供給するための上下動可能なインキング装置(デ
ィスペンサ)である。
【0009】このように構成すると、L/D[Lは移動
体の印刷方向長さ(摺動駒216間の印刷方向長さ)、
Dは移動体の移動方向に垂直な幅(リニアガイド21
5,215間の長さ)]が1.5を越えるので、移動体
となるステージの移動量,位置決め精度,ヨーイング等
の精度の向上が図られ、例えば、R,G,B3色の印刷
を行う場合、各色間の整合性の良好な高精度,高品質の
LCDカラーフィルタを製造できる。
【0010】ここで、図8に基づいて前記オフセット印
刷装置M1 の概略動作を説明する。先ず、図8(A)に
示すように、アライメント装置204により刷版Pのア
ライメント(位置調整)が行われ、次いでワークWのア
ライメントが行なわれる。そして、図8(B)に示すよ
うに、インキング装置227により刷版Pにインクが塗
布され、刷版P上のパターンがブランケット胴203に
転写される。このブランケット胴203に転写されたパ
ターンは、図8(C),(D)に示すように、ワークW
上に転写されて一連の動作が終了し、再度ステージ20
2が左方に移動し、初期状態(図8(A)の状態)に戻
る(図8(E))。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
8に示した動作から明らかなように、ワークWへの印刷
が終了する都度、刷版PのアライメントとワークWのア
ライメントが行われるが(図8(A)の状態)、インク
塗布工程(刷版Pへのインクの塗布、図8(A)参照)
とブランケット受理工程(ブランケット胴へのインクの
塗布、図8(B)参照)とを同時に行うことができない
ため、1回の印刷(印刷1pass)当りの所要時間が
長くなり、作業効率の面で好ましくなく、スピードアッ
プが望まれていた。
【0012】そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなさ
れたものであり、印刷を繰り返し行っても、高い位置合
せ精度で印刷を行うことが可能であり、且つ、1回の印
刷当りの所要時間の少ないオフセット印刷装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、基台(1)と、該基台
(1)上を往復動する平版または凹版(P)載置用の版
定盤(6)が載置された第1ステージ(2)と、該基台
(1)上を往復動するワーク(W)載置用のワーク定盤
(7)が載置された第2ステージ(3)と、第1ステー
ジ(2)の基準位置からのズレ量を第2ステージ(3)
のアライメントを実施する際に偏差分として持ち込んで
版(P)とワーク(W)との相対的位置関係を調整する
ためのアライメント装置(5)と、前記基台(1)上方
の第1および第2ステージ(2,3)と対応する位置に
設けられたブランケット胴(4)と、前記第1ステージ
(2)を移動せしめる第1ステージモータ(12)と、
前記第2ステージ(3)を移動せしめる第2ステージモ
ータ(13)と、前記第1および第2ステージモータ
(12,13)をそれぞれ独立して回転制御し、前記ア
ライメント装置(5)による第2ステージ(3)のアラ
イメントの実施中に前記第1ステージモータ(12)を
回転させて前記版(P)に対するインキングとブランケ
ット胴(4)によるインキ受理とを行わせる制御装置
(40)とを備えたオフセット印刷装置を採用する
【0014】
【作用】図3において、図3(A)に示す刷版Pのアラ
イメントを光学装置5bによって行った後に、制御装置
の制御の下に第1ステージ2を独立して右方に移動させ
て図3(B)に示す位置でワークアライメントとインキ
ングとインキ受理とをほぼ同時に行う。次いで、図3
(C)に示すように、第1ステージ2のみを独立して右
方に移動させて退避状態にせしめ、図3(C)および図
3(D)に示すように、第2ステージ3を右方に移動し
て印刷を実行する。従って、前述の如く「ワークアライ
メントとインキングとインキ受理」とをほぼ同時に行う
ので、1サイクルの印刷工程に要する時間を大幅に減少
することができる。これに対して従来は、図4および図
8に示すように、刷版Pのアライメントが終了した後に
ワークWのアライメントを行い、このワークWのアライ
メントが終了した後にインキングを行い、インキ受理を
行っていたので、時間がかかっていた。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1に示すように、本発明のオフセット印刷装
置M2 は矩形をなす基台1を有し、この基台1上にはそ
れぞれ略正方形をした版定盤用の第1ステージ2とワー
ク定盤用の第2ステージ3が往復動可能に設けられてい
る。前記基台1の長手方向中央部上方にはブランケット
胴4が回転自在に設けられている。前記第1ステージ2
上には刷版Pを載置するための版定盤6が設けられ、前
記第2ステージ3上にはガラス板等からなるワークWを
載置するためのワーク定盤7が配設されている。なお、
前記両定盤6,7は表面に多数の小孔を備え、真空引に
より各定盤6,7上に刷版PおよびワークWを吸着保持
するようにしている。
【0016】前記ブランケット胴4に隣接して刷版P上
に供給されたインキのうち、余分なものを拭き取り且つ
刷版Pの画線部にインクを充填するためのドクター装置
26が上下動可能に設けられると共に、このドクター装
置26に隣接して前記刷版P上にインクを供給するため
の上下動可能なディスペンサー装置27が設けられてい
る。前記ドクター装置26とディスペンサー装置27と
を総称してインキング装置Iと称する。
【0017】前記ディスペンサー装置27に隣接して前
記ワークW上に形成されたアライメントマークAM及び
前記刷版P上に形成されたアライメントマークAM(図
7参照)をそれぞれ光学的に検出して前記ワークWと刷
版Pとの相対的位置関係を調整するためのアライメント
装置5が設けられている。前記アライメント装置5は左
右に配設されたCCDカメラを含む光学装置5a,5b
を含み、これら光学装置5a,5bは上述したようにワ
ークWあるいは刷版PのアライメントマークAMをそれ
ぞれ2台のCCDカメラにより検出して相互の位置関係
を判断し、図2に示すように、版定盤6及びワーク定盤
7を、それぞれX座標用,Y座標用,θ用のパルスモー
タ41,42,43を駆動させて調節する。
【0018】ブランケット胴4の両側端は、転写を所定
圧力で行うための荷圧装置11によって支持され、ま
た、この荷圧装置11によって前記ブランケット胴4の
高さ位置が調整される。
【0019】前記基台1の手前端面には第1ステージモ
ータ12が設けられ、この第1ステージモータ12には
ボールネジ14がカップリングを介して連結され、この
ボールネジ14は第1ステージ2の裏側に設けられた係
合部材31に螺合している。前記基台1の両側上面に
は、リニアガイド18,18が長手方向に配設され、こ
のリニアガイド18には前記第1ステージ2の手前左右
の下面に設けられた摺動駒19a,19bが摺動自在に
係合している。なお、第1ステージ2の奥方左右の下面
にも2個の摺動駒が配設されているが、その内の符号1
9cの1個だけを図示する。前記第1ステージモータ
が回転すると、第1ステージ2は左右に摺動する。こ
こに、前記リニアガイド18,18間の間隔を符号Dで
示し、摺動駒19a,19b間の間隔を符号L1で示
す。そして、L1/D>1.5に設定されている。
【0020】また、前記基台1の奥方端面には第2ステ
ージモータ13が設けられ、この第2ステージモータ1
3にはボールネジ15がカップリングを介して連結さ
れ、このボールネジ15は第2ステージ3の裏側に設け
られた係合部材32に螺合している。前記リニアガイド
18には前記第2ステージ3の手前左右の下面に設けら
れた2個の摺動駒19e(1個のみを図示する)が摺動
自在に係合している。そして、前記第2ステージモータ
13が回転すると、第2ステージ3は左右に摺動する。
ここに、摺動駒19e,19f(図示せず)間の間隔を
符号L2 で示し、L1 =L2 およびL2 /D>1.5に
設定されている。
【0021】また、前記ブランケット胴4の一側には変
速機20を介してブランケット駆動用モータ21が設け
られ、このブランケット駆動用モータ21によって前記
ブランケット胴4が回転される。前記ブランケット駆動
用モータ21,第1ステージモータ12,第2ステージ
モータ13は、図2に示すように、制御装置40に接続
され、この制御装置40によって第1,第2ステージモ
ータ12,13はそれぞれ独立して回転制御される。こ
こに、前記第1ステージ2および第2ステージ3の往復
動と、ブランケット胴4の回転位置とは同期させる必要
があるが、上述のように第1ステージモータ12,第2
ステージモータ13,ブランケット駆動用モータ21と
をCPU等からなる制御装置40によって独立して回転
制御すれば、第1ステージ2および第2ステージ3の移
動とブランケット胴4の回転とを正確に同期させること
ができる。
【0022】次に、本発明のオフセット印刷装置M2
動作を図3に基づいて説明する。図3(A)は初期状態
を示し、版定盤6上には平板または凹版からなる刷版P
が吸着固定され、ワーク定盤7上にはガラス板からなる
ワークWが吸着固定されている。このとき、ブランケッ
ト胴4およびインキング装置Iは持ち上げられた状態、
即ち、刷版P上面と非接触状態である。このとき、刷版
P上ではアライメント装置5bにより、刷版P上に付さ
れたアライメントマーク(図7参照)を確認し、基準位
置とのズレ量を算出する。ここに、基準位置からx,
y,θ方向の偏差量が基準値範囲(x,y,θのそれぞ
れが50μm程度)を越えている場合は、第1ステージ
モータ12が駆動されて、刷版Pを前記基準値範囲内の
領域に移動させる。このとき、刷版Pの基準位置からの
ズレ量(x,y,θのそれぞれが50μm以下)をワー
ク側アライメントを実施する際に偏差分として持ち込
む。
【0023】刷版Pのアライメント終了後、図3(B)
に示すように、刷版Pを載置した第1ステージ2は、イ
ンキング工程およびブランケット胴4へのインキ受理工
程に進む。このとき同時に、ワークW上ではワークWに
付されたアライメントマークAMをアライメント装置5
aで観察し、前述の刷版P側から持ち込んだ偏差量を含
んで所定基準値内(x,y,θのそれぞれが5μm以
内)を達成するように、ワーク側ステージの駆動パルス
モータ41,42,43を用いてアライメントを行う。
【0024】ここに、ワークアライメント(x,y,θ
のそれぞれが5μm以内)に関しては、アライメント設
定量が刷版アライメント(x,y,θのそれぞれが50
μm程度)に比べて小さいことから、アライメント設定
量内に収まるように繰り返し行う。ワークアライメント
終了後、ワーク側ステージ(第2ステージ3)はブラン
ケット胴4の下方に移動し、ワークWへの印刷実行位置
に移動される(図3(C))。この際、ブランケット胴
4には前記刷版Pとの接触により、所定の形状にインキ
が既に付着されている。
【0025】次いで、第1ステージ2は、ブランケット
胴4の接触面(印刷パターン部)を通過後、図3(C)
に示す位置まで移動される。この第1ステージ2の移動
は、第2ステージ3がブランケット胴4に接触しながら
移動されて印刷が実行されるとき、第2ステージ3の移
動の妨げとならないように退避するためである。
【0026】このようにして印刷終了後、図3(D)に
示すように、第1,第2ステージ2,3は、ブランケッ
ト胴4を間に挟んでアライメント装置5a,5bとは反
対側に位置される。その後、第1,第2ステージ2,3
は、図3(E)に示す初期状態まで移動速度で移動され
る。ここに、移動速度,印刷速度,受理速度の間には、
次の関係が成り立つ。
【0027】移動速度>印刷速度>受理速度 以上の動作による1サイクルの工程を従来装置と本実施
例とで比較して図示すると、図4に示すようになる。
【0028】即ち、従来装置では、刷版アライメントを
終了した後に(ステップS1)、ワークアライメントを
行い(ステップS2)、インキングとインキ受理をほぼ
同時に行ない(ステップS3)、印刷を実行している
(ステップS4)。
【0029】これに対して本実施例では、刷版アライメ
ントを終了した後に(ステップS11。図3(A)の状
態)、ワークアライメントとインキングとインキ受理と
をほぼ同時に行ない(ステップS12。図3(B)の状
態)、印刷を実行している(ステップS13。図3
(C)および図3(D)の状態)。従って、本実施例で
は従来に比較し、1サイクルの印刷工程に要する時間を
大幅に減少することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように、基台と、該基
台上を往復動する平版または凹版載置用の版定盤が載置
された第1ステージと、該基台上を往復動するワーク載
置用のワーク定盤が載置された第2ステージと、第1ス
テージの基準位置からのズレ量を第2ステージのアライ
メントを実施する際に偏差分として持ち込んで版とワー
クとの相対的位置関係を調整するためのアライメント装
置と、前記基台上方の第1および第2ステージと対応す
る位置に設けられたブランケット胴と、前記第1ステー
ジを移動せしめる第1ステージモータと、前記第2ステ
ージを移動せしめる第2ステージモータと、前記第1お
よび第2ステージモータをそれぞれ独立して回転制御
し、前記アライメント装置による第2ステージのアライ
メントの実施中に前記第1ステージモータを回転させて
前記版に対するインキングとブランケット胴によるイン
キ受理とを行わせる制御装置とを備えたオフセット印刷
装置であり、第1ステージの基準位置からのズレ量を第
2ステージのアライメントを実施する際に偏差分として
持ち込んで版とワークとの相対的位置関係を調整するこ
とで、第1ステージのアライメントを省いて第2ステー
ジのアライメントでまとめてアライメントを行うように
し、且つ、印刷工程の1サイクルの中で、ワークアライ
メント処理とブランケット胴へのインキ受理処理とを、
並列に行うようにしているので、1サイクルの印刷工程
に要する時間を大幅に減少することができ、高精度で高
効率な印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオフセット印刷装置の実施例の概略斜
視図である。
【図2】前記実施例の制御装置の概略構成図である。
【図3】前記実施例の作用説明図である。
【図4】本発明と実施例との印刷工程の差を概念的に示
したフローチャートである。
【図5】第1の従来例の概略斜視図である。
【図6】第2の従来例の概略斜視図である。
【図7】前記オフセット印刷装置に使用するアライメン
トマークAMを示す図である。
【図8】前記第2の従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
AM…アライメントマーク P…凹版 W…ワーク 1…基台 2…ステージ 4…ブランケット胴 5…アライメント装置 5a,5b…光学装置 6…版定盤 7…ワーク定盤 12…第1ステージモータ 13…第2ステージモータ 14,15…ボールネジ 18…リニアガイド 19a〜19e…摺動駒 40…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 17/14 B41F 3/20 B41F 33/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、該基台上を往復動する平版また
    は凹版載置用の版定盤が載置された第1ステージと、該
    基台上を往復動するワーク載置用のワーク定盤が載置さ
    れた第2ステージと、第1ステージの基準位置からのズ
    レ量を第2ステージのアライメントを実施する際に偏差
    分として持ち込んで版とワークとの相対的位置関係を調
    整するためのアライメント装置と、前記基台上方の第1
    および第2ステージと対応する位置に設けられたブラン
    ケット胴と、前記第1ステージを移動せしめる第1ステ
    ージモータと、前記第2ステージを移動せしめる第2ス
    テージモータと、前記第1および第2ステージモータを
    それぞれ独立して回転制御し、前記アライメント装置に
    よる第2ステージのアライメントの実施中に前記第1ス
    テージモータを回転させて前記版に対するインキングと
    ブランケット胴によるインキ受理とを行わせる制御装置
    とを備えたことを特徴とするオフセット印刷装置。
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