JP3293689B2 - Icカード用リーダライタ - Google Patents

Icカード用リーダライタ

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JP3293689B2
JP3293689B2 JP16955393A JP16955393A JP3293689B2 JP 3293689 B2 JP3293689 B2 JP 3293689B2 JP 16955393 A JP16955393 A JP 16955393A JP 16955393 A JP16955393 A JP 16955393A JP 3293689 B2 JP3293689 B2 JP 3293689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICカード用リーダライ
タの通信仕様、例えばモデム側インタフェースでの通信
速度が2400bps、ICカード側のそれが9600
bpsのように、ICカード側のインタフェースでの通
信速度とホスト機器側のそれとが異なるICカード用リ
ーダライタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のICカードシステムにおいて使用
されるICカード用リーダライタには、トランスペアレ
ントタイプと、バッファリングタイプとがある。前者
は、ホスト機器からICカードにデータ通信を行う場
合、ホスト機器に対するRS−232Cインタフェース
の動作電圧レベルと、ICカードに対するTTLインタ
フェースの動作電圧レベルとの間で、その動作電圧につ
いてレベル変換処理だけを行うものである。したがっ
て、このタイプのリーダライタでは、後者に比較してホ
スト機器とICカードとの間のデータ通信の処理速度が
向上することとなる。後者は、この場合、ホスト機器か
らのデータをリーダライタ内のメモリにバッファリング
し、その後、そのバッファリングしたデータをICカー
ドに送信する。また、ICカードからのデータも同様に
バッファリングした後、ホスト機器へ送信するものであ
る。
【0003】したがって、このトランスペアレントタイ
プのリーダライタでホスト機器側インタフェースの信号
伝送速度(通信速度)がICカード側のそれとが異なる
場合、ホスト機器側の通信速度をICカード側のそれと
同じ9600bpsにするか、または、ICカード側の
クロック信号の周波数を下げて通信速度を同一にする等
の手段により対応していた。
【0004】また、バッファリングタイプでは、通信デ
ータをバッファ制御してデータを一時的にバッファメモ
リに退避するため、異なる通信速度でも通信することが
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ト
ランスペアレントタイプのリーダライタでは、通信仕様
(通信プロトコル等)がICカードのそれに依存して制
限されてしまうという課題があった。または、通信速度
を下げたり、クロック周波数を下げることにより、通信
処理の時間が長くなってしまうという問題があった。
【0006】一方、バッファリングタイプでも、通信デ
ータをバッファメモリに格納する作業により通信処理時
間が、トランスペアレントタイプの場合の約2倍かかっ
てしまうという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、インタフェースが異な
る通信仕様を有するホスト機器とICカードとの間のデ
ータ通信に対しても通信処理時間を短縮することができ
るICカード用リーダライタを提供することを、その目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】ホスト機器およびICカ
ードに接続されるとともに、これらのそれぞれに対して
データ通信が可能であるICカード用リーダライタの概
略構成システムを図1に示す。図1に示すように、ホス
ト機器100およびICカード200に接続されるとと
もに、これらのそれぞれに対してデータ通信が可能であ
るICカード用リーダライタ300において、上記ホス
ト機器100および/またはICカード200に接続さ
れるインタフェース装置310を備え、このインタフェ
ース装置310は、上記ホスト機器100とICカード
200との間のデータ通信に際して、ホスト機器100
との間の通信仕様と、ICカード200との間のそれと
の差異を検出する検出手段311と、通信データを一時
保持するバッファ手段312と、上記ホスト機器100
との間の単位時間当りに送受可能なデータ量と、ICカ
ード200との間の単位時間当りに送受可能なデータ量
との差異に対応したデータ量の通信データを上記バッフ
ァ手段312により保持させるバッファ制御手段313
とを有するICカード用リーダライタである。
【0009】上記通信仕様の差異は、少なくとも通信速
度、キャラクタ構成、伝送フォーマット、コード体系を
含むプロトコルに基づいて判定する。
【0010】ここで、ホスト機器とICカード間の通信
速度、キャラクタ構成等のプロトコルが異なる際、複数
種類のICカードと複数のホスト機器との通信を最短の
処理時間で対応するためになされた請求項1に記載の発
明は、ホスト機器およびICカードに接続されるととも
に、これらのそれぞれに対してデータ通信が可能である
ICカード用リーダライタにおいて、 (a)上記ホスト機器およびICカードに接続される
DR(レシーブデータレジスタ)とTDR(トランスミ
ットデータレジスタ)とを有するSCI(シリアルコミ
ュニケーションインタフェース)装置を備え、 (b)上記ホスト機器とICカードとの間のデータ通信
に際して、ホスト機器とSCI装置の間及びSCI装置
とICカードの間の各々の通信ボーレート、ストップビ
ット、キャラクタ構成、伝送フォーマット、コード体系
を含むプロトコル及び通信方向の差異を検出する検出手
段と、 (c)通信データを一時保持するバッファ手段と、 (d)ホスト機器からICカードにデータ通信する際、
ICカード側SCI装置のTDR(トランスミットデー
タレジスタ)がE(エンプティ)の時にホスト機器側S
CI装置のRDR(レシーブデータレジスタ)から通信
データを送信し、ICカード側SCI装置のTDR(ト
ランスミットデータレジスタ)がエンプティでない時に
通信データをバッファ手段に一時保持させる、また、逆
にICカードからホスト機器にデータ通信する際、ホス
ト機器側SCI装置のTDR(トランスミットデータレ
ジスタ)がE(エンプティ)の時にICカード側SCI
装置のRDR(レシーブデータレジスタ)から通信デー
タを送信し、ホスト機器側SCI装置のTDR(トランス
ミットデータレジスタ)がエンプティでない時に通信デ
ータをバッファ手段に一時保持させるバッファ制御手段
と、 を有することを特徴とするICカード用リーダライ
タである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、ホスト機
器およびICカードに接続されるとともに、これらのそ
れぞれに対してデータ通信が可能であるICカード用リ
ーダライタにおいて、 (a)上記ホスト機器およびICカードに接続される
DR(レシーブデータレジスタ)とTDR(トランスミ
ットデータレジスタ)とを有するSCI(シリアルコミ
ュニケーションインタフェース)装置を備え、 (b)上記ホスト機器とICカードとの間のデータ通信
に際して、ホスト機器とSCI装置の間及びSCI装置
とICカードの間の各々の通信ボーレート、ストップビ
ット、キャラクタ構成、伝送フォーマット、コード体系
を含むプロトコル 及び通信方向の差異を検出する検出手
段と、 (c)ホスト機器からICカードにデータ通信する際、
ホスト側SCI装置のRDR(レシーブデータレジス
タ)がフルでない時、かつICカード側SCI装置のT
DR(トランスミットデータレジスタ)がE(エンプテ
ィ)の時で、バッファに送信すべきデータがある時、そ
のデータをICカード側SCI装置のTDR(トランス
ミットデータレジスタ)で送信する手段、また、逆にI
Cカードからホスト機器にデータを通信する際、ICカ
ード側SCI装置のRDR(レシーブデータレジスタ)
がフルでない時、かつホスト側SCI装置のTDR(ト
ランスミットデータレジスタ)がE(エンプティ)の時
で、バッファに送信すべきデータがある時、そのデータ
をホスト側SCI装置のTDR(トランスミットデータ
レジスタ)で送信する手段、とを有することを特徴とす
るICカード用リーダライタである。
【0012】
【作用】本発明に係るICカード用リーダライタは、ホ
スト機器100からのデータを受信しながら、このデー
タをICカード200に送信する。例えばホスト機器1
00に対するインタフェースの通信仕様がICカード2
00に対するそれと異なる場合、必要に応じて、ホスト
機器100からのデータをバッファメモリ312にバッ
ファリングし、ICカード200に送信する。例えばホ
スト機器100との間の単位時間当りに送受可能なデー
タ量と、ICカード200との間のそれとを比較するこ
とにより、通信仕様の差異を検出する。そして、これら
のデータ量の差異に対応したデータ量の通信データを上
記バッファメモリ312により保持させる。また、全て
のデータの送受が終了した時点で、ICカード200か
らのレスポンスを受信しながら、これをホスト機器10
0に送信する。この場合にも必要に応じてICカード2
00からのデータをバッファ制御する。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るICカード用のリーダラ
イタの一実施例を図2〜図12を参照して説明する。図
2、図3に基づいて、まず、リーダライタ300の構成
を説明する。このリーダライタ(R/W)300はRS
−232C、および、TXD(送信データ),RXD
(受信データ),GNDの各ピン、配線を介してホスト
機器100に接続されている。ホスト機器100として
モデムに対応する必要がある場合、CTS(送信可),
RTS(送信要求)の各ピン、配線を介してその制御を
行う構成である。ホスト機器100に対するインタフェ
ースであるRS−232C(例えば12V)とTTLレ
ベル(例えば5V)との動作電圧のレベル変換にはレベ
ル変換用回路MAX232を使用している。
【0014】このリーダライタ300は、ICカード2
00に対して電源供給用ポートVCC,接地用ポートGN
D,クロック信号供給用ポートCLK、データ送受信用
ポートI/O、リセット信号供給用ポートRSTを介し
て接続されることとなる。また、リーダライタ300は
上記CPU、MAX232、CLKの他にバッファ用の
RAMを有している。
【0015】本実施例に係るCPUとしては、日立製作
所製のH8系シリーズ(例えばH8/520)を用いて
いる。CPUにおいてSCI(シリアルコミュニケーシ
ョンインタフェース)1は、ホスト機器100側の通信
インタフェースを、SCI2はICカード側インタフェ
ースをそれぞれ示している。ホスト機器100側の通信
インタフェースSCI1は、上記TXD、RXD、P2
0、P21の各ピンを含んで構成されている。また、I
Cカード側インタフェースSCI2は、上記TXD、R
XD、P30、P31、P32の各ピンを含んで構成さ
れている。
【0016】図4に上記ICカードシステムでの通信フ
ォーマットを示す。NAD(ノードアドレス)は送信元
と受信先のアドレスを示している。PCB(プロトコル
制御バイト)は、通信制御バイトで通信エラー時の再送
要求等の通信レイヤの制御に使用される。LENはIN
FORMATION部(データ部)の長さを示してい
る。EDCはNADからINFORMATION部の最
後のバイト迄のEXORをとるもので、通信エラーの検
出に使用されるコードである。
【0017】上記構成のリーダライタでの動作を図5〜
図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0018】図5にメインフローチャートを示す。リー
ダライタでは電源が投入されると、ホスト機器側の通信
インタフェースSCI1の初期化を行い(S501)、
次いで、ICカード側のインタフェースSCI2の初期
化を行う(S502)。例えば通信速度、パリティ、ス
トップビット、キャラクタ構成などの転送フォーマット
をそれぞれ設定する。また、インタフェースSCI1の
送信データレジスタ(TDR1)と受信データレジスタ
(RDR1)を動作可能状態にする(TE=1,RE=
1)。さらに、インタフェースSCI2の受信データレ
ジスタ(RDR2)を動作可能状態とする(RE=
1)。
【0019】そして、受信ポインタのアドレス初期値
(RDPT)をレジスタ2(R2)に、送信ポインタの
アドレス初期値(TDPT)をレジスタ3(R3)にセ
ットする(S503)。この状態でホスト機器100か
らデータを受信するホスト受信ルーチンを実行する(S
504)。このサブルーチンは図8に示す。
【0020】そして、このホスト機器100からの受信
データがリーダライタ宛のものであるか否かを判断し
(S505)、リーダライタ(R/W)宛のデータでは
ない場合、これはICカード200からのデータをホス
ト機器100に送信すべき場合である。このため、受信
ポインタのアドレス初期値(RDPT)をレジスタ2
(R2)に、送信ポインタのアドレス初期値(TDP
T)をレジスタ3(R3)にセットする(S506)。
そして、ホスト機器100への送信ルーチンを実行する
(S507)。このホスト機器100への送信ルーチン
は図9に示す。リーダライタ宛のデータである場合(S
505でYES)、リーダライタでの処理を実行し(S
508)、処理後の内容をリーダライタからホスト機器
100側に送信する(S509)。そして、データの受
信待ちの状態に戻る(S503に戻る)。
【0021】上記ステップS504に示すホスト機器1
00からのデータを受信し、ICカード200に送信す
るホスト受信ルーチンを図7に示す。まず、ホスト側イ
ンタフェースSCI1のフラグであるレシーブデータレ
ジスタフル(RDRF1)が1になっているかを判定
し、1であると1バイト受信しているから(S701で
YES)、受信したデータが格納された受信データレジ
スタ(RDR1)からデータをレジスタ1(R1)にセ
ットする(S702)。
【0022】そして、このデータ(通信フォーマットの
「NAD」)がリーダライタ宛のものがICカード宛の
ものかを判断する(S703)。受信用のレジスタ1
(R1)のデータがリーダライタ(R/W)宛の場合
(S703でYES)、リーダライタ(R/W)におけ
る受信処理(ICカードのリセットなど)を実行し(S
713)、ホスト機器にレスポンスを送信し、受信に戻
る。
【0023】受信データがICカード宛の場合(S70
3でNO)、ICカード側インタフェースSCI2の送
信データレジスタ(TDR2)を動作可能状態にする
(S704)。すなわち、TE(トランスミットイネー
ブル)=1としてICカードに対してデータを送信可能
とする。また、通信カウンタ(TCT)をクリアする。
そして、1バイト送信ルーチンを実行する(S70
5)。そのルーチンを図6に示す。
【0024】次のステップS706はHRITルーチン
(ホスト機器受信ICカード送信)を示し、このルーチ
ンおよびステップS707では、データの先頭から3バ
イト(NAD,PCB,LEN)を受信し、ICカード
に送信する。ステップS707では通信カウンタ(TC
T)の値が3になったかを判定している。カウンタが3
になるまでは、上記ホスト側からのデータを受信するル
ーチンを実行する(S706)。3バイトのデータの受
信/送信が完了すると(S707でYES)、上記受信
用レジスタR1に対して全データ数の長さを示すために
4バイト分だけ加算する(S708)。すなわち、LE
Nを受信するとレジスタ(R1)の値を(R1+4(N
AD,PCB,LEN,EDC))とする(S70
8)。そして、レジスタ(R0)にこのレジスタ(R
1)の値をセットしておく(S709)。さらに、HR
ITルーチンを実行し(S710)、また、カウンタT
CTの値がこのレジスタR0の値と等しくなったかを判
定する(S711)。全バイト数をICカードに対して
送信するものである。インフォメーション部とEDCを
受信してから、これをICカードへ送信し、通信カウン
タ(TCT)がレジスタ0(R0)の値と等しくなると
(S711でYES)、インタフェースSCI2のフラ
グTEを0として(S712)、ICカードからのデー
タを受信可能としてメインルーチンにリターンする。
【0025】図6に示す1バイト送信ルーチンは、ま
ず、トランスミットデータレジスタエンプティ(TDR
E2)が1か否かを判断し(S601)、このフラグが
1であれば(S601でYES)、レジスタ1(R1)
のデータを送信データレジスタ(TDR2)にセットす
る(S602)。次いで、トランスミットデータレジス
タエンプティ(TDRE2)に0をセットし(S60
3)、さらに、通信カウンタ(TCT)を1だけインク
リメントする(S604)。トランスミットデータレジ
スタエンプティ(TDRE2)が0ならば(S601で
NO)、レジスタ1(R1)の値をレジスタ2(R2)
のアドレスにセットし、レジスタ2(R2)をインクリ
メント(@R2+)する(S605)。そして、ホスト
機器からのデータ受信ルーチン(図7のS706)に戻
る。
【0026】HRITルーチンを図8に示す。このルー
チンは、ホスト機器からデータを受信し、このデータを
ICカードに送信するものである。まず、レシーブデー
タレジスタフル(RDRF1)が1か否かを判断する
(S801)。受信データレジスタRDRがフルの場
合、このフラグが1になるため(S801でYES)、
受信データレジスタ(RDR1)の値をレジスタ1(R
1)にセットする(S802)。そして、レシーブデー
タレジスタフル(RDRF1)のフラグをクリアする
(S803)。次に、トランスミットデータレジスタエ
ンプティ(TDRE2)が1か否かを判定する(S80
4)。ICカードに対してデータ送信が可能か否かをチ
ェックするものである。1ならば(S804でYES)
送信可能であり、レジスタ2(R2)の受信ポインタの
値をレジスタ3(R3)の送信ポインタの値と比較する
(S805)。これはバッファに送信すべきデータがあ
るか否かを判定するものである。
【0027】これらのポインタの示す値が異なる場合
(S805においてNO)、レジスタ1(R1)の示す
データをバッファ(@R2+)に退避し(S812)、
レジスタ3(R3)のアドレスからレジスタ1(R1)
にセットする(S813)。そして、ステップS806
に進む。
【0028】受信ポインタの値と送信ポインタの値が同
じである場合(S805でYES)、すなわち、バッフ
ァに送信すべきデータがない場合、ステップS806に
進み、レジスタ3(R3)をインクリメント(@R3
+)してからレジスタ1(R1)を受信データレジスタ
(TDR2)にセットする。さらに、通信カウンタ(T
CT)をインクリメントし(S807)、トランスミッ
トデータレジスタエンプティ(TDRE2)をクリアし
て(S808)、ホスト側受信ルーチン(S707)に
戻る。1バイト送信が終了したこととなる。
【0029】上記ステップS804において、トランス
ミットデータレジスタエンプティ(TDRE2)が0な
らば、送信データレジスタTDRがフルなのでICカー
ドに送信していない状態たまは送信中である。この場
合、レジスタ1(R1)の受信データをバッファ(@R
2+)にセットして(S811)、ホスト側受信ルーチ
ン(S707)に戻る。すなわち、レジスタR2のアド
レスにレジスタR1のデータをため込み、受信データの
バッファリングするものである。
【0030】また、上記ステップS801においてレシ
ーブデータレジスタフル(RDRF1)が0である場
合、トランスミットデータレジスタエンプティ(TDR
E2)が1であれば(S809でYES)、レジスタ2
(R2)の値とレジスタ3(R3)の値とを比較する
(S810)。受信ポインタの内容と送信ポインタのそ
れとを比較するものである。これらの値が異なる場合
(S810でNO)、ステップS813に進み、レジス
タR3の先頭アドレス(@R3+)からの1バイトのデ
ータをレジスタ1(R1)をセットする。さらに、レジ
スタ1(R1)の値を送信データレジスタ(TDR2)
にセットし(S806)、通信カウンタ(TCT)をイ
ンクリメントし(S807)、トランスミットデータレ
ジスタエンプティ(TDRE2)に0をセットして(S
808)ホスト側受信ルーチン(S707)に戻る。I
Cカード側に1バイト送信したものである。
【0031】図9はICカードからのデータを受信する
ルーチンを示している。この場合、まず、通信カウンタ
(TCT)をクリアし(S901)、3バイト(NA
D,PCB,LEN)をIRHTルーチン(ICカード
受信ホスト送信ルーチン)で受信し、ホスト機器へ送信
する(S902,S903)。
【0032】LENを受信すると(R1+4(NAD,
PCB,LEN,EDC))とし(S904)、レジス
タ(R1)のデータをレジスタ(R0)にセットする
(S905)。さらに、インフォメーション部とEDC
を受信し、ホスト機器へ送信する(S906)。通信カ
ウンタ(TCT)が(R0)になると送信終了であるか
ら、メインルーチンに戻る。
【0033】上記IRHTルーチンを図10に示す。フ
ラグ(RDRF2)が1になると(S1001でYE
S)、レジスタ(RDR2)のデータを送信用のレジス
タ(R1)にセットし(S1002)、このフラグ(R
DRF2)をクリアしておく(S1003)。このフラ
グ(RDRF2)はICカードからデータを受信してい
るか否かを示すものである。
【0034】次に、フラグ(TDRE1)が1ならば
(S1004)、ホスト機器に対してデータの送信が可
能であるから、レジスタ(R2)の受信ポインタの値と
レジスタ(R3)の送信ポインタの値とを比較し(S1
006)、同じであればバッファに送信データがない状
態であるから、レジスタR1のデータを送信データレジ
スタTDR1にセットする(S1007)。そして、通
信カウンタTCTをインクリメントし(S1008)、
フラグTDREをクリアする(S1009)。このステ
ップS1007により1バイトデータをホストに送信す
るものである。
【0035】ポインタの値が異なる場合(S1006で
NO)、レジスタ(R1)の値をバッファ(@R2+)
に退避する(S1010)。レジスタ(R3)のアドレ
スからレジスタ(R1)にセットし、レジスタ(R3)
をインクリメント(@R3+)する(S1011)。そ
して、ステップS1007に進み、レジスタ(R1)の
データを受信データレジスタ(TDR1)にセットし、
カウンタ(TCT)をインクリメントし(S100
8)、フラグ(TDRE1)をクリアして(S100
9)からリターンする。
【0036】また、フラグ(TDRE1)が0ならば
(S1004でNO)、レジスタ(R1)のデータをバ
ッファ(@R2+)にバッファリングしてリターンする
(S105)。データの送信中である場合はデータをバ
ッファリングするものである。
【0037】また、上記ステップS1001において、
フラグ(RDRF2)が0になると、フラグ(TDRE
1)が1か否かをチェックする(S1012)。フラグ
(TDRE)が1になると、送信ポインタの値と受信ポ
インタの値を比較し(S1013)、これらの値が異な
る場合(S1013でNO)、バッファ(@R3+)の
先頭アドレスから1バイトをレジスタ(R1)にセット
し(S1011)、レジスタ(R1)をレジスタ(TD
R1)にセットし(S1007)、フラグ(TDRE
1)に0をセットし(S1009)、カウンタ(TC
T)をインクリメントして(S1008)リターンす
る。
【0038】すなわち、RDR(レシーブデータレジス
タ)とTDR(トランスミットデータレジスタ)とを有
するホスト機器側のSCI1(シリアルコミュニケーシ
ョンインターフェース)とICカード側のSCI2(シ
リアルコミュニケーションインターフェース)間で、T
DRがE(エンプティ)の場合にデータを送信し、TDR
はF(フル)の場合はバッファ手段に一時退避させ、T
DRがE(エンプティ )になったらバッファ手段からTD
Rに送り込む、この動作を繰り返すことで、データ通信
が行われる。
【0039】図11はこのシステムにおいて用いられる
通信データのフォーマットをしめすものである。この通
信フォーマットが異なる場合、例えば通信速度(ボーレ
ート)がホスト機器側のインタフェースとICカード側
のそれとで異なる場合、ストップビット、データ構成
(8ビットデータか7ビットデータか)、パリティが異
なる場合であっても本実施例によれば適切な数のデータ
のみをバッファリングしてデータ通信を行うため、その
処理速度を高めることができる。また、上記通信仕様の
差異の検出は、例えばSCIの受信フラグを参照しての
受信可能状態の判定によることもできる。または、バッ
ファのポインタの位置の比較により判定することもでき
る。
【0040】図12はこの実施例におけるホスト機器、
リーダライタ、ICカード間のデータの授受について説
明するためのタイミングチャートである。図13
(A)、(B)は従来の場合を示している。これらの図
12と図13とを比較して示すように、本発明に係る場
合は、通信仕様の異なる場合において、例えば8ビット
データを受信して7ビットデータとして送信する場合、
1ビット分だけバッファリングして送信する。この結
果、リーダライタにおける処理速度をバッファリングタ
イプ図13の(B)に比べて格段に向上させることがで
きる。なお、上記実施例にあって、ホスト機器に対する
通信仕様とICカードに対するそれとが同等の場合はバ
ッファリング動作を行うことなく、データ通信を行うも
のである。また、ホスト機器、ICカードに対する通信
仕様にあって、送信側の通信仕様が受信側のそれに対し
て下回る場合も同様にバッファリングを行うことなく、
データ通信が実行される。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るICカード用リーダライタ
では、ICカード側のインタフェースとホスト機器側の
それとではその通信仕様(通信速度、パリティ、ストッ
プビットなどの通信プロトコル等)が異なるICカード
システムに対して、通信における処理速度、および、シ
ステム全体の処理速度を低下させることなく、最適なイ
ンタフェースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るICカードシステムを示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例に係るICカードシステムを
示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係るICカード用のリーダ
ライタの概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係る通信データのフォーマ
ットを示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係るリーダライタの動作を
説明するフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係る1バイト送信ルーチン
を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例に係るホスト機器からのデー
タ受信ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例に係るホスト機器からデータ
を受信しICカードにそのデータを送信する手順を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の一実施例に係るICカードからデータ
を受信する手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例に係るICカード受信ホス
ト機器送信ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例に係るリーダライタのコマ
ンドを示す図である。
【図12】本発明の一実施例に係るリーダライタのイン
タフェースの作用を説明するためのタイミングチャート
である。
【図13】従来のICカードシステムにおけるリーダラ
イタの作用を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
100 ホスト機器 200 ICカード 300 リーダライタ 310 インタフェース装置 311 検出手段 312 バッファ手段 313 バッファ制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 G06F 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト機器およびICカードに接続される
    とともに、これらのそれぞれに対してデータ通信が可能
    であるICカード用リーダライタにおいて、 (a)上記ホスト機器およびICカードに接続される
    DR(レシーブデータレジスタ)とTDR(トランスミ
    ットデータレジスタ)とを有するSCI(シリアルコミ
    ュニケーションインタフェース)装置を備え、 (b)上記ホスト機器とICカードとの間のデータ通信
    に際して、ホスト機器とSCI装置の間及びSCI装置
    とICカードの間の各々の通信ボーレート、ストップビ
    ット、キャラクタ構成、伝送フォーマット、コード体系
    を含むプロトコル及び通信方向の差異を検出する検出手
    段と、 (c)通信データを一時保持するバッファ手段と、 (d)ホスト機器からICカードにデータ通信する際、
    ICカード側SCI装置のTDR(トランスミットデー
    タレジスタ)がE(エンプティ)の時にホスト機器側S
    CI装置のRDR(レシーブデータレジスタ)から通信
    データを送信し、ICカード側SCI装置のTDR(ト
    ランスミットデータレジスタ)がエンプティでない時に
    通信データをバッファ手段に一時保持させる、また、逆
    にICカードからホスト機器にデータ通信する際、ホス
    ト機器側SCI装置のTDR(トランスミットデータレ
    ジスタ)がE(エンプティ)の時にICカード側SCI
    装置のRDR(レシーブデータレジスタ)から通信デー
    タを送信し、ホスト機器側SCI装置のTDR(トランス
    ミットデータレジスタ)がエンプティでない時に通信デ
    ータをバッファ手段に一時保持させるバッファ制御手段
    と、 を有することを特徴とするICカード用リーダライタ。
  2. 【請求項2】ホスト機器およびICカードに接続される
    とともに、これらのそれぞれに対してデータ通信が可能
    であるICカード用リーダライタにおいて、 (a)上記ホスト機器およびICカードに接続される
    DR(レシーブデータレ ジスタ)とTDR(トランスミ
    ットデータレジスタ)とを有するSCI(シリアルコミ
    ュニケーションインタフェース)装置を備え、 (b)上記ホスト機器とICカードとの間のデータ通信
    に際して、ホスト機器とSCI装置の間及びSCI装置
    とICカードの間の各々の通信ボーレート、ストップビ
    ット、キャラクタ構成、伝送フォーマット、コード体系
    を含むプロトコル及び通信方向の差異を検出する検出手
    段と、 (c)ホスト機器からICカードにデータ通信する際、
    ホスト側SCI装置のRDR(レシーブデータレジス
    タ)がフルでない時、かつICカード側SCI装置のT
    DR(トランスミットデータレジスタ)がE(エンプテ
    ィ)の時で、バッファに送信すべきデータがある時、そ
    のデータをICカード側SCI装置のTDR(トランス
    ミットデータレジスタ)で送信する手段、また、逆にI
    Cカードからホスト機器にデータを通信する際、ICカ
    ード側SCI装置のRDR(レシーブデータレジスタ)
    がフルでない時、かつホスト側SCI装置のTDR(ト
    ランスミットデータレジスタ)がE(エンプティ)の時
    で、バッファに送信すべきデータがある時、そのデータ
    をホスト側SCI装置のTDR(トランスミットデータ
    レジスタ)で送信する手段、 とを有することを特徴とするICカード用リーダライ
    タ。
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