JP3293351B2 - 模様付け金型および模様付け方法 - Google Patents

模様付け金型および模様付け方法

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JP3293351B2
JP3293351B2 JP20471894A JP20471894A JP3293351B2 JP 3293351 B2 JP3293351 B2 JP 3293351B2 JP 20471894 A JP20471894 A JP 20471894A JP 20471894 A JP20471894 A JP 20471894A JP 3293351 B2 JP3293351 B2 JP 3293351B2
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恭一 西田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は模様付け金型に関し、詳
しくは多数のユニット模様が等間隔に配置された模様を
形成する模様付け金型および模様付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外壁材などの無機質板を形成
する場合、模様付け金型を用いた金型成形によって表面
に凹凸模様を形成することが行われている。煉瓦模様ま
たはタイル模様などのように、一定のユニット模様を等
間隔に配した平板の大きな模様付け金型によって、外壁
材全体に模様付けしているのである。
【0003】そして、それぞれの製品の長さが異なる場
合には、それぞれの製品の長さに合わせた模様付け金型
を準備して金型成形している。
【0004】これは、ユニット模様一個分だけ製品の長
さが異なる場合であっても同様であって、それぞれの製
品専用の大きさの金型を用いて成形する必要がある。何
故なら、大きいほうの金型を用いて、ユニット模様一個
分短い製品を成型しようとすると、金型のセンターと製
品のセンターとが一致しないため、均等な成形圧力得ら
れないからである。
【0005】一例として図5に、八個のユニット模様1
を有する金型によって、ユニット模様1一個分小さい七
個のユニット模様1を有する製品を成形する場合を示
す。この場合、七個のユニット模様1の製品長さに相当
する成形材料を成型する訳であるが、この図に示すよう
に、八個のユニット模様1を有する金型の、どちらか一
端のユニット模様1を使うことができなくなる。たとえ
ば、この図に製品の部分を想像線で囲って示すように、
左端の一個を使わない場合には、製品のセンターがGc
となって、金型のセンターPcからユニット模様1の略
半分長さだけずれてしまうのである。したがって、それ
ぞれの製品専用の大きさの金型を用いて成形しているの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、ユニット模様1一個分だけ製品の長
さが異なる場合に、それぞれに専用の大きな金型を準備
することは不経済であり、金型の管理などが煩わしくな
る。
【0007】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、ユニット模様
一個分だけ製品の長さが異なる場合には、金型を兼用し
て模様付けできる模様付け金型および模様付け方法の提
供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、多数のユニット模様が等間隔に配置
された模様を形成する模様付け金型において、長い方の
製品長さよりユニット模様の略半分長さ大きくメイン金
型を形成し、このメイン金型の基端よりユニット模様を
終端に向けて配し、サブ金型をユニット模様の略半分長
さの大きさに形成するとともに、メイン金型のいずれか
の一端に着脱自在に連結してなることを特徴として構成
している。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、メイン金型の基端と終端との両外側に略同
じ長さの切り捨て部を設けてなることを特徴として構成
している。
【0010】請求項3記載の発明は、多数のユニット模
様が等間隔に配置された模様を形成する模様付け方法に
おいて、長い方の製品長さよりユニット模様の略半分長
さ大きくメイン金型を形成し、このメイン金型の基端よ
りユニット模様を終端に向けて配し、サブ金型をユニッ
ト模様の略半分長さの大きさに形成し、このサブ金型を
長い方の製品を模様付けする場合にメイン金型の基端側
に連結し、長い方の製品よりユニット模様の長さだけ短
い製品を模様付けする場合にはメイン金型の終端側に連
結して金型成形することを特徴として構成している。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、メイン金型の基端と終端との両外側に略同
じ長さの切り捨て部を設けることを特徴として構成して
いる。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、模様付け金型はメイ
ン金型とサブ金型とから成っている。メイン金型は長い
方の製品長さよりユニット模様の略半分長さ大きく形成
され、ユニット模様が基端より終端に向けて配されてい
る。つまり、終端側にユニット模様の略半分長さの余裕
を有している。また、サブ金型はユニット模様の略半分
長さの大きさで形成されている。このサブ金型をメイン
金型の基端に連結した金型は、両端にユニット模様の略
半分長さの余裕を有し、終端に連結した金型は両端にユ
ニット模様一個分の余裕を有することになる。
【0013】以上に説明した模様付け金型両端の、ユニ
ット模様の略半分長さまたは一個分の余裕を利用し、金
型のセンターと製品のセンターを一致させて、長い方の
製品と、この製品よりユニット模様一個分短い長さの製
品とを成形することができる。
【0014】請求項2記載の発明では、メイン金型の両
端に製品の切り捨て部が設けられており、この切り捨て
部の分だけ長い成形品が得られる。そして、この切り捨
て部を利用して切断することによって、模様の部分を製
品として残すことができる。
【0015】請求項3記載の発明では、長い方の製品を
成形する場合には、サブ金型をメイン金型の基端側に連
結する。この場合、連結した金型の両端にユニット模様
の略半分長さの余裕ができるとともに、メイン金型の両
端の余裕の間にユニット模様が等間隔にピッタリと配さ
れている。したがって、連結した金型のセンターと、成
形される製品のセンターとが一致することになる。
【0016】また、長い方の製品よりユニット模様一個
分短い製品を成形する場合には、サブ金型をメイン金型
の終端側に連結する。この場合、連結した金型の両端に
ユニット模様の一個分長さの余裕ができるとともに、こ
の両端の余裕の間にユニット模様が等間隔にピッタリと
配されている。したがって、連結した金型のセンター
と、成形される製品のセンターとが一致することにな
る。
【0017】請求項4記載の発明では、メイン金型の両
端に製品の切り捨て部が設けられており、この切り捨て
部の分だけ長い成形品が得られる。そして、この切り捨
て部を利用して切断することによって、模様の部分を製
品として残すことができる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を以下に添付図を参照して
説明する。
【0019】図1および図2はこの実施例の模様付け金
型の模様付け面を示す平面図であり、図1は長い方の製
品を成形する場合を示し、図2は短いほうの製品を成形
する場合を示している。
【0020】これらの図において、1はユニット模様で
あって、煉瓦を模した長方形の形状であり、このユニッ
ト模様1が等間隔に配置され全体の模様が形成されてい
る。また、この実施例の模様付け金型は、同材質のメイ
ン金型2とサブ金型3とから成るものであり、これらの
金型を連結して用いるものである。そして、これらの金
型の連結位置を変更することによって、長い方の製品と
この長い方の製品よりユニット模様一個分短い製品との
二種類の製品長さに対応できるものである。
【0021】メイン金型2は、長い方の製品長さよりユ
ニット模様1の略半分長さ大きく形成されている。ま
た、このメイン金型2の基端4よりユニット模様1を終
端5に向けて配している。したがって、終端5にはユニ
ット模様1の略半分長さの余裕を有している。
【0022】サブ金型3はユニット模様1の略半分長さ
の大きさに形成されている。そして、長い方の製品を模
様付けする場合に、図1に示すように、サブ金型3をメ
イン金型2の基端4側に連結するのである。
【0023】そうすると、連結した金型の両端にはユニ
ット模様1の略半分長さの余裕ができるとともに、この
両端の余裕の間にユニット模様1が等間隔にピッタリと
配されていることになる。したがって、連結した金型の
センターと、成形される製品のセンターとが一致するこ
とになる。
【0024】また、長い方の製品よりユニット模様1一
個分短い製品を成形する場合には、図2に示すように、
サブ金型3をメイン金型2の終端5側に連結する。そう
すると、連結した金型の両端にユニット模様1の一個分
長さの余裕ができるとともに、この両端の余裕の間にユ
ニット模様1が等間隔にピッタリと配されている。した
がって、連結した金型のセンターと、成形される製品の
センターとが一致することになる。
【0025】また、図1および図2において、6はメイ
ン金型2の両端に設けられる製品の切り捨て部を示し、
この切り捨て部6は成形された製品の切断代を含み、こ
の部分が鋸などによって切断されるので、製品の端まで
完全な形でユニット模様1を残すことができるのであ
る。なお、製品の端の位置を想像線で示している。
【0026】以上のようにして成形される実際の製品の
寸法は、長い方の製品の長さが10尺(2958.9mm)、短
い方の製品の長さが9尺(2730.0mm)であり、幅を146
0.0mmに模様付けしたのち、三等分して製品としてい
る。また、ユニット模様の長さは約 229mm、切り捨て部
6は約31mm程度のものである。また、メイン金型2の寸
法は長さが3135.6mm、サブ金型3は長さが114.4mm であ
り、幅は両方の金型とも1550.0mmであり、厚さは両方の
金型とも25mmである。
【0027】なお、サブ金型3およびメイン金型2終端
5におけるユニット模様1の略半分長さの余裕部分は、
切り捨てる部分なので必ずしも模様を設ける必要がな
い。しかし、この部分をも製品とする場合、またはテス
ト用の試験片をとる場合なども考慮し、ユニット模様1
の半分の形状をした模様を付けている。
【0028】また、ユニット模様1の形状は、上記した
長方形のみでなく、三角形、星型、円形、または小さな
模様の集合体などさまざまな形状とすることができ、こ
れらを等間隔に配して全体の模様を形成すればよいので
ある。なお、等間隔に配するとは、上述の長さ方向、つ
まり図1または図2に示す水平方向を言うものであり、
垂直方向は半分づつまたは少しづつずらして全体の模様
を形成することが可能である。
【0029】図3は、ユニット模様1を正方形とし、こ
のユニット模様1を垂直方向には半分づつずらして配置
した例を示している。
【0030】図4は、サブ金型3とメイン金型2とを連
結してベース盤7に取り付けた状態を示す斜視図であ
る。サブ金型3とメイン金型2とはベース盤7にM16
ボルトで取り付けられたのち、このベース盤7がプレス
機に取り付けられるのである。また、前述したように、
製品の大きさに対応して、サブ金型3とメイン金型2と
の連結位置を左右に変更できるようになっている。
【0031】以上説明したように、この実施例は、ユニ
ット模様1の略半分長さのサブ金型3をメイン金型2に
連結位置を変えて連結するだけで、金型を兼用して、ユ
ニット模様1一個分だけ製品の長さが異なる製品を、支
障なく模様付けできる便利な模様付け金型および模様付
け方法となっている。
【0032】
【発明の効果】請求項1または3記載の発明では、長い
方の製品と、この製品よりユニット模様一個分短い長さ
の製品とを、メイン金型とサブ金型との連結位置を変え
ることによって、連結されて成る模様付け金型のセンタ
ーと製品のセンターとを一致させて成形することができ
る。
【0033】したがって、二種類の大きな金型を準備し
ておく必要がなく金型の管理が容易になる。また、サブ
金型は同じ大きさのユニット模様に対して共通に用いる
ことができるので、この点においても金型の準備数を減
らすことができる。
【0034】請求項2または4記載の発明では、メイン
金型の両端の切り捨て部を利用して切断することによっ
て、模様の部分を完全に製品として残すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における模様付け金型の模様
付け面を長い方の製品について示す平面図である。
【図2】同上の模様付け面を短い方の製品について示す
平面図である。
【図3】同上の別の模様付け面を示す平面図である。
【図4】同上の模様付け金型をベース盤に取り付けた状
態を示す斜視図である。
【図5】従来の模様付けを説明する平面図である。
【符号の説明】
1 ユニット模様 2 メイン金型 3 サブ金型 4 基端 5 終端 6 切り捨て部 7 ベース盤

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のユニット模様が等間隔に配置され
    た模様を形成する模様付け金型において、長い方の製品
    長さよりユニット模様の略半分長さ大きくメイン金型を
    形成し、このメイン金型の基端よりユニット模様を終端
    に向けて配し、サブ金型をユニット模様の略半分長さの
    大きさに形成するとともに、メイン金型のいずれかの一
    端に着脱自在に連結してなることを特徴とする模様付け
    金型。
  2. 【請求項2】 メイン金型の基端と終端との両外側に略
    同じ長さの切り捨て部を設けてなることを特徴とする請
    求項1記載の模様付け金型。
  3. 【請求項3】 多数のユニット模様が等間隔に配置され
    た模様を形成する模様付け方法において、長い方の製品
    長さよりユニット模様の略半分長さ大きくメイン金型を
    形成し、このメイン金型の基端よりユニット模様を終端
    に向けて配し、サブ金型をユニット模様の略半分長さの
    大きさに形成し、このサブ金型を長い方の製品を模様付
    けする場合にメイン金型の基端側に連結し、長い方の製
    品よりユニット模様の長さだけ短い製品を模様付けする
    場合にはメイン金型の終端側に連結して金型成形するこ
    とを特徴とする模様付け方法。
  4. 【請求項4】 メイン金型の基端と終端との両外側に略
    同じ長さの切り捨て部を設けることを特徴とする請求項
    3記載の模様付け方法。
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