JP3293242B2 - 旋盤のハウジング - Google Patents

旋盤のハウジング

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JP3293242B2 JP14863493A JP14863493A JP3293242B2 JP 3293242 B2 JP3293242 B2 JP 3293242B2 JP 14863493 A JP14863493 A JP 14863493A JP 14863493 A JP14863493 A JP 14863493A JP 3293242 B2 JP3293242 B2 JP 3293242B2
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千尋 伊藤
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Murata Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤のヘッドストッ
クおよびベッド等からなるハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】旋盤の主軸は、ヘッドストックに前後の
軸受で支持されており、回転により軸受部分で発熱す
る。これによりヘッドストックが膨張し、主軸中心が変
位する。その結果、加工寸法精度が低下することにな
る。ヘッドストックの周辺空気は、ヘッドストックによ
り加熱されて自然対流を生じるが、ベッド上の温かい空
気がヘッドストック側へ流れることになるため、放熱効
果はあまり期待できない。そのため従来、主軸の冷却構
造として、ヘッドストックを二重筒構造とし、その中空
部に冷却媒体を循環させて強制冷却する構造などが採ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の二重筒
構造では、ヘッドストックの構造が複雑になるうえ、冷
却媒体を循環供給する装置も必要になり、そのためコス
トが高くなる。
【0004】この発明の目的は、簡単な構造で効率良く
主軸の冷却を行うことのできる旋盤のハウジングを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の旋盤のハウジ
ングは、ベッド上に設置されたヘッドストックを、底盤
およびこの底盤から上方に離れた軸受収容部を有する形
状とし、前記底盤に上下に貫通した通気孔を設けると共
に、この通気孔に連通する連通孔を前記ベッドの上面に
設け、かつ前記ベッドの下部に吸気孔を設け、上記ベッ
ドに設けられる上記連通孔の真上に上記軸受収容部を位
置させ、上記ヘッドストックの側面を覆うカバーを、軸
受収容部に対して吸気の案内空間を介して設けたもので
ある。
【0006】
【作用】主軸の発熱によりヘッドストックの温度が上昇
すると、ヘッドストックで温められた周辺空気の上昇流
れが生じる。この上昇流れに伴い、ヘッドストックの下
には、ベッドの下部の通気孔からベッド内に流入した機
外の冷たい空気がベッドの連通孔を介して流れて来る。
このように、機外の冷たい空気がヘッドストックの下部
に循環するため、ヘッドストックの効果的な冷却が行わ
れる。また、前記の連通孔に強制送風を行った場合で
も、機外の冷たい空気がヘッドストックに循環すること
になり、大きな冷却効果が得られる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図7に基づ
いて説明する。図6はこの発明の一実施例にかかるハウ
ジング構造を応用したタレット式2軸旋盤の斜視図、図
7はその左半部の分解斜視図である。この旋盤1では、
2本の主軸2とこれらの主軸2に対応する2個の工具タ
レット3とが、左右に振り分け配置された各ベッド4,
4上に設けられる。主軸2はベッド4に設置したヘッド
ストック5に支持され、主軸チャック2aを有してい
る。工具タレット3は、タレットキャリッジ6に割り出
し回転および進退可能に支持され、タレットキャリッジ
6は、ベッド4のレール7上に主軸2の軸方向(Z軸方
向)と直交する方向(X軸方向)に移動自在に設置され
ている。なお、2個のベッド4,4は、共通のベース1
7(図1)上に設置される。
【0008】ヘッドストック5は、図5に示すように底
盤8およびこの底盤8から上方に離れた軸受収容部9と
を有する形状とされ、底盤8にはその上下に貫通する複
数の通気孔10が設けられている。また、主軸2を支承
する軸受収容部9の外周には複数の放熱フィン9aが形
成されている。
【0009】図1に示すように、ベッド4のタレットキ
ャリッジ6を設置した部分の下方、およびヘッドストッ
ク5を設置した部分下方は、各々中空部4a,4bとさ
れ、ベッド4の上面板部におけるヘッドストック5の設
置部には、ヘッドストック5の底盤8の通気孔10に連
通する連通孔11が形成されている。また、ベッド4の
下部の側壁4cには中空部4a内に外気を吸入する吸気
孔12が形成されている。ベッド4内には中空部4a,
4bを仕切る補強壁4dと、中空部4bを上下および前
後に仕切る補強壁4e,4fとが設けてあるが、これら
の補強壁4d〜4fにもそれぞれ通気孔13〜15が形
成されている。また、底盤8の通気孔10を経て導入さ
れてきた吸気を上方に案内するためにヘッドストック5
の側面をカバー5aで覆ってある(図5)。
【0010】上記構成の動作を説明する。ヘッドストッ
ク5が主軸2の発熱により温度上昇すると、自然対流に
より次の空気流れが生じる。すなわち、ベッド4の側壁
4cの下部に設けられた吸気孔12から、機外の比較的
に冷たい外気がベッド4内に流入し、この流入空気は、
ベッド4の上面に設けられた連通孔11およびヘッドス
トック5の底盤8に設けられた通気孔10を経て、ヘッ
ドストック5の軸受収容部9の周囲に流出する。この流
出空気は、ヘッドストック5の軸受収容部9を冷却し、
カバー5a(図6,図7)によりフィン9aから効果的
に熱をうばい、ヘッドストック5の上部から外部に排出
される。
【0011】このように、機外の冷たい空気がヘッドス
トック5の下部に循環するため、ヘッドストック5の効
果的な冷却が行われる。また、ヘッドストック5には放
熱フィン9aが設けてあるため、この冷たい空気が放熱
フィンに触れることになり、より一層効果的な冷却が行
われる。
【0012】なお、上記実施例では自然冷却だけとした
が、ベッド4の側壁4cに形成した吸気孔12等に吸気
ファンを設け、外気を強制的に吸入するようにしてもよ
い。この場合にも強制送風はベッド4の下部から流入す
る機外の冷たい空気であるため、効果的な強制冷却が行
える。
【0013】
【発明の効果】この発明の旋盤のハウジングは、ベッド
の上面にヘッドストックの底盤の通気孔と連通する連通
孔を設けると共に、ベッドの下部に吸気孔を設けたた
め、機外の冷たい空気がヘッドストックへ流れることに
なり、効果的な冷却が行われる。しかも、空気流れで冷
却するようにしたため、冷却水の循環装置を用いること
なく簡単な構造で冷却が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のハウジングを応用した旋盤の左半部
を示す一部破断正面図である。
【図2】同旋盤の左半部を示す一部破断平面図である。
【図3】同旋盤の左半部を示す一部破断左側面図であ
る。
【図4】同旋盤の左半部を示す一部破断右側面図であ
る。
【図5】同旋盤におけるヘッドストックの斜視図であ
る。
【図6】同旋盤の全体の概略構成を示す斜視図である。
【図7】同旋盤の左半部の概略構成を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…2軸旋盤、2…主軸、4…ベッド、4a,4b…中
空部、4c…側壁、5…ヘッドストック、8…底盤、9
…軸受収容部、9a…放熱フィン、10…通気孔、11
…連通孔、12…吸気孔、13,14,15…通気孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に設置されたヘッドストック
    を、底盤およびこの底盤から上方に離れた軸受収容部を
    有する形状とし、前記底盤に上下に貫通した通気孔を設
    けると共に、この通気孔に連通する連通孔を前記ベッド
    の上面に設け、かつ前記ベッドの下部に吸気孔を設け、
    上記ベッドに設けられる上記連通孔の真上に上記軸受収
    容部を位置させ、上記ヘッドストックの側面を覆うカバ
    ーを、上記軸受収容部に対して吸気の案内空間を介して
    設けた旋盤のハウジング。
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