JP3292762B2 - トランスファープレスのブランク材投入装置 - Google Patents

トランスファープレスのブランク材投入装置

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JP3292762B2 JP11965493A JP11965493A JP3292762B2 JP 3292762 B2 JP3292762 B2 JP 3292762B2 JP 11965493 A JP11965493 A JP 11965493A JP 11965493 A JP11965493 A JP 11965493A JP 3292762 B2 JP3292762 B2 JP 3292762B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス機にブランク材を
投入する装置において、打ち残したブランク材を円滑に
回収することの出来るブランク材投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばブランク材を積層して搬送
し、この積層状態のブランク材から1枚づつ取り出して
プレス機に送り込むようにしたトランスファープレスの
ブランク材投入装置において、ブランク材がくっついて
2枚以上取り出されないようにマグネットを用いて分離
させながら取り出すことがある。このため、このような
マグネットはブランク材の取出し部に設けられ、例えば
コンベアによって搬送されてきたブランク材をリフタで
持ち上げて取出し部に臨ませると同時に、ブランク材の
端面をマグネットに近接させ磁気誘導による反発力によ
って分離するようにしている。そして、このような状態
のブランク材を順に取り出してゆくことで2枚以上くっ
ついて取り出されるのを防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プレス機に所定数のブランク材が送られて加工が終了す
ると、打ち残したブランク材を元の位置に回収するた
め、リフタを下降させて残ったブランク材をコンベアに
受け渡し、次いでコンベアを後退させる必要があるが、
取出し部のマグネットに端面を近接させているブランク
材は、リフタを下降させてもマグネットに吸着して取出
し部に残り、従来ではラインを止めてマグネットに吸着
したブランク材を人手で剥がし取っていた。しかしなが
らこのような人手による方法はラインを停止させる必要
があることから作業効率が悪く、労力を要するという問
題があるのみならず安全性の観点からも改良が望ましか
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は積層されたブランク材を搬送する第1のコ
ンベアと、この第1のコンベアで搬送されたブランク材
を下方から持ち上げるリフタと、このリフタで持ち上げ
られたブランク材を磁気誘導によって1枚づつ分離させ
るマグネットと、最上段のブランク材を吸着して取り出
すバキューム機構と、取り出したブランク材の枚数を確
認する検出センサと、この検出センサによって送り方向
を制御され且つ前記取り出したブランク材を受け取って
プレス機或いは排出部のいずれかにブランク材を搬送す
る第2のコンベアとを備えたブランク材投入装置におい
て、前記マグネットの近傍に前記リフタの下降動作に連
動して下降する押圧部材としてのブランクプッシャを複
数設け、これらのブランクプッシャによって前記マグネ
ットに吸着するブランク材を分離させるとともに、こ
らのブランクプッシャとリフタの下降に連動させて前記
第1のコンベアを後退作動させるようにした。
【0005】
【作用】打ち残したブランク材を回収するためリフタを
下降させる際、これに連動して複数のブランクプッシャ
を下降させてマグネットに吸着するブランク材を剥がし
取る。そして、下降したブランク材は第1のコンベアに
受け渡され、この第1のコンベアが後退作動することで
一連の回収作業が手順良く行なわれる。
【0006】
【実施例】本発明のトランスファープレスのブランク材
投入装置の実施例について添付した図面に基づき説明す
る。図1は本装置の側面図、図2は取出部の平面視によ
る位置関係図、図3は取出部の拡大図である。
【0007】本発明のトランスファープレスのブランク
材投入装置は、例えば4800Tonのプレス機に順次ブ
ランク材を投入してゆくような装置として構成され、図
1に示すように、板取りされた後積層されたブランク材
Wを搬送開始部Aから搬送端部Bに向けて搬送する第1
のコンベア1と、搬送端部Bのブランク材Wを上方の取
出部Cに向けて持ち上げるリフタ2と、取出部Cのブラ
ンク材Wから1枚のブランク材Wを取り出すバキューム
機構3と、このバキューム機構3で取り出されたブラン
ク材Wを受け取る第2のコンベア4を備えており、この
第2のコンベア4によってブランク材Wを洗浄装置5に
送り込むようにしている。
【0008】そして、この洗浄装置5を通して1枚づつ
送られるブランク材Wは、フィードコンベア6を通って
下流の不図示のプレス機に投入される。
【0009】前記第1のコンベア1は駆動モータ7によ
って駆動され、搬送開始部Aから搬送端部Bの間を所定
ストロークに亘って搬送するようにしている。
【0010】又、前記リフタ2は、搬送端部Bの基台8
に支持される昇降シリンダユニット10と、この昇降シ
リンダユニット10によって昇降動する支持台11と、
昇降をガイドするガイド部材12を備え、支持台11は
前記第1のコンベア1に干渉しないで昇降出来るように
されている。そして、ブランク材Wを搬送端部Bからそ
の上方の取出部Cに向けて昇降させることが出来るよう
にしている。
【0011】ところで、搬送端部Bにはブランク材Wの
前端面に当接するか或いは所定間隙で臨む立設部材13
が設けられ、基台8に固定されている。
【0012】そして、この立設部材13は積層されたブ
ランク材Wの高さより高い位置まで延出してその上端を
前記取出部Cに臨ませるとともに、上端部には永久磁石
14が取り付けられている。又、この永久磁石14は図
2に示すように、幅方向に所定間隔置きに複数設けら
れ、ブランク材W側をすべて同極に向けて配設してい
る。
【0013】従って、この永久磁石14にブランク材W
の端面を近接させると、図3に示すように、磁気誘導に
よって各ブランク材W相互に反発力が発生し、特に磁力
が大きく作用する端面ではフローティング状態となって
上下が分離して密着力が弱まる。
【0014】前記バキューム機構3は、図1に示すよう
に取出部Cの上方に設けられ、基台8に設けられるとと
もに昇降駆動源によって昇降自在な複数のバキュームカ
ップ15を備えている。そしてこのバキュームカップ1
5は、図2に示すように、縦列、横列に夫々所定間隔で
設けられ、取出部Cに臨むブランク材Wのうち最上段の
ブランク材Wを吸着保持して上方に取り出すことが出来
るようにされている。
【0015】又、この取り出したブランク材Wの枚数を
検出するため、図3に示すように、検出センサ16を設
けている。この検出センサ16は、例えば取り出したブ
ランク材Wの厚みを検出する光電式センサであり、1枚
のブランク材Wであれば正常であることを認知し、2枚
以上であれば異常であることを認知して、以下に述べる
第2のコンベア4の送り方向を制御する。
【0016】第2のコンベア4は、例えばブランク材W
を吸着保持するマグネット17と、搬送駆動用のモータ
18を備え、マグネット付きベルトコンベアとして構成
されている。
【0017】そして、このモータ18は前記のように検
出センサ16の信号によって駆動制御され、検出センサ
16が正常を検知すればブランク材Wを図1の右方に正
常送りし、異常を検知すれば図1の左方に逆転送りす
る。そして逆転送りしたブランク材Wは排出部Dに排出
するようにしている。
【0018】又、取出部Cの上方の基台8にはブランク
材Wを下方に向けて押え付ける押圧部材としてのブラン
クプッシャ20が下方に向けて進退動するシリンダ機構
として設けられている。
【0019】そして、このブランクプッシャ20の配置
の一例は、図2に示すように永久磁石14の近傍のブラ
ンク材Wを押圧出来るように複数設けられ、又、ブラン
ク材Wを傷つけることのないよう押圧部は例えば硬質ウ
レタン製の素材としている。又、このブランクプッシャ
20の下方へのストロークはブランク材Wの上面が永久
磁石14から約50mm下方に押えられる程度としてい
る。
【0020】又、このブランクプッシャ20の降下は前
記リフタ2の降下に連動させることが出来るようにして
いる。つまり、このブランクプッシャ20は単独の操作
と自動操作が切換ボタンによって切換可能となり、自動
操作を選択するとリフタ2の降下とともにブランクプッ
シャ20も降下する。
【0021】従って、リフタ2が降下した際に永久磁石
14にくっついて離れないブランク材Wを分離させるこ
とが出来る。
【0022】ところで、自動操作を選択すると、リフタ
2、ブランクプッシャ20の降下に伴って前記第1のコ
ンベア1が後退作動するようにしている。
【0023】従って、リフタ2の降下によって第1のコ
ンベア1上に載置されたブランク材Wは搬送端部Bから
搬送開始部Aに向けて所定ストローク搬送される。
【0024】尚、前記洗浄装置5は複数のローラと不図
示の洗浄油吹き付け機構を備えており、ローラ間を通過
するブランク材Wを洗浄油で洗浄する。
【0025】以上のように構成したブランク材投入装置
の作用について説明する。
【0026】積層したブランク材Wを第1のコンベア1
によって搬送開始部Aから搬送端部Bに向けて搬送し、
搬送端部Bに設けたリフタ2を上昇させてブランク材W
を取出部Cに臨ませ、同時にブランク材W端面を永久磁
石14に近接して臨ませる。
【0027】このため、図3に示すように、永久磁石1
4によって一時的に磁化されたブランク材Wの端部は相
互の反発力によって上下に分離し相互間の密着力が弱ま
る。
【0028】次いで上方からバキュームカップ15が降
下し、最上段のブランク材Wを吸着すると再び上昇し、
このブランク材Wを第2のコンベア4のマグネット17
で受け取る。そしてこの間、取り出したブランク材Wの
枚数を検出センサ16で検出し、例えば2枚以上くっつ
いて取り出されていれば異常信号を出して第2のコンベ
ア4を図1の左方に送り、ブランク材Wを排出部Dに排
出する。
【0029】一方、ブランク材Wが1枚であれば取り出
しは正常であり、第2のコンベア4は図1の右方に正常
送りされ、ブランク材Wは洗浄装置5に送られる。
【0030】ここで、所定数のブランク材Wがプレス機
に送られ、リフタ2上にブランク材Wが残っている状態
で作業が完了すると、リフタ2上のブランク材Wを搬送
開始部Aに向けて移送し回収する。
【0031】つまり、リフタ2が降下するとそれに連れ
てブランクプッシャ20も降下し、永久磁石14にくっ
ていて残ろうとするブランク材Wを強制的に引き離す。
【0032】そして、リフタ2が降下するとブランク材
Wは第1のコンベア1上に移載され、第1のコンベア1
の後退作動によってブランク材Wは搬送開始部Aまで戻
される。つまり、回収作業の一連の流れが自動的に行わ
れる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明のトランスファプレ
スのブランク材投入装置は、従来であれば打ち残したブ
ランク材を回収する際、ラインを止めて人手に頼って分
離装置から引き剥がしていたような操作を押圧部材とし
ての複数のブランクプッシャを使用することで自動化
し、しかもこれらのブランクプッシャの動作をリフタ及
び第1のコンベアに連動させるようにしたため、省人
化、作業の効率化が図られる。しかも人力によらないた
め安全性の確保の上からも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の側面図
【図2】取出部の平面視による位置関係図
【図3】取出部の拡大図
【符号の説明】
1 第1のコンベア 2 リフタ 3 バキューム機構 4 第2のコンベア 14 永久磁石 16 検出センサ 20 ブランクプッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 43/24 B21D 43/00 B21D 43/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層されたブランク材を搬送する第1の
    コンベアと、この第1のコンベアで搬送されたブランク
    材を下方から持ち上げるリフタと、このリフタで持ち上
    げられたブランク材を磁気誘導によって1枚づつ分離さ
    せるマグネットと、最上段のブランク材を吸着して取り
    出すバキューム機構と、取り出したブランク材の枚数を
    確認する検出センサと、この検出センサによって送り方
    向を制御され且つ前記取り出したブランク材を受け取っ
    てプレス機或いは排出部のいずれかにブランク材を搬送
    する第2のコンベアとを備えたブランク材投入装置にお
    いて、この装置は、前記マグネットの近傍に前記リフタ
    の下降動作に連動して下降する押圧部材としてのブラン
    クプッシャを複数備え、これらのブランクプッシャによ
    って前記マグネットに吸着するブランク材を分離させる
    とともに、これらのブランクプッシャとリフタの下降に
    連動させて前記第1のコンベアを後退作動させることを
    特徴とするトランスファープレスのブランク材投入装
    置。
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