JP3292655B2 - 歯車の高強度化方法 - Google Patents

歯車の高強度化方法

Info

Publication number
JP3292655B2
JP3292655B2 JP5204996A JP5204996A JP3292655B2 JP 3292655 B2 JP3292655 B2 JP 3292655B2 JP 5204996 A JP5204996 A JP 5204996A JP 5204996 A JP5204996 A JP 5204996A JP 3292655 B2 JP3292655 B2 JP 3292655B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
glass beads
strength
nozzle
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5204996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09241737A (ja
Inventor
貞次 鈴木
明範 田岡
忠雄 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP5204996A priority Critical patent/JP3292655B2/ja
Publication of JPH09241737A publication Critical patent/JPH09241737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3292655B2 publication Critical patent/JP3292655B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C1/00Methods for use of abrasive blasting for producing particular effects; Use of auxiliary equipment in connection with such methods
    • B24C1/10Methods for use of abrasive blasting for producing particular effects; Use of auxiliary equipment in connection with such methods for compacting surfaces, e.g. shot-peening
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C9/00Appurtenances of abrasive blasting machines or devices, e.g. working chambers, arrangements for handling used abrasive material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯車表面の強度を
高めるための歯車の高強度化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、歯車は、使用に際して繰り返し荷
重を受けるため、その歯車表面の疲労強度を高める必要
がある。このため、従来より、歯車表面に鋼球等を衝突
させて圧縮残留応力を付与するショットピーニングが広
く行われている。
【0003】ところが、この種のショットピーニングで
は、ショット材として鋼球が使用されるため、歯車表面
が粗れてしまい、その表面粗度が低下するという不具合
があった。そこで、例えば、特公平5−21711号公
報に開示されているように、金属成形品を表面焼入れ
し、次いで、金属表面を研削した後に、粒径が0.2m
m〜0.6mmのガラスビーズを投射するようにした金
属表面の高強度化方法が知られている。これにより、金
属表面を粗らすことがなく、疲労強度を向上させようと
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、付与される圧縮残留応力が低下して疲労
強度を所望の値まで向上させることができず、しかも投
射されるガラスビーズの指向性が悪いため、効率が著し
く低下するという問題が指摘されている。
【0005】さらに、ガラスビーズが歯車表面で粉砕さ
れるため、微細なガラスビーズ屑が発生し、この微細な
ガラスビーズ屑が前記歯車表面に付着し易い。これによ
り、歯車表面からガラスビーズ屑を除去するために、別
途、洗浄工程を設ける必要があり、歯車の高強度化処理
作業全体が効率的に遂行できないという問題がある。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、面粗さおよび疲労強度を確実に向上させるととも
に、歯車表面に付着したガラスビーズ屑を効率的かつ確
実に除去することが可能な歯車の高強度化方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、歯車表面にガラスビーズと液体との噴
流を投射し、前記歯車に圧縮残留応力を付与するととも
に前記歯車表面で該ガラスビーズが粉砕して歯車の研磨
が行われる。これにより、ガラスビーズが指向性を有し
て歯車に衝突し、このガラスビーズと液体との噴流が、
前記歯車の高強度化および研磨に有効に機能する。
【0008】次いで、前記液体の供給が続行される一方
で前記ガラスビーズの供給が停止されると、研磨後の歯
車表面に液体のみが投射されるようになる。これに伴
い、この歯車表面に付着した微粉末からなるガラスビー
ズ屑は、前記液体によって洗浄、除去される。従って、
ガラスビーズの供給を停止するだけで、歯車表面の洗浄
作業が迅速に遂行され、歯車の高強度化処理作業全体が
効率的かつ容易に遂行される。
【0009】同時に、ノズル内のガラスビーズは、液体
の投射時に発生する負圧によって確実に吸い出され、こ
のノズルに前記ガラスビーズ屑の残留による詰まり等が
発生することはない。
【0010】また、洗浄工程において、歯車を正転方向
および逆転方向に交互に回転させながら歯車表面に液体
のみを投射することにより、前記歯車表面の洗浄性が一
層向上する。さらにまた、ノズルを歯車に対して移動さ
せながら歯車表面に液体のみを投射することにより、同
様に前記歯車表面の洗浄性の向上が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の歯車の高強度化
方法を実施するための第1の実施形態に係る高強度化装
置10の一部断面正面説明図であり、図2は、前記高強
度化装置10の一部断面側面説明図である。
【0012】高強度化装置10は、被処理物である歯車
12を保持してケーシング14内のチャンバ14aでこ
の歯車12を位置決め保持する歯車保持機構16と、液
体、例えば、水18とガラスビーズ20との噴流22を
前記歯車12に向かって投射する投射機構24と、この
投射機構24に前記水18を圧送する水供給機構26
と、前記投射機構24に前記ガラスビーズ20を所定量
ずつ送り出すガラスビーズ供給機構28とを備える。
【0013】歯車保持機構16は、図1に示すように、
基台29上に載置されたX軸スライドユニット30とス
ピンドルユニット32とを備える。このX軸スライドユ
ニット30を構成するX軸モータ34にボールねじ36
が連結され、このボールねじ36に一対のガイドバー3
8が平行に配設されるとともに、前記ボールねじ36と
前記ガイドバー38とを介してスピンドルユニット32
が矢印X方向に進退可能に支持される。
【0014】スピンドルユニット32は、スピンドルモ
ータ40に連結されたスピンドル42を有し、このスピ
ンドル42の先端に歯車12が装着される。スピンドル
ユニット32の先端側は、ケーシング14の側壁部に形
成された開口部44からこのケーシング14内に挿入自
在である。
【0015】投射機構24は、図2に示すように、Y軸
スライドユニット46とZ軸スライドユニット48とを
備える。Y軸スライドユニット46は、水平方向に指向
するY軸モータ50を有し、このY軸モータ50に連結
されるボールねじ52とこのボールねじ52に平行な一
対のガイドバー54とを介して、Z軸スライドユニット
48が矢印Y方向に進退自在である。このZ軸スライド
ユニット48を構成するZ軸モータ56から鉛直下方向
に延在するボールねじ58と、このボールねじ58に平
行な一対のガイドバー60とを介して、移動体62が矢
印Z方向に進退自在である。
【0016】移動体62から矢印Y方向に延在する一対
の支持ロッド64の先端に、矢印Z方向に指向して管体
66が装着される。管体66の上部には、水18の導入
をON・OFFするための開閉弁68が設けられるとと
もに、この管体66の下部には、前記水18にガラスビ
ーズ20を混合するためのミキシングチャンバ70が連
結され、このミキシングチャンバ70の下部にノズル7
2が配設される。
【0017】水供給機構26は、開閉弁68の入口側に
接続される水管路74を有し、この水管路74は、ケー
シング14内でスパイラル状に巻かれた後、このケーシ
ング14の外部に継手76を介して接続される(図1参
照)。この継手76には、図示しない高圧ポンプが接続
されており、この高圧ポンプは、噴流22を歯車12に
向かって所定の噴射圧力で投射するように設定されてい
る。
【0018】ガラスビーズ供給機構28は、ケーシング
14の上面に取り付け台78を介して保持されるホッパ
ー80を備える。ホッパー80の下部に、該ホッパー8
0内のガラスビーズ20の残量を検出するためのロード
セル82が配設される。
【0019】図1に示すように、ホッパー80の出口側
には、計量バルブ84、負圧計86およびレーザ流量計
88が鉛直下方向に指向して連結されている。管路90
は、その一端をレーザ流量計88に接続され、その他端
をケーシング14内のチャンバ14aに挿入してミキシ
ングチャンバ70に接続される。ホッパー80に貯留さ
れているガラスビーズ20は、その直径が0.05mm
〜0.3mmに設定されている。
【0020】基台29上には、ミスト回収機構92が載
置される。このミスト回収機構92を構成する一対のダ
クト94、96の先端部は、ケーシング14の側部から
チャンバ14aに挿入され、歯車12とノズル72との
間にかつ前記歯車12に近接して配置されている。
【0021】ケーシング14の下部側には、下方に指向
して縮径する円錐部98が一体的に設けられており、こ
の円錐部98の下部開口部の下方には、排液用コンベア
100が配設されている。
【0022】このように構成される高強度化装置10の
動作について、高強度化方法との関連で以下に説明す
る。
【0023】先ず、切削加工により歯切り加工が施され
た歯車12には、浸炭焼入れ処理が行われる。そして、
浸炭焼入れ処理後の歯車12が歯車保持機構16を構成
するスピンドル42にセットされる一方、投射機構24
を構成するノズル72は、Y軸スライドユニット46お
よびZ軸スライドユニット48を介して矢印Y方向およ
び矢印Z方向に選択的に位置調整され、前記歯車12に
対応して配置される。
【0024】そこで、スピンドルモータ40を介してス
ピンドル42と一体的に歯車12が所定方向に回転する
とともに、X軸スライドユニット30を構成するX軸モ
ータ34を介し、前記歯車12がこのスピンドルユニッ
ト32と一体的に矢印X1方向に移動する(図1参
照)。
【0025】その際、投射機構24が駆動され、図示し
ない高圧ポンプの作用下に水18が水管路74を介して
管体66からミキシングチャンバ70に圧送される。一
方、ガラスビーズ供給機構28を構成する計量バルブ8
4が駆動され、ホッパー80からミキシングチャンバ7
0に管路90を介して所定量のガラスビーズ20が送給
されている。このため、ノズル72から水18が噴射さ
れると、ミキシングチャンバ70内に負圧が発生し、管
路90内のガラスビーズ20がこの水18と混合して噴
流22となって前記ノズル72から歯車12に投射され
る。
【0026】従って、水18とガラスビーズ20の噴流
22が指向性を有して歯車12の歯先102、歯面10
4および歯元106の所望の位置に正確に衝突すること
になる(図3A〜図3C参照)。
【0027】ここで、モジュールが1.5、捩れ角が3
6°、圧力角が17.5°、歯数が52に設定された歯
車12を用い、噴流22を歯面104の基準ピッチ円
(PCD)対応部分に対して18°で投射する。これに
より、歯車12の歯面104および歯元106に対して
噴流22を確実に投射することができ、前記歯面104
および前記歯元106に対し十分な圧縮残留応力を付与
することが可能になる。
【0028】さらに、図4に示すように、ガラスビーズ
20が歯車12の歯面104に衝突すると、この歯面1
04の表面は、前記ガラスビーズ20を介して圧縮残留
応力が付与されるとともに研磨され、さらに、前記ガラ
スビーズ20が粉砕される。その際、粉砕片20aは、
歯面104に向けて噴射される水18によってこの歯面
104の表面に鋭角に押し付けられる。このため、歯車
12は、少なくとも歯面104の基準ピッチ円対応部分
から歯元106にわたって研磨処理が施され、確実に平
滑面に加工されるという効果が得られる。
【0029】なお、図5Aは、歯車12に浸炭焼入れ処
理を施した後の歯面104の拡大図を示し、図5Bは、
この歯車12に高強度化装置10により高強度化処理が
施された後の前記歯面104の拡大図を示す。また、図
6Aは、浸炭焼入れ処理を施した後の歯底の拡大図を示
し、図6Bは、前記高強度化装置10による高強度化処
理が施された歯底の拡大図を示す。これにより、歯面1
04および歯底の表面は、高強度化処理によって酸化物
層が有効に除去されるとともに、平滑化されていること
がわかった。
【0030】ノズル72から噴流22を投射して歯車1
2に高強度化処理を施す際、チャンバ14aには粉砕さ
れた微細なガラスビーズ屑が浮遊する。このため、ミス
ト回収機構92が駆動されることにより、チャンバ14
a内に浮遊する微細なガラスビーズ屑を一対のダクト9
4、96から吸引して確実に回収することができる。ま
た、チャンバ14aに噴射されている水18およびガラ
スビーズ20の破片は、ケーシング14の下部に設けら
れている円錐部98から排液用コンベア100内に排出
され、この排液用コンベア100を介して外部に回収さ
れる。
【0031】上記のように、歯車12が、スピンドル4
2と一体的に所定方向に回転しながら矢印X1方向に移
動するとともに、噴流22が投射されることにより、こ
の歯車12の高強度化処理が行われた後、前記歯車12
の表面には、図4に示すように、ガラスビーズ20の粉
砕により生成された粉砕片20a等が付着し易い。
【0032】そこで、第1の実施形態では、X軸スライ
ドユニット30を構成するX軸モータ34が前記とは逆
方向に駆動され、スピンドルユニット32が矢印X2方
向に移動する一方、ガラスビーズ供給機構28を構成す
る計量バルブ84が閉塞されてホッパー80から投射機
構24に対するガラスビーズ20の供給が停止される。
このため、研磨後の歯車12は、回転しながら矢印X2
方向に移動しつつ、水18のみが投射されることにな
り、この歯車12の表面に付着している粉砕片20a等
の洗浄作業が遂行される。
【0033】このように、投射機構24は、ガラスビー
ズ供給機構28からのガラスビーズ20の供給を停止す
るだけで、洗浄機構として機能することになる。従っ
て、研磨後の歯車12の表面の洗浄作業は、高強度化処
理作業が終了した直後に略連続して行うことができ、該
洗浄作業が迅速に遂行されて前記歯車12の高強度化処
理作業全体が効率的かつ容易になされるという効果が得
られる。
【0034】しかも、管路90内に残存しているガラス
ビーズ20は、ノズル72から水18が投射される際に
発生する負圧によって確実に吸い出される。このため、
ノズル72にガラスビーズ20が残留して詰まり等が発
生することを確実に阻止することが可能になる。
【0035】ところで、上記歯車12の洗浄作業中、こ
の歯車12および/またはノズル72を種々の方向に駆
動することにより、前記歯車12の洗浄性を一層向上さ
せることができる。例えば、図7に示すように、歯車1
2が、スピンドルユニット32を介してスピンドル42
と一体的に矢印A方向(正転方向)および矢印B方向
(逆転方向)に交互に回転している際に、ノズル72か
らこの歯車12に水18のみが投射される。
【0036】また、図8に示すように、スピンドル42
と一体的に矢印A方向に回転している歯車12に対し、
ノズル72を矢印Y1方向および/または矢印Y2方向
に移動させながら、このノズル72から前記歯車12に
向かって水18のみが投射される。その際、ノズル72
の矢印Y方向への移動は、Y軸スライドユニット46を
駆動制御することにより行われる。
【0037】さらにまた、図9に示すように、歯車12
が、スピンドル42と一体的に矢印A方向に回転され、
かつノズル72がZ軸スライドユニット48を介して矢
印Z方向に進退変位しながら、このノズル72から前記
歯車12に向かって水18のみが投射される。なお、歯
車12の洗浄性を向上させるためには、図7〜図9の動
作を選択的に組み合わせる等、種々の方法が考えられ
る。
【0038】次に、図10および図11には、本発明の
第2の実施形態に係る高強度化装置を構成する投射機構
120が示されている。なお、第1の実施形態に係る投
射機構24と同一の構成要素には同一の参照符号を付し
てその詳細な説明は省略する。
【0039】この投射機構120は、一対の支持ロッド
64の先端に固定される支持板122を備え、この支持
板122に旋回モータ124が固着される。この旋回モ
ータ124の回転駆動軸126には、回動部材128を
介して管体66が装着される。
【0040】このように構成される投射機構120で
は、歯車12の洗浄作業時に、旋回モータ124の駆動
作用下に回転駆動軸126を介して回動部材128と一
体的に管体66が所定の角度範囲で往復動しながら、ノ
ズル72から前記歯車12に水18のみが投射される
(図11参照)。これにより、歯車12に対して種々の
方向から洗浄用の水18が投射され、この歯車12の洗
浄効率が一層向上するという効果がある。
【0041】また、図12に示すように、ノズル72を
歯車12の歯厚方向(矢印X1 方向および矢印X2
向)に平行移動させながら、このノズル72から前記歯
車12に水18のみを投射してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る歯車の高強
度化方法では、歯車表面にガラスビーズと液体との噴流
を投射し、前記歯車に圧縮残留応力を付与するとともに
前記歯車表面で該ガラスビーズが粉砕して歯車の研磨が
行われる。これにより、ガラスビーズが指向性を有して
歯車に衝突し、このガラスビーズと液体との噴流が、前
記歯車の高強度化および研磨に有効に機能する。
【0043】次いで、研磨後の歯車表面に液体のみが投
射されると、この歯車表面に付着した微粉末からなるガ
ラスビーズ屑は、前記液体によって洗浄、除去される。
従って、ガラスビーズの供給を停止するだけでよく、歯
車表面の洗浄作業が迅速に行われ、歯車の高強度化処理
作業全体が効率的かつ容易に遂行される。
【0044】また、ノズル内のガラスビーズは、液体の
投射時に発生する負圧によって確実に吸い出され、この
ノズルに前記ガラスビーズ屑の残留による詰まり等が発
生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯車の高強度化方法を実施するための
第1の実施形態に係る高強度化装置の一部断面正面説明
図である。
【図2】前記高強度化装置の一部断面側面説明図であ
る。
【図3】前記高強度化装置の動作を説明する図であり、
図3Aは、歯先処理状態の説明図であり、図3Bは、歯
面処理状態の説明図であり、図3Cは、歯元処理状態の
説明図である。
【図4】歯面にガラスビーズが衝突した際の説明図であ
る。
【図5】前記高強度化装置による処理前後の説明図であ
り、図5Aは、浸炭焼入れ処理後の基準ピッチ円対応部
分の拡大図であり、図5Bは、高強度化処理が施された
基準ピッチ円対応部分の拡大図である。
【図6】前記高強度化装置による処理前後の説明図であ
り、図6Aは、浸炭焼入れ処理後の歯底の拡大図であ
り、図6Bは、前記高強度化処理が施された後の歯底の
拡大図である。
【図7】洗浄時に歯車を正逆両方向に回転させる際の動
作説明図である。
【図8】洗浄時にノズルを左右に進退させる際の動作説
明図である。
【図9】洗浄時にノズルを上下に進退させる際の動作説
明図である。
【図10】第2の実施形態に係る高強度化装置を構成す
る投射機構の斜視説明図である。
【図11】図10の投射機構の正面説明図である。
【図12】洗浄時にノズルを歯車の歯厚方向に平行移動
させる際の動作説明図である。
【符号の説明】
10…高強度化装置 12…歯車 14…ケーシング 16…歯車保持機
構 18…水 20…ガラスビー
ズ 22…噴流 24、120…投
射機構 26…水供給機構 28…ガラスビー
ズ供給機構 30…X軸スライドユニット 32…スピンドル
ユニット 42…スピンドル 46…Y軸スライ
ドユニット 48…Z軸スライドユニット 66…管体 70…ミキシングチャンバ 72…ノズル 74…水管路 80…ホッパー 90…管路 92…ミスト回収
機構 124…旋回モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−160428(JP,A) 特開 昭62−84974(JP,A) 特開 昭64−17817(JP,A) 特公 平5−14766(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 7/06 B24C 1/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車表面の強度を高めるための歯車の高強
    度化方法であって、 熱処理後の前記歯車表面に向かって、ノズルからガラス
    ビーズと液体との噴流を投射することにより、前記歯車
    に圧縮残留応力を付与するとともに、前記歯車表面で前
    記ガラスビーズが粉砕して該歯車の研磨を行う工程と、前記ガラスビーズの供給を停止することで、前記研磨後
    の歯車表面に向かって投射される物体を前記液体のみと
    し、該液体によって前記 歯車表面を洗浄する工程と、 を有することを特徴とする歯車の高強度化方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の高強度化方法において、前
    記洗浄工程では、前記歯車を正転方向および逆転方向に
    交互に回転させながら前記歯車表面に前記液体のみを投
    射することを特徴とする歯車の高強度化方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の高強度化方法にお
    いて、前記洗浄工程では、前記ノズルを前記歯車に対し
    て移動させながら前記歯車表面に前記液体のみを投射す
    ることを特徴とする歯車の高強度化方法。
JP5204996A 1996-03-08 1996-03-08 歯車の高強度化方法 Expired - Lifetime JP3292655B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5204996A JP3292655B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 歯車の高強度化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5204996A JP3292655B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 歯車の高強度化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09241737A JPH09241737A (ja) 1997-09-16
JP3292655B2 true JP3292655B2 (ja) 2002-06-17

Family

ID=12903970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5204996A Expired - Lifetime JP3292655B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 歯車の高強度化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3292655B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040036121A (ko) * 2002-10-23 2004-04-30 현대자동차주식회사 숏 피닝 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09241737A (ja) 1997-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3427763A (en) Method of treating solid surfaces
JP2007050466A (ja) 配管外面ブラスト装置
JP3609109B2 (ja) 超高圧ファンジェットノズル
US6099391A (en) Method and apparatus for highly strengthening metal member
JP2990020B2 (ja) 金属部材の高強度化方法
JP3292655B2 (ja) 歯車の高強度化方法
CN103465174B (zh) 型钢的多角度抛丸除鳞装置
JP2006218553A (ja) 研磨パッドのドレッシング方法
JP3355273B2 (ja) 歯車の高強度化装置における粉流屑回収装置
JP3355275B2 (ja) 歯車の高強度化装置
JP3292654B2 (ja) 歯車の高強度化方法
CN103586782B (zh) 钢管表面磨料喷射除鳞装置
JP2006332550A (ja) 研磨パッドのドレッシング性評価方法及び研磨パッドのドレッシング方法
JP2006308389A (ja) 放射性廃棄物の除染装置及び除染方法
JP3355274B2 (ja) 歯車の高強度化装置
JPH09248714A (ja) 歯車の高強度化方法
JP3478731B2 (ja) 歯車の高強度化装置用歯車保持機構
JPH07246549A (ja) チューブ内面研磨装置
CN221413275U (zh) 一种便于清理的研磨加工装置
JPH08206547A (ja) 高圧洗浄機用回転ノズルユニット
CN220007393U (zh) 一种精密机械加工喷砂设备
CN218017930U (zh) 一种除锈机
CN215744800U (zh) 一种喷砂房用外部降尘处理设备
CN219684981U (zh) 一种机械加工研磨装置
JP2009018370A (ja) ショットピーニング処理方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080329

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090329

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100329

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100329

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110329

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110329

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120329

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130329

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130329

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140329

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term