JP3292329B2 - 静電写真システムの中間転写部材 - Google Patents

静電写真システムの中間転写部材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、階調画像
の静電転写用中間転写部材に関し、詳細には、フィルム
基底層上に被覆した熱可塑性フィルム形成性バインダー
の上層を有する中間転写部材に関する。
【0002】
【従来の技術】中間転写部材を含まないものに比べて、
中間転写部材は4色系を用いるカラー画像の高い再現速
度が可能である。更に、最終カラートナー像の重ね合わ
せが改善される。そのような多色系においては、シア
ン、イエロー、マゼンタ及びブラックのような構成色が
1種以上のゼログラフィー像形成部材上で同時に現像さ
れ、転写ステーションの中間転写部材上で重ね合わせて
転写される。現像した画像がまず像形成部材から中間転
写部材に転写され、次いで、中間転写部材から基体に転
写される像形成装置で用いられる中間転写部材は、像形
成部材から中間転写部材までトナー物質の良好な転写及
び中間転写部材から基体までトナー物質の良好な転写の
両方を示さなければならない。画像を含むトナー物質の
ほとんどあるいはすべてが転写され、画像が転写された
表面上に残留トナーがほとんど残らない場合に良好な転
写が生じる。連続的発生により完全なカラー画像を発生
し、各主要カラーにおいて画像を連続して現像し、中間
転写部材上で相互に主要カラー画像を重ね合わせること
を像形成工程が含む場合、主要カラー画像が中間転写部
材から基体に正確且つ効率よく転写されないと好ましく
ないずれや最終カラーでのカラー劣化が生じることがあ
るので、良好な転写は特に重要である。像形成装置で用
いられる多くの中間転写部材があるが、カラー忠実度の
高い完全なカラー画像を作成することが可能である機械
的強度及び電気的特性の改善された中間転写部材がなお
求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フィルム基
底層上に存在する熱可塑性フィルム形成性ポリマー層を
含む静電写真像形成システムの中間転写部材に関する。
熱可塑性フィルム形成性ポリマー層は電気特性調節物質
のような充填材料を含むことができ、フィルム基底層は
カーボンのような物質で充填される。本発明の中間転写
部材は、熱可塑性フィルム形成性ポリマー層と基底層の
間に接着層も含むものである。この中間転写部材は、良
好な電気的及び機械的特性を有し、1種以上の感光体か
ら受像基体に色別のトナー像を良好な重ね合わせで転写
することができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、接着層によっ
て一緒に結合された2層を含む。上層は、トナー像転写
に必要な電荷消散に適切な電気的特性を有する。上層に
対して重要な接地平面を存在させないで接地に電荷を導
電させるかあるいは印加電位源に電荷を導電することが
できる以外は、下層は抵抗体とすることができる。下層
は、導電体でも接地してもよい。下層が抵抗体である場
合には、ポリカーボネートフィルムを含むことが好まし
い。ポリカーボネートフィルム層は、部材の約25−9
5重量%、好ましくは約50−90重量%を構成する。
ポリカーボネートフィルム層の厚さは、約0.0127
−0.254mm(0.5−10ミル)、好ましくは約
0.0254−0.127mm(1−5ミル)の範囲で
ある。この部材は、無端ベルト、ロール又はスクロール
の形とすることができる。中間転写部材の下層を形成す
るために任意の適切なポリカーボネートが使用される。
適切なポリカーボネート樹脂としては、分子量約20,
000−120,000、好ましくは約50,000−
100,000を有する樹脂が挙げられるが、これらに
限定されない。中間転写部材の下層として用いられるそ
のようなポリカーボネート樹脂の例としては、分子量約
35,000−40,000を有するポリ(4,4′−
ジプロピリデン−ジフェニレンカーボネート)(General
Electric Company製のLexan 145)、分子量約40,00
0−45,000を有するポリ(4,4′−イソプロピ
リデン−ジフェニレンカーボネート)(General Electric
Company製のLexan 141)、分子量約50,000−10
0,000を有するポリカーボネート樹脂(Farben Fabr
icken Bayer A.G.製のMakrolon) 、分子量約20,00
0−50,000を有するポリカーボネート樹脂(Mobay
Chemical Company 製のMerlon) 、ポリエーテルカーボ
ネート及び4,4′−シクロヘキシリデンジフェニルポ
リカーボネートである。本発明を実施するのに適切なポ
リカーボネートポリマーは、例えば、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェノール)プロパン、4,4′−ジヒド
ロキシ−ジフェニル−1,1−イソブタン、4,4′−
ジヒドロキシ−ジフェニル−4,4−ヘプタン、4,
4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−2,2−ヘキサン、
4,4′−ジヒドロキシ−トリフェニル−2,2,2−
エタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−1,1
−シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニ
ル−β−β−デカヒドロナフタレン、4,4′−ジヒド
ロキシ−ジフェニル−スルホン等から製造することがで
きる。
【0005】ポリカーボネートフィルム層は押出成形さ
れた後、当該技術で既知のコーティング法を用いて接着
剤及び熱可塑性フィルム形成性ポリマーで被覆される。
また、ポリカーボネート層はマンドレルに巻きつけるか
電極の表面上に電着させた後、接着剤及びフィルム形成
性ポリマーで被覆することができる。マンドレルに施す
間、ポリカーボネートフィルム形成性ポリマーは溶媒可
溶性、溶媒分散性又は溶融性である。ポリカーボネート
は、マンドレル上に均一な液体被覆物を形成することが
できなければならない。ポリカーボネートを溶液、分散
液又はエマルジョンとしてマンドレルに施すことによっ
てポリカーボネート被覆物が形成される。ポリカーボネ
ートを硬化して重合したり、乾燥してポリカーボネート
から溶媒を除去したり、溶融ポリカーボネートを単にガ
ラス転移温度( Tg ) より低く冷却することにより固体
部材が形成される。ポリカーボネートは溶融状態で用い
られるが、液体キャリヤを用いてポリカーボネートフィ
ルムの溶液、分散液又はエマルジョンを形成することが
好ましく、液体キャリヤとポリカーボネートフィルムの
組み合わせは液体キャリヤのないポリカーボネートフィ
ルムより表面張力が低い。即ち、乾燥の際に、コーティ
ングを施した表面張力は増大する。液体キャリヤ及びポ
リカーボネートフィルムを含む均一な液体コーティング
を得るために、被覆されるマンドレル表面よりも液体コ
ーティングの方が高い表面張力を有しなければならな
い。部材のマンドレルからの取り出しを容易にするため
に、マンドレルの表面張力は低く、好ましくは約31ダ
イン/cm以下にするべきである。
【0006】任意の適切な材料がマンドレルに用いられ
る。マンドレルは、用いられる処理温度、即ち、約20
−130℃で寸法的及び熱的に安定でなければならな
い。用いられる任意のキャリヤにも不溶でなければなら
ず、ポリカーボネート又はその他の成分と化学的に反応
してはならない。マンドレルは、被覆されなくても、所
望に応じポリカーボネートを加える前に当該技術でよく
知られている適切な離型コーティングで被覆されてもよ
い。典型的なマンドレル材料は、アルミニウム、ステン
レス鋼、ニッケル、クロム、銅、真鍮等の金属が挙げら
れる。典型的なマンドレル高分子材料としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンタン、そのコ
ポリマー等が挙げられる。典型的なマンドレルセラミッ
ク材料としては、セラミック、ガラス、クレー等が挙げ
られる。適切な電極上にポリカーボネート材料の粒子を
電着することにより、ポリカーボネートフィルム層を形
成することができる。電着によりポリカーボネートフィ
ルム層が形成される場合には、電着前に、導電性材料を
ポリカーボネート粒子に混入する。例えば、これらの粒
子としては、米国特許第 4,952,293号に開示されている
チタン酸バリウム、酸化スズ、酸化スズアンチモン、ケ
イ酸カルシウム等が挙げられる。導電性粒子は、最終ポ
リカーボネート層の約1.0−80重量%、好ましくは
ポリカーボネート層の約5.0−80重量%を含む。
【0007】一般的には、電着工程は、粘性コーティン
グを融合及び形成させるためにポリマー粒子が電着温度
において有機分散液に実質的に不溶であり、電着温度を
超える温度において有機分散液媒体に十分可溶であるポ
リカーボネートフィルム形成性帯電粒子を有機液体分散
媒体に分散させたものを含む浴中に少なくとも1個のス
リーブ電極を少なくとも1個の他の電極と同軸的に隔置
して設置し;ポリマー粒子の固着した実質的に均一な付
着物がスリーブ電極の内部表面に形成するまで、電場を
電極に加え;ポリマー粒子の付着物を有するスリーブ電
極とポリマー粒子の付着物についている残留液体分散媒
体を浴から取り出し;付着物を加熱して最初にポリマー
粒子と残留有機液体分散媒体を可溶化して可溶化ポリマ
ー粒子の融合した連続的粘性ゾルコーティングを形成
し;加熱を続けて残留有機液体分散媒体を蒸発させ固化
した連続的乾燥円筒状ポリマーフィルムを形成し;連続
的乾燥ポリマーフィルムをスリーブ電極の内部表面から
除去することを含む。特に好ましい電着工程は、米国特
許第 4,952,293号に開示されている。当該技術において
よく知られている他の適切な方法を実施してポリカーボ
ネートフィルム層を形成することができる。そのような
別法としては、調製されるべきフィルムの幅と厚さを有
する押出スロットを用いた金属物からダイ金型を調製す
る押出加工があるが、これに限定されない。湿気のある
ポリカーボネート樹脂を乾燥し、導電率の調節、着色剤
及び流動調節加工助剤用のものを挙げることができる充
填剤と配合する。ポリカーボネートプラスチック化合物
を溶融後ダイ金型で押出し、押出したフィルムをTgより
低く冷却して、固体フィルム物質を形成させる。
【0008】カーボンをカーボンブラック又はグラファ
イトのような形としてポリカーボネートに充填して電荷
キャリヤを上層からポリカーボネート層に通過させ電荷
を接地電位まで消散させることができる。電荷を接地電
位まで消散させて、中間部材の前後に画像転写を繰り返
す間電荷が許容しえないレベルまで蓄積しないように防
止する。中間部材の電荷レベルが高いと、トナー像の中
間部材への転写が困難になり、トナー像の劣化が生じ
る。従って、高品質トナー像及び連続トナー像を相互に
良好な重ね合わせで転写させる能力の場合、中間部材の
表面から中間部材材料の内部まで電荷を接地電位に消散
させなければならない。これは、中間部材材料から電荷
を消散させる非常に信頼できる有効な方法である。他の
適切な電荷キャリヤとしては、スズ、アルミニウム、
鉄、クロム及びそれらの酸化物が挙げられるが、これら
に限定されない。典型的には、中間転写部材の約5−1
5重量%、好ましくは約5−12重量%の量でカーボン
ブラックを用いることができる。アルミニウム、鉄、ク
ロム及びそれらの酸化物は、中間部材の約24−52重
量%、好ましくは約24−35重量%の量で用いること
ができる。
【0009】電荷キャリヤ物質は、任意の適切な方法で
ポリカーボネートに混入させることができる。例えば、
フィルム形成中にカーボンをポリカーボネートと共に押
出成形したりフィルム形成前にポリカーボネートの溶
液、分散液又はエマルジョンに加えることもできる。基
底層が導電体である場合には、中間転写部材に良好な機
械的強度を付与する金属で製造することが好ましい。金
属支持部材は、中間転写部材の約43.8−97.9重
量%、好ましくは約82.3−93.2重量%を含むこ
とができる。金属基底層の厚さは、約0.0127−
0.127mm(0.5−5.0ミル)、好ましくは約
0.0508−0.0762mm(2.0−3.0ミ
ル)の範囲とすることができる。フィルム基底層を製造
するために用いることができる適切な金属としては、ニ
ッケル、銅、アルミニウム、コバルト、スズ、チタン、
亜鉛、クロム、ステンレス鋼のような鋼鉄及びそれらの
合金が挙げられるが、これらに限定されない。金属基底
層は、任意の適切な方法に従って調製することができ
る。典型的には、米国特許第 3,954,568号及び同第 4,5
01,646号に記載されているように、金属部材をマンドレ
ル又はスリーブ電極で電着させることができる。当該技
術において知られている他の適切な方法を行って金属支
持部材を形成させてもよい。そのような別法としては、
加熱した鋼又はステンレス鋼をロールミルして最終の厚
さを得るものが挙げられるが、これに限定されない。更
に、溶融した金属を適切なキャリヤ形に押出し、次に、
ロールあるいはプレスでサイジングして所望のフィルム
厚さを得ることができる。
【0010】中間転写部材の上層は、熱可塑性フィルム
形成性ポリマーの積層を含む。熱可塑性フィルム形成性
ポリマー層の厚さは、約0.0127−0.0762m
m(0.5−3ミル)、好ましくは約0.0254−
0.0508mm(1−2ミル)の範囲である。使用す
ることができる適切な熱可塑性樹脂としては、ポリフッ
化ビニル(例えば、Tedlar、E.I.du Pont de Nemours &
Co.製) 、ポリフッ化ビニリデン(例えば、Kynar 202
、Pennwalt Co.製) 、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエーテル、スチレン−ブタジ
エンコポリマー、ポリブチレン等が挙げられるが、これ
らに限定されない。他の適切な熱可塑性フィルム形成性
ポリマーとしては、ポリアミド(例えば、ナイロン)、
ポリエステル(例えば、PE-100及びPE-200、Goodyear T
ire and Rubber Company製) 、ポリスルホン(例えば、
P-3500、Union Carbide Corp. 製) 、ポリスルフィド、
セルロース樹脂、ポリアリレートアクリル樹脂、ポリア
リールスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリウレ
タン、ポリイミド、エポキシ、ポリ(アミド−イミド)
(例えば、Torlon Polymer A1830、AMOCO Chemical Corp
oration製) 、コポリエステル(例えば、Kodar Copolye
ster PETG 6763 、Eastman Kodak Co. 製) 、ポリエー
テルスルホン、ポリエーテルイミド(例えば、Ultem 、
General Electric Company製) 、ポリアリールエーテル
等が挙げられる。
【0011】樹脂が溶融状態で調製され、所望の押出フ
ィルムの幅と厚さに対応する所望の開口幅と隙間を有す
る押出ダイ金型に圧力下で押し出す押出加工によって熱
可塑性フィルム形成性上層を調製することができる。押
出した熱可塑性フィルムを室温近くまで冷却し、最終用
途に適切な幅に切断する。別法は、熱可塑性樹脂から予
備成形物を形成することを含み、樹脂をキャビティーに
挿入し、所望のフィルムの外側の最終寸法であるキャビ
ティーの内側に空気圧によって膨張させるようにする。
適切な方法は当該技術においてよく知られている。熱可
塑性フィルム形成性ポリマーは、中間部材に電荷緩和の
ような適度な電気的特性を付与する電気特性調節粒子を
含むことができる。電荷緩和は、熱可塑性フィルム形成
性ポリマーの表面又は内部空間電荷の消散である。これ
は、熱可塑性フィルムの電気特性調節物質から熱可塑性
フィルム物質の片面に配置された接地平面に電荷を導電
することにより行われる。電荷の導電は、電子的及びイ
オン的のいずれかで行われ、ホッピング機構及びバンド
ギャップパーミエーションがある。部材の電荷は転写ス
テーションの間で緩和して受像部材又は感光体から中間
転写部材まで画像を効果的に転写することができる。
【0012】像形成ステーションの間での電荷緩和は、
通常上層の容積抵抗率約1012オーム-cm 、好ましくは
約1012オーム-cm 以下を必要とする。約1010オーム
-cm以上の抵抗率は相対湿度の高い状態の紙に対する転
写が良好なため好ましく、本発明の転写部材で用いられ
る転写部材のより導電性の基底層と像形成性感光体又は
バイアス転写部材の電気的に弱い領域の間のアークを避
けるためにも所望される。誘電体の厚さ(上層の厚さ/
誘電率)が約15μ以下の場合またトナー転写段階で上
層材料上に蓄積することがあるサイクル電荷の蓄積を実
質的に中和するように転写工程において電荷中和部材が
適切に用いられる場合には、電荷緩和は必要としない。
当該技術において、例えば、コロトロン、スコロトロン
又は導電性ブラシ部材による電荷中和がよく知られてお
り、電荷を導電により実質的に緩和しない上層材料で用
いることができる。上層抵抗率が約1012オーム-cm 以
上であり、上層誘電体の厚さが約15μより大きい場合
には、多色像形成工程における電荷中和は信頼できる処
理が困難になり、画像転写安定性が劣化することがあ
る。本発明において約15μの誘電体の厚さを使用する
ことができるが、上層抵抗率が約1012オーム-cm 以上
の場合、低い誘電体厚さ約2−10μが好ましい。容積
抵抗率が約1012オーム-cm より低い場合には、電荷蓄
積は問題とならず、上層の誘電体の厚さは約200μと
することができる。熱可塑性フィルム内に取り込まれた
電気特性調節粒子によって、上層の電荷緩和、誘電率又
は両方の特性を適切に調節することができる。
【0013】熱可塑性フィルム形成層の形成中に、これ
らの電気特性調節粒子を熱可塑性フィルム形成性ポリマ
ー内に混入することができる。代表的な粒子としては、
チタン酸バリウム、二酸化チタン、酸化スズ、酸化スズ
アンチモン、ケイ酸カルシウム(Wollastonite 200 、NY
CO Division of Processed Minerals 、Inc.、N.Y.)、
マグネタイト、ウルトラマリンブルー、コバルトアルミ
ネートブルー、クロム−コバルト−アルミネート、酸化
クロム、金属又は無金属フタロシアニン、キナクリド
ン、ジアリリドイエロー顔料、酸化鉄、チタン−酸化ク
ロム、酸化亜鉛、スルホセレン化カドミウム等及びその
混合物が挙げられるが、これらに限定されない。これら
の粒子は、任意の適切な手法により熱可塑性フィルム形
成性ポリマー内に混入させることができる。典型的な混
合方法としては、ロールミリング、機械的混合、溶融混
合等が挙げられる。一般的に、熱可塑性フィルム形成性
ポリマーに加えられる電気特性調節粒子の量は、ベルト
の約10−15重量%、好ましくは約11−12重量%
の範囲である。本発明の中間部材の上層の容積抵抗率
は、約1010−1012オーム-cm が好ましく、オーバー
コートフィルムの表面と内部からより導電性の基底層ま
で移動することにより許容しうるレベルまで電場が徐々
に緩和される。この電場緩和の緩慢な速度は、画像調製
の特定の処理回数及び速度を可能にし、良好な画像分解
能を付与する。約1012オーム-cm 以上の容積抵抗率を
有する材料を用いるためには、上層の厚さを小さくする
か誘電率を高くすることにより、中間部材の上層の誘電
体の厚さが十分小さくなるように選ばれる。より高い誘
電率の材料を用いて、上層をより高い厚さにすることが
できる。固有の特性のためあるいは電気特性調節材料の
ため、本発明の中間部材の上層の誘電率は、少なくとも
3単位が好ましく、8単位以上が更に好ましい。特に、
二酸化チタンを含む中間部材の誘電率は、約10−12
単位が好ましい。
【0014】熱可塑性フィルム形成層を結合する接着層
は、約0.00508−0.0524mm(0.2−1ミ
ル)、好ましくは約0.00635−0.0127mm
(0.25−0.5ミル)の範囲である。代表的な接着
層としては、E.I. du Pont de Nemours and Co. のDupo
nt Elvacite Acrylic Resinsパンフレットに開示されて
いるメタクリレート樹脂、メタクリレートコポリマー樹
脂、エチルメタクリレート樹脂、ブチルメタクリレート
樹脂及びその混合物のようなアクリル接着剤のようなフ
ィルム形成性ポリマーが挙げられる。また、du Pont 68
080 、68070 及び68040 アクリルブレンド、ポリエステ
ル、例えば、du Pont 49,000樹脂(E.I. du Pont de Nem
ours & Co.製) 、Vitel PE-100(Goodyear Rubber & Tir
e Co. 製) 、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート等も用
いることができる。かなりの接着強度を付与し得られた
中間転写部材に有害な影響を生じないので、du Pont 4
9,000及びVitel PE-100接着層が好ましい。
【0015】du Pont 49,000は、4個の二酸とエチレン
グリコールを有する線状飽和コポリエステルであり、重
量平均分子量約70,000及びガラス転移温度約32
℃を有する。その分子構造は次のように表される。 HOOC−(二酸−エチレングリコール)n −OH (nは重合度を表し重量平均分子量約70,000が得
られる数である。) コポリエステルにおいて二酸のエチ
レングリコールに対する比は約1:1である。二酸は、
テレフタール酸、イソフタール酸、アジピン酸及びアゼ
ライン酸(約4:4:1:1比)である。Vitel PE-100
は、2個の二酸とエチレングリコールを有する線状コポ
リエステルであり、重量平均分子量約50,000及び
ガラス転移温度約71℃を有する。その分子構造は次の
ように表される。 HOOC−(二酸−エチレングリコール)n −OH (nは重合度を表し重量平均分子量約50,000が得
られる数である。) コポリエステルにおいて二酸のエチ
レングリコールに対する比は約1:1である。二酸は、
テレフタール酸及びイソフタール酸(約3:2比)であ
る。du Pont 49,000及びVitel PE-100は、簡単に混合し
てポリマーブレンドを形成することができる。一方をも
う一方の上に被覆すると、相互に強く接着するので実際
に分けられなくなる。従って、相互の混和性及び接着性
が強いので、そのような化学的に類似した組み合わせを
用いることが好ましい。
【0016】Goodyear Tire & Rubber Co.製のもう1つ
のポリエステル樹脂接着剤は、Vitel PE-200である。こ
のポリエステル樹脂は、2個の二酸と2個のジオールを
有する線状飽和コポリエステルである。この線状飽和コ
ポリエステルの分子構造は、次のように表される。 HOOC−(二酸−ジオール)n −OH (コポリエステルにおける二酸のエチレングリコールに
対する比は1:1である。)二酸は、テレフタール酸と
イソフタール酸(約1.2:1比)である。2個のジオ
ールは、エチレングリコールと2,2−ジメチルプロパ
ンジオール(約1.33:1比)である。Goodyear PE-
200 線状飽和コポリエステルは、2個の二酸と2個のジ
オールのランダム交互モノマー単位を含み、分子量約4
5,000及びTg 約67℃を有する。
【0017】場合によっては、接着層は抵抗体下層の電
気特性に類似の電気特性をもたせるためにカーボンブラ
ックを含むこともでき及び/又は熱可塑性フィルム層の
電気特性に類似の電気特性をもたせるために他の電気特
性調節粒子を含むことができる。接着材料を適切な溶媒
に溶解し、手動、吹き付け、浸漬コーティング、グラビ
アコーティング、シルクスクリーン、真空蒸着、ロール
コーティング、巻線ロッドコーティング等によって被覆
し、次いで、乾燥して溶媒を除去することにより、接着
層を熱可塑性フィルム上層あるいはフィルム基底層に施
すことができる。乾燥温度は約20−120℃の範囲と
することができる。フィルム間に空気が入らないように
非被覆フィルム層の表面と被覆フィルム層の接着面を密
接に接触させる。この処理のためにdu Pont Co.HRL-24
Ristonラミネータ(E.I. du Pont de Nemours and Co.
製) のようなラミネータを用いることができる。積層工
程で生じた熱のために接着剤が非被覆フィルム層に溶融
する。次いで、この部材を室温まで冷却して2層を一緒
に結合させる。1つの層が金属の場合には、被覆及び非
被覆層を相互にロールし、約170−204℃のオーブ
ンに約1−5分間、好ましくは約4−5分間入れて接着
剤を溶融し層を一緒に結合させる。
【0018】また、基底層に結合された接着層上に熱可
塑性フィルム形成性ポリマーを任意の適切な手法による
溶液、分散液又はエマルジョンから付着させることがで
きる。接着層上に熱可塑性フィルム形成性ポリマーを付
着する典型的な手法としては、吹き付けコーティング、
浸漬コーティング、巻線ロッドコーティング、粉末コー
ティング、静電吹き付け、音波吹き付け、ブレードコー
ティング等が挙げられる。接着剤上に熱可塑性フィルム
形成性ポリマーを吹き付けコーティングするために用い
ることができる典型的なスプレーガンは、環状の同心エ
アノズルに囲まれた中央液体ノズルを有する。環状の同
心ノズルを介したガスフローで生じた真空によってある
いは液体容器を加圧することによって液体ノズルを通っ
て液体が押し出される。これらの特徴を有する典型的な
スプレーガンは、米国特許第 4,747,992号に記載されて
いるBinks Company 、Franklin Park 、Illinois 製の
Model 21スプレーガンである。吹き付けによって施され
る被覆溶液は、通常、ポリマーを低及び高沸点溶媒の混
合液に溶解して調製される。低沸点溶媒は吹き付け中に
急速にフラッシュされてフィルム基底層上に高粘性フィ
ルムを形成する。残っている高沸点溶媒は、吹き付け被
覆物を流動させ徐々に乾燥させて滑らかな均一フィルム
にし;引き続き加熱すると捕捉した空気が泡となるのを
できるだけ少なくし;低沸点溶媒をあまり急速に蒸発さ
せたことによる水の凝縮のための“かぶり”を防止す
る。低及び高沸点溶媒の組み合わせとしては、塩化メチ
レンと1,1,2-トリクロロエタン、メチルエチルケトンと
メチルイソブチルケトン、イソプロパノールとイソブチ
ルアルコール、メタノールと水、テトラヒドロフランと
トルエン等が挙げられるが、これらに限定されない。低
沸点溶媒約40−80重量%と高沸点溶媒約20−60
重量%の混合液を用いて、満足できる結果が得られる。
低沸点溶媒は、約80℃以下の沸点を有する溶媒として
本明細書で定義され、高沸点溶媒は、少なくとも100
℃の沸点を有する溶媒として本明細書で定義される。
【0019】基底層がポリカーボネートフィルムを含む
場合には、フィルム形成層の反対側のポリカーボネート
層に抗カール層が施されるので、ベルトはウェブの交差
方向に平らなままである。抗カール層は、電気絶縁性又
はわずかに半導電性であるポリマーを含むことができ
る。抗カール層は、平坦度及び/又は耐摩耗性を付与す
る。抗カール層は、フィルム形成性樹脂及び接着促進ポ
リエステル添加剤を含むことができる。フィルム形成性
樹脂の具体例としては、ポリアクリレート、ポリスチレ
ン、ポリ(4,4′−イソプロピリデンジフェニレンカ
ーボネート)、4,4′−シクロヘキシリデンジフェニ
ルポリカーボネート等が挙げられるが、これらに限定さ
れない。。添加剤として用いられる代表的な接着促進剤
としては、49,000樹脂(Du Pont) 、Vitel PE-100及びPE
-200(Goodyear)、ポリエステル、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、ポリメチル
メタクリレート等が挙げられるがこれらに限定されな
い。接着促進剤は、抗カール層の約1−15重量%、好
ましくは約5−10重量%を含む。抗カール層の厚さ
は、約0.0127−0.0508mm(0.5−2ミ
ル)、好ましくは約0.00635−0.0254mm
(0.25−1ミル)である。カーボンブラック及び他
の電荷キャリヤ材料もまた抗カール裏打ちコーティング
に混入し電荷キャリヤをこの材料に注入して電荷を接地
電位まで導電させることができる。電気特性調節材料を
抗カール層に混入して電荷緩和のような電気特性を与え
ることができる。電荷キャリヤ材料及び電気特性調節材
料は、任意の慣用的方法、例えば機械的混合、溶融混
合、ロールミリング及び分散法等によって抗カール裏打
ちコーティングに混入することができる。
【0020】本発明の基底層は、基底層が金属又は合金
を含む場合のように導電性とすることができるが、基底
層は容積抵抗率約1012オーム−cm以下、好ましくは1
10オーム−cm以下及び表面抵抗率約107 オーム/□
以上のような良好な電気特性を有することが好ましい。
これらの容積及び表面抵抗率のために、転写ニップの
前、途中及び後に転写部材に沿った種々の点でまた中間
部材上及び中間部材から紙のような基体までトナーを転
写する種々の感光体ステーションで種々の電位を加える
ことができる。これらの抵抗率は、トナーの分散及び画
像不良を生じるプリニップの電圧破壊を防止する点でよ
り大きな寛容度も生じる。基底層は、電子写真像形成シ
ステムにおいてトナー像の静電転写に対して用いられ、
このシステムは少なくとも1種の像形成部材を含む。典
型的には、4種の像形成部材が用いられる。中間転写部
材、例えば、中間転写ベルトは、画像を各々の像形成部
材から転写する像形成部材の後に増加部分が移動するよ
うに無端経路の移動が支持される。各像形成部材は、種
々のカラートナー像を中間転写部材に相互に重ね合わせ
たレジストレーションとして連続して転写することがで
きる中間転写部材に隣接して設置される。像形成部材の
各々は、感光体のような受像部材を含み、その前後に像
形成構造の像形成要素が配置される。像形成要素は、露
光構造、現像構造、転写構造、清浄構造及び帯電構造を
含む。帯電構造は、慣用のコロナ放電部材を含むことが
できる。
【0021】使用される露光構造は、当該技術において
用いられる任意の適切な種類とすることができる。典型
的な露光構造としては、ラスタ入力/出力走査部材又は
そのような部材を用いる任意の組み合わせが挙げられる
が、これらに限定されない。用いられる光源は、レーザ
のような当該技術において用いられる任意の適切な光源
とすることができる。各増加部分がまず像形成部材の後
に移動するように中間転写部材が移動する。コピーされ
るべきオリジナル文書のイエロー成分に対応するカラー
画像成分は、帯電構造、露光構造及び現像構造を用いて
受像部材(例えば、感光ドラム又は感光体)上に形成さ
れる。現像構造は、受像部材上にイエロートナー像を現
像する。その部材が回転し、中間転写部材に接触する。
コロナ放電部材あるいは接触バイアス導電性部材を含む
ことができる転写構造は、受像部材と中間転写部材の間
の接触領域において画像のイエロー成分の転写を行うよ
うに作用する。同様の方法で、中間転写部材上にオリジ
ナル文書のマゼンタ成分に対応するマゼンタ像成分及び
シアン及びブラック像も形成することができる。
【0022】中間転写部材は、多色画像が転写材料のシ
ート又はコピーシートに転写される転写ステーションま
で移動する。転写材料のシートは、転写ステーションの
トナー像と接触して移動する。任意の適切なシート供給
装置によって、シートが転写ステーションに進められ
る。例えば、中間転写部材と接触したシートの積み重ね
から調節した順序で最上のシートを進めるように供給ロ
ールが回転するので、トナー粉末像は転写ステーション
で進行したシートに接触する。転写ステーションでは、
バイアスされた転写ロールを用いると転写中にシートと
トナー像の間に高静電場と良好な接触が得られる。画像
転写を行う際にバイアスされた転写ロールの代わりに又
はこれを補助するためにコロナ転写部材を設けることも
できる。本発明の中間転写部材を使用することができる
適切な部材としては、米国特許第 3,893,761号、同第
4,531,825号、同第 4,684,238号、同第 4,690,539号、
同第 5,119,140号及び同第 5,099,286号に記載されてい
る装置が挙げられるが、これらに限定されない。本発明
の中間転写部材は、良好な転写効率を達成し、非延伸特
性を有するので、トナー像の良好な重ね合わせが可能で
ある。下記実施例は、本発明を更に具体的に説明するた
めに示される。
【0023】
【実施例1】フィルム形成性ポリマー及びカーボンブラ
ックを溶媒混合液に溶解してポリカーボネートベルトを
調製する。ベルトを調製する個々の成分及び条件は下記
の通りである。 フィルム形成性ポリマー:ポリカーボネート樹脂33g
(Merlon M-39、Mobay Co. 製) カーボンブラック:Black Pearls 2000 0.55g、Ca
bot Corp. 製、Billerica Ma. 溶媒:塩化メチレン522g及び1,1,2-トリクロロエタ
ン600g 相対湿度:42% ドラム表面速度:72インチ/秒 ノズルのドラムまでの距離:8インチ スプレーガン通過数:15 液体ノズル:63B(ノズル呼称) エアノズル:63PE(ノズル呼称) 針設定:15 液体供給モード:圧力ポット Ford No.2 Cup 粘度:26秒 マンドレル:ポリエチレン管は円滑な外表面を有し、長
さ12インチ、直径6インチ、厚さ1/16インチ。
【0024】スプレーガンを用いて、被覆溶液をポリエ
チレンマンドレルの表面に吹き付けて反復スプレー通過
により均一な薄膜を形成する。約0.127mm(5ミ
ル)の所望した厚さに達し、熱風オーブン中約60℃で
約3時間乾燥し、次いで約120℃で3時間加熱した
後、ポリウレタン接着剤約0.0254mm(1ミル)
のコーティングをポリカーボネートフィルムの表面上に
ブレードコートする。当該技術で実施されている方法に
従って、ポリフッ化ビニル(Tedlar 、E.I.du Pont de N
emours & Co.) 22g及び二酸化チタン10gの分散液
を調製し、ポリカーボネート及びカーボンフィルム層上
の接着層に厚さ約0.0254mm(1ミル)まで吹き
付ける。ポリフッ化ビニル及び二酸化チタンコーティン
グを施した後、複合ベルトを熱風オーブンに約60℃で
約3時間入れてポリフッ化ビニルと二酸化チタンの分散
液を乾燥する。次いで、得られたベルトを熱風オーブン
に約170℃で約3分間入れて接着剤を溶融し、ポリフ
ッ化ビニル充填剤とポリカーボネート層に一緒に結合さ
せる。得られたベルトは、容積抵抗率約1010オーム/c
m 以下及び、表面抵抗率約107 オーム/□以上のポリ
カーボネート層及び容積抵抗率約1012オーム/cm 以下
のポリフッ化ビニル層を有する。
【0025】
【実施例2】厚さ0.0254mm(1ミル)を有する
ポリフッ化ビニルをdu Pont 68080アクリル接着剤で被
覆し、除去しうる離型ライナー(ポリエチレン)で保護
する。カーボンを含むポリカーボネートフィルムを押出
処理する。このフィルムの厚さは約0.127mm(5
ミル)であり、カーボン約6重量%を含有する。押出処
理によりポリカーボネートを形成した直後で押出温度あ
るいはほぼ押出温度の間に、ポリフッ化ビニル被膜の接
着面を圧力ロールニップのカーボン含有ポリカーボネー
トフィルムの平滑面に接触させて複合フィルムを形成す
る。3本の19mm径ロールからなるFlex Test Fixture
で複合フィルムのロールサイクリングを評価する。この
試験は、1.0インチ幅の複合物試料について2lbの引
張を用いて行われる。上記2種の複合フィルム試料は、
173万回を超える屈曲サイクルを故障せずに示す。こ
れは、カーボン含有ポリカーボネートフィルムに結合し
たポリフッ化ビニルフィルムからなる複合物が小径ロー
ルを用いて良好なサイクリング特性を有することを示し
ている。
【0026】
【実施例3】ポリフッ化ビニル被膜の接着面をフィルム
間に空気を入れずにステンレス鋼フィルムと密接に接触
させて2種のフィルムを調製する。du Pont HRL-24 Ris
tonラミネータをこの処理に用いる。ポリフッ化ビニル
と鋼フィルムを相互にロールし、オーブンに約190℃
で約3分間入れて接着剤を溶融し、フィルムを結合して
複合物を形成する。1つのフィルムは、du Pont 製の厚
0.0254mm(1ミル)のポリフッ化ビニルで製
造する。使用した接着剤は、du Pont 型 68080ホットメ
ルトアクリル接着剤であり、活性化温度約390−40
0℃を有する。第2のフィルムは、du Pont 製の厚さ
0.0508mm(2ミル)のポリフッ化ビニルで製造す
る。接着剤は、du Pont 型 68040であり、加熱活性化温
度約300−500℃を有する。これらをポリフッ化ビ
ニルフィルム上に被覆する。du Pont Co. 型 68080及び
68040 接着剤を含む0.0254及び0.0508mm
(1及び2ミル)ポリフッ化ビニルからなる中間転写ベ
ルト用の複合物を0.05588mm(2.2ミル)ステ
ンレス鋼フィルム上に積層する。ステンレス鋼フィルム
上に0.0254mm(1ミル)ポリフッ化ビニルを有
する4個のベルトを調製し、ステンレス鋼フィルム上に
0.0508mm(2ミル)ポリフッ化ビニルを有する5
個のベルトを調製する。接着剤を含むポリフッ化ビニル
をステンレス鋼に密接に接触させて配置するためにHRL-
24ラミネータを用いる。68080 接着剤を含む0.025
4mm(1ミル)ポリフッ化ビニルの場合、高い方のロ
ール温度を約150℃に、68040 接着剤を含む0.05
08mm(2ミル)ポリフッ化ビニルの場合、約165℃
に設定する。
【0027】接着剤を含むポリフッ化ビニルをステンレ
ス鋼上に配置した後、約190℃のオーブンに入れて接
着剤を溶融しステンレス鋼に結合する。ステンレス鋼フ
ィルムセグメントの端部を一緒に溶接してこれらの複合
物をベルトに調製する。屈曲試験を用いて各ベルトが1
9mm径ロール上で移動する通過回数を求める。試験は、
3本のロールを有するFlex Test Fixture で行い、引張
荷重2lbを用いて1.0インチ幅の試料を接触させる。
68040 アクリル接着剤を含む0.05588mm(2.2
ミル)ステンレス鋼上に積層した0.0508mm(2ミ
ル)の白色ポリフッ化ビニルからなる1つのベルトは、
劣化せずに、即ち、フィルムのエッジ又は内部領域のた
て裂き又は亀裂なしで3本のロールについて354Kサ
イクルまで耐える。更に、これらのベルトの溶接シーム
をロールを用いたサイクリングについてFlex Test Fixt
ure で評価する。条件は上記と同じであり、シームをベ
ルト試料の中央に配置する。シームを有する1つのベル
トは、約253Kサイクル後に故障し、一方もう1つは
故障せずに348Kサイクル動作する。突合わせ接続さ
れる2つのステンレス鋼セグメントの間の境界面の縁端
に溶接シームの故障が起きる。また、68080 アクリル接
着剤を含む0.05588mm(2.2ミル)ステンレス
鋼上に積層した0.0254mm(1ミル)のポリフッ
化ビニルからなるベルトの溶接シームについて屈曲試験
を行い、3本のロール上で407Kまで耐える。これら
の結果は、アクリル接着剤を含む0.05588mm
(2.2ミル)のステンレス鋼に結合した0.0254m
m(1ミル)ポリフッ化ビニルフィルム及び0.050
8mm(2ミル)ポリフッ化ビニルフィルムからなる耐久
性のあるベルトがホットメルト接着剤を活性化するオー
ブン加熱を用いた積層工程により調製されることを示し
ている。フィルム間の結合は非常に良好であり、19mm
ロールを用いて多数のサイクルを示した。複合物のステ
ンレス鋼フィルム材料を溶接して中間転写ベルトとして
有用な複合ベルトフィルムを形成することができる。
【0028】
【実施例4】実施例3で調製したdu Pont 68080 アクリ
ル接着剤を含む0.05588mm(2.2ミル)ステン
レス鋼フィルムに結合した0.0254mm(1ミル)
ポリフッ化ビニルフィルムからなる80インチの長いベ
ルトを感光体から受像紙までカラー別のトナー像を転写
するための中間ベルトとしてブレッドボードに取り付け
る。ブレッドボードはタンデムに動作するシアン、マゼ
ンタ、イエロー及びブラックトナーの個々の単色印刷ス
テーションを有するプロセスカラーゼログラフィー印刷
部材である。単色印刷ステーションにおいてカラー別ト
ナー像を感光体上に調製し、取り囲んでいる中間ベルト
に重ね合わせて転写して多色トナー像を形成し、次いで
受像紙に形成させる。画像を転写する場合、ステンレス
鋼ベルトと感光体ドラムシャフトの間の電位差、典型的
には約1,000ボルトを設定する。この低電圧は、機
械におけるオゾン放出を最少限にする。ベルトに張力を
加えたステンレス鋼の伸縮が最小なために、この中間ベ
ルトは良好なカラー重ね合わせを示す。典型的には、プ
ロセス方向に1lb/in の張力をベルトに加えたステンレ
ス鋼の伸縮に起因するカラーの重ね合わせの変化は約
0.0254mm(1ミル)以下である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シイシュン ワン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14526 ペンフィールド ヴァリー グ リーン サークル 11 (72)発明者 ジェラルド エム フレッチャー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14534 ピッツフォード カーリエイジ コート 19 (72)発明者 エドウィン エイ アーバネック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14526 ペンフィールド ダブリン ロ ード 1712 (72)発明者 フランク ジェイ ボンシノール アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14617 ロチェスター ウイノナ ブー ルヴァード 572 (72)発明者 ドナルド ジェイ ロバートソン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14450 フェアポート カントリー コ ーナー レーン 11 (56)参考文献 特開 昭58−28754(JP,A) 特開 昭57−23975(JP,A) 特開 平4−198359(JP,A) 特開 平5−213504(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)静電潜像を像形成部材上に形成する
    工程、 (b)トナー像を、前記像形成部材上に、前記静電潜像に
    従って形成する工程、 (c)前記トナー像を、前記像形成部材から中間転写部材
    に転写する工程であって、該中間転写部材は、内部に電
    荷緩和粒子が配置された熱可塑性フィルム形成性ポリマ
    ーの上層と、電荷を導電することができるフィルム基底
    層とから本質的になり、前記上層が、接着層により、前
    記基底層上に積層されている工程、及び (d)前記トナー像を前記中間転写部材から受像基体に転
    写する工程、 を含むことを特徴とする、静電写真像形成方法。
JP15960993A 1992-10-16 1993-06-29 静電写真システムの中間転写部材 Expired - Fee Related JP3292329B2 (ja)

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