JP3292224B2 - 内燃機関回生装置 - Google Patents

内燃機関回生装置

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JP3292224B2
JP3292224B2 JP23915594A JP23915594A JP3292224B2 JP 3292224 B2 JP3292224 B2 JP 3292224B2 JP 23915594 A JP23915594 A JP 23915594A JP 23915594 A JP23915594 A JP 23915594A JP 3292224 B2 JP3292224 B2 JP 3292224B2
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internal combustion
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隆二 村川
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の減速時の減速エ
ネルギーを電力として回収する、あるいは内燃機関の発
生した電力によって内燃機関を駆動する内燃機関回生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、特開平2−
16344号公報、および特開昭61−38161号公
報に開示された技術が知られている。特開平2−163
44号公報には、内燃機関によって駆動される充電発電
機を備え、減速運転時に充電発電機で発電を行い、車両
の余剰エネルギーを電気エネルギーとして回収する技術
が開示されている。また、特開昭61−38161号公
報には、内燃機関の始動時、あるいは車両の加速時にブ
ラシレスモータ(電動機の一例)を作動させ、内燃機関
の始動を行うとともに、車両の加速性能を向上させる技
術が開示されている。
【0003】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 燃機関の始動時にス
ロットル開度を閉じたまま、電動機を作動させると、内
燃機関にポンピングロスが発生する。すると、電動機は
ポンピングロスを発生した内燃機関を駆動するため、大
きな駆動負荷が必要となり、始動時に大きな電力が必要
になる。このため、始動後、内燃機関の始動に要したエ
ネルギーを回収するエネルギー量が多くなり、内燃機関
の燃費が劣化する。また、車両の加速時に電動機を作動
させて、車両の加速性能を向上させる場合、内燃機関は
電動機のトルクアシストによって負荷が減少する。この
ため、スロットル開度が閉じ気味にされるため、内燃機
関にポンピングロスが発生する。そして、電動機はポン
ピングロスを発生した内燃機関を駆動することになるた
め、大きな駆動負荷が必要となり、内燃機関をトルクア
シストする量が減少し、内燃機関の燃費を改善させる改
善率が低下する。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、車両の始動時および加速時に発生
する内燃機関のポンピングロスを低減して、内燃機関の
エネルギー効率を改善するものである。すなわち、電
機によって内燃機関を駆動する際、内燃機関の負荷を低
減して燃費を向上させることのできる内燃機関回生装置
の提供にある。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明の内燃機関回生装
置は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕 内燃機関回生装置は、(a) 燃料の燃焼によって回転動力を発生する内燃機関
と、(b) この内燃機関によって駆動されて電力を発生する
発電機と、(c) この発電機の発生した電力を蓄えるバッテリと、(d) 前記発電機あるいは前記バッテリから電力の供給
を受けて、前記内燃機関を駆動する電動機と、(e) 前記内燃機関のポンピングロスを低減させるロス
低減手段と、(f) 前記電動機が前記内燃機関を駆動する駆動状態か
否かを判断する駆動判断手段と、(g) この駆動判断手段が駆動状態にあると判断した
際、前記ロス低減手段を作動させて前記内燃機関のポン
ピングロスを低減させるロス低減実行手段とを備える。
【0008】
【0009】
【0010】〔請求項の手段〕 請求項1の内燃機関回生装置において、前記発電機およ
び前記電動機は、前記内燃機関によって駆動されると電
力を発生し、電力の供給を受けると前記内燃機関を駆動
する電動発電機であることを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用および発明の効果】〔請求項1の作用〕 電動機が内燃機関を駆動していると駆動判断手段が判断
すると、ロス低減手段が内燃機関のポンピングロスを低
減させる。この結果、電動機の駆動力が内燃機関のポン
ピングロスにより消費されることが抑えられ、電動機に
よる内燃機関の駆動量が増大する。
【0014】〔請求項1の効果〕 このように、請求項1記載の内燃機関回生装置によれ
ば、内燃機関の始動時においては、電動機はポンピング
ロスの低減した内燃機関を駆動することになるため、始
動時に要する電力が少なくて済む。これにより、始動
後、内燃機関の始動に要したエネルギーを回収するエネ
ルギー量が減少し、内燃機関の燃費が向上する。一方、
車両の加速時に電動機を作動させて、車両の加速性能を
向上させる場合では、電動機はポンピングロスの低減し
た内燃機関を駆動することになるため、従来に比較して
ポンピングロスにより消費されるエネルギー量が小さく
なり、内燃機関をトルクアシストする量が増大する。こ
れにより、車両の加速性能が向上するとともに、内燃機
関の燃費を改善させる改善率が向上する。
【0015】
【実施例】次に、本発明の内燃機関回生装置を、図に示
す実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1および図2は本発明の第1実
施例を示すもので、図1に内燃機関回生装置の概略構成
図を示す。自動車は、ガソリンや軽油等の燃料の燃焼に
よって得られたエネルギーにより回転動力を発生する内
燃機関1と、この内燃機関1の発生した回転動力を変速
して駆動輪へ伝える変速装置2とを備える。また、内燃
機関1の出力軸には、リングギア3が固定され、このリ
ングギア3は電動機と発電機の両方を兼ねる電動発電機
4が直接的または間接的に連結されている。この電動発
電機4は、内燃機関1および変速装置2を介して駆動さ
れ、電力を発生するように設けられている。そして、こ
の電動発電機4の発生した電力はバッテリ5に蓄えられ
る。また、電動発電機4は、バッテリ5に蓄えられた電
力の供給を受けると回転動力を発生して、リングギア3
を介して内燃機関1および変速装置2を回転駆動し、内
燃機関1の始動および加速性能の向上を果たす。この電
動発電機4の発電作動と電動作動の切替は、電力制御部
6によって行われ、この電力制御部6の作動はマイクロ
コンピュータを用いた制御装置7によって制御される。
【0016】また、本実施例の内燃機関1には、排気ガ
ス再循環装置11(本発明のロス低減手段に相当する)
が搭載されている。この排気ガス再循環装置11は、内
燃機関1の発生した排気ガスを再び内燃機関1に吸引さ
せて、吸入工程時における負圧を低減して内燃機関1の
マイナスの仕事量を減らす(ポンピングロスを低減す
る)システムで、内燃機関1の発生した排気ガスを、再
び内燃機関1の吸気側へ戻す排気リターン通路(図示し
ない)と、この排気リターン通路を開閉するEGRバル
ブ12とを備える。そして、EGRバルブ12が排気リ
ターン通路を開くと、内燃機関1の発生した排気ガスが
排気リターン通路を介して内燃機関1に吸引される。こ
のEGRバルブ12の開閉は、制御装置7によって制御
される。なお、この排気ガス再循環装置11は、排気ガ
ス中のNOxの発生量を抑える目的で搭載された排気ガ
ス再循環装置と共用して用いても良い。
【0017】制御装置7は、上述のように、少なくとも
電力制御部6およびEGRバルブ12の制御を行うもの
で、内燃機関1や車両の状態等を検出するために、内燃
機関1の回転数Neを検出する回転数センサ21と、ス
ロットルバルブの開度(以下、スロットル開度)Dを検
出するスロットル開度センサ22と、車両の走行速度
(以下、車速)Vを検出する車速センサ23と、内燃機
関1の冷却水の水温(以下、冷却水温)Tを検出する冷
却水温センサ24とを備える。
【0018】制御装置7は、スロットルバルブが閉じら
れ、内燃機関1(車両)が減速状態にあるか否かを判断
する減速判断手段31と、スロットル開度Dが所定開度
(例えば10°)以上で、加速状態(電動発電機4が内
燃機関1を駆動する駆動状態)か否かを判断する駆動判
断手段32と、減速判断手段31が減速状態にあると判
断した際、あるいは駆動判断手段32が加速状態(電動
発電機4による内燃機関1の駆動状態)にあると判断し
た際にEGRバルブ12を開いて(ロス低減手段を作動
させて)内燃機関1のポンピングロスを低減させるロス
低減実行手段33とを備える。
【0019】これら減速判断手段31、駆動判断手段3
2、およびロス低減実行手段33の制御の一例を図2の
フローチャートを用いて説明する。イグニッションスイ
ッチがONされると(スタート)、まずイグニッションス
イッチがON状態であることを確認する(ステップS1
)。そして、イグニッションスイッチがOFF 状態に戻
されていたら(NO)、制御作動を終了する(エンド)。
ステップS1 がON状態にあれば(YES )、各センサから
回転数Ne、スロットル開度D、車速V、冷却水温Tを
入力する(ステップS2 )。次に、スロットル開度Dが
所定開度(10°)より大きいか否かの判断(つまり、
加速状態にあるか否かの判断)を行う(ステップS3
)。
【0020】このステップS3 の判断結果がYES の場合
(D>10°)は、内燃機関1(車両)が加速状態であ
るため、電動発電機4を通電して電動機として作動さ
せ、内燃機関1の出力をアシストする(ステップS4
)。続いて、この時の回転数Neが第1所定回転数
(例えば1000rpm)より低いか、あるいは冷却水
温Tが所定温度(例えば40℃)より低いか否かの判断
(つまり、内燃機関1が加速状態において安定状態にあ
るか否かの判断)を行う(ステップS5 )。この判断結
果がYES の場合は、内燃機関1が安定状態ではないと判
断して、EGRバルブ12を閉じ(ステップS6 )、そ
の後ステップS1 へ戻る。また、ステップS5 の判断結
果がNOの場合は、内燃機関1が安定状態にあると判断し
て、EGRバルブ12を開いて内燃機関1のポンピング
ロスを低減する(ステップS7 )。その後、ステップS
1 へ戻る。
【0021】一方、ステップS3 の判断結果がNOの場合
(D≦10°)は、スロットル開度Dが0°か否かの判
断(つまり、スロットルバルブが全閉して、車両が減速
状態にあるか否かの判断)を行う(ステップS8 )。こ
のステップS8 の判断結果がYES の場合(D=0)は、
内燃機関1(車両)が減速状態であるため、電動発電機
4を発電機として作動させ、発電機の発生した電力をバ
ッテリ5へ蓄える。つまり、減速エネルギーを回収する
(ステップS9 )。続いて、この時の車速Vが所定速度
(例えば15km/h)より低いか、あるいは回転数N
eが第1所定回転数より高く設定された第2所定回転数
(例えば1200rpm)より低いか、あるいは冷却水
温Tが所定温度(例えば40℃)より低いか否かの判断
(つまり、内燃機関1が減速状態において安定状態にあ
るか否かの判断)を行う(ステップS10)。この判断結
果がYES の場合は、内燃機関1が安定状態ではないと判
断して、EGRバルブ12を閉じ(ステップS11)、そ
の後ステップS1 へ戻る。また、ステップS10の判断結
果がNOの場合は、内燃機関1が安定状態にあると判断し
て、EGRバルブ12を開いて内燃機関1のポンピング
ロスを低減する(ステップS12)。その後、ステップS
1 へ戻る。
【0022】ステップS8 の判断結果がNOの場合(0<
D≦10°)は、車両が通常の走行状態にあると判断し
て、電動発電機4の作動を停止するとともに、EGRバ
ルブ12を閉じる(ステップS13)。その後、ステップ
S1 へ戻る。
【0023】ここで、ステップS3 の作動が駆動判断手
段32による作動で、ステップS8の作動が減速判断手
段31による作動で、ステップS7 およびステップS12
の作動がロス低減実行手段33による作動である。
【0024】〔第1実施例の作動〕次に、上記実施例の
作動を説明する。 (減速エネルギーの回収)車両走行中、乗員がアクセル
ペダルから足を離し、車両を減速する場合、制御装置7
がスロットル開度Dが0°であるため、電動発電機4を
発電機として作動させるとともに、EGRバルブ12を
開く。減速中、EGRバルブ12が開かれることによ
り、スロットル開度Dが0°でも、内燃機関1は吸入工
程時に排気ガスを吸引する。この結果、内燃機関1の吸
引する負圧が減少し、内燃機関1のポンピングロスが低
減する。一方、車両の減速中は、車両の減速エネルギー
によって電動発電機4が駆動され電力を発生し、減速エ
ネルギーを電力として回収する。そして、回収した電力
はバッテリ5に蓄えられる。なお、内燃機関1の回転数
Neが低い場合(Ne≦1000rpm)や、冷却水温
Tが低い場合(T<40℃)は、内燃機関1に排気ガス
を戻すと、内燃機関1が不安定になるため、EGRバル
ブ12は閉じられる。
【0025】(加速時のトルクアシスト)乗員がアクセ
ルペダルの踏込み量を増加して車両を加速する場合、ス
ロットル開度Dが10°を越えると、制御装置7が電動
発電機4を通電して電動機として作動させるとともに、
EGRバルブ12を開く。電動発電機4が電動機として
作動することにより、内燃機関1の出力に電動発電機4
の駆動力が加えられ、車両の加速性能が向上する。この
時、内燃機関1は電動発電機4のトルクアシストによっ
て負荷が減少するため、スロットル開度Dが閉じ気味に
される。しかるに、この時、EGRバルブ12が開かれ
ているため、内燃機関1のポンピングロスが低減してい
るため、電動発電機4にかかる内燃機関1の駆動負荷が
低減し、電動電動機による内燃機関1の駆動量が増大す
る。なお、内燃機関1の加速状態(D>10°)であっ
ても、車速Vが遅い場合(V<15km/h)、内燃機
関1の回転数Neが低い場合(Ne≦1200rp
m)、あるいは冷却水温Tが低い場合(T<40℃)
は、内燃機関1に排気ガスを戻すと、内燃機関1が不安
定になるため、EGRバルブ12は閉じられる。
【0026】〔第1実施例の効果〕本実施例では、上記
の作用で示したように、車両の減速時に、内燃機関1の
ポンピングロスが抑えられて、内燃機関1および車両が
電動発電機4を発電機として駆動する際のエネルギーが
増大する。この結果、内燃機関1および車両の減速時の
エネルギーを従来に比較して多く回収することができ
る。また、車両の加速時に電動電動機を電動機として作
動させて、車両の加速性能を向上させる場合では、電動
発電機4は負荷の低減した内燃機関1を駆動することに
なるため、従来に比較して駆動負荷が小さくなり、内燃
機関1および車両をトルクアシストする量が増大する。
これにより、車両の加速性能が向上するとともに、内燃
機関1の燃費を従来に比較して改善することができる。
【0027】〔第2実施例の構成〕図3および図4は本
発明の第2実施例を示すもので、図3に内燃機関回生装
置の概略構成図を示す。本実施例の内燃機関1は、吸入
工程時に混合気を吸引する吸入量を、スロットルバルブ
の開度に代わって、吸気バルブの上流に設けた可変吸気
バルブ(図示しない)を開弁から閉弁にするタイミング
を制御することによって、内燃機関1に吸入される混合
気の吸入量を制御する可変吸気装置41を採用する。こ
の実施例では、可変吸気バルブが吸入工程時に下死点に
到達する前に閉じられる所謂、吸気早閉じタイプの可変
吸気装置41で、この可変吸気装置41は、アクセルの
踏込み量が多い場合には、可変吸気バルブを遅く閉じ、
内燃機関1が吸入する混合気の吸入量を多くし、逆にア
クセルの踏込み量が少ない場合には、可変吸気バルブを
早く閉じ、内燃機関1が吸入する混合気の吸入量を少な
くするものである。なお、可変吸気バルブの上流には、
スロットルバルブが設けられている。これは、可変吸気
バルブが早く閉じられて、圧縮時に混合気の温度が上昇
せずに失火を防ぐためで、スロットルバルブによって内
燃機関1内に吸入される混合気を若干絞り、可変吸気バ
ルブの閉じるタイミングを遅くして失火を防ぐ。
【0028】そして、本実施例では、第1実施例の排気
ガス再循環装置11(ロス低減手段)に代わって、可変
吸気装置41によってポンピングロスを低減させるもの
である。具体的には、制御装置7の減速判断手段31
が、アクセル開度Aが0(踏込み量が無い状態)で、フ
ューエルカット状態の場合に、内燃機関1(車両)が減
速状態であると判断すると、可変吸気装置41を本実施
例のロス低減手段として用いて、可変吸気バルブの閉じ
るタイミングを遅く制御し、内燃機関1の吸引する負圧
を減らしてポンピングロスを少なくするものである。
【0029】なお、本実施例の制御装置7は、第1実施
例のスロットル開度センサ22に代わって、アクセルの
踏込み量を検出するアクセル開度センサ43を備える。
また、内燃機関1に吸入される吸気管内圧力Pを検出す
る吸気管内圧力センサ44を備える。
【0030】次に、制御装置7による本実施例の減速判
断手段31、駆動判断手段32、およびロス低減実行手
段33の制御の一例を図4のフローチャートを用いて説
明する。イグニッションスイッチがONされると(スター
ト)、まずイグニッションスイッチがON状態であること
を確認する(ステップS21)。そして、イグニッション
スイッチがOFF 状態に戻されていたら(NO)、制御作動
を終了する(エンド)。ステップS21がON状態にあれば
(YES )、アクセル開度センサ43からアクセル開度A
を入力する(ステップS22)。次に、アクセル開度Aが
0°(A=0)か否かの判断(つまり、アクセルの踏込
み量が0か否かの判断)を行う(ステップS23)。
【0031】このステップS23の判断結果がYES の場合
(A=0°)は、内燃機関1がフューエルカット状態で
あるか否かの判断を行う(ステップS24)。このステッ
プS24の判断結果がYES の場合は、内燃機関1(車両)
が減速状態であるため、電動発電機4を発電機として作
動させ、発電機の発生した電力をバッテリ5へ蓄える。
つまり、減速エネルギーを回収する(ステップS25)。
続いて、可変吸気バルブの閉じるタイミングT0 を、ポ
ンピングロスの少ないタイミングTr(可変吸気バルブ
の閉じる時期が遅く、内燃機関1の吸引する負圧が少な
いタイミング)とする(ステップS26)。その後、タイ
ミングT0 で可変吸気バルブが閉じられるように、可変
吸気バルブを制御し(ステップS27)、ステップS21へ
戻る。
【0032】一方、ステップS23の判断結果がNOの場合
(A>0°)、あるいはステップS24の判断結果がNOの
場合(フューエルカットを行わない時期)では、アクセ
ル開度Aが所定開度(10°)より大きいか否かの判断
(つまり、加速状態にあるか否かの判断)を行う(ステ
ップS28)。このステップS28の判断結果がYES の場合
(A>10°)は、内燃機関1(車両)が加速状態であ
るため、電動発電機4を通電して電動機として作動さ
せ、内燃機関1の出力をアシストする(ステップS2
9)。次に、吸気管内圧力P、回転数Ne、冷却水温T
等からその内燃機関1に適した可変吸気バルブの閉じる
タイミングT0 を算出し、その後、加速時における内燃
機関1のポンピングロスを低減するべく、タイミングT
0 を吸気管内圧力Pに応じて遅らせたタイミングT0+a
とする(ステップS30)。その後、ステップS27へ進
み、タイミングT0 で可変吸気バルブが閉じられるよう
に、可変吸気バルブを制御し、ステップS21へ戻る。
【0033】ステップS28の判断結果がNOの場合(0<
A≦10°)は、車両が通常の走行状態にあると判断し
て、電動発電機4の作動を停止する(ステップS31)。
その後、アクセル開度A、吸気管内圧力P、回転数N
e、冷却水温T等からその内燃機関1に適した可変吸気
バルブの閉じるタイミングT0 を算出する(ステップS
32)。その後、ステップS27へ進み、タイミングT0 で
可変吸気バルブが閉じられるように、可変吸気バルブを
制御し、ステップS21へ戻る。
【0034】ここで、ステップS23およびステップS24
の作動が減速判断手段31による作動で、ステップS28
の作動が駆動判断手段32による作動で、ステップS2
6、S27およびステップS30、S27の作動がロス低減実
行手段33による作動である。
【0035】なお、この実施例では吸気早閉じタイプの
可変吸気装置41を例に示したが、可変吸気バルブが吸
入工程を終え、圧縮工程に以降した途中で可変吸気バル
ブを閉じる所謂、吸気遅閉じタイプの可変吸気装置41
に適用しても良い。
【0036】〔変形例〕上記の実施例では、ロス低減手
段の一例として、排気ガス再循環装置および可変吸気装
置を例に示したが、スロットルバルブを迂回するバイパ
ス路を設け、このバイパス路に設けたバイパスバルブを
開くことによってポンピングロスを低減するように設け
ても良い。また、このバイパスバルブの開度を調節する
ように設け、ポンピングロス量をコントロールしても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関回生装置の概略構成図である(第1実
施例)。
【図2】制御装置の作動を示すフローチャートである
(第1実施例)。
【図3】内燃機関回生装置の概略構成図である(第2実
施例)。
【図4】制御装置の作動を示すフローチャートである
(第2実施例)。
【符号の説明】
1 内燃機関 4 電動発電機(発電機、電動機) 5 バッテリ 11 排気ガス再循環装置(ロス低減手段) 12 EGRバルブ 31 減速判断手段 32 駆動判断手段 33 ロス低減実行手段 41 可変吸気装置(ロス低減手段としても利用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02N 11/04 H02P 9/04 J H02P 9/04 B60K 9/00 E (56)参考文献 特開 昭62−223415(JP,A) 特開 昭57−131840(JP,A) 特開 平8−89319(JP,A) 実開 平1−130055(JP,U) 実開 平2−63010(JP,U) 実開 昭55−116804(JP,U) 実開 昭63−164553(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/02 F02D 29/06 F02D 29/02 341 F02D 13/02 F02D 11/04 B60K 6/02 F02D 21/08 H02P 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)燃料の燃焼によって回転動力を発生
    する内燃機関と、 (b)この内燃機関によって駆動されて電力を発生する
    発電機と、 (c)この発電機の発生した電力を蓄えるバッテリと、 (d)前記発電機あるいは前記バッテリから電力の供給
    を受けて、前記内燃機関を駆動する電動機と、 (e)前記内燃機関のポンピングロスを低減させるロス
    低減手段と、 (f)前記電動機が前記内燃機関を駆動する駆動状態か
    否かを判断する駆動判断手段と、 (g)この駆動判断手段が駆動状態にあると判断した
    際、前記ロス低減手段を作動させて前記内燃機関のポン
    ピングロスを低減させるロス低減実行手段とを備える内
    燃機関回生装置。
  2. 【請求項2】請求項1の内燃機関回生装置において、 前記発電機および前記電動機は、 前記内燃機関によって駆動されると電力を発生し、電力
    の供給を受けると前記内燃機関を駆動する電動発電機で
    あることを特徴とする内燃機関回生装置。
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