JP3291734B2 - 電源装置の電力制限装置 - Google Patents

電源装置の電力制限装置

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JP3291734B2 JP01814691A JP1814691A JP3291734B2 JP 3291734 B2 JP3291734 B2 JP 3291734B2 JP 01814691 A JP01814691 A JP 01814691A JP 1814691 A JP1814691 A JP 1814691A JP 3291734 B2 JP3291734 B2 JP 3291734B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電圧垂下特性を有す
る電源装置の入力電力、又は出力電力を制限する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は所望電圧の直流を直流電源から絶
縁して取り出すことが出来る電源装置の入力又は出力電
力を制限する従来例を示した回路図である。この図3に
示すように、直流電源2からの直流電力をインバータ3
で交流電力に変換し、絶縁変圧器4を介して整流器5に
より再び直流電力に変換して負荷7にこの直流電力を供
給する回路構成にすれば、負荷7に与える直流の電圧を
所望の値に設定することが出来るし、この直流出力を直
流電源2から絶縁することが出来る。ここでインバータ
3が出力する交流電力の周波数を高くすれば、絶縁変圧
器4を小形に出来るので経済的である。尚、6は整流器
5が出力する直流電力に含まれているリップル分を吸収
・除去するための平滑コンデンサである。
【0003】このような回路構成の場合、整流器5が電
源装置であって、負荷7に直流電力を供給する。ところ
で、このこような電源装置としての整流器5の出力電圧
は、出力電流の大小にかかわらず一定値に維持するか、
それとも出力電流の増加に比例して出力電圧を低下させ
る、所謂垂下特性を持たせるかのいずれかとするのが通
常である。そこで整流器5の出力側に設けている電流検
出器11と電圧検出器12とで出力電流と出力電圧とを
検出し、これらの電流と電圧を入力する垂下設定器13
でインバータ3を制御することで、所望の一定電圧又は
垂下特性を得ている。ところで、整流器5の出力電圧が
一定又は垂下の場合、出力電流の増加と共に負荷7への
電力も増加するので、インバータ3からこの整流器5へ
の供給電力も増大することとなる。それ故、整流器5が
充分に大きな通電電流容量を保有していても、この整流
器5の電源側に接続しているインバータ3が過負荷にな
ってしまうおそれがある。
【0004】そこで整流器5の電源側、即ちインバータ
3の出力側に変流器14と電圧変成器15とを設け、こ
れらで検出した電流と電圧とを電力演算回路16に入力
し、この電力演算回路16で演算した電力がインバータ
3の容量を越えるとコンパレータ17が作動してインバ
ータ3の運転を停止させる等の処置をして、整流器5に
電力を供給している装置が過負荷により破損する危険を
未然に防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、整流器
5の電源側の機器が過負荷になるのを防止しようとする
と、図3の従来例回路に示すように、これら電源側機器
にも電流検出手段・電圧検出手段・電力演算手段・コン
パレータなどを設備しなければならず、このような余分
な回路により装置全体が大形且つ高価になる不都合があ
る。
【0006】そこでこの発明の目的は、電源装置の電源
側に余分な回路を備えることをせずに、当該電源装置の
出力電流が増加しても、この電源装置の出力電力或いは
入力電力が過大になるのを防止出来るようにすることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
にこの発明の電力制限装置は、電源装置から負荷へ流す
出力電流の増加に比例してその出力電圧を低下させる電
圧垂下手段を備えている電源装置において、前記電源装
置出力電力を所定値に設定する電力設定手段と、前記負
荷の等価抵抗を設定する抵抗設定手段と、これら設定電
力と設定抵抗とから電流又は電圧を演算する手段と、こ
れら電流演算手段と電圧演算手段から得られる演算電流
と演算電圧とから前記電源装置の電圧垂下特性を演算す
る垂下特性演算手段とを備えるものとする。
【0008】
【作用】この発明は、垂下特性を有する電源装置は、そ
の出力電圧が定格値の半分に低下したときに出力電力が
最大になり、従って出力電力にほぼ比例する入力電力も
出力電圧が定格値の半分に低下したときに入力電力が最
大になることに着目したものであって、負荷の等価抵抗
に対応して出力電圧の垂下特性を変更することで、当該
電源装置の入力電力或いは出力電力が所定値以上に増大
するのを防止しようとするものであって、これを図4と
図5とにより説明する。
【0009】図4は垂下特性を表したグラフであって、
横軸は出力電流、縦軸は出力電圧であり、E0は当該電
源装置の定格出力電圧である。この図4において、Aな
る垂下特性のときは負荷抵抗がCのときに電力が最大に
なり、Bなる垂下特性のときは負荷抵抗がDのときに電
力が最大になるのは既に述べた通りである。
【0010】図5は負荷抵抗と電力との関係を垂下特性
をパラメータにして表したグラフであって、横軸は負荷
抵抗、縦軸は電力である。実線で図示している曲線F
は、図4に示した垂下特性がAの場合に於ける電力の変
化であって、負荷抵抗がCなる値を呈する時に電力は最
大となる。又、1点鎖線で図示している曲線Gは、図4
に示した垂下特性がBの場合に於ける電力の変化であっ
て、負荷抵抗がDなる値を呈する時に電力は最大とな
る。よって負荷の等価抵抗の値と、制限するべき電力の
値とが決まれば、これらに対応して電圧垂下の程度を決
定することにより、余分な回路を付加しなくても当該電
源装置の電力を上記の制限値以内に抑制することが出来
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表した回路図で
あるが、この図1に図示の直流電源2、インバータ3、
絶縁変圧器4、電源装置としての整流器5、平滑コンデ
ンサ6、負荷7、電流検出器11及び電圧検出器12
は、図3で既述の従来例回路のものとその名称・用途・
機能は同じであるから、これらの説明は省略する。
【0012】この図1に示す第1実施例回路では制限す
るべき電力値を制限電力設定器31で設定すると共に、
負荷7の等価抵抗値を負荷抵抗設定器32で設定する。
第1電流演算回路33はこれらが設定した電力値と抵抗
値とを入力し、電力値を抵抗値で割り算した値の平方根
を演算することにより、電流値を算出する。第1電圧演
算回路34は、この第1電流演算回路33が算出した電
流値と負荷抵抗設定器32が設定している抵抗値とを入
力し、これら両入力の積を演算することにより電圧値を
算出する。垂下特性演算回路35は、第1電流演算回路
33が算出した電流値と第1電圧演算回路34が算出し
た電圧値と電流検出器11が検出する電流値と電圧検出
器12が検出する電圧値とを入力して垂下特性を演算
し、その演算結果に従ってインバータ3を制御する。
【0013】図2は本発明の第2実施例を表した回路図
であるが、この図2に図示の直流電源2、インバータ
3、絶縁変圧器4、電源装置としての整流器5、平滑コ
ンデンサ6、負荷7、電流検出器11及び電圧検出器1
2は、図3で既述の従来例回路のものとその名称・用途
・機能は同じであるから、これらの説明は省略する。
【0014】この図2に示す第2実施例回路でも前述し
た第1実施例回路と同様に、制限するべき電力値を制限
電力設定器31で設定すると共に、負荷7の等価抵抗値
を負荷抵抗設定器32で設定する。第2電圧演算回路4
1はこれらが設定した電力値と抵抗値とを入力し、電力
値と抵抗値との積の平方根を演算することにより、電圧
値を算出する。第2電流演算回路42は、この第2電圧
演算回路41が算出した電圧値と負荷抵抗設定器32が
設定している抵抗値とを入力し、電圧値を抵抗値で割り
算する演算を行って電流値を算出する。垂下特性演算回
路35は、第2電圧演算回路41が算出した電圧値と第
2電流演算回路42が算出した電流値と電流検出器11
が検出する電流値と電圧検出器12が検出する電圧値と
を入力して垂下特性を演算し、その演算結果に従ってイ
ンバータ3を制御する。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、電圧垂下特性を有す
る電源装置では、出力電圧が定格電圧の半分に低下した
ときにその電力が最大になることに着目して、請求項1
では許容出来る電力値と負荷の等価抵抗値とから電流値
の算出と、この電流値から電圧値の算出を行い、これら
算出電流・電圧と検出電流・電圧とからこの電源装置出
力電圧の垂下の程度を設定し、請求項2では許容出来る
電力値と負荷の等価抵抗値とから電圧値の算出と、この
電圧値から電流値の算出を行い、これら算出電流・電圧
と検出電流・電圧とからこの電源装置出力電圧の垂下の
程度を設定することにより、当該電源装置の出力電力又
は入力電力が所定値以上に増大するのを抑制出来る。従
ってこの電源装置の電源側に電力制限用の回路を付加す
る必要が無くなり、装置の簡略化と小形化並びにコスト
低減の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した回路図
【図2】本発明の第2実施例を表した回路図
【図3】所望電圧の直流を直流電源から絶縁して取り出
すことが出来る電源装置の入力又は出力電力を制限する
従来例を示した回路図
【図4】垂下特性を表したグラフ
【図5】負荷抵抗と電力との関係を垂下特性をパラメー
タにして表したグラフ
【符号の説明】
3 インバータ 5 電源装置としての整流器 7 負荷 11 電流検出器 12 電圧検出器 13 垂下設定器 16 電力演算回路 17 コンパレータ 31 制限電力設定器 32 負荷抵抗設定器 33 第1電流演算回路 34 第1電圧演算回路 35 垂下特性演算回路 41 第2電圧演算回路 42 第2電流演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源装置から負荷へ流す出力電流の増加に
    比例してその出力電圧を低下させる電圧垂下手段を備え
    ている電源装置において、前記電源装置出力電力を所定
    値に設定する電力設定手段と、前記負荷の等価抵抗を設
    定する抵抗設定手段と、これら設定電力と設定抵抗とか
    ら電流を演算する第1電流演算手段と、この演算電流に
    対応した電圧を演算する第1電圧演算手段と、これら演
    算電流と演算電圧とから前記電源装置の電圧垂下特性を
    演算する垂下特性演算手段とを備えていることを特徴と
    する電源装置の電力制限装置。
  2. 【請求項2】電源装置から負荷へ流す出力電流の増加に
    比例してその出力電圧を低下させる電圧垂下手段を備え
    ている電源装置において、前記電源装置出力電力を所定
    値に設定する電力設定手段と、前記負荷の等価抵抗を設
    定する抵抗設定手段と、これら設定電力と設定抵抗とか
    ら電圧を演算する第2電圧演算手段と、この演算電圧に
    対応した電流を演算する第2電流演算手段と、これら演
    算電圧と演算電流とから前記電源装置の電圧垂下特性を
    演算する垂下特性演算手段とを備えていることを特徴と
    する電源装置の電力制限装置。
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