JP3291366B2 - 映像処理装置 - Google Patents

映像処理装置

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JP3291366B2
JP3291366B2 JP18725393A JP18725393A JP3291366B2 JP 3291366 B2 JP3291366 B2 JP 3291366B2 JP 18725393 A JP18725393 A JP 18725393A JP 18725393 A JP18725393 A JP 18725393A JP 3291366 B2 JP3291366 B2 JP 3291366B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号にこの信号に
付随する時間情報等の付加情報を多重する映像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダ,レーザデ
ィスクプレーヤ等の映像機器の分野においては、映像信
号及びこの信号に付随する時間情報,アドレス情報,タ
イトル情報或いは再生制御情報等の種々の付加情報を記
録,再生等し、再生時等の機能向上を図ることが試みら
れている。この際、例えばビデオテープレコーダにおい
ては、付加情報を映像信号のフィールド単位で付加し、
フィールド単位の管理等が行えるようにすることが望ま
れる。
【0003】そして、付加情報を映像信号に多重して記
録,再生するときは、文献「レーザディスクテクニカル
ブック」((株)アスキー発行)の49〜50頁等に記
載されているように、映像信号の垂直ブランキング期間
の数ラインに付加情報が多重される。また、ビデオテー
プレコーダにおいては、付加情報に応じて磁気テープの
コントロールトラックに記録するコントロール信号のデ
ューティを可変し、付加情報を映像信号とともに記録,
再生することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の付加情報をフィ
ールド単位で映像信号に多重する場合、垂直ブランキン
グ期間に集中して多重すると、多重された付加情報を再
生できない事態が容易に生じる問題点がある。これは、
例えばビデオテープレコーダの場合、テープとヘッドと
の摺接によってテープの磁性層が剥れ易く、テープをく
り返し使用する間に垂直ブランキング期間の部分の磁性
層が剥れると、ドロップアウトやノイズが発生してその
フィールドの付加情報が全く再生できなくなるからであ
る。
【0005】また、例えばビデオテープレコーダの静止
画再生や特殊再生の場合、ヘッドがテープのトラックパ
ターンを斜めに横切ってトレースするため、ドロップア
ウトやノイズが極めて容易に発生し、これが垂直ブラン
キング期間の部分で発生すると、そのフィールドの付加
情報が全く再生できない。
【0006】一方、仮にフィールド単位の付加情報を専
用のヘッドを用いて専用のトラックに記録,再生等する
場合は、ビデオテープレコーダ等が高価になる等の問題
点がある。本発明は、映像信号にフィールド単位の付加
情報を多重に記録,再生等する際に、多重された付加情
報の再生等が確実に行えるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】映像信号のフィールド単
位の付加情報をデジタル化してシリアルデータに加工す
る加工部と、加工された前記シリアルデータのうちビッ
トデータが”1”のときのみ前記映像信号のバースト信
号に基づく副搬送波の周波数信号、バーストレベルの信
号をレベル及び位相の基準として”1”のビットデータ
を変調して変調情報を形成する情報変調部と、前記シリ
アルデータのビットデータ毎の”1”及び”0”に応じ
て前記映像信号の各フィールドそれぞれの各水平同期信
号先端に前記変調情報を分散多重する情報多重部とを備
える。
【0008】
【作用】前記のように構成された本発明の映像処理装置
の場合、情報変調部により映像信号のバースト信号を基
準にしてフィールド単位の付加情報が副搬送波の周波数
信号により変調される。さらに、この変調により形成さ
れた各フィールドの変調情報が情報多重部により映像信
号の各フィールドそれぞれの各水平同期信号先端に分散
多重される。
【0009】したがって、付加情報がフィールド全体又
はその一部に分散して映像信号に多重される。この場
合、付加情報を垂直ブランキング期間に集中して多重す
る場合よりドロップアウトやノイズの影響を受けにくく
なり、しかも、専用のヘッド等を用いて専用のトラック
に記録,再生等する必要もない。
【0010】
【実施例】実施例について、図1ないし図7を参照して
説明する。 (1実施例)まず、1実施例について、図1ないし図4
を参照して説明する。図1は装置の情報付加ブロックの
構成を示し、入力端子1に例えば図3(a)の記録又は
送信する映像信号が供給されると、この信号がバンドパ
スフィルタ2,同期分離回路3及び加算回路4に送られ
る。
【0011】そして、フィルタ2は映像信号に含まれた
色信号(クロマ信号)を抽出し、この色信号をACC,
APCの機能を有する色同期回路5に供給する。また、
同期分離回路3は映像信号に含まれた同期信号を抽出
し、この同期信号を波形整形回路6に供給する。
【0012】この整形回路6は同期信号を加工し、毎フ
ィールドの各水平同期信号先端の期間(シンクチップ期
間)を情報多重位置として指定する図3(b)の多重ゲ
ートパルスを形成し、このパルスを多重ゲート用のスイ
ッチ回路7及び情報ラッチ用のD型フリップフロップ8
に供給し、さらに、バーストゲートパルスを形成して色
同期回路5に供給する。
【0013】そして、色同期回路5はバーストゲートパ
ルスにより色信号に含まれた周波数Fscのバースト信
号を抽出し、この信号に同期した図3(c)の周波数F
scの周波数信号(副搬送波信号)を形成するととも
に、この信号及びバースト信号の大きさを示す電圧値
(バーストレベル)の信号,ACC制御された色信号情
報変調用の変調器9に供給する。
【0014】一方、デジタル又はアナログのフィールド
単位の付加情報はデジタル化されてシリアルデータに加
工され、ビットシリアルで付加情報の入力端子10から
フリップフロップ8に供給される。そして、フリップフ
ロップ8は整形回路6の多重ゲートパルスをクロックパ
ルスとして動作し、図3(d)に示すビットシリアルの
付加情報を多重ゲートパルスのタイミング制御により1
ビットずつ取込んで変調器9に転送する。
【0015】この変調器9は色同期回路5から供給され
た副搬送波信号,バーストレベルの信号をレベル及び位
相の基準にして付加情報に振幅変調,位相変調又はその
両方の変調を施し、付加情報を例えば図3(e)に示す
ように「1」のときのみ有信号の変調情報に変換する。
そして、この変調情報はスイッチ回路7の開閉により、
多重ゲートパルスに基づく各水平同期信号のシンクチッ
プ期間に加算回路4に供給され、図3(f)に示すよう
に映像信号の各水平同期信号先端に1ビットずつに分散
して周波数多重される。
【0016】この周波数多重が施された映像信号は加算
回路4から出力端子11を介して後段回路に供給され、
記録,送信等される。そして、付加情報が多重された出
力端子11の映像信号は、1水平走査(ライン)Hの波
形が例えば図4(a)に示すようになる。なお、同中の
ア,イはバースト信号,変調情報の信号それぞれを示
す。
【0017】また、各フィールドVにおいては、それぞ
れの付加情報のビット毎の「1」,「0」に応じて各ラ
インHの変調情報の信号イが選択的に多重されるため、
複数ラインHの映像信号は図4(b)に示すようにな
る。そして、NTSC方式の場合、1フィールドVが約
262ラインHで形成されるため、図4(c)に示すよ
うに各フィールドVに最大約262ビットの付加情報が
フィールドデータとして多重される。なお、図1におい
て、フィルタ2,同期分離回路3,色同期回路5,波形
整形回路6,フリップフロップ8,変調器9が情報変調
部を形成し、同期分離回路3,加算回路4,波形整形回
路6,スイッチ回路7が情報多重部を形成する。
【0018】つぎに、図1の情報付加ブロックにより映
像信号に多重された付加情報を分離抽出する情報分離ブ
ロックは図2に示すように形成され、再生,受信等によ
り入力端子12に例えば図3(f)の映像信号が供給さ
れると、この信号がバンドパスフィルタ13,同期分離
回路14に供給される。そして、フィルタ13は図1の
フィルタ2と同様に映像信号に含まれた色信号を抽出す
る。
【0019】このとき、映像信号に分散多重された変調
情報が色信号と同じ帯域成分であるため、フィルタ13
は図3(h)に示すように色信号とともに変調情報の信
号を抽出し、抽出した信号をACC,APPの機能を有
する色同期回路15に供給する。なお、図3(f),
(h)のア,イは図4(a)のア,イと同様,バースト
信号,変調情報の信号を示す。
【0020】また、同期分離回路14は映像信号に含ま
れた図3(g)の同期信号を抽出し、この信号を波形整
形回路16に供給する。この整形回路16はバーストゲ
ートパルスを形成して色同期回路15に供給するととも
に、同期信号の立上りを変調情報の信号の多重位置に移
相した図3(k)のラッチ用のクロック信号を形成し、
この信号をデータラッチ用のD型フリップフロップ17
に供給し、同期信号をトラップ制御用のスイッチ回路1
8に開閉制御信号として供給する。
【0021】そして、色同期回路15はフィルタ13の
出力信号からバースト信号を抽出し、図3(i)に示す
周波数Fscの周波数信号を形成するとともにバースト
信号の大きさを示す電圧値の信号を形成し、フィルタ1
3の出力信号及び前記周波数信号,電圧値の信号を情報
再生用の復調器19に供給する。
【0022】この復調器19はフィルタ13の出力信号
を復調して図3(j)に示す復調信号をフリップフロッ
プ17に出力し、このフリップフロップ17は前記クロ
ック信号により復調信号中の各ラインの付加情報の1ビ
ットのみをラッチし、図3(l)に示すように元の付加
情報を再構成して出力端子20から出力する。
【0023】一方、スイッチ回路18は波形整形回路1
6からの同期信号に基づく開閉制御により、各ラインの
変調情報の信号の多重位置のときにオンし、周波数Fs
cのトラップ回路21をスイッチ回路18,加算回路2
2を介して入力端子12に接続し、変調情報の信号をト
ラップして除去する。この除去により図3(m)の示す
ように付加情報多重前の元の映像信号が再生され、この
映像信号が出力端子23から取出される。
【0024】そして、付加情報を多重する際、フィール
ド単位の付加情報が各フィールドそれぞれの各水平同期
信号先端に1ビットずつ分散して多重されるため、例え
ばビデオテープ等の媒体を介して記録,再生するとき
に、テープ等のくり返し使用により垂直ブランキング期
間の部分等の一部の磁性層が剥れ、局部的にドロップア
ウトやノイズが発生しても、付加情報の極く一部が失わ
れるのみであり、誤り訂正操作等で付加情報を確実に再
生することができる。しかも、付加情報を映像信号に多
重するため、付加情報の記録,再生を専用のヘッドを用
いて専用のトラックにする必要もない。
【0025】なお、図1,図2のフィルタ2,13,同
期分離回路3,14,加算器4,22,色同期回路5,
15,波形整形回路6,16,フリップフロップ8,1
7及びスイッチ7,18等はそれぞれ一つの回路を記
録,再生に切換えて共用することも可能である。また、
トラップ回路21を設ける代わりにミュート回路を設け
て形成してもよい。
【0026】(他の実施例)つぎに、他の実施例につい
て、図5ないし図7を参照して説明する。図5,図6は
本発明をビデオテープレコーダに適用した場合の装置の
情報付加ブロック,情報分離ブロックの具体的構成を示
す。
【0027】そして、図5に示すように記録する映像信
号は入力端子24から輝度処理回路25及びバンドバス
フィルタ26に供給され、このフィルタ26により分離
された色信号がACC回路27,加算回路28,バース
トアップ回路29を介して低域変換用の主変調器30に
供給される。また、ACC回路27を介した色信号がバ
ーストゲート回路31に供給され、このゲート回路31
により抽出されたバースト信号がACC検波回路32,
APC用の位相比較器33及びカラーキラー用の位相比
較器34に供給される。
【0028】そして、検波回路32の出力信号によりA
CC回路27の出力振幅がループ制御されるとともに、
位相比較器33の出力信号により3.58MHzの電圧
制御発振器35の出力周波数がループ制御される。
【0029】この制御により発振器35はバースト信号
に同期した周波数Fscの副搬送波信号を発生し、この
信号が位相比較器33,34及び図1の変調器9に相当
する情報変調用の変調器36,色信号の低域変換用の副
変調器37に供給される。なお、発振器35は3.58
MHzの可変水晶発振器38の基準信号により自走発振
する。
【0030】そして、位相比較器34は発振器35の出
力信号とバースト信号との位相誤差の信号をキラーアン
プ39を介して後段のカラーキラ回路等に供給する。さ
らに、検波回路32の出力信号が図1の色同期回路5の
バーストレベルの信号を形成し、この信号が変調器36
に供給される。
【0031】つぎに、例えば処理回路25により分離抽
出された輝度信号が入力端子40を介して同期分離回路
41に供給され、この分離回路41により15.73K
Hzの水平同期信号が分離抽出される。
【0032】そして、同期分離回路41は図1の同期分
離回路3に相当し、出力信号が波形整形回路42を介し
て図1のスイッチ回路7,フリップフロップ8に相当す
る多重ゲート用のスイッチ44,情報ラッチ用のD型フ
リップフロップ43に開閉の制御信号,クロック信号と
して供給される。このクロック信号に基づきフリップフ
ロップ43は入力端子45のフィールド単位の付加情報
を1ライン毎に1ビットずつ取込んで変調器36に供給
する。
【0033】そして、変調器36により図3(e)と同
様の変調情報の信号が形成され、この信号がスイッチ4
4を介して加算回路28に供給され、加算回路28によ
り色信号に加算合成される。ところで、同期分離回路4
1の出力信号はAFC用の位相比較器46に供給され、
この比較器46の出力信号に基づいて2.517MHz
の発振器47が制御される。
【0034】この発振器47の出力信号がダウンカウン
タ48により4分周されて90゜ずつずれた低域変換用
の629KHzの4信号に変換され、この4信号が位相
推移器49により1ライン毎に順次に選択される。
【0035】また、ダウンカウンタ48により4分周さ
れた発振器47の出力信号がダウンカウンタ50により
さらに40分周されて15.73KHzの水平同期信号
に周波数変換され、この変換により形成されたダウンカ
ウンタ50の出力信号が位相比較器46に帰還供給さ
れ、発振器47の出力信号がAFCループ制御される。
【0036】さらに、位相推移器49の出力信号が主変
調器37に供給され、この主変調器37は発振器35の
出力信号と位相推移器49の出力信号とに基づき、色信
号の低域変換に必要な4.2MHzの搬送波の信号を形
成し、この信号をバンドパスフィルタ51を介して主変
調器30に供給する。
【0037】そして、主変調器30はバーストアップ回
路29から供給された色信号を629KHzの信号に低
域変換し、出力信号をローパスフィルタ52,レベル調
整用の可変抵抗53を介して混合アンプ54に供給す
る。
【0038】このアンプ54は処理回路25のFM変調
された高域の輝度信号と可変抵抗53の低域変換された
色信号とを合成して記録信号を形成し、この信号を記録
アンプ55を介して記録,再生用の磁気ヘッド56に供
給する。このとき、フィールド単位の付加情報は低域変
換された色信号として記録信号の各水平同期信号先端に
分散多重される。
【0039】そして、ヘッド56により例えばヘリカル
スキャン方式で記録信号が磁気テープ57に記録され
る。このとき、テープ57の記録フォーマットが現行の
VHS方式のビデオテープレコーダと同一のアジマス記
録方式のフォーマットに設定されていると、ヘッド56
は実際には回転シリンダの180゜離れた位置に設けら
れた相互に逆アジマスの1対の回転磁気ヘッドにより形
成される。そして、この両回転磁気ヘッドのフィールド
毎の交互のヘリカルスキャンによりテープ57に図7に
示すフォーマットで記録が行われる。
【0040】同図において、57aはテープ57のビデ
オトラックエリア、57b,57cはテープ57の音声
トラック,コントロールトラック、CHa,CHbはビ
デオトラックエリア57aの相互に逆アジマスのビデオ
トラックである。つぎに、テープ57の付加情報を再生
する場合は、図6の示すようにテープ57がヘッド56
により再生され、ヘッド56の再生信号が再生プリアン
プ58を介して輝度処理回路59,バンドパスフィルタ
60に供給される。
【0041】そして、処理回路59は輝度信号を復調し
て再生し、再生した輝度信号を図2の同期分離回路14
に相当する同期分離回路61及び混合アンプ62に供給
する。この供給に基づいて同期分離回路61は水平同期
信号を分離抽出し、この信号を波形整形回路63に供給
し、この回路63から図2のフリップフロップ17,ス
イッチ回路18に相当するデータラッチ用のD型フリッ
プフロップ63,トラップ制御用のスイッチ65にラッ
チ用のクロック信号,開閉制御信号を供給する。
【0042】また、フィルタ60の変調情報の信号を含
む色信号がACC回路66を介してバーストダウン回路
67,バーストゲート回路68に供給され、バーストダ
ウン回路67によりバースト信号レベルを元に戻した色
信号が高域変換用の主変調器69に供給される。
【0043】さらに、バーストゲート回路68により抽
出されたバースト信号がACC検波回路70及びカラー
キラー用の位相比較器71に供給され、検波回路70の
バーストレベルの信号がACC回路66及び図2の復調
器19に相当する情報抽出用の復調器72に供給され
る。
【0044】そして、位相比較器71は3.58MHz
の水晶発振器73の出力信号とバースト信号との位相誤
差の信号を形成し、この信号をキラーアンプ74を介し
て後段のカラーキラー回路等に供給する。また、ACC
回路66は検波回路70の出力信号により出力振幅がル
ープ制御される。
【0045】つぎに、主変調器69により3.58MH
zに戻された色信号がバンドパスフィルタ75を介して
APC用の位相比較器76に供給され、この位相比較器
76は発振器73の出力信号とフィルタ75の色信号と
の位相誤差の信号を形成し、この信号により2.517
MHzの電圧制御発振器77をループ制御する。
【0046】そして、この発振器77の出力信号がダウ
ンカウンタ78により4分周されて90゜ずつずれた6
29KHzの4信号に変換され、この4信号が位相推移
器79により1ライン毎に順に選択されて周波数変換用
の副変調器80に供給される。この副変調器80は発振
器73の出力信号と位相推移器79の出力信号とに基づ
き、色信号の周波数変換に必要な4.2MHzの搬送波
信号を形成し、この信号をバンドパスフィルタ81を介
して主変調器69に供給する。
【0047】そして、主変調器69はバーストダウン回
路67から供給された629KHzの低域変換された色
信号を周波数変換して元の3.58MHzの信号に戻
し、この信号をフィルタ75,くし形フィルタ82を介
して混合アンプ62に供給する。
【0048】このとき、混合アンプ62への変調情報の
信号の誤供給を防止するため、波形整形回路63の出力
信号により各水平走査信号先端のタイミングでスイッチ
65が閉成し、図2のトラップ回路21に相当する周波
数Fscのトラップ回路83が主変調器69の出力信号
に含まれた周波数Fscの変調情報の信号をトラップし
て除去する。そして、混合アンプ62により処理回路5
9の復調された輝度信号とフィルタ82の色信号とが混
合され、図5の入力端子24の映像信号と同様の再生さ
れた映像信号が形成され、この映像信号が出力端子84
から出力される。
【0049】一方、フィルタ60の出力信号はACC回
路66を介して復調器72にも供給され、この復調器7
2は検波回路70の出力信号の制御により各水平同期信
号先端の変調情報の信号を復調する。この復調により得
られた変調情報の信号がフリップフロップ64により抜
取られ、このフリップフロップ64から出力端子85に
再構成された付加情報が出力される。
【0050】なお、実際には図5,図6の共通する各回
路部等はそれぞれ1つの回路の接続等を記録,再生によ
り切換えて形成される。そして、この実施例の場合は、
色信号の記録,再生のACC,APCの処理回路部を付
加情報の多重,再生に共用するため、部品点数が少なく
一層安価かつ簡素な構成で1実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0051】ところで、本発明の付加情報の多重に従来
のVISS/VASSと呼ばれるビデオテープレコーダ
の情報記録を併用し、図7に示すようにテープ57の各
ビデオトラックCH1,CH2にフィールド単位のアド
レス情報,日付け情報,タイトル情報等の付加情報を多
重し、コントロールトラック57cのコントロール信号
のデューティを映像検索情報の「1」,「0」に応じて
変化させると、コントロール信号を用いた映像検索によ
り迅速に目的付近のフィールドを検索して当該フィール
ドの付加情報を再生し、そのフィールドのアドレス,日
付け,タイトル等を得ることができ、機能が一層向上す
る。
【0052】そして、前記両実施例では情報付加ブロッ
ク及び情報分離ブロックを備えた場合について説明した
が、情報付加ブロックのみを備えてもよいのは勿論であ
り、また、情報分離ブロックのみを単独で再生処理に用
いてもよい。また、記録,再生等する映像信号が白黒
(モノクロ)の映像信号の場合は、付加情報を多重する
際にバースト信号も挿入して多重すればよい。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。情報変調部
により映像信号のバースト信号を基準にしてフィールド
単位の付加情報を副搬送波の周波数信号により変調し、
この変調により形成した各フィールドの変調情報を情報
多重部により映像信号の各フィールドそれぞれの各水平
同期信号先端に分散多重するため、付加情報をフィール
ド全体又はその一部に分散して映像信号に多重すること
ができる。
【0054】この場合、付加情報を垂直ブランキング期
間に集中して多重する場合よりドロップアウトやノイズ
の影響を受けにくくなり、しかも、専用のヘッド等を用
いて専用のトラックに記録,再生等する必要もなく、安
価かつ多重された付加情報の再生等が確実に行える手法
で付加情報を映像信号に多重することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像処理装置の1実施例の情報付加ブ
ロックのブロック図である。
【図2】本発明の1実施例の情報分離ブロックのブロッ
ク図である。
【図3】(a)〜(m)は図1,図2の動作説明用の各
部の波形図である。
【図4】(a)〜(c)は付加情報の多重説明用の波形
図である。
【図5】本発明の他の実施例の情報付加ブロックのブロ
ック図である。
【図6】本発明の他の実施例の情報分離ブロックのブロ
ック図である
【図7】図5,図6の磁気テープの記録パターンの説明
図である。
【符号の説明】
1 映像信号の入力端子 2 バンドパスフィルタ 3 同期分離回路 4 加算回路 5 色同期回路 6 波形整形回路 7 多重ゲート用のスイッチ回路 8 情報ラッチ用のフリップフロップ 9 情報変調用の変調器 10 付加情報の入力端子 11 映像信号の出力端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号のフィールド単位の付加情報を
    デジタル化してシリアルデータに加工する加工部と、 加工された前記シリアルデータのうちビットデータが”
    1”のときのみ前記映像信号のバースト信号に基づく副
    搬送波の周波数信号、バーストレベルの信号をレベル及
    び位相の基準として”1”のビットデータを変調して変
    調情報を形成する情報変調部と、 前記シリアルデータのビットデータ毎の”1”及び”
    0”に応じて前記映像信号の各フィールドそれぞれの各
    水平同期信号先端に前記変調情報を分散多重する情報多
    重部と、 を備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
JP18725393A 1993-06-29 1993-06-29 映像処理装置 Expired - Fee Related JP3291366B2 (ja)

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