JP3290515B2 - プレシェーブ化粧料 - Google Patents

プレシェーブ化粧料

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気カミソリを用いて
髭をそる際に使用するプレシェーブ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気カミソリを用いて髭をそる際
にも、皮膚表面における感触や髭そり効果をよくするた
め、髭そり前に、電気カミソリ用プレシェーブ化粧料を
使用することが行われている。
【0003】このような電気カミソリ用プレシェーブ化
粧料としては、炭酸カルシウム、タルク、ジンクステア
レート、炭酸マグネシウム、マイカ等を主成分とした粉
末状若しくはスティック状のものや、エステル等の油を
溶解させたローション類がある。タルク等の吸水性粉
末、低級アルコール、活性剤及び噴射剤から成るプレシ
ェーブ化粧料も知られている。
【0004】また、近年ではナイロン、ポリスチレン、
ポリエチレン等のポリマーからなる球状粉末を用いた液
状のプレシェーブ化粧料も知られている(特開平2-2895
08号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、天然物であ
るでんぷん誘導体粉末を用いた液状のプレシェーブ化粧
料を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は(A)多
価金属イオンを含む化合物と下記式で示される置換され
たジカルボン酸のゲル化していないでんぷんの酸エステ
ルとの反応生成物からなる自由流動するゲル化していな
いでんぷん誘導体粉末0.1〜30重量%及び(B)揮
発性担体30重量%以上を含むプレシェーブ化粧料であ
【0007】
【化2】 (ここで、Rはジメチレン又はトリメチレン残基を示
し、そしてR´はアルキル、アルケニル、アラルキル、
及びアラルケニルよりなる群から選ばれた炭化水素置換
基を示し、R及びR´は一緒になって環を形成してよ
く、あるいはエーテル結合又はエステル結合を介して結
合してよい)。
【0008】本発明者らは、従来のプレシェーブ化粧料
において、使用中及び使用後にベタつき感が生じ、かつ
使用後に白残りが生ずる欠点を解消すべく種々検討し
た。本発明者は、従来使用されていた粉末に換えて、上
記のでんぷん誘導体粉末をプレシェーブ化粧料に使用す
ることにより、上記欠点を解消し、かつ従来のプレシェ
ーブ化粧料では得ることのできなかった種々の効果を達
成した。即ち、本発明のでんぷん誘導体粉末は多孔性で
油分を良好に吸収するため、髭そり中及び髭そり後にさ
らっとした快適な肌ざわりを与え、ベタつき感がなくな
った。また、その形状は、従来のナイロン球状粉末と違
って多面体又は卵形であるために光の乱反射を生じ、使
用後に白残りが生じない。本発明のでんぷん誘導体粉末
は、液体中で良好な分散性を有するため高濃度化が可能
であり、一回当りのプレシェーブ化粧料の使用量を少な
くすることができる。従って、揮発性物質の塗布量が低
減でき、肌への刺激が少なくなる。該高濃度化により、
より一層快適な肌ざわりを与え、かつベタつき感を効果
的に除去することができる。また、高濃度化による白残
りも生ぜず、かつ本発明のでんぷん誘導体粉末が安価で
あるために高濃度化による価格上昇もない。これに対し
て、従来のナイロン球状粉末では、高濃度化してもベタ
つき感がとれず、また白残りが更に顕著となり、かつナ
イロン球状粉末が高価であるため価格上昇という欠点を
生ずる。本発明のでんぷん誘導体粉末は、天然物である
ために、肌に残っても無害であり、使用後の洗顔等は不
要である。かつ使用による環境汚染が少ない。該でんぷ
ん誘導体は適度の摩擦抵抗を有し、非常に好ましい使用
感が得られる。
【0009】まず、本発明の化学式Iで示される置換さ
れたジカルボン酸のゲル化していないでんぷんの酸エス
テル及びその製造方法は、米国特許第2,613,206 号明細
書に開示されている。即ち、該でんぷんの酸エステルは
下記式の置換された環状ジカルボン酸無水物でのでんぷ
んの処理により製造することができる。
【0010】
【化3】 この式に属する置換された環状ジカルボン酸無水物は、
置換されたこはく酸及びグルタル酸無水物である。式
中、Rはジメチレン又はトリメチレン残基を示し、そし
てR´は炭化水素置換基を示す。この置換基R´は疎水
性の置換基であり、アルキル、アルケニル、アラルキル
又はアラルケニルであってよい。この置換基は1〜18
個の炭素原子を含んでよい。R´は、一つの炭素‐炭素
結合を介して(例えばアルケニルこはく酸無水物の場合
のように)、又は二つの炭素‐炭素結合を介して(例え
ばメチルペンタジエンとマレイン酸無水物のアダクトの
場合のように、又は環状パラフィン系環状ジカルボン酸
無水物例えばシクロヘキサン1,2‐ジカルボン酸無水
物の場合のように)、無水物の一部であるRに結合され
てよく、あるいはエーテル又はエステル結合を介して結
合されていてよい(例えばオクチルオキシこはく酸無水
物又はカプリルオキシこはく酸無水物の場合のよう
に)。置換基R´と無水物の間の特定の結合と無関係
に、上記したタイプの全ては、置換されたジカルボン酸
無水物の群、即ちこはく酸及びグルタル酸無水物に属す
る。また上記した有機酸無水物の代りに、環状無水物を
形成するジカルボン酸の置換されたジカルボン酸クロリ
ド、例えばアルケニルこはく酸クロリドを使用してよ
い。
【0011】でんぷんは、コーン、ポテト、タピオカ、
サゴ、米、小麦、ワキシーメイズ、スイートポテト又は
アロールートを含むいずれのタイプであってもよい。し
かし、本発明の目的のためには、でんぷんはゲル化され
ていない、即ちその本来の個々の顆粒の形態でなければ
ならず、そしてこのプロセスを通してその形態を維持し
なければならない。
【0012】酸エステルを形成するために、でんぷんと
置換された無水物との反応を生じさせるためには種々の
方法がある。例えば、上記の置換された環状ジカルボン
酸無水物の一つから選ばれた試薬の水性懸濁物中にでん
ぷんが加えられる。懸濁物のpHは、好ましくは反応中
7〜11の間に維持され、通常室温で実行される。他の
方法においては、反応は乾燥状態で行われる。市販の乾
燥でんぷん(約5〜20%の水分を持つ)は、乾燥アル
カリ物質例えばリン酸三ナトリウム又は炭酸ナトリウ
ム、及び上記のタイプの置換された酸無水物と混合さ
れ、該乾燥混合物は好ましくは反応を促進するために加
熱される。更に他の方法においては、反応はでんぷん及
び無水物試薬に対して化学的に不活性である有機溶媒例
えばベンゼン中の懸濁物中で行われる。即ち、でんぷん
はベンゼンに懸濁され、次いで無水物試薬及び該試薬を
中和するために十分なピリジン(アルカリ性)を添加す
る。反応が完結したとき、溶剤は蒸留又は濾過により除
去されてよい。
【0013】使用される置換された環状ジカルボン酸無
水物試薬の比率は、でんぷん中に要求される置換度によ
って変化し、そして乾燥でんぷん含有量に基づき0.1
〜100%の範囲の量が効果的である。ゲル化していな
いでんぷん顆粒をここで取り扱うので、可能な最大の置
換は顆粒の表面領域上の全ての水酸基の置換である。
【0014】置換されたこはく酸又はグルタル酸無水物
とでんぷんの反応により形成された生成物は置換された
こはく酸又はグルタル酸のでんぷんの酸エステルと本発
明で呼ばれるけれども、実際には酸エステルのアルカリ
金属塩がしばしば得られる。これは、でんぷんと酸無水
物の反応が、上記のようにアルカリ媒体中、通常水酸化
ナトリウム中で行われるという事実により生じる。それ
故、そのような場合に得られたでんぷんの酸エステル
は、実際にナトリウム塩の形態をとるであろう。従っ
て、この明細書中、置換されたジカルボン酸即ちこはく
酸又はグルタル酸のでんぷんの酸エステルは、その術語
の中にそのような酸エステルのアルカリ金属塩を包含す
る。
【0015】かくして得たでんぷん酸エステルを、次に
多価金属イオンを含む化合物と反応させて、本発明の成
分(A)自由流動するゲル化していないでんぷん誘導体
粉末が得られる。該反応生成物及びその製造方法も、米
国特許第2,613,206 号明細書に開示されている。
【0016】即ち、上記の置換された環状ジカルボン酸
のでんぷんの酸エステルは、水中に懸濁され、そして多
価金属例えばアルカリ土類金属イオンを含む化合物がそ
の中に溶解される。そのような化合物としては、例えば
銅、水銀、アルミニウム、ジルコニウム、鉄(二価及び
三価)、クロム、すず、カルシウム、バリウム及びスト
ロンチウムの水溶性塩が挙げられる。反応は非常に迅速
で、かつ室温で行われる。反応は、でんぷんの酸エステ
ル顆粒の表面の遊離カルボキシル基中の水素原子の多価
金属例えばアルカリ土類金属イオンによる置換(又は、
モノエステルのアルカリ金属塩の場合にはアルカリ金属
イオンの置換)として既に説明された。任意の所定の多
価金属塩の化学量論量を推定することができる。計算し
た化学量論量を越える過剰の塩を使用することが好まし
い。乾燥でんぷんの重量に基づき多価金属例えばアルカ
リ土類金属塩の0.1%の使用が本明細書中に述べた改
善された特質を示すでんぷん誘導体を与えた。また、1
0%より高い量が首尾よく使用された。化学量論量より
少ない使用は改善された性質(しかし、当然、より少な
い程度)をもたらすけれども、最大の効果を達成するた
めに多価金属例えばアルカリ土類金属イオンの十分な化
学量論量を用いることが好ましい。反応を確実に完結す
るために数時間反応懸濁物を攪拌した後、でんぷん生成
物は濾過され、水洗されそして乾燥される。
【0017】このようにして得られた反応生成物として
は、例えば、下記式で示されるものが挙げられる
【0018】
【化4】 (ここで、R及びR´は上記と同じであり、M、M' 及
びM''は夫々二価、三価及び四価の金属例えばアルカリ
土類金属イオンである)。具体例としては、オクテニル
こはく酸トウモロコシでんぷんエステルアルミニウム、
デセニルこはく酸トウモロコシでんぷんエステルアルミ
ニウム、ヘプチルグルタル酸タピオカでんぷん鉄(II)、
トリイソブチレンこはく酸米でんぷんエステルアルミニ
ウム、トリイソブテニルこはく酸トウモロコシでんぷん
エステルすず、トリイソブテニルこはく酸トウモロコシ
でんぷんエステルカルシウム(又はバリウムあるいはス
トロンチウム)、オクタデセニルこはく酸じゃがいもで
んぷんエステル銅、オクテニルこはく酸ワキシーメイズ
でんぷんエステルセリウム、カプリルオキシこはく酸小
麦でんぷんエステルクロム等が挙げられる。該反応生成
物は多面体、卵形等の粉末である。
【0019】上記の反応生成物を含む自由流動するゲル
化していないでんぷん誘導体粉末は、遠心沈降法により
測定した粒度分布において、好ましくは1〜150μm
の粒径の粒子が95重量%以上であり、特に好ましくは
1〜50μmの粒径の粒子が95重量%以上である。1
μm未満の粒子が増加すると潤滑性が悪くなり、150
μmを越える粒子が増加すると肌にざらつきが感じられ
るようになるため好ましくない。
【0020】本発明で使用する成分(B)揮発性担体
は、化粧品としての使用が容認されている揮発性物質で
あればよく、蒸気圧60mmHgとなる温度が300℃
以下のもの、特に50℃以下のものが好ましい。かかる
揮発性担体としては、ケイ素原子数が約3〜7の環状ジ
メチルポリシロキサン、ケイ素原子数が約3〜9の線状
ジメチルポリシロキサン、炭素原子数が約6〜16の直
鎖又は分岐の炭化水素、炭素原子数1〜4の低級アルコ
ール等が挙げられ、これらを単独使用しても、2種以上
併用してもよく、特に、エタノール、メタノール等の低
級アルコール、揮発性ジメチルポリシロキサン等が好ま
しく用いられる。
【0021】本発明のプレシェーブ化粧料中、(A)の
含有量は0.1〜30重量%、好ましくは1〜15重量
%であり、(B)の含有量は30重量%以上、好ましく
は40重量%以上である。(A)が0.1重量%未満で
は、本発明の効果が得られず、30重量%を超えては白
残りが生じ好ましくない。また、(B)が30重量%未
満では、プレシェーブ化粧料の塗布後の乾燥性が悪く、
電気カミソリの使用時における簡便さと迅速性が損なわ
れる。
【0022】本発明のプレシェーブ化粧料には、好まし
くは水を含めることができる。これにより、プレシェー
ブ化粧料中の(B)揮発性担体の含有量を減らすことが
でき、該揮発性担体による肌への刺激の低減を図ること
ができる。水の含有量は、プレシェーブ化粧料中、好ま
しくは20〜50重量%である。
【0023】更に、本発明のプレシェーブ化粧料には、
特開平2-289508号公報記載の球状粉末、例えばナイロ
ン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リテトラフルオロエチレン、シリコーン樹脂、ポリ塩化
ビニル、アクリル酸乃至はアクリル酸エステル重合体、
メタクリル酸乃至はメタクリル酸エステル重合体、アク
リル酸/スチレン共重合体、又はスチレン/ジビニルベ
ンゼン共重合体等の球状粉末を含めることができる。ま
た、助剤として、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチ
ルレチン酸等の抗炎症剤、メントール、カンファー等の
清涼剤、一般に化粧料に用いられる油剤、乳化剤、その
他の添加剤、香料、着色剤等を適宜混合して使用するこ
とができる。抗炎症剤及び清涼剤等の薬効剤の添加は
0.05〜3重量%程度とすることが好ましい。
【0024】本発明のプレシェーブ化粧料は、成分
(A)及び成分(B)、更に必要に応じて前記ナイロン
等の球状粉末及び助剤を所定の割合で配合し、通常の手
段により混合することにより得られ、これを容器に充填
して製品化される。上記の容器としては、液体化粧料用
ボトル、ロールオン型容器、エアゾール容器等が挙げら
れる。
【0025】本発明のプレシェーブ化粧料は、通常の容
器に充填した場合、成分(A)でんぷん誘導体粉末が容
器の底に沈降しているが、その分散性は非常に良好であ
るため、使用にあたって容器を軽く数回振ることにより
該粉末を容易に均一分散させることができる。
【0026】以下、実施例及び比較例により本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0027】
【実施例】以下の実施例、比較例においては下記の物質
を使用した。
【0028】成分(A):オクテニルこはく酸トウモロ
コシでんぷんエステルアルミニウムこれは下記のように
して調製された。
【0029】置換されたこはく酸のでんぷんの酸エステ
ルは、5重量部の炭酸ナトリウムを溶解した水150重
量部中に100重量部のトウモロコシでんぷんを懸濁す
ることによって調製された。懸濁物を攪拌しながら、オ
クテニルこはく酸無水物の4.5重量部がゆっくりと添
加された。攪拌を室温で14時間行い、その後、希塩酸
を用いてpHを7に調節し、そしてでんぷん誘導体を濾
過し、そして水洗した。次いで、このようにして形成し
たでんぷんの酸エステルは、攪拌しながら100部の水
中に再度懸濁され、そして硫酸アルミニウムの2部がそ
の中に溶かされた。室温で4時間攪拌後、でんぷん誘導
体は濾過され、水洗され、そして乾燥されて、所望の生
成物が得られた。該生成物の粒径において、3〜40μ
mの粒径の粒子が97重量%であった(遠心沈降法、島
津製作所製CP‐50使用)。また、図1及び図2の電
子顕微鏡写真(夫々500倍及び2000倍、日立製作
所製、走査型電子顕微鏡S‐2500CX使用)に示す
如く、該生成物は多面体の形状を有していた。
【0030】比較成分: 成分(a):ナイロン粉末(平均粒径7μm、真比重
1.0) 成分(b):タルク(真比重2.8) 成分(B):揮発性担体 エタノール(純度99%) その他の成分:グリチルレチン酸、香料、精製水
【0031】
【実施例1、比較例1〜2】表1に示す割合(重量%)
で各成分を配合し、常法に従って混合して、各プレシェ
ーブ化粧料を作成し、以下の試験に供した。
【0032】
【表1】 表 1 実施例 比較例 1 1 2 (A) でんぷん誘導体粉末 10 - - 比較成分 (a) ナイロン粉末 - 10 - (b) タルク - - 10 (B) エタノール 55 78 78 その他成分 グリチルレチン酸 0.1 0.1 0.1 香料 0.5 0.5 0.5 精製水 34.4 11.4 11.4 電気カミソリを用いて髭を剃るに際して、男性50名に
盲験により各プレシェーブ化粧料を使用させ、使用中及
び使用後の感触、白残りについて評価した。
【0033】その結果、実施例1のプレシェーブ化粧料
は、使用中、使用後の感触はさらっとして、爽快であ
り、肌への刺激もあまり感じられなかった。これに対し
て、比較例1及び2は、ベタつき感が残り不快であり、
肌への刺激も大きかった。また、実施例1のプレシェー
ブ化粧料では、白残りを生じなかったが、比較例1及び
2のものでは、白残りを生じた。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、髭そり中及び髭そり後
にさらっとした快適な肌ざわりを与え、白残りがなく、
かつ肌への刺激が少なく、安価で、使用による環境汚染
が少ないプレシェーブ化粧料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1で使用したオクテニルこは
く酸トウモロコシでんぷんエステルアルミニウムを50
0倍に拡大した、粒子構造を示す電子顕微鏡写真であ
る。
【図2】 図2は、実施例1で使用したオクテニルこは
く酸トウモロコシでんぷんエステルアルミニウムを20
00倍に拡大した、粒子構造を示す電子顕微鏡写真であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)多価金属イオンを含む化合物と下記
    式で示される置換されたジカルボン酸のゲル化していな
    いでんぷんの酸エステルとの反応生成物からなる自由流
    動するゲル化していないでんぷん誘導体粉末 0.1〜
    30重量%及び(B)揮発性担体 30重量%以上を含
    むプレシェーブ化粧料 【化1】 (ここで、Rはジメチレン又はトリメチレン残基を示
    し、そしてR´はアルキル、アルケニル、アラルキル、
    及びアラルケニルよりなる群から選ばれた炭化水素置換
    基を示し、R及びR´は一緒になって環を形成してよ
    く、あるいはエーテル結合又はエステル結合を介して結
    合してよい)。
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