JP3289744B2 - 積層成形品及びその製造方法 - Google Patents

積層成形品及びその製造方法

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JP3289744B2 JP13366993A JP13366993A JP3289744B2 JP 3289744 B2 JP3289744 B2 JP 3289744B2 JP 13366993 A JP13366993 A JP 13366993A JP 13366993 A JP13366993 A JP 13366993A JP 3289744 B2 JP3289744 B2 JP 3289744B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維補強熱可塑性樹脂積
層体を、ハニカム形状、リブ形状又は中空部を有する形
状の熱可塑性樹脂芯材(以下「芯材」という。)の表面
に接合して成る積層成形品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維補強熱可塑性樹脂成形品を製
造する方法としては、「繊維補強樹脂成形体の連続賦形
方法及びその装置」と題する特開平1−286823号
公報に記載の方法のほか、一般的には、繊維補強樹脂板
を加熱軟化したのちプレス機にて金型内で高圧で加圧成
形する方法が知られている。
【0003】一般的に強化繊維を含む樹脂積層体と芯材
とで構成される製品を製造する場合、前記方法で成形さ
れた積層体と芯材の間に何らかの接着剤を用いるか、機
械的に接合させる接合部材を関与させるか、反応型の熱
硬化性樹脂を用いる必要があった。特にポリプロピレン
系樹脂は適当な接合剤がなく熱ヒートプレート等の方法
により溶着する方法が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、積層体を、接合しようとする芯材の形状に賦
形したのち、接着剤を塗付、圧着、養生等の工程が必要
であり、また、ボルトナット等の機械的接合部材を用い
る場合は、部材取付けのための事前の加工及び取付け組
立工程等複雑な工程が必要とされた。更に接合された成
形品が構造用の強度部材として用いられる場合、ボルト
ナット等の機械的接合では接合部分に応力集中がかか
り、そのため成形品の補強措置が必要であったり、また
接着剤等化学的手法の接合の場合には接合面の界面剥離
等の問題が生じる。
【0005】特に近年ポリプロピレン樹脂を用いた繊維
補強熱可塑性樹脂積層体とポリプロピレン系樹脂製の芯
材との一体化製品の製造においては、外部から熱板によ
り加熱して一体化すると既に成形された積層体の表面が
粗くなり、一体化するために加圧すれば熱可塑性樹脂か
ら成る芯材は押し潰されてしまうという問題点がある。
【0006】そこで本発明の目的は、繊維補強熱可塑性
樹脂積層体と熱可塑性樹脂から成る芯材とを、ボルトナ
ット等の機械的結合部材や接着剤等を使用することな
く、低圧下で強固に接合して成る複合成形品及びその製
造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者達は上記目的を
達成するため、鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成す
るに至ったものである。即ち、本発明に係る積層成形品
は、繊維補強熱可塑性樹脂板を層状に積層して成る一体
以上の積層体(1,2)を、ハニカム形状、リブ形状又
は中空部を有する形状の熱可塑性樹脂芯材(以下「芯
材」という。)(3)の表面に接合して成る積層成形品
において、芯材(3)と積層体(1,2)が、接着剤に
よることなく、積層体自体の熱可塑性樹脂と芯材自体の
樹脂が接合部分において相互に溶融、混和、固化して成
る層により接合せしめられたことを特徴とする。
【0008】上記繊維補強熱可塑性樹脂板は、容積含有
率で30%以上85%以下の強化繊維を含むことが推奨
され、またその強化繊維が一方向に連続な長繊維から成
るものであることが推奨される。また、上記強化繊維が
ガラス繊維であり、熱可塑性樹脂及び芯材がポリプロピ
レン系樹脂又はポリスチレン系樹脂であるような積層成
形品に対して本発明は好適に適用し得る。更にまた、本
発明に係る積層成形品は、コンクリート型枠用パネルと
して好適に利用し得る。
【0009】また、上記の積層成形品を製造するための
本発明に係る製造方法は、容積含有率で30%以上85
%以下の強化繊維を含む繊維補強熱可塑性樹脂板を層状
に積層して成る一体以上の積層体(1,2)をそれぞれ
加熱し、その熱可塑性樹脂を溶融状態にして層間に含ま
れる空気の脱気を行うステップと、上記熱可塑性樹脂が
溶融状態にある一体以上の積層体(1,2)を、所望の
外形を有する芯材(3)の表面に重ね合わせて密着さ
せ、積層体の保有する熱で芯材の表面を溶融させ、積層
体と芯材とを互いに溶着させるステップと、互いに溶着
した積層体(1,2)と芯材(3)を冷却、固化して一
体化せしめるステップと、を順次実行することを特徴と
する。
【0010】上記の製造方法は、その強化繊維が一方向
に連続な長繊維から成るものであるときに好適に適用で
き、特に、強化繊維がガラス繊維であり、熱可塑性樹脂
及び芯材がポリプロピレン系樹脂又はポリスチレン系樹
脂であるような積層成形品の製造に好適に適用し得る。
また、上記の製造方法は、コンクリート型枠用パネルの
製造に適している。
【0011】更にまた、本発明に係るもう一つの積層成
形品は、繊維補強熱可塑性樹脂板を層状に積層して成る
一体以上の積層体(1,2)を所望の外形を有する芯材
(3)の表面に接合し、更に上記積層体(1,2)の芯
材(3)と接合せしめられた面とは反対側の表面に加飾
材(4)を接合して成る積層成形品において、芯材
(3)と積層体(1,2)が、接着剤によることなく、
積層体自体の熱可塑性樹脂と芯材自体の樹脂が接合部分
において相互に溶融、混和、固化して成る層により接合
せしめられ、積層体(1,2)と加飾材(4)が、接着
剤によることなく、加飾材が熱可塑性樹脂製品である場
合には、積層体自体の熱可塑性樹脂と加飾材自体の樹脂
が接合部分において相互に溶融、混和、固化して成る層
により接合せしめられ、また、加飾材が有機若しくは無
機繊維製品である場合には、積層体の溶融した熱可塑性
樹脂中に加飾材の繊維が埋入し、若しくは加飾材の繊維
間に積層体の溶融した熱可塑性樹脂が含浸された状態で
熱可塑性樹脂が固化して成る層により接合せしめられた
ことを特徴とする。
【0012】上記繊維補強熱可塑性樹脂板は、容積含有
率で30%以上85%以下の強化繊維を含むことが推奨
され、またその強化繊維が一方向に連続な長繊維から成
るものであることが推奨される。また、上記強化繊維が
ガラス繊維であり、熱可塑性樹脂及び芯材がポリプロピ
レン系樹脂又はポリスチレン系樹脂であるような積層成
形品に対して本発明は好適に適用し得る。更にまた、本
発明に係る積層成形品は、コンクリート型枠用パネルと
して好適に利用し得る。
【0013】また、上記の積層成形品を製造するための
本発明に係る製造方法は、容積含有率で30%以上85
%以下の強化繊維を含む繊維補強熱可塑性樹脂板を層状
に積層して成る一体以上の積層体(1,2)をそれぞれ
加熱し、その熱可塑性樹脂を溶融状態にして層間に含ま
れる空気の脱気を行うステップと、上記熱可塑性樹脂が
溶融状態にある一体以上の積層体(1,2)を、所望の
外形を有する芯材(3)の表面に重ね合わせて密着さ
せ、積層体の保有する熱で芯材の表面を溶融させ、積層
体と芯材とを互いに溶着させると同時に、上記積層体
(1,2)の芯材(3)と密着せしめられる面とは反対
側の表面に加飾材(4)を重ね合わせて密着させ、積層
体と加飾材とを互いに接合させるステップと、互いに溶
着もしくは接合した積層体(1,2)、芯材(3)及び
加飾材(4)を冷却、固化して一体化せしめるステップ
と、を順次実行することを特徴とする。
【0014】上記の製造方法は、上記加飾材が熱可塑性
樹脂製品である場合には、積層体の保有する熱で加飾材
の表面を溶融させることにより積層体と加飾材とを互い
に接合させることを特徴とし、また、上記加飾材が有機
若しくは無機繊維製品である場合には、積層体の溶融し
た熱可塑性樹脂中に加飾材の繊維が埋入し、若しくは加
飾材の繊維間に積層体の溶融した熱可塑性樹脂が含浸さ
れた状態で積層体と加飾材とを互いに接合させることを
特徴とする。
【0015】また、上記の製造方法は、その強化繊維が
一方向に連続な長繊維から成るものであるときに好適に
適用でき、特に、強化繊維がガラス繊維であり、熱可塑
性樹脂及び芯材がポリプロピレン系樹脂又はポリスチレ
ン系樹脂であるような積層成形品の製造に好適に適用し
得る。
【0016】
【実施例】以下本発明について詳説する。本発明で用い
る成形用材料としては、連続繊維を一方向に引き揃えた
繊維シートを骨材とし、これに熱可塑性樹脂を含浸させ
た一方向繊維補強熱可塑性樹脂板(以下、UDプリプレ
グと言う。)や、平織、朱子織、綾織等の織布に上記樹
脂を含浸させた多方向繊維補強熱可塑性樹脂板(以下、
織布プリプレグという)が用いられる。これらのプリプ
レグは単独で、或いは組合せて所望の繊維配向、厚さと
なるように積層し、これらの積層体を成形工程に先立っ
てあらかじめ加熱圧着することにより、プリプレグ間に
存在する空気の脱気が可能となり、得られる成形品の物
性を向上させ得るものである。
【0017】上記骨材となる繊維としては、ガラス繊
維、炭素繊維、アラミド繊維(登録商標「ケプラー」
等)等の合成樹脂繊維、炭化ケイ素繊維等の無機繊維、
チタン繊維、ボロン繊維、ステンレス等の金属繊維が挙
げられるが、必ずしもこれらに限定されるものではな
い。
【0018】一方、上記骨材繊維間に含浸せしめられる
熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニー
ル、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルイミド(商標「ULTEM」)、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド
等が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるもので
はない。
【0019】また、芯材に用いられる熱可塑性樹脂とし
ては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、高密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエーテルサルフォン、ポリサルフォン、ポリエーテル
イミド(商標「ULTEM」)、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリフェニレンサルファイド等が挙げられる
が、必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0020】芯材の形状は、積層体に平行な断面で表す
と、3角形以上の多角形又は曲線を主体とする任意形態
のハニカム状の断面を有するものや、直線や曲線で表さ
れるリブ状の断面を有するもの、或いは球状体のような
芯材が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるもの
ではない。
【0021】加飾材としては、ポリプロピレン、PS等
のシート又は発泡体、PVC、PZTシート等熱可塑性
樹脂製品等のほか、布や不織布、石綿等、表面に繊維が
出ているものが挙げられるが、必ずしもこれら限定され
ない。
【0022】本発明に係る製造方法における複合成形品
の製造にあたっては、先ず積層体の加熱工程を設ける
が、その目的は、プリプレグ間の脱気を行うと共に、次
工程での加工を容易にするために積層体に充分な熱を与
えるためである。
【0023】一般に、補強繊維を含有しない熱可塑性樹
脂板が加熱溶融状態にあってはその平板性を保ち得ない
し、ましてや賦形することは困難である。従って、この
ような場合閉じられた金型内で賦形するか、もしくは熱
可塑性樹脂の融点以下の軟化点の範囲で賦形が行われ
る。然しながら本発明の繊維補強熱可塑性樹脂積層体
は、層状に積層されたプリプレグで構成される繊維の立
体構造の中に樹脂が含浸又は接合されていることによ
り、熱可塑性樹脂が加熱溶融し、樹脂単独では流動状態
にあっても流れることなく、積層体の形状を保持するこ
とができる。従って、次工程において、接合しようとす
る相手方の芯材の外表面の形状に合わせてこの積層体に
外力を加えて賦形を行い、芯材と密着させることができ
る。
【0024】本発明の製造方法では熱可塑性樹脂積層体
が芯材の表面の最外部に密着するよう賦形された後で
も、その熱可塑性樹脂は溶融状態を維持しているので、
積層体から供給される熱で芯材の表層が溶融し、積層体
と芯材は互いに溶着するから、この状態でただちに冷却
固化すれば接合面は一体化される。この際、芯材を包む
複数枚の積層体の端縁部分を互いに密着させるようにす
れば、接合面の熱可塑性樹脂は互いに溶着するから、こ
れをそのまゝ冷却固化すれば、積層体の端縁同士の接合
面は完全に一体化され、接合面以外の積層体の部分と同
質の、かつ高強度の接合面を形成することができる。
【0025】更にまた、積層体と芯材を接合する際にこ
れと同時に、積層体の芯材と接していない反対側の表面
に加飾材を密着させるようにすれば、加飾材は積層体よ
り熱を受けその接合面が溶融、融着する。また、加飾材
が、溶融しないものである場合であっても、これが繊維
製品等である場合には、加飾材から加飾材から伸び出た
ヒモ状の繊維等が積層体の溶融した樹脂層に埋入した状
態になり、或いはまた、繊維や織り目の中に溶融樹脂が
含浸された状態になるので、これを冷却固化すれば積層
体と加飾材を一体化することができる。
【0026】而して、前記プリプレグの積層体にあって
繊維の容積含有率が30%より少ない場合には、樹脂の
流動が著しく、本発明の製造方法による適切な賦形がで
きず、又、繊維の容積含有率が85%を超えると樹脂含
有量が少なくなり、望ましい成形品が得られない。従っ
て、本発明において使用される積層体を構成する繊維補
強熱可塑性樹脂板は、容積含有率で30%以上85%以
下の強化繊維を含むものが好ましく、より望ましくは繊
維の容積含有率が40〜80%のものが適切な成形加工
性を有し、かつ望ましい成形品が得られる。
【0027】芯材は一般的にそれ自体は高圧下で変形を
生じやすい。また、加熱された繊維補強熱可塑性樹脂積
層体を賦形のため圧縮すると、積層体と密着した型内で
圧力をかける場合を除き、溶融した樹脂は繊維のからみ
の中から流出してしまう。従って、一般に成形圧力は樹
脂温度と粘度及び芯材の圧縮強度の関係において加工条
件下において任意に選択されるが、本発明の製造方法に
おいては繊維補強熱可塑性樹脂積層体の成形圧力は3kg
/cm2 以下(通常従来方式4kg/cm2 以上)、望ましく
は 0.1〜 2.0kg/cm2 程度が望ましい。
【0028】繊維補強熱可塑性樹脂積層体を構成する熱
可塑性樹脂と、芯材の樹脂種類との組合せは、積層体に
付加する温度、即ち熱可塑性樹脂の融点以上かつ分解温
度以下の温度が、芯材の融点以上かつ分解温度以下とな
るような範囲の芯材が選定される。
【0029】以下、図面を参照しつゝ本発明を具体的に
説明する。図1は、本発明に係る製造方法によって得ら
れる本発明に係る積層複合成形品の外観斜視図である。
図2は、本発明に係る製造方法において、熱可塑性樹脂
が溶融状態にある加熱された積層体を芯材の周囲に配置
した状態を示す側面図である。図3は、図2の積層体を
芯材に密着させて賦形したのち、これを冷却固化して一
体化することによって得られた複合成形品の側面図であ
る。図4は、図3の部分拡大図で、積層体と芯材とが溶
着、固化した接合部分の状態を表す断面模式図である。
図5は、本発明に係る製造方法によって得られる本発明
に係る積層複合成形品の他の二つの形態を示す外観斜視
図である。図6は、本発明に係る積層成形品において、
芯材の周囲に接合された2枚の積層体の両端領域を互い
に接合した実施例を示す側面図である。図7は、本発明
に係る製造方法において、積層体及び加飾材を芯材の周
囲に配置した状態を示す側面図である。図8は、図7の
芯材、積層体及び加飾材を互いに密着させた状態で冷却
固化して一体化することによって得られた複合成形品の
側面図である。図9は、本発明に従い芯材の両面に積層
体及び加飾材を接合した積層成形品の一実施例を示す側
面図である。図10は、表面に繊維が露出している加飾
材を用いた実施例において、積層体の溶融樹脂中に加飾
材の繊維が埋入された状態で固化、一体化した部分の状
態を表す拡大模式図である。図11ないし図18は、本
発明に用いられる芯材の各種実施例を示す斜視図であ
る。図19は、図18に示した芯材のA−A拡大断面図
である。
【0030】また、図中、1は上側積層体、2は下側積
層体、3は芯材、4は上側加飾材、5は下側加飾材、6
は芯材が溶融し積層体と一体化した層、7は加飾材の表
面に露出している繊維であり、また図6中、a及びbは
積層体1及び2の端部領域の接合面である。
【0031】而して、図2の如く芯材3の上側及び下側
に配置される積層体1及び2は、前記の如く、配置する
前の段階の加熱工程において、あらかじめプリプレグ間
に存在する空気を排除され、かつ積層体1及び2のそれ
ぞれが芯材の表面を溶融させるに充分な熱量が付与され
る。積層体の加熱はその熱可塑性樹脂の軟化点以上の温
度で行われるのが一般的である。
【0032】一般に繊維補強されていない樹脂板は、そ
の熱可塑性樹脂が溶融状態になると、積層体1は図2の
ような平板状態を保持することはできないし、図3の如
く、外部から力を加えて賦形することもできない。しか
しながら本発明による積層体に骨材として含まれている
繊維は、熱可塑性樹脂が溶融状態にある温度において充
分な強度を有し、これらの補強繊維が積層体1及び2を
図2のような平板状態に保持し、また、積層体に加わっ
た外力を補強繊維が受けて賦形を行うことができる。熱
可塑性樹脂は前述の如く繊維間に含浸又は繊維の立体構
造の中に保持されている。繊維含有率が30%以下で
は、積層体が一定形状を保持することができず、本発明
の方法での成形には不適当である。
【0033】而して、図3の如く積層体1及び2を芯材
3に密着させると、積層体1及び2の保有する熱で芯材
3の表面が溶融する。積層体1及び2に含まれる繊維が
ガラス繊維で、その熱可塑性樹脂がポリプロピレン、芯
材3がポリプロピレン樹脂製のものである場合には、ガ
ラス繊維の熱容量がポリプロピレン樹脂より大きいの
で、積層体1及び2を加熱してこれらに熱量を付与する
時に、このガラス繊維に熱が保持され、一種の熱溜めプ
ールの形となり、このガラス繊維から積層体のポリプロ
ピレン樹脂及び芯材のポリプロピレン樹脂に熱が供給さ
れるので、ポリプロピレン樹脂製芯材3の表層を溶融す
るという本発明の製造過程が特に良好な状態で行われ、
優れた複合成形品が得られる。
【0034】積層体1及び2の保有する熱で芯材3の表
面が溶融、溶着すれば、ただちに冷却固化の工程に移行
させて短時間で複合成形品を得ることができる。従って
エポキシ系の熱硬化型のような反応、養生の時間が不要
であり、加工時間が大巾に合理化される。
【0035】図4は積層体1と芯材3の溶融一体化した
状態を示す拡大模式図であり、顕微鏡でとらえると積層
体1と芯材3の接合面に溶着層6が形成されている。積
層体1と芯材3が同一樹脂の場合は、芯材3の最上部に
スキン層が形成された形になっている。また、積層体1
と芯材3が異なる樹脂の場合、この溶着層6に相方の樹
脂が混在する形となることもある。
【0036】図5(a) 及び(b) は、本発明の方法で得ら
れる他の複合成形品の外観斜視図である。
【0037】図6は、本発明に係る積層成形品におい
て、芯材3の周囲に接合された積層体1と積層体2のそ
れぞれの端部をa面とb面で密着させた実施例を示す側
面図である。熱可塑性樹脂が溶融した積層体1及び2を
芯材3の外周面に密着すると同時に、a、b面で積層体
1及び2の両端部分を密着し、冷却固化すれば第6図に
示す複合成形品が得られる。
【0038】図7及び図8は加飾材4を用いた複合成形
品の成形過程及び成形品の側面図で、芯材3の上側及び
下側に積層体1と2を配し、積層体1の上には更に加飾
材4を配し、この状態で芯材3と積層体1及び2を密着
させ、同時に積層体1と加飾材4を密着させると、積層
体1に蓄えられた熱で芯材3と加飾材4の表面が溶融し
て積層体1と溶着し、積層体2に蓄えられた熱で芯材3
の下側の表面が溶融して積層体2と溶着するので、これ
らを密着一体化後冷却固化すれば、図8に示すような加
飾材を有する複合成形品を製造することができる。
【0039】図9は、下側の積層体2の表面にも加飾材
5を接合、一体化した複合成形品の側面図で、図7の積
層体2の下側に加飾材5を配し同時に密着、溶融、溶着
し、冷却固化すれば図9の複合成形品が得られる。
【0040】図10は、加飾材4として、布等、表面に
繊維が突出していたり又は繊維が織られた布に空隙があ
るような素材を用いた場合の加飾材4と積層体1の接合
状態を示す図である。一般に布等は熱によって溶融しな
いので、この場合は積層体1の表面にある溶融した熱可
塑性樹脂層の中に加飾材4の表面から突出した繊維7が
入り込んで埋入され、また、溶融した熱可塑性樹脂の一
部が織り込まれた繊維の空隙に入り込んで含浸され、そ
の状態で冷却固化することにより積層体1と加飾材4が
機械的に強固に結合した状態を形成することができる。
従って、加飾材としては必ずしも熱溶融性の材料だけで
なく、布、不織布、ガラスクロス、石綿等無機系又は木
質系等の様々な素材を選択することができる。
【0041】以下に本発明の実施例を具体的製造条件に
よって示す。 本発明の実施例1 〔製造条件〕 積層体 熱可塑性樹脂───ポリプロピレン 補強繊維─────ガラス繊維 繊維の容積含有率─60% 厚さ───────1mm 加熱温度─────250℃で1分 芯材───────壁厚1.0mmポリプロピレン製四角
形ハニカム芯材 上記条件で積層成形品を製造したところ、良好な成形品
が得られた。
【0042】本発明の実施例2 〔製造条件〕 積層体 熱可塑性樹脂───ポリプロピレン 補強繊維─────ガラス繊維 繊維の容積含有率─60% 厚さ───────3mm 加熱温度─────250℃で5分 芯材───────断面「工」型で、天面及び底面の板
巾10mm、高さ50mm、壁厚1.0mmのポリプロピ
レン製芯材 上記条件で積層成形品を製造したところ、良好な成形品
が得られた。
【0043】本発明の実施例3 〔製造条件〕 積層体 熱可塑性樹脂───ポリプロピレン 補強繊維─────ガラス繊維 繊維の容積含有率─60% 厚さ───────6mm 加熱温度─────250℃で1分 芯材───────壁厚1.0mmポリプロピレン製四角
形ハニカム芯材 加飾材──────ポリプロピレン発泡体の上にPVC
エンボスシートを貼り合わせたものを加温して用いた。 上記条件で積層成形品を製造したところ、良好な成形品
が得られた。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されるから、本
発明によるときは、繊維補強熱可塑性樹脂積層体と芯材
とを、ボルトナット等の機械的結合部材や接着剤等を使
用することなく、低圧下で強固に接合して成る複合成形
品及びその製造方法を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製造方法によって得られる本発明
に係る積層複合成形品の外観斜視図である。
【図2】本発明に係る製造方法において、熱可塑性樹脂
が溶融状態にある加熱された積層体を芯材の周囲に配置
した状態を示す側面図である。
【図3】図2の積層体を芯材に密着させて賦形したの
ち、これを冷却固化して一体化することによって得られ
た複合成形品の側面図である。
【図4】図3の部分拡大図で、積層体と芯材とが溶着、
固化した接合部分の状態を表す断面模式図である。
【図5】本発明に係る製造方法によって得られる本発明
に係る積層複合成形品の他の二つの形態を示す外観斜視
図である。
【図6】本発明に係る積層成形品において、芯材の周囲
に接合された2枚の積層体の両端領域を互いに接合した
実施例を示す側面図である。
【図7】本発明に係る製造方法において、積層体及び加
飾材を芯材の周囲に配置した状態を示す側面図である。
【図8】図7の芯材、積層体及び加飾材を互いに密着さ
せた状態で冷却固化して一体化することによって得られ
た複合成形品の側面図である。
【図9】本発明に従い芯材の両面に積層体及び加飾材を
接合した積層成形品の一実施例を示す側面図である。
【図10】表面に繊維が露出している加飾材を用いた実施
例において、積層体の溶融樹脂中に加飾材の繊維が埋入
された状態で固化、一体化した部分の状態を表す拡大模
式図である。
【図11】本発明に用いられる芯材の一実施例を示す斜視
図である。
【図12】本発明に用いられる芯材の別の実施例を示す斜
視図である。
【図13】本発明に用いられる芯材の更に別の実施例を示
す斜視図である。
【図14】本発明に用いられる芯材の更に別の実施例を示
す斜視図である。
【図15】本発明に用いられる芯材の更に別の実施例を示
す斜視図である。
【図16】本発明に用いられる芯材の更に別の実施例を示
す斜視図である。
【図17】本発明に用いられる芯材の更に別の実施例を示
す斜視図である。
【図18】本発明に用いられる芯材の更に別の実施例を示
す斜視図である。
【図19】図18に示した芯材のA−A拡大断面図である。
【符号の説明】
1 熱可塑性樹脂が溶融状態にある上側積層体 2 熱可塑性樹脂が溶融状態にある下側積層体 3 芯材 4 上側加飾材 5 下側加飾材 6 芯材が溶融し積層体と一体化した層 7 加飾材の表面に露出している繊維 a,b 積層体1と2の接合面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田邉 浩史 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社内 審査官 川端 康之 (56)参考文献 特開 平6−123158(JP,A) 特開 平5−239914(JP,A) 特開 平2−175238(JP,A) 特開 平2−261637(JP,A) 特開 平1−168541(JP,A) 実開 平4−107343(JP,U) 特表 平7−508938(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維補強熱可塑性樹脂板を層状に積層して
    成る一体以上の積層体(1,2)を、ハニカム形状、リ
    ブ形状又は中空部を有する形状の熱可塑性樹脂芯材
    (3)(以下「芯材」という。)の表面に接合して成る
    積層成形品において、 芯材(3)と積層体(1,2)が、接着剤によることな
    く、積層体自体の熱可塑性樹脂と芯材自体の樹脂が接合
    部分において相互に溶融、混和、固化して成る層により
    接合せしめられたことを特徴とする積層成形品。
  2. 【請求項2】上記繊維補強熱可塑性樹脂板が、容積含有
    率で30%以上85%以下の強化繊維を含む請求項1に
    記載の積層成形品。
  3. 【請求項3】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維が
    ガラス繊維であり、熱可塑性樹脂がポリプロピレン系樹
    脂であり、上記芯材がポリプロピレン系樹脂である請求
    項1に記載の積層成形品。
  4. 【請求項4】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維が
    ガラス繊維であり、熱可塑性樹脂がポリスチレン系樹脂
    であり、上記芯材がポリスチレン系樹脂である請求項1
    に記載の積層成形品。
  5. 【請求項5】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維が
    一方向に連続な長繊維から成る請求項1ないし4のうち
    いずれか1項に記載の積層成形品。
  6. 【請求項6】上記積層成形品がコンクリート型枠用パネ
    ルである請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の
    積層成形品。
  7. 【請求項7】容積含有率で30%以上85%以下の強化
    繊維を含む繊維補強熱可塑性樹脂板を層状に積層して成
    る一体以上の積層体(1,2)をそれぞれ加熱し、その
    熱可塑性樹脂を溶融状態にして層間に含まれる空気の脱
    気を行うステップと、 上記熱可塑性樹脂が溶融状態にある一体以上の積層体
    (1,2)を、所望の外形を有する芯材(3)の表面に
    重ね合わせて密着させ、積層体の保有する熱で芯材の表
    面を溶融させ、積層体と芯材とを互いに溶着させるステ
    ップと、 互いに溶着した積層体(1,2)と芯材(3)を冷却、
    固化して一体化せしめるステップと、 を順次実行することを特徴とする積層成形品の製造方
    法。
  8. 【請求項8】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維が
    ガラス繊維であり、熱可塑性樹脂がポリプロピレン系樹
    脂であり、上記芯材がポリプロピレン系樹脂である請求
    項7に記載の積層成形品の製造方法。
  9. 【請求項9】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維が
    ガラス繊維であり、熱可塑性樹脂がポリスチレン系樹脂
    であり、上記芯材がポリスチレン系樹脂である請求項7
    に記載の積層成形品の製造方法。
  10. 【請求項10】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維
    が一方向に連続な長繊維から成る請求項7ないし9のう
    ちいずれか1項に記載の積層成形品の製造方法。
  11. 【請求項11】上記積層成形品がコンクリート型枠用パ
    ネルである請求項7ないし10のうちいずれか1項に記
    載の積層成形品の製造方法。
  12. 【請求項12】繊維補強熱可塑性樹脂板を層状に積層し
    て成る一体以上の積層体(1,2)を所望の外形を有す
    る芯材(3)の表面に接合し、更に上記積層体(1,
    2)の芯材(3)と接合せしめられた面とは反対側の表
    面に加飾材(4)を接合して成る積層成形品において、 芯材(3)と積層体(1,2)が、接着剤によることな
    く、積層体自体の熱可塑性樹脂と芯材自体の樹脂が接合
    部分において相互に溶融、混和、固化して成る層により
    接合せしめられ、 積層体(1,2)と加飾材(4)が、接着剤によること
    なく、加飾材が熱可塑性樹脂製品である場合には、積層
    体自体の熱可塑性樹脂と加飾材自体の樹脂が接合部分に
    おいて相互に溶融、混和、固化して成る層により接合せ
    しめられ、また、加飾材が有機若しくは無機繊維製品で
    ある場合には、積層体の溶融した熱可塑性樹脂中に加飾
    材の繊維が埋入し、若しくは加飾材の繊維間に積層体の
    溶融した熱可塑性樹脂が含浸された状態で熱可塑性樹脂
    が固化して成る層により接合せしめられたことを特徴と
    する積層成形品。
  13. 【請求項13】上記繊維補強熱可塑性樹脂板が、容積含
    有率で30%以上85%以下の強化繊維を含む請求項1
    2に記載の積層成形品。
  14. 【請求項14】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維
    がガラス繊維であり、熱可塑性樹脂がポリプロピレン系
    樹脂であり、上記芯材がポリプロピレン系樹脂である請
    求項12に記載の積層成形品。
  15. 【請求項15】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維
    がガラス繊維であり、熱可塑性樹脂がポリスチレン系樹
    脂であり、上記芯材がポリスチレン系樹脂である請求項
    12に記載の積層成形品。
  16. 【請求項16】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維
    が一方向に連続な長繊維から成る請求項12ないし15
    のうちいずれか1項に記載の積層成形品。
  17. 【請求項17】容積含有率で30%以上85%以下の強
    化繊維を含む繊維補強熱可塑性樹脂板を層状に積層して
    成る一体以上の積層体(1,2)をそれぞれ加熱し、そ
    の熱可塑性樹脂を溶融状態にして層間に含まれる空気の
    脱気を行うステップと、 上記熱可塑性樹脂が溶融状態にある一体以上の積層体
    (1,2)を、所望の外形を有する芯材(3)の表面に
    重ね合わせて密着させ、積層体の保有する熱で芯材の表
    面を溶融させ、積層体と芯材とを互いに溶着させると同
    時に、上記積層体(1,2)の芯材(3)と密着せしめ
    られる面とは反対側の表面に加飾材(4)を重ね合わせ
    て密着させ、積層体と加飾材とを互いに接合させるステ
    ップと、 互いに溶着もしくは接合した積層体(1,2)、芯材
    (3)及び加飾材(4)を冷却、固化して一体化せしめ
    るステップと、 を順次実行することを特徴とする積層成形品の製造方
    法。
  18. 【請求項18】上記加飾材(4)が熱可塑性樹脂製品で
    あり、積層体の保有する熱で加飾材の表面を溶融させ、
    積層体と加飾材とを互いに接合させる請求項17に記載
    の積層成形品の製造方法。
  19. 【請求項19】上記加飾材(4)が有機若しくは無機繊
    維製品であり、積層体の溶融した熱可塑性樹脂中に加飾
    材の繊維が埋入し、若しくは加飾材の繊維間に積層体の
    溶融した熱可塑性樹脂が含浸された状態で積層体と加飾
    材とを互いに接合させる請求項17に記載の積層成形品
    の製造方法。
  20. 【請求項20】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維
    がガラス繊維であり、熱可塑性樹脂がポリプロピレン系
    樹脂であり、上記芯材がポリプロピレン系樹脂である請
    求項17に記載の製造方法。
  21. 【請求項21】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維
    がガラス繊維であり、熱可塑性樹脂がポリスチレン系樹
    脂であり、上記芯材がポリスチレン系樹脂である請求項
    17に記載の積層成形品の製造方法。
  22. 【請求項22】上記繊維補強熱可塑性樹脂板の強化繊維
    が一方向に連続な長繊維から成る請求項17ないし21
    のうちいずれか1項に記載の積層成形品の製造方法。
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