JP3288811B2 - ビデオコーデックにおける後処理フィルタ制御方式及び後処理フィルタ制御回路 - Google Patents

ビデオコーデックにおける後処理フィルタ制御方式及び後処理フィルタ制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオコーデックの復
号化部において、再生画像のブロックノイズを除去する
後処理フィルタの制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオコーデックにおいて画像を高能率
に圧縮するために、8×8画素の正方形のブロック単位
に二次元離散コサイン変換が行われる。この直交変換で
は、高い圧縮率を実現するために変換後量子化を行う。
しかし、量子化を行うことにより、ブロック状の歪み
(ブロック歪み)を生じ画質が劣化してしまう。そこ
で、このブロック歪みを除去し画質を改善するために、
一般的に復号化画像に後処理フィルタがかけられる。
【0003】この後処理フィルタの制御項目として、フ
ィルタ処理領域の決定、フィルタ特性の決定、フィルタ
のON/OFFの決定等があげられる。これらの制御を
行うための要素として、符号化時の量子化特性、処理画
素付近の画素間差分値や、動きベクトル等の情報が用い
られている。これらのうち、最も制御に有効な要素が量
子化特性である。この量子化特性の値を用いることで、
ブロック歪みの度合いを知り、それに適した処理を行っ
ている。
【0004】この量子化特性は、二次元離散コサイン変
換等の直交変換されたブロック群に対し、離散値の量子
化ステップサイズを割り当てて符号量を減らす特性であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高い圧
縮率を得るために、量子化ステップサイズの量子化代表
値間隔の大きなものが割り当てられるが、その結果ブロ
ック歪みを大きくし、画質の劣化を招く。従来の方法で
は、この量子化特性をそのまま制御パラメータとして用
いているため、量子化特性と、実際のブロック歪みの度
合いとの相関が低い画像に対しては、最適な制御が行わ
れず、画質を効果的に改善することができないという問
題点があった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、復号化画像自体
から抽出した制御パラメータを用いて、ブロック歪みに
応じた後処理フィルタ制御をすることで、より高画質な
画像を得るビデオコーディックにおける後処理フィルタ
制御方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明に係る請求項1記載のビデオコーデックにお
ける後処理フィルタの制御方式は、離散コサイン変換等
の二次元直交変換画像符号化方式の処理で復号化画像に
発生するブロック歪みを低減させるビデオコーデックに
おける後処理フィルタの制御方式において、復号化され
た画像信号に含まれるブロックの境界において水平又は
垂直方向に隣接する画素の差分絶対値と、前記ブロッ
クの内部において水平又は垂直方向に隣接する画素
差分絶対値との比に基づいてブロック歪みの度合いを算
出し、このブロック歪みの度合いに基づいてフィルタの
制御パラメータを決定することを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載した発明は、上記ビ
デオコーデックにおける後処理フィルタ制御方式を用い
た後処理フィルタ制御回路であって、入力された復号化
画像信号に含まれるブロックの境界で水平又は垂直方向
隣接する画素の差分絶対値と、前記ブロックの内部
において水平又は垂直方向に隣接する画素の差分絶対
値との比に基づいてブロック歪みの度合いを算出するブ
ロック歪み度算出手段と、前記ブロック歪みの度合いを
基にフィルタのON/OFF及びフィルタ特性を決定す
る最適パラメータ決定手段と、を有し、前記最適パラメ
ータ決定手段から出力される制御パラメータを用いてフ
ィルタの制御を行うことを特徴とする。
【0009】
【作用】復号化された画像信号自体から、ブロック歪み
の程度を表すパラメータを抽出し、これに応じて、フィ
ルタ特性とON/OFFの制御を行うことにより、ブロ
ック歪みの状況に応じた効果的なブロック歪み除去を実
現し、より高画質な画像を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明に係るブロッ
ク歪み画像の後処理フィルタ制御方式の好適な実施例を
説明する。
【0011】図1は、本実施例における後処理フィルタ
制御方式を用いた後処理フィルタ制御回路のブロック図
であり、1は復号化画像信号入力端子、2はブロック歪
み度算出部、3は最適パラメータ決定部、4はフィル
タ、5は遅延回路部、6は画像信号出力端子である。
【0012】本実施例において特徴的なことは、復号化
画像信号に基づいてブロック歪みの度合いを求め、その
ブロック歪みの度合いにより決定された制御パラメータ
を用いて後処理フィルタ制御を行うようにしたので、ブ
ロック歪みの状況に応じた効果的なブロック歪み除去を
実現し、より高画質な画像を得ることができることであ
る。
【0013】以下、図1を用いて本実施例における後処
理フィルタ制御回路の作用を説明する。
【0014】復号化画像信号入力端子1から入力された
復号化画像信号は、ブロック歪み度算出部2に入力さ
れ、ブロック歪みの度合いが計算される。この計算結果
は、最適パラメータ決定部3に入力され、フィルタ制御
に用いる制御パラメータの最適値が決定される。このパ
ラメータの最適値はフィルタ4に入力され、最適なフィ
ルタ処理を実現する。一方、復号化画像信号入力端子1
から入力され遅延回路部5を通った信号は、フィルタ4
に入力され、最適なフィルタ処理された後、画像信号出
力端子6から出力される。
【0015】次に、ブロック歪み度算出部2において復
号化画像信号からブロック歪みの度合いを算出する方法
を説明する。図2には、8×8画素ブロック単位で二次
元直交変換され復号化された画像の一部が示されてい
る。11は画素でありブロック境界線12で8×8画素
ブロック単位に区分けされている。ブロック境界におい
て、水平方向に隣接する2画素の組15あるいは垂直方
向に隣接する2画素の組16を任意個抽出し、各2画素
の差分絶対値の水平方向と垂直方向の平均値を求め、そ
れぞれAh、Avとする。また、ブロック内においても
同様に水平方向に隣接する2画素の組17あるいは垂直
方向に隣接する2画素の組18を任意個抽出し、各2画
素の差分絶対値の水平方向と垂直方向の平均値を求め、
それぞれBh、Bvとする。ブロック歪みの度合いを表
す水平方向の量をRh=Bh/Ah、垂直方向の量をR
v=Bv/Avと定義し、Rh及びRvを算出する。こ
のように、隣接する画素の差分絶対値から水平垂直方向
別にブロック歪みの度合いを算出する。
【0016】最適パラメータ決定部3は、ブロック歪み
度算出部2から上記方法により算出されたブロック歪み
の度合いを受け取ると、フィルタのON/OFFを制御
するための閾値及びフィルタ係数を求める。図3には、
フィルタ4のON/OFFを制御するための閾値を決定
する方法の一例が示されている。本実施例においてはブ
ロック歪みの度合いRh、Rvと閾値Tとの対応表を用
いることによりブロック歪みの度合いRh、Rvに対応
した閾値Tを求める。従って、図3に基づき、ブロック
歪みの度合いを表す量Rh、Rvに対応した閾値T(a
1〜a6)を求める。この閾値Tと遅延回路部5から入
力される画像信号のブロック境界において水平方向ある
いは垂直方向に隣接する各画素の差分絶対値との比較を
行い、閾値Tよりも差分絶対値が小さいときはフィルタ
4をONにする。
【0017】また、図4には、最適なフィルタ係数を決
定する方法の一例を示す。本実施例においてはブロック
歪みの度合いRh、Rvとフィルタ係数との対応表を用
いることによりブロック歪みの度合いRh、Rvに対応
したフィルタ係数を求める。従って、図4に基づき、ブ
ロック歪みの程度により最適なフィルタ係数を定める。
ここでは、3タップのフィルタとし、上述した値Rh、
Rvが小さいときはブロック歪みが比較的急峻な特性の
フィルタ係数を選び、Rh、Rvが大きいときは比較的
ブロック歪みが小さいので、なだらかな特性のフィルタ
係数を割り当てるようにする。
【0018】フィルタ4では、最適パラメータ決定部3
で決定した制御パラメータを基に最適なフィルタ処理を
行う。図5はフィルタ処理を行うフィルタ4の構成図で
ある。フィルタ係数は最適パラメータ決定部3で得られ
た1−n−1(n=2,3,4,5)のフィルタ係数を
用いる。また、選択器41は、遅延回路部5から入力さ
れる信号の対象画素とブロック境界側の隣接画素との画
素間差分の絶対値が上記処理で決定した閾値T(a1〜
a6)よりも小さいときにONにするものとする。この
ようにして、フィルタ4は、ブロック歪みが除去された
画像信号を出力する。
【0019】以上のように、本実施例では、復号化画像
信号に基づいてフィルタを制御するパラメータを決定す
るので、効果的なブロック歪みの除去を行うことができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブロック
歪み画像の後処理フィルタ制御方式は、復号化画像から
ブロック歪みの程度を算出するため、量子化係数情報か
らは得られないその画像固有のブロック歪みの度合いを
水平垂直方向別に求めることができる。これにより最適
なフィルタ処理がなされ、効果的なブロック歪みの除去
が可能となり、高画質な画像を再現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック歪み画像の後処理フィルタ制
御方式の一実施例である後処理フィルタ制御回路のブロ
ック図である。
【図2】8×8画素ブロック単位で二次元直交変換され
復号化された画像の一部を示した図である。
【図3】実施例においてフィルタのON/OFFを判定
するための閾値を決定する方法の一例の説明図である。
【図4】最適なフィルタ係数を決定する方法の一例の説
明図である。
【図5】フィルタ制御方法の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 復号化画像信号入力端子 2 ブロック歪み度算出部 3 最適パラメータ決定部 4 フィルタ 5 遅延回路部 6 画像信号出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419 H04N 7/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離散コサイン変換等の二次元直交変換画
    像符号化方式の処理で復号化画像に発生するブロック歪
    みを低減させるビデオコーデックにおける後処理フィル
    タの制御方式において、 復号化された画像信号に含まれるブロックの境界におい
    て水平又は垂直方向に隣接する画素の差分絶対値と、
    前記ブロックの内部において水平又は垂直方向に隣接す
    る画素の差分絶対値との比に基づいてブロック歪みの
    度合いを算出し、このブロック歪みの度合いに基づいて
    フィルタの制御パラメータを決定することを特徴とする
    ビデオコーデックにおける後処理フィルタ制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビデオコーデックにおけ
    る後処理フィルタ制御方式を用いた後処理フィルタ制御
    回路であって、 入力された復号化画像信号に含まれるブロックの境界で
    水平又は垂直方向に隣接する画素の差分絶対値と、
    記ブロックの内部において水平又は垂直方向に隣接する
    画素の差分絶対値との比に基づいてブロック歪みの度
    合いを算出するブロック歪み度算出手段と、 前記ブロック歪みの度合いを基にフィルタのON/OF
    F及びフィルタ特性を決定する最適パラメータ決定手段
    と、 を有し、前記最適パラメータ決定手段から出力される制
    御パラメータを用いてフィルタの制御を行うことを特徴
    とする後処理フィルタ制御回路。
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