JP3288110B2 - インフレータブル・ボート - Google Patents

インフレータブル・ボート

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JP3288110B2 JP06338893A JP6338893A JP3288110B2 JP 3288110 B2 JP3288110 B2 JP 3288110B2 JP 06338893 A JP06338893 A JP 06338893A JP 6338893 A JP6338893 A JP 6338893A JP 3288110 B2 JP3288110 B2 JP 3288110B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジャー用ボートや救
命ボートとして一般に知られているインフレータブル・
ボートに関し、詳しくは、その居住スペースを拡張した
インフレータブル・ボートに関する。
【0002】
【従来の技術】水上スキーの牽引用、スクーバダイビン
グ用、フィッシング用などの各種のレジャー用ボートや
救命ボートとして、舷側が気胴(エアチューブ)で構成
されることにより乾舷の低い安定した姿勢で水面に浮
き、しかも軽量で折り畳み可能な可搬性のあるインフレ
ータブル・ボートが、ソリッドボートに代わり近年普及
している。
【0003】このインフレータブル・ボートには、気胴
が長円形の環状をなしてオールにより手漕ぎするような
比較的に小型のディンギータイプや、気胴が後方開放の
逆U字形または逆V字形に形成されて後部のトランサム
ボードに取り付けた船外機により走行するエンドオープ
ンタイプや、このエンドオープンタイプにおける船底を
ソリッドなFRP製のVボトムで構成して船外機や船内
機による高速走行を可能としたコンビネーションタイプ
など各種のタイプや大きさのものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のインフレータブル・ボートは、そのタイプや大きさ
の如何に拘らず、搭乗員の安全性を考慮していずれも気
胴に囲まれたフロアボード上が居住スペースとされ、そ
こに略0.3平方メートルあたり1人を目安として搭乗
できるようになっている。ここで、同一サイズのインフ
レータブル・ボートで搭乗定員を増やすには、気胴の断
面直径を減少してその分フロアボード部分の面積を拡張
することが考えられる。しかし、このようにすると気胴
の内容積が大幅に減少して浮力が充分に得られなくなる
虞れがある。
【0005】本発明は、気胴に座席の機能を付加するこ
とで気胴の浮力減少を最小限に抑えつつ居住スペースを
拡張できるようにしたインフレータブル・ボートを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、舷側が気胴で構成された艇体をなす、デ
ィンギータイプ、エンドオープンタイプ、コンビネーシ
ョンタイプなどの種々の形式あるいはサイズのインフレ
ータブル・ボートを対象とし、上記気胴の内縁上部に
もたれを有する座席状に保形される凹陥部を気胴の一部
を凹陥させて形成したことを特徴とするものである。
【0007】ここで、気胴の素材はゴム引布でも、ハイ
パロン,ナイロン840,ネオプレンなどのシートを積
層した構造のものでもよく、特に限定されない。また、
気胴の内縁上部に形成する凹陥部の形成箇所は、艇体の
前後方向中央部に位置する気胴部分とするのが好ましい
が、他の気胴部分としてもよい。さらに、凹陥部の横幅
は1人掛け用の狭いものから数人掛け用の広いものまで
適宜選定できる。
【0008】本発明の気胴内縁上部に形成された凹陥部
の一例としては、気胴内部に張設した吊布により座席状
に保形し、且つ凹陥部の少なくとも着座面および背もた
れ面にそれぞれ補剛用のゴム板を分離独立して貼設する
方法が挙げられる。上記吊布は、帯状吊布としてもよ
く、また凹陥部に対応する部分が切欠かれた扇状であっ
て空気通孔を有する面状吊布としてもよい。この場合、
帯状吊布は吊り方向を異ならせた多数のものとするのが
好ましく、また面状吊布は気胴の長手方向に所定間隔で
複数配設するのが好ましい。
【0009】本発明は、前記凹陥部に嵌まる形状に一体
成形された所定厚の剛性のある座席部材を設け、これを
前記ゴム板に代えて凹陥部に貼設することにより凹陥部
を形成しても良い。このような手段において、座席部材
の素材としては、繊維強化プラスチックであるFRP
や、各種の硬質プラスチックが使用できる。また、座席
部材は1人掛け用から数人掛け用まで適宜の大きさとす
ることができ、その配置箇所も気胴の内縁に沿った適宜
の箇所とすることができる。
【0010】また本発明は、着座面、背もたれ面、およ
び左右の側面を有する座席状に一体成形された所定厚の
剛性のある座席部材を設け、この座席部材で各種タイプ
のインフレータブル・ボートにおける気胴の内縁上部の
一部を構成することにより、凹陥部を形成しても良い。
ここで座席部材は、前述と同様にFRPや各種の硬質プ
ラスチックを素材とすることができ、その大きさも1人
掛け用から数人掛け用まで適宜の大きさとすることがで
き、その配置箇所も気胴の内縁に沿った適宜の箇所とす
ることができる。
【0011】さらに本発明は、周面に座席状の窪み部が
形成された発泡体を設け、この発泡体を各種タイプのイ
ンフレータブル・ボートにおける気胴内に抱持して気胴
の内縁上部に座席状の窪み部を形成することにより、凹
陥部を形成しても良い。ここで、独立気泡の柱状発泡体
としては、例えば発泡スチロールが使用できるが、形状
保持能力があって比重のきわめて小さいものであれば何
を素材としてもよい。
【0012】
【作用】気胴内部に張設した吊布により座席状に保形さ
れる凹陥部を気胴の内縁上部に形成し、凹陥部の少なく
とも着座面および背もたれ面にそれぞれ補剛用のゴム板
を貼設したことを手段とする本発明のインフレータブル
・ボートにあっては、上記凹陥部がゴム板により補剛さ
れて着座した場合にも不用意にへこむことがなく、かつ
フロアボード側に面して着座できる座席となるから、居
住スペースが拡張する。また、このように構成される座
席は、背もたれ面を有するのでインフレータブル・ボー
トが揺れても着座姿勢は安定に保たれるから安全であ
り、しかもエアクッションの作用があって座り心地がよ
い。さらに、ゴム板は凹陥部の着座面および背もたれ面
にそれぞれ分離して貼設されるから、気胴の折り畳みに
支障を来さない。一方、気胴の浮力減少は凹陥部に対応
した気胴部分の容積相当分に留まるから、気胴の浮力減
少は最小限のものとなる。
【0013】ここで、前記凹陥部に嵌まる形状に一体成
形された所定厚の剛性のある座席部材を設け、これを前
記ゴム板に代えて凹陥部に貼設したことを手段とする本
発明のインフレータブル・ボートにあっても、座席部材
がフロアボード側に面して着座できる座席となるから、
居住スペースが拡張する。また、座席は背もたれ面を有
するので安全であり、しかもエアクッションの作用があ
って座り心地がよい。そしてこの場合にも、気胴の浮力
減少は凹陥部に対応した気胴部分の容積相当分に留まる
から、気胴の浮力減少は最小限のものとなる。
【0014】また、着座面、背もたれ面、および左右の
側面を有する座席状に一体成形された所定厚の剛性のあ
る座席部材を設け、この座席部材で各種タイプのインフ
レータブル・ボートにおける気胴の内縁上部の一部を構
成したことを手段とする本発明のインフレータブル・ボ
ートにあっても、座席部材がフロアボード側に面して着
座できる座席となるから、居住スペースが拡張し、座席
は背もたれ面を有するので安全であり、しかもエアクッ
ションの作用があって座り心地がよい。そしてこの場合
にも、気胴の浮力減少は座席部材による窪みに対応した
気胴部分の容積相当分に留まるから、気胴の浮力減少は
最小限のものとなる。
【0015】さらに、周面に座席状の窪み部が形成され
た独立気泡の柱状発泡体を設け、この柱状発泡体を各種
タイプのインフレータブル・ボートにおける気胴内に抱
持して気胴の内縁上部に座席状の窪み部を形成したこと
を手段とする本発明のインフレータブル・ボートにあっ
ても、窪み部がフロアボード側に面して着座できる座席
となるから、居住スペースが拡張し、座席は背もたれ面
を有するので安全である。そしてこの場合、気胴の浮力
は柱状発泡体を抱持する気胴部分の容積相当分だけ見か
け上減少するが、独立気泡の柱状発泡体は比重がきわめ
て小さく、その体積に応じた浮力が気胴に加わるので、
結局のところ気胴の浮力減少は柱状発泡体の窪み部に対
応した気胴部分の容積相当分に留まるから、気胴の浮力
減少は最小限のものとなる。
【0016】なお、インフレータブル・ボートでは、外
観形状を変化させるには限界があると考えられていた
が、本発明によれば、外観形状についてのデザインの多
様化を図ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明が適用される第1実施例ないし
第4実施例を添付の図面を参照して具体的に説明する。
まず、第1実施例ないし第4実施例のインフレータブル
・ボートにつき、その共通する全体構成を図2ないし図
5により説明すると、平面視において後方が開放した逆
U字形をなす気胴1により舷側が構成され、船底がソリ
ッドなFRP製のVボトム2で構成されたコンビネーシ
ョンタイプであり、艇体後部には図示省略した船外機を
固定するためのトランサムボード3を備えている。そし
て気胴1およびトランサムボード3で囲まれた居住スペ
ースとしてのフロアボード4上において、艇体の前後方
向中央部より若干前方寄りの箇所には、オールを漕ぐ際
に着座するためのエアチューブ着座部5が設置されてい
る。
【0018】前記気胴1の素材は、例えばハイパロン、
ナイロン840、ネオプレン、ナイロン840、ネオプ
レン(いずれも登録商標)を順次積層して接着したもの
であり、優れた気密性、強度、耐衝撃性、耐候性などを
備えている。
【0019】ここで、第1実施例ないし第4実施例のイ
ンフレータブル・ボートにおける前記気胴1には、これ
から詳述するように、フロアボード4に面して着座でき
る例えば3人掛けの左右一対の座席6(7,8,9),
6(7,8,9)が、例えば艇体の前後方向中央部に配
置して設けられている。
【0020】図1(a),(b)は第1実施例のインフ
レータブル・ボートに設けられた座席6の構造を示して
おり、この座席6は、気胴1の内縁上部に形成された座
席状の凹陥部6aの表面に補剛用のゴム板6b,6c,
6d,6eを貼設して構成されている。ここで上記凹陥
部6aは、気胴1の長手方向に所定間隔で配置されて気
胴1内部に張設された中心角略270°の扇状をなす多
数の面状吊布6fにより保形されている。なお、各面状
吊布6fには空気通孔6gが開けられている。また、凹
陥部6aの着座面および背もたれ面にはそれぞれ長方形
のゴム板6b,6cが折畳み可能なように分離独立して
張設され、凹陥部6aの左右の側面にはそれぞれ中心角
略45°の扇状をなすゴム板6d,6eが折畳み可能な
ように分離独立して張設され、こうして不用意にへこむ
ことのない実用性のある座席6が構成されている。
【0021】このように構成された第1実施例のインフ
レータブル・ボートでは、不用意にへこむことがなく、
フロアボード4に面して着座できる3人掛けの座席6,
6が艇体の前後方向中央部に位置する気胴1部分の内縁
上部に構成されるので、インフレータブル・ボートの居
住スペース(定員)は数人分(6人分)拡張する。ま
た、座席6,6は、ゴム板6cが貼設された背もたれ面
を有するから、インフレータブル・ボートが揺れても座
席6,6に着座した場合の姿勢は安定に保たれるので安
全である。しかも、座席6,6は気胴1に形成した凹陥
部6aにゴム板6b,6c,6d,6eを貼設した構造
であるので、気胴1の弾力によるエアクッションの作用
があって座り心地がよい。さらに、凹陥部6aに貼設さ
れたゴム板6b,6c,6d,6eは、気胴1の折畳み
に支障を来さないようにそれぞれ分離独立したもとなっ
ているので、気胴1はエアを抜けばコンパクトに折り畳
むことができる。ここで、気胴1の浮力は、凹陥部6a
に対応した気胴部分の容積相当分だけ減少するに留まる
から、気胴1の浮力減少は最小限のものとなる。
【0022】図6(a),(b)は第2実施例のインフ
レータブル・ボートに設けられた座席7の構造を示して
おり、この座席7は、前記第1実施例の凹陥部6aと同
様に多数の面状吊布7aによって座席状に保形された凹
陥部7bに座席部材7cを貼設することで構成されてい
る。ここで上記座席部材7cは、適宜のFRPや硬質プ
ラスチックを素材として凹陥部7bに嵌まる形状に一体
成形された肉厚3mm程度のもので、座席として実用に
耐え得る充分な強度を有している。
【0023】このように構成された第2実施例のインフ
レータブル・ボートでは、座席として実用に耐え得る充
分な強度の座席部材7cが艇体の前後方向中央部に位置
する気胴1部分の内縁上部に配置されることで、フロア
ボード4に面して着座できる3人掛けの座席7,7が構
成されるから、インフレータブル・ボートの居住スペー
スが数人分(合計で6人分)も拡張する。また、座席7
は座席部材7cに一体形成された背もたれ面を有するか
ら、インフレータブル・ボートが揺れても座席7,7に
着座した場合の姿勢は安定に保たれるので安全である。
しかも、座席7,7は座席部材7cを気胴1に形成した
凹陥部7aに嵌めて貼設した構造であるから、気胴1の
弾力によるエアクッションの作用があって座り心地がよ
い。そしてこの場合にも、気胴1の浮力減少は凹陥部7
aに対応した気胴部分の容積相当分に留まるから、気胴
1の浮力減少は最小限のものとなる。
【0024】図7(a),(b)は第3実施例のインフ
レータブル・ボートに設けられた座席8の構造を示して
おり、この座席8は、前記第2実施例における座席部材
7cと同様に適宜のFRPや硬質プラスチックを素材と
して着座面8a、背もたれ面8b、および左右の側面8
c,8dを有する座席状に一体成形された肉厚3mm程
度の座席部材8eで気胴1の内縁上部を構成することに
より設けられる。すなわち、この場合は剛性のある座席
部材8eの周縁部が気胴1の素材に気密に接着結合され
るのであり、気胴1内には前述のような面状吊布6fや
面状吊布7aが無いにも拘らず、気胴1の内縁上部には
座席部材8eによる座席状の凹陥部が形成されて座席8
を構成する。
【0025】このように構成された第3実施例のインフ
レータブル・ボートでも、座席として実用に耐え得る充
分な強度の座席部材8eが艇体の前後方向中央部に位置
する気胴1部分の内縁上部に配置されることで、フロア
ボード4に面して着座できる3人掛けの座席8,8が構
成されるから、インフレータブル・ボートの居住スペー
スが合計6人分も拡張する。また、座席8は座席部材8
eに一体形成された背もたれ面8bを有するから、イン
フレータブル・ボートが揺れても座席8,8に着座した
場合の姿勢は安定に保たれるので安全である。しかも、
座席8,8は座席部材8eで気胴1の内縁上部を構成し
た構造であるから、気胴1の弾力によるエアクッション
の作用があって座り心地がよい。そしてこの場合にも、
気胴1の浮力減少は座席部材8eによる窪みに対応した
気胴1部分の容積相当分に留まるから、気胴1の浮力減
少は最小限のものとなる。
【0026】図8(a),(b),(c)は第4実施例
のインフレータブル・ボートに設けられた座席9の構造
を示しており、この座席9は、図8(a)に示すように
周面に座席状の窪み部9aが形成された独立気泡の柱状
発泡体としての発泡スチロール部材9bを気胴1内に抱
持して気胴1の内縁上部に座席状の窪み部9cを形成す
ることで構成されている。ここで、上記発泡スチロール
部材9bは座席として実用できる形状保持能力を有し、
また比重はきわめて小さいものである。
【0027】このように構成された第4実施例のインフ
レータブル・ボートでも、座席として実用に耐え得る形
状保持能力を有する発泡スチロール部材9bの窪み部9
aが気胴1の内縁上部に座席状の窪み部9cを形成する
ことで、フロアボード4に面して着座できる3人掛けの
座席9,9が構成されるから、インフレータブル・ボー
トの居住スペースが合計6人分も拡張する。また、座席
9は窪み部9cで構成された背もたれ面を有するもので
あるから、インフレータブル・ボートが揺れても座席
9,9に着座した場合の姿勢は安定に保たれるので安全
である。しかも、座席9,9は気胴1内に抱持された発
泡スチロール部材9bにより構成されるものであるか
ら、気胴1の弾力によるエアクッションの作用があって
座り心地がよい。そしてこの場合、気胴1の浮力減少は
発泡スチロール部材9bを抱持する気胴1部分の容積相
当分だけ見かけ上減少するが、発泡スチロール部材9b
は比重がきわめて小さく、その体積に応じた浮力が気胴
1に加わるので、結局のところ気胴1の浮力減少は発泡
スチロール部材9bの窪み部9aに対応した気胴1部分
の容積相当分に留まるから、気胴1の浮力減少は最小限
のものとなる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、気
胴の内縁上部にフロアボード側に面して着座できる座席
を構成したので、居住スペースを拡張することができ
る。また、背もたれ面を有するのでインフレータブル・
ボートが揺れても着座姿勢が安定に保たれるから安全で
あり、しかもエアクッションの作用があって座り心地が
よい。さらに、従来では限界があると考えられていたイ
ンフレータブル・ボートの外観形状のデザインを多様化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される第1実施例のインフレータ
ブル・ボートの要部構造を示し、(a)は座席部分の縦
断面図、(b)は座席部分の斜視図である。
【図2】本発明が適用される第1実施例ないし第4実施
例のインフレータブル・ボートに共通する全体構成を示
す斜視図である。
【図3】同、正面図半断面図である。
【図4】同、平面図である。
【図5】同、側面図一部破断図である。
【図6】第2実施例のインフレータブル・ボートの要部
構造を示し、(a)は座席部分の縦断面図、(b)は座
席部分の斜視図である。
【図7】第3実施例のインフレータブル・ボートの要部
構造を示し、(a)は座席部分の縦断面図、(b)は座
席部分の斜視図である。
【図8】第4実施例のインフレータブル・ボートの要部
構造を示し、(a)は柱状発泡体の斜視図、(b)は座
席部分の縦断面図、(c)は座席部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 気胴 3 トランサムボード 4 フロアボード 5 エアチューブ着座部 6,7,8,9 座席
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−65389(JP,U) 実開 昭62−62593(JP,U) 実開 平4−3783(JP,U) 実開 昭61−191990(JP,U) 実開 平4−35095(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 7/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舷側が気胴で構成された艇体をなすイン
    フレータブル・ボートにおいて、上記気胴の内縁上部
    に、背もたれを有する座席状に保形される凹陥部を気胴
    の一部を凹陥させて形成したことを特徴とするインフレ
    ータブル・ボート。
  2. 【請求項2】 気胴の内縁上部に成形された凹陥部が、
    気胴内部に張設した吊布により保形され、且つ凹陥部の
    少なくとも着座面および背もたれ面に、それぞれ補剛用
    のゴム板を分離独立して貼設してなることを特徴とする
    請求項1記載のインフレータブル・ボート。
  3. 【請求項3】 気胴の内縁上部に成形された凹陥部が、
    気胴内部に張設した吊布により保形され、且つ凹陥部に
    嵌まる形状に一体成形された所定厚の剛性のある座席部
    材を貼設してなることを特徴とする請求項1記載のイン
    フレータブル・ボート。
  4. 【請求項4】 気胴の内縁上部に成形された凹陥部が、
    着座面、背もたれ面、および左右側面を有する座席状に
    一体形成された所定厚の剛性のある座席部材により保形
    されることを特徴とする請求項1記載のインフレータブ
    ル・ボート。
  5. 【請求項5】 気胴の内縁上部に成形された凹陥部が、
    気胴内に抱持される座席状の窪み部が形成された発泡体
    により保形されることを特徴とする請求項1記載のイン
    フレータブル・ボート。
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