JP3288022B2 - 集積回路 - Google Patents

集積回路

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JP3288022B2
JP3288022B2 JP04276699A JP4276699A JP3288022B2 JP 3288022 B2 JP3288022 B2 JP 3288022B2 JP 04276699 A JP04276699 A JP 04276699A JP 4276699 A JP4276699 A JP 4276699A JP 3288022 B2 JP3288022 B2 JP 3288022B2
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裕一 小野寺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路に関し、
特に、集積回路の論理機能を実現する部分に給電を行な
う電源幹線のレイアウトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユーザーが意図する大規模な論理をチッ
プ上で実現するには、複数個のトランジスタやゲートで
構成される基本セルがチップ全体に敷詰められている形
式の敷詰めゲートアレイや、セル配置領域と配線領域が
自由に設計できるスタンダードセルのような、1つ以上
の基本セルからなる1つまたは複数のブロックをチップ
に配置して構成する、カスタム志向のLSI(半導体集
積回路)が有効である。
【0003】しかし、これらは、配線チャネルが可変で
あり、ブロックの配置も自由であるため、ブロックレイ
アウト設計後、電源幹線設計が必要となる。すなわち、
より性能のよい論理機能を実現するため、ブロック配置
の自由度を高くすると、ブロックのチップ上での配置が
論理設計の仕方によって異なり、配置が規格化されな
い。このため、給電を行なう電源幹線も、予め規格化し
て設定できないので、ブロックの配置に合わせて設定す
る必要がある。
【0004】第3図に、上記のようなLSIに対する従
来の給電方式を示す。
【0005】第3図において、半導体チップ1には、そ
の内部にある内部論理部2として、複数のブロック4が
配置されている。各ブロック4に対しては、個別電源幹
線9により給電が行なわれる。すなわち、内部論理部2
の外周に沿って複数個配置される固定の給電点5から各
ブロック4の配列に対して個別電源幹線9を直接配置す
ることにより行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のLSI
における給電、特に、電源幹線のレイアウトにあって
は、第1に、電源幹線の配線経路探索が困難であるとい
う問題がある。すなわち、目的のLSIについて、電源
幹線を設ける場合、ブロックレイアウト設計後、内部論
理部の周辺に固定されている、ある給電点からその対辺
の給電点を接続するように、線路を設定して行なう。と
ころが、この場合、ブロックの配置、形状、大きさを考
慮して、線路を設定しなければならないため、一直線で
結ぶことが容易でなく、第3図に示す個別電源幹線9の
ように、どうしても折れ曲がった配線となってしまう。
このことは、電源幹線設計を複雑にし、また、折れ曲が
った分だけ配線領域を余分に使用するため一般の論理信
号が配線できにくくなる原因ともなる。
【0007】第2に、LSI毎に作成する電源幹線設計
データ量が多いことである。折れ曲がった電源幹線は、
折れ曲がるポイントの座標を指定するデータも多く、ま
た、考慮する配線層も多くなり、複雑な電源幹線の設計
データとなる。LSIの場合、多数の電源幹線が設けら
れるので、全体として、膨大な設計データとなって、処
理に手間がかかることになる。
【0008】上記したように、従来の、この種のLSI
における電源幹線のレイアウトは、電源幹線の配線の直
線化率や、それに伴う配線効率について、また、配線の
自動化について、配慮がなされておらず、電源幹線の配
線経路の探索が容易でなく、しかも、配線に折れ曲がり
が多くなって、直線化率が低いこと、および、LSIタ
イプ毎に設計するデータ量が多いことなどから、人手に
よる設計を配慮した設計容易化、また、配線自動化を配
慮した設計手順化が図られていないという問題があっ
た。
【0009】本発明は、LSIの論理機能部に対する電
源幹線の配線経路探索を容易化し、かつ、直線化率向上
により、配線効率が向上でき、また、電源幹線設計の設
計手順化を可能とし、設計容易化および配線自動化を可
能とする集積回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、集積回
路の論理機能を実現する、大きさの異なるブロックを含
む複数のブロックによって構成されている論理機能部分
と、該論理機能部分に電力を供給する給電点と、前記論
理機能部分が配置されるエリア内であって該エリアの外
周の少なくとも一部分に沿うチャネルに配置される第2
の電源幹線と、前記給電点と該第2の電源幹線とを接続
する第1の電源幹線と、前記第2の電源幹線から前記複
数のブロックに電力を供給するために前記論理機能部分
内に配置され、前記第2の電源幹線と接続された第3の
電源幹線とが配置され、前記第2の電源幹線は、前記エ
リアの外周に沿って直線上に配置され、前記第3の電源
幹線は、前記論理機能部分が配置されるエリア内におい
て複数本配置され、複数本のすべてが、それぞれ複数の
ブロックの間に配置され、それらの配置間隔は、ブロッ
クの大きさに応じて定まる間隔であり、また、前記第3
の電源幹線は、直線で配置される集積回路が提供され
る。
【0011】
【0012】
【0013】また、電源幹線レイアウトは、次のような
手順により行なうことができる。
【0014】まず、論理機能を実現する論理機能部の配
置される領域に、連続的にまたは不連続的に配置される
給電線(第1電源幹線)と、該給電線に対して、半導体
チップに設けられる給電点から給電する、1以上の給電
線(第2電源幹線)とについてのレイアウトを、集積回
路のシリーズごとに、予め決定して蓄積しておく。次
に、いずれかのシリーズに属する集積回路について、新
たにレイアウトを設計する際に、論理機能を実現する論
理機能部のブロックレイアウトを決定した後、当該シリ
ーズについて蓄積されている上記レイアウト情報を参照
して、論理機能部に対する給電を行なう給電線のレイア
ウトを決定する。そして、上記予め決定されているレイ
アウト情報と、新たに決定されたレイアウト情報とを用
いて、半導体集積回路の電源幹線のレイアウトを設定す
る。
【0015】
【作用】第2の電源幹線として配置される給電線は、論
理機能部の配置される領域の外縁に沿うチャネルに配置
されるので、論理機能部におけるブロックレイアウト設
計の自由度をほとんど制限することなく、また、ブロッ
クの配置、形状、大きさに影響を受けることも少ない。
従って、論理機能部の論理設計とは無関係にその位置を
設定することができる。そのため、この給電線をインタ
フェースとして、給電点から給電を行なう給電線と、論
理機能部内に給電を行なう給電線とをそれぞれ任意の位
置で接続することができる。
【0016】これによって、ブロックに給電する電源幹
線の始点と終点を、上記第2電源幹線の任意の位置に設
定することができるので、ブロックの配置、形状、大き
さに合わせて、自由に設定が可能となり、配線経路探索
が容易となる。
【0017】また、ブロックに給電する電源幹線の始点
と終点を、上記第2電源幹線の任意の位置に設定するこ
とができるため、電源幹線が直線となる位置を選べるの
で、直線化率が向上する。その結果、折れ曲がり部分が
少なくなり、その部分の存在が障害となって、配線不能
領域を発生することが抑えられ、配線効率が向上する。
【0018】また、上記第1、第2の電源幹線は、論理
機能部の論理設計とは無関係にその位置を設定すること
ができるので、集積回路について、シリーズ毎に共通化
したパターンとすることができる。これによって、電源
幹線の一部を共通化することにより、電源幹線設計の設
計手順化を可能とし、設計容易化および配線自動化を可
能とする。
【0019】なお、上記第3の電源幹線は、それぞれ固
有のパターンに設定することができるので、論理機能部
の設計に対する影響を最小限に抑えることができる。
【0020】以上により、LSI設計期間を大幅に短縮
することが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0022】第1図に、本発明を敷詰めゲートアレイに
適用した場合の一実施例の構成を示す。
【0023】第1図に示す実施例の敷詰めゲートアレイ
を構成する半導体チップ1は、シリコン等の半導体基板
に、入出力バッファセル、ボンディングパッドなどが搭
載されている外部論理部2と、複数のブロック4を配置
して、ユーザーが意図する論理機能を実現し、電源幹線
が配線される内部論理部3とに大きく分け構成されてい
る。内部論理部3の領域の周辺に、給電点5が複数個配
置されている。
【0024】内部論理部3の全面には、CMOSの基本
セルが敷詰められており、ブロック4は、任意の位置に
配置可能である。一般的には、ある程度の個数がほぼ列
をなし、このブロック列が複数列配置される構造とな
る。ブロック4が配置された以外の領域が配線領域とな
る。
【0025】配線領域には、内部論理部3内の全てのブ
ロック4に給電点5から電源を供給する電源幹線と、各
ブロック4,4間または各ブロック4と外部論理部2を
結線する信号線とを構成する導体線網が配線される。配
線領域は、通常、縦方向と横方向にそれぞれチャネルと
して設定され、この部分に配線を設ける。また、電源幹
線は、ブロック4に対して、電源電位を供給する線と、
接地電位を供給する線とを含む。
【0026】電源幹線は、ブロックレイアウト設計以前
に、あらかじめ用意しておく第1電源幹線6および第2
電源幹線7と、ブロックレイアウト設計後に、ブロック
の配置、形状、大きさに合わせて設計する第3電源幹線
8とに分けられる。
【0027】第2電源幹線7は、内部論理部3を囲むよ
うに、その外周に沿って、連続して、矩形状に設けられ
る。第1電源幹線6は、一端が第2電源幹線7に接続さ
れ、他端が給電点5に接続されて、給電点5から第2電
源幹線7に給電するよう構成される。この第1電源幹線
6は、給電点5の数に対応して、複数配置される。な
お、第2電源幹線7の横方向部分7aは、第3電源幹線
の機能を兼ねている。
【0028】また、第3電源幹線8は、一端が第2電源
幹線の一辺に、他端がその対辺に接続され、内部の1以
上のブロック4に対して給電するよう構成される。この
第3電源幹線8は、各ブロック4の配置されている領域
を避けて、ブロック4の列間に配置される。第3電源幹
線8と各ブロック4との接続は、図示しない電源線によ
って、それぞれ行なわれる。
【0029】集積回路では、配線は、横方向に走るもの
と、縦方向に走るものとが、異なる層に配置される。こ
のLSIでは、第1電源幹線6、第3電源幹線8および
第2電源幹線7の横方向部分7aと、第2電源幹線7の
縦方向部分7bとが、異なる層に形成される。第5図に
その状態を模式的に示す。すなわち、第1電源幹線6、
第3電源幹線8および第5図には示されていない第2電
源幹線の横方向部分7aが、同一の層に形成され、それ
より上位の層に、第2電源幹線7の縦方向部分7bが形
成され、第1電源幹線6および第3電源幹線8と第2電
源幹線7の縦方向部分7bとは、スルーホール10を介
して接続される。また、第5図には示していないが、第
2電源幹線7の横方向部分7aと、第2電源幹線7の縦
方向部分7bとの接続も、スルーホールによって行なわ
れる。
【0030】電源幹線設計の手順として、第1図および
第2図を参照して説明する。
【0031】処理1は、各々の辺にある給電点5を始点
とした垂線を引出し、これを第1電源幹線6とする。そ
の際、第1電源幹線6を各辺毎に配線長を統一する。
【0032】処理2は、第1電源幹線6に対し、垂直に
電源幹線を配線し、これを第2電源幹線7とする。第2
電源幹線7は、各辺毎の第1電源幹線6の終点を接続
し、さらに各辺の第2電源幹線7どうしを接続し、矩形
状の電源幹線とする。
【0033】第1電源幹線6および第2電源幹線7は、
ブロック4の配置、形状および大きさを制限することな
く、また、これらからの影響も受けずに設定することが
できる。そのため、一度設計したデータは、データベー
スとして保管しておく。これによって、LSIシリーズ
毎に共通化できる。そのため、処理1と処理2の作業
は、LSIシリーズ毎に行えばよく、同一シリーズにつ
いては、省略できる。
【0034】なお、ここで用いられるデータベースシス
テムは、図示しないが、データベース機能を実行するた
めのプログラムおよびデータを格納する記憶装置と、上
記プログラムに従って、データの編集、格納、検索等を
制御する情報処理装置、情報処理装置に対する指示等を
入力する入力装置、検索されたデータ等を表示する表示
装置、データ等を印字出力する印字装置等を備えて構成
される。
【0035】処理3は、第1電源幹線6および第2電源
幹線7のデータを配線できるように、前記保管したデー
タをデータベースから読み出し、あらかじめ用意してお
く。
【0036】処理4は、各ブロック4の配置を行なう。
すなわち、論理ブロックレイアウト設計を行なう。この
処理は、予め容易されたアルゴリズムに従って、自動的
に行なうことができる。
【0037】処理5は、第3電源幹線8のルートを決め
る。第3電源幹線8の始点8aと終点8bは、第2電源
幹線7に接続するため、ブロック4の配置、形状および
大きさに合わせ、始点8aと終点8bの位置を設定す
る。本実施例では、第2電源幹線7が連続的に設けられ
ているので、第3電源幹線8の始点8aと終点8bの位
置を任意に設定できる。従って、第3電源幹線8の配置
を自由に移動できて、配線経路探索の容易化が図り得
る。
【0038】処理6は、第1電源幹線6、第2電源幹線
7および第3電源幹線8のデータに従って、電源幹線の
配線を行なう。これによって、当該LSIチップにおけ
る、電源幹線の配線が決定される。また、第3電源幹線
8と、各ブロック4とを接続する電源配線についても、
ブロックに関するレイアウト情報を参照して、自動的に
配置が決定される。
【0039】上記処理5にについては、従来はルートの
探索が容易でないため、人手によって行なっていたが、
本実施例では、上記データベースシステムにより供給さ
れるデータと、論理ブロックレイアウト設計のデータと
を用いて、自動的に行なわせることができる。
【0040】例えば、論理ブロックレイアウト設計のデ
ータを用いて、ブロック列間の空チャネルを見つけるこ
とにより、第3電源幹線8のルートが決定でき、また、
データベースシステムにより供給されるデータを用い
て、その延長線が第2電源幹線7の縦方向部分7aと交
差する点を見つけることができる。これにより、第3電
源幹線8の位置が自動的に決定される。
【0041】以上は、実際のLSIの製造における前段
である、設計段階の技術である。
【0042】次に、予め設計されたレイアウトに従っ
て、複数の基本セルを含むブロックを搭載した半導体チ
ップが、公知の半導体技術を用いて形成される。そし
て、これに、上述したように設計されて得られる設計情
報に基づいて、配線が行なわれる。配線は、論理機能の
ための信号配線と、電源幹線について行なわれる。この
配線は、半導体チップ1上に、絶縁層を介して、薄膜配
線を形成することによって行なわれる。上述したよう
に、チップ1の横方向に走る電源幹線および信号配線
と、縦方向に走る信号配線とは、絶縁層を介して、異な
る層に配置される。
【0043】このようにして得られるLSIは、第1図
に示すように、第1電源幹線6および第2電源幹線7
が、内部のブロックの配置にかかわらず、予め配置を設
定できる。従って、ブロックのレイアウトとは別に、独
立に設計が行なえる。また、上述したように、設計情報
を共通利用できて、他のLSIの設計の負担を軽減する
ことができる。
【0044】また、本実施例では、第3電源幹線8が、
その始点8aと終点8bの位置を、任意に設定できるの
で、直線部分の長いブロック列間を見つけることのみに
よって、配線に最も適当なルートを探索できる。従っ
て、配線ルートの探索が容易になる。しかも、電源幹線
8が直線で配置されており、直線化率が高く、従って、
配線効率も高くなっている。その結果、信号線の配線に
対する影響を最小限に抑えることができるので、ブロッ
ク4の配置に際し、より自由度が増すことになる。
【0045】また、電源幹線の直線化率が高くなると、
それだけ線路長が短くなるので、電源電圧の低下を防ぐ
効果もある。
【0046】なお、本実施例は、第2電源幹線7を矩形
上に形成しているが、その縦方向部分7bのみを第2電
源幹線7とし、横方向部分7aについては、第3電源幹
線8として構成することもできる。
【0047】第4図は本発明の他の実施例を示す。
【0048】本実施例は、第2電源幹線7が不連続とな
っている例である。なお、他の構成については、上記第
1図に示す実施例と同様であるので、ここでは、相違点
を中心として説明する。
【0049】本実施例は、半導体チップ1に、上記第1
図に示す実施例と同様に、外部論理部2および内部論理
部3とを設け、これに、電源幹線および信号線を配置し
て構成される。第4図においては、ブロックの図示を省
略しているが、本実施例においても、内部論理部2に、
ブロックが適宜配置されることはいうまでもない。
【0050】本実施例は、第2電源幹線7が、半導体チ
ップ1の内部論理部3を囲むように、その外周に沿っ
て、破線状に設けられている。この第2電源幹線7に、
一端がそれぞれ給電点5に接続された第1電源幹線6の
他端が接続される。また、この第2電源幹線7のうち、
対向する縦方向部分7bに、第3電源幹線8の始点8a
および終点8bが接続される。
【0051】本実施例についても、第1図に示す実施例
と同様に、第2図に示す設計のフローに従って、第1、
第2電源幹線のレイアウト、ブロックレイアウト、配線
レイアウトが行なわれ、これらの情報に従って、半導体
チップに集積回路が構成される。
【0052】本実施例によれば、上記した第1図に示す
実施例と同様の効果が得られる。また、本実施例の場
合、第2電源幹線7が不連続になって配置されているの
で、電源種を異ならせる必要がある場合に好適である。
【0053】なお、本実施例において、第2電源幹線7
の各辺における部分は、それぞれ同一チャネル上に設け
られている。もっとも、異なるチャネルに配置されても
よい。
【0054】以上に本発明の実施例について述べたが、
本発明は、これに限定されるものではなく、種々の変形
が可能である。例えば、次のような例が挙げられる。
【0055】上記各実施例では、第3電源幹線8の両端
を第2電源幹線7に接続している例を示したが、第3電
源幹線8の一端のみを第2電源幹線7に接続する構成と
してもよい。
【0056】また、上記各実施例では、CMOSLSI
に適用する例を示したが、本発明は、これに限られず、
例えば、バイポーラ型のICに適用することもできる。
【0057】さらに、上記各実施例では、複数個のトラ
ンジスタで構成される基本セルがチップ全体に敷詰めら
れているゲートアレイに適用する例を示したが、本発明
は、これに限られず、例えば、セル配置領域と配線領域
が自由に設計できるスタンダードセルで、1つ以上の基
本セルからなる1つまた複数のブロックでチップを構成
する半導体集積回路等にも適用することができる。
【0058】この他、上記各実施例では、第2電源幹線
を矩形状に配置する例を示したが、これに限らず、矩形
でない環状形、平行線状等の適宜の形態とすることがで
きる。
【0059】また、上記各実施例では、ユーザが論理機
能を自由に設定できる部分を内部論理部により実現する
形式の集積回路について示したが、本発明は、内部論理
部と外部論理部とを区別しないで論理機能を実現する形
式の集積回路にも適用することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明は、LSI毎に個別に設計する第
3電源幹線の始点、終点を任意に設定でき、配線経路探
索を容易化し、かつ、直線化率向上により、配線効率が
向上する効果がある。
【0061】また、本発明は、電源幹線の一部を共通化
することにより、電源幹線設計の設計手順化を可能と
し、設計容易化および配線自動化を可能とし、LSI設
計期間を大幅に短縮する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明を適用した敷詰めゲートアレイ
の一実施例の構成を模式的に示す説明図。
【図2】 図2は電源幹線設計のフローチャート。
【図3】 図3は従来のCMOS敷詰めゲートアレイに
置ける電源幹線のレイアウトを示す説明図。
【図4】 図4は本発明を適用した敷詰めゲートアレイ
の他の実施例の構成を模式的に示す説明図。
【図5】 図5は第1電源幹線および第3電源幹線と第
2電源幹線との接続部分を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1…半導体チップ、2…外部論理部、3…内部論理部、
4…ブロック、5…給電点、6…第1電源幹線、7…第
2電源幹線、7a…第2電源幹線の横方向部分、7b…
第2電源幹線の縦横方向部分、8…第3電源幹線、9…
個別電源幹線。
フロントページの続き (72)発明者 岡部 年宏 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所 神奈川工場内 (72)発明者 松浦 泰彦 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所 神奈川工場内 (72)発明者 笹川 宗宏 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社 日立コンピュータエレクトロニクス内 (56)参考文献 特開 昭63−300530(JP,A) IEEE Journal of S ulid−State−Circdit s,Vol.SC2O,No.5 Oc tober 1985 pp.1043−1049

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路の論理機能を実現する、大きさ
    の異なるブロックを含む複数のブロックによって構成さ
    れている論理機能部分と、 該論理機能部分に電力を供給する給電点と、 前記論理機能部分が配置されるエリア内であって該エリ
    アの外周の少なくとも一部分に沿うチャネルに配置され
    る第2の電源幹線と、 前記給電点と該第2の電源幹線とを接続する第1の電源
    幹線と、 前記第2の電源幹線から前記複数のブロックに電力を供
    給するために前記論理機能部分内に配置され、前記第2
    の電源幹線と接続された第3の電源幹線とが配置され、前記第2の電源幹線は、前記エリアの外周に沿って直線
    上に配置され、 前記第3の電源幹線は、前記論理機能部分が配置される
    エリア内において複数本配置され、複数本のすべてが、
    それぞれ複数のブロックの間に配置され、それらの配置
    間隔は、ブロックの大きさに応じて定まる間隔であり、 また、前記第3の電源幹線は、直線で配置される 集積回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集積回路において、 前記第2の電源幹線は、前記論理機能部分を囲むように
    配置された集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の集積回路において、 前記第2の電源幹線は、前記論理機能部分を囲む矩形枠
    形状である集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の集積回路において、 前記第2の電源幹線は不連続に配置され、該第2の電源
    幹線は、少なくとも1つの給電点と接続された前記第1
    の電源幹線と接続されている集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の集
    積回路において、 前記複数のブロックは、列状に、且つ、複数列配置さ
    れ、 前記第3の電源幹線は、前記複数のブロック列間に配置
    され、それらの配置間隔は、各ブロック列に含まれるブ
    ロックのうち、ブロック列の並ぶ方向において最大の大
    きさを持つブロックの大きさに応じて定まる間隔である
    集積回路。
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IEEE Journal of Sulid−State−Circdits,Vol.SC2O,No.5 October 1985 pp.1043−1049

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