JP3287604B2 - インクジェット記録装置、および記録ヘッドの駆動方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、および記録ヘッドの駆動方法

Info

Publication number
JP3287604B2
JP3287604B2 JP13253492A JP13253492A JP3287604B2 JP 3287604 B2 JP3287604 B2 JP 3287604B2 JP 13253492 A JP13253492 A JP 13253492A JP 13253492 A JP13253492 A JP 13253492A JP 3287604 B2 JP3287604 B2 JP 3287604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ejection
driving
period
ports
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13253492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05318719A (ja
Inventor
修 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP13253492A priority Critical patent/JP3287604B2/ja
Publication of JPH05318719A publication Critical patent/JPH05318719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3287604B2 publication Critical patent/JP3287604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録ヘ
ッド及び事務機器一般に用いられるプリンタ、複写機、
ファクシミリ、インクジェット記録装置等に適用可能
な、記録ヘッド又はインクタンク一体型の記録ヘッドの
駆動方法、最適には、装置本体に対して着脱可能な記録
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録ヘッド、装置
において、膜沸騰を利用した熱エネルギー記録方式は、
圧電素子を利用したものに比べて格別であり、他の光り
エネルギー等の熱エネルギー記録に比較しても優れたも
のとして実用化されている。
【0003】記録ヘッドは所定の形態を取ることで、所
定範囲の駆動周波数を持ち、これの範囲内の駆動条件を
与えると、問題なく記録が行われることも知られてい
る。
【0004】記録ヘッドは、所定の応答特性を満足する
ものであるが、その特性を越えて記録を行わなければな
らないことがある。また、安定しているはずの記録ヘッ
ドの特性が何らかの影響を受けて、部分的な記録特性が
劣化してしまう場合が見られた。図1及び図2は、本発
明が認識している問題点を説明するためのものである。
図中、矢印は記録ヘッドと記録紙との相対的移動方向
で、本図では、記録ヘッドの吐出口を32個縦方向に備
えたものとし、32×32で形成する文字の区画を示し
ている。図1で示した6は、記録線が2液滴程度(最小
記録単位に相当する)で形成されている部分を示してい
る。この部分6は、通常文字形成には問題がないが、他
の部分に比較すると、わずかに印字濃度が薄くなった
り、ぼやけた画像になる部分である。
【0005】これに対して、ワードプロセッサなどに用
いられている回転印字では、図2の様に、上記矢印で示
す相対的移動方向に関して2液滴程度で形成する部分が
大量に増加していることが分かる。図2で見られた問題
は、2液滴程度(最小記録単位)で形成した記録部分の
すべてではないが、同様の記録ヘッドであっても23番
目ないし32番目の吐出口に相当する濃度低下部分17
が相対的に多く発生し、この部分17に問題がないもの
でもまれに1番目ないし4番目の吐出口に相当する部分
16に濃度低下がわずかに見られることがあった。
【0006】また、文字区画の境界領域に2液滴程度
(最小記録単位)が集中すると、隣の文字形成区画に微
小液滴をもたらして、全体の画質を低下させてしまう場
合も見られた。特に稀な例では、比較的高速で、高密度
の文字形成を行うと、濃度低下部分がしだいに増加する
ものがあり、初期の一般的な画質からは無視できうる部
分が引き金となって、大きな問題を生みだすこともあっ
た。
【0007】上記問題は特に、高い吐出周波数で駆動さ
れる場合や、高温環境下での使用、連続吐出によるヘッ
ドチップの昇温によって液滴の吐出量が増加した場合に
多く見られる。
【0008】また、記録ヘッドの構成としてインクタン
クとヘッド部分を一体にし、装置に着脱自在で、交換可
能な構成を採用したものでは、インクタンク内の吸収体
としてのスポンジの吸引圧力に逆い、毛細管現象による
自然の力に頼って行われるものであったので、スポンジ
の吸引圧力変化によって上記問題が極めて不確定的に発
生するという難しい問題も見られた。インク残量が減少
し負圧が増加する場合、そしてほぼ同一に複数のノズル
を駆動する場合等に、液滴を吐出した後に行われる再イ
ンク供給(以下、リフィルという)が、所望の吐出周波
数よりも遅れてしまうことがある。これに対して、スポ
ンジの吸引圧力の影響をなくす様にスポンジの吸引圧を
下げることも考えられるが、インクタンクからのインク
漏れを起こしやすくするため実用的ではない。リフィル
が吐出周波数より遅れてしまうと、ノズル内にインクが
十分に充填されていない内に吐出ヒータが通電されるた
めに、画像形成に所望される大きさの液滴が形成され
ず、複数の液滴に分割されたりあるいは、ミスト状に吐
出されたりする。
【0009】かかる問題を解決する手段として特願平3
−66754号を本出願人が提案している(以下、シフ
ト印字という)。該提案によれば、記録ヘッドのノズル
を1ドットおきに2分割し、吐出タイミングをずらすこ
とにより、従来の垂直水平格子上のパターンによる印刷
を斜め格子上のパターンとし、吐出の際に吐出口とは反
対側に働く力を、吐出周波数を上げる上で最も問題とな
るインクのリフィルに要する時間を短くすることに利用
したことで、安定した良好な画像を得ることができる。
図3は、図1に示す記録画像をシフト印字によって記録
したものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記シフト印字を用い
て記録を行った場合、シフト印字を用いない通常の記録
を行ったものとくらべ、鮮明度が落ちてしまう。
【0011】図4は、通常の記録を行うためのドットマ
トリクスを示す図、図5はシフト印字による記録のため
のドットマトリクスを示す図である。
【0012】図4(a)は、通常の記録のドットマトリ
クスが1/360インチ間隔の格子を基本としているこ
とを示す。図4(b)は(a)で示す位置全面に記録を
行い、インクが紙面上で直径約100μm程度のドット
を形成した場合のドットの重なり具合を示す図である。
【0013】図5(a)は、シフト印字による記録のド
ットマトリクスであり、図4(a)に示した1/360
インチ間隔の基本格子を、垂直方向に考えて1ドットお
きに基本の間隔の1/2である1/720インチだけ水
平方向にずらし、斜め格子状としたことを示す。
【0014】図5(b)は、図4同様に図5(a)で示
す位置全面に記録を行った場合のドットの重なり具合を
示す。
【0015】図4(b)と図5(b)から、通常の記録
とシフト印字による記録を比べてみると、両記録ともほ
ぼ均一に隙間が埋まっているのが分かる。しかし、ドッ
トの重なり具合を比べると、紙面に着弾したインクがに
じむことによって出来たにじみ領域が隣接するドットと
重複する領域は、シフト印字による記録よりも通常の記
録によるもののほうが大きいことが分かる。
【0016】にじみ領域が重複する領域は、重複しない
領域に比べ反射濃度が高い。記録画像の輪郭は、にじみ
領域の重複する領域が他の画像部分に比べ少なく、よっ
て、反射濃度の高い領域の回りを反射濃度の低い領域が
取り巻く状態となる。このように、輪郭部分に反射濃度
の低い領域が位置する場合記録結果の鮮明度が低下する
ため、反射濃度の低い領域が少ないほど記録結果は鮮明
に見えることになる。
【0017】シフト印字による記録と通常の記録を比べ
てみると、シフト印字による記録画像の方が反射濃度の
高い領域を取り巻く反射濃度の低い領域が大きいため、
シフト印字による記録のほうが鮮明度が低下することが
分かる。
【0018】そこで、本発明は前記シフト印字の改良に
基づいてなされたものであり、記録応答性の向上および
画質の安定化を達成するとともに、記録画像の鮮明度を
低下することのないインクジェット記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録ヘッドの
吐出口列に配列される多数の吐出口の内、連続する2吐
出口を連続する2吐出口おきに選択して成る第1の複数
の吐出口に対応する吐出手段を列単位の記録に対応する
駆動期間内であって該駆動期間の開始から所定時間まで
の第1の期間に駆動し、前記駆動期間内であって前記第
1の期間の後から前記駆動期間の終了までの第2の期間
内に、前記第1の複数の吐出口に隣接した連続する2吐
出口から成る第2の複数の吐出口に対応する前記吐出手
段を駆動することにより、吐出口列の列単位の記録を行
うものであり、記録応答性の向上および画質の安定化を
達成するとともに記録画像の鮮明度を低下することのな
いインクジェット記録装置を提供するものである。ま
た、本発明は、記録ヘッドの吐出口列に対応した列単位
の記録を所定の駆動期間内に行うとともに、前記列単位
の記録における前記複数の吐出手段の駆動を、前記多数
の吐出口から、連続する2吐出口を連続する4吐出口お
きに選択して成る第1の複数の吐出口に対応する前記吐
出手段を、前記駆動期間の開始から所定時間の期間であ
る第1の期間に駆動する第1ステップと、前記駆動期間
内であって前記第1の期間の後から所定時間の期間であ
る第2の期間内に、前記第1の複数の吐出口に隣接した
連続する2吐出口から成る第2の複数の吐出口に対応す
る前記吐出手段を駆動する第2のステップと、前記駆動
期間内であって前記第2の期間の後から前記駆動期間の
終了までの第3の期間内に、前記第1の複数の吐出口と
は異なる吐出口であって、前記第2の複数の吐出口に隣
接した連続する2吐出口から成る第3の複数の吐出口に
対応する前記吐出手段を駆動する第3のステップと、に
より行うことを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明によれば、吐出の際に吐出口とは反対側
に働く力をリフィルに要する時間の短縮に利用している
ので、高速で安定した記録画像を得ることができ、さら
には記録画像の輪郭部分に位置する反射濃度の低い領域
をより少なくすることができ、鮮明度の低下を防止でき
る。
【0021】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0022】図6は本発明を説明するためのシリアルイ
ンクジェット記録装置の斜視図である。
【0023】インクジェット記録装置においては、記録
ヘッドを搭載したキャリッジを記録紙にそって走査して
記録を行い、1走査終了後、記録紙をキャリッジの走査
方向と垂直方向へ移動させて記録を行う。記録紙をキャ
リッジの走査方向と直交する方向へ移動させて記録を行
う。
【0024】図6中、5100はプラテン5000に平
行に設けられたキャリア軸5004及びガイド軸500
3にガイドされたキャリア5101に搭載されたインク
ジェット記録ヘッドであり、モータ5013により歯車
5012・5011、5019およびキャリア軸500
4に設けられたリードスクリューを介して矢印a,b方
向に往復駆動される。記録紙5102はプラテン500
0により前記インクジェット記録ヘッドに対向するごと
く保持されている。
【0025】図7は、前記インクジェット記録ヘッドを
プラテン側から見た図である。また、図8は前記記録ヘ
ッドの分解図である。
【0026】図7において1000はインクタンク本体
であり、内部には図8に示すごとくスポンジで作られた
インク吸収体900にインクが含侵されて入れられてい
る。3001は記録ヘッド部であり、アルミで作られた
放熱器を兼ねる支持体3000、オリフィスプレート4
00、オリフィスカバー603等により構成されてい
る。
【0027】オリフィスプレート400には、インク吐
出口となるオリフィス400aが記録ヘッド5100の
移動方向に対して直交する方向へ一列に64並んでい
る。
【0028】また記録ヘッド部3001の詳細は、図8
で示すように支持体300上に、オリフィスプレート4
00のオリフィス400aに対応する64の発熱素子1
00aが設けられたシリコン基板であるヒーターボード
100、その後部にはプリント基板200が接着されて
おり、ヒーターボード100とプリント基板200の配
線パターンはワイヤーボンディングにて結合されてい
る。
【0029】ヒーターボード100の上には64の発熱
素子100aとオリフィス400aが位置合わせされて
オリフィスプレート400が重ねられており、更にその
上に止め具500、オリフィスカバー603が重ねられ
ている。
【0030】オリフィスカバーにはインク供給管220
0、導管1600が設けられており、インク供給管22
00が支持体300の貫通口320を通してインク供給
口1200よりインクを導き出し、導管1600を介し
てオリフィスプレート400のインク口1500にイン
クが供給される。また、800はヘッド部カバーであ
る。
【0031】図9は、インクタンクとヘッド部分を一体
にしたディスポーザブルタイプのインクカートリッジヘ
ッドの構成を模式的に表したものであり、本発明の記録
方式におけるインクの吐出状態を示す。1はノズル部で
64本ある。2は共通液室で、それぞれのノズルに供給
されるべきインクを一時的に蓄えておくところである。
3はチップタンクと呼ばれインクタンク部と共通液室2
をつなげる管である。4はインクタンク内のスポンジで
あり、インクが漏れださぬように保持している。5はチ
ップタンク内に気泡が侵入するのを防止するフィルター
である。
【0032】記録に際しては、図6矢印a又はb方向に
キャリアを移動させながら、記録データに従って前記記
録ヘッド5100の所望のオリフィス400aからイン
クを吐出させて記録紙5102上に記録を行う。
【0033】図4に示すように、通常の記録では 1/3
60インチ間隔の垂直水平格子の交点に記録される。そ
のためインクの吐出はキャリッジを1/360インチ移
動するごとに64のオリフィスよりインクを吐出するこ
とになるが、64ドットを同時に吐出するためには前記
64の発熱素子100aに同時に通電することになり、
大きな電流が流れるため、強力な電源が必要になるばか
りか、記録ヘッドへの信号線も64本必要となる。その
ため、図10に示すように64のオリフィスを上部より
連続する8ドットずつ8ブロックに分割し、各ブロック
間には時間差を付けて同時に8ドットまでしか吐出しな
いように制御して記録を行っている。
【0034】上記のように、複数のブロックに分割して
駆動した場合、各ブロック間で微妙に印字タイミングが
異なる。そのため、各ブロックごとに微小距離だけ印字
位置が印字方向にずれることになる。そこで、各ノズル
から吐出したインク滴を印字方向にずれることなく記録
するために、図11に示すように記録ヘッドのノズル列
が傾斜して搭載されている。
【0035】記録速度を上げて記録を行った場合、単位
時間に使用されるインク量が増え、供給されるインクの
流速が速くなるため、流路抵抗が増大し、十分なリフィ
ルが困難となってくる。ここで前記1ブロック内の8ド
ットが同時に吐出されると、隣接し合うノズル同士が干
渉を起こし、8ドット同時の吐出が連続した場合、遂に
はリフィルが間に合わなくなり、吐出不良が発生するこ
とになる。
【0036】ここで記録ヘッド部のオリフィス部でのイ
ンクの動静について説明する。
【0037】図12は記録待機時のオリフィス400a
部分の断面図である。図12において矢印KSは記録紙
方向を示し、矢印ITはインク供給側を示す。オリフィ
ス400a1〜64の記録紙側開口部には凹状にメニス
カスMSが形成されている。オリフィス内には発熱素子
H1〜H64が設けられており、記録データに従い通電
発熱されてオリフィス内のインクを過熱し、気泡を発生
させる。
【0038】図13から図15は、図5に示す第一ブロ
ックの発熱素子H1〜H8の8素子に同時に通電が行わ
れた場合のインクの動静を示している。
【0039】図13は第1ブロックの発熱素子H1〜H
8の8素子に同時に通電が行われた直後の状態を示す。
オリフィス400a1〜400a8の発熱素子部には発
熱により気泡B1a〜B8aが発生し、その気泡による
インクの排斥作用により記録紙方向にインクの流れI
f、及びインク供給側に向かうインクの流れIbが発生
している。供給側への流れIbは、隣接し合う8のオリ
フィスより同時に発生するため、大きな逆方向の流れI
gとなって現れる。
【0040】発熱素子H1〜H8への通電が終了してし
ばらくすると、図14に示すごとく記録紙方向へのイン
クの流れIfはインク滴Idとなって記録紙に向かって
飛翔を開始する。同時に気泡B1a〜B8aは収縮を開
始し、インク供給側からのインクの供給が開始される。
しかし、図13のときに発生したインクの逆流Ib・I
gの流れ方向が反転する必要があり、オリフィス400
a1〜400a8へのインク供給は遅れることとなる。
そのため、インクの吐出可能周期、つまり記録速度を制
限することとなる。また、図14のタイミングでは第2
ブロックH9〜H16に通電が行われている。
【0041】図15には更に時間経過後の状態を示す。
オリフィス400a1〜8内の気泡は完全に消滅し、記
録紙方向の開口部のメニスカスは図12の状態に復帰し
ようとしている。しかし、インクは隣接し合うオリフィ
ス400a1〜8に同時に流入することとなるため、供
給インク量が不足状態となり、しいては記録速度を制限
することになる。
【0042】図16は、図6、7、8に示す本発明で用
いる記録装置を制御する制御部のブロック図である。
【0043】図16中900はパーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサなどの情報処理装置部であり、M
PU901、ROM902、RAM903、キャラクタ
ジェネレータ904、インターフェイス部905等から
構成されている。950はインターフェイスケーブルに
より前記情報処理装置部900に接続されているプリン
タ部である。また、前記プリンタ部はMPU961、R
OM962、RAM963、インターフェイス部964
等からなるプリンタ制御部960及びプリンタユニット
部970より構成されている。
【0044】まず、前記情報処理装置部900にて作成
された記録データ(本実施例の場合ビットイメージデー
タ)が前記インターフェイスケーブル950を介してプ
リンタ部に送られる。プリンタ部950は記録データを
受けると、図6に示すキャリア5101をモータドライ
バ11Aにてキャリアモータ5013を駆動して矢印b
方向に移動してホームポジションに持っていき、その他
必要な機構をリセットして記録準備を行う。準備が完了
すると、再びキャリアモータ5013を駆動し、キャリ
ア5101及び記録ヘッド5100を矢印a方向に移動
開始する。キャリア5101が記録開始位置まで移動す
ると、記録データに応じて記録ヘッド5100の発熱素
子100aに通電が行われることによって、所望の記録
パターンにインクが吐出されて記録が行われる。
【0045】図17にヘッドドライバ1Aの構造を示
す。図17において100aは記録ヘッド5101のヒ
ータボード上に設けられた発熱素子であり、100aを
除く部分がヘッドドライバである。
【0046】記録ヘッドにはオリフィス(インク吐出
口)400aに対応して64の発熱素子H1〜H64が
設けられており、ヘッド上部より8素子ずつ8ブロック
に区切られ、共通リード側は各ブロックとも各1つの共
通線に接続されている。また、個別リード側はダイオー
ドD1〜D64を介して8素子おきにH1・H9・H1
7…H57が第1グループ、H2・H10・H18…H
58が第2グループ、以下同様に合計8グループにまと
められて、セグメントドライバ50に各端子Seg1〜
Seg8に接続されている。
【0047】ここで、キャリアがある位置まで移動し、
縦全64ドットの記録データが情報処理装置部900よ
りプリンタ部950に送られてきた場合の記録動作を説
明する。
【0048】まず、64ドットの記録データがインター
フェイスケーブル910を介してプリンタ部950のプ
リンタ制御部960に送られる。プリンタ制御部960
では、送られてきた記録データをコモン信号とセグメン
ト信号の形に変換し、順次コモンデコーダ40を介しコ
モンドライバと、セグメントデコーダ90を介しセグメ
ントドライバ30とに、図18のタイミングチャートに
示す記録ヘッド駆動信号として送り、記録ヘッド510
0よりインクを記録紙に吐出して記録を行う。図に示す
Tsは各ブロックの駆動間隔、Tdは全ノズルの駆動間
隔である。
【0049】ここで、図18に示すタイミングチャート
は従来の駆動信号であり、図10に示されるごとくイン
クの吐出が行われる。
【0050】図19に、本発明による記録方式の、記録
ヘッドの制御タイミングチャートを示す。本図ではま
ず、Seg1・2・5・6に対応する発熱素子を第1ブ
ロックから第8ブロックまで各ブロックごとに4発熱素
子ずつ通電し、続いてSeg3・4・7・8に対応する
発熱素子を同様に各ブロックごとに通電を行うことを示
している。図中のThは、各ブロックの連続する2発熱
素子を2素子おきに、前ブロック駆動するのにかかる時
間である。
【0051】図20は、図19に示すタイミングチャー
トに従って行われるインクの吐出を示す図であり、第1
〜第8ブロックの連続する2発熱素子が2素子おきに通
電され、インクが吐出しているのがわかる。
【0052】図21には、図19に示した本発明の記録
方式のタイミングチャートに従って記録を行った場合
の、Th時間経過後、つまりヒータH3・H4・H7・
H8の通電時における記録ヘッドのオリフィス部のイン
ク動静を示している。
【0053】オリフィス400a3・4・7・8内には
気泡B3a・B4a・B7a・B8aが発生し、記録紙
方向と供給側の双方にインクの流れが発生している。こ
の供給側へのインクの流れは、時間Th前にインクの吐
出が行われた後リフィル状態にあるオリフィス400a
1・2・5・6に流入し、メニスカスの回復を助けるこ
ととなる。また、図13に示したようなインクの逆流I
gの発生が少なくなり、オリフィス400aの吐出可能
周期の短縮、しいては記録速度の向上が可能となる。
【0054】これまで全64のオリフィスよりインクを
吐出して記録を行う場合について説明を行ってきたが、
通常記録が行われる場合は、全64オリフィスのうちの
所望の文字やイメージを形成する画素に対応するオリフ
ィスのみ吐出を行うこととなる。その場合、全64のオ
リフィスにて記録を行う場合と同様にSeg3・4・7
・8に対応する画素の記録を第1〜第8ブロックにわた
り行うことにより、1ドットラインの記録を完了する。
【0055】図22はシフト印字方式における印字状態
を示す図であり、連続する2発熱素子を2素子おきに通
電する本発明の記録方式を示す図21に対応している。
本発明の記録方式と同様に、Th時間経過後に通電され
たオリフィスからの供給側へのインクの流れが隣接する
オリフィスのリフィルを助けていることが分かる。
【0056】図23(a)に前記従来方式による記録紙
上の記録状態を示す。また、1素子おきに通電を行うシ
フト印字方式による記録状態を図23(b)に、本発明
の記録方式による記録状態を図23(c)に示す。
【0057】図23においてImはインク滴が打ち込ま
れた領域、Isは前記打ち込まれたインクがにじむ領域
を示す。にじみ領域Isはインク滴が打ち込まれた領域
Imに比べ反射濃度は低くなる。しかし、にじみ領域I
mが重複する領域FTは斜線で示す重複しない領域HT
に比べ反射濃度は高く、領域Imと略同様の反射濃度を
示す。つまり、記録紙上の記録状態は、図23に示すご
とく反射濃度の高い領域の回りに、斜線で示す薄い領域
が取り巻くような状態となり、斜線で示す領域が少ない
ほど記録結果は鮮明に見えることとなる。
【0058】図23からわかるように、(b)に示した
1素子おきに駆動するシフト印字方式は、(a)に示し
た通常の記録方式に比べ前記斜線の領域HTが大きく、
記録画像の鮮明度が低下する。また、(c)に示した本
発明の記録方式も通常の記録方式に比べ斜線の領域HT
が大きいものの、(b)に比べると斜線の領域HTは小
さいことがわかる。
【0059】通常の記録の様に、ドットをずらすことな
く記録を行った方が着弾したインクの重複する領域が均
一で広く、シフト印刷の様にドットをずらして記録を行
った記録結果と比べドットが重複しない領域が少なくな
り鮮明な画像となる。シフト印刷においては1ドット毎
にずらして記録を行うため、ドットの重複しない領域が
広く、鮮明度が低下する。一方、本発明の記録方式は連
続する2ドットおきにずらして記録を行うため、シフト
印刷に比べドットの重複しない領域が少なく、鮮明度の
低下を防止することができる記録方式である。
【0060】このことより、本発明の記録方式は、シフ
ト印刷同様にリフィルの問題を解決でき、さらにシフト
印刷に比べ鮮明度の低下を防止した記録画像を提供でき
る記録方式である。
【0061】(その他の実施例)図24は記録ヘッドの
発熱抵抗体への一般的な接続の例であり、図17に示す
ヘッドドライバの構造に対応し、記録ヘッドのオリフィ
ス部を示している。Seg1〜Seg8のリード線は第
1ブロック〜第8ブロックまでの各ブロックに属する8
素子に1素子ずつ対応して接続されており、Deg1〜
Deg8までのリード線は第1ブロック〜第8ブロック
までの各ブロックに対応して接続されている。
【0062】図25に本発明を実現する他の駆動回路の
例を示す。図25より明らかなように、従来の8本のD
eg信号をそれぞれ2分割し、Deg1−1をヒータH
1・2・5・6に、Deg1−2をヒータH3・4・7
・8に接続し、同様にそれぞれ全16本のDeg信号と
してある。図26は、図25の回路を用いたタイミング
チャートである。図19で示した例では、全ノズルのヒ
ータを2回に分割して駆動するために、通電を行うヒー
タのデータに対し、1回目と2回目の駆動で異なるマス
ク処理を行い、通電を行うヒータを選択している。それ
に対し、図26に示した回路では、Deg信号を前半
(Deg1−1,2−1,3−1,・・・)と後半(D
eg1−2,2−2,3−2,・・・)で切り替えるこ
とにより、1回目と2回目の駆動で通電を行うヒータを
選択している。このことにより、1回目と2回目の駆動
で異なるマスク処理を行うことなく、同一のSegデー
タを2度送ることにより本発明の記録方式を達成してい
る。
【0063】また本実施例においては64の発熱素子を
8素子ごとに8ブロックに分けて時分割駆動を行ってい
るが、発熱素子数、ブロック数等はこれに限定されるこ
とはない。例えば図27に示すように、発熱素子を備え
た全ノズル94本を有する記録ヘッドを用い、12ノズ
ルずつ8ブロックに分割し、連続する2発熱素子を2素
子おきに駆動することにより、全94ノズルの駆動を2
回に分けて行う方法でも本発明は適用出来る。
【0064】また同様に、図28に示すように、全94
ノズルを12ノズルずつ8ブロックに分け、連続する2
発熱素を4素子おきに駆動することにより全94ノズル
の駆動を3回に分けて行う方法でもよい。
【0065】また、本発明の実施例においては、連続す
る2発熱素子を2素子おきに駆動し、2回に分けて全発
熱素子の駆動を行うインクジェット記録装置について述
べたが、本発明はこれに限定されることはなく、全吐出
口に対応する発熱素子を略同時に駆動する第1駆動モー
ドと、連続する2発熱素子を2素子おきに駆動し、2回
に分けて全発熱素子の駆動を行う第2駆動モードを備え
たインクジェット記録装置でもよい。
【0066】また、以上説明した本発明実施例において
は、液体インクを用いて説明しているが、本発明は液体
インクに限らず、室温で固体状である固体インクを液化
して使用するインクジェット記録装置においても有効で
ある。
【0067】なお、本発明は特にインクジェット記録装
置の中でも、インクを吐出させるために利用されるエネ
ルギーとして熱エネルギーを発生する(例えば電気熱変
換体やレーザー光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録
装置において優れた効果をもたらすものである。また、
本発明に追加する構成としては以下のものが採用でき
る。
【0068】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的
にこの駆動信号に一体一対応し液体(インク)内の気泡
を形成出来るので有効である。この気泡の成長、収縮に
より吐出用開孔を介して液体(インク)を吐出させて、
少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成出
来、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第431312号明細書に記載されている条件を採
用すると、更に優れた記録を行うことが出来る。
【0069】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線上液流路又は直液液流路)の他
に熱作用部が屈折する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号広報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開
示する特開昭59年第138461号広報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0070】
【発明の効果】本発明は、上述したように、記録ヘッド
の全ノズルをほぼ同時に駆動するのではなく、全ノズル
の内連続する2発熱素子を2素子おきに駆動し、所定時
間経過後残りの発熱素子を2素子ずつ2素子おきに駆動
する本発明の記録方式によって、鮮明度の低下を抑え、
記録応答性の向上及び画質の安定化を達成できるインク
ジェット記録装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常記録モードの記録画像を説明する図であ
る。
【図2】本発明の問題を説明する回転記録画像である。
【図3】シフト印字による記録画像を示す図である。
【図4】通常の記録のためのドットマトリクスを示す図
である。
【図5】シフト印字による記録のためのドットマトリク
スを示す図である。
【図6】本発明に係るインクジェット記録装置を示す概
略斜視図である。
【図7】本発明に係るインクジェットカートリッジの概
略斜視図である。
【図8】本発明に係るインクジェット記録カートリッジ
の一例の分解斜視図である。
【図9】インクジェット記録カートリッジの部分説明図
である。
【図10】通常の記録における時分割駆動を説明する図
である。
【図11】記録ヘッドのノズル列の傾きを説明する図で
ある。
【図12】記録ヘッドのオリフィス部の断面図である。
【図13】記録ヘッドのオリフィス部のインクの動静に
ついて説明する図である。
【図14】記録ヘッドのオリフィス部のインクの動静に
ついて説明する図である。
【図15】記録ヘッドのオリフィス部のインクの動静に
ついて説明する図である。
【図16】本発明に係るインクジェット記録装置のブロ
ック制御図である。
【図17】本発明の駆動制御手段の回路説明図である。
【図18】通常の記録における記録ヘッド駆動信号のタ
イミングチャートである。
【図19】本発明による記録方式の、ヘッド駆動信号の
タイミングチャートである。
【図20】図19に示すタイミングチャートに従って行
われるインクの吐出を示す図である。
【図21】図19に示すタイミングチャートに従って記
録を行った後のオリフィス部のインク動静を示す図であ
る。
【図22】シフト印字における印字状態を示す図であ
る。
【図23】各記録方式のドットのにじみと重複状態を説
明する図である。
【図24】記録ヘッドの発熱抵抗体への端子接続の一例
を示す図である。
【図25】本発明を実現するための他の駆動回路を示す
図である。
【図26】図25に示す回路を用いた場合のタイミング
チャートである。
【図27】本発明の他の実施例における印字状態を示す
図である。
【図28】本発明のさらに他の実施例における印字状態
を示す図である。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する多数の吐出口が配列さ
    れてなる吐出口列と、前記多数の吐出口にインクを供給
    する共通液室と、前記多数の吐出口夫々に対応して設け
    られ、インクに吐出エネルギーを与えて対応する前記吐
    出口からインクを吐出させる多数の吐出手段とを有する
    記録ヘッドを用い、記録媒体にインクを吐出して記録を
    行うインクジェット記録装置において、 前記記録ヘッドを前記記録媒体に対して走査する走査手
    段と、 前記記録ヘッドの前記多数の吐出手段を駆動する駆動手
    段と、 前記走査手段による前記記録ヘッドの走査中に前記駆動
    手段により前記多数の吐出手段を駆動し、前記多数の吐
    出口に対応した列単位の記録を行って画像の記録を行う
    記録制御手段と、を有し、 前記駆動手段は、前記多数の吐出口から連続する2吐出
    口を連続する2吐出口おきに選択して成る第1の複数の
    吐出口に対応する前記吐出手段を、前記列単位の記録に
    対応する駆動期間内であって該駆動期間の開始から所定
    時間までの第1の期間に駆動し、前記駆動期間内であっ
    て前記第1の期間の後から前記駆動期間の終了までの第
    2の期間内に、前記第1の複数の吐出口に隣接した連続
    する2吐出口から成る第2の複数の吐出口に対応する前
    記吐出手段を駆動することにより、前記多数の吐出口に
    対応した列単位の記録を行うことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクを吐出する多数の吐出口が配列さ
    れてなる吐出口列と、前記多数の吐出口にインクを供給
    する共通液室と、前記多数の吐出口夫々に対応して設け
    られ、インクに吐出エネルギーを与えて対応する前記吐
    出口からインクを吐出させる多数の吐出手段とを有する
    記録ヘッドの駆動方法において、 前記吐出口列に対応した列単位の記録を所定の駆動期間
    内に行うとともに、前記列単位の記録における前記複数
    の吐出手段の駆動を、 前記多数の吐出口から、連続する2吐出口を連続する2
    吐出口おきに選択して成る第1の複数の吐出口に対応す
    る前記吐出手段を、前記駆動期間の開始から所定時間ま
    での第1の期間に駆動する第1ステップと、 前記駆動期間内であって前記第1の期間の後から前記駆
    動期間の終了までの第2の期間内に、前記第1の複数の
    吐出口に隣接した連続する2吐出口から成る第2の複数
    の吐出口に対応する前記吐出手段を駆動する第2のステ
    ップと、 により行うことを特徴とする記録ヘッドの駆動方法。
  3. 【請求項3】 インクを吐出する多数の吐出口が配列さ
    れてなる吐出口列と、前記多数の吐出口にインクを供給
    する共通液室と、前記多数の吐出口夫々に対応して設け
    られ、インクに吐出エネルギーを与えて対応する前記吐
    出口からインクを吐出させる多数の吐出手段とを有する
    記録ヘッドを用い、記録媒体にインクを吐出して記録を
    行うインクジェット記録装置において、 前記記録ヘッドを前記記録媒体に対して走査する走査手
    段と、 前記記録ヘッドの前記多数の吐出手段を駆動する駆動手
    段と、 前記走査手段による前記記録ヘッドの走査中に前記駆動
    手段により多数の吐出手段を駆動し、前記多数の吐出口
    に対応した列単位の記録を行って画像の記録を行う記録
    制御手段と、 前記駆動手段により、前記多数の吐出口に対応する前記
    吐出手段を、前記列単位の記録に対応する駆動期間内に
    略同時に駆動する第1駆動モードと、 前記駆動手段により、前記多数の吐出口から連続する2
    吐出口を連続する2吐出口おきに選択して成る第1の複
    数の吐出口に対応する前記吐出手段を、前記列単位の記
    録に対応する前記駆動期間内であって該駆動期間の開始
    から所定時間までの第1の期間に駆動し、前記駆動期間
    内であって前記第1の期間の後から前記駆動期間の終了
    までの第2の期間内に、前記第1の複数の吐出口に隣接
    した連続する2吐出口から成る第2の複数の吐出口に対
    応する前記吐出手段を駆動することにより、前記多数の
    吐出口に対応した列単位の記録を行う第2駆動モード
    と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 インクを吐出する多数の吐出口が配列さ
    れてなる吐出口列と、前記多数の吐出口にインクを供給
    する共通液室と、前記多数の吐出口夫々に対応して設け
    られ、インクに吐出エネルギーを与えて対応する前記吐
    出口からインクを吐出させる多数の吐出手段とを備えた
    記録ヘッドと、 前記多数の吐出口のうち、連続する2吐出口を連続する
    2吐出口おきに選択して成る第1の複数の吐出口に対応
    する前記吐出手段を、前記吐出口列に対応した列単位の
    記録に対応する駆動期間内であって該駆動期間の開始か
    ら所定時間までの第1の期間に駆動し、前記駆動期間内
    であって前記第1の期間の後から前記駆動期間の終了ま
    での第2の期間に、前記第1の複数の吐出口に隣接した
    連続する2吐出口から成る第2の複数の吐出口に対応す
    る前記吐出手段を駆動することにより、前記記録ヘッド
    の前記多数の吐出口に対応した前記吐出手段を駆動可能
    とする駆動回路と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記吐出手段は、インクに熱による状態
    変化を生起させ該状態変化に基づいてインクを前記吐出
    口から吐出させて飛翔的液滴を形成する熱エネルギー発
    生手段とを有したことを特徴とする請求項1、3、4の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 インクを吐出する多数の吐出口が配列さ
    れてなる吐出口列と、前記多数の吐出口にインクを供給
    する共通液室と、前記多数の吐出口夫々に対応して設け
    られ、インクに吐出エネルギーを与えて対応する前記吐
    出口からインクを吐出させる多数の吐出手段とを有する
    記録ヘッドの駆動方法において、 前記吐出口列に対応した列単位の記録を所定の駆動期間
    内に行うとともに、前記列単位の記録における前記複数
    の吐出手段の駆動を、 前記多数の吐出口から、連続する2吐出口を連続する4
    吐出口おきに選択して成る第1の複数の吐出口に対応す
    る前記吐出手段を、前記駆動期間の開始から所定時間の
    期間である第1の期間に駆動する第1ステップと、 前記駆動期間内であって前記第1の期間の後から所定時
    間の期間である第2の期間内に、前記第1の複数の吐出
    口に隣接した連続する2吐出口から成る第2の複数の吐
    出口に対応する前記吐出手段を駆動する第2のステップ
    と、 前記駆動期間内であって前記第2の期間の後から前記駆
    動期間の終了までの第3の期間内に、前記第1の複数の
    吐出口とは異なる吐出口であって、前記第2の複数の吐
    出口に隣接した連続する2吐出口から成る第3の複数の
    吐出口に対応する前記吐出手段を駆動する第3のステッ
    プと、 により行うことを特徴とする記録ヘッドの駆動方法。
JP13253492A 1992-05-25 1992-05-25 インクジェット記録装置、および記録ヘッドの駆動方法 Expired - Fee Related JP3287604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13253492A JP3287604B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 インクジェット記録装置、および記録ヘッドの駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13253492A JP3287604B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 インクジェット記録装置、および記録ヘッドの駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05318719A JPH05318719A (ja) 1993-12-03
JP3287604B2 true JP3287604B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=15083529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13253492A Expired - Fee Related JP3287604B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 インクジェット記録装置、および記録ヘッドの駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3287604B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05318719A (ja) 1993-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11245397A (ja) 液体インクプリンタ
JP4574385B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよび記録装置
JPH0781049A (ja) インクジェット記録装置および該装置を備えた情報処理システム
JP2001171153A (ja) インクジェット記録装置
EP0747221A2 (en) Ink jet head, ink jet apparatus and ink jet recording method
US6648451B2 (en) Ink jet recording apparatus and ink jet recording head
JP3287604B2 (ja) インクジェット記録装置、および記録ヘッドの駆動方法
JP3192506B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2000127371A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP3313884B2 (ja) インクジェット記録方法
JP3176240B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP2899135B2 (ja) インクジェット記録方法
JP2937470B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH06198906A (ja) インクジェット記録装置
JPH08150708A (ja) 記録方法、および記録装置
JP3047979B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2984415B2 (ja) 発熱素子を用いたインクジェット記録装置
JP3093322B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置
JPH1044411A (ja) インクジェットプリントヘッドの保温制御装置、インクジェットプリントヘッドおよびインクジェットプリント装置
JPH1110878A (ja) インクジェットプリントヘッドおよびインクジェットプリント装置
JPH03247457A (ja) 記録装置
JP3631001B2 (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットプリント装置
JP3025584B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクカセット
JPH09207336A (ja) インクジェット記録装置
JP3792926B2 (ja) 記録装置及び記録制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001024

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080315

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees