JP3286940B2 - シールカッティングマシン - Google Patents

シールカッティングマシン

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JP3286940B2 JP17470099A JP17470099A JP3286940B2 JP 3286940 B2 JP3286940 B2 JP 3286940B2 JP 17470099 A JP17470099 A JP 17470099A JP 17470099 A JP17470099 A JP 17470099A JP 3286940 B2 JP3286940 B2 JP 3286940B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シール上に印刷された
被写体としての人物や文字、図形又は記号などの画像情
報の内、特定の対象画像のみを切断できるシールカッテ
ィングマシンに係り、主としてプリント供給装置に付随
して利用されるものであるが、画像情報やバーコードを
印刷し得るものであれば、必ずしもシールのみに限定さ
れず、プリント供給装置以外の装置によって印刷された
紙製シートやビニール製シートなどにも利用することが
可能である。
【0002】
【従来の技術】昨今、様々なシールプリント供給装置が
市場に出回っており、その殆どは、予めシールが16分
割にプリカットされているが、最近では、被写体となる
人物の全身を撮影できるものや、クローズアップ撮影で
きるものなどが開発されたことに伴い、プリカットを施
していない大判のシールを用いて印刷が行われるように
なってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
大判のシールを用いて印刷した場合にあっては、それを
所望とする場所に貼付するに際し、利用者が好む画像部
分だけを切り抜いたり、また、貼付する場所の形状に合
わせて切り抜くなどしているのが実情であり、ハサミや
カッターを用いて行う非常に厄介且つ煩わしい作業とな
っている。特に、切りぬく部分が複雑な形状をしている
場合は、その輪郭に沿って切断することは難しく、仮に
切断できたとしても、切断したシールのエッジがギザギ
ザになってしまったり、一部に誤ってハサミを入れてし
まうなどのミスを生じ、出来上がった結果は必ずしも満
足のいくものではなかった。
【0004】また、ハサミやカッターを用いて切り抜き
を行う場合、画像中の特に鋭角な形状を有する部分につ
いては、どうしても直線的な切断となり、それがため、
シールを台紙から剥がす際に、その鋭角に切断した部分
が破れてしまったり、そこから切れ目が生じてしまうな
どの問題点があった。
【0005】そこで、本発明では、シール上に印刷され
た様々な被写体に関する画像情報の内、所望とする対象
画像だけを抽出して自動的に切断することができ、特
に、切断を希望する対象画像がその輪郭線に沿って一定
の間隔で切断できるようにすることで、利用者がその都
度ハサミやカッターを用いて切り抜く煩わしさや切断ミ
スを解消することを課題として開発された。また、切断
されたシールのエッジを緩やかな曲線で形成されるよう
にすることで、台紙から剥がす際のシールの破損を解消
し、且つ、切断速度を速めることも、本発明が解決しよ
うとする課題の一つである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記課題を
解決するための手段として、先ず、被切断となる対象画
像を含む画像情報と前記対象画像に対応するバーコード
とが印刷されたシールと、前記バーコードを読み取る読
解手段と、該読解手段の信号を受けてコンピュータから
発せられた指令によりX−Y軸方向に移動してシールを
切断するカッターとを備え、前記コンピュータには前記
対象画像の切断情報に関するデータファイルが保存さ
れ、前記バーコードには該データファイルを抽出するた
めの情報が記録されているシールカッティングマシンに
おいて、前記切断情報には前記被切断となる対象画像の
輪郭情報が含まれており、該輪郭情報は被写体たるフォ
アグランドとその背景画像たるバックグランドとのクロ
ミナンスの差異をデジタル処理することで作成されるシ
ールカッティングマシン(請求項1)を提案する。この
ような構成とすることで、コンピュータに保存される切
断情報に関するデータファイルをいつでも抽出できるほ
か、画像情報中、被写体たる対象画像をその輪郭に沿っ
て確実に切断することができる。
【0007】本発明ではまた、請求項1記載の発明にお
いて、前記データファイルには、コンピュータ毎に割り
振られたシリアルナンバーが含まれており、それにより
複数のコンピュータからの指令に対応し得るシールカッ
ティングマシン(請求項2)も併せて提案する。これに
よって、複数のコンピュータやコンピュータ内蔵の画像
プリント供給装置から出力された切断に関する指令に対
応することができる。
【0008】本発明では更に、請求項1又は請求項2記
載の発明において、前記画像情報と前記バーコードを印
刷するプリント供給装置にその本体に組み込んでなるシ
ールカッティングマシン(請求項7)も重ねて提案す
る。これは、対象画像の切断に関する指令をプリント供
給装置に備え付けのコンピュータから出力する場合の構
成である。
【0009】
【作用】本発明に係るシールカッティングマシンは、シ
ール上に画像情報のほか切断情報を抽出するバーコード
を印刷し、該バーコードに切断に関する指令をコンピュ
ータから出力させるパスワードとしての機能を持たせた
ため、印刷済みのシールを持参するだけで、利用者が作
成し、コンピュータに記憶された対象画像の切断情報を
いつでも引き出し、自動的に切断することができる。そ
のため、ハサミやカッターを用いて所望とする画像を切
りぬく煩わしさが解消できたほか、急いでいる場合や利
用者で込み合っている場合は、先に切断情報の作成だけ
を行っておき、後日、改めて切断を実行することができ
る。
【0010】また、本発明に係るシールカッティングマ
シンでは、切断情報には対象画像の輪郭情報も含まれて
おり、且つ、該輪郭情報を明確に作成・認識することが
けきるため、所望とする対象画像だけをその輪郭線に沿
って確実に切断することもできる。
【0011】また、本発明では、データファイルにコン
ピュータ毎に割り振られたシリアルナンバーが含まれて
いるため、複数のコンピュータや画像プリント供給装置
に対応することが可能である。すなわち、遊技場におい
て、複数の画像プリント供給装置に対して1つの本シー
ルカッティングマシンが設置されている場合であって
も、シールを作成した画像プリント供給装置を直ちに特
定し、該画像プリント供給装置から対応する切断情報の
データファイルを正確に抽出することが可能である。
【0012】更に、本発明に係るシールカッティングマ
シンの本体をプリント供給装置本体に組み込み、プリン
ト供給装置と一体型とすることで、スペースの狭い場所
でも同様の切断作業を行うことができるので、省スペー
ス化に有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明に係るシールカッティングマ
シンの実施例を示す概略的な斜視図、図2は本発明に係
るシールカッティングマシンの内部構造を示す概略的な
システム図、図3(a)は画像情報とバーコードとが印
刷されたシールの概略的な平面図、図3(b)は図3
(a)のシールを対象画像の輪郭線に沿って切断した状
態を示す概略的な平面図である。1はシールカッティン
グマシンの本体、2はプリント供給装置の本体、3はシ
ートフィーダー、4は接続コード、5は印刷済みシー
ル、6は切断済みシール、7はカッター付き移動手段、
8は読解手段、9はコンピュータ、10は画像情報、1
1はバーコード、12は制御装置、13は対象画像、1
4は切断されたシールのエッジ、15はポート、16は
プリント供給装置に備え付けのカーテン、17は表示
部、18はプリント供給装置に内蔵のプリンタ、19は
マーキングである。
【0014】先ず、本発明に係るシールカッティングマ
シンは、本体1の内部には、予め、シールを切断するた
めのカッターと、該カッターをコンピュータ9からの指
令を受けてX−Y軸方向に移動させるための移動手段が
設けられており、通常は図2に示すとおり、カッター付
き移動手段7として一体に構成されている(図2では、
「プロッタ」と表現されている)。なお、コンピュータ
9は、本発明においては、シールカッティングマシン1
外部の、例えば、プリント供給装置2に備え付けのもの
の利用を予定しているが、一般的なパソコンを用いても
良く、また、シールカッティングマシン1の内部にこれ
を設けても良い。また、カッター付き移動手段7は後述
するように、切断されるシール用紙の種類によって、ご
く僅かではあるがZ軸方向(上下方向)にも移動し、例
えば、厚めのシール用紙を選択した場合は、カッターが
幾分深めにシール用紙を切断できるようになっている。
なお、カッター付き移動手段7による切断は、シール5
だけを切断の対象とするハーフカットであり、その台紙
まで切断するものではない。
【0015】本発明においては、図示するように、本発
明において用いられるシール5には、被切断となる対象
画像13を含む画像情報10のほか、コンピュータ9か
ら切断情報を抽出するためのパスワードとなるバーコー
ド11が印刷されている。シール5への画像情報10と
バーコード11の印刷は、本シールカッティングマシン
1の外部装置であるプリント供給装置2に内蔵されるプ
リンタ18によって、又は、本シールカッティングマシ
ン1をプリント供給装置2に組み込んだ場合は、その内
部装置であるプリンタ18によって行う。
【0016】シール5に印刷された画像情報10の画像
データとその切断情報は、プリント供給装置2に内蔵さ
れる又はその他に設置されるコンピュータ9に記憶され
ており、記憶される切断情報は、利用者が該コンピュー
タ9を用いて入力し、そのデータファイルを作成するこ
とになる。切断情報の記憶は、コンピュータ9のハード
ディスク又はCD−ROMに保存することによって行
う。
【0017】本発明においては、バーコード11によっ
て抽出されるデータファイルには、複数のコンピュータ
9からの指令に対応できるよう、コンピュータ毎に割り
振られたシリアルナンバーに関する情報も含まれてお
り、前記したように、この情報はプリント供給装置2に
内蔵のプリンタ18によって、シール5にバーコードと
して印刷されることになる。バーコード11が複数のコ
ンピュータ9毎のシリアルナンバーの情報を含むこと
で、図2に示すように、シールカッティングマシン本体
1に設けられたポート15に接続された複数のコンピュ
ータ9は各シリアルナンバーによって識別され、必要な
切断情報が対応するコンピュータ9から適切に抽出され
ることになる。
【0018】また、該バーコード11によって抽出し得
る切断情報には、切断を希望する対象画像13の輪郭情
報と、切断されたシールのエッジ14が曲率の緩やかな
曲線となるよう設定された切断ポイントに関する情報も
含まれており、この点も本発明における特徴として挙げ
られる。切断情報は前記したとおり、利用者がプリント
供給装置2に内蔵の又は非内蔵のコンピュータ9を用い
て入力し、そのデータファイルを作成することによって
行うが、その際、対象画像13の輪郭情報も入力し得る
ようになっている。また、シールのエッジ14に関する
情報は、プリント供給装置2に内蔵の又は非内蔵のカメ
ラでサンプリングされた輪郭データに基づき、切断した
エッジが曲率の緩やかな曲線となるよう切断ポイントが
予め設定されている。その結果、被写体の輪郭線に沿っ
て切断することを選択した場合、その設定に従って自動
的に所望とする対象画像13がその輪郭線に沿って緩や
かな曲線で切断されることになる。なお、切断ポイント
については、その設定内容を変更することも可能である
が、利用者による設定ミスを回避するため、通常は、最
も適切と思われる曲線のエッジラインが形成されるよ
う、設定をFIXしておくことが望ましい。また、プリ
ンタ18で作成されたシール5には、前記した輪郭情報
と切断ポイントを含む切断情報及びシリアルナンバーに
関する情報のほか、これをシートフィーダ3上にセッテ
ィングする際に、正確に切断されるよう、その切断位置
を決定するための指標となるマーキング19も印刷され
ており、該マーキング19は本体1のシートフィーダ3
付近に備え付けのセンサー(図示しない)によって読み
取られることになる。
【0019】更に、本発明においては、シールカッティ
ングマシン1を前記画像情報10とバーコード11を印
刷するプリント供給装置の本体2内に組み込むことも可
能であり、その場合は、画像情報10とバーコード11
の印刷はプリント供給装置本体2に内蔵のプリンタ18
を用い、また、バーコード11の信号による各種情報の
抽出はプリント供給装置本体2に内蔵のコンピュータ9
から出力されることになる。因みに、本発明はプリント
供給装置2との組み合わせ又はプリント供給装置2への
組み込みによる実施を予定するものであるが、同様の切
断情報を抽出しうるバーコードの印刷が可能であれば、
本発明で用いる以外の構成のプリント供給装置、その他
の装置と組み合わせ又は組み込みによって実施すること
も可能である。
【0020】本発明において特徴的な部分は、前記切断
情報には対象画像の輪郭情報も含まれており、フォアグ
ランド(前景)とバックグランド(背景)とのクロミナ
ンス(色相)の差異をデジタル処理することで正確な輪
郭情報を作成でき、対象画像の輪郭に沿ってきれいに切
断が行えるという点である。切断情報は前記したとお
り、利用者が任意に切断の範囲を入力・指定することが
できるほか、シールにプリントされた画像情報のサイズ
に応じて自動的にその四隅が切断されるように設定し、
これらをデータファイルに保存してておくことも可能で
あるが、画像情報中、特に被写体たる対象画像をその輪
郭に沿って自動的に切断する場合は、対象画像の輪郭の
凹凸を正確に把握する必要がある。従来は、文字や画像
の輪郭を切り抜く場合は、予めフォント等の形状データ
が記憶されているため、その輪郭をデータ処理により認
識することは容易であったが、様々なポーズをとった被
写体たる対象画像の輪郭を認識し、その輪郭情報を作成
することは極めて困難であり、このような手段で対象画
像をその輪郭線に沿って切断し得るようにしたものは、
本発明が初めてである。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係るシールカッティングマシ
ンを画像プリント供給装置2との関係で用いた場合の実
施例を、図面に基づいて説明する。図1及び図2におい
て、本発明に係るシールカッティングマシン1は、その
内部に予め、コンピュータ9の指令によりX−Y軸方向
に移動可能なカッター付き移動手段7が設けらており、
これは制御装置12と回路的に接続されている。また、
シール5の所定位置への移送と切断を確実に行うため、
本体1にシートフィーダ3を設けておくことが望まし
い。なお、シートフィーダ3は制御装置12と回路的に
接続されている。また、カッター付き移動手段7は、ご
く僅かではあるが、切断されるシール用紙の種類によ
り、その厚みに応じてZ軸方向(上下方向)にも移動可
能となっている。
【0022】本発明において用いるシール5は、通常、
本体1と回路的に接続されるプリント供給装置2で作成
されるが、バーコード印刷が可能であれば、本発明で用
いる以外の構成のプリント供給装置を用いて作成するこ
とも可能である。以下、プリント供給装置2との関係に
おいて、本発明の実施態様を述べる。
【0023】先ず、利用者は、プリント供給装置2で被
切断となる対象画像13を含む画像情報10を撮影す
る。次いで、撮影された画像情報10の中から切断を希
望する対象画像13を特定し、切断形式等の切断情報を
入力し、そのデータファイルを作成する。データファイ
ルが作成されると、それを抽出し得る独自のバーコード
11が作成され、これらデータを取得したプリント供給
装置2に内蔵のプリンタ18が該バーコード11をシー
ル5上に印刷する。なお、その際、シール5には、それ
が正しくシートフィーダ3上にセットされ、切断情報に
応じて正確に切断されるよう、切断されるシール用紙の
種類との関係で、その切断位置を決定するマーキング1
9も併せて印刷される。なお、マーキング19はバーコ
ード11の印刷とは別に、シール用紙の種類に応じて、
予めシール5上に付与しておいても構わない。
【0024】また、前記バーコード11には、前記デー
タファイルを作成したコンピュータを特定し得るシリア
ルナンバーも含まれており、更に、該バーコード11の
信号によって抽出される切断情報には、撮影された画像
情報10の内の切断を希望する対象画像13の輪郭情報
と、切断したシール6のエッジ14が緩やかな曲線とな
るよう設定された切断ポイントに関する情報も含まれて
いる。切断情報にはその他、被切断となる対象画像のジ
ャンル(被写体画像、電話番号など)や、切断に係るシ
ールの種別(A5,A4など)、切断形式(通常カッ
ト、輪郭カットなど)、及び、課金情報なども含まれて
いる。
【0025】かくして、プリント供給装置2で作成され
たシール5には、図1に示すように、撮影された画像情
報10とバーコード11が印刷されている。シール5を
手にした利用者は、続いて、これをシールカッティング
マシンの本体1に設けられたシートフィーダ3上に載置
すると、自動的にシール5が所定の位置に移送され、セ
ットが完了する。その際、選択されたシール用紙の種類
により、その厚みに応じて、カッター付き移動手段7が
ごく僅かではあるがZ軸方向にも移動する。また、シー
トフィーダ3によるシール5の移送に際し、本体1のシ
ートフィーダ3付近に設けられたセンサー(図示しな
い)がシール5上に付与されたマーキング19を検知
し、シール5は切断に適した位置に正しくセッティング
されることになる。セット完了を確認したら、続いて、
スタートボタンを押下げ、読解手段8によるバーコード
11の読み取りを行う。
【0026】バーコード11の読み取りが完了すると、
該読み取られた信号が制御装置12を介してシリアルナ
ンバーに適合したコンピュータ9を有するプリント供給
装置2に送られ、これを受けて、コンピュータ9に記憶
される適切なデータファイルが開かれ、利用者が入力し
た切断情報が抽出されることになる。抽出された切断情
報に関するデータは、再び制御装置を経由して、切断の
指令がカッター付き移動手段7に出力されることにな
る。
【0027】指令を受けたカッター付き移動手段7は、
出力された切断情報に基づいてX−Y軸方向に移動し、
作成した切断情報どおりに画像情報10の内の対象情報
13だけが切り抜かれるよう、シール5を切断すること
になる。なお、図1においては、作成した切断情報の内
容が通常カットであるため、本装置1を用いて切断した
切断済みシール6は、4つの対象画像13のそれぞれが
長方形状に切断されているだけであるが、図3(a)に
示すシール5は、作成した切断情報の内容が対象画像1
3をその輪郭線に沿って切断するものであるため、本装
置1で切断した切断済みシール6は、画像情報10から
対象画像13だけがその輪郭線に沿って切断されてい
る。なお、本装置1で切断を行った場合、特に輪郭線に
沿って切断した場合は、その切断したシールのエッジ1
4が曲率の大きな曲線で形成される。
【0028】かくして、画像情報10の内の対象画像1
3の切断が完了したら、シートフィーダ3から切断済み
シール6を取り出し、切断された対象画像13の部分を
台紙から剥がし、所望の場所に貼付する。その際、前記
のとおり、切断したシールのエッジ14が緩やかな曲線
で形成されているため、破損や切れ目が生ずることな
く、これを台紙から綺麗に剥がすことができる。また、
本発明においては、所望とする対象画像のシール部分だ
けが切断され、台紙は切断されないハーフカットである
ため、切断されたシール6だけが台紙から剥がされるこ
とになる。
【0029】なお、図1に示すように、シールカッティ
ングマシンの本体1に表示部17を設けることで、切断
に関する各種メッセージや切断状況などを確認できるよ
うにしておくことが望ましい。それによって、バーコー
ド11の読み取りが何らかの理由で行えない旨や、シー
ル用紙が相違する旨のメッセージ等を確認することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係るシールカッティングマシン
は、印刷した画像情報の内の対象画像を自動的に切断で
きるので、ハサミやカッターを用いて手作業で対象画像
を切断する手間や煩わしさを解消できた。
【0031】画像情報の内の対象画像を入力した切断情
報どおりに切断できるので、好みの人物等の画像だけを
切断したり、携帯電話や化粧道具など貼付を希望する場
所に応じて切断するなどして、プリント供給装置等を用
いて印刷したシールの活用範囲を広げることができた。
【0032】画像情報と共に、輪郭情報などを含む切断
情報を抽出するキーワードとしての機能を持たせたバー
コードをシール上に印刷することで、利用者は印刷済み
のシール1枚を持参するだけで、作成した切断情報を呼
び出し、その内容どおりに切断することができる。その
ため、忙しいときや込み合っているときは、日時を改
め、後日、落ち着いて切断を行うことができる。
【0033】また、前記切断情報に含まれる切断ポイン
トに関する情報を、切断したシールのエッジが緩やかな
曲線となるよう設定することで、特に、対象画像をその
輪郭線に沿って切断した場合に、切断されたシールを破
損や切れ目を生ずることなく台紙から剥がすことができ
る。
【0034】更に、シールのエッジが緩やかな曲線で切
断されるようにし、カッター付き移動手段のX−Y方向
の移動が迅速に行えるため、シールの切断に要する時間
を短縮できるメリットもある。
【0035】加えて、バーコードにはコンピュータ毎に
付与されたシリアルナンバーに関する情報も記録するこ
とで、本シールカッティングマシン一台で複数のプリン
ト供給装置内外のコンピュータからの指令に対応するこ
とができる。そのため、数台のプリント供給装置を設置
する遊技場も、これを一台設置するだけで良いため、経
済的であると同時に、省スペース化に対応できる。
【0036】なお、本発明では本シールカッティングマ
シンをプリント供給装置本体に組み込むことも可能であ
り、それにより、一層の省スペース化を図ることが可能
である。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールカッティングマシンの実施
例を示す概略的な斜視図である。
【図2】本発明に係るシールカッティングマシンの内部
構造を示す概略的なシステム図である。
【図3(a)】画像情報とバーコードとが印刷されたシ
ールの概略的な平面図である。
【図3(b)】図3(a)のシールを対象画像の輪郭線
に沿って切断した状態を示す概略的な平面図である。
【符号の説明】
1 シールカッティングマシン本体 2 プリント供給装置本体 3 シートフィーダ 4 接続コード 5 印刷済みシール 6 切断済みシール 7 カッター付き移動手段 8 読解手段 9 コンピュータ 10 画像情報 11 バーコード 12 制御装置 13 対象画像 14 切断されたシールのエッジ 15 ポート 16 プリント供給装置に備え付けのカーテン 17 表示部 18 プリント供給装置に内蔵のプリンタ 19 マーキング

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断となる対象画像を含む画像情報と
    前記対象画像に対応するバーコードとが印刷されたシー
    ルと、前記バーコードを読み取る読解手段と、該読解手
    段の信号を受けてコンピュータから発せられた指令によ
    りX−Y軸方向に移動してシールを切断するカッターと
    を備え、前記コンピュータには前記対象画像の切断情報
    に関するデータファイルが保存され、前記バーコードに
    は該データファイルを抽出するための情報が記録されて
    いるシールカッティングマシンにおいて、前記切断情報
    には前記被切断となる対象画像の輪郭情報が含まれてお
    り、該輪郭情報は被写体たるフォアグランドとその背景
    画像たるバックグランドとのクロミナンスの差異をデジ
    タル処理することで作成されることを特徴とするシール
    カッティングマシン。
  2. 【請求項2】 前記データファイルには、コンピュータ
    毎に割り振られたシリアルナンバーが含まれており、そ
    れにより複数のコンピュータからの指令に対応し得るこ
    とを特徴とする請求項1記載のシールカッティングマシ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記画像情報と前記バーコードを印刷す
    るプリント供給装置にその本体に組み込まれていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のシールカッテ
    ィングマシン。
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