JP3286738B2 - 凹凸模様物品の作成方法及び凹凸模様物品 - Google Patents

凹凸模様物品の作成方法及び凹凸模様物品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は所定の物品の表面へ凹
凸模様を設けた凹凸模様付物品とすることを目的とした
凹凸模様物品の作成方法及び凹凸模様物品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来物品の表面に凹凸模様を設けるに
は、一品製作的彫刻、成形型による多量生産的方法があ
る。
【0003】また各種造形材料として木質粘土材が知ら
れている(特公昭57−15539号)。
【0004】次に木質粘土材を用いた凹凸模様板の製造
法が知られている(特公昭58−47981号)。
【0005】
【発明により解決すべき課題】前記通常の成形型を使用
する場合には、物品の形状が異なる毎に、型を変えなけ
ればならないのみならず、物品によっては型が複雑にな
る問題点があった。
【0006】また一品製作的彫刻では多量生産が不可能
であり、更に異なる物品に同一凹凸模様を設けることな
どの多量生産は不可能であった。更に割型を用いる場合
には継目の処理を十分配慮しなければ、継目のあるもの
となるおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、柔軟
なベースシート上に素材を層着し、これに型押しなどの
手段を用いて凹凸模様を設け、前記柔軟なベースシート
を素材層と共に適宜切断して所望の物品に貼着すること
により、前記従来の問題点を解決したのである。
【0008】即ち方法の発明は、木粉を主材料とし、こ
れにアルミナセメント、パーライトを添加し適量の水を
加えた粘土状成形素材層を、柔軟なベースシート上へ層
着した後、型を前期成形素材層上へ押圧して、所望の形
状模様を成形し、ついで、前記成形素材層が軟らかい間
に前記ベースシートを所定の基本芯体に貼着し、前記成
形素材を用いて継目などを補修して、一体状にすること
を特徴とした凹凸模様物品の作成方法であり、ベースシ
ートは紙、布又は網としたものである。また、基本芯体
は、形状模様を設けるべき物品としたものである。次に
物の発明は、請求項1に記載した方法により作成したこ
とを特徴とする凹凸模様物品である。
【0009】次にベースシートは紙、布又は網としたも
のであり、粘土状成形素材は、木粉を主材料とし、これ
にアルミナセメント、パーライトを添加し適量の水を加
えたものである。
【0010】更に基本芯体は、形状模様を設けるべき物
品としたものである。
【0011】前記粘土状成形素材は、所定時間柔軟性を
保有し、しかも保形性があって一旦型押しすれば、その
状態を正確に維持する材質でなければならない。
【0012】然して一旦硬化すれば、セメント製品、石
膏、硝子製品のように、変形、変色しない強度を保有す
るものが望ましい。
【0013】更に木質物品(例えば襖、障子、家具)な
どの造形模様にあっては木彫的感触と共に、修正が容易
であり、塗装などに耐え得る材質である必要がある。前
記色々の理由と、軽量であることを要件にすれば、木質
微粉に糊料を混入し、又は木質微粉にアルミナセメン
ト、パーライト(軽量増量材)を入れたような物が望ま
しい。またベース材料としては、前記紙、布、網などの
外、合成樹脂シートに紙を層着した材料、金属箔に布を
層着したものなどを使用することができる。要は柔軟
性、吸湿性を保有し、かつ強靭な材質が望ましい。
【0014】更に金属製品又は合成樹脂製品にも凹凸模
様をつけることができる。
【0015】
【作用】この発明によれば、凹凸模様が柔軟なシートの
間に物品に貼着するので、立体の基本物品に容易に取付
けることができる。従って物品の成形型に凹凸模様をつ
けなくても、後付けで凹凸模様ができる。更に継目なし
凹凸模様ができる。
【0016】
【実施例1】この発明の実施例を図1、2、3、4につ
いて説明する。
【0017】和紙(ベースシート)1の表面に、木質粉
末(少量のCMC入り)35%(重量)、パーライト粉
末35%(重量)及びアルミナセメント30%(重量)
に適量の水(全量の35%(重量))を混合して得た粘
土状物の材料層2(厚さ2mm位)を設け、この材料層2
上に模様板3を押しつけて凹凸模様4を設ける。前記凹
凸模様4を設けた素材板5を、未硬化の間に物品の基本
芯体6に貼着する。例えば和紙1の裏面に合成接着剤7
を塗布して接着し、その継目部分及び縁部に前記粘土状
物を塗着して継目及び縁部を処理し、自然硬化すれば
(約10時間位)、模様付物品8ができる。
【0018】前記のように、凹凸模様のついた素材板5
を貼着するので、割型を用いた場合と同様に立体物に凹
凸模様を付けることができる。また物品の基本芯体6が
同一であっても、異なる凹凸模様を容易に付けることが
できる。
【0019】然して模様板3は平板でよいから、型抜け
などを配慮する必要がなく、操作も単純で直線運動でよ
いことになる。
【0020】
【実施例2】図5は角筒状箱9の側壁へ凹凸模様板10
を貼着した実施例である。
【0021】
【実施例3】図6は玉子形芯体11に凹凸模様板12を
貼着した実施例である。このように上下左右方向へ弧状
となっている場合には、模様部分を切抜いて貼着するこ
とにより模様板に皺を生じるのを防止することができ
る。然して未貼着部へは材料層と同一物を塗着すること
により、全体一様の物品となり、成形型を用いた物品と
同様の外観となり、当然のこと乍ら型の継目などのない
ものとなる。
【0022】
【実施例4】図7は障子13の腰板14へ模様板15を
貼着したものである。この場合に木質微粉を比較的多く
(全量の90%位)用いると、本質の良さが出た凹凸模
様を表現することができる。
【0023】前記のように、物品に応じて材料の使用割
合を適宜変えることが望ましい。
【0024】
【実施例5】図8は金属板16へ模様板17を設けた状
態を示す。この場合に金属板16の表面へ貼着力の強い
合成接着剤18を塗布し、これに紙又は布19を貼着
し、この布19上へ材料層20を設けて、模様板17と
する。
【0025】
【実施例6】図9、10は、平板状の材料に、凹凸模様
を連続的に設ける実施例である。
【0026】即ち合成樹脂板26に付着した布21に材
料層22を設け、材料層22上に凹版23を重ね矢示2
7のようにローラ24、25の間を通過させると、凹版
23の加圧により凹凸模様ができる。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、紙又は布などのベー
スシート上に材料層を設け、この材料層に凹版等の型板
を押圧したので、板状の模様板ができる。ついでこの模
様板を物品の基本芯体に貼着するので、各種物品の一部
又は全部に凹凸模様を容易に形成することができる効果
がある。
【0028】然して材料の軟らかい間に加工するので、
継目なしにできると共に、基本芯体と一体にすることが
できるから、全体を成形した場合と同様の外観と実体を
備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施に際し、和紙上に材料層を設け
た一部の断面図。
【図2】同じく模様をつけた一部の断面図。
【図3】同じく一部平面図。
【図4】同じく物品に貼着し一部を切断した正面図。
【図5】同じく他の実施例の斜視図。
【図6】同じく他の実施例の正面図。
【図7】同じく障子の実施例の正面図。
【図8】同じく他の実施例の一部を破切した斜視図。
【図9】同じく他の実施例の分解斜視図。
【図10】同じく型を押圧する一例を示す図。
【符号の説明】
1 和紙 2 材料層 3 模様板 4 凹凸模様 5 素材板 6 基本芯体 7 合成接着剤 8 模様付物品 9 箱 10 凹凸模様板 11 玉子形芯体 12 凹凸模様板 13 障子 14 腰板 15模様板 16 金属板 17 模様板 18 合成接着剤 19 布 20 材料層 21 布 22 材料層 23 凹版 24、25 ローラ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木粉を主材料とし、これにアルミナセメ
    ント、パーライトを添加し適量の水を加えた粘土状成形
    素材層を、柔軟なベースシート上へ層着した後、型を
    記成形素材層上へ押圧して、所望の形状模様を成形し、
    ついで、前記成形素材層が軟らかい間に、前記ベースシ
    ートを所定の基本芯体に貼着し、前記成形素材を用い継
    目などを補修して、一体状にすることを特徴とした凹凸
    模様物品の作成方法。
  2. 【請求項2】 ベースシートは紙、布又は網とした請求
    記載の凹凸模様物品の作成方法。
  3. 【請求項3】 基本芯体は、形状模様を設けるべき物品
    とした請求項記載の凹凸模様物品の作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した方法により作成した
    ことを特徴とする凹凸模様物品。
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