JP3286388B2 - タイヤ空気圧警報装置 - Google Patents

タイヤ空気圧警報装置

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JP3286388B2
JP3286388B2 JP09674993A JP9674993A JP3286388B2 JP 3286388 B2 JP3286388 B2 JP 3286388B2 JP 09674993 A JP09674993 A JP 09674993A JP 9674993 A JP9674993 A JP 9674993A JP 3286388 B2 JP3286388 B2 JP 3286388B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/06Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle
    • B60C23/061Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle by monitoring wheel speed

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ空気圧警報装置
に関し、特に4輪駆動型自動車の為のタイヤ空気圧警報
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のタイヤの空気圧がある程度以上低
下した状態で走行することは好ましくないので、従来よ
り、種々のタイヤ空気圧警報装置が提案されている。例
えば、タイヤ空気圧をセンサで検知しタイヤ空気圧の低
下を判定するようにしたもの、或いは、タイヤ空気圧が
低下すると、空気圧が低下した車輪の回転数が増加する
ことから、4輪の車輪速を夫々検出する車輪速センサを
設け、それら車輪速センサで検出した車輪速に基いてタ
イヤ空気圧の低下を判定するようにしたもの、等が提案
されている。
【0003】例えば、特開昭63−305011号公報
には、4つ車輪の車輪速センサからの出力を用いて、対
角線上にある1対の車輪の車輪速の合計と、他の対角線
上にある1対の車輪の車輪速の合計との差が所定値以上
のときに、合計車輪速が大きい方の1対の車輪の何れか
のタイヤの空気圧が低下したと判定し、その1対の車輪
の車輪速のうちの大きい方の車輪速が、4輪の車輪速の
平均値よりも所定値以上大きいときに、その車輪の空気
圧が低下したと判定し、その判定結果を警報するように
構成したタイヤ空気圧警報装置が記載されている。
【0004】一方、前後輪間の差動を制限するセンタデ
フを介して2輪駆動と4輪駆動とに切り換え可能な4輪
駆動型自動車には、左右の前輪間の差動を制限するフロ
ントデフと、左右の後輪間の差動を制限するリヤデフと
が設けられることが多い。そして、最近では、フロント
デフとセンタデフとリヤデフは、電磁クラッチ手段を介
してロック状態とロック解除状態と両状態の中間状態と
に切り換え可能に構成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載のタイ
ヤ空気圧警報装置では、一方の対角線上にある前後輪の
車輪速の合計と、他方の対角線上にある前後輪の車輪速
の合計とを車輪速パラメータとして適用し、タイヤ空気
圧が低下した車輪の車輪速の増加からタイヤ空気圧の低
下を判定するように構成してある。
【0006】しかし、例えば、リヤデフがロック状態の
ときには、左右の後輪の車輪速が等しくなるため、左右
何れかの後輪のタイヤ空気圧が低下しても、左右の後輪
の車輪速に差が生じないことから、タイヤ空気圧の低下
を確実に判定することができない。このことは、フロン
トデフがロック状態の場合にも同様である。更に、前記
各デフのロック状態とロック解除状態とで、同一判定条
件にてタイヤ空気圧判定を実行しても、差動制限状態が
種々異なるため、タイヤ空気圧判定を正確に行うことが
できない。本発明は、1又は複数の差動制限装置を備え
た車両におけるタイヤ空気圧判定の精度や信頼性を高め
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1のタイヤ空気
圧警報装置は、ロック状態とロック解除状態とに切り換
え可能な差動制限装置を有する4輪駆動車における4輪
の車輪速を用いてタイヤ空気圧の低下を検知して警報を
出力するタイヤ空気圧警報装置において、4輪の車輪速
を検出する車輪速検出手段と、前記車輪速検出手段で検
出された車輪速を用いてタイヤの空気圧の低下を判定す
る空気圧判定手段と、前記差動制限装置からロック状態
とロック解除状態を示す信号を受けて、ロック状態のと
きには、前記空気圧判定手段に対して、ロック解除状態
のときの判定態様と異なる判定態様を適用させる判定
変更手段とを備えたものである。
【0008】ここで、前記空気圧判定手段は、前記車輪
速検出手段で検出された車輪速を用いて、タイヤの初期
状態を補償する為の補償係数を設定する初期設定処理を
行う初期設定処理手段を備え、前記判定態様変更手段
は、ロック状態のときに、初期設定処理手段の初期設定
処理を行わないように構成してもよい(請求項2)。
員が初期設定処理の開始を指令する初期設定スイッチを
操作して初期設定処理手段に初期設定処理を行わせるよ
うに構成し、前記判定態様変更手段は、前記初期設定ス
イッチが操作され、かつ、ロック状態のときに差動制限
装置にロック解除させ、そのロック解除状態において初
期設定手段に初期設定処理を実行させるように構成して
もよい(請求項2に従属の請求項3)。前記判定態様
更手段は、ロック状態のときに、空気圧判定手段の空気
圧判定を行わないように構成してもよい(請求項4)。
【0009】前記空気圧判定手段は、前記車輪速検出手
段で検出された車輪速を用いて、タイヤの初期状態を補
償する為の補償係数を設定する初期設定処理を行う初期
設定処理手段と、前記車輪速検出手段で検出された車輪
速と前記補償係数とを用いて、タイヤ空気圧判定処理を
実行する空気圧判定処理手段とを備え、前記判定態様
更手段として、初期設定処理手段が、フロントデフ及び
リヤデフがロック解除状態のときには、一方の対角関係
にある前後輪の車輪速の合計と、他方の対角関係にある
前後輪の車輪速の合計との比によりロック解除状態用補
償係数を求める一方、フロントデフとリヤデフの少なく
とも一方がロック状態のときには左右の前輪の車輪速の
合計と、左右の後輪の車輪速の合計との比によりロック
状態用補償係数を求めるように構成してもよい(請求項
5)。
【0010】前記判定態様変更手段は、ロック解除状態
のときにのみ、空気圧判定手段に空気圧判定を実行させ
るように構成してもよい(請求項6)。
【0011】請求項のタイヤ空気圧警報装置は、ロッ
ク状態とロック解除状態とに切り換え可能なリヤ差動制
限装置を備えた車両のタイヤ空気圧警報装置において、
後輪用車軸の左半部分と右半部分に作用するトルクに関
する値を夫々検知するトルク関連値検知手段と、前記リ
ヤ差動制限装置がロック状態のとき、前記トルク関連値
検知手段で検知されたトルクに関する値を用いて左右の
後輪のタイヤ空気圧の低下を判定する空気圧判定手段と
を備えたものである。
【0012】請求項のタイヤ空気圧警報装置は、ロッ
ク状態とロック解除状態とに切り換え可能なフロント差
動制限装置を備えた車両のタイヤ空気圧警報装置におい
て、前輪用車軸の左半部分と右半部分に作用するトルク
に関する値を夫々検知するトルク関連値検知手段と、前
記フロント差動制限装置がロック状態のとき、前記トル
関連値検知手段で検知されたトルクに関する値を用い
て左右の前輪のタイヤ空気圧の低下を判定する空気圧判
定手段とを備えたものである。
【0013】
【発明の作用及び効果】 請求項1のタイヤ空気圧警報
装置においては、差動制限装置は、ロック状態とロック
解除状態とに切り換え可能であり、空気圧判定手段は、
車輪速検出手段で検出された車輪速を用いてタイヤの空
気圧の低下を判定し、判定態様変更手段は、差動制限装
置がロック状態のときには、空気圧判定手段に対して、
ロック解除状態のときの判定態様と異なる判定態様を適
用させる。こうして、差動制限装置のロック状態とロッ
ク解除状態とに応じた判定態様を適用することで、タイ
ヤ空気圧判定の判定精度や信頼性を向上できる。
【0014】請求項2では、空気圧判定手段の初期設定
手段により、タイヤの初期状態を補償する為の初期設定
が実行され、また、判定態様変更手段は、差動制限装置
がロック状態のときに前記初期設定処理を行わせない
これにより、不適切な条件で初期設定するのを防止でき
る。請求項3では、請求項2の発明において、判定態様
変更手段は、初期設定スイッチが操作され、且つロック
状態のときに差動制限装置にロック解除させた状態で初
期設定手段に初期設定させるので、ロック状態での初期
設定を防止できる。
【0015】請求項4では、判定態様変更手段は、ロッ
ク状態のときに空気圧判定手段の空気圧判定を行わない
ので、請求項2と同様の作用・効果が得られる。請求項
5では、空気圧判定手段が、初期設定手段と空気圧判定
処理手段とを有し、前記判定態様変更手段として、初期
設定処理手段が、フロントデフ及びリヤデフがロック解
除状態のときには、一方の対角関係にある前後輪の車輪
速の合計と、他方の対角関係にある前後輪の車輪速の合
計との比によりロック解除状態用補償係数を求める一
方、フロントデフとリヤデフの少なくとも一方がロック
状態のときには左右の前輪の車輪速の合計と、左右の後
輪の車輪速の合計との比によりロック状態用補償係数を
求めるように構成し、ロック状態のときにはロック状態
用の補償係数を求めて空気圧判定処理を実行し、また、
ロック解除状態のときにはロック解除用の補償係数を求
めて空気圧判定処理を実行するので、ロック状態のとき
の空気圧判定とロック解除状態のときの空気圧判定の判
定精度や信頼性を向上できる。
【0016】請求項6では、ロック解除状態のときのみ
空気圧判定を実行するので、一定の条件下に空気圧判定
を実行できる。
【0017】
【0018】請求項7では、ロック状態とロック解除状
態とに切り換え可能なリヤ差動制限装置を備え、トルク
関連値検知手段により、後輪用車軸の左半部分と右半部
分に作用するトルクに関する値が夫々検知されると、空
気圧判定手段は、リヤ差動制限装置がロック状態のと
き、トルク関連値検知手段で検知されたトルクに関する
を用いて左右の後輪のタイヤ空気圧の低下を判定す
る。即ち、タイヤの空気圧が低下すると、そのタイヤの
抵抗が増大するため、車軸部分に作用するトルクが増大
するため、トルク関連値検知手段で検知したトルクに関
する値を用いて左右の後輪のタイヤ空気圧の低下を確実
に判定できる。
【0019】請求項8では、ロック状態とロック解除状
態とに切り換え可能なフロント差動制限装置を備え、ト
ルク関連値検知手段により、前輪用車軸の左半部分と右
半部分に作用するトルクに関する値が夫々検知される
と、空気圧判定手段は、フロント差動制限装置がロック
状態のとき、トルク関連値検知手段で検知したトルク
関する値を用いて左右の前輪のタイヤ空気圧の低下を判
定する。それ故、請求項7と同様の作用・効果が得られ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本実施例は、4輪駆動車のタイヤ空気圧
警報装置に本発明を適用した場合の一例であり、図1
は、この4輪駆動車の駆動系及び差動制限装置及びタイ
ヤ空気圧警報装置の全体構成図である。図1に示すよう
に、エンジン1には変速機2が接続され、この変速機2
は主変速機とこれに連動連結された副変速機とからなる
前進5速・後進1速の変速機である。前記変速機2に
は、トランスファ3が接続され、このトランスファ3に
は、エンジン1の出力を前輪21、22に伝達するフロ
ントプロペラ軸5とエンジン1の出力を後輪23、24
に伝達するリヤプロペラ軸6が接続されている。
【0021】前記フロントプロペラ軸5には、フロント
アクスル7を介して左右の前輪21、22が接続され、
リヤプロペラ軸6には、リヤアクスル8を介して左右の
後輪23、24が接続されている。前記トランスファ3
には、センタデファレンシャル9(センタデフ)が設け
られ、フロントアクスル7には、フロントデファレンシ
ャル10(フロントデフ)が設けられ、リヤアクスル8
には、リヤデファレンシャル11(リヤデフ)が設けら
れている。
【0022】次に、前記センタデフ9に組み込まれた電
磁多板クラッチ30について、図2を参照しつつ説明す
る。この電磁多板クラッチ30は、センタデフ9をアン
ロック状態、中間ロック状態、完全ロック状態の3つ状
態に亙って択一的に切り換えるものである。この電磁多
板クラッチ30は、フロントプロペラ軸5とリヤプロペ
ラ軸6との差動を制限できるものであれば、どのような
形式のものでもよいが、本実施例の電磁多板クラッチ3
0は、複数枚のインナディスクとアウタディスクとから
なるクラッチ板31とこのクラッチ板31に押圧力を発
生させる電磁アクチュエータ32とから構成されてい
る。
【0023】図中、33は軸受、34は一方のプロペラ
軸に連結された伝動部材、35は他方のプロペラ軸に連
結された伝動部材である。前記電磁アクチュエータ32
は、ソレノイド36(SOL C)に電流が流れるときに発
生する磁力でアーマチュア37がクラッチ板31を押圧
するように構成されている。この電磁多板クラッチ30
においては、ソレノイドSOL Cに流れる電流とクラッチ
板31を摩擦係合させる押圧力つまり電磁多板クラッチ
30で伝達するトルクとが比例関係にあるため、センタ
デフ9の作動回転数を電流の増減により連続的に変化さ
せることが出来る。更に、前記フロントデフ10にも前
記同様の電磁多板クラッチ(ソレノイドSOL Fを備えて
いる)が設けられ、また、リヤデフ11にも前記同様の
電磁多板クラッチ(ソレノイドSOL Rを備えている)が
設けられているが、同様のものなのでそれらの説明は省
略する。
【0024】次に、前記3つの電磁多板クラッチ(つま
り、3つのソレノイドSOL F,C,R)を制御する制御
系について、図1に基いて説明する。先ず、センタデフ
9とフロントデフ10とリヤデフ11の制御の為に必要
なスイッチ類やセンサ類として、左右の前輪21,22
及び左右の後輪23,24の回転速度を検出する車輪速
センサ25,26,27,28と、エンジン1のスロッ
トル開度を検出するスロットル開度センサ16と、変速
機2の変速段を検出する変速段スイッチ17と、副変速
機の変速段を検出する副変変速段スイッチ18と、エン
ジン1と変速機2間のクラッチのON(接続)、OFF
(非接続)を検出するクラッチスイッチ19と、前記セ
ンタデフ9とフロントデフ10とリヤデフ11の作動モ
ードを設定する為のモード設定スイッチ20が設けられ
ている。
【0025】更に、タイヤ空気圧警報装置に必要なスイ
ッチ類やセンサ類として、前記車輪速センサ25〜28
に加えて、ブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキ
スイッチ41と、ハンドル舵角を検出する舵角センサ4
2と、タイヤ空気圧判定制御における初期設定処理の開
始を指令する初期設定スイッチ43と、タイヤ空気圧低
下を判定したときに警報を表示する為のワーニングラン
プ44が設けられている。そして、以上のセンサ類やス
イッチ類からの信号が、差動制限制御用のコントロール
ユニットと、タイヤ空気圧判定制御用のコントロールユ
ニットとを兼ねるコントロールユニット40に供給さ
れ、ワーニングランプ44は、コントロールユニット4
0で駆動制御される。尚、符号45はバッテリである。
【0026】前記車輪速センサ25〜28は、アクスル
と一体回転する検出用ディスク25a〜28aと、検出
用ディスクに臨む電磁ピックアップ25b〜28bとで
夫々構成され、各検出用ディスク25a〜28aには、
例えば44個の被検出部が周方向に等間隔おきに形成し
てある。
【0027】前記コントロールユニット40は、センサ
類やスイッチ類からの検出信号を必要に応じて波形整形
する波形整形回路、同検出信号を必要に応じてA/D変
換するA/D変換器、入出力インタフェース、CPUと
ROMとRAMとを含むマイクロコンピュータ、3つの
ソレノイドSOL F,C,Rの為の駆動回路、等からな
り、マイクロコンピュータのROMには、前記3つの電
磁多板クラッチ(つまり、3つのソレノイドSOL F,
C,R)を制御することで行う差動制限制御の制御プロ
グラムと、後述のタイヤ空気圧判定制御の制御プログラ
ムとが予め入力格納されており、RAMにはこれらの制
御に必要なメモリ類が設けられている。
【0028】次に、前記センタデフ9とフロントデフ1
0とリヤデフ11に対する差動制限制御の概略について
説明する。前記モード設定スイッチ20は、前記3つの
デフ9〜11の作動モードを設定する為のスイッチであ
り、AUTO(Aモード)、C(Cモード)、R(Rモ
ード)及びF(Fモード)を択一的に設定可能に構成さ
れ、これら作動モードとデフの種類と制御内容は、表1
に示す通りである。
【0029】
【表1】
【0030】表1について説明すると、Aモードにおい
ては、フロントデフ10がアンロック状態とされ、セン
タデフ9とリヤデフ11とがオートモード制御に設定さ
れる。尚、このAモードでは、差動回転数とエンジンの
スロットル開度とに基いて駆動電流が設定されるが、こ
のAモードにおけるオートモード制御では、アンロック
状態と、完全ロック状態と、この両状態の中間状態とが
ある。Cモードにおいては、フロントデフ10がアンロ
ック状態とされ、センタデフ9が差動を制限する中間ロ
ック状態とされ(但し、デフに作用するトルクが増大す
る所定状態では、完全ロック状態とされる)、リヤデフ
11がオートモード制御に設定される。Rモードにおい
ては、フロントデフ10がアンロック状態とされ、セン
タデフ9及びリヤデフ11が中間ロック状態とされる
(但し、デフに作用するトルクが増大する所定状態で
は、完全ロック状態とされる)。Fモードにおいては、
フロントデフ10及びセンタデフ9及びリヤデフ11の
全部が中間ロック状態とされる(但し、デフに作用する
トルクが増大する所定状態では、完全ロック状態とされ
る)。
【0031】前記作動モードは、モード設定スイッチ2
0を介して運転者により任意に設定されるが、Aモード
においては、フロントデフ10がアンロック状態とされ
ているため、駆動性に影響が少なく操作性に優れてお
り、市街地等の通常路をオンロード走行するのに適して
いる。一方、Fモードにおいては、全部のデフが中間ロ
ック状態とされるため操作性が若干低下するが駆動性に
優れており、悪路等を走行するオフロード走行に適して
いる。Cモード及びRモードは、これらの中間の特性を
有し、運転者の好みに応じて選択される。
【0032】前記タイヤ空気圧警報装置は、基本的に、
車輪速センサ25〜28、ブレーキスイッチ41、舵角
センサ42、初期設定スイッチ43、ワーニングランプ
44、コントロールユニット40等で構成されている。
以下、前記コントロールユニット40で実行されるタイヤ
空気圧判定制御について、図3以降の図面に基いて説明
する。但し、フローチャートの図中、符号Si(i=
1,2,・・・)各ステップを示すものである。最初
に、このタイヤ空気圧判定制御の概要について説明する
と、基本的に4つの車輪速センサ25〜28で検出され
る車輪速Vw1〜Vw4 に基いてタイヤ空気圧判定を行うの
であるが、自動車の使用開始時や1又は複数のタイヤを
交換したとき等に、係数Cx(補償係数)の初期設定処
理を実行して、タイヤの製作誤差や特性を補償する為の
係数Cxを初期設定する。その後、定期的(所定走行距
離毎、又は、所定期間毎)にタイヤ空気圧判定処理を実
行して、何れかのタイヤの空気圧異常を判定し、タイヤ
空気圧が低下している場合には、ワーニングランプ34を
介して警報を出力する。
【0033】そして、前記初期設定処理は、路面状態に
応じて設定される車速域のときに実行し、また、センタ
デフ9やフロントデフ10やリヤデフ11がロック状態
や中間ロック状態のときには、タイヤ空気圧低下による
車輪速の変化を検出できないので、強制的にロック解除
した状態で実行するようにしてある。前記タイヤ空気圧
判定処理は、路面状態に応じて別途設定される車速域の
ときに実行する。尚、このタイヤ空気圧判定制御は、前
記初期設定処理と、タイヤ空気圧判定処理と、路面摩擦
係数演算処理(フローチャートは省略)とを含む。
【0034】次に、前記係数Cxの初期設定処理につい
て、図3を参照しつつ説明する。この係数Cxの初期設
定処理は、タイヤを交換した場合等にインストルメント
パネルに付設したa接点型の初期設定スイッチ33がON
操作されると開始され、次に前記センサ25〜28,4
2やスイッチ41,43からの信号をディジタル化した
各種データが読み込まれ(S1)、次に、初期設定処理
の実行中を示す為に、ワーニングランプ44が点灯さ
れ、且つタイヤ空気圧判定処理を禁止する為にフラグF
が0にリセットされる(S2)。
【0035】次に、S3において、3つのデフ9〜11
の何れかがロック状態か否か判定するが、この判定はコ
ントロールユニット40の差動制限制御からのデータに
基いて判定する。その判定結果が No のときはS9へ移
行し、また、判定結果がYesのときはS4において定常
走行中か否か判定され、その判定が No のときはリター
ンし、また、その判定がYes のときはS5において、フ
ラグBが1にセットされ、次にS6においてフラグBが
B=1の状態で所定時間経過したか否か判定される。但
し、この判定は、実際には、フラグのセットとタイマの
スタートとタイマによるカウントとを介して実行され
る。
【0036】そして、S6の判定が No のときはリター
ンし、また、S6の判定がYes のときはS7においてフ
ラグBが0にリセットされてS8へ移行し、S8におい
てロック状態にあるデフ9〜11が強制的にロック解除
してからS9へ移行する。尚、前記ロック解除は、差動
制限制御へ制御データを供給することで実行される。次
に、係数Cxの初期設定条件が成立か否かの判定が実行
される(S9)が、自動車が加減速状態でないこと、定
常直進走行状態であって、車速Vが図6のマップに示す
路面状態に応じて設定された係数Cxの初期設定許可車
速域に入っていること、が充足されたときには、条件成
立と判定されてS10へ移行し、また、条件不成立のと
きはS16へ移行する。尚、車速Vとしては、車体速が
適用され、左右の従動輪(前輪21,22)の平均値に
等しく設定され、加減速は、車速Vの変化から検知され
る。
【0037】ここで、図6に示した係数Cxの初期設定
許可車速域の下限値は、過度に低速でない所定値(例え
ば、20Km/H)に設定され、初期設定許可車速域の上限値
は、走行路面の路面摩擦に応じて40〜50Km/Hの範囲
の値に設定されている。前記上限値に関して、低μ状態
のときの40Km/Hから高μ状態のときの50Km/Hへリニ
アに増大するように設定されている。尚、μとは、路面
の摩擦係数である。そして、50Km/H超の高速状態で
は、駆動輪のスリップ量が増加したり、前輪1,2 と後輪
3,4 の輪荷重が変化したりして、車輪速Vw1〜Vw4の検
出精度が低下するので、50Km/H以下の車速のときに、
初期設定処理を実行することが望ましく、また、低μの
ときには駆動輪のスリップ量が増加するので、40Km/H
以下の車速のときに、初期設定処理を実行することが望
ましい。尚、路面μの演算方法については後述する。
【0038】次に、S9において条件成立と判定される
と、S10において、タイヤの製作誤差や特性を加味し
てタイヤ交換時等における4つのタイヤの初期状態を補
償する為の係数Cxが4輪の車輪速Vw1〜Vw4を用い
て、一方の対角線関係にある左前輪1と右後輪4の車輪
速の和(Vw1+Vw4)と、他方の対角線関係にある右前
輪2と左後輪3の車輪速の和(Vw2+Vw3)との比とし
て次式で演算される。 係数Cx=(Vw1+Vw4)/(Vw2+Vw3) 次に、S11において、係数Cxが適正値か否か判定さ
れるが、タイヤの製作誤差によるタイヤ径の誤差が最大
0.3 %であることから、係数Cxが略1の所定範囲(例
えば、0.95〜1.05)に入っている場合に、係数Cxが適
正値であると判定される。
【0039】係数Cxが適正値であるときには、S12
において係数Cxの書き換え処理が実行され、前回の係
数Cx(i-1) に今回のCx(i) が与えられ、次に、ワー
ニングランプ44が消灯され且つタイヤ空気圧判定処理
を許可する為にフラグFが1にセットされ、その後S1
6へ移行する。一方、S11の判定結果がNoのときは、
S14において係数Cxが、不定か否か判定され、不定
のときにはS16へ移行し、また、不定でないときに
は、S15においてワーニングランプ44が所定時間
(例えば、2秒間)点滅され、その後S16へ移行す
る。S16では、フラグFが1か否か判定され、フラグ
F=1のときはこの初期設定処理が終了し、また、フラ
グFが1でないときにはリターンして、S1以降が繰り
返し実行される。但し、1回のスイッチ33のON操作
に基いて、複数回の初期設定処理を実行して複数の係数
Cxを求め、それら複数の係数Cxの平均値から最終の
係数Cxを決定するように構成することも可能である。
こうして、タイヤ交換時等における4つのタイヤの初期
状態を補償する為の係数Cxが決定され、RAMのメモ
リに格納される。
【0040】ここで、走行路面の路面μを求める演算処
理について説明する。先ず、車速Vは、従動輪の車輪速
Vw1, Vw2の平均値に等しく設定され、その車速Vが、
初期設定処理およびタイヤ空気圧判定処理に適用され
る。路面μは、車速Vとその加速度Vgとに基いて演算
されるが、この演算には、500msのタイマと100
msのタイマとを用い、加速開始後車体加速度Vgが十
分に大きくならない500ms経過までは100ms毎
に100ms間の車速Vの変化から、次式により車体加
速度Vgが演算される。
【0041】 Vg=K1×〔V(i)−V(i−100)〕 車体加速度Vgが十分に大きくなった500ms経過後
は100ms毎に500msの間の車速Vの変化から、
次式により車体加速度Vgが演算される。 Vg=K2×〔V(i)−V(i−500)〕 尚、前記の式中、V(i)は現時点の車速、V(i−1
00)は100ms前の車速、V(i−500)は50
0ms前の車速、K1、K2は夫々所定の定数である。
前記路面μは、前記のように求めた車速Vと車体加速度
Vgとを用いて表1に示したμテーブルから、3次元補
完により演算され、この路面μが、初期設定処理および
タイヤ空気圧判定処理に適用される。
【0042】
【表2】
【0043】次に、タイヤ空気圧判定処理について、図
4と図5のフローチャートを参照しつつ説明する。この
タイヤ空気圧判定処理は、例えば、100Kmの走行距
離毎に実行される処理であり、この処理の開始後、前記
センサ25〜28,42やスイッチ41からの信号をデ
ィジタル化した各種データが読み込まれ(S20)、次
に、前記フラグFが1か否か判定され(S21)、Yes
のときには、S22においてタイヤ空気圧判定条件成立
か否か判定される。このタイヤ空気圧判定条件に関し
て、自動車が加減速状態でないこと、定常直進走行状態
であって、車速が図7のマップに示す路面状態に応じて
設定されたタイヤ空気圧判定許可車速域に入っているこ
と、が充足されたときには、条件成立と判定されてS2
3へ移行し、条件不成立のときはS24へ移行する。
【0044】ここで、図7に示したタイヤ空気圧判定許
可車速域の下限値は、過度に低速でない所定値(例え
ば、20Km/H)に設定され、また、タイヤ空気圧判定許可
車速域の上限値は、走行路面の路面摩擦状態に応じて4
0Km/H〜最高車速の範囲の値に設定されている。この上
限値に関して、低μ状態のときの40Km/Hから高μ状態
のときの最高車速へリニアに増大するように設定されて
いる。そして、50Km/H超の高速状態では、駆動輪のス
リップ量が増加して車輪速Vw1〜Vw4の検出精度が低下
するが、多少の精度低下は生じても、50Km/H超の高速
走行状態におけるタイヤ空気圧の低下を検出することが
望ましいので、前記のように設定してある。低μのとき
には駆動輪のスリップ量が増加するので、40Km/H以下
の車速のときに、タイヤ空気圧判定処理を実行すること
が望ましい。
【0045】S23においては、図5のタイヤ空気圧判
定サブルーチンが実行され、その後リターンし、S21
又はS22の判定結果がNoのときは、S24において、
タイヤ空気圧判定のサブルーチンにおけるタイマTがリ
セットされ、フラグFa,Ftが0にリセットされると
ともに、カウンタI,Jが0にリセットされ、その後リ
ターンする。次に、S23のタイヤ空気圧判定のサブル
ーチンについて、図5を参照しつつ説明すると、先ず、
フラグFtが1か否か判定され(S30)、最初はNoな
のでS31において、タイマTがスタートされ且つフラ
グFtが1にセットされてS32へ移行する。また、フ
ラグFtが1にセットされている状態では、S30から
S32へ移行する。次に、S32において、空気圧判定
変数Dが、図示の式、つまり、次式により演算される。
【0046】D=2×[Cx(Vw2+Vw3)-( Vw1+Vw4)]
/[ Vw1+Vw2+Vw3+Vw4 ] 上式において、係数Cxは、予めタイヤの初期状態を補
償するように設定してあるため、タイヤ空気圧が正常で
ある場合には、空気圧判定変数Dは略0に等しい値にな
るが、右前輪22又は左後輪23のタイヤ空気圧が低下
している場合には、車輪速Vw2又は車輪速Vw3が大きく
なるため空気圧判定変数Dは正方向に増大し、また、左
前輪21又は右後輪24のタイヤ空気圧が低下している
場合には、車輪速Vw1又は車輪速Vw4が大きくなるため
空気圧判定変数Dは負方向に増大する。
【0047】次に、S33において判定変数Dが所定値
D0(例えば、0.020 〜0.050 の範囲の所定値)以上か
否か判定され、その判定結果がYes のときは、フラグF
aが1か否か判定され(S34)、フラグFaが1でな
いときには、判定変数Dが所定値D0以上の回数をカウ
ントするカウンタIが1にセットされ且つフラグFaが
1にセットされ(S35)、その後S41へ移行する。
また、フラグFaが1にセットされている状態では、S
34からS36に移行してカウンタIがインクリメント
され、その後S41ヘ移行する。
【0048】一方、S33の判定結果がNoのときは、S
37へ移行して判定変数Dが所定値−D0以下か否か判
定され、Yes のときはフラグFaが2か否か判定され
(S38)、フラグFaが2でないときには、判定変数
Dが所定値−D0以下の回数をカウントするカウンタJ
が1にセットされ且つフラグFaが2にセットされ(S
39)、その後S41へ移行する。また、フラグFaが
2にセットされている状態では、S38からS40に移
行してカウンタJがインクリメントされ、その後S41
ヘ移行する。次に、S41において、タイマTのカウン
ト値Tが所定時間T0(例えば、2秒)経過したか否か
判定されるが、最初のうちは、その判定結果がNoである
ため、S41からリターンするのを繰り返していって、
図4のS20〜S22、S30〜S41が繰り返えして
実行され、タイマTのカウント値TとカウンタIのカウ
ント値I又はカウンタJのカウント値Jが増加してい
く。尚、図8にはタイヤ空気圧正常時の空気圧判定変数
Dの挙動を図示し、図9には右側前輪22又は左側後輪
23のタイヤ空気圧異常時の空気圧判定変数Dの挙動を
図示してある。
【0049】そして、所定時間T0経過すると、S41
の判定結果がYes となるため、S42へ移行し、カウン
タIのカウント値Iが所定値K0以上か又はカウンタJ
のカウント値Jが所定値K0以上か否かの判定が実行さ
れ、その判定結果がNoのときには、S43においてタイ
ヤ空気圧が正常と判定されてS46へ移行し、また、S
42の判定結果がYes のときには、S44においてタイ
ヤ空気圧異常(低下)と判定され、S45において、ド
ライバーにタイヤ空気圧低下を警報する為に、ワーニン
グランプ34が所定時間(例えば、2秒間)点灯され、
S46へ移行する。S46においては、次回のタイヤ空
気圧判定処理に備えて、タイマT、フラグFa、フラグ
Ft、カウンタI、カウンタJが、夫々0にリセットさ
れ、今回のタイヤ空気圧判定処理が終了する。
【0050】次に、以上説明したタイヤ空気圧警報装置
の作用について説明する。インストルメントパネルに初
期設定スイッチ33を設け、そのスイッチ33を操作するこ
とにより、タイヤ交換時等の必要な時に係数Cxを初期
設定する初期設定処理を実行するので、タイヤ交換後の
4輪のタイヤの製作誤差や特性を補償した係数Cxを設
定することができる。そして、初期設定処理は、定常直
進走行において、走行路面の路面摩擦状態に応じて設定
される車速域のときに実行するので、低μ路における駆
動輪のスリップ、輪荷重の変動、等に起因する誤差要因
を極力排除して、係数Cxを高精度に初期設定できる。
【0051】この初期設定処理では、デフ9〜11の何
れかがロック状態(中間ロック状態を含む)のときに
は、所定期間毎にそのロック状態を強制的に解除してか
ら初期設定処理を実行するので、デフ9〜11を全てロ
ック解除した状態において、初期設定処理を実行できる
から、4輪駆動型自動車におけるタイヤ空気圧判定の精
度や信頼性を向上させることができる。
【0052】その初期設定処理後には、所定距離走行毎
に又は所定期間経過毎に、前記係数Cxを用いてタイヤ
空気圧判定処理を実行する。このタイヤ空気圧判定処理
は、定常直進走行時であって走行路面の路面摩擦状態に
応じて設定される車速域のときに実行するので、初期設
定処理の場合と同様に、低μ路における駆動輪のスリッ
プ、輪荷重の変動、等に起因する誤差要因を極力排除し
て、タイヤ空気圧判定の精度や信頼性を高めることがで
きる。そして、このタイヤ空気圧判定処理では、タイマ
T、カウンタI、カウンタJを用いて、所定時間T0に
おけるD≧D0となるカウント値Iや、D≦−D0とな
るカウント値Jをカウントし、それらのカウント値I,
Jが所定値K0以上のときに、タイヤ空気圧異常と判定
するので、多くのサンプリングデータに基いて精度良く
タイヤ空気圧判定を行うことができる。
【0053】次に、前記実施例の一部を変更した第1別
実施例について、図10、図11を参照しつつ説明す
る。このタイヤ空気圧判定制御では、フロントデフ10
又はリヤデフ11がロック状態(中間ロック状態を含
む)のときには、タイヤ空気圧の低下に対応する正確な
車輪速を検出できないため、初期設定処理を実行せず、
フロントデフ10とリヤデフ11がロック解除状態のと
きに、センタデフ9のロック・アンロックの状態に応じ
た係数Cxを初期設定する。そして、タイヤ空気圧判定
処理では、初期設定処理と同様に、フロントデフ10と
リヤデフ11がロック解除状態のときに、センタデフ9
のロック・アンロックの状態に応じて前記2つの係数C
xを用いてタイヤ空気圧判定を実行する。
【0054】図10は、図3のフローチャートの一部に
相当するフローチャートであり、S2の次のS50で
は、フロントデフ10又はリヤデフ11がロック状態か
否か判定し、これら両方又は片方のデフ10,11がロ
ック状態のときには、リターンし、両方のデフ10,1
1がロック解除状態のときには、S51において、セン
タデフ9がロック状態(中間ロック状態も含む)か否か
判定し、その判定がYesのときには、S52においてフ
ラグFcが1にセットされ、また、その判定が No のと
きには、S53においてフラグFcが2にセットされ、
その後S9へ移行する。こうして、センタデフ9のロッ
ク・アンロックの状態に応じた係数Cxが設定される。
このように、この初期設定処理では、センタデフ9をロ
ックした状態とロックしない状態とで係数Cxが夫々設
定される。
【0055】図11は、図4のフローチャートの一部に
相当するフローチャートであり、S22の次のS60に
おいて、フロントデフ10又はリヤデフ11がロック状
態か否か判定し、これら両方又は片方のデフ10,11
がロック状態のときには、リターンし、両方のデフ1
0,11がロック解除状態のときには、S61におい
て、センタデフ9がロック状態(中間ロック状態も含
む)か否か判定し、その判定がYes のときには、S62
においてフラグFc=1に対応する係数Cxが選択さ
れ、また、S61の判定が No のときには、S63にお
いてフラグFc=2に対応する係数Cxが選択され、そ
の後S23へ移行する。こうして、センタデフ9のロッ
ク状態とアンロック状態に夫々対応させて、係数Cxを
選択し、かつその係数Cxを用いてタイヤ空気圧判定を
行うことができる。従って、センタデフ9のロック・ア
ンロックに係わらず、タイヤ空気圧判定を精度良く実行
できる。
【0056】次に、前記実施例の一部を変更した第2別
実施例について、図12、図13を参照しつつ説明す
る。この実施例のタイヤ空気圧判定制御では、センタデ
フ9のみがロック状態のときには、前記実施例と同様に
係数Cxを設定してその係数Cxに基いてタイヤ空気圧
判定処理を実行する。一方、フロントデフ10及び/又
はリヤデフ11がロック状態のとき、或いは、センタデ
フ9のみがロック解除のときには、タイヤ空気圧低下を
確実に検出する為に、前記実施例とは異なる算出方法で
係数Cxを算出し、その係数Cxに基いてタイヤ空気圧
判定処理を実行する。
【0057】図12は、図3の一部に相当するフローチ
ャートであり、S2の次のS70において、センタデフ
9のみがロックか否か判定し、センタデフ9のみがロッ
クのときはS71へ移行して、S71において、前記実
施例と同様の演算式にて、前記係数Cxに相当する係数
Cx1が演算され、その後S11へ移行する。一方、S
70の判定で No のときには、S72においてフロント
デフ10及び/又はリヤデフ11がロックか否か判定
し、その判定が No のときはS71へ移行する。そし
て、S72の判定がYes のときには、S73において全
部のデフ9〜11がロックか否か判定し、その判定がYe
s のときには、4輪の車輪速が略等しくなって車輪速に
基づくタイヤ空気圧判定が不可能になるので、S16へ
移行する。
【0058】S73の判定が No となり、センタデフ9
のみがロック解除であったり、また、フロントデフ10
又はリヤデフ11がロックのときには、左右の前輪2
1,22の車輪速Vw1, Vw2が等しくなったり、及び/
又は、左右の後輪23,24の車輪速Vw3, Vw4が等し
くなったりするため、係数Cx1と同様の係数を適用す
ることは適切ではない。そこで、S74において、左右
の前輪21,22の車輪速Vw1, Vw2の合計と、左右の
後輪23,24の車輪速Vw3, Vw4の合計とを車輪速パ
ラメータとして、次式により、前記係数Cxに相当する
係数Cx2が演算され、その後S11へ移行する。 Cx2=(Vw1+Vw2)/(Vw3+Vw4)
【0059】図13は、図5の一部に相当するフローチ
ャートであり、S80において、センタデフ9のみがロ
ックか否か判定し、その判定がYes のときはS81にお
いて、前記実施例と同様の演算式により、空気圧判定変
数Dが演算され、その後S33へ移行する。また、S8
0の判定が No のときは、S82においてフロントデフ
10及び/又はリヤデフ11がロックか否か判定し、そ
の判定が No のときはS81へ移行する。S82の判定
がYes のときには、S83において全部のデフ9〜11
がロックか否か判定し、その判定がYes のときはリター
ンし、また、その判定が NoのときはS84へ移行す
る。
【0060】センタデフ9のみがロック解除であった
り、フロントデフ10又はリヤデフ11がロックのとき
には、S84において、前記係数Cx2を用いて、係数
Cx2に対応する図示の式により、空気圧判定変数Dが
演算される。この演算式では、車輪速Vw1, Vw2の合計
と、車輪速Vw3, Vw4の合計とを夫々車輪速パラメータ
として用いているため、後輪23,24の1つのタイヤ
空気圧が低下したときには、空気圧判定変数Dが正方向
へ増大し、また、前輪21,22の1つのタイヤ空気圧
が低下したときには、空気圧判定変数Dが負方向へ増大
するので、フロントデフ10及び/又はリヤデフ11の
ロックを影響を受けずにタイヤ空気圧判定を行うことが
できる。
【0061】次に、別実施例について、図14〜図17
を参照しつつ説明する。この実施例は、タイヤ空気圧が
低下した時には、タイヤに作用する抵抗増加のために、
アクスル(車軸)のトルクが増大して捩じり量が増大す
ることに着目し、前記フロントデフ10やリヤデフ11
をロックした状態において、アクスルの捩じり量を検出
してタイヤ空気圧低下を判定するように構成したもので
ある。図14に示すように、左側のフロントアクスル7
aには、検出用ディスク25aから所定距離離れた位置
に、検出用ディスク50aが固定され、この検出用ディ
スク50aと、これに臨む電磁ピックアップ50bとか
らなる基準信号検出センサ50が構成されている。
【0062】前記車輪速センサ25の検出用ディスク2
5aには、43個の被検出部とこれよりも広幅の1つの
基準被検出部とが形成してあり、前記検出用ディスク5
0aには、基準被検出部と同位相位置に位置する1つの
基準被検出部のみが形成してある。右側のフロントアク
スル7bにも、同様に、検出用ディスク51aが固定さ
れ、この検出用ディスク51aと、これに臨む電磁ピッ
クアップ51bとからなる基準信号検出センサ51が設
けられている。
【0063】以下の説明は、車輪速センサ25と、基準
信号検出センサ50からの信号に基いて、左側前輪21
のタイヤ空気圧低下を判定するタイヤ空気圧判定制御を
例にして説明する。図15は、フロントアクスル7aに
走行抵抗が作用しない状態において、車輪速センサ25
の基準被検出部から発生する基準パルスKPw1と被検出
部から発生する通常パルスPw1、および基準信号検出セ
ンサ50から発生する基準パルスKPとを示すもので、基
準パルスKPw1と基準パルスKPとは同一時刻に発生す
る。しかし、フロントアクスル7aに走行抵抗が作用す
る状態においては、図16に示すように、基準パルスK
Pw1は基準パルスKPよりも遅れて発生する。左側前輪
21のタイヤ空気圧が低下すると、その車輪に作用する
走行抵抗が増大するため、フロントアクスル7aの捩じ
り量が増大するので、基準パルスKPに対する基準パル
KPw1の遅れ時間が大きくなる。尚、本実施例では、
フロントアクスル7aに作用するトルクを直接検出する
代わりに、フロントアクスル7aに作用するトルクの大
きさに対応する前記基準パルスKPに対する基準パルス
KPw1の遅れ時間を検知しており、この基準パルスKP
に対する基準パルスKPw1の遅れ時間が請求項7,8に
記載の「トルクに関する値」に相当する。
【0064】次に、このタイヤ空気圧判定制御につい
て、図17のフローチャートを参照しつつ説明する。こ
のタイヤ空気圧判定制御は、フロントデフ10をロック
した状態において実行される制御であり、タイヤ空気圧
判定を行う所定の時期になり、フロントデフ10がロッ
クされた状態において開始される。この制御の開始後、
S90においてタイマTがスタートされると、S91に
おいてこの制御に必要な各種データが読み込まれ、次に
S92において、空気圧判定条件が成立か否か判定され
るが、定常直進走行状態のときのみ、条件成立と判定さ
れてS94へ移行する。尚、条件不成立のときには、S
93においてタイマTとカウンタKとが0にリセットさ
れてからリターンする。
【0065】S92の判定結果がYes のときは、S94
において基準パルスKPが読み込まれたか否か判定さ
れ、その判定がYes のときは、S95において、クロッ
ク信号をカウントすることで時刻を計時するカウンタに
より基準パルスKPの読込み時刻t1が演算され、ま
た、S94の判定がNoのときは、S96において基準パ
ルスKPw1が読み込まれたか否か判定され、その判定が
Yes のときは、S97において、基準パルスKPw1の読
込み時刻t2が演算される。S95又はS97の次に、
S98において、(t2−t1)が小さな所定時間α以
上か否か判定される。タイヤの空気圧が低下している場
合には、左側フロントアクスル7aの捩じり量が大きい
ために、S98の判定結果がYes となるので、S99に
おいて、カウンタKがインクリメントされ、次にS10
0においてタイマTのカウント時間Tが所定時間T0以
上か否か判定されるが、最初はNoとなるので、S91へ
戻って、S91以降が同様に繰り返される。
【0066】こうして、タイヤの空気圧低下と判定した
回数がカウンタKでカウントされていき、所定時間T0
経過すると、S100の判定がYes となるので、S10
1において、カウンタKのカウント値Kが所定値K0以
上か否か判定され、その判定がNoのときは、悪路等の影
響により、散発的に(t2−t1)が所定時間α以上と
なったものとし、S102においてタイヤ空気圧が正常
と判定される。一方、S101の判定結果がYes のとき
は、タイヤ空気圧低下により、連続的に(t2−t1)
が所定時間α以上となったものとし、S103において
タイヤ空気圧異常と判定され、次にS104において左
前輪用のワーニングランプが点灯され、次にS105に
おいてタイマTとカウンタKとが夫々0にリセットさ
れ、その後このタイヤ空気圧判定制御が終了する。
【0067】尚、左側フロントアクスル7aの捩じり量
は、前輪に配分されるトルクに応じて変動することか
ら、前記所定時間αは、エンジン1のスロットル開度
と、変速機2の変速段とをパラメータとして予めマップ
に設定しておき、そのマップから所定時間αを読み取る
ように構成することが望ましい。尚、以上は、左側前輪
21のタイヤの空気圧を判定する制御について説明した
が、右側前輪22のタイヤの空気圧についても、同様に
して判定することができるし、左側リヤアクスルと、右
側リヤアクスルにも、前記同様の基準信号検出センサを
夫々設け、リヤデフ11のロック状態のときには、前記
と同様にして、タイヤ空気圧を判定することができる。
【0068】尚、前記実施例の変形例として、前記係数
Cxの代わりに、タイヤの製作誤差等を補償するための
初期偏差Δであって、次式で表される初期偏差Δを適用
することも可能である。 Δ=2[( Vw1+ Vw4 )-(Vw2+ Vw3 )]/ (Vw1+ Vw2 +
Vw3+ Vw4) 前記初期偏差Δを適用する場合、タイヤ空気圧判定処理
における空気圧判定変数Dは、次式で演算される。 D=2 [(Vw1+ Vw4 )-(Vw2+ Vw3 )]/ (Vw1+ Vw2 +
Vw3+ Vw4) 前記の初期偏差Δと空気圧判定変数Dを用いる場合、図
5におけるS33の判定は、(D−Δ)≧D0か否かの
判定となり、また、S37における判定は、(D−Δ)
≦−D0か否かの判定となる。
【0069】尚、ここで、前記実施例のように車輪速を
用いずに、連続又は断続の所定期間における累積的な車
輪速センサ27〜30の出力パルスの数Nw1〜Nw4をパラメ
ータとして、タイヤ空気圧判定を実行することも可能で
あり、また、その所定期間とパルス数Nw1〜Nw4とから
演算される車輪1回転当りの時間Tw1〜Tw4をパラメー
タとしてタイヤ空気圧判定を実行することも可能であ
る。そして、この場合に、上記と同様に、初期設定処理
を実行して、連続又は断続の所定期間(前記所定期間と
は、同一又は異なる所定期間)における累積的な車輪速
センサ27〜30の出力パルスの数INw1〜INw4を求め、
パルス数の比(Nw1/INw1)〜(Nw4/INw4)をパ
ラメータとして、タイヤ空気圧判定を実行することも出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る4輪駆動型自動車の駆動系と差動
制限装置とタイヤ空気圧警報装置の構成図である。
【図2】センタデフの要部断面図である。
【図3】タイヤ空気圧判定制御の初期設定処理のフロー
チャートである。
【図4】タイヤ空気圧判定制御のタイヤ空気圧判定処理
のフローチャートである。
【図5】図4のタイヤ空気圧判定サブルーチンのフロー
チャートである。
【図6】係数Cxの初期設定許可車速域のマップを示す
図である。
【図7】タイヤ空気圧判定許可車速域のマップを示す図
である。
【図8】タイヤ空気圧正常時の空気圧判定変数Dの挙動
を示す線図である。
【図9】タイヤ空気圧異常時の空気圧判定変数Dの挙動
を示す線図である。
【図10】第1別実施例に係るタイヤ空気圧判定制御に
おける図3相当部分図である。
【図11】第1別実施例に係るタイヤ空気圧判定制御の
図4相当部分図である。
【図12】第2別実施例に係るタイヤ空気圧判定制御に
おける図3相当部分図である。
【図13】第2別実施例に係るタイヤ空気圧判定制御に
おける図5相当部分図である。
【図14】第3別実施例に係る図1相当部分図である。
【図15】第3別実施例における捩じりのないときのパ
ルス信号のタイムチャートである。
【図16】第3別実施例における捩じりのあるときのパ
ルス信号のタイムチャートである。
【図17】第3別実施例におけるタイヤ空気圧判定制御
のフローチャートである。
【符号の説明】
9 センタデフ 10 フロントデフ 11 リヤデフ 7 フロントアクスル 21,22 前輪 23,24 後輪 25〜28 車輪速センサ 40 コントロールユニット 41 ブレーキスイッチ 42 舵角センサ 43 初期設定スイッチ 44 ワーニングランプ 50,51 基準信号検出センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−92118(JP,A) 特開 昭63−305011(JP,A) 実開 平3−103802(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 23/00 - 23/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック状態とロック解除状態とに切り換
    え可能な差動制限装置を有する4輪駆動車における4輪
    の車輪速を用いてタイヤ空気圧の低下を検知して警報を
    出力するタイヤ空気圧警報装置において、 4輪の車輪速を検出する車輪速検出手段と、 前記車輪速検出手段で検出された車輪速を用いてタイヤ
    の空気圧の低下を判定する空気圧判定手段と、 前記差動制限装置からロック状態とロック解除状態を示
    す信号を受けて、ロック状態のときには、前記空気圧判
    定手段に対して、ロック解除状態のときの判定態様と異
    なる判定態様を適用させる判定態様変更手段と、 を備えたことを特徴とするタイヤ空気圧警報装置。
  2. 【請求項2】 前記空気圧判定手段は、前記車輪速検出
    手段で検出された車輪速を用いて、タイヤの初期状態を
    補償する為の補償係数を設定する初期設定処理を行う初
    期設定処理手段を備え、 前記判定態様変更手段は、ロック状態のときに、初期設
    定処理手段の初期設定処理を行わないように構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装
    置。
  3. 【請求項3】 乗員が初期設定処理の開始を指令する初
    期設定スイッチを操作して初期設定処理手段に初期設定
    処理を行わせるように構成し、 前記判定態様変更手段は、前記初期設定スイッチが操作
    され、かつ、ロック状態のときに差動制限装置にロック
    解除させ、そのロック解除状態において初期設定手段に
    初期設定処理を実行させるように構成されたことを特徴
    とする請求項2に記載のタイヤ空気圧警報装置。
  4. 【請求項4】 前記判定態様変更手段は、ロック状態の
    ときに、空気圧判定手段の空気圧判定を行わないように
    構成されたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空
    気圧警報装置。
  5. 【請求項5】 前記空気圧判定手段は、前記車輪速検出
    手段で検出された車輪速を用いて、タイヤの初期状態を
    補償する為の補償係数を設定する初期設定処理を行う初
    期設定処理手段と、前記車輪速検出手段で検出された車
    輪速と前記補償係数とを用いて、タイヤ空気圧判定処理
    を実行する空気圧判定処理手段とを備え、 前記判定態様変更手段として、初期設定処理手段が、フ
    ロントデフ及びリヤデフがロック解除状態のときには、
    一方の対角関係にある前後輪の車輪速の合計と、他方の
    対角関係にある前後輪の車輪速の合計との比によりロッ
    ク解除状態用補償係数を求める一方、フロントデフとリ
    ヤデフの少なくとも一方がロック状態のときには左右の
    前輪の車輪速の合計と、左右の後輪の車輪速の合計との
    比によりロック状態用補償係数を求めるように構成され
    たことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警報
    装置。
  6. 【請求項6】 前記判定態様変更手段は、ロック解除状
    態のときにのみ、空気圧判定手段に空気圧判定を実行さ
    せるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載
    のタイヤ空気圧警報装置。
  7. 【請求項7】 ロック状態とロック解除状態とに切り換
    え可能なリヤ差動制限装置を備えた車両のタイヤ空気圧
    警報装置において、 後輪用車軸の左半部分と右半部分に作用するトルクに関
    する値を夫々検知するトルク関連値検知手段と、 前記リヤ差動制限装置がロック状態のとき、前記トルク
    関連値検知手段で検知されたトルクに関する値を用いて
    左右の後輪のタイヤ空気圧の低下を判定する空気圧判定
    手段と、 を備えたことを特徴とするタイヤ空気圧警報装置。
  8. 【請求項8】 ロック状態とロック解除状態とに切り換
    え可能なフロント差動制限装置を備えた車両のタイヤ空
    気圧警報装置において、 前輪用車軸の左半部分と右半部分に作用するトルクに関
    する値を夫々検知するトルク関連値検知手段と、 前記フロント差動制限装置がロック状態のとき、前記ト
    ルク関連値検知手段で検知されたトルクに関する値を用
    いて左右の前輪のタイヤ空気圧の低下を判定する空気圧
    判定手段と、 を備えたことを特徴とするタイヤ空気圧警報装置。
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