JP3286361B2 - ボンド磁石用合金粉末とその製造方法 - Google Patents

ボンド磁石用合金粉末とその製造方法

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JP3286361B2 JP33540192A JP33540192A JP3286361B2 JP 3286361 B2 JP3286361 B2 JP 3286361B2 JP 33540192 A JP33540192 A JP 33540192A JP 33540192 A JP33540192 A JP 33540192A JP 3286361 B2 JP3286361 B2 JP 3286361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、R−Fe−B系ボン
ド磁石用合金粉末とその製造方法に係り、R2Fe14
相を主相とする所要組成の主成分系合金粉末表面に、主
成分系合金粉末よりR量が多い液相系化合物層を被覆し
て、微粉砕時の粒界層の脱落や酸化などに伴う粉末粒子
表面の欠陥を回復させ、さらに熱可塑性樹脂を被覆して
磁気特性を向上させたボンド磁石用合金粉末及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、家電製品を初め、コンピューター
の周辺機器や自動車用等の用途に用いられる小型モータ
ーやアクチュエーターなどは、小型化、軽量化、高性能
化が求められており、それらに用いる永久磁石について
も高磁気特性化が要求されている。従来、上記の永久磁
石にはSm−Co系ボンド磁石が用いられていたが、よ
り一層の高磁気特性化を実現するために、最近ではR−
Fe−B系ボンド磁石が実用化されつつある。
【0003】R−Fe−B系ボンド磁石を得る方法とし
ては、所要組成に配合した原料を溶解して合金化し、該
合金を1μm〜500μm程度に粉砕した粉砕粉をボン
ド磁石化する方法と、合金溶湯を超急冷法(メルトスピ
ニング法)により急冷したのち熱処理を施して、0.3
μm以下の微細な結晶粒を析出させた単磁粒子型の等方
性磁石粉末をボンド磁石化する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、合金溶解、粉
砕によるボンド磁石用合金粉末の製造方法には、以下の
問題がある。元来R−Fe−B系磁石合金は、ピンニン
グ型のSm−Co系磁石合金(2相分離型)とは異な
り、R2Fe14B相の粒子の周囲に希土類元素を多く含
有する液相系化合物からなる粒界相(以下Rリッチ相と
いう)が存在することにより保磁力が発生するニューク
リエーション型であるために、R−Fe−B系磁石合金
を粉末状態にすると該Rリッチ相が脱落したり、また、
該Rリッチ相の酸化により、R2Fe14B相の粉末粒子
の欠陥部で逆磁区が発生し易くなり、磁気特性が劣化す
るという現象を起こす。また、粉砕時の衝撃等によって
も、R2Fe14B相粒子内部にヘアークラックや歪みが
発生し、上記と同様の現象を起こす問題がある。
【0005】さらに、かかるR−Fe−B系磁石用合金
粉末は、酸化しやすくまた成形時の応力によって粒子の
割れ、欠損、破損により磁気特性が劣化したり、また熱
処理によっても磁気特性が劣化するという問題がある。
これらの問題対策として、R−Fe−B系磁性粉末粒子
の表面に真空蒸着によりNdの膜を設けた後、さらに酸
化防止のために金属膜を真空蒸着により設ける方法が提
案(特開平4−32205号公報)されている。しか
し、磁性粉末粒子の表面に真空蒸着法により金属膜を均
一に成膜することは困難であり、また、金属膜の付着後
に酸化しやすく、さらに量産性にも問題を有しており、
合金を粉砕した粉砕粉を原料としたボンド磁石は未だに
実用化されていない。
【0006】一方、合金溶湯の超急冷によるボンド磁石
用合金粉末の製造方法によれば、等方性のR−Fe−B
系ボンド磁石を得ることができるが、製造にかかる工程
が多く、コストが高くなり、また工業的規模での量産化
においては、個々の粉末の磁気特性がバラツキ等の問題
を生じていた。
【0007】この発明は、種々製法で得られたR−Fe
−B系磁石合金粉末を微粉砕した合金微粉末をボンド磁
石化する製造方法における上記問題の解決を目的とし、
微粉砕時の衝撃等による粒界層の脱落や保存時の酸化な
どにて発生した粉末粒子表面の欠陥を回復させ、磁気特
性の向上が可能なボンド磁石用合金粉末とその製造方法
の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、微粉砕時の
衝撃等による粒界層の脱落や保存時の酸化などにて発生
した粉末粒子表面の欠陥を回復させ、磁気特性の向上が
可能なボンド磁石用合金粉末を目的に種々研究を重ねた
結果、R−Fe−B系磁石合金の粉末状態におけるR2
Fe14B相の逆磁区が発生し易くなった個所、すなわ
ち、粒子内部のヘアークラックや歪み等の欠陥部を適当
な温度で熱処理することにより該欠陥を修復することが
可能であることを知見し、また、粉末粒子表面のRリッ
チ相の脱落及び酸化などの粒子表面欠陥個所を、R単独
元素の代わりに該Rリッチ相に近似した組成からなる液
相系化合物粉末を用いて被覆修復することにより、磁気
特性が大幅に回復することを知見し、さらに、粉末粒子
の表面を硬い熱可塑性樹脂で均一に被覆することによ
り、ボンド磁石化までの酸化防止、ボンド磁石化に際し
成形時の応力による粒子の割れ、欠損、破損による磁気
特性の劣化防止、またボンド磁石化に際し熱処理による
磁気特性の劣化を防止できることを知見し、この発明を
完成した。
【0009】すなわち、この発明は、R(但しRはYを
含む希土類元素のうち少なくとも1種)12原子%〜2
5原子%、B4原子%〜10原子%、Co0.1原子%
〜10原子%、Fe68原子%〜80原子%を主成分と
しR2Fe14B相を主相とする主成分系合金粉末の各粉
末粒子表面に、R3Co相を含むCoまたはFeとRと
の金属間化合物相に一部R2(FeCo)14B相を含
み、R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも
1種)20原子%〜45原子%、Co3原子%〜20原
子%、B12原子%以下、残部Feからなる液相系化合
物層が被覆され、さらに熱可塑性樹脂被覆されたこと
を特徴とするボンド磁石用合金粉末である。
【0010】また、の発明は、上記特定組成を主成分
としR2Fe14B相を主相とする主成分系合金粉末と、
3Co相を含むCoまたはFeとRとの金属間化合物
相に一部R2(FeCo)14B相を含み、上記特定組成
からなる液相系化合物粉末とを配合、混合して、主成分
系合金粉末粒子表面に液相系化合物粉末を付着させ、さ
らに700℃〜1050℃で熱処理し、該主成分系合金
粉末の各粉末粒子表面に液相系化合物層を被覆させる
か、あるいは上記主成分系合金粉末と液相系化合物粉末
とを配合、混合ののちメカノフュージョンシステムあ
るいはハイブリダイゼーションシステムによる被覆処理
を行い、さらに700℃〜1050℃で熱処理し、主成
分系合金粉末の各粉末粒子表面に液相系化合物層を被
し、さらに熱可塑性樹脂を被覆することを特徴とするボ
ンド磁石用合金粉末の製造方法である。
【0011】組成限定理由 この発明におけるR2Fe14B相を主相とする主成分系
合金粉末において、Rは、12原子%未満では合金溶製
時に晶出するα−Feが増加して磁気特性を劣化させる
ため好ましくなく、またRが25原子%を超えるとRリ
ッチ相が増加しすぎて残留磁束密度(Br)の低下を来
たし好ましくない。よってRは12原子%から25原子
%とする。Bは、4原子%未満では高い保磁力(iH
c)が得られず、10原子%を超えると残留磁束密度
(Br)が低下するため、Bは4原子%から10原子%
とする。Coは、粉末の酸素量を低減させるとともに粉
末の温度特性を向上させる効果があるため0.1原子%
以上添加するが、10原子%を超える添加は、保磁力を
低下させ好ましくないため、Coは0.1原子%〜10
原子%とする。Feは残部を占めるが、Feが68原子
%未満では、相対的に希土類元素が多くなって余剰なR
リッチ相が増加しすぎて残留磁束密度を低下させ、80
原子%を超えると相対的に希土類元素が少なくなり、熱
処理時の磁気特性回復が困難になり、さらに減磁曲線の
角型性を低下させるため好ましくなく、よってFeは6
8原子%〜80原子%が好ましい範囲である。
【0012】この発明において、R3Co相を含むCo
またはFeとRとの金属間化合物相に一部R2(FeC
o)14B相を含む液相系化合物粉末は、R3Co相ある
いはR3Co相のCoの一部をFeで置換された相から
なり、例えば、RCo5、R2Co7、RCo3、RC
2、R2Co3、R2Co17、Nd5Co19、Dy6
2、DyFe等、及び前記金属間化合物相とR2(Fe
Co)14B、R1.11(FeCo)44等からなる合金粉
末である。液相系化合物粉末の組成は、前述の如く、目
的組成の希土類元素の種類とその量に応じて、金属間化
合物の含有希土類元素比率を変化させる。しかし、液相
系化合物粉末のRが20原子%未満では、主成分系合金
粉末と配合、混合してボンド磁石化する際に、主成分系
合金粉末の粒子表面欠陥個所の修復効果が得られなくな
り、また後述する熱処理による表面拡散が充分できなく
なるため好ましくなく、また、Rが45原子%を超える
と含有酸素量の増加を招き、ひいてはボンド磁石そのも
のの特性を劣化させるため好ましくない。また、Co
は、上述の化合物を構成するために1原子%以上必要で
あるが、20原子%を超える添加はCoが余剰に存在す
ることとなり、磁気特性を劣化させるため好ましくな
く、好ましくは3原子%〜20原子%であり、残部はF
eで置換できる。さらに、Bは12原子%を超えるとR
2(FeCo)14B相以外にBリッチ相やFe−B化合
物が余剰に存在することとなるので好ましくない。
【0013】合金粉末の製造方法 この発明において、主成分系合金粉末及び液相系化合物
粉末を得る製造方法としては、溶解・粉化法、超急冷
法、直接還元拡散法などの公知の方法を適用することが
できる。例えば、上記粉末を溶解・粉化法で得るには、
アーク溶解、高周波溶解等により、R、Fe、Co、B
等の金属またはそれらの合金を、目的組成となるように
溶解製造したのち、粉砕することにより所要の平均粒径
の粉末にする。なお、粉砕方法には水素含有崩壊方法を
用いることもでき、また直接粉末を得るためにアトマイ
ズ法を採用することができ、さらには溶解製造した合金
塊を溶体化処理することなどもできる。また、直接還元
拡散法にて得るには、鉄粉、コバルト粉、フェロボロン
粉、希土類酸化物粉等からなる少なくとも1種の金属粉
及び/または酸化物粉からなる原料粉を目的組成の希土
類元素種類とその量に応じた含有希土類元素比率となる
ように選定する。さらに、上記原料粉に、金属Caある
いはCaH2を上記希土類酸化物粉の還元に要する化学
量論的必要量の1.1〜4.0倍(重量比)混合し、不
活性ガス雰囲気中で900℃〜1200℃に加熱し、得
られた反応生成物を水中に投入して反応副生成物を除去
することにより、あるいはそれらを必要に応じてさらに
微粉砕することにより所要の平均粒径の粉末が得られ
る。
【0014】主成分系合金粉末の平均粒径は3μm〜5
00μmが好ましく、液相系化合物粉末の平均粒径は3
μm〜30μmが好ましい。すなわち、主成分系合金粉
末の平均粒径が500μmを超えると、被覆処理後に行
なう成形の際に応力歪みがかかり易くなり、表面被覆膜
の欠損を招き、磁気特性が劣化するので好ましくなく、
平均粒径が3μm未満では、後述する被覆処理後の熱処
理時に表面酸化を起こし易くなり、さらに粒径を小さく
するに従って、粉末全体の表面積が増えるために、表面
被覆用の液相系化合物粉末の添加量が多くなって磁気特
性が低下することになるため、すぐれた磁気特性のボン
ド磁石を得るためには、主成分系合金粉末を3μm〜5
00μmの平均粒径の範囲にすることが好ましい。ま
た、液相系化合物粉末についても主成分系合金粉末と同
様に、平均粒径が30μmを超えると、被覆処理後に行
なう成形の際に応力歪みがかかり易くなり、表面被覆膜
の欠損を招き、磁気特性が劣化するので好ましくなく、
平均粒径が3μm未満では、後述する被覆処理後の熱処
理時に表面酸化を起こし易くなり好ましくないので、液
相系化合物粉末の平均粒径は3μm〜30μmが好まし
い。
【0015】合金粉末の配合 主成分系合金粉末と液相系化合物粉末は、80〜99:20〜1
の重量比率で配合することが好ましく、配合比率により
種々の磁気特性を有する合金粉末を得ることができる。
主成分系合金粉末と液相系化合物粉末の重量比率を80〜
99:20〜1とするのは、主成分系合金粉末が80未満ないし
は液相系化合物粉末が20を超えると、ボンド磁石を製造
する際に磁石特性を主に決める主成分系合金粉末の体積
比率が下がり、磁気特性の特に残留磁束密度が低下する
ので好ましくなく、また液相系化合物粉末が1未満ない
は主成分系合金粉末99を超えると、液相系化合物粉
末による主成分系合金粉末粒子の表面被覆、表面拡散が
充分できなくなり、磁気特性の特に減磁曲線の角型性の
劣化を招くので好ましくない。この発明において、配合
した主成分系合金粉末及び/または液相系化合物粉末に
以下の添加元素のうち少なくとも1種を添加含有させる
ことにより、得られるボンド磁石の高保磁力化、高耐食
性化及び温度特性の改善が可能になる。Cu3.5原子%以
下、S2.5原子%以下、Ti4.5原子%以下、Ni3.0原子%以
下、Si15.0原子%以下、V9.5原子%以下、Nb12.5原子%以
下、Ta10.5原子%以下、Cr8.5原子%以下、Mo9.5原子%以
下、W9.5原子%以下、Mn3.5原子%以下、Al9.5原子%以
下、Sb2.5原子%以下、Ge7.0原子%以下、Sn3.5原子%以
下、Zr5.5原子%以下、Hf5.5原子%以下、Ca8.5原子%以
下、Mg8.5原子%以下、Sr7.0原子%以下、Ba7.0原子%以
下、Be7.0原子%以下。上述した合金粉末を用いて、高い
残留磁束密度と高い保磁力を有するすぐれたR-Fe-B系ボ
ンド磁石を得るには、配合後の粉末が、R12原子%〜25原
子%、B4原子%〜10原子%、Co0.1〜10原子%、残部Feおよ
び不可避的不純物からなり、必要に応じて上記の添加元
素を添加した組成が好ましい。
【0016】この発明において、主成分系合金粉末表面
を液相系化合物で被覆するには、公知のいずれの被覆方
法も採用できるが、特に均一に被覆するには、メカノフ
ュージョンシステムあるいはハイブリダイゼーションシ
ステムと呼ばれる被覆処理方法やボールミル等を用いる
ことが有効である。メカノフュージョンシステム(メカ
ノフュージョン装置)とは、主要部が高速回転する容器
とその内面に固定された半円柱状のアームヘッドからな
り、主要部の容器内へ投入された被覆用の液相系化合物
粉末と主成分系合金粉末は、遠心力により容器内面に押
しつけられ、容器とともに高速回転移動するとともにア
ームヘッドと容器内面との間で圧縮および剪断等の力学
的作用を受ける構造になっており、これが処理時間中に
繰り返されて、主成分系合金粉末表面が液相系化合物で
被覆される。なお、ハイブリダイゼーションシステムと
はメカノフュージョンシステムの別の呼び名であり、基
本的な構成は上記のメカノフュージョンシステムと同様
である。また、ボールミルにより被覆するには、ステン
レス鋼や鉄などからなるボールミル容器に、所要材質、
形状のボールと主成分系合金粉末および液相系化合物粉
末とを所要量挿入し、該容器内を不活性ガスなどで置換
したのち、容器を密閉して該ボールを所要時間回転させ
ることにより、主成分系合金粉末表面が液相系化合物で
被覆される。
【0017】上述したメカノフュージョンシステムによ
る主成分系合金粉末への液相系化合物の被覆厚みは、
0.1μm未満では被覆処理後の酸化等による被覆の欠
損及び破損による磁気特性の劣化を招く恐れがあり、ま
た10μmを超えるとボンド磁石用合金粉末中の主成分
系合金粉末に対する液相系化合物の重量比が多くなって
しまい、残留磁束密度を低下させることになるので、被
覆処理厚みは0.1μm〜10μmの範囲が好ましい。
また、この発明による被覆処理において、処理後の個々
の主成分系合金粉末粒子に液相系化合物が全体を覆うよ
うに均一に被覆されていることが最も好ましいが、後述
する熱処理により表面を拡散させるので、主成分系合金
粉末粒子に液相系化合物粉末が付着した状態であっても
差し支えない。
【0018】熱処理 この発明において、上記主成分系合金粉末と液相系化合
物粉末とを配合、混合して主成分系合金粉末粒子表面に
液相系化合物粉末を付着させた後に行なう熱処理は、付
着した液相系化合物粉末を拡散させて液相系化合物層を
形成させ、磁気特性の回復を促進させるとともに、被覆
表面の酸化を防止するために有効である。また、上述し
たメカノフュージョンシステムあるいはハイブリダイゼ
ーションシステムによる被覆処理後に行なう熱処理は、
被覆した液相系化合物を拡散させて被覆効果である磁気
特性の回復をより促進させるとともに、被覆表面の酸化
を防止するために有効である。かかる熱処理温度は、7
00℃未満では十分な表面拡散が行なえず、磁気特性の
回復が十分でなくなるため好ましくなく、また1050
℃を超えると粉末が焼結してしまい、後の成形工程で支
障を来すので好ましくない。熱処理時間については、被
覆処理厚み等に応じて、最適な時間を適宜選定すること
が望ましい。また、熱処理雰囲気は、被覆処理表面の酸
化を防止するために、不活性ガスや真空などの雰囲気が
好ましく、適当な圧力条件にて熱処理を行なうことが好
ましい。
【0019】樹脂層 この発明において、主成分系合金粉末粒子表面に液相系
化合物を付着または被覆した後に、その表面を被覆する
ための樹脂としては、ポリメチルメタクリレート(PM
MA)、ポリメチルアクリレート(PMA)のメタクリ
ル樹脂、ポリプロピレン、ポイスチレン、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリアクリロニト
リル、ナイロン等の熱可塑性樹脂が、被覆後の膜強度及
び成形用バインダーとの滑りが良く好都合である。ま
た、樹脂の添加量は主成分系合金粉末粒子表面に液相系
化合物を付着または被覆した合金粉末に対して0.5w
t%〜6wt%が最適であり、0.5wt%未満では、
合金粉末粒子の被覆膜厚みが薄く、一部に被覆不十分な
箇所の発生が懸念され、また、6wt%を超えると被覆
膜厚みが厚くなりすぎて成形後の全体積に示す被覆樹脂
の割合が高く、結果的に残留磁束密度を下げることにな
るため好ましくない。被覆膜厚みは1〜30μmが最適
である。熱可塑性樹脂の軟化点は、ボンド磁石化する際
の結合材としての各種樹脂の硬化点よりも高いほうが熱
処理時の磁気特性の劣化が少ないため好ましい。合金粉
末粒子表面に熱可塑性樹脂を被覆する方法は、公知のい
ずれの被覆方法でも適用できるが、例えば、メカノフュ
ージョンシステムあるいはハイブリダイゼーションシス
テムと呼ばれる被覆処理方法にて主成分系合金粉末表面
を液相系化合物で被覆する場合、同装置で連続して熱可
塑性樹脂を被覆することが製造効率の点から望ましい。
【0020】
【作用】この発明は、R2Fe14B相を主相とする主成
分系合金粉末の粒子表面に、R3Co相を含むCoまた
はFeとRとの金属間化合物相に一部R2(FeCo)
14B相を含む液相系化合物粉末を、メカノフュージョン
システムにより被覆、あるいは微細な粉末粒子を付着さ
せたのち、所要の熱処理を行って主成分系合金粉末の粒
子表面に被覆した液相系化合物を拡散することにより、
本系合金粉末の主相であるR2Fe14B相の欠陥部やR
リッチ相の脱落や酸化による粒子表面欠陥個所を修復し
て、特に保磁力や減磁曲線の角型性などの磁気特性を向
上させることができる。
【0021】詳述すれば、所要の熱処理を行って主成分
系合金粉末の粒子表面に被覆した液相系化合物を拡散す
ると同時に、両相間の界面を馴染ませて粒子表面の酸化
及びRリッチ相を有する液相系化合物の粒界層の脱落、
破断等の欠陥箇所を修復することができ、さらに、粉末
粒子の表面を硬い熱可塑性樹脂で均一に被覆することに
より、ボンド磁石化までの酸化防止、ボンド磁石化に際
し成形時の応力による粒子の割れ、欠損、破損による磁
気特性の劣化防止、またボンド磁石化に際し熱処理によ
る磁気特性の劣化を防止できる。
【0022】また、この発明によるボンド磁石用合金粉
末は、主成分系合金粉末に異方性の焼結体を粉砕したも
のを用いた場合には、異方性ボンド磁石用合金粉末が得
られ、また、溶製合金を粉砕したもので、溶製合金中の
結晶の粒径よりも大きい粉末粒子を用いた場合には等方
性ボンド磁石用合金粉末が得られる。従来ニュークレー
ション型R−Fe−B系合金粉末がボンド磁石用として
実用化されていなかったが、メカノフュージョンシステ
ムにより主成分系合金粉末の粒子表面に液相系化合物を
被覆し、さらに熱可塑性樹脂で均一に被覆した二重構造
を採用することにより、実用化が可能になった。
【0023】
【実施例】
実施例 主成分系合金粉末として、Nd11.4Pr2.8Dy1.7
7.6Co4.0Mo2.1Fe残部及び不可避的不純物からな
る合金をArガス中で高周波加熱溶解にて得たのち、該
合金をジョークラッシャーにて粉砕して平均粒径約15
μmの粗粉砕粉を得て、さらに該粗粉砕粉をジェットミ
ル粉砕により微粉砕して微粉砕粉を得た。上記の微粉砕
粉を15kOeの磁場中でプレス成形後、焼結を行なっ
た後、さらにジョークラッシャーとディスクミルにより
粉砕して、平均粒径105μmの異方性の主成分系合金
粉末を得た。また、液相系化合物粉末として、Nd19.7
Pr0.8Dy1.14.5Co15.0残部Fe及び不可避的不
純物からなる合金をArガス中で高周波加熱溶解にて得
たのち、該合金を粉砕して平均粒径約14μmの液相系
化合物粉末を得た。
【0024】上記の主成分系合金粉末と液相系化合物粉
末を重量比率92.4:7.6の割合で配合、混合し、
該混合粉末をメカノフュージョン装置(ホソカワミクロ
ン社製AM−20FV)の容器内に投入し、アルゴンガ
スを封入した後、運転中アームヘッドの温度が50℃以
下になるように水冷制御を行ないながら、回転数700
rpmで3時間保持した。メカノフュージョン装置によ
り被覆処理を行なった粉末を電子顕微鏡で観察した結
果、主成分系合金粉末の粒子表面に液相系化合物の微細
粒子がかなり密に付着していることを確認した。次に、
この原料粉末を3×10-5Torrの真空雰囲気中に
て、1000℃×2時間の熱処理を施した。熱処理後の
粉末は、少し焼き締まっているが、乳鉢で簡単に粉末状
に解砕することができた。
【0025】さらにこの原料粉末と平均粒径0.5μm
のPMMAの粉末樹脂を重量比で97:3の割合で前述
のメカノフュージョン装置の容器内に投入し、アルゴン
ガスを封入した後、回転数700rpmで3時間保持し
て本発明によるボンド磁石用合金粉末を得た。得られた
PMMA被覆の合金粉末に、エポキシ樹脂(日本ペルノ
ックス社製WX2310)を3wt%添加して、20分
間混練した後、プレス圧力2ton/cm2で成形し、
150℃で1時間の硬化熱処理を施して、この発明によ
るボンド磁石(実施例試料番号1,2)を得た。得られ
たボンド磁石の磁気特性を測定し、表1に示す。
【0026】比較例 上記実施例の主成分系合金粉末に液相系化合物粉末を添
加せずに、実施例と同条件でメカノフュージョン処理を
行ない、さらに実施例と同条件で熱処理を施したボンド
磁石用合金粉末(従来例試料番号3,4)を得た。ま
た、上記実施例の主成分系合金粉末に液相系化合物粉末
を添加して実施例と同条件でメカノフュージョン処理を
行なうが、樹脂被覆を施さない2種類のボンド磁石用合
金粉末(比較例試料番号5,6)を得た。得られた比較
例によるボンド磁石用合金粉末を実施例と同条件でボン
ド磁石化した。比較例によるボンド磁石の磁気特性を実
施例と共に表1に示す。また、実施例にて得られたこの
発明による試料番号2のボンド磁石と、比較例による試
料番号6のボンド磁石の減磁曲線(第2象限)を図1に
示す。なお、図1に示す減磁曲線の磁束密度は、角型性
を比較するため、相対値(B/Br)で表している。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、主成分系合金粉
末を液相系化合物粉末で被覆し、さらに樹脂被覆したこ
の発明によるボンド磁石用合金粉末を用いたボンド磁石
は、比較例のいずれのボンド磁石に比べて、残留磁束密
度(Br)、保磁力(IHc)及び減磁曲線の角型性
(Hk)共にすぐれており、特に減磁曲線の角型性(H
k)については、図1に示す減磁曲線からも明らかなよ
うに、従来のボンド磁石では得られなかった角型性を有
することがわかる。以上の結果から明らかなように、こ
の発明によるボンド磁石用合金粉末は、主成分系合金粉
末を液相系化合物粉末で被覆して、さらに熱処理により
該液相系化合物粉末を拡散させたことにより、本合金粉
末の主相であるR2Fe14B相の欠陥部やRリッチ相の
脱落や酸化による粒子表面欠陥個所を修復して、特に保
磁力(IHc)及び減磁曲線の角型性(Hk)を回復さ
せることができ、さらに樹脂被覆したことにより、本合
金粉末の酸化防止、成形時の応力による粒子の割れ、欠
損、破損による磁気特性の劣化防止、また熱処理による
磁気特性の劣化を防止する保護膜として機能しているこ
とが分かる。
【0029】
【発明の効果】この発明は、R2Fe14B相を主相とす
る主成分系合金粉末の粒子表面に、R3Co相を含むC
oまたはFeとRとの金属間化合物相に一部R2(Fe
Co)14B相を含む液相系化合物粉末を、メカノフュー
ジョンシステムあるいはハイブリダイゼーションシステ
ムにより被覆、あるいは微細な粉末粒子を付着させたの
ち、所要の熱処理を行ない主成分系合金粉末の粒子表面
に被覆した液相系化合物を拡散し、さらに熱可塑性樹脂
にて被覆することにより、本合金粉末の主相をなすR2
Fe14B相の逆磁区が発生し易くなった個所、すなわち
粒子内部のヘアークラックや歪み等の欠陥部や、粉末粒
子表面のRリッチ相の脱落や酸化等による粒子表面欠陥
個所を修復し、さらに、成形時の応力による粒子の割
れ、欠損、破損や熱処理による磁気特性の劣化防止が可
能で、特に保磁力や減磁曲線の角型性などの磁気特性を
向上させたすぐれた特性を有するボンド磁石用合金粉及
びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気特性の減磁曲線(第2象限)の角型性(H
k)を示すグラフであり、実線は実施例における本発明
合金試料番号2の場合、破線は実施例における比較例合
金試料番号6の場合を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R(但しRはYを含む希土類元素のうち
    少なくとも1種)12原子%〜25原子%、B4原子%
    〜10原子%、Co0.1原子%〜10原子%、Fe6
    8原子%〜80原子%を主成分としR2Fe14B相を主
    相とする主成分系合金粉末の各粉末粒子表面に、R3
    o相を含むCoまたはFeとRとの金属間化合物相に一
    部R2(FeCo)14B相を含み、R(但しRはYを含
    む希土類元素のうち少なくとも1種)20原子%〜45
    原子%、Co3原子%〜20原子%、B12原子%以
    下、残部Feからなる液相系化合物層が被覆され、さら
    に熱可塑性樹脂被覆されたことを特徴とするボンド磁
    石用合金粉末。
  2. 【請求項2】 R(但しRはYを含む希土類元素のうち
    少なくとも1種)12原子%〜25原子%、B4原子%
    〜10原子%、Co0.1原子%〜10原子%、Fe6
    8原子%〜80原子%を主成分としR2Fe14B相を主
    相とする主成分系合金粉末と、R3Co相を含むCoま
    たはFeとRとの金属間化合物相に一部R2(FeC
    o)14B相を含み、R(但しRはYを含む希土類元素の
    うち少なくとも1種)20原子%〜45原子%、Co3
    原子%〜20原子%、B12原子%以下、残部Feから
    なる液相系化合物粉末とを配合、混合して、主成分系合
    金粉末粒子表面に液相系化合物粉末を付着させ、次いで
    700℃〜1050℃で熱処理し、該主成分系合金粉末
    の各粉末粒子表面に液相系化合物層を被覆し、さらにそ
    の表面に熱可塑性樹脂を被覆することを特徴とするボン
    ド磁石用合金粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 R(但しRはYを含む希土類元素のうち
    少なくとも1種)12原子%〜25原子%、B4原子%
    〜10原子%、Co0.1原子%〜10原子%、Fe6
    8原子%〜80原子%を主成分としR 2 Fe 14 B相を主
    相とする主成分系合金粉末と、R 3 Co相を含むCoま
    たはFeとRとの金属間化合物相に一部R 2 (FeC
    o) 14 B相を含み、R(但しRはYを含む希土類元素の
    うち少なくとも1種)20原子%〜45原子%、Co3
    原子%〜20原子%、B12原子%以下、残部Feから
    なる液相系化合物粉末とを配合、混合したのち、メカノ
    フュージョンシステムあるいはハイブリダイゼーション
    システムによる被覆処理を行い、次いで700℃〜10
    50℃で熱処理し、主成分系合金粉末の各粉末粒子表面
    に液相系化合物層を被覆し、さらにその表面に熱可塑性
    樹脂を被覆することを特徴とするボンド磁石用合金粉末
    の製造方法。
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