JP3286034B2 - 半導体受光素子 - Google Patents

半導体受光素子

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JP3286034B2
JP3286034B2 JP22921393A JP22921393A JP3286034B2 JP 3286034 B2 JP3286034 B2 JP 3286034B2 JP 22921393 A JP22921393 A JP 22921393A JP 22921393 A JP22921393 A JP 22921393A JP 3286034 B2 JP3286034 B2 JP 3286034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光信号を電気信号に変
換するためのフォトダイオード等の半導体受光素子に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来よりデジタル光通信技術の研究や開
発が盛んに行われている。これは光信号伝送が電気信号
伝送より伝送速度や信号間の干渉等の点で優れているか
らである。しかし、光信号を直接デジタル処理できる実
用的なデバイスがこれまでなく、光信号を電気信号に変
換してアナログ的に処理する必要がある。このため、高
効率量子変換、高動作帯域幅の光・電気変換できる光検
出素子が望まれている。
【0003】光検出素子としては従来よりフォトコンダ
クタ,フォトダイオード,アバランシェ・フォトダイオ
ード,フォトトランジスタなどが用いられている。フォ
トコンダクタは、光が照射されると電気抵抗が下がる効
果(光伝導効果)を利用して電流を取り出す素子で、図
19に示されるようなMSM(Metal semiconductor Me
tal )フォトコンダクタが広く知られている。図中、7
1はシリコン基板,72は電極(アノード,カソード)
を示している。
【0004】一般に、フォトコンダクタは、電流利得を
持つことができない。しかし、高い量子変換効率を持つ
ことができ、それはデバイスの動作帯域幅を狭くするこ
とを伴う。これは空間電荷中性による吸収効率に関係す
る。入射光により電子と正孔のペアが発生した後、外部
回路によって電圧を印加すると、正孔,電子はそれぞれ
アノード,カソードに向かう。正孔の走行時間は電子の
それより長い。これは特にIII-V 族の化合物半導体で顕
著である。そして、内部電荷中性を維持するために、正
孔が再結合するかアノードに到達するまで電子が注入さ
れる。
【0005】このデバイスの量子変換効率は、電子の平
均走行時間に対する正孔の平均走行時間の比率で決ま
る。正孔の平均走行時間を長くすることにより、等価的
に高い量子変換効率が得られる。しかし、それは動作帯
域幅の狭化という犠牲を伴う。このように従来のフォト
コンダクタは、量子変換効率と動作帯域幅とを両立でき
ないという問題があった。
【0006】図20は、従来技術のpinフォトダイオ
ードの素子断面図である。このpinフォトダイオード
は、n型半導体層81,低濃度(i型)半導体光吸収層
82,p型半導体層83が積層された構造になってい
る。なお、図中、84,85は、それぞれアノード電
極,カソード電極を示している。
【0007】pinフォトダイオードは、フォトコンダ
クタと同様に電流利得を持たないが、通常のフォトコン
ダクタより広い動作帯域幅をもっている。pinフォト
ダイオードは量子変換効率が原理的に100%を越える
ことができず、大きな電圧出力を得るためには外部利得
が必要となる。
【0008】これに対し、アバランシェ・フォトダイオ
ードは、通常のpinフォトダイオードの動作帯域幅と
ほぼ同様の動作帯域幅を有し、かつ電流利得(≧10)
を持っている。しかし、電流利得を持たせるには、アバ
ランシェ・ブレークダウンを生じさせるのに十分な電源
電圧を必要とする他、アバランシェ利得を得るためのキ
ャリア増倍時間が必要である。このため、大きな利得を
得るためには動作帯域の低下を伴う。
【0009】図21は、従来技術のフォトトランジスタ
の素子断面図である。このフォトトランジスタは、n型
半導体光吸収コレクタ層91内にp型半導体層92が拡
散形成され,このp型半導体層92内にn型半導体層9
3が拡散形成された構造になっている。なお、図中、9
4,95,96は、それぞれエミッタ電極,コレクタ電
極,電源を示している。
【0010】n型半導体光吸収コレクタ層91とn型半
導体層93との間の電流は、n型半導体光吸収コレクタ
層91で発生する光吸収キャリアがp型半導体層92に
注入されることによって制御される。フォトトランジス
タは、高い電流利得(≧100)を持つことができる
が、ベース領域のキャリア蓄積効果による速度低下の問
題があった。また、これらの従来技術は素子の出力が光
入力に対して線形的であり、依然アナログ的な電気処理
を伴うという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のフ
ォトコンダクタ,pinフォトダイオード,フォトトラ
ンジスタ等の半導体受光素子では、デジタル光伝送の場
合においても、アナログ的な電気処理を伴わなければな
らず、高電流利得及び広動作帯域幅を両有し、且つ外部
回路を電気的なデジタルスイッチで置き換えることが困
難であるという問題があった。本発明は、上記事情を考
慮してなされたもので、その目的とするところは、次世
代情報処理システムにも対応できる半導体受光素子を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の半導体受光素子(請求項1)は、半導体
基板上に設けられた第1導電型エミッタ領域と、この
1導電型エミッタ領域との接合面側にキャリア再結合
ためのノンドープ量子井戸層を有する第2導電型ベース
領域と、このベース領域上に接し、光吸収キャリアを発
生する第1導電型コレクタ領域とを備え、非能動状態に
おける、前記第1導電型エミッタ領域から前記ノンドー
プ量子井戸層に注入される第1極性型キャリアと、前記
第1導電型コレクタ領域から前記ノンドープ量子井戸層
に注入される第2極性型キャリアとが再結合消滅する
度が、能動状態におけるそれより速いことを特徴とす
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】本発明の半導体受光素子(請求項1)では、エ
ミッタ領域との接合面側にキャリア再結合速度制御機構
を有するベース領域を用いており、このキャリア再結合
速度制御機構の非能動状態における、前記エミッタ領域
から前記キャリア再結合速度制御機構に注入される第1
極性型のキャリアと、前記光吸収コレクタ領域から前記
結合速度制御機構に注入される第2極性型のキャリアと
が再結合して消滅する速度が、能動状態における場合の
それより速くなるよう構成するため、前記キャリア再結
合速度制御機構を有しない通常の半導体受光素子に比べ
て、動作状態から非動作状態に変化したときに、前記ベ
ース領域に残存する前記第2極性型のキャリアがより速
く消滅し、エミッタ層とベース層との間のバリアが元の
高さにより速く回復して、オフ状態への復帰が速くな
る。また、これと共に光入力強度に対して非線形的な出
力特性が得られるようになり、デジタル的な出力が可能
となり、外部電気回路にアナログ増幅器を用いずとも電
気的なデジタルスイッチで出力回路を構成することが可
能となる。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例に係るフォトトラン
ジスタの構成を示す図であり、半導体基板上にエミッ
タ,ベース,コレクタが縦方向に積層された実施例であ
る。
【0019】化合物半導体からなるn型半導体基板1上
には、n型エミッタ層2が設けられている。このn型エ
ミッタ層2上には、多重量子井戸層3を有する高濃度の
薄いp型ベース層4が設けられている。
【0020】この多重量子井戸層3(キャリア再結合速
度制御機構)は、n型半導体層2側に形成されている。
また、オフ状態(非能動状態)における、n型エミッタ
層2から多重量子井戸層3に注入される電子と、後述す
る半導体光吸収コレクタ層5から多重量子井戸層3に注
入される正孔とが結合して消滅する速度が、オン状態
(能動状態)における場合のそれより遥かに速くなるよ
うに、量子井戸数,量子井戸深さ,量子井戸幅等の量子
井戸層のパラメータが選ばれている。即ち、量子井戸は
単一の量子井戸であってもかまわず、量子井戸に印加さ
れる局所的な電界がオフ状態とオン状態とで大きく変わ
ることによる量子井戸の電界効果、特に波動関数の局在
や、伝導帯,価電子帯間のバンド間トンネル効果による
キャリア再結合割合が変化するように選ばれている。
【0021】p型ベース層4上には、入射光に対して吸
収性が良い真性半導体材料を含む半導体光吸収コレクタ
層5が設けられている。この半導体光吸収コレクタ層5
上には、入射光に対して光学的に透明なn型化合物半導
体材料からなり、コレクタ空乏層幅を規定するための化
合物半導体キャップ層6が設けられている。この化合物
半導体キャップ層6上には、カソード電極7が設けら
れ、また、n型半導体基板1の裏面には、アノード電極
8が設けられている。これらカソード電極7とアノード
電極8との間には電源9よりバイアス電圧が印加されて
いる。
【0022】n型半導体基板1,n型エミッタ層2,p
型ベース層4,化合物半導体キャップ層6の半導体材料
としては、n型化合物半導体基板1,n型エミッタ層
2,化合物半導体キャップ層6のバンドギャップがp型
ベース層4のそれより遥かに大きくなるものを用いる。
【0023】なお、n型エミッタ層2、多重量子井戸層
3、p型ベース層4、半導体光吸収コレクタ層5、化合
物半導体キャップ層6は、例えば、MOCVD法等の成
長法によって連続成長形成する。
【0024】図2は、このように構成されたフォトトラ
ンジスタのエネルギーバンド図で、これは半導体光吸収
コレクタ層5に光が照射されていないとき、つまり、非
能動状態の場合のものである。
【0025】この状態では、p型ベース層4が電子e1
に対して高いバリアとなっている。このため、半導体光
吸収コレクタ層5に電子e1 が流れ込むことがなく、素
子の電圧,電流が高電圧,小電流となる非能動状態が保
たれる。
【0026】図3は、半導体光吸収コレクタ層5に比較
的強度の強い光が照射されたとき、つまり、能動状態の
場合のエネルギーバンド図である。半導体光吸収コレク
タ層5に光10が照射されると、この半導体光吸収コレ
クタ層5内で電子eと正孔hとの対が発生する。電子e
は、カソード電極7へ押し流され、デバイスの外に排出
される。一方、正孔hは、p型ベース層4に流れ込み、
p型ベース層4とn型エミッタ層2との間に形成された
空乏層を小さくする。この結果、ベース層4のバリア高
さが低くなり、n型半導体基板1内に蓄積された電子e
1 が、カソード電極7側に大量に流れ、素子の電圧,電
流が低電圧,大電流となる能動状態が実現される。
【0027】なお、光吸収コレクタ層5に比較的弱い光
が照射されたとき、つまり、低レベル光入力の場合、光
吸収コレクタ層5内で発生した正孔hはp型ベース層4
に注入され、一部はエミッタ層2の電子をベース層4側
へ誘起し、p型ベース層4のバリアを低下させるが、ほ
とんどの正孔は量子井戸層3に注入され、エミッタ層か
ら供給される電子と再結合して消滅する。この状態では
光入力があるにもかかわらず、エミッタ層2から光吸収
コレクタ層5に流れる電子は少なく、非能動状態が保持
される。そして、光入力が強まり量子井戸層で再結合す
る正孔がある程度に増加すると、正孔に誘起されるエミ
ッタ層2の電子も増加し、量子井戸層3に印加される電
界強度が低下するようになる。即ち、光入力がある程度
になると、量子井戸層3のバンド構造が変化する。この
とき同時に量子井戸層3でのキャリア再結合速度が低下
し、再結合消滅する正孔の量が急激に減少する。したが
って、この状態になると、ベース層4に注入された正孔
がエミッタ層2の電子をベース層4側に誘引する効果が
高まり、急激に素子が能動状態に変わる。
【0028】そして、半導体光吸収コレクタ層5に光1
0が照射されなくなると、半導体光吸収コレクタ層5内
での電子eと正孔hとの対の発生が停止し、p型ベース
層4に正孔hが供給されなくなるため、p型ベース層4
のバリアが元の高さに回復し、非能動状態に戻る。
【0029】このとき、非能動状態におけるn型エミッ
タ層2から多重量子井戸層3に注入される電子e1 と、
半導体光吸収コレクタ層5から多重量子井戸層3に注入
される正孔h とが結合して消滅する速度が、能動状態に
おける場合のそれより遥かに速いため、能動状態から非
能動状態に変わるときに、多重量子井戸層3内の電子と
正孔とが速やかに再結合消滅し、従来より高速に非能動
状態に戻すことができる。
【0030】更に、光入力強度に対して非線形的な出力
特性が得られるため、デジタル的な出力が可能となり、
外部電気回路にアナログ増幅器を用いずとも電気的なデ
ジタルスイッチで出力回路を構成することが可能とな
る。
【0031】ここで、量子井戸層3のキャリア再結合速
度が変化するのは、量子井戸層3に加わる電界強度でバ
ンド構造が変化することによるものであり、電界強度が
大きいとき、即ち、バンド構造が変形しているとき(非
能動状態)は、バンド間トンネル効果が大きくなるた
め、キャリア再結合速度が速くなり、逆に、電界強度が
小さいとき、即ち、バンド構造が平坦化しているとき
(能動状態)は、バンド間トンネル効果が小さくなるた
め、キャリア再結合速度が相対的に遅くなるものであ
る。
【0032】この具体的特性例を以下に示す。図1のn
型半導体基板1をキャリア濃度約1×1018cm-3のn
型InP,n型エミッタ層2をキャリア濃度約1×10
17cm-3で厚さ0.55μmのn型InP,量子井戸層
3をノンドープで厚さ5〜15nmのIn0.53Ga0.47
As(単一量子井戸),p型ベース層4をキャリア濃度
約2×1017cm-3で厚さ10nmのp型In0.65Ga
0.35As0.790.21,光吸収コレクタ層5をノンドープ
(キャリア濃度2×1014cm-3以下)で厚さ2μmの
In0.65Ga0.35As0.790.21,n型キャップ層6を
キャリア濃度1×1018cm-3で厚さ1μmのn型In
Pとし、電極7,8をAuGe等のオーミック性電極と
した場合の特性例を図4,図5に示す。
【0033】図4は、量子井戸3の厚さを10nm,素
子印加電圧を5Vとした場合のパルス幅200psの光
パルスに対する応答(素子電圧)特性を示している。図
4から分かるように、この場合、光入力強度が3μW付
近を境に大きく変化しており、光入力強度変化に対する
素子電圧変化は直線的でない。特に、光入力が2μW以
下と10μW以上では明確な違いがあり、光入力信号の
低レベルが2μW以下,高レベルが10μW以上となる
デジタル光入力に対しては、外部回路による増幅,波形
再生を行なわずとも直接、電気的なデジタル信号に変換
することが可能になる。しかも、その応答特性は十分速
く、5Gb/s程度の信号速度にも適用することが可能
である。
【0034】また、図4に示した素子応答変化の境界値
は素子パラメータにより変化させることが可能であり、
その一例として量子井戸層3の厚さによる変化を図5に
示す。図5では量子井戸3の厚さを5nmから15nm
まで変化させた場合の光入力強度に対する素子電圧(応
答出力)変化を静特性で示した。図5のように量子井戸
幅を変えることで素子応答変化の境界(しきい値入力)
を変化,制御可能なことが分かる。また、このしきい値
入力値は光吸収コレクタ層の厚さ(光吸収効率)を変え
ても同様に変化可能であり、エミッタ層,ベース層,コ
レクタ層のパラメータを変えることによるトランジスタ
としての電流輸送効率等を変えても同様である。
【0035】かくして本実施例によれば、非能動状態と
能動状態とで、電子と正孔とが再結合して消滅する速度
が異なるp型ベース層4を用いることにより、従来より
高速なスイッチングタイムを有し、且つ外部電気回路に
アナログ増幅器を用いずとも電気的なデジタルスイッチ
で出力回路を構成することが可能なフォトトランジスタ
が得られる。
【0036】なお、本実施例では、能動状態と非能動状
態とで、電子と正孔とが再結合して消滅する速度を変え
るために、多重量子井戸層3を有するp型ベース層4を
用いたが、他の手法によって実現しても良く、また、エ
ミッタ,ベース,コレクタの各領域が半導体基板上に横
方向に配置されていてもかまわない。
【0037】図6は、本発明の第2の実施例に係るショ
ットキーバリアフォトダイオードの構成を示す図であ
る。n型半導体基板21の表面部分には、半導体光吸収
層23と、バンドキャップが半導体光吸収層23のそれ
より大きい化合物半導体層22とが交互に形成されてお
り、また、最下層及び最上層は化合物半導体層22であ
る。
【0038】即ち、全ての半導体光吸収層23が化合物
半導体層22で挾持されるように形成されている。な
お、半導体光吸収層23の材料としては、入射光に対し
て光学的に透明なものを用いる。
【0039】また、基板表面には、高濃度のn型半導体
層24が形成されている。このようなn型半導体層24
は、例えば、半導体光吸収層23,化合物半導体層22
を形成した後、拡散法やイオン注入を用いて、n型不純
物を基板表面に導入することにより形成できる。このと
き、n型不純物の濃度分布が半導体光吸収層23,化合
物半導体層22の領域において一様になるようにする。
【0040】高濃度のn型半導体層24の表面には、ア
ノード電極25が設けられ、そして、化合物半導体層2
2の表面には、カソード電極26が設けられている。即
ち、高濃度のn型半導体層24ではオーミックコンタク
トが形成され、化合物半導体層22ではショットキーコ
ンタクトが形成される。これらアノード電極25とカソ
ード電極26との間には電源27によりバイアス電圧が
印加されている。
【0041】図7は、このように構成されたショットキ
ーバリアフォトダイオードのエネルギーバンド図で、こ
れは半導体光吸収層23に光が照射されていないときの
ものである。
【0042】この状態では、基板表面に形成されたオー
ミックコンタクトとショットキーコンタクトとにより、
高濃度のn型半導体層24と、化合物半導体層22と半
導体光吸収層23とからなる積層半導体層と間のにバリ
アが形成される。このため、高濃度のn型半導体層24
内の電子e1 は、上記バリアによってカソード電極26
側に流れることができず、高電圧,小電流のオフ状態が
保たれる。
【0043】図8は、半導体光吸収層23に光が照射さ
れたときのエネルギーバンド図である。半導体光吸収層
23に光28が照射されると、この半導体光吸収層23
内で電子eと正孔hとの対が発生する。電子eは、カソ
ード電極26側に形成されたショットキーバリア(−q
D :qは電子の電荷、VD はカソード電極26の電
圧)により、カソード電極26に流れ込み、正孔hは、
アノード電極25に流れ込む。この結果、バリア高さが
低くなり、高濃度のn型半導体層24内に蓄積された電
子e1 が、カソード電極26に大量に流れ、低電圧,大
電流の能動状態が実現される。
【0044】このとき、半導体光吸収層23は、エネル
ギーバンドギャップが半導体光吸収層23のそれより大
きい化合物層23で挟まれているため、電流のチャネル
として機能する。このため、電子e1 は、ポテンシャル
の井戸に閉じ込められて流れるので、結晶内の不純物等
の散乱を受け難くなり、従来に比べて、電流利得等の素
子特性が改善され、しかも、電流利得等の素子特性を大
きくしても高速動作が可能となる。
【0045】そして、半導体光吸収層23に光28が照
射されなくなると、半導体光吸収層23内での電子eと
正孔hとの対の発生が停止するため、ショットキーバリ
アが元の高さ(−qVD )に回復し、オフ状態に戻る。
このような光28によるショットキーバリアの制御によ
るオン,オフは、半導体光吸収層23及び化合物半導体
層22の厚みや枚数を適当に選択すれば実現できる。
【0046】なお、図9に示すように、基板表面に低濃
度の半導体層29を形成し、この上にカソード電極18
を設けてショットキーコンタクトを実現しても良い。図
10は、本発明の第3の実施例に係るショットキーバリ
アフォトダイオードの構成を示す図である。なお、図6
のショットキーバリアフォトダイオードと対応する部分
には図6と同一符号を付してあり、詳細な説明は省略す
る。
【0047】本実施例のショットキーバリアフォトダイ
オードが先の実施例のそれと異なる点は、半導体基板2
1上に第1の反射鏡31と第2の反射鏡32とが交互に
積層されてなる多層膜反射鏡30が設けられ、この多層
膜反射鏡30上の半導体分離層33に図6の素子構造が
形成されていることにある。
【0048】第1の反射鏡31の屈折率と第2の反射鏡
32の屈折率とは異なっており、また、第1の反射鏡3
1の厚さ及び第2の反射鏡32の厚さは伴に入射光の波
長の1/4になっている。即ち、多層膜反射鏡30はブ
ラッグ反射鏡として機能するように、第1の反射鏡3
1,第2の反射鏡32が選ばれている。
【0049】このように構成されたショットキーバリア
フォトダイオードでも、先の実施例と同様な効果が得ら
れる。更に、本実施例の場合、半導体光吸収層23で吸
収されなかった基板表面から入射された光は、多層膜反
射鏡30で基板表面側に反射され、再度半導体光吸収層
23に入射し、このとき、半導体光吸収層23で吸収さ
れなかった光は基板表面で反射され再度半導体光吸収層
23に入射する。このような入射光の反射が繰り返され
るため、先の実施例より高い電流利得のショットキーバ
リアフォトダイオードが得られる。
【0050】なお、本実施例の場合も、図11に示すよ
うに、先の実施例と同様に、低濃度の半導体層29上に
カソード電極18を設けてショットキーコンタクトを形
成しても良い。
【0051】図12は、本発明の本発明の第4の実施例
に係るフォトダイオードの構成を示す図である。半絶縁
性のn型半導体基板41の表面部分には、GaInAs
等からなる半導体光吸収層43と、バンドキャップが半
導体光吸収層43のそれより大きい化合物半導体層42
とが交互に形成されており、且つ全ての半導体光吸収層
43が化合物半導体層43で挾持されるように形成され
ている。半導体光吸収層43の材料としては、入射光に
対して光学的に透明なものを用いる。n型半導体基板4
1,化合物半導体層42,半導体光吸収層43の材料と
しては、例えば、それぞれInP,GaInAs,Al
InAsを用いる。
【0052】また、基板表面には、高濃度のn型半導体
層44,n型半導体層45,高濃度のp型半導体層46
が形成されている。高濃度のp型半導体層46は、n型
半導体層45と対向する側の高濃度のn型半導体層44
の側部に薄膜に形成されている。
【0053】このようなn型半導体層44,45,p型
半導体層46は、例えば、半導体光吸収層43,化合物
半導体層42を形成した後、拡散法やイオン注入を用い
て、n型不純物,p型不純物を基板表面に導入すること
により形成できる。このとき、高濃度のn型半導体層4
4のn型不純物の濃度分布が、半導体光吸収層43,化
合物半導体層42の領域において一様になるように形成
する。同様に、n型半導体層45のn型不純物の濃度分
布,高濃度のp型半導体層46のp型不純物の濃度分布
も、半導体光吸収層43,化合物半導体層42の領域に
おいて一様になるように形成する。
【0054】n型半導体層44,45の表面には、それ
ぞれオーミックコンタクトするアノード電極47,カソ
ード電極48が設けられ、これらアノード電極47とカ
ソード電極48との間には電源49により逆バイアス電
圧が印加されている。
【0055】図13は、このように構成されたフォトダ
イオードのエネルギーバンド図で、これは半導体光吸収
層43に光が照射されていないときのものである。この
状態では、高濃度のp型半導体層46に空乏層が形成さ
れ、この高濃度のp型半導体層46が電子e1 に対して
高いバリアとなっている。このため、カソード電極48
に電子e1 が流れ込むことがなく、高電圧,小電流のオ
フ状態が保たれる。しかも、本実施例の場合、高濃度の
p型半導体層46によりバリアを形成しているので、先
の実施例のショットキーバリアフォトダイオードの場合
よりも安定したバリアを実現できる利点がある。
【0056】図14は、半導体光吸収層43に光50が
照射されたときのエネルギーバンド図である。半導体光
吸収層43(図中のi)に光50が照射されると、この
半導体光吸収層43内で電子eと正孔hとの対が発生す
る。電子eは、カソード電極48へ押し流され、デバイ
スの外に排出される。一方、正孔hは、高濃度のp型半
導体層46に流れ込み、このp型半導体層ース層46内
に形成された空乏層を小さくする。この結果、バリア高
さが低くなり、n型半導体基板41内に蓄積された電子
1 が、カソード電極48に大量に流れ、低電圧,大電
流のオン状態が実現される。
【0057】このとき、半導体光吸収層43は、エネル
ギーバンドギャップが半導体光吸収層43のそれより大
きい化合物層43で挟まれているため、電流のチャネル
として機能する。このため、電子e1 は、ポテンシャル
の井戸に閉じ込められて流れるので、結晶内の不純物等
の散乱を受け難くなり、従来に比べて、電流利得等の素
子特性が改善される。
【0058】そして、半導体光吸収層43に光50が照
射されなくなると、半導体光吸収層43内での電子eと
正孔hとの対の発生が停止するため、p型半導体層46
のバリアが元の高さに回復し、オフ状態に戻る。このよ
うな光50によるp型半導体層46のバリアの制御によ
るオン,オフは、半導体光吸収層23及び化合物半導体
層22の厚みや枚数を適当に選択すれば実現できる。
【0059】図15は、本発明の第5の実施例に係るフ
ォトダイオードの構成を示す図である。なお、図12の
フォトダイオードと対応する部分には図12と同一符号
を付してあり、詳細な説明は省略する。
【0060】本実施例のフォトダイオードが先の実施例
のそれと異なる点は、n型半導体基板41上に、第1の
反射鏡51と第2の反射鏡52とが交互に積層されてな
る多層膜反射鏡53が設けられ、そし、この多層膜反射
鏡53上に設けられた半導体分離層54上に図12の素
子構造が形成されていることにある。
【0061】第1の反射鏡51の屈折率と第2の反射鏡
52の屈折率とは異なっており、また、第1の反射鏡5
1の厚さ及び第2の反射鏡52の厚さは伴に入射光の波
長の1/4になっている。即ち、多層膜反射鏡53がブ
ラッグ反射鏡として働くように、第1の反射鏡51,第
2の反射鏡52が選ばれている。
【0062】このように構成されたフォトダイオードで
も、先の実施例と同様な効果が得られるは勿論のこと、
本実施例の場合、多層膜反射鏡30を用いているので、
基板表面から入射された光を有効に利用でき、より高い
電流利得のショットキーバリアフォトダイオードが得ら
れる。
【0063】図16は、本発明の第6の実施例に係るア
バランシェフォトダイオードの構成を示す図である。半
絶縁性の半導体基板61上には、化合物半導体からなる
複数のアバランシェ単位層62が設けられている。この
アバランシェ単位層62は、図17に示すように、バン
ドギャップが大きいp型半導体層621 ,バンドギャッ
プが大きいアンドープ半導体層622 ,バンドギャップ
が小さいアンドープ半導体層623 ,バンドギャップが
小さいn型半導体層624 ,バンドギャップが小さいア
ンドープ半導体層625 ,バンドギャップが大きいアン
ドープ626 が積層された構造になっている。
【0064】なお、p型半導体層621 ,アンドープ半
導体層622 ,アンドープ半導体層623 ,n型半導体
層624 ,アンドープ半導体層625 ,アンドープ62
6 は、例えば、MOCVD法等の成長法によって連続成
長形成する。
【0065】これら半導体層621 〜626 の材料とし
ては、入射光に対して吸収性が高いものを用いる。ま
た、半導体層621 〜626 のキャリア濃度及び厚さ
は、電子の衝突電離係数が正孔のそれより遥かに大きく
なるように選ぶ。電子の衝突電離係数を大きくするの
は、単一のキャリアの場合の方が増倍ノイズ(Multipli
cation noise)が小さくなるからである。コミュニケー
ションや情報処理等の分野に最適な光に感度を持つIII-
V 化合物半導体材料の電子電離係数は、通常、正孔電離
係数より小さい。しかし、本実施例では、アバランシェ
単位層62を用いているので、電子電離係数の方を大き
くするのが容易である。
【0066】最上層のアバランシェ単位層62上には、
電気的に繋がった複数のアノード電極63,カソード電
極64が設けられている。これらアノード電極63,カ
ソード電極64は絶縁キャップ層65で覆われ、そし
て、この絶縁キャップ層65の表面は金属膜66でコー
ティングされている。また、アノード電極63とカソー
ド電極64との間には電源67により逆バイアス電圧が
印加されている。
【0067】アノード電極63,カソード電極64の形
状や配列等の幾何学的特徴及びアノード電極63,カソ
ード電極64,電源67の電圧レベルは、アバランシェ
単位層62内で発生した電子,正孔に、アバランシェ増
倍に必要な電界が効果的に与えられるように選ばれてい
る。
【0068】半絶縁性の半導体基板61の表面からアバ
ランシェ単位層62に光が入射すると、1次の電子・正
孔対が発生する。これら電子,正孔がアバランシェ単位
層62の原子と衝突し、2次の電子・正孔対が発生する
と、これら電子,正孔の衝突イオン化によって電子が優
先的に発生して、カソード電極64とアノード電極との
間に電流が流れてオン状態になる。
【0069】アバランシェ単位層62に光が入射されな
くなると、1次の電子・正孔対の発生が停止し、カソー
ド電極64とアノード電極との間に電流が流れなくなり
オフ状態になる。アノード電極63,カソード電極64
の形状や配列等の幾何学的特徴が、電子,正孔にアバラ
ンシェ増倍に必要な電界が効果的に与えられるように選
ばれているため、従来に比べて、1次,2次の電子・正
孔はより近い領域で発生し、そして、アノード電極6
3,カソード電極64の方向により速く加速されてい
る。このため、1次の電子・正孔対の発生が停止する
と。素子内にあった電子,正孔がアノード電極63,カ
ソード電極64に速やかに排出され、従来より極めて速
くオフ状態に切り替えることができる。
【0070】なお、半導体基板61,バンドキャップの
大きい半導体層611 ,612 ,616 ,バンドキャッ
プの小さい半導体層613 ,614 ,615 の材料とし
ては、入射光の波長によって変わるが、情報ネットワー
ク等で普通に用いられている長い波長(自由空間のおい
て1.0〜1.6μm)の場合には、例えば、半導体基
板61としてInP,また、半導体層611 ,612
616 としてAlInAs、そして、半導体層613
614 ,615 としてIn0.53Ga0.47Asを用いるこ
とができる。また、絶縁キャップ層65としてはSi3
4 やSiO2を用いることができる。
【0071】図18は、本発明の第7の実施例に係るア
バランシェフォトダイオードの構成を示す模式図であ
る。なお、図16のアバランシェフォトダイオードと対
応する部分には図16と同一符号を付してあり、詳細な
説明は省略する。
【0072】本実施例のアバランシェフォトダイオード
が先の実施例のそれと異なる点は、アノード電極64,
カソード電極65の端側の基板裏面に、回折格子68を
設けたことにある。この回折格子68はエッチングによ
り形成する。
【0073】このような回折格子68を設けることによ
り、アバランシェ単位層62で吸収されなかった入射光
が、回折格子68でアノード電極64,カソード電極6
5の方向に反射され、量子吸収効率が改善され、先の実
施例より高い電流増幅率を実現できる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
流利得,高速動作の特性を改善でき、次世代情報処理シ
ステムに対応できる光検出素子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るフォトトランジス
タの構成を示す図。
【図2】図1のフォトトランジスタのオフ状態における
エネルギーバンド図。
【図3】図1のフォトトランジスタのオン状態における
エネルギーバンド図。
【図4】図1のフォトトランジスタの光パルス入力に対
する応答特性図。
【図5】図1のフォトトランジスタの入出力特性の量子
井戸幅依存性を示す図。
【図6】本発明の第2の実施例に係るショットキーバリ
アフォトダイオードの構成を示
【図7】図6のショットキーバリアフォトダイオードの
オフ状態におけるエネルギーバンド図。
【図8】図6のショットキーバリアフォトダイオードの
オン状態におけるエネルギーバンド図。
【図9】図6のショットキーバリアフォトダイオードの
変形例を示す図。
【図10】本発明の第3の実施例に係るショットキーバ
リアフォトダイオードの構成を示す図。
【図11】図10のショットキーバリアフォトダイオー
ドの変形例を示す図。
【図12】本発明の本発明の第4の実施例に係るフォト
ダイオードの構成を示す図。
【図13】図12のフォトダイオードのオフ状態におけ
るエネルギーバンド図。
【図14】図12のフォトダイオードのオン状態におけ
るエネルギーバンド図。
【図15】本発明の第5の実施例に係るフォトダイオー
ドの構成を示す図。
【図16】本発明の第6の実施例に係るアバランシェフ
ォトダイオードの構成を示す図。
【図17】図16のアバランシェフォトダイオードのア
バランシェ単位層を構成を示す断面図。
【図18】本発明の第7の実施例に係るアバランシェフ
ォトダイオードの構成を示す図。
【図19】従来のフォトコンダクタの斜視図。
【図20】従来のpinフォトダイオードの素子断面
図。
【図21】従来のフォトトランジスタの素子断面図。
【符号の説明】
1…n型半導体基板、2…n型エミッタ層、3…多重量
子井戸層、4…p型ベース層、5…半導体光吸収コレク
タ層、6…化合物半導体キャップ層、7…カソード電
極、8…アノード電極、9…電源、10…光、21…n
型半導体基板、22…化合物半導体層、23…半導体光
吸収層、24…n型半導体層、25…アノード電極、2
6…カソード電極、27…電源、28…光、29…半導
体層、30…多層膜反射鏡、31…第1の反射鏡、32
…第2の反射鏡、33…半導体分離層、41…n型半導
体基板、42…化合物半導体層、43…半導体光吸収
層、44…高濃度のn型半導体層、45…n型半導体
層、46…p型半導体層、47…アノード電極、48…
カソード電極、49…電源、50…光、51…第1の反
射鏡、52…第2の反射鏡、53…多層膜反射鏡、54
…半導体分離層、61…半導体基板、62…アバランシ
ェ単位層、63…アノード電極、64…カソード電極、
65…絶縁キャップ層、66…金属膜、67…電源、6
8…回折格子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−265178(JP,A) 特開 平3−183169(JP,A) 特開 平4−343273(JP,A) 特開 平5−343731(JP,A) 特開 昭63−124584(JP,A) 特開 平5−41534(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/10 - 31/119

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に設けられた第1導電型エミ
    ッタ領域と、 この第1導電型エミッタ領域との接合面側にキャリア再
    結合のためのノンドープ量子井戸層を有する第2導電型
    ベース領域と、 このベース領域上に接し、光吸収キャリアを発生する第
    1導電型コレクタ領域とを具備してなり、 非能動状態における、前記第1導電型エミッタ領域から
    前記ノンドープ量子井戸層に注入される第1極性型キャ
    リアと、前記第1導電型コレクタ領域から前記ノンドー
    プ量子井戸層に注入される第2極性型キャリアとが再結
    消滅する速度が、能動状態におけるそれより速いこと
    を特徴とする半導体受光素子。
  2. 【請求項2】前記非能動状態における、前記第1導電型
    エミッタ領域から前記ノンドープ量子井戸層に注入され
    る第1極性型キャリアと、前記第1導電型コレクタ領域
    から前記ノンドープ量子井戸層に注入される第2極性型
    キャリアとの再結合消滅は、バンド間トンネル効果によ
    る再結合消滅を含むことを特徴とする請求項1記載の半
    導体受光素子。
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