JP3286029B2 - 繊維柔軟仕上げ剤 - Google Patents

繊維柔軟仕上げ剤

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JP3286029B2
JP3286029B2 JP19804293A JP19804293A JP3286029B2 JP 3286029 B2 JP3286029 B2 JP 3286029B2 JP 19804293 A JP19804293 A JP 19804293A JP 19804293 A JP19804293 A JP 19804293A JP 3286029 B2 JP3286029 B2 JP 3286029B2
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信嗣 木田
久美 井出
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維柔軟仕上げ剤に関
し、さらに詳しくは繊維製品を黄変させることのない繊
維柔軟仕上げ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維製品に平滑性と柔軟性を付与
させるために、各種のポリオルガノシロキサン化合物を
用いることが知られている。ことにアミノアルキル基を
含むポリオルガノシロキサン、すなわちアミノ変性シリ
コーンオイルは、ワックスや高級脂肪酸系の繊維柔軟仕
上げ剤では得られない優れた柔軟性を付与することがで
き、かつ比較的簡単に安定な乳化物とすることができる
ため、近年その使用量が増加している。
【0003】しかしながら、アミノ変性シリコーンオイ
ルで処理した繊維製品は、加熱処理により、あるいは経
時的に黄変する欠点があり、白度を要求される用途では
使用が制限されているのが現状である。この点を改良す
るために様々な方法が提案されてきている。これらの改
良方法は、いずれもアミノ変性シリコーンオイルをベー
スとして、そのアミノ基を各種の有機基でさらに変性・
封鎖することにより、黄変を少なくする方法である。
【0004】その中の代表的なものを列挙すると、次の
ような提案がある。特公昭57−54588号公報で
は、アミノ基を有機酸無水物でアシル化した繊維処理剤
が提案されている。また、特公昭62−44073号公
報および特開平3−51375号公報では、特定の有機
エポキシ化合物でアミノ基を封鎖する方法が提案されて
いる。また、特公平2−169773号公報には、ポリ
エーテルカルボン酸によりアミノ基を処理する方法が提
案されている。これらの方法は、いずれも高分子量のア
ミノ変性シリコーンオイルを出発原料としてアミノ基を
処理するため、工業的に実施しようとすると様々な障害
が生じる。
【0005】すなわち、アミノ変性シリコーンオイルと
各種有機化合物の相溶性が低いために、アミノ基の封鎖
を完全に行うことがむずかしく、ある程度の効果は認め
られるものの、完全な無黄変を達成するには至らなかっ
た。また、このようなアミノ基の封鎖を完全に行おうと
して厳しい処理条件で反応させた場合には、該アミノ基
の封鎖のみならず、副次的にシロキサンの再配列反応な
どが起き、反応生成物が著しく増粘してゲル化するなど
のトラブルが生じるという問題があった。また、このタ
イプの特徴として、アミノ基の封鎖の程度が進むにつれ
て、出発原料であるアミノ変性シリコーンオイルよりも
柔軟性が劣ってくる傾向があり、出発原料よりも柔軟性
の点で満足するものを得ることはできない。すなわち柔
軟性と無黄変性を共に満足させるものは得られていない
のが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のアミ
ノ変性シリコーンオイル、または該アミノ変性シリコー
ンオイルのアミノ基を封鎖した繊維柔軟仕上げ剤では両
立させることができなかった、柔軟性と無黄変性を共に
満足させる繊維用柔軟仕上げ剤を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この問題
を解決するために各種シロキサン化合物について鋭意検
討を重ねた結果、意外にも、特定のアミノ基含有ポリエ
ーテルとポリオルガノシロキサンとの共重合体が、繊維
に極めて優れた柔軟性を与え、しかも繊維を黄変させな
いことを見出して、本発明を完成させるに至った。
【0008】すなわち、本発明の繊維柔軟仕上げ剤は、
平均組成式(I) Za(R1)bSiO[4-(a+b)]/2 (I)
【0009】〔式中、R1 は置換もしくは非置換の1価
の炭化水素基を表し;Zは式(II)
【0010】
【化2】
【0011】を表し、ここでR2 は2価の炭化水素基を
表し、R3 およびR4 はそれぞれ炭素数1〜4の2価の
炭化水素基を表し、pおよびqはそれぞれ、0≦p≦5
0、0≦q≦50および2<(p+q)を満たす整数で
あり;aおよびbはそれぞれ、0<a≦1、0<b<2
および1.9≦(a+b)≦2.1を満たす数である〕
で示され、分子量が500〜500,000のN−ポリ
オキシアルキレンアミノアルキル基含有ポリオルガノシ
ロキサンを含むことを特徴とする。
【0012】本発明に用いられるN−ポリオキシアルキ
レンアミノアルキル基含有ポリオルガノシロキサンのシ
ロキサン単位あたりの平均組成式である上記一般式
(I)において、R1 は置換もしくは非置換の1価の炭
化水素基であり、具体例としては、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オク
チル、ノニル、デシル、ドデシルのようなアルキル基;
シクロペンチル、シクロヘキシルのようなシクロアルキ
ル基;2−フェニルエチル、2−フェニルプロピルのよ
うなアラルキル基;フェニル、トリルのようなアリール
基;クロロメチル、クロロフェニル、3,3,3−トリ
フルオロプロピル、シアノエチルのような置換炭化水素
基が挙げられ、1種でも2種以上が同一分子内に併存し
ても差支えない。
【0013】これらの中でも、原料の入手と合成が容易
なこと、および得られる繊維柔軟仕上げ剤の特性が良好
なことから、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、と
りわけメチル基が好ましい。
【0014】一般式(I)において、Zは
【0015】
【化3】
【0016】で表される、窒素原子に1個または2個の
(ポリ)オキシアルキレン鎖が結合したアミノアルキル
基である。ここでR2 は2価の炭化水素基であり、加水
分解に対する安定性から、ケイ素原子と窒素原子の間に
3個以上の炭素原子からなる炭素鎖を形成することが好
ましく、具体的には−(CH2)3 −、−(CH2)4 −、
−(CH2)5 −、−(CH2)2 CH(CH3)−などが例
示される。また、R3 およびR4 はそれぞれが炭素数1
〜4の2価の炭化水素基であり、具体的には、−CH2
−、−(CH2)2 −、−(CH2)4 −、−CH2 CH
(CH3)−、−CH2 CH(C25)−などが例示さ
れ、同一ポリオキシアルキレン鎖に1種でも2種以上が
併存しても差支えない。中でも、得られる繊維柔軟仕上
げ剤の特性が良好なことから、−(CH2)2 −または−
CH2 CH(CH3)−であることが好ましい。pおよび
qはそれぞれオキシアルキレン単位の数を表し、0≦p
≦50および0≦q<50、好ましくは1≦p≦50、
1≦q≦50であって、かつ2<(p+q)を満たす整
数であり、好ましくは2<(p+q)≦50、より好ま
しくは2<(p+q)≦20を満たす整数である。p+
qが2以下では親水性が十分でないために吸水性が不十
分になる。またp+qが増すとアミンの含有量が低下す
る。そこで、本発明の柔軟仕上げ剤の柔軟仕上げ性を維
持するためには、十分なアミン含有量を確保するよう
に、p+qが50以下であることが好ましい。Zとして
はたとえば、下記の式で示される基が例示される。
【0017】
【化4】
【0018】平均組成式(I)において、aおよびbは
それぞれ、0<a≦1および0<b<2を満たす数であ
り、好ましくは0<a≦0.5,1.5<b<2であ
る。aが1より大きいと、処理して得られる繊維の風合
いおよび柔軟性が不十分となり、bが2以上の場合は良
好な乳化物が得られなくなる。さらに、このような本発
明に用いられるN−ポリオキシアルキレンアミノアルキ
ル基含有ポリオルガノシロキサンは実質的に直鎖状、あ
るいは部分的に分岐状のものであり、a+bは1.9〜
2.1の範囲である。
【0019】該ポリシロキサンは、分子量が500〜5
00,000、好ましくは10,000〜100,00
0である。500未満では良好な風合いを得ることが難
かしく、500,000より大きいと、取扱いが不便と
なる。
【0020】このようなN−ポリオキシアルキレンアミ
ノアルキル基含有ポリオルガノシロキサンは、たとえ
ば、平均組成式(III) Ha(R1)bSiO[4-(a+b)]/2 (III)
【0021】〔式中、R1 、aおよびbは前記と同じで
ある〕で示されるポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ンと、一般式(IV)
【0022】
【化5】
【0023】〔式中、R5 は2価の炭化水素基を表し;
3 、R4 、pおよびqは前記と同じである〕で示され
るN−ポリオキシアルキレンアルケニルアミンとを、白
金または白金化合物のような付加反応用触媒を使用して
ヒドロシリル化することにより、合成することができ
る。
【0024】上記の式(III)の平均組成式を有するポリ
オルガノハイドロジェンシロキサンは、分子中にSi−
H結合を含むシリコーンであり、ポリシロキサンの骨格
は直鎖状、分岐状または環状のいずれでもよく、また、
Si−H結合の位置は、分子鎖の末端または中間シロキ
サン単位のいずれにあってもよい。
【0025】このようなポリオルガノハイドロジェンシ
ロキサンの代表例としては、R1 がメチル基である次の
ようなものが例示される。
【0026】
【化6】
【0027】〔式中、cおよびdはそれぞれ、0≦c≦
1,000および0≦d≦1,000であって、さらに
20≦(c+d)≦1,000を満たす整数である〕な
お、上記の式はランダム共重合体でもよく、必ずしもブ
ロック共重合体を意味するものではない。
【0028】
【化7】
【0029】〔式中、eおよびfはそれぞれ、1≦e≦
1,000および0≦f≦1,000であって、さらに
20≦(e+f)≦1,000を満たす整数である〕な
お、上記の式はランダム共重合体でもよく、必ずしもブ
ロック共重合体を意味するものではない。
【0030】
【化8】
【0031】〔式中、gは6≦g≦1,000を満たす
整数である〕
【0032】
【化9】
【0033】〔式中、hは3≦h≦1,000を満たす
整数である〕
【0034】および
【0035】
【化10】
【0036】〔式中、iおよびjは1≦i≦10および
0≦j≦10であって、さらに3≦(i+j)≦10を
満たす整数である〕なお、上記の式はランダム共重合体
でもよく、必ずしもブロック共重合体を意味するもので
はない。
【0037】これらのポリオルガノハイドロジェンシロ
キサンは、公知の方法に従って合成することができる。
たとえばメチルジクロロシラン、ジメチルクロロシラ
ン、ジエチルクロロシランのようにSi−H結合を有す
るクロロシラン類、または対応するアルコキシシラン類
を、目的物の分子設計に従い、必要に応じて、トリメチ
ルクロロシラン、フェニルトリクロロシランなどのSi
−H結合を含まないクロロシラン類、もしくは対応する
アルコキシシラン類またはアルキルシリケートと共加水
分解することにより、得ることができる。あるいは、テ
トラメチルシクロテトラシロキサンまたはオクタメチル
シクロテトラシロキサンなどの環状シロキサン化合物
と、テトラメチルジシロキサンまたはヘキサメチルジシ
ロキサンなどのジシロキサン類とを、所望の平均組成式
に応じて混合し、酸触媒の存在下に重合・平衡化するな
どの方法によっても得ることができる。
【0038】N−ポリオキシアルキレンアルケニルアミ
ン(IV)において、R5 は2価炭化水素基を表す。CH
2 =CH−R5 −がポリアルキルハイドロジェンシロキ
サンと付加反応することにより、式(II)における2価
の炭化水素基R2 を形成する。
【0039】上記化合物(IV)は公知の方法により合成
することができる。たとえば、アルケニルアミンを反応
開始剤として、所定量のアルキレンオキシドの開環付加
重合反応を行うことにより、容易に得ることができる。
アルケニルアミンとしては、アリルアミン、ブテニルア
ミン、オクテニルアミンなどが例示される。またアルキ
レンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレン
オキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフランなど
が例示される。これらのアルキレンオキシドは、1種ま
たは2種以上を併用して共重合体とすることもできる。
共重合体としてはランダム共重合体であってもブロック
共重合体であってもよい。このようにして得られる化合
物は、大部分が第三級化されたアミンからなり、一部に
第二級アミンおよび原料の第一級アミンを含む場合もあ
るが、第一級アミンはその後のヒドロシリル化を阻害す
る要因となるので、反応条件の制御や分離操作などによ
り、できる限り少なくすることが好ましい。
【0040】アルキレンオキシドの付加モル数を示すp
およびqは、前述のように、0≦p≦50および0≦q
≦50、好ましくは1≦p50、1≦q≦50であっ
て、かつ2<(p+q)を満たす整数である。
【0041】前記の反応は、アルキレンオキシドの性状
に合わせて、加圧下または常圧下で行われる。反応は無
触媒でも進行するが、反応を促進するために触媒を使用
することもできる。反応触媒としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどのアルカリ触媒が使用できる。
触媒を使用した場合は中和剤として酸が使用されるが、
この場合、リン酸や酢酸などの弱酸によって中和するこ
とが好ましい。
【0042】式(III)の構成単位を有するポリオルガノ
ハイドロジェンシロキサンと、N−ポリオキシアルキレ
ンアルケニルアミン(IV)とのヒドロシリル化反応によ
る、本発明に用いられるN−ポリオキシアルキレンアミ
ノアルキル基含有ポリオルガノシロキサンの合成法につ
いて、以下に説明する。
【0043】ヒドロシリル化反応の触媒としては、白
金、パラジウム、ロジウムなどの白金族系金属またはそ
の化合物が使用され、中でも一般的に白金化合物が使用
される。白金触媒としては、白金黒、白金カーボンまた
は白金アルミナなどの白金担持触媒;塩化白金酸のイソ
プロパノール溶液、白金オクタノール錯体や白金とビニ
ルシロキサン類との錯体などの白金錯体化合物;または
白金コロイドなどが例示される。触媒の量は白金原子に
換算して0.1〜1,000ppm であり、好ましくは1
〜500ppm の範囲で使用される。0.1ppm より少な
いと、反応が遅くて工業的に不利であり、また1,00
0ppm より多くてもそれだけの効果は得られず、白金化
合物が高価なため経済的に不利となる。
【0044】この反応は無溶媒で行うこともできるが、
反応性を向上させるために適当な溶媒を用いてもよい。
このような溶媒としては、トルエン、キシレンなどの炭
化水素類;イソプロパノールなどのアルコール類などが
例示される。反応は適当な加熱条件下で行われ、温度は
60〜120℃の範囲に設定されることが好ましい。6
0℃よりも低い温度では反応の進行が遅くて不利であ
り、120℃よりも高い温度ではポリエーテル部分の熱
劣化などの副反応が生じるおそれがあり、好ましくな
い。通常は反応の制御の容易さから、N−ポリオキシア
ルキレンアルケニルアミンまたはポリオルガノハイドロ
ジェンシロキサンを滴下する方法が取られるが、活性の
弱い触媒を用いて、全材料をはじめから混合した状態で
反応を開始することもできる。反応は加熱状態で3〜2
0時間撹拌することによって行われる。得られる化合物
の保存安定性などから、一般にSi−H結合が残存しな
いことが好ましく、したがって、必要に応じて残存する
Si−H結合をアルコール類や不飽和炭化水素類などと
反応させる処理工程が含まれてもよい。またSi−H結
合を残存させないために、アルケニル基をSi−H結合
の1.3倍モル程度と、過剰な状態で反応を行わせるこ
とが好ましい。
【0045】単離・精製は、通常知られた方法によって
行うことができる。たとえば反応の完結後に溶媒、低沸
点分、未反応物などを蒸留により除去し、その後、触媒
の除去などの目的で、ろ過などの精製工程を行う。
【0046】本発明の繊維柔軟仕上げ剤は、上記のN−
ポリオキシアルキレンアミノアルキル基含有ポリオルガ
ノシロキサンを主剤として含むことに特徴がある。繊維
柔軟仕上げ剤の形態は、該ポリシロキサンそのままであ
っても、有機溶媒に溶解させた溶液でも、界面活性剤を
用いて水中に乳化分散させたエマルジョンでもよい。繊
維柔軟仕上げ剤中の該ポリシロキサンの含有量は、通常
は0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜10重量%
である。
【0047】繊維柔軟仕上げ剤が溶液の形態である場
合、N−ポリオキシアルキレンアミノアルキル基含有ポ
リオルガノシロキサンの溶媒としては、トルエン、キシ
レン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、ミネラルターペン
などの炭化水素系溶媒;1,1,1−トリクロロエタ
ン、トリクロロエチレンなどのハロゲン化炭化水素系溶
媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトンなどのケトン系溶媒;ならびに酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル系溶媒などが例示される。これら
の溶媒の配合量は、該繊維柔軟仕上げ剤中の該ポリシロ
キサンの配合量が前述の範囲になるような量である。
【0048】繊維柔軟仕上げ剤がエマルジョンの形態で
ある場合、乳化のために配合される界面活性剤として
は、各種のノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、
アニオン界面活性剤および両性界面活性剤が使用でき、
中でもノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および
両性界面活性剤が好ましく、ノニオン界面活性剤がとく
に好ましい。
【0049】ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリチキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンアル
キルアミンが例示される。
【0050】カチオン界面活性剤としては、オクチルト
リメチルアンモニウムヒドロキシド、ドデシルトリメチ
ルアンモニウムヒドロキシド、ヘキサデシルトリメチル
アンモニウムヒドロキシド、オクチルジメチルベンジル
アンモニウムヒドロキシド、デシルジメチルベンジルア
ンモニウムヒドロキシド、ジドデシルジメチルアンモニ
ウムヒドロキシド、ジオクタデシルジメチルアンモニウ
ムヒドロキシド、牛脂トリメチルアンモニウムヒドロキ
シド、ヤシ油トリメチルアンモニムヒドロキシドなどの
第四級アンモニウムヒドロキシドおよびこれらの塩が例
示される。
【0051】アニオン界面活性剤としてはアルキルベン
ゼンスルホン酸塩およびポリオキシエチレンアルキル硫
酸エステル塩など、両性界面活性剤としてはアルキルジ
メチルベタインなどが例示される。
【0052】界面活性剤の使用量は、得られるエマルジ
ョンの安定性や、各種の繊維に対する処理が良好に行わ
れる繊維柔軟仕上げ剤が得られることから、N−ポリオ
キシアルキレンアミノアルキル基含有ポリオルガノシロ
キサン100重量部に対して5〜50重量部が好まし
く、10〜30重量部がさらに好ましい。
【0053】水の使用量は任意であるが、繊維柔軟仕上
げ剤中のN−ポリオキシアルキレンアミノアルキル基含
有ポリオルガノシロキサンの含有量が、前述の量、すな
わち、通常0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜1
0重量%になるように調整して配合される。
【0054】本発明の繊維柔軟仕上げ剤には、本発明の
目的を損なわない限り、従来公知の帯電防止剤、防しわ
剤、耐熱剤、難燃剤、シランカップリング剤(アミノ基
もしくはエポキシ基含有)および/またはエポキシ化合
物などの添加剤を配合してもよい。
【0055】さらに、必要に応じて、従来より繊維処理
剤として知られている他のアミノ基含有シリコーン、ま
たはこれとエポキシ化合物との混合物もしくは反応生成
物などを併用することも可能であり、それらは好ましく
は本発明の化合物100重量部に対して、100重量部
以下、さらに好ましくは50重量部以下配合するのがよ
い。
【0056】乳化によって本発明の繊維柔軟仕上げ剤を
製造するには、たとえばN−ポリオキシアルキレンアミ
ノアルキル基含有ポリオルガノシロキサンに、前記の界
面活性剤と少量の水を加えて予備混合し、これをホモゲ
ナイザー、コロイドミル、ラインミキサー、プロペラミ
キサー、真空乳化機などの乳化機で混合して可溶化物と
し、さらに水を加えて混合攪拌して乳化すればよい。こ
のことは、本発明の繊維柔軟仕上げ剤を、乳化剤と水を
加えた可溶化物の形態で保存し、使用直前に水を加えて
エマルジョンとする使用方法を可能にする。すなわち、
N−ポリオキシアルキレンアミノアルキル基含有ポリオ
ルガノシロキサンに、前述の量の界面活性剤とともに、
水を10〜500重量部、好ましくは50〜150重量
部加え、上記の乳化機で混合攪拌することにより、透明
ないし半透明の、安定性の良好な可溶化物が得られる。
該可溶化物は水による希釈性が良好であって、水を加え
ることにより、容易に乳化して、本発明の繊維柔軟仕上
げ剤とすることができる。また、このような可溶化物の
過程を経ることなく、該ポリオルガノシロキサンに、一
度に必要量の水と界面活性剤を加えて予備混合し、同様
の乳化機を用いてエマルジョンを形成することもでき
る。
【0057】本発明の繊維柔軟仕上げ剤による処理の対
象となる繊維材料としては、材質的には羊毛、絹、麻、
木綿、アンゴラ、モヘア、アスベストのような天然繊
維;レーヨン、ベンベルグのような再生繊維、アセテー
トのような半合成繊維;ポリエステル、ポリアミド、ポ
リアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ビニロン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、スパンデックスのような合
成繊維;ガラス繊維、炭素繊維、炭化ケイ素繊維のよう
な無機繊維が例示され、形状的にはステープル、フィラ
メント、トウ、トップ、糸が例示され、形態的には編
物、繊物および不織布が例示される。
【0058】上述のような繊維材料を処理するには、ス
プレー塗布、ロール塗布、ハケ塗りまたは浸漬などの方
法を用いる。付着量は繊維材料によって異なり、とくに
限定されないが、繊維材料に対し、ポリオルガノシロキ
サン分換算で0.01〜10.0重量%の範囲が一般的
である。必要によりマングルなどで適当に絞った後、常
温放置、熱風吹付、加熱処理などにより、繊維材料の表
面に、N−ポリオキシアルキレンアミノアルキル基含有
ポリオルガノシロキサンの被膜を形成する。
【0059】
【発明の効果】本発明によって、繊維材料を黄変させず
に優れた柔軟性を付与することのできる繊維柔軟仕上げ
剤が得られる。そのうえ、本発明の繊維柔軟仕上げ剤
は、エマルジョン型として使用する場合に、少量の水を
加えて安定性の良好な可溶化物とすることができ、必要
に応じてさらに水を加えることにより、容易にエマルジ
ョンを形成できるので、取扱いが容易であるという特徴
を有する。
【0060】
【実施例】以下に合成例、実施例および比較例を挙げ
て、本発明を具体的に説明する。なお実施例中の「部」
は重量部を、また「%」は重量%を表す。なお、粘度を
はじめとして、各物性の測定値は25℃の値を示す。
【0061】使用したポリメチルハイドロジェンシロキ
サンは、次の3種類である。 S−1:組成式:MDH 9450 M;粘度:3,300cP S−2:組成式:MDH 12600 M;粘度:6,300
cP S−3:組成式:MDH 16800 M;粘度:15,00
0cP
【0062】ここでシロキサン単位として、Mは(CH
3)3 SiO1/2 単位、Dは(CH3)2 SiO単位、DH
はH(CH3)SiO単位をそれぞれ示す。
【0063】また、N−ポリオキシアルキレンアルケニ
ルアミンとして、アリルアミンを開始剤として、プロピ
レンオキシドをアリルアミン1モル当たり5モル付加さ
せた、次式で示される化合物P−1を用いた。
【0064】
【化11】
【0065】分子量:347、全アミン価:162、第
三級アミン価:163
【0066】実施例1 還流冷却器、撹拌装置および滴下漏斗を取付けた四つ口
フラスコに、S−1を220部とトルエンを190部仕
込み、窒素気流下で100℃に昇温した。次にP−1を
26.2g部と塩化白金酸のイソプロパノール溶液(白
金元素含有量:1%)0.5部との混合物を、滴下漏斗
から30分かけて滴下した。滴下とともに発熱が観測さ
れ、液温は105℃まで上昇した。そのまま5時間攪拌
を続け、赤外線吸収スペクトル分析により、Si−H結
合の吸収(2140cm-1)の消失したことを確認した。
次に120℃、5mmHgの状態に1時間保ち、トルエンお
よびその他の低沸点分を完全に除去した。冷却後ろ過
し、淡黄色透明の粘ちょうな液体である化合物A−1を
得た。
【0067】A−1の粘度、比重、屈折率、アミン当量
および数平均分子量の測定値を表1に示す。これらの結
果および赤外線吸収スペクトル分析より、A−1は以下
のような構造式(V)で示されるN−ポリオキシプロピ
レンアミノプロピル基含有ポリメチルシロキサンである
ことが確認された。 MDZ 9450
【0068】ここで、DZ はZ(CH3)SiO単位を示
し、Zは次式で示される基である。
【0069】
【化12】
【0070】ここで、アミン当量および数平均分子量
は、以下に示す方法によって測定した。 アミン当量:試料をイソプロパノールに溶解し、指示薬
としてテトラブロモフェノールフタレインエチルエステ
ルカリウム塩を用い、過塩素酸で滴定してアミン当量を
測定した。 数平均分子量:高速液体クロマトグラフ(GPC)によ
って測定した。
【0071】合成例2 S−1の代わりにS−2を229部使用した以外は合成
例1と同様の方法により、化合物A−2を得た。A−2
の性質を合成例1と同様に測定した。その結果を表1に
示す。これらの結果より、A−2は下記のような構造式
(VI)で示されるN−ポリオキシプロピレンアミノプロ
ピル基含有ポリメチルシロキサンであることが確認され
た。 MDZ 12600
【0072】合成例3 S−1の代わりにS−3を217部使用した以外は合成
例1と同様の方法により、化合物A−3を得た。A−3
の性質を合成例1と同様に測定した。その結果を表1に
示す。これらの結果より、A−3は下記のような構造式
(VII)で示されるN−ポリオキシプロピレンアミノプロ
ピル基含有ポリメチルシロキサンであるることが確認さ
れた。 MDZ 16800
【0073】
【表1】
【0074】実施例1 合成例1で得られた化合物A−1 100部に、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル30部および水100部
を加えて、ホモゲナイザーで混合し、透明で均質な可溶
化物を得た。これに、系中のA−1の濃度が1%になる
ように水を加えて希釈してエマルジョンを形成すること
により、本発明の繊維柔軟仕上げ剤を調製した。
【0075】なお、上記の可溶化物について、45℃で
3日間放置して安定性を観察したところ、可溶化物は放
置後も透明性を維持し、成分の分離もなく、良好な状態
を保っていた。また、乳化して得られた繊維柔軟仕上げ
剤も、成分の分離を示さず、良好な安定性を有してい
た。
【0076】得られた繊維柔軟仕上げ剤に布(綿100
%ブロード#40)を浸漬し、マングロールを用いてウ
ェットピックアップを100%に調整し、熱風式乾燥機
中で100℃で5分乾燥させ、さらに150℃で5分加
熱して、処理布を得た。
【0077】得られた処理布を用いて、柔軟性、黄変お
よび吸水性の評価を行った。その結果を表2にまとめ
る。
【0078】なお、柔軟性は、下記のハンドテストおよ
び純曲げ試験によって評価した。 ハンドテスト:処理布の風合いを指触により評価した。
その結果を次のような記号で示す。 ○:非常に柔軟 □:柔軟 ×:かたい 純曲げ試験:川端式純曲げ試験機(KES−FB2、カ
トーテック(株)製)を用いて曲げ剛性(B)および回
復性(2HB)を測定し、次式より風合い値を算出し
た。風合い値は小さいほど柔軟であることを示す。な
お、Bおよび2HBのサフィックス1は縦糸、2は横糸
についての値を表す。
【0079】
【数1】
【0080】黄変および吸水性は、下記のような試験法
を用いて評価した。 黄変試験:処理布を熱風式乾燥機中で、温度180℃に
おいて5分加熱し、目視により黄変の程度を評価した。
その結果を次のような記号で示す。 ○:未処理布と同等で黄変がみられない。 ×:黄ばみが認められる。 吸水試験:JIS L 1096の吸水性A法を用い
て、処理布の評価を行った。
【0081】実施例2 化合物A−1の代わりにA−2を使用した以外は実施例
1と同様にして、繊維柔軟仕上げ剤を調製した。得られ
た繊維柔軟仕上げ剤を実施例1と同様に評価した。その
結果を表2に示す。また、得られた可溶化物およびエマ
ルジョンは、いずれも実施例1と同様に良好な安定性を
示した。
【0082】実施例3 化合物A−1の代わりにA−3を使用した以外は実施例
1と同様にして、繊維柔軟仕上げ剤を調製した。得られ
た繊維柔軟仕上げ剤を実施例1と同様に評価した。その
結果を表2に示す。また、得られた可溶化物およびエマ
ルジョンは、いずれも実施例1と同様に良好な安定性を
示した。
【0083】比較例1 化合物A−1の代わりに、次式で示される3−(2−ア
ミノエチル)アミノプロピル基含有ポリメチルシロキサ
ンを使用した以外は実施例1と同様にして、繊維柔軟仕
上げ剤を調製した。
【0084】
【化13】
【0085】この場合、ホモゲナイザーによって混合し
た際に、透明な可溶化物は得られず、乳濁液になった。
この乳濁液およびエマルジョンの安定性を実施例1と同
様の条件で観察したところ、いずれもわずかに成分の分
離がみられた。得られた繊維柔軟仕上げ剤を実施例1と
同様に評価した。その結果を表2に示す。
【0086】
【表2】
【0087】表2から明らかなように、本発明の繊維柔
軟仕上げ剤は、繊維に優れた柔軟性と吸水性を与え、ま
た黄変をもたらさない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−330464(JP,A) 特開 昭64−45466(JP,A) 特開 平3−146774(JP,A) 特公 昭62−44073(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 15/715

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均組成式(I) Za(R1)bSiO[4-(a+b)]/2 (I) 〔式中、R1 は置換もしくは非置換の1価の炭化水素基
    を表し;Zは式(II) 【化1】 を表し、ここでR2 は2価の炭化水素基を表し、R3
    よびR4 はそれぞれ炭素数1〜4の2価の炭化水素基を
    表し、pおよびqはそれぞれ、0≦p≦50、0≦q≦
    50および2<(p+q)を満たす整数であり;aおよ
    びbはそれぞれ、0<a≦1、0<b<2および1.9
    ≦(a+b)≦2.1を満たす数である〕で示され、分
    子量が500〜500,000のN−ポリオキシアルキ
    レンアミノアルキル基含有ポリオルガノシロキサンを含
    むことを特徴とする繊維柔軟仕上げ剤。
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