JP3285982B2 - 固体電解コンデンサーにおけるコンデンサーチップの焼結装置 - Google Patents

固体電解コンデンサーにおけるコンデンサーチップの焼結装置

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JP3285982B2 JP00933093A JP933093A JP3285982B2 JP 3285982 B2 JP3285982 B2 JP 3285982B2 JP 00933093 A JP00933093 A JP 00933093A JP 933093 A JP933093 A JP 933093A JP 3285982 B2 JP3285982 B2 JP 3285982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンタル等の固体電解
コンデンサーにおいて、タンタル等の金属粉末をチップ
状に固め成形したコンデンサーチップを、高い真空中で
高い温度に加熱することによって焼結するための装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の固体電解コンデンサー
は、図3に示すように、コンデンサーチップ1に一方の
リード端子2を接続する一方、前記コンデンサーチップ
1から突出する陽極棒3に、他方のリード端子4を接続
したものに構成されており、この固体電解コンデンサー
におけるコンデンサーチップ1は、タンタル等の粉末
を、図4に示すように、当該コンデンサーチップ1から
陽極棒3が突出するようにしてチップ状に固め成形した
のち高い真空中において焼結し、次いで、各種の化成処
理を施すことによって製造される。
【0003】ところで、従来、前記のように固め成形し
たコンデンサーチップを焼結するに際しては、図5に示
すように、上下方向に延びる支持棒A1に、円盤状の受
け皿A2の複数枚を取付けて成る治具Aを使用し、この
治具Aにおける各受け皿A2の上面に、固め成形したコ
ンデンサーチップ1の多数個を載置し、この状態で、前
記治具Aの全体を、円筒形に形成した縦向きの加熱容器
B内に装填し、加熱容器B内における空気を真空ポンプ
等の真空発生装置にて排気することによって、当該加熱
容器B内を高真空に保持したのち、この加熱容器B内に
おける多数個のコンデンサーチップを、当該加熱容器B
の外側に配設した加熱源によって高い温度に加熱するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高真空に保持
した加熱容器B内でのコンデンサーチップの焼結に、前
記のように、支持棒A1に複数枚の受け皿A2を取付け
成る治具Aを使用し、この治具Aを、その各受け皿A2
の上面にコンデンサーチップを載置した状態で前記加熱
容器B内に装填することは、加熱容器B内における空間
容積が大きくて、当該加熱容器B内を高真空にするため
に大きい排気容量の真空発生装置を使用しなければなら
ないことに加えて、加熱容器Bの外側に配設する加熱源
も熱容量の大きいものにしなければならないから、設備
費の大幅なアップと、運転経費の大幅なアップとを招来
すると言う問題があった。
【0005】しかも、前記加熱容器Bの内径が大きいこ
とに加えて、当該加熱容器B内が、治具Aにおける各受
け皿A2にて複数の室に仕切りられた形態になっている
ことにより、加熱容器B内における加熱温度に温度むら
が発生し易いから、各コンデンサーチップにおける蓄電
容量のバラツキが大きくなると言う問題もあった。
【0006】本発明は、これらの問題を解消した焼結装
置を提供することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「断熱壁にて構成したケース内に、耐
熱材料製でかつ前記ケースに対して非連通の加熱チュー
ブを、略水平横向きに挿入し、この加熱チューブの内部
には、金属粉末を固め成形して成るコンデンサーチップ
の多数個を装填し、且つこの加熱チューブに、真空発生
装置に対する接続部を設ける一方、前記ケース内には、
前記加熱チューブに対する加熱手段を、当該加熱手段が
加熱チューブの軸方向に延びるように設けて、更に、前
記加熱手段を前記加熱チューブを中心としてその回りに
適宜速度で回転するようにした回転駆動機構を設け
る。」という構成にした。
【0008】
【作 用】この構成において、ケースに対して非連通
加熱チューブの内部に、コンデンサーチップの多数個
を、加熱チューブの軸方向に沿って略同じ厚さになるよ
うに装填し、次いで、この加熱チューブにおける接続部
に真空発生装置を接続したのち、その内部の空気を真空
発生装置にて排気することによって、加熱チューブ内を
高真空に保持する。
【0009】次いで、加熱手段によって前記加熱チュー
ブを加熱しながら、当該加熱手段を回転駆動手段によっ
て加熱チューブの回りに適宜速度で回転することによ
り、当該加熱チューブ内における各コンデンサーチップ
を、高真空の状態で所定の温度に加熱することができる
から、当該各コンデンサーチップの焼結を行うことがで
きるのである。
【0010】
【発明の効果】すなわち、多数個のコンデンサーチップ
に対する焼結を、耐熱材料製でかつケースに対して非連
の加熱チューブ内において行うものであって、加熱チ
ューブ内における空間容積を、前記従来の場合よりも小
さくすることができることにより、当該加熱チューブ内
に高真空にするための真空発生装置における排気容量を
小さくできると共に、加熱手段における熱容量を小さく
できるから、設備費及び運転経費を低減できるのであ
る。
【0011】しかも、前記加熱チューブ内は、従来のよ
うに複数の室に仕切られていないことに加えて、加熱チ
ューブを、当該加熱チューブの回りに回転する加熱手段
によって、全周から各所一様に加熱することにより、そ
の内部における加熱温度の温度むらを小さくすることが
できて、コンデンサーチップの焼結に際して発生する蓄
電容量のバラツキを小さくできるから、歩留り率を向上
できる効果を有する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1及び図2の図
面について説明する。
【0013】この図において符号10は、全周を断熱壁
にて構成したケースを示し、このケース10内に、石英
等の耐熱材料にて比較的小径(例えば、30mm)にし
有底長筒状でケース10内に非連通に構成した加熱チ
ューブ11の複数本(本実施例では、4本)を、略水平
横向きにして、当該加熱チューブ11の開口端がケー
ス10外に突出するように挿入し、この各加熱チューブ
11におけるケース10からの突出端(開口端)に、真
空ポンプ12等の真空発生装置への吸引管路13に対す
る接続部14を着脱自在に設ける。
【0014】一方、前記ケース10内における各加熱チ
ューブ11の箇所には、略円筒形に構成した回転体15
を、加熱チューブ11に被嵌するように各々配設して、
この回転体15の両端を、ケース10の内面に対して、
当該回転体15が加熱チューブ11を中心にしてその回
りに回転するように軸受け部16,17を介して軸支
し、この各回転体15を、ケース10の外側に設けた図
示しないモータ等により、矢印の方向に適宜速度で回転
するように構成する。
【0015】そして、前記各回転体15の各々に、加熱
チューブ11に対して熱線を放射するようにした加熱ラ
ンプ18の複数個を、加熱チューブ11の軸方向に延び
るように取付ける。なお、符号19は、前記加熱ランプ
18に対する反射板を示す。
【0016】この構成において、各加熱チューブ11の
開口端における接続部14を取り外すしたのち、各加熱
チューブ11内に、多数個のコンデンサーチップ1を、
当該加熱チューブ11の軸方向に沿って略同じ厚さにな
るように装填する。
【0017】なお、このように、多数個のコンデンサー
チップ1を、加熱チューブ11内にその軸方向に沿って
略同じ厚さになるように装填するには、加熱チューブ1
1内に挿入することができるように帯状に形成した平板
を使用し、この平板の上面に、多数個のコンデンサーチ
ップ1を、当該平板の長手方向に沿って略同じ厚さにな
るように載せ、次いで、この平板を、加熱チューブ11
内に挿入したのち、回転することによって、多数個のコ
ンデンサーチップ1を、加熱チューブ11内に落とすよ
うにすれば良い。
【0018】次いで、各加熱チューブ11の開口端に接
続部14を取付けて、各加熱チューブ11内を、真空ポ
ンプ12等の真空発生装置にて高真空にしたのち、各加
熱チューブ11を、その各々における回転体15を回転
しながらこれに取付けた各加熱ランプ18によって加熱
することにより、当該各加熱チューブ11内における各
コンデンサーチップ1を、高真空の状態で所定の温度に
加熱することができるから、当該各コンデンサーチップ
1の焼結を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例装置の縦断正面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】固体電解コンデンサーの縦断正面図である。
【図4】固体電解コンデンサーにおけるコンデンサーチ
ップの斜視図である。
【図5】従来の焼結装置を示す一部切欠き斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 ケース 11 加熱チューブ 12 真空ポンプ 14 接続部 15 回転体 18 加熱ランプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱壁にて構成したケース内に、耐熱材料
    でかつ前記ケースに対して非連通の加熱チューブを、
    略水平横向きに挿入し、この加熱チューブの内部には、
    金属粉末を固め成形して成るコンデンサーチップの多数
    個を装填し、且つこの加熱チューブに、真空発生装置に
    対する接続部を設ける一方、前記ケース内には、前記加
    熱チューブに対する加熱手段を、当該加熱手段が加熱チ
    ューブの軸方向に延びるように設けて、更に、前記加熱
    手段を前記加熱チューブを中心としてその回りに適宜速
    度で回転するようにした回転駆動機構を設けたことを特
    徴とする固体電解コンデンサーにおけるコンデンサーチ
    ップの焼結装置。
JP00933093A 1993-01-22 1993-01-22 固体電解コンデンサーにおけるコンデンサーチップの焼結装置 Expired - Fee Related JP3285982B2 (ja)

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