JP3285602B2 - インプラント - Google Patents

インプラント

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潔 井上
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Ishifuku Metal Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人工歯根、人工骨等のイ
ンプラントの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】円柱状の植込み部(1)の側面に軸方向
に延びる廻り留め用の突条(2,3)を形成して成るイン
プラントにおいて、植込み部の上部に設けるべき頭部や
頸部を分離構造にし、植込み部にねじ止めして連結、固
定することにより一体構造にして歯牙の支台歯を構成す
る場合があるが、植込み部と頭部の接合部分に隙間が生
じ、ここに唾液等と共に雑菌が入って増殖し歯肉炎や歯
槽膿漏を起こし易いという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の問題点
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、常に強固な保持性をもって植え込むことがで
き、途中で弛んだり移動したりすることがなく安定した
保持ができ、又、植込み部分と頭部若しくは頸部の接合
部分から雑菌等が入り込む余地のない衛生的なインプラ
ントを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、円柱状の
植込み部の側面に軸方向に延びる廻り留め用の突条を形
成して成るインプラントにおいて、上記円柱状の植込み
部の上端にねじ止めにより固定される頭部を設けると共
に、上記頭部の下端外周縁に沿って環状の突縁を形成
し、上記環状の突縁の下端縁が上記円柱状の植込み部の
上端面に圧接せしめられるよう構成することにより達成
される。更にその接合部にパッキン材を挿入することが
推奨される。
【0005】
【作用】本発明は上記のインプラントおいて、植込み部
の上端にねじ止め固定される頭部の下端外周縁に沿って
環状の突縁を形成してあるので、ねじ止め時にその圧力
によってこの環状の突縁の下端縁が上記円柱状の植込み
部の上端面に圧接、変形しながら密着結合するようにな
るので、その接合部分に隙間が生じるようなことがなく
安定した一体結合が得られると共に、これらの接合部分
から雑菌等が入り込む心配もなく、歯肉炎や歯槽膿漏を
起こすことのない衛生的なインプラントを提供し得るも
のである。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しつゝ本発明を具体的に説
明する。図1及び図2は、公知のインプラントの円柱状の
植込み部の実施例で、図1に示したものは、円柱体1の側
面に軸方向に延びる廻り留め用の突条2が1条づつ左右に
形成されたもの、図2は2条の突条2,3が左右に形成され
たものである。円柱体1の中心軸部には頭部をねじ止め
するねじ孔1aが形成してある。円柱体1の径は3.85〜3.9
mm、長さは3〜6mm、突条2、3の厚さは0.3〜0.5mm、長さ
は2〜4mm程度である。
【0007】又、図3に示す実施例のものは、円柱体1の
側面に形成した廻り留め用の突条2、3部分から左右に長
く延長する2枚のブレード21、31形成したもので、これ
は主として奥歯のインプラントとして用いるのもであ
る。−般にはこのブレード21、31を形成した植込み部1
を製作し、前歯に植込むときはブレード21、31を切断線
Lでカットすれば図1の円柱状植込み部を形成することが
でき、兼用できて便利である。
【0008】図4は前記インプラントを顎骨に植込んだ
状態を示すもので、植込み手術は歯茎4を切開し、顎骨
に植込み溝穴を切削加工して埋込むが、骨組織は歯茎の
直下が硬骨5であり、その下が軟骨6になっている。従っ
て、充分な安定な植込み保持状態を得るためには、硬骨
5に充分な座着がなされることが必要であるが、このイ
ンプラントにおいては、円柱体1の側面に形成した廻り
留め用突条2、3が硬骨5内に安定に着座し、優れた保持
性能を得ることができる。
【0009】この植込み術後は、切開した組織を縫合糸
で閉じ、骨の再生を待って、充分に安定して座着してか
ら頭部の装着を行なう。7は頭部の一部を構成する首部
で、先端に雄ねじ8が固着され、これを植込み部1のねじ
穴1aにねじ込み固定する。9は頭部の一部を構成するポ
ールで、その雄ねじ10を首部7のねじ穴7aにねじ込み固
定し、このポールに歯冠を横合支持する。11はポール頭
部に嶺合する歯冠で、この上にポーセレン等で作製され
た歯牙12の構築を形成する。
【0010】図5の(a)及び(b)は、植込み部1にねじ
込み国定する頭部の首部7が、植込み部1の上端面と当接
する下端面の外周縁に沿って環状の突縁7bを形成した形
態を示す拡大図である。骨内に植え込んだ円柱体1に首
部7をねじ8で綿付け固定するとき、その締付け圧力によ
って突縁7bが僅かな変形(0.1〜0.03mm程度)を起し
ながら植込み部1の上端面に密着し、気密にシールドす
るので、内部に唾液や食物片が侵入し雑菌が増殖して感
染や、炎症を起すのを完全に防止することができ、極め
て衛生的に利用することができる。(b)の如く、植込
み部1の上端面の外周部を立ち上がらせ、その凹部に頭
部の首部7の下部を嵌め込むように構成することによ
り、唾液や食物片の侵入を一層効果的に防止できるよう
になる。
【0011】図6は、台形の首部を図5に示したものとは
逆にして結合した場合の例で、71がその首部、71bがそ
の下端面の外周縁に形成した変形容易な突縁である。な
お図4において、ポール9の結合もその下面結合面の外周
縁に同様の突縁を形成して、ねじ10により首部7と締付
け固定することによって密着結合させることができ、唾
液等の侵入を防止することができる。勿論、図4のよう
に首部7とポール9を別体とせず一体に構成した頭部をね
じ締め固定して利用することができ、この場合もその下
端面外周縁に同様の突縁を形成して、植込み部1の上端
面に完全な密着結合を行なわせることができる。
【0012】而して、上記突縁7b、71bにより囲まれた
首部又はポールの結合面とか、ねじ8、10の付け根の部
分等には気密性のパッキン剤を注入することができる。
パッキン剤としては樹脂を用いることができ、熱重合型
レジン、常温重合型レジンのシリコン系、メチルメタク
リレート樹脂、メタリル酸メチル等のモノマー、粒状物
(加熱が必要)等々を任意に利用できる。又、樹脂セメ
ント、骨用歯科用セメント、燐酸ジンクセメント、燐酸
セメント、或いはアマルガムも利用できる。これらのシ
ーリング剤をねじ部分と結合面に塗布又は注入し、ねじ
の締付圧力によって噴出させるようにして固定する。こ
のパッキン剤の注入によって唾液等の侵入を防止するの
で、雑菌等の発生を防止でき、弾性効果も生じるので完
全シールが可能となる。
【0013】図7は他の実施例で、頭部(首部)7の上に
歯牙14をねじ止め固定するようにしたものである。13は
中心軸に沿った断面がH型形状をなす支持部材で、この
外側に歯牙14を築成し、ねじ15で頭部7に締め付け固定
する。支持部材13はその円筒形の下端面が頭部7の上端
面に圧接固定されるから容易に完全に気密性の高い結合
状態を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明は、円柱状の植込
み部の側面に軸方向に延びる廻り留め用の突条を形成し
たインプラントにおいて、植込み部の上端にねじ止め固
定される頭部の下端外周縁に沿って環状の突縁を形成
し、ねじ止め時にその圧力によってこの環状の突縁の下
端縁が上記円柱状の植込み部の上端面に圧接、変形しな
がら密着結合するようになるので、その接合部分に隙間
が生じるようなことがなく安定した一体結合が得られる
と共に、これらの接合部分から雑菌等が入り込む心配も
なく、歯肉炎や歯槽膿漏を起こすことのない極めて衛生
的なインプラントを提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知のインプラントの植え込み部の一例を示す
一部透視斜視図である。
【図2】公知のインプラントの植え込み部の他の一例を
示す一部透視斜視図である。
【図3】公知のインプラントの植え込み部の他の一例を
示す斜視図である。
【図4】本発明に係るインプラントの1実施例における
植え込み状態を示す断面図である。
【図5】図4の一部拡大図(a)とその変更例(b)を示す断
面図である。
【図6】図5(a)に示した実施例の変更例を示す断面図で
ある。
【図7】本発明に係るインプラントの更に異なった実施
例における植え込み状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 円柱体植込み部 2、3 廻り留め用突条 4 歯茎 5 硬骨 6 軟骨 7 頭部の一部を構成する首部 7a ねじ穴 7b 突縁 8 雄ねじ 9 頭部の一部を構成するポール 10 雄ねじ 11 歯冠 12 歯牙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱状の植込み部(1)の側面に軸方向に
    延びる廻り留め用の突条(2,3)を形成して成るインプ
    ラントに於いて、上記円柱状の植込み部(1)の上端に
    ねじ止めにより固定される頭部(7)を設けると共に、
    上記頭部(7)の下端外周縁に沿って環状の突縁(7b)
    を形成し、上記環状の突縁(7b)の下端縁が上記円柱状
    の植込み部(1)の上端面に圧接せしめられるよう構成
    したことを特徴とする上記のインプラント。
  2. 【請求項2】上記頭部(7)の下端外周縁に沿った環状
    の突縁(7b)の下端縁と上記円柱状の植込み部(1)の
    上端面との接合部にパッキン剤を挿入したことを特徴と
    する請求項1に記載のインプラント。
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