JP3285505B2 - 天井カセット形空気調和装置のファンモータ取付構造 - Google Patents

天井カセット形空気調和装置のファンモータ取付構造

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JP3285505B2 JP30959896A JP30959896A JP3285505B2 JP 3285505 B2 JP3285505 B2 JP 3285505B2 JP 30959896 A JP30959896 A JP 30959896A JP 30959896 A JP30959896 A JP 30959896A JP 3285505 B2 JP3285505 B2 JP 3285505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井カセット形空
気調和装置のケーシング内に収容されるファンモータの
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】天井カセット形空気調和装置の概要を図
4に示す。図示するように、この種の天井カセット形空
気調和装置は、部屋の天井1に取り付けられるケーシン
グ2の内部に、ファンモータ3、ターボファン4、熱交
換器5等が収容されており、室内の空気をターボファン
4でケーシング2の下面中央の吸込口6から吸い込んで
熱交換器5を通した後に下面両側の吹出口7から吹き出
すものである。
【0003】上記ファンモータ3の取付構造を図5を用
いて説明すると、ケーシング2の天井板2aには、ファ
ンモータ3を吊下するための脚部としてのボルト8が、
モータ3を囲繞するように複数取り付けられている。そ
して、それらボルト8には、ファンモータ3の取付片3
aが係合する溝9を有する防振ゴム10が挿通され、防
振ゴム10の落下を押えるワッシャ11が挿通され、ナ
ット12が締め付けられている。この構造によれば、フ
ァンモータ3は、天井板2aのボルト8に防振ゴム10
を介して吊下固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にファンモータ3を固定するボルト8が個々に独立して
いると、製品輸送時に落下などがあった場合、独立した
1本のボルト8に衝撃力が掛りやすく、ボルト8に傾き
が発生することが考えられる。殊に、近年、低コスト化
のためにボルト8が取り付けられる天井板2aの肉厚が
薄くなって強度が低下して来ているため、ボルト8の傾
きが生じやすい。ボルト8が傾くと、ファンモータ3の
取付角度がズレてターボファン4が傾き、送風性能の悪
化にも繋がりかねない。
【0005】また、上記ファンモータ3の回転軸3
取り付けられるターボファン4が、ファンモータ3を覆
うように釣鐘型に形成されているため、ファンモータ3
の周囲にモータ3自身の熱がこもりやすく、発熱による
温度上昇によってファンモータ3のベアリングの劣化が
進むという問題がある。このため、何等かの手段によっ
てファンモータ3の温度上昇を抑える必要がある。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、ファンモータを吊下する脚部の剛性を向上さ
せ、また、ファンモータの温度上昇を抑えることができ
る天井カセット形空気調和装置のファンモータ取付構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、天井カセット形空気調和装置のケーシング
の天井板に、ターボファンを回転させるファンモータを
吊下するための脚部をそのモータを囲繞するように複
数設け、それら脚部に、上記ファンモータの取付片が係
合された防振ゴムをそれぞれ挿通し、各脚部の先端側
に、上記ファンモータを囲繞してリング状に形成された
一枚の連結板を装着して各脚部を一体的に連結すると共
に上記防振ゴムの落下を押え、該連結板の内周縁に、上
記ケーシング内の気流の一部を上記ファンモータの側面
に沿って案内すべく、ファンモータの側面から所定間隔
を隔ててカール部を一体形成し、上記ファンモータの回
転軸に、当該ファンモータを覆うように形成されたター
ボファンを取り付け、該ターボファンに、上記ファンモ
ータの側面に沿って流れる気流を排出するための排気口
を形成したものである。
【0008】本発明によれば、ファンモータを吊下する
各脚部は、リング状に形成された連結板によって一体的
に連結されて剛性が飛躍的に向上し、落下などに対する
耐衝撃性が向上する。また、この剛性アップ部材として
機能する連結板は、各脚部の先端側に装着されているた
め、防振ゴムの落下を防止する共通のワッシャとしても
機能する。また、ケーシング内の気流の一部が、連結板
およびそのカール部に案内されてファンモータの側面に
沿って流れるため、かかる空冷効果によりファンモータ
の温度上昇が抑えられる。更に、ファンモータの側面に
よって流れる気流が、ターボファンに形成された排気口
から排出されるため、気流の流れがスムーズになってフ
ァンモータの冷却効果が高まる
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0011】図1は、本実施形態に係る天井カセット形
空気調和装置のファンモータ取付構造の概要を表す側断
面図である。
【0012】図示するように、天井カセット形空気調和
装置のケーシング2の天井板2aには、ファンモータ3
を吊下するための脚部としてのボルト8が、モータ3を
囲繞するように複数取り付けられている。これらボルト
8は、図5に示すように、その軸部8aが天井板2aに
穿孔された穴9に挿通され、頭部8bが天井板2aに溶
接されて取り付けられている。なお、本実施形態におい
ては、上記ボルト8は、図2に示すように略 120度間隔
で3本取り付けられているが、これに限らず4本以上略
等間隔で取り付けてもよい。
【0013】ボルト8の軸部8aには、筒体状の防振ゴ
ム10が挿通されている。防振ゴム10には、上記各ボ
ルト8の中央に配置されたファンモータ3の取付片3a
が係合する溝9が形成されている。また、ボルト軸部8
aには、図5に示すワッシャ11の代わりに、図2に示
すようにファンモータ3を囲繞してリング状に形成され
た連結板10の挿通穴11が挿通されている。挿通穴1
1は、上記ボルト8の配置に合わせて略 120度間隔で3
個形成されている。また、ボルト軸部8aのネジ部分に
は、ナット12が締め込まれている。
【0014】この構成によれば、ナット12を締め込む
ことにより、防振ゴム10が多少圧縮した状態となって
その防振ゴム10とナット12との間に連結板10が挟
まれて押えられ、3本のボルト8が連結板10で一体的
に連結される。すなわち、3本のボルト8は、その根元
側が天井板2aによって連結されると共に先端側が連結
板10によって連結されるため、内部に閉空間を形成す
るスペースフレームの一部を成し、連結板10がない図
5のものと比べて剛性が著しく向上する。このとき、上
記連結板10は、図5に示すワッシャ11のように防振
ゴム10の脱落を押える部材としてだけではなく、剛性
アップを図る部材としても機能する。
【0015】また、上記ファンモータ3の回転軸3χに
は、ファンモータ3を覆うように形成されたターボファ
ン4が取り付けられている。ターボファン4は、ファン
モータ3を覆うように釣鐘型に形成されたベース4a部
と、ベース部4aに放射状に取り付けられたインペラ部
4bと、インペラ部4bを覆うように形成されたシュラ
ウド部4cとから構成されており、中央の流入口13か
ら導いた空気を流出口14から径方向外方に流出するも
のである。流入口13は、図4に示すように吸込口6の
ダクト15に接続されている。
【0016】この構成によれば、ファンモータ3により
ターボファン4を回転させると、室内の空気がケーシン
グ2の下面中央の吸込口6から吸い込まれ、ターボファ
ン4を通って径方向外方に流され、熱交換器5を通過し
てケーシング2の下面両側の吹出口7から室内に吹き出
される。ここで、ケーシング2内を流れる空気の一部
が、図1に示すようにベース部4aと天井板2aとの間
を通り、ベース部4aの内側に流れるようになってい
る。
【0017】すなわち、ベース部4aの外縁部と天井板
2aとの間には所定の隙間15が形成され、ベース部4
aの中央部近傍には、ベース部4aの内側に導かれた気
流を排出するための排気口16が形成されている。排気
口16は、回転軸3を中心として周方向に間隔を隔て
て形成された長孔や、周方向にリング状に形成されたリ
ング穴等が用いられる。この構成によれば、ターボファ
ン4の流入口13側の方が流出口14側よりも圧力が低
いため、流出口14から流出した空気の一部が、上記隙
間15を通ってベース部4aの内側に導かれて上記排気
口16から排出され、循環することになる。
【0018】この循環流を利用してファンモータ3を空
気冷却するために、上記連結板10の内周縁には、円柱
状に形成されたファンモータ3の側面3bから所定間隔
を隔てて下方へ捲れたカール部17が形成されている
(図3参照)。このカール部17によって、上記循環流
がファンモータ3の側面3bに沿って流れ、ファンモー
タ3の空気冷却が達成される。なお、上記カール部17
はなくてもよく、連結板10を単に平板を打ち抜いて形
成してもよい。
【0019】以上の構成からなる本実施形態の作用につ
いて述べる。
【0020】ファンモータ3を吊下すべく天井板2aに
取り付けられた各ボルト8が、リング状に形成された連
結板10によって一体的に連結されているため、剛性が
飛躍的に向上し、落下などに対する耐衝撃性が向上す
る。よって、例え、低コスト化のために天井板2aの薄
肉化を図ったとしても、落下等に起因するボルト8の傾
きが抑えられ、ターボファン4の取付角度がズレて送風
性能が悪化することを未然に防止できる。
【0021】また、本実施形態においては、ケーシング
2内の気流の一部が、連結板10およびそのカール部1
7に案内されてファンモータ3の側面3bに沿って流れ
るため、かかる空冷効果によりファンモータ3の温度上
昇が抑えられる。よって、ファンモータ3自身の発熱に
よる温度上昇に起因するファンモータ3のベアリングの
劣化を抑制でき、耐久性が向上する。
【0022】また、本実施形態においては、ターボファ
ン4のベース部4aにモータ3の側面3bに沿って流れ
る気流を排出するための排気口16を設けているので、
ファンモータ側面3bに沿って流れる気流が上記排気口
16から排出されて冷却気流の流れ(循環)がスムーズ
になり、ファンモータ3の冷却効果が向上する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る天井カ
セット形空気調和装置のファンモータ取付構造によれば
次のような効果を発揮できる。
【0024】(1)リング状の連結板によってファンモー
タを吊下する各脚部を一体的に連結したので、脚部の剛
性が高まり、落下等に対する耐衝撃性が大幅に向上す
る。また、剛性アップ部材として機能する連結板は、各
脚部の先端側に装着されているため、防振ゴムの落下を
防止する共通のワッシャとしても機能する。
【0025】(2)連結板の内周縁に形成されたカール部
によってケーシング内の気流の一部がファンモータの側
面に沿って案内されるため、ファンモータの温度上昇を
抑えることができる。
【0026】(3)ファンモータの側面によって流れる気
流がターボファンに形成された排気口から排出されるた
め、気流の流れがスムーズになってファンモータの冷却
効果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す天井カセット形空気
調和装置のファンモータ取付構造を示す説明図である。
【図2】上記取付構造の脚部および連結板を示す斜視図
である。
【図3】上記取付構造の連結板を示す斜視図である。
【図4】天井カセット形空気調和装置の側断面図であ
る。
【図5】従来例を示す天井カセット形空気調和装置のフ
ァンモータ取付構造の説明図である。
【符号の説明】
2 ケーシング 2a 天井板 3 ファンモータ 3χ 回転軸 3b 側面 4 ターボファン 8 脚部としてのボルト 10 連結板 16 排気口 17 カール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井カセット形空気調和装置のケーシン
    グの天井板に、ターボファンを回転させるファンモータ
    を吊下するための脚部をそのモータを囲繞するように
    複数設け、それら脚部に、上記ファンモータの取付片が
    係合された防振ゴムをそれぞれ挿通し、各脚部の先端側
    に、上記ファンモータを囲繞してリング状に形成された
    一枚の連結板を装着して各脚部を一体的に連結すると共
    に上記防振ゴムの落下を押え、該連結板の内周縁に、上
    記ケーシング内の気流の一部を上記ファンモータの側面
    に沿って案内すべく、ファンモータの側面から所定間隔
    を隔ててカール部を一体形成し、上記ファンモータの回
    転軸に、当該ファンモータを覆うように形成されたター
    ボファンを取り付け、該ターボファンに、上記ファンモ
    ータの側面に沿って流れる気流を排出するための排気口
    を形成したことを特徴とする天井カセット形空気調和装
    置のファンモータ取付構造。
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