JP3284668B2 - カラー液晶表示装置 - Google Patents
カラー液晶表示装置Info
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F2203/00—Function characteristic
- G02F2203/34—Colour display without the use of colour mosaic filters
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- Liquid Crystal (AREA)
Description
カラー液晶表示装置に関するものである。
晶表示装置としては、カラーフィルタを用いて透過光を
着色するものが利用されている。このカラー液晶表示装
置は、カラーフィルタを備えた液晶セルとこの液晶セル
をはさんで配置された一対の偏光板とからなる液晶表示
体と、前記液晶セルを駆動する表示駆動手段とで構成さ
れている。
来のカラー液晶表示装置は、液晶表示体がカラーフィル
タを用いて透過光を着色するものであるため、光の透過
率が低く、したがって表示が暗いという問題をもってい
る。
るものであり、カラーフィルタは、その色に対応する波
長帯域の光もかなり高い吸収率で吸収するため、カラー
フィルタを通った着色光が、カラーフィルタに入射する
前の前記波長帯域の光に比べて大幅に光量を減じた光に
なり、表示が暗くなってしまう。
液晶表示体は透過型とされているが、この液晶表示体の
裏面に反射板を配置して反射型とすると、液晶表示体に
その表面側から入射し、裏面の反射板で反射されて表面
側に出射する光がカラーフィルタを2度通って二重に光
量を減じるため、表示がかなり暗くなって、表示装置と
してはほとんど使用できなくなる。
は、液晶セルの両基板の電極が互いに対向している各箇
所の表示色がこの箇所に設けたカラーフィルタの色によ
って決まるため、同じ箇所には1の色しか表示できなか
った。
で対向する一対の透明基板の一方に複数のセグメント電
極を形成し、他方の透明基板に前記セグメント電極と対
向するコモン電極を形成したセグメント表示型の液晶セ
ルを用いるものと、単純マトリックス型またはアクティ
ブマトリックス型のドット表示型液晶セルを用いるもの
とがあり、ドット表示型液晶セルを用いるカラー液晶表
示装置の場合は、1つ1つの画素の色はその画素に対応
するカラーフィルタの色によって決まるものの、複数の
色(一般には赤,緑,青)の画素を交互に並べて表示す
ることにより、これら画素の色の混合色も表示できる
が、セグメント表示型の液晶セルを用いるカラー液晶表
示装置では、同じセグメント電極に対応する部分の表示
色が1色だけである。
光を着色して光の透過率を高くし、表示の明るさを十分
高くすることができるとともに、セグメント表示型の液
晶セルを用いるものでありながら、同じセグメント電極
に対応する部分の表示色を複数色に変化させることがで
きるカラー液晶表示装置を提供することを目的としたも
のである。
装置は、液晶セルとして、複数のセグメント電極を形成
した透明基板と前記セグメント電極と対向するコモン電
極を形成した透明基板との間に液晶を封入したセグメン
ト表示型のものを用いたものであり、第1の発明は、前
記セグメント表示型の液晶セルをはさんで一対の偏光板
を配置するとともに、前記液晶セルと一方の偏光板との
間に位相差板を設け、かつ前記位相差板はその遅相軸を
この位相差板が隣接する偏光板の透過軸に対して所定角
度斜めにずらして配置してなり、前記液晶セルの各セグ
メント電極に対応する部分の表示色が前記液晶セルに印
加する電圧に応じて複数の色に変化する液晶表示体と、
前記液晶セルのコモン電極と各セグメント電極との間に
前記複数の色を選択的に表示させる駆動電圧を印加する
表示駆動手段とを備えたことを特徴とするものである。
型の液晶セルの表面側に偏光板を配置し、前記液晶セル
の裏面側に反射板を配置するとともに、前記偏光板と反
射板のいずれか一方と前記液晶セルとの間に位相差板を
設け、かつ前記位相差板はその遅相軸を前記偏光板の透
過軸に対して所定角度斜めにずらして配置してなり、前
記液晶セルの各セグメント電極に対応する部分の表示色
が前記液晶セルに印加する電圧に応じて複数の色に変化
する液晶表示体と、前記液晶セルのコモン電極と各セグ
メント電極との間に前記複数の色を選択的に表示させる
駆動電圧を印加する表示駆動手段とを備えたことを特徴
とするものである。
て、上記液晶セルは、液晶分子を両基板間においてツイ
スト配向させたものでも、あるいは液晶分子をホモジニ
アス配向させたものでもよい。
に、位相差板の偏光作用と液晶セルの偏光作用とによる
着色表示を行なわせるとともに、この液晶表示体の液晶
セルを上記表示駆動手段で駆動することにより、液晶表
示体の表示色を複数色に変化させるようにしたものであ
る。
示装置における液晶表示体では、一方の偏光板を通って
位相差板に入射した直線偏光が、位相差板と液晶セルと
を通る過程でこれらの偏光作用により偏光状態を変えら
れて他方の偏光板に入射するため、その光のうち、前記
他方の偏光板を透過する偏光成分の波長光だけがこの偏
光板を透過して着色光になる。
いが、液晶セルの液晶分子の配向状態は両基板の電極間
に印加される電圧に応じて変化するため、この液晶セル
は、液晶分子の配向状態により異なる偏光作用を示す。
光作用を受けた光は、液晶セルの液晶分子配向状態によ
り異なる偏光状態の光となって他方の偏光板に入射する
から、液晶セルの各セグメント電極に対応する部分の表
示色がそれぞれコモン電極とセグメント電極との間に印
加する電圧に応じて複数の色に変化する。
ルタを用いずに透過光を着色するものであり、したがっ
て着色光の光量は、液晶表示体に入射する光のうちの前
記着色光となる波長帯域の光の量とほとんど変わらない
から、光の透過率を高くして、表示の明るさを十分高く
することができる。
装置は、上記液晶表示体の液晶セルを、そのコモン電極
と各セグメント電極との間に複数の色を選択的に表示さ
せる駆動電圧を印加する表示駆動手段によって駆動する
ものであるため、同じセグメント電極に対応する部分の
表示色を複数の色に変化させることができる。
置における液晶表示体は、その表面側から入射する光を
裏面側の反射板で反射させて表示する反射型のものであ
り、表面側からの入射光は、偏光板と位相差板と液晶セ
ルを通って反射板で反射され、再び前記液晶セルと位相
差板と偏光板を通って出射する。
板を通って入射した直線偏光が、この偏光板の透過軸に
対して遅相軸が所定角度斜めにずれている位相差板と、
液晶セルとを通る過程でこれらの偏光作用により偏光状
態を変えられるとともに、反射板で反射されて再び前記
液晶セルおよび位相差板を通る過程でさらに偏光状態を
変えられるため、前記位相差板と液晶セルを通って再び
偏光板に入射する光は、位相差板と液晶セルとによる2
度ずつの偏光作用を受けた非直線偏光であり、したがっ
て、この光のうち偏光板を透過する偏光成分の波長光だ
けが偏光板を透過して出射し、出射光が着色光になる。
差板と液晶セルとによる2度ずつの偏光作用を受けた光
は、液晶セルの液晶分子配向状態により異なる偏光状態
の光となって偏光板に入射するから、液晶セルの各セグ
メント電極に対応する部分の表示色がそれぞれコモン電
極とセグメント電極との間に印加される電圧に応じて複
数の色に変化する。
発明における液晶表示体と同様に、カラーフィルタを用
いずに透過光を着色するものであり、したがって着色光
の光量は、液晶表示体に入射する光のうちの前記着色光
となる波長帯域の光の量とほとんど変わらないから、光
の透過率を高くして、表示の明るさを十分高くすること
ができる。
装置も、上記液晶表示体の液晶セルを、そのコモン電極
と各セグメント電極との間に複数の色を選択的に表示さ
せる駆動電圧を印加する表示駆動手段によって駆動する
ものであるため、同じセグメント電極に対応する部分の
表示色を複数の色に変化させることができる。
例を図1〜図22を参照して説明する。図1はカラー液
晶表示装置の構成図であり、このカラー液晶表示装置
は、液晶表示体10と、その表示駆動回路40とからな
っている。
この液晶表示体10は、液晶セル20をはさんで一対の
偏光板31,32を配置するとともに、前記液晶セル2
0と一方の偏光板(この実施例では上偏光板)31との
間に、位相差板30を配置して構成されている。なお、
この実施例の液晶表示体10は反射型のものであり、そ
の裏面(下偏光板32の下面)には反射板33が配置さ
れている。
を形成しその上に配向膜25,26を形成した上下一対
の透明基板21,22を枠状のシール材27を介して接
合し、この両基板21,22間の前記シール材27で囲
まれた領域に液晶28を封入して構成されている。
ツイステッド・ネマティック)型のものであり、液晶2
8の分子は両基板21,22間において、180〜27
0°のツイスト角でツイスト配向されている。また、こ
の液晶セル20は、時分割駆動されるセグメント表示型
のものであり、上基板21に形成された透明電極23
は、複数に分割されたコモン電極、下基板22に形成さ
れた透明電極24は、表示パターンに応じた形状の複数
のセグメント電極である。
をこの位相差板30が隣接する上偏光板31の透過軸に
対し所定角度斜めにずらして配置されており、さらに、
上記液晶セル20は、その位相差板隣接基板(上基板)
21側の液晶分子配向方向を位相差板30の遅相軸に対
し所定角度斜めにずらして配置され、一対の偏光板3
1,32は、その透過軸を互いにほぼ平行にして配置さ
れている。
方向と位相差板30の遅相軸と一対の偏光板31,32
の透過軸とを示す平面図であり、図において、21aは
液晶セル20の上基板21側の液晶分子配向方向、22
aは下基板22側の液晶分子配向方向を示している。
基板21,22側の液晶分子配向方向21a,22a
は、基準線(図では水平線)Oに対し互いに逆方向に所
定角度θずつ傾いた方向にあり、液晶分子は、そのツイ
スト方向を図に矢印Tで示したように、下基板22側か
ら上基板21側に向かってツイスト配向している。な
お、この実施例では、液晶セル20として、両基板2
1,22側の液晶分子配向方向21a,22aと基準線
Oとの角度θをそれぞれ30°とし、液晶分子を240
°のツイスト角でツイスト配向させたSTN型液晶セル
を用いている。
0の遅相軸であり、この実施例では、位相差板30の遅
相軸30aを、上記基準線Oに対し所定の傾き角ψで斜
めに交差させている。したがって、この位相差板30の
遅相軸30aと液晶セル20の位相差板隣接基板21側
の液晶分子配向方向21aとはψ−θずれている。
0が隣接する上偏光板31の透過軸、32aは下偏光板
32の透過軸であり、この実施例では、両偏光板31,
32をいずれもその透過軸31a,32aを上記基準線
Oに対し直交させて配置して、これら偏光板31,32
の透過軸31a,32aを互いに平行にしている。
対する位相差板30の遅相軸30aの傾き角ψを45°
とし、位相差板30の遅相軸30aとこの位相差板30
が隣接する上偏光板31の透過軸31aとのずれ角φを
45°としている。
射する光(自然光または照明光源からの光)を裏面側の
反射板33で反射させて表示するものであり、表面側か
らの入射光は、上偏光板31と位相差板30と液晶セル
20と下偏光板32とを通って反射板33で反射され、
再び前記下偏光板32と液晶セル20と位相差板3と上
偏光板31とを通って出射する。
31を通って入射した直線偏光が、位相差板30を通る
過程でこの位相差板30の偏光作用を受けて楕円偏光と
なり、さらに液晶セル20を通る過程でこの液晶セル2
0の偏光作用を受けて偏光状態を変えられる。
0を通って下偏光板32に入射する光は、位相差板30
と液晶セル20とによる偏光作用を受けた非直線偏光で
あり、この非直線偏光のうち、下偏光板32を透過する
偏光成分の波長光だけがこの下偏光板32を透過して着
色光になる。
しないが、上記液晶セル20の液晶分子の配向状態は両
基板21,22の電極23,24間に印加される電圧に
応じて変化するため、この液晶セル20は、液晶分子の
配向状態により異なる偏光作用を示す。
の着色について説明すると、外部からの光は、上偏光板
31により直線偏光されて、この上偏光板31の透過軸
31aに対し遅相軸30aが所定角度φ(この実施例で
はφ=45°)斜45°ずれている位相差板30に入射
し、この位相差板30を通る過程で、位相差板30のリ
タデーションRe の値に応じた偏光作用を受けて楕円偏
光となる。
がそのまま液晶セル20を透過して下偏光板32に入射
すると、この楕円偏光のうち、下偏光板32を透過する
偏光成分の波長光だけが下偏光板32を透過するため、
下偏光板32を通った光(直線偏光)が着色光になる。
透過光の着色について説明すると、上記液晶表示体10
においては、上偏光板31を通って入射した光が、上記
位相差板30と、液晶分子を240°のツイスト角でツ
イスト配向させている液晶セル20とを通るため、液晶
セル20の両基板21,22の電極23,24間に電圧
を印加していない状態、つまり液晶分子がツイスト配向
している状態では、透過光が、液晶セル20のΔn・d
(液晶28の屈折率異方性Δnと液晶層厚dとの積)の
値と液晶分子のツイスト角とに応じた偏光作用を受け
る。
液晶セル20の位相差板隣接基板(上基板)21側の液
晶分子配向方向21aとは所定角度(ψ−θ)斜めにず
れているため、位相差板30を通る過程でこの位相差板
30の偏光作用により楕円偏光となった光は、液晶セル
20を通る過程でさらに偏光状態を変えられる。
いない状態では、下偏光板32を透過した光が、位相差
板30の偏光作用による着色光とは異なった色の着色光
になる。
間に電圧を印加すると、印加電圧を上げてゆくのにとも
なって液晶分子がツイスト配向状態から立上り配向して
ゆき、この液晶分子の配向状態の変化に対応して液晶セ
ル20での偏光作用が変化するため、位相差板30と液
晶セル20との両方の偏光作用による着色光の色が変化
する。
してほぼ垂直に立上がった状態になると、液晶セル20
による偏光作用がほとんど無くなり、下偏光板32を透
過した光が、上述した位相差板30の偏光作用のみによ
る着色光になる。
による偏光作用を受けた光は、液晶セル20の液晶分子
配向状態により異なる偏光状態の光となって下偏光板3
2に入射するから、液晶セル20の液晶分子配向状態を
変えることにより、上記着色光の色を変えることができ
る。
射板33で反射されて上述した光経路と逆の経路で液晶
表示体10の上面側に出射し、この着色光により表示パ
ターンが表示される。
着色光は、上述した位相差板30と液晶セル20との偏
光作用により非直線偏光となった光のうちの下偏光板3
2を透過した偏光成分の波長光だけであり、この光のほ
とんどは液晶セル20および位相差板30による偏光作
用を受けることなくこれらを透過するが、その波長域の
域端の極く僅かな波長成分の光は液晶セル20および位
相差板30を通る過程で偏光されて上偏光板31で吸収
されるため、上偏光板31を透過して出射する着色光
は、反射板33で反射された着色光よりもさらに色純度
が良くなった光となる。
ーフィルタを用いずに透過光を着色するものであり、し
たがって着色光の光量は、液晶表示体10に入射する光
のうちの前記着色光となる波長帯域の光の量とほとんど
変わらないから、光の透過率を高くして、表示の明るさ
を十分高くすることができる。
いられている液晶表示体は、カラーフィルタにより透過
光を着色するものであるため、表示装置に入射する光の
うちの着色光となる波長帯域の光量に比べて、カラーフ
ィルタを通った着色光の光量がかなり減少するが、上記
実施例の液晶表示体10では、このような光量の減少は
ほとんど生じない。
のものであるが、その表示の明るさは十分であり、従来
のカラー液晶表示装置に用いられている液晶表示体に比
べて、格段に明るい着色表示が得られる。
れている液晶表示体は、液晶セルの両基板の電極が互い
に対向している各箇所の表示色がこの箇所に設けたカラ
ーフィルタの色によって決まるため、同じ箇所つまり同
じセグメント電極に対応する部分の表示色が1色だけで
あるが、上記液晶表示体10では、位相差板30の偏光
作用による着色光と、位相差板30と液晶セル20との
両方の偏光作用による着色光とが得られるとともに、こ
の両方の偏光作用による着色光の色が液晶セル20への
印加電圧に応じて変化する。
30のリタデーションRe の値と、液晶セル20のΔn
・d(液晶28の屈折率異方性Δnと液晶層厚dとの
積)の値および液晶分子ツイスト角と、上偏光板31の
透過軸31aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ角
φと、液晶セル20の位相差板隣接基板21側における
液晶分子配向方向21aと位相差板30の遅相軸30a
とのずれ角ψ−θとによって決まる。
軸31aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ角φを
45°、液晶セル20の位相差板隣接基板21側の液晶
分子配向方向21aと位相差板30の遅相軸30aとの
ずれ角ψ−θを15°とし、位相差板30のリタデーシ
ョンReを1350nm、液晶セル20のΔn・dを
0.84μm、液晶分子ツイスト角を240°としたと
きは、液晶セル20の液晶分子が初期のツイスト配向状
態にあるときに表示色が「青」になり、液晶分子をほぼ
垂直に立上り配向させたときに表示色が「赤」になり、
また、液晶分子が初期のツイスト配向状態から立上り配
向して行く途中で、光強度が高くかつ色純度も高い
「緑」と「黄」の表示色になる。
晶セル20に印加する電圧と表示色との関係を示してい
る。なお、この[表1]において、印加電圧の値は、液
晶セル20の電極23,24間に加わる実効電圧値であ
る。
上記液晶表示体10の液晶セル20を駆動するものであ
り、液晶セル20の各コモン電極23と各セグメント電
極24はそれぞれその端子部において表示駆動回路40
に接続されている。
各コモン電極23と各セグメント電極24との間に上記
複数の色を選択的に表示させる駆動電圧を印加するもの
であり、外部回路からの表示データ信号と色選択信号と
に応じて液晶セル20を駆動する。
記[表1]に示した青,緑,黄,赤の4色である場合、
上記表示駆動回路40は、液晶セル20の各コモン電極
23と各セグメント電極24との間に、[表1]に示し
たV1 ,V2 ,V3 ,V4 の4通りの駆動電圧を選択的
に印加する。
記液晶表示体10の液晶セル20を、そのコモン電極2
3と各セグメント電極24との間に複数の色を選択的に
表示させる駆動電圧を印加して駆動するものであり、こ
のカラー液晶表示装置によれば、同じセグメント電極2
4に対応する部分の表示色を複数の色に変化させること
ができる。
を説明すると、図3〜図7は上記カラー液晶表示装置を
電卓(電子卓上計算機)に適用した例を示している。図
3は液晶セル20の一方の基板22に形成したセグメン
ト電極24の形状を示す図、図4〜図6はそれぞれ電卓
使用時の表示状態を示す図、図7は電卓の回路構成を示
すブロック図である。
成したセグメント電極24について説明すると、このセ
グメント電極24としては、図3に示したように、8桁
分の数字表示用電極aと、“−”(マイナス)表示用電
極bと、“E”(エラー)表示用電極cとが形成されて
いる。
に、その数値がマイナス値である場合は“−”を表示
し、またエラーがあった場合は“E”を表示するもので
あり、これらを、図4〜図6に示すように色を変えて表
示する。
20に印加する電圧と表示色とが上記[表1]の関係に
ある例であって、セグメント電極24が形成されていな
い領域(電圧が印加されない領域)の表示色は常に
「青」であり、また各セグメント電極24に対応する部
分のうち、コモン電極23とセグメント電極24との間
に電圧値(実効値)が1.0v以下の駆動電圧V1 を印
加した部分の表示色も「青」である。
(+)の数値で、かつエラーもない場合は、図4に示す
ように、「青」の背景中に数値(図では1,234.5
678)を「黄」で表示し、表示データが負(−)の数
値である場合は、図5に示すように、「青」の背景色中
に“−”と数値(図では12.3456)とを「赤」で
表示する。また、エラーがあった場合は、図6に示すよ
うに、「青」の背景色中に“E”と8桁分の“0”を
「緑」で表示する。
数値である場合と、表示データが負の数値である場合
と、エラーがあった場合とで、それぞれ異なる色による
表示を行なうものであり、この電卓によれば、表示色が
1色だけのものに比べて、表示データの正負やエラーを
見落しなくはっきり認識することができる。
の電卓の回路構成を説明する。この電卓の回路は、図7
に示すように、キー入力部57から入力キー58の操作
によって入力された数値および演算指令に基づいて演算
処理を行ない、その演算結果等を表示させるための表示
データ信号とマイナスおよびエラー等の状態を示す状態
信号とをそれぞれ出力する電卓回路部50と、この電卓
回路部50からの状態信号を受けて表示色を選択するた
めの色選択信号を出力する色制御部60と、前記電卓回
路部50からの表示データ信号および前記色制御部60
から出力される色選択信号を受けて液晶セル20を駆動
する表示駆動回路40と、これらに電力を供給する電源
59とから構成されている。
部と同様な構成のものであり、キー入力部57からの入
力数値および演算指令を受けて演算,記憶,表示データ
出力等の制御を行なう制御回路51と、この制御回路5
1からの命令により数値等の演算処理を行なう演算回路
52と、演算結果等を記憶する記憶回路53と、キー入
力部57からの入力数値および演算回路52で演算され
た演算結果等のデータを表示するための表示データ信号
を発生する表示信号発生回路54とを備えている。
結果の負符号(負のキャリー)を検出する負符号検出回
路56と、入力された数値および演算指令や前記演算結
果等のエラーを検出するエラー検出回路57とを備えて
おり、これら負符号検出回路56とエラー検出回路57
からの状態検出信号は、前記表示信号発生回路54と上
記色制御部60とにそれぞれ出力される。
とに定められた表示色を選択するための色選択信号発生
回路61からなっており、上記負符号検出回路56とエ
ラー検出回路57からの状態検出信号に応じて、それに
対応する表示色を選択する色選択信号を発生する。
部50の表示信号発生回路54から出力される表示デー
タ信号と上記色選択信号発生回路61からの色選択信号
とを受けて、液晶セル20の各セグメント電極24に、
表示データ信号と色選択信号とにより定められる所定の
表示色に対応したセグメント電圧を供給し、各コモン電
極23に、あらかじめ定められたデューティで液晶セル
20を時分割駆動するためのコモン電圧を供給する。
外の各表示色(緑と黄と赤)にそれぞれ対応する複数の
駆動電圧、つまり上記[表1]におけるV2 ,V3 ,V
4 を発生する駆動電圧発生回路41と、この駆動電圧発
生回路41で発生された駆動電圧V2 〜V4 のうち、選
択された表示色に対応する駆動電圧を上記色選択信号発
生回路61からの色選択信号により選択する駆動電圧選
択回路42と、上記表示信号発生回路54からの表示信
号と前記駆動電圧選択回路42から供給される選択駆動
電圧とに基づいて液晶セル20の各セグメント電極24
に供給するセグメント電圧の波形と各コモン電極24に
供給するコモン電圧の波形とを形成する駆動波形形成回
路43とを備えている。
力部57から入力された数値および演算指令が制御回路
51に送られ、制御回路51は前記演算指令に従って前
記数値を演算回路52により演算させ、その演算結果を
記憶回路53に記憶させるとともに、演算結果データを
表示信号発生回路54に送る。
なったときに負のキャリーを負符号発生回路55へ出力
し、負符号発生回路55は、“−”を表示させるための
負符号検出信号を、表示信号発生回路54と色制御部6
0の色選択信号発生回路61へ出力する。
数値の桁オーバーや演算指令および演算結果の桁オーバ
ー等のエラーが発生したときにエラー信号をエラー検出
回路56へ出力し、エラー検出回路56は、エラー表示
を行なうためのエラー検出信号を、表示信号発生回路5
4と色制御部60の色選択信号発生回路61へ出力す
る。
1から送られた表示データと、負符号発生回路55から
の負符号検出信号およびエラー検出回路56からのエラ
ー検出信号の有無とにより、そのときの表示パターンに
対応する表示データ信号を形成し、この表示データ信号
を表示駆動回路40の駆動波形形成回路43へ出力す
る。
61は、負符号検出信号もエラー検出信号も入力されな
い状態では通常の表示色(黄)に対応した色選択信号を
発生し、負符号検出信号が入力されたときは負の数値の
表示色(赤)に対応した色選択信号を発生し、エラー検
出信号が入力されたときはエラー発生時の表示色(緑)
に対応した色選択信号を発生し、その色選択信号を表示
駆動回路40の駆動電圧選択回路42へ出力する。
路41は、電源59の電圧から液晶セル20の駆動波形
を形成するために必要な電圧および各色の表示色に対応
した複数の互いに異なる電圧V2 ,V3 ,V4 を作り、
これらの電圧を駆動電圧選択回路42へ供給している。
信号発生回路61からの色選択信号に応じて、上記駆動
電圧発生回路41から供給される複数の電圧のうちの選
択表示色に対応する電圧を選択し、その電圧を駆動波形
形成回路43へ供給する。
0を所定のデューティ(例えば1/3デューティ)で時
分割駆動するための複数のコモン電圧と、液晶セル20
に表示信号発生回路54からの表示データ信号に応じた
表示を行なわせるための複数のセグメント電圧とを発生
し、これらコモン電圧およびセグメント電圧を、液晶セ
ル20の各コモン電極23と各セグメント電極24とに
それぞれ供給する。
れるコモン電圧は、選択期間が互いにずれた波形の電圧
である。また、各セグメント電極24にそれぞれ供給さ
れるセグメント電圧は、そのセグメント電極24が対向
するコモン電極23の選択期間に同期してON電圧また
はOFF電圧が加わる波形の電圧であり、ON電圧は、
コモン電極23とセグメント電極24との間の実効電圧
が、上記表示データ信号に基づいて駆動電圧選択回路4
2から供給される選択電圧V2 ,V3 ,V4 のいずれ
か、つまり表示色が緑,黄,赤のいずれかになる電圧、
OFF電圧は、コモン電極23とセグメント電極24と
の間の実効電圧が、上記[表1]におけるV1 、つまり
表示色が背景色(青)となる電圧1である。このOFF
電圧は、駆動波形形成回路43にあらかじめ設定されて
いる。
晶セル20に供給すると、各コモン電極23に選択期間
を順次異ならせた波形のコモン電圧が印加されるととも
に、各セグメント電極24に表示データ信号に応じたセ
グメント電圧が印加されて液晶セル20が時分割駆動さ
れ、液晶表示体10が、前記表示データ信号に応じて図
4〜図6に示した表示パターンを表示する。
(+)の数値でかつエラーもない場合は全ての表示パタ
ーンを「黄」で表示し、表示データが負(−)の数値で
ある場合は全ての表示パターンを「赤」で表示し、エラ
ーがあった場合は全ての表示パターンを「緑」で表示し
たが、これら各状態と表示色との関係は任意に選ぶこと
ができるし、また、上記表示駆動回路40を、各セグメ
ント電極24に供給するセグメント電圧の電圧値を各セ
グメント電圧ごとに制御する構成とすれば、例えば表示
データが負(−)の数値である場合に「青」の背景色中
に“−”を「赤」で、数値を「黄」で表示する等、複数
の色を組合わせた表示も可能である。
置をアラーム機能付き電子時計に適用した例を示してお
り、図8は液晶セル20の一方の基板22に形成したセ
グメント電極24の形状を示す図、図9〜図13はそれ
ぞれ時計の表示状態を示す図である。
成したセグメント電極24について説明すると、このセ
グメント電極24としては、図8に示したように、時刻
表示用電極dと、アラームマーク表示用電極eとが形成
されている。
とともに、アラームがセットされた状態では時刻とアラ
ームマークを表示し、さらにアラームセット時刻までの
残り時間が所定時間以下になったときに時刻およびアラ
ームマークの表示色を変化させて残り時間を報知する機
能をもっている。
なお、この表示例も、液晶表示体10の液晶セル20に
印加する電圧と表示色とが上記[表1]の関係にある場
合の例であり、したがって背景色は「青」である。
のときは時刻(図では“AM10:43”)が「黄」で
表示されている。また、図10はアラームがセットされ
ているときの表示状態を示しており、このときは、
「黄」で表示されている時刻に加えて、アラームマーク
が「緑」で表示される。
時刻までの残り時間が30分以下になったときと、残り
時間が10分以下になったときと、アラームセット時刻
になったときとで、それぞれ表示色を変化させる。
トされている場合を例にとって説明すると、時計の時刻
がアラームセット時刻になるまでの表示は図10の状態
であるが、アラームセット時刻までの残り時間が30分
以下になると、図11に示すように(図では“PM2:
30”)、時刻とアラームマークの両方の色が「緑」に
なる。
12に示すように(図では“PM2:50”)、アラー
ムマークの色は「緑」のままで時刻の色が「赤」にな
り、さらに時刻がアラームセット時刻である“PM3:
00”になると、図13に示すように時刻とアラームマ
ークの両方の色が「赤」になる。
ったときに始動する。また、アラームの動作とアラーム
セット時刻になったときの表示色は、一定時間(例えば
5分)を経過するか、あるいはアラームの解除操作が行
なわれるまで継続され、その後、アラームが停止すると
同時に表示色が図9のような通常時の表示色に戻る。
装置を時計機能とチャンネルメモリ機能とを有するラジ
オ受信機に適用した例を示しており、図14は液晶セル
20の一方の基板22に形成したセグメント電極24の
形状を示す図、図15〜図19はそれぞれ受信機の表示
部の表示状態を示す図である。
成したセグメント電極24について説明すると、このセ
グメント電極24としては、図14に示したように、時
刻および受信周波数を表示するための電極fと、FM放
送の選局表示用電極gと、AM放送の選局表示と時計の
AM(午前)表示とに兼用される電極hと、時計のPM
(午後)表示用電極iと、チャンネルメモリへの周波数
登録操作状態を表示するための登録操作表示用電極jと
が形成されている。なお、この例では、前記登録操作表
示用電極jを、“MEMORY”の文字を白抜き文字
(白抜き文字の色は背景色)で表示する電極としてい
る。
ていないときは表示部に時刻を表示しておくものであ
り、受信機として使用するときに、表示部に受信周波数
を表示する。また、このラジオ受信機は、所望の受信周
波数を記憶しておくチャンネルメモリを備えており、こ
のチャンネルメモリへの受信周波数の登録操作時は、表
示部に、登録操作状態を示す“MEMORY”と、チャ
ンネルメモリに記憶させる周波数を表示する。
なお、この表示例も、液晶表示体10の液晶セル20に
印加する電圧と表示色とが上記[表1]の関係にある場
合の例であり、したがって背景色は「青」である。
の表示状態を示しており、このときは時刻(図ではAM
10:30)が「黄」で表示されている。次に、受信機
として使用するときの表示について説明すると、図16
はラジオ電源をONしたときの表示状態を示しており、
このときは、時刻の表示に代えて、前の使用時の受信周
波数(図ではAM・1242KHz )が全て「緑」で表
示される。
換スイッチとチューニングダイヤルまたはキー入力部の
チューニングキーの操作によるマニュアル選局と、メモ
リ選局キーの操作によるメモリ選局とのいずれかによっ
て行なわれ、マニュアル選局では、AM/FMの切換え
により“AM”と“FM”の表示が切換わるとともに、
チューニングダイヤルまたはチューニングキーによる選
局操作にともなって表示周波数が連続的に変化する。ま
た、メモリ選局では、あらかじめチャンネルメモリに記
憶させておいた各ラジオ放送の受信周波数がメモリ選局
キーの操作により順次読出され、受信機の選局状態と表
示部の表示が各ラジオ放送ごとに順次切換わる。なお、
この選局時の表示色は図16と同じである。
登録は、キー入力部のメモリ登録キーを操作してメモリ
登録モードに切換え、その状態でAM/FM切換スイッ
チとチューニングダイヤルまたはチューニングキーを操
作してチャンネルメモリに記憶させる受信周波数を設定
し、その後、登録操作終了キーを操作して、設定した受
信周波数をチャンネルメモリに記憶させる手順で行なわ
れ、チャンネルメモリに設定周波数が記憶されると、自
動的にメモリ登録モードが解除される。
モリ登録モードに切換えたときの表示状態を示してお
り、このときは、登録操作状態を示す“MEMORY”
が「赤」で表示されるとともに、そのときに表示されて
いる“AM”または“FM”と受信周波数の色も「赤」
になる。
チューニングダイヤルまたはチューニングキーを操作し
てチャンネルメモリに記憶させる受信周波数を設定し終
わるまで維持される。図18は受信周波数を設定し終わ
ったときの表示状態を示しており、図では、チャンネル
メモリに記憶させる受信周波数を、FM・80.25M
Hz に設定した状態を示している。
操作して設定した受信周波数をチャンネルメモリに記憶
させたときの表示状態を示しており、チャンネルメモリ
に設定周波数が記憶されて自動的にメモリ登録モードが
解除されると、登録操作状態を示す“MEMORY”の
表示が消えるとともに、受信周波数の表示色が通常のラ
ジオ放送受信時と同じ「緑」になる。
赤の4色であるが、上記カラー液晶表示装置の液晶表示
体10の表示色は、位相差板30のリタデーションRe
と、液晶セル20のΔn・dおよび液晶分子ツイスト角
と、上偏光板31の透過軸31aと位相差板30の遅相
軸30aとのずれ角φと、液晶セル20の位相差板隣接
基板21側の液晶分子配向方向21aと位相差板30の
遅相軸30aとのずれ角ψ−θとを選択することにより
任意に選ぶことができ、その場合も、液晶セル20の各
セグメント電極24に対応する部分の表示色が液晶セル
20に印加する電圧に応じて複数の色に変化する。ただ
し、十分な着色効果を得るには、位相差板30の遅相軸
30aと、この位相差板30が隣接する上偏光板31の
透過軸31aとのずれ角φをほぼ45°(例えば45±
5°)とするのが望ましい。
晶セル20と上偏光板31との間に配置したが、この位
相差板30は、液晶セル20と下偏光板32との間に配
置してもよい。
1,32をその透過軸31a,32aを互いにほぼ平行
にして配置したが、この両偏光板31,32は、その透
過軸31a,32aを互いにほぼ直交させて配置しても
よい。
液晶セル20の液晶分子配向方向と位相差板30の遅相
軸と一対の偏光板31,32の透過軸とを示す平面図で
あり、この実施例では、下偏光板32の透過軸32aを
上偏光板31の透過軸31aに対してほぼ直交させ、そ
の他は上記第1の実施例と同じにしている。
てSTN型のものを用いているが、この液晶セル20
は、液晶分子のツイスト角をほぼ90°としたTN型の
ものであってもよい。
液晶セル20の液晶分子配向方向と位相差板30の遅相
軸と一対の偏光板31,32の透過軸とを示す平面図で
ある。この実施例は、液晶セル20として、その両基板
側における液晶分子配向方向21a,22aをほぼ直交
させて液晶分子をほぼ90°のツイスト角でツイスト配
向させたTN型のものを用いたものであり、この実施例
では、上偏光板31の透過軸31aを液晶セル20の上
基板21側の液晶分子配向方向21aとほぼ平行にし、
下偏光板32の透過軸32aを上偏光板31の透過軸3
1aと平行にするとともに、液晶セル20と上偏光板3
1との間に配置した位相差板30の遅相軸30aを、こ
の位相差板30が隣接する上偏光板31の透過軸31a
に対して所定角度斜めにずらしている。
差板30の偏光作用と液晶セル20の偏光作用とによ
り、カラーフィルタを用いずに透過光を着色するもので
あり、したがって着色光の光量は、表示装置に入射する
光のうちの前記着色光となる波長帯域の光の量とほとん
ど変わらないから、光の透過率を高くして表示の明るさ
を十分高くすることができるし、また、液晶セル20の
コモン電極と各セグメント電極との間に複数の色を選択
的に表示させる駆動電圧を印加することにより、同じセ
グメント電極に対応する部分の表示色を複数の色に変化
させることができる。
体10の表示色も、位相差板30のリタデーションRe
の値と、液晶セル20のΔn・dおよび液晶分子ツイス
ト角と、位相差板30が隣接する上偏光板31の透過軸
31aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ角と、液
晶セル20の位相差板隣接基板21側の液晶分子配向方
向21aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ角とに
よって決まる。
軸31aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ角を4
5°、液晶セル20の位相差板隣接基板21側の液晶分
子配向方向21aと位相差板30の遅相軸30aとのず
れ角も45°とし、位相差板30のリタデーションRe
を450nm、液晶セル20のΔn・dを1.30μ
m、液晶分子ツイスト角を90°としたときは、液晶セ
ル20の液晶分子が初期のツイスト配向状態にあるとき
に表示色が「淡い青」になり、液晶分子をほぼ垂直に立
上り配向させたときに表示色が「橙」になり、また、液
晶分子が初期のツイスト配向状態から立上り配向して行
く途中で、光強度が高くかつ色純度も高い「濃い青」と
「黒」の表示色になる。
晶セル20に印加する電圧と表示色との関係を示してい
る。なお、この[表2]において、印加電圧の値は、液
晶セル20の電極23,24間に加わる実効電圧値であ
る。決まる。
晶セル20は、STNまたはTN型のような液晶分子を
ツイスト配向させたものに限らず、液晶分子をホモジニ
アス配向させたものであってもよい。
液晶セル20の液晶分子配向方向と位相差板30の遅相
軸と一対の偏光板31,32の透過軸とを示す平面図で
ある。この実施例は、液晶セル20として、液晶分子を
ホモジニアス配向させた液晶セルを用いたものであり、
この実施例では、液晶セル20と上偏光板31との間に
位相差板30を、その遅相軸30aを液晶セル20の液
晶分子配向方向(ホモジニアス配向方向)aに対して所
定角度斜めにずらして配置し、この位相差板30の遅相
軸30aを、この位相差板30が隣接する上偏光板31
の透過軸31aに対して所定角度斜めにずらしている。
と一対の偏光板31,32と位相差板30と反射板33
とで構成される液晶表示体に、位相差板30の偏光作用
と液晶セル20の偏光作用とによる着色表示を行なわせ
るとともに、この液晶表示体の液晶セル20を上述した
表示駆動回路40で駆動することにより、液晶表示体の
表示色を複数色に変化させるようにしたものであり、上
偏光板31を通って位相差板30に入射した直線偏光
が、位相差板30と液晶セル20とを通る過程でこれら
の偏光作用により偏光状態を変えられて下偏光板32に
入射するため、この光のうち、下偏光板32を透過する
偏光成分の波長光だけがこの下偏光板32を透過して着
色光になる。
射板33で反射されて上述した光経路と逆の経路で液晶
表示体10の上面側に出射し、この着色光により表示パ
ターンが表示される。
晶セル20の偏光作用について説明すると、この液晶セ
ル20は、液晶分子の長軸方向に遅相軸がある位相板と
考えてよい。
ションRe と液晶セル20のΔndの値が等しく、位相
板30の遅相軸30aと液晶セル20の液晶分子配向方
向aとが直交していれば、液晶セル20の電極間に電圧
を印加していない状態(液晶分子がホモジニアス配向し
ている状態)では、位相板30による偏光作用と液晶セ
ル20による偏光作用とが互いに逆になり、位相板30
によって直線偏光から楕円偏光に偏光された光が、液晶
セル20によって再び元の直線偏光(上偏光板31によ
り直線偏光された光)に戻される。
1,32の透過軸31a,32aを互いにほぼ平行にし
ているため、液晶セル20によって元の直線偏光に戻さ
れた光はそのまま下偏光板32を透過する。すなわち、
このときに下偏光板32を出射する光は、位相板30に
よる着色効果を液晶セル20によって打消された消色光
である。
印加すると、この液晶セル20の液晶分子が立上り配向
し、それにともなって液晶セル20のΔndの値が小さ
くなるため、液晶セル20での偏光作用が小さくなる。
の複屈折位相差Δnと液晶層厚dとの積であるが、液晶
の複屈折位相差Δnは、電圧の印加により液晶分子が立
上り配向するのにともなって小さくなり、液晶分子が垂
直に立上り配向したとき“0”となるため、液晶セル2
0のΔndの値は最終的にΔnd=0となる。
を印加したときは、この液晶セル20での偏光作用が
“0”となり、位相板30による着色効果が液晶セル2
0によって打消されなくなるため、位相板30を出射し
た楕円偏光がそのまま液晶セル20を透過して下偏光板
32に入射し、この下偏光板32を透過した光が上述し
た着色光になる。
は印加電圧に応じて変化するため、この液晶セル20
は、液晶分子の配向状態により異なる偏光作用を示し、
したがって、液晶セル20の各セグメント電極に対応す
る部分の表示色がそれぞれコモン電極とセグメント電極
との間に印加する電圧に応じて複数の色に変化する。
置における液晶表示体も、カラーフィルタを用いずに透
過光を着色するものであり、したがって着色光の光量
は、液晶表示体に入射する光のうちの前記着色光となる
波長帯域の光の量とほとんど変わらないから、光の透過
率を高くして、表示の明るさを十分高くすることができ
るし、また、液晶セル20のコモン電極と各セグメント
電極との間に複数の色を選択的に表示させる駆動電圧を
印加することにより、同じセグメント電極に対応する部
分の表示色を複数の色に変化させることができる。
体の表示色は、位相差板30のリタデーションRe の値
と、液晶セル20のΔn・dと、位相差板30が隣接す
る上偏光板31の透過軸31aと位相差板30の遅相軸
30aとのずれ角と、液晶セル20の液晶分子配向方向
aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ角とによって
決まる。
分子配向方向aと位相差板30の遅相軸30aとのなす
角度を90°、上偏光板31の透過軸31aと位相差板
30の遅相軸30aとのずれ角を45°とし、位相差板
30のリタデーションReを1100nm、液晶セル2
0のΔn・dを1.10μmとしたときは、液晶セル2
0の液晶分子が初期のホモジニアス配向状態にあるとき
は透過光が着色されずに表示色が「白」になり、液晶分
子をほぼ垂直に立上り配向させたときに表示色が「緑」
になり、また、液晶分子が初期のツイスト配向状態から
立上り配向して行く途中で、光強度が高くかつ色純度も
高い「黒」と「紫」の表示色になる。
晶セル20に印加する電圧と表示色との関係を示してい
る。なお、この[表3]において、印加電圧の値は、液
晶セル20の電極23,24間に加わる実効電圧値であ
る。
装置においても、液晶セル20のコモン電極と各セグメ
ント電極との間に複数の色を選択的に表示させる駆動電
圧を印加することにより、同じセグメント電極に対応す
る部分の表示色を複数の色に変化させることができる。
を配置した反射型のものに限らず、透過型のカラー液晶
表示装置にも適用することができるし、また、液晶セル
20も、時分割駆動されるものに限らず、スタティック
駆動されるものであってもよい。
の第1の実施例を図23および図24を参照して説明す
る。図23はカラー液晶表示装置の構成図であり、この
カラー液晶表示装置は、液晶表示体10とその表示駆動
回路40とからなっている。なお図23において、図1
に示したものと対応するものには同符号を付し、重複す
る説明は省略する。
表示型液晶セル20と、1枚の位相差板30と、1枚の
偏光板31と、1枚の反射板33とからなっており、偏
光板31は液晶セル20の表面(図において上面)側に
配置され、反射板33は液晶セル20の裏面(図におい
て下面)側に配置され、また位相差板30は液晶セル2
0と偏光板31との間に配置されている。なお、前記液
晶セル20はSTN型のものである。
方向と位相差板30の遅相軸と偏光板31の透過軸とを
示す平面図であり、図において、21aは液晶セル20
の上基板21側の液晶分子配向方向、22aは下基板2
2側の液晶分子配向方向を示している。
両基板21,22側の液晶分子配向方向21a,22a
は、基準線(図では水平線)Oに対し互いに逆方向に所
定角度θずつ傾いた方向にあり、液晶分子は、そのツイ
スト方向を図に矢印Tで示したように、下基板22側か
ら上基板21側に向かってツイスト配向している。な
お、この実施例では、液晶セル20として、両基板2
1,22側の液晶分子配向方向21a,22aと基準線
Oとの角度θをそれぞれ30°とし、液晶分子を240
°のツイスト角でツイスト配向させたSTN型液晶セル
を用いている。
30の遅相軸であり、この実施例では、位相差板30の
遅相軸30aを、上記基準線Oに対し所定の傾き角ψで
斜めに交差させている。したがって、この位相差板30
の遅相軸30aと液晶セル20の位相板隣接基板21側
の液晶分子配向方向21aとはψ−θずれている。
板31の透過軸であり、この実施例では、この偏光板3
1を、その透過軸31aを上記基準線Oに対し直交させ
て配置している。
対する位相差板30の遅相軸30aの傾き角ψを45°
とし、位相差板30の遅相軸30aと偏光板31の透過
軸31aとのずれ角φを45°としている。
セル20の上基板21の各コモン電極23と下基板22
の各セグメント電極24との間にそれぞれ駆動電圧を印
加するもので、液晶セル20の各コモン電極23と各セ
グメント電極24はそれぞれ、その端子部において表示
駆動回路40に接続されている。
ら入射する光(自然光または照明光源からの光)を裏面
側の反射板33で反射させて表示する反射型のものであ
り、表面側からの入射光は、偏光板31と位相差板30
と液晶セル20を通って反射板33で反射され、再び前
記液晶セル20と位相差板30と偏光板31を通って出
射する。
したカラー液晶表示装置の表示駆動回路40と同様に、
液晶セル20の各コモン電極23と各セグメント電極2
4との間に前記複数の色を選択的に表示させる駆動電圧
を印加する。
は、偏光板31を通って入射した直線偏光が、この偏光
板31の透過軸31aに対して遅相軸30aが所定角度
(この実施例ではφ=45°)斜めにずれている位相差
板30と、液晶セル20とを通る過程でこれらの偏光作
用により偏光状態を変えられるとともに、反射板33で
反射されて再び前記液晶セル20および位相差板30を
通る過程でさらに偏光状態を変えられる。
0を通って再び偏光板31に入射する光は、位相差板3
0と液晶セル20とによる2度ずつの偏光作用を受けた
非直線偏光であり、したがって、この光のうち偏光板3
1を透過する偏光成分の波長光だけがこの偏光板31を
透過して出射し、出射光が着色光になる。
しないが、上記液晶セル20は、液晶分子の配向状態に
応じて異なる偏光作用を示すため、位相差板30と液晶
セル20とによる2度ずつの偏光作用を受けた光は、液
晶セル20の液晶分子配向状態により異なる偏光状態の
光となって偏光板31に入射するから、液晶セル20の
液晶分子配向状態を変えることにより、偏光板31を透
過して出射する着色光の色を変えることができる。
カラーフィルタを用いずに透過光を着色するものであ
り、したがって着色光の光量は、表示装置に入射する光
のうちの前記着色光となる波長帯域の光の量とほとんど
変わらないから、反射型のものでありながら、光の透過
率を高くして、表示の明るさを十分高くすることができ
るし、また、液晶セル20のコモン電極と各セグメント
電極との間に複数の色を選択的に表示させる駆動電圧を
印加することにより、同じセグメント電極に対応する部
分の表示色を複数の色に変化させることができる。
体10の表示色は、位相差板30のリタデーションRe
の値と、液晶セル20のΔn・dおよび液晶分子ツイス
ト角と、偏光板31の透過軸31aと位相差板30の遅
相軸30aとのずれ角φと、液晶セル20の位相差板隣
接基板21側における液晶分子配向方向21aと位相差
板30の遅相軸30aとのずれ角ψ−θとによって決ま
る。
31aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ角φを4
5°、液晶セル20の位相差板隣接基板21側の液晶分
子配向方向21aと位相差板30の遅相軸30aとのず
れ角ψ−θを15°とし、位相差板30のリタデーショ
ンReを930nm、液晶セル20のΔn・dを0.8
3μm、液晶分子ツイスト角を240°としたときは、
液晶セル20の液晶分子が初期のツイスト配向状態にあ
るときに表示色が「紫」になり、液晶分子をほぼ垂直に
立上り配向させたときに表示色が「橙」になり、また、
液晶分子が初期のツイスト配向状態から立上り配向して
行く途中で、光強度が高くかつ色純度も高い「緑」と
「黄」の表示色になる。
晶セル20に印加する電圧と表示色との関係を示してい
る。なお、この[表4]において、印加電圧の値は、液
晶セル20の電極23,24間に加わる実効電圧値であ
る。
示体10は、表示駆動回路40により、液晶セル20の
各コモン電極23と各セグメント電極24との間に複数
の色を選択的に表示させる駆動電圧を印加して駆動され
るため、このカラー液晶表示装置によれば、同じセグメ
ント電極24に対応する部分の表示色を複数の色に変化
させることができる。
晶セル20と偏光板31との間に配置したが、この位相
差板30は、液晶セル20と反射板33との間に配置し
てもよい。
てSTN型のものを用いているが、この液晶セル20
は、液晶分子のツイスト角をほぼ90°としたTN型の
ものであってもよい。
液晶セル20の液晶分子配向方向と位相差板30の遅相
軸と偏光板31の透過軸とを示す平面図である。この実
施例は、液晶セル20として、その両基板側における液
晶分子配向方向21a,22aをほぼ直交させて液晶分
子をほぼ90°のツイスト角でツイスト配向させたTN
型のものを用いたものであり、この実施例では、偏光板
31の透過軸31aを液晶セル20の上基板21側の液
晶分子配向方向21aとほぼ平行にし、液晶セル20と
偏光板31との間に配置した位相差板30の遅相軸30
aを偏光板31の透過軸31aに対して所定角度斜めに
ずらしている。
液晶表示体10の表示色は、位相差板30のリタデーシ
ョンRe の値と、液晶セル20のΔn・dおよび液晶分
子ツイスト角と、偏光板31の透過軸31aと位相差板
30の遅相軸30aとのずれ角と、液晶セル20の位相
差板隣接基板21側の液晶分子配向方向21aと位相差
板30の遅相軸30aとのずれ角とによって決まる。
31aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ角を45
°、液晶セル20の位相差板隣接基板21側の液晶分子
配向方向21aと位相差板30の遅相軸30aとのずれ
角も45°とし、位相差板30のリタデーションReを
450nm、液晶セル20のΔn・dを1.30μm、
液晶分子ツイスト角を90°としたときは、液晶セル2
0の液晶分子が初期のツイスト配向状態にあるときに表
示色が「淡い青」になり、液晶分子をほぼ垂直に立上り
配向させたときに表示色が「橙」になり、また、液晶分
子が初期のツイスト配向状態から立上り配向して行く途
中で、光強度が高くかつ色純度も高い「濃い青」と
「黒」の表示色になる。
晶表示体10の液晶セル20に印加する電圧と表示色と
の関係は、上述した第1の発明のTN型液晶セルを用い
た実施例と同じ([表2]と同じ)である。
晶セル20は、STNまたはTN型のような液晶分子を
ツイスト配向させたものに限らず、液晶分子をホモジニ
アス配向させたものであってもよい。
液晶セル20の液晶分子配向方向と位相差板30の遅相
軸と偏光板31の透過軸とを示す平面図である。この実
施例は、液晶セル20として、液晶分子をホモジニアス
配向させた液晶セルを用いたものであり、この実施例で
は、液晶セル20と偏光板31との間に位相差板30
を、その遅相軸30aを液晶セル20の液晶分子配向方
向(ホモジニアス配向方向)aに対して所定角度斜めに
ずらして配置し、この位相差板30の遅相軸30aを偏
光板31の透過軸31aに対して所定角度斜めにずらし
ている。
と偏光板31と位相差板30と反射板33とで構成され
る液晶表示体に、位相差板30の偏光作用と液晶セル2
0の偏光作用とによる着色表示を行なわせるものであ
り、液晶表示体10の表示色は、位相差板30のリタデ
ーションRe の値と、液晶セル20のΔn・dと、偏光
板31の透過軸31aと位相差板30の遅相軸30aと
のずれ角と、液晶セル20の液晶分子配向方向aと位相
差板30の遅相軸30aとのずれ角とによって決まる。
分子配向方向aと位相差板30の遅相軸30aとのなす
角度を90°、偏光板31の透過軸31aと位相差板3
0の遅相軸30aとのずれ角を45°とし、位相差板3
0のリタデーションReを1100nm、液晶セル20
のΔn・dを1.10μmとしたときは、液晶セル20
の液晶分子が初期のホモジニアス配向状態にあるときは
透過光が着色されずに表示色が「白」になり、液晶分子
をほぼ垂直に立上り配向させたときに表示色が「緑」に
なり、また、液晶分子が初期のツイスト配向状態から立
上り配向して行く途中で、光強度が高くかつ色純度も高
い「黒」と「紫」の表示色になる。
晶表示体10の液晶セル20に印加する電圧と表示色と
の関係は、上述した第1の発明のホモジニアス配向液晶
セルを用いた実施例と同じ([表3]と同じ)である。
るカラー液晶表示装置も、カラーフィルタを用いずに透
過光を着色するものであり、したがって着色光の光量
は、表示装置に入射する光のうちの着色光となる波長帯
域の光の量とほとんど変わらないから、反射型のもので
ありながら、光の透過率を高くして、表示の明るさを十
分高くすることができるし、また、液晶セルのコモン電
極と各セグメント電極との間に複数の色を選択的に表示
させる駆動電圧を印加することにより、同じセグメント
電極に対応する部分の表示色を複数の色に変化させるこ
とができる。なお、上記第2の発明における液晶セル2
0も、時分割駆動されるものに限らず、スタティック駆
動されるものであってもよい。
グメント表示型の液晶セルをはさんで一対の偏光板を配
置するとともに、前記液晶セルと一方の偏光板との間に
位相差板を設け、かつ前記位相差板はその遅相軸をこの
位相差板が隣接する偏光板の透過軸に対して所定角度斜
めにずらして配置してなり、前記液晶セルの各セグメン
ト電極に対応する部分の表示色が前記液晶セルに印加す
る電圧に応じて複数の色に変化する液晶表示体と、前記
液晶セルのコモン電極と各セグメント電極との間に前記
複数の色を選択的に表示させる駆動電圧を印加する表示
駆動手段とを備えたものであるから、カラーフィルタを
用いずに透過光を着色して光の透過率を高くし、表示の
明るさを十分高くすることができるとともに、セグメン
ト表示型の液晶セルを用いるものでありながら、同じセ
グメント電極に対応する部分の表示色を複数色に変化さ
せることができる。
は、セグメント表示型の液晶セルの表面側に偏光板を配
置し、前記液晶セルの裏面側に反射板を配置するととも
に、前記偏光板と反射板のいずれか一方と前記液晶セル
との間に位相差板を設け、かつ前記位相差板はその遅相
軸を前記偏光板の透過軸に対して所定角度斜めにずらし
て配置してなり、前記液晶セルの各セグメント電極に対
応する部分の表示色が前記液晶セルに印加する電圧に応
じて複数の色に変化する液晶表示体と、前記液晶セルの
コモン電極と各セグメント電極との間に前記複数の色を
選択的に表示させる駆動電圧を印加する表示駆動手段と
を備えたものであるから、カラーフィルタを用いずに透
過光を着色して光の透過率を高くし、表示の明るさを十
分高くすることができるとともに、セグメント表示型の
液晶セルを用いるものでありながら、同じセグメント電
極に対応する部分の表示色を複数色に変化させることが
できる。
示装置の構成図。
位相差板の遅相軸と偏光板の透過軸とを示す平面図。
液晶セルの一方の基板に形成したセグメント電極の形状
図。
値でかつエラーもない場合の表示状態図。
の表示状態図。
計に適用した例を示す液晶セルの一方の基板に形成した
セグメント電極の形状図。
示状態図。
30分以下になったときの表示状態図。
10分以下になったときの表示状態図。
示状態図。
メモリ機能とを有するラジオ受信機に適用した例を示す
液晶セルの一方の基板に形成したセグメント電極の形状
図。
用していないときの表示状態図。
図。
示状態図。
波数を設定し終わったときの表示状態図。
リに記憶させたときの表示状態図。
液晶分子配向方向と位相差板の遅相軸と偏光板の透過軸
とを示す平面図。
液晶分子配向方向と位相差板の遅相軸と偏光板の透過軸
とを示す平面図。
液晶分子配向方向と位相差板の遅相軸と偏光板の透過軸
とを示す平面図。
表示装置の構成図。
と位相差板の遅相軸と偏光板の透過軸とを示す平面図。
液晶分子配向方向と位相差板の遅相軸と偏光板の透過軸
とを示す平面図。
液晶分子配向方向と位相差板の遅相軸と偏光板の透過軸
とを示す平面図。
Claims (6)
- 【請求項1】複数のセグメント電極を形成した透明基板
と前記セグメント電極と対向するコモン電極を形成した
透明基板との間に液晶を封入した液晶セルをはさんで一
対の偏光板を配置するとともに、前記液晶セルと一方の
偏光板との間に位相差板を設け、かつ前記位相差板はそ
の遅相軸をこの位相差板が隣接する偏光板の透過軸に対
し所定角度斜めにずらして配置してなり、前記液晶セル
の各セグメント電極に対応する部分の表示色が前記液晶
セルに印加する電圧に応じて複数の色に変化する液晶表
示体と、 前記液晶セルのコモン電極と各セグメント電極との間に
前記複数の色を選択的に表示させる駆動電圧を印加する
表示駆動手段とを備えたことを特徴とするカラー液晶表
示装置。 - 【請求項2】液晶セルは液晶分子を両基板間においてツ
イスト配向させたものであることを特徴とする請求項1
に記載のカラー液晶表示装置。 - 【請求項3】液晶セルは液晶分子をホモジニアス配向さ
せたものであることを特徴とする請求項1に記載のカラ
ー液晶表示装置。 - 【請求項4】複数のセグメント電極を形成した透明基板
と前記セグメント電極と対向するコモン電極を形成した
透明基板との間に液晶を封入した液晶セルの表面側に偏
光板を配置し、前記液晶セルの裏面側に反射板を配置す
るとともに、前記偏光板と反射板のいずれか一方と前記
液晶セルとの間に位相差板を設け、かつ前記位相差板は
その遅相軸を前記偏光板の透過軸に対して所定角度斜め
にずらして配置してなり、前記液晶セルの各セグメント
電極に対応する部分の表示色が前記液晶セルに印加する
電圧に応じて複数の色に変化する液晶表示体と、 前記液晶セルのコモン電極と各セグメント電極との間に
前記複数の色を選択的に表示させる駆動電圧を印加する
表示駆動手段とを備えたことを特徴とするカラー液晶表
示装置。 - 【請求項5】液晶セルは液晶分子を両基板間においてツ
イスト配向させたものであることを特徴とする請求項4
に記載のカラー液晶表示装置。 - 【請求項6】液晶セルは液晶分子をホモジニアス配向さ
せたものであることを特徴とする請求項4に記載のカラ
ー液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16470793A JP3284668B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | カラー液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16470793A JP3284668B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | カラー液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720437A JPH0720437A (ja) | 1995-01-24 |
JP3284668B2 true JP3284668B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=15798357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16470793A Expired - Lifetime JP3284668B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | カラー液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3284668B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6503559B1 (en) | 1998-06-03 | 2003-01-07 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Neonanoplasts and microemulsion technology for inks and ink jet printing |
US6524379B2 (en) | 1997-08-15 | 2003-02-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Colorants, colorant stabilizers, ink compositions, and improved methods of making the same |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1128381C (zh) * | 1994-10-26 | 2003-11-19 | 精工爱普生株式会社 | 液晶装置和使用该液晶装置的电子设备 |
US6571960B2 (en) * | 2000-05-01 | 2003-06-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Faucet-mounted water filtration device |
TW567287B (en) | 2001-05-15 | 2003-12-21 | Honda Motor Co Ltd | Hydraulic controller |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP16470793A patent/JP3284668B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6524379B2 (en) | 1997-08-15 | 2003-02-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Colorants, colorant stabilizers, ink compositions, and improved methods of making the same |
US6503559B1 (en) | 1998-06-03 | 2003-01-07 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Neonanoplasts and microemulsion technology for inks and ink jet printing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0720437A (ja) | 1995-01-24 |
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