JP3284577B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP3284577B2
JP3284577B2 JP07905392A JP7905392A JP3284577B2 JP 3284577 B2 JP3284577 B2 JP 3284577B2 JP 07905392 A JP07905392 A JP 07905392A JP 7905392 A JP7905392 A JP 7905392A JP 3284577 B2 JP3284577 B2 JP 3284577B2
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公彦 羽上田
洋一 森
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピンドルモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ステータコイルのコイル線引出部を、ブ
ラケットの内底面や内周面に配線してブラケット外部に
引出すタイプのスピンドルモータにおいて、従来は、コ
イル線引出部を、ブラケットの内底面や内周面に接着剤
等にて固着保持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スピンドルモ
ータの小型化に伴って、この接着剤塗布作業が極めて困
難な場合があり、また、接着が不十分なときには、コイ
ル線引出部が、内底面や内周面から浮上がってしまい、
ブラケットと近接して回転するハブやロータと接触し
て、断線する虞があった。
【0004】そこで、本発明は従来のこのような問題点
を解決するスピンドルモータを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、浅皿状のブラケットの外周壁内面に
軸方向の蟻溝状凹溝を形成し、ステータコイルのコイル
線引出部を、上記ブラケットの内底面及び底隅部から上
記凹溝内に挿通して該ブラケットの開口部側へ引出し、
さらに、帯板状可撓性保持片を上記凹溝内へ差込んで該
凹溝内の上記コイル線引出部を保持すると共に、該可撓
性保持片の一端を上記底隅部及び上記内底面に沿って弯
曲させて、該底隅部及び該内底面の上記コイル線引出部
の浮上がりを防止するように保持させたものである。
【0006】また、第2の発明は、内底面から円筒状内
周壁が突設された浅皿状ブラケットを有すると共に該内
周壁外面にステータコアが固着されたスピンドルモータ
に於て、挿入部とブロック本体部とからなる弾性ブロッ
ク体を備え、上記内周壁外面に固着されたステータコア
のティース部間に上記弾性ブロック体の挿入部を差込む
と共に、上記弾性ブロック体のブロック本体部にて、
テータコアに巻設されたステータコイルのコイル線引出
部を、ブラケットの上記内底面に押圧して保持し、該内
底面からの上記コイル線引出部の浮上がりを防止するよ
うにしたものである。
【0007】
【作用】第1の発明においては、可撓性保持片を凹溝内
へ差込むことにより、コイル線引出部が、凹溝からブラ
ケット内にはみ出すことなく保持でき、また、可撓性保
持片を弯曲させて、該可撓性保持片を底隅部及び内底面
に押圧することにより、底隅部及び内底面のコイル線引
出部が浮上がらないように保持させることができる。
【0008】第2の発明においては、弾性ブロック体の
ブロック本体部にて、ステータコイルのコイル線引出部
をブラケットの内底面に押圧することにより、ブラケッ
トの内底面からコイル線引出部が浮上がらないように保
持させることができる。
【0009】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
【0010】図1は第1の発明のスピンドルモータの断
面図を例示しており、1は浅皿状のブラケットであっ
て、円筒状の内周壁2を有している。このブラケット1
はビス等にて取付けフレーム3に取付けされる。
【0011】4はステータであり、このステータ4は、
ステータコア5と、ステータコア5に巻かれたステータ
コイル6とからなり、ブラケット1の内周壁2の外周に
固着される。
【0012】7は平盤状のハブで、ハブ7の一方の外周
縁には磁気ディスク8等が装着され、他方の外周縁には
円環状のヨーク9が固着される。
【0013】さらに、ヨーク9の内周面には、環状のロ
ータマグネット10が固着され、ステータ4とロータマグ
ネット10の内周面は微小の所定間隔をもって対面する。
また、ヨーク9の外周面及び端面とロータマグネット10
の端面は、ブラケット1内面と近接する。
【0014】11はハブ7に一体に形成されたシャフトで
あり、シャフト11はハブ7から鉛直に延びている。
【0015】このハブ7と一体のシャフト11が、軸受1
2,12を介して、内周壁2の内周に回転自在に枢着され
る。
【0016】13はステータコイル6のコイル線引出部
で、複数本のコイル線引出部13…を介して、ステータコ
イル6に電流を流すことによって、ハブ7がブラケット
1に対して所定方向に回転する。
【0017】このコイル線引出部13…は、図1と図2に
示すように、ブラケット1の内底面14及び外径側の底隅
部15から蟻溝状凹溝16内に挿通され、ブラケット1の開
口部側へ引出されている。
【0018】凹溝16は、複数本のコイル線引出部13…と
帯板状可撓性保持片18を差込み可能として、ブラケット
1の外周壁17内面に軸方向に所定長さで形成され、底隅
部15近傍から外周壁17端面まで連通状に続いている。
【0019】20は、複数本のコイル線引出部13…を嵌込
み可能なように所定の幅及び深さ寸法にて(図3参照)
形成された案内溝である。
【0020】この案内溝20は、ブラケット1の内底面14
の径方向に延びて、底隅部15から凹溝16の下方開口端部
21につながっており、各コイル線引出部13…が案内溝20
の底面に沿って平行に嵌込まれている。
【0021】可撓性保持片18は、ポリプロピレン等の合
成樹脂から成り、所定の幅寸法L(例えば5mm)及び厚
み寸法T(例えば0.3 〜0.5mm )に設定され、さらに、
可撓性保持片18は、図1と図2に示す如く、底隅部15及
び内底面14に沿って弯曲(弾性変形)可能となってい
る。
【0022】この可撓性保持片18を凹溝16内へ差込ん
で、凹溝16内のコイル線引出部13…を保持させ、さら
に、可撓性保持片18の一端を底隅部15及び内底面14に沿
って弯曲させて、底隅部15及び内底面14の案内溝20内に
嵌込んだコイル線引出部13…を保持させる。
【0023】具体的には、外周壁17の突片部22,22とコ
イル線引出部13…との間に、可撓性保持片18を差込んで
凹溝16を遮蔽し、コイル線引出部13…が凹溝16の内径方
向の開口部よりはみ出さないように保持させる。
【0024】さらに、底隅部15及び内底面14を押圧する
可撓性保持片18の弯曲部23の弾性力によって、底隅部15
及び内底面14のコイル線引出部13…を、ブラケット1か
ら浮上がらないように保持させる。
【0025】これにより、ブラケット1の内面に配線さ
れたコイル線引出部13…が、回転するヨーク9やロータ
マグネット10に擦れて断線する虞がなくなる。又、可撓
性保持片18にてコイル線引出部13…の保護ができる。
【0026】なお、図例では、案内溝20内にコイル線引
出部13…を嵌込んであるが、案内溝20を省略して、可撓
性保持片18でコイル線引出部13…を、直接ブラケット1
の内底面14及び底隅部15に押圧して保持することもでき
る。
【0027】また、ブラケット1に接触するコイル線引
出部13…は絶縁被覆されており、ブラケット1とコイル
線引出部13…は絶縁されている。なお、コイル線引出部
13…を図3中の2点鎖線で示した絶縁紙29にて巻き込ん
で、ブラケット1とコイル線引出部13…との絶縁をより
一層確実なものとするも好ましい。
【0028】図4と図5は第2の発明の一実施例であっ
て、ステータコア5のティース部24,24間に略L字形の
弾性ブロック体25の一端を差込むと共に、弾性ブロック
体25の他端にて、ステータコイル6のコイル線引出部13
…を、ブラケット1の内底面14に押圧して保持させたも
のである。
【0029】なお、図4は、案内溝20(図1参照)を省
略して、第1の発明と、第2の発明を共に実施した場合
を例示している。
【0030】図5は弾性ブロック体25の側面図で、この
弾性ブロック体25は、ティース部24,24間にて挟着可能
に形成された板状の挿入部26と、複数本のコイル線引出
部13…を包囲して保持する断面略コの字形のブロック本
体部27と、からなる。
【0031】ブロック本体部27は、コイル線引出部13…
をブラケット1の内底面14に押圧可能に形成された溝部
28を有しており、(ブラケット1とコイル線引出部13…
との絶縁用の)絶縁紙29を介して、コイル線引出部13…
が弾性ブロック体25の弾性力にてブラケット1に押圧保
持される。
【0032】これにより、ブラケット1の内底面14に配
線されたコイル線引出部13…が、回転するヨーク9やロ
ータマグネット10に擦れて断線する虞がなくなり、弾性
ブロック体25にてコイル線引出部13…を保護できる。ま
た、弾性ブロック体25は、インシュレータ一体クランプ
として使用できる利点がある。
【0033】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、図2の凹溝16は、コイル線引出部13…と可
撓性保持片18を嵌込み可能であれば、どのような断面形
状でもよく、また、突片部22,22は、凹溝16内に差込ん
だ可撓性保持片18が、内径側へ抜けないような形状であ
ればよく、種々の形状とするも自由である。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0035】ブラケット1の内面に配線されたコイル線
引出部13…が、ブラケット1からはみ出したり浮上がっ
たりすることなく、容易かつ確実にコイル線引出部13…
を保持できる。従って、コイル線引出部13…が、回転す
るヨーク9やロータマグネット10に擦れて断線する虞が
なく、モータの信頼性が向上する。本発明は、小型(薄
型)で各部品間のスペースの余裕のないスピンドルモー
タにおいて、特に効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す拡大正面断面図であ
る。
【図2】コイル線引出部の保持状態を示す斜視図であ
る。
【図3】案内溝の拡大断面図である。
【図4】他の実施例を示す拡大正面断面図である。
【図5】コイル線引出部の保持状態を示す拡大側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ブラケット 5 ステータコア 6 ステータコイル 13 コイル線引出部 14 内底面 15 底隅部 16 凹溝 17 外周壁 18 可撓性保持片 24 ティース部 25 弾性ブロック体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−38116(JP,A) 実開 昭58−34556(JP,U) 実開 昭57−63466(JP,U) 実開 昭63−182287(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/00 - 3/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浅皿状のブラケット1の外周壁17内面に
    軸方向の蟻溝状凹溝16を形成し、ステータコイル6のコ
    イル線引出部13…を、上記ブラケット1の内底面14及び
    底隅部15から上記凹溝16内に挿通して該ブラケット1の
    開口部側へ引出し、さらに、帯板状可撓性保持片18を上
    記凹溝16内へ差込んで該凹溝16内の上記コイル線引出部
    13…を保持すると共に、該可撓性保持片18の一端を上記
    底隅部15及び上記内底面14に沿って弯曲させて、該底隅
    部15及び該内底面14の上記コイル線引出部13…の浮上が
    りを防止するように保持させたことを特徴とするスピン
    ドルモータ。
  2. 【請求項2】 内底面14から円筒状内周壁2が突設され
    た浅皿状ブラケット1を有すると共に該内周壁2外面に
    ステータコア5が固着されたスピンドルモータに於て、
    挿入部26とブロック本体部27とからなる弾性ブロック体
    25を備え、上記内周壁2外面に固着されたステータコア
    5のティース部24,24間に上記弾性ブロック体25の挿入
    部26を差込むと共に、上記弾性ブロック体25のブロック
    本体部27にて、ステータコア5に巻設されたステータコ
    イル6のコイル線引出部13…を、ブラケット1の上記
    底面14に押圧して保持し、該内底面14からの上記コイル
    線引出部13…の浮上がりを防止するようにしたことを特
    徴とするスピンドルモータ。
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