JP3284501B2 - 高圧安定化回路 - Google Patents

高圧安定化回路

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JP3284501B2 JP06732097A JP6732097A JP3284501B2 JP 3284501 B2 JP3284501 B2 JP 3284501B2 JP 06732097 A JP06732097 A JP 06732097A JP 6732097 A JP6732097 A JP 6732097A JP 3284501 B2 JP3284501 B2 JP 3284501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機やディスプレイ装置等に用いられる高圧安定化回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】水平偏向回路と高圧発生回路とを一体化
した水平偏向高圧発生回路において、電源となる直流電
圧を可変することなく、高圧を安定化する技術がある。
図3はその一例、即ち、従来の高圧安定化回路の一例を
示す回路図である。図3において、水平出力トランジス
タQ1には、共振コンデンサC1,C2の直列回路と、
ダンパーダイオードD1と、水平偏向コイルL1とS字
補正コンデンサCsの直列回路がそれぞれ並列に接続さ
れている。また、水平出力トランジスタQ1には、フラ
イバックトランス1の1次巻線が接続されている。フラ
イバックトランス1の1次巻線には電源+Bが供給され
る。
【0003】そして、周知の動作により、水平偏向コイ
ルL1に水平偏向電流を流し、フライバックトランス1
の2次巻線に高圧を発生させる。なお、フライバックト
ランス1の2次巻線に発生した高圧は、整流ダイオード
D2によって整流される。
【0004】この図3において、共振コンデンサC1,
C2の接続点には、トランジスタQ3を介して可変イン
ピーダンス素子2が接続されている。この可変インピー
ダンス素子2を可変することにより、等価共振容量を可
変することができる。これによって、水平出力トランジ
スタQ1のコレクタに発生する帰線パルスの波高値を制
御することができ、フライバックトランス1の2次側に
発生する高圧を安定化することができる。
【0005】この図3に示す従来の高圧安定化回路で
は、系の応答が速く、高圧の安定化には適しているが、
可変インピーダンス素子2の消費電力が大きく、実際に
は高圧の可変範囲を大きくとることができない。これを
解決する他の従来例として、図4に示す高圧安定化回路
がある。なお、図4において、図3と同一部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0006】図4において、共振コンデンサC1,C2
の接続点には、スイッチ3とダイオードD3との並列回
路が接続されている。このスイッチ3を、共振コンデン
サC1の充電期間内でオフさせると、共振コンデンサC
2も充電されるが、この際、帰線電流の瞬時値に比例し
た電圧が共振コンデンサC2の両端に発生するため、こ
のオフのタイミングを制御することによって、水平出力
トランジスタQ1のコレクタに発生する帰線パルスの波
高値を制御することができる。これによって、図4に示
す高圧安定化回路においても、フライバックトランス1
の2次側に発生する高圧を安定化することができる。
【0007】この図4に示す高圧安定化回路は、安価に
構成でき、良好な高圧安定化特性を得ることができる
が、帰線時間内という非常に短い時間内で制御を行うた
め、その制御信号の生成には複雑な回路を必要とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す従来の高圧
安定化回路において、スイッチ3のオンオフを制御する
ための制御パルスを生成する方法としては、帰線パルス
を成形して三角波を生成し、この三角波と高圧誤差増幅
器(図示せず)の出力とを比較器(図示せず)により比
較し、この比較結果を用いてPWM制御を行うことが一
般的である。この方法において、制御パルスの位相を帰
線時間内に入れるためには、制御パルスの遅れを帰線パ
ルスの立ち上がりに対して極力なくす必要がある。しか
しながら、現実には、上記の比較器の応答速度やスイッ
チ3の出力インピーダンス負荷を原因とする遅れ等が存
在し、水平偏向周波数が高くなるほど、即ち、帰線時間
が短くなるほど高圧の可変範囲は制限されてしまう。
【0009】これに対し、帰線パルスよりも位相の進ん
でいる水平出力トランジスタQ1に入力されるドライブ
パルスをトリガとし、このパルスを遅延させることによ
って制御パルスの生成に好適な位相を持った三角波を得
ることができる。しかし、このドライブパルスに対する
帰線パルスの遅れは、水平出力トランジスタQ1のスト
レージタイムに起因するものであり、その時間量は、素
子のばらつき、偏向電流、ドライブ電流、高圧負荷(ビ
ーム電流)等の要因で変動するため、水平出力トランジ
スタQ1に入力されるドライブパルスを用いたとしても
高圧の安定化に少なからず影響を与える。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、水平偏向周波数や負荷変動等の影響を受け
ることなく、安定した高圧を得ることができる高圧安定
化回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、出力トランジスタ(Q
1)と、この出力トランジスタに接続された複数の共振
コンデンサ(C1,C2)及びフライバックトランス
(1)とを備えた高圧発生回路に用いる高圧安定化回路
において、前記出力トランジスタに発生する帰線パルス
に同期したパルスを発生するPLL回路(4)と、前記
フライバックトランスに発生した高圧の変動分を検出し
て高圧誤差検知信号を出力する高圧誤差増幅器(6)
と、前記PLL回路より出力されたパルスを、前記高圧
誤差検知信号に応じて遅延させる遅延回路(5)と、前
記遅延回路より出力されたパルスによりオンオフされ、
前記複数の共振コンデンサの内のいずれかを帰線時間内
でオフさせて共振容量を可変させるスイッチ素子(Q
2)とを設けて構成したことを特徴とする高圧安定化回
路を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高圧安定化回路に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の
高圧安定化回路の一実施例を示す回路図、図2は本発明
の高圧安定化回路の動作を説明するための波形図であ
る。なお、図1において、図3及び図4と同一部分には
同一符号が付してある。
【0013】図1において、水平出力トランジスタQ1
には、共振コンデンサC1,C2の直列回路と、ダンパ
ーダイオードD1と、水平偏向コイルL1とS字補正コ
ンデンサCsの直列回路がそれぞれ並列に接続されてい
る。また、水平出力トランジスタQ1には、フライバッ
クトランス1の1次巻線が接続されている。フライバッ
クトランス1の1次巻線には電源+Bが供給される。そ
して、周知の動作により、水平偏向コイルL1に水平偏
向電流を流し、フライバックトランス1の2次巻線に高
圧を発生させる。なお、フライバックトランス1の2次
巻線に発生した高圧は、整流ダイオードD2によって整
流される。
【0014】さらに、図1において、共振コンデンサC
1,C2の接続点には、一例としてFETであるスイッ
チ素子Q2とダイオードD3の並列回路が接続されてい
る。水平出力トランジスタQ1には、コンデンサC3,
C4の直列回路が並列に接続されている。コンデンサC
3,C4の接続点には、抵抗R1が接続され、抵抗R1
の一端と接地間にはツェナーダイオードDzが接続され
ている。水平出力トランジスタQ1のコレクタに発生す
る帰線パルスをV1とすると、帰線パルスV1はコンデ
ンサC3,C4により分圧され、PLL回路4に入力さ
れる。
【0015】PLL回路4は、位相比較器41,ローパ
スフィルタ(LPF)42,電圧制御発振器(VCO)
43,遅延回路44よりなり、周知の動作によって帰線
パルスV1に同期したパルスを発生する。このPLL回
路4の出力は遅延回路5に入力されて所定時間遅延さ
れ、スイッチ素子Q2に入力される。
【0016】一方、整流ダイオードD2の出力は、抵抗
R2〜R5よりなる高圧分圧回路により分圧され、抵抗
R4,R5間の分圧出力は高圧誤差増幅器6の反転端子
に入力される。高圧誤差増幅器6の非反転端子には基準
電圧Esが入力される。高圧誤差増幅器6は高圧の変動
分を検出して高圧誤差検知信号を出力する。この高圧誤
差検知信号は遅延回路5に入力され、遅延回路5は高圧
誤差検知信号に応じてPLL回路4の出力を遅延する。
【0017】このように構成される本発明の高圧安定化
回路において、帰線パルスV1が図2(A)に示す波形
であるとすると、PLL回路4内の遅延回路44は負方
向に一定時間Td1だけ遅延を行う(即ち、一定時間Td1
だけ位相を進める)ので、VCO43の出力は図2
(B)に示す波形となる。これによって、スイッチ素子
Q2のゲートドライブ等に起因する遅延分をキャンセル
する。そして、遅延回路5は図2(B)に示すVCO4
3の出力を遅延時間Td2だけ遅延させ、図2(C)に示
す波形とする。この遅延時間Td2は、上記のように、高
圧誤差増幅器6の出力によって可変される。
【0018】これによって、スイッチ素子Q2のゲート
電圧Vgは図2(D)に示すようになり、共振コンデン
サC1,C2の接続点には、図2(E)に示すパルス電
圧V2が印加されることになる。
【0019】以上の動作により、スイッチ素子Q2がオ
フするタイミングを、高圧制御範囲である共振コンデン
サC1,C2の充電期間の任意の位相に制御することが
できる。帰線パルスV1の波高値は、共振コンデンサC
2に充電される電荷量で決まり、電荷量はスイッチ素子
Q2がターンオフしたときの帰線電流の瞬時値に比例す
る。従って、遅延回路5の遅延量を高圧誤差検知信号に
よって制御することにとにより、フライバックトランス
1の2次側に発生する高圧を安定化することができる。
【0020】この本発明の高圧安定化回路においては、
スイッチ素子Q2の制御パルス(遅延回路5の出力パル
ス)は、帰線パルスV1に対してロックした安定なパル
スであるので、高圧変動以外の要因で位相が変化するこ
とがなく、よって、水平偏向周波数や負荷変動等の影響
を受けることなく、安定した高圧を得ることができる。
従って、本発明の高圧安定化回路は、水平偏向周波数が
可変の水平偏向高圧発生回路、特に、帰線時間が短い水
平偏向高圧発生回路に用いて好適である。なお、本実施
例では、水平偏向回路と高圧発生回路とを一体化した水
平偏向高圧発生回路について説明したが、本発明は、水
平偏向・高圧発生分離型の高圧発生回路においても適用
することができることは当然である。この場合には、水
平出力トランジスタに代わって、高圧出力トランジスタ
と称される。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の高
圧安定化回路は、出力トランジスタに発生する帰線パル
スに同期したパルスを発生するPLL回路と、フライバ
ックトランスに発生した高圧の変動分を検出して高圧誤
差検知信号を出力する高圧誤差増幅器と、PLL回路よ
り出力されたパルスを、高圧誤差検知信号に応じて遅延
させる遅延回路と、この遅延回路より出力されたパルス
によりオンオフされ、複数の共振コンデンサの内のいず
れかを帰線時間内でオフさせて共振容量を可変させるス
イッチ素子とを設けて構成したので、水平偏向周波数や
負荷変動等の影響を受けることなく、安定した高圧を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の動作を説明するための波形図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】他の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 フライバックトランス 4 PLL回路 5 遅延回路 6 高圧誤差増幅器 C1,C2 共振コンデンサ C3,C4 コンデンサ Cs S字補正コンデンサ D1 ダンパーダイオード D2 整流ダイオード D3 ダイオード Dz ツェナーダイオード Es 基準電圧 L1 水平偏向コイル Q1 水平出力トランジスタ Q2 スイッチ素子 R1〜R5 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/185

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力トランジスタと、この出力トランジス
    タに接続された複数の共振コンデンサ及びフライバック
    トランスとを備えた高圧発生回路に用いる高圧安定化回
    路において、 前記出力トランジスタに発生する帰線パルスに同期した
    パルスを発生するPLL回路と、 前記フライバックトランスに発生した高圧の変動分を検
    出して高圧誤差検知信号を出力する高圧誤差増幅器と、 前記PLL回路より出力されたパルスを、前記高圧誤差
    検知信号に応じて遅延させる遅延回路と、 前記遅延回路より出力されたパルスによりオンオフさ
    れ、前記複数の共振コンデンサの内のいずれかを帰線時
    間内でオフさせて共振容量を可変させるスイッチ素子と
    を設けて構成したことを特徴とする高圧安定化回路。
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JP6866729B2 (ja) * 2017-03-31 2021-04-28 スミダコーポレーション株式会社 位相調整回路、インバータ回路及び給電装置

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