JP3284433B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3284433B2
JP3284433B2 JP10460295A JP10460295A JP3284433B2 JP 3284433 B2 JP3284433 B2 JP 3284433B2 JP 10460295 A JP10460295 A JP 10460295A JP 10460295 A JP10460295 A JP 10460295A JP 3284433 B2 JP3284433 B2 JP 3284433B2
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一浩 上原
憲一 鹿子嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速無線データ伝送を行
う携帯端末に装着されたアンテナ装置に関し、携帯端末
の使用状態によらず、自動的に一定の方向にビームを向
けられ、垂直面指向性の調整を不要とするアンテナ装置
に係わる。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のアンテナ装置の第一の例を
示す。
【0003】1は携帯端末本体、2は携帯端末カバー、
3は携帯端末カバーの角度、4は無線アダプター、5は
ホイップアンテナである。
【0004】同図に示すオムニ指向性を有するホイップ
アンテナ(5)では、屋内等のマルチパスが問題となる
伝搬環境では、遅延波による符号間干渉がおこり、所要
の符号誤り率等の伝送品質を得ることができず、高速デ
ータ伝送を行うことができないという欠点があった。こ
の従来のアンテナ装置を用いた場合、無線伝送が可能な
データ信号速度は高々数100Kbps程度であった。
【0005】図4に従来のアンテナ装置の第二の例を示
す。
【0006】1は携帯端末本体、2は携帯端末カバー、
3は携帯端末カバーの角度、6は平面アレーアンテナ、
7はビーム、8はビーム方向である。
【0007】同図は、図3の説明で述べた、オムニ指向
性アンテナを用いた場合には高速データ伝送を行うこと
ができないという欠点を解決しようとしたものである。
平面アレーアンテナ(6)を用いることにより、鋭いビ
ームが実現できることは良く知られている。同図はこれ
を前記携帯端末カバー(2)に装着した例である。
【0008】図4(a)では、携帯端末カバーの角度
(3):θd がほぼ20°のときにビーム(7)のビー
ム方向(8)がほぼ水平を向くような平面アレーアンテ
ナ(6)を用いた場合を示している。無線通信を行う相
手の局はこの方向にあるものとする。ところが携帯端末
のカバーの角度(3)は常に同じではなく、使う人によ
って、或は携帯端末を使用する状況によって大きく変化
する。例えば図4(b)では前記携帯端末カバーの角度
(3)がほぼ40°に変わった場合を示しているが、同
図ではビーム方向(8)が無線通信を行う相手の局の方
向に向かず、通信を行うことができないという欠点が生
じていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を解
決し、携帯端末の使用状態によらず、自動的に一定の方
向にビームを向けられ、垂直面指向性の調整を不要とす
るアンテナ装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、携帯端末のカバーに装着されるアレ
ーアンテナと、該アレーアンテナに接続されており、ア
ンテナビームのビーム方向を調節する移相手段と、該移
相手段に接続されており、携帯端末本体と携帯端末カバ
ーのなす角度を検出する角度検出手段と、該角度検出手
段の直流出力電圧を、前記アンテナビームのビーム方向
が前記携帯端末カバーのなす角度に対応した角度となる
ような電圧に変換する論理回路とを具備しており、前記
移相手段は、前記変換された直流出力電圧に基づいて、
前記アレーアンテナの垂直指向性のビーム方向を一定の
チルト角に制御するように構成されているアンテナ装置
にある。
【0011】
【作用】携帯端末カバーの角度が変化しても、常にアン
テナの垂直面指向性のビーム方向が一定に保たれる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第一の実施例を示す図であ
る。
【0013】1は携帯端末本体、2は携帯端末カバー、
3は携帯端末カバーの角度、11は平面アレーアンテ
ナ、12は移相回路、13はビーム、14はビーム方
向、15は平面アレーアンテナの法線方向に対する走査
角度、16はチルト角度、17は角度センサ、18は配
線である。
【0014】前記平面アレーアンテナ(11)は例えば
マイクロストリップアンテナやスロットアンテナ等の素
子アンテナを複数配列することで実現される。移相回路
(12)は例えば複数のPINダイオードと遅延線路と
を組み合わせたディジタル移相器を、複数配列すること
で実現される。各移相器には直流電圧を加える端子が少
なくとも1つ具備される。角度センサ(17)は例えば
ポテンショメータ等により実現される。
【0015】図1(a)では、移相回路(12)の移相
量を、携帯端末カバーの角度(3):θd がほぼ20°
のときにビーム(13)のビーム方向(14)が水平方
向からチルト角度(16):θo =20°を向くように
設定している場合を示している。これは前記移相回路
(12)に対して、携帯端末カバーの角度(3):θd
が20°のときには前記角度センサ(17)の直流出力
電圧が、平面アレーアンテナ(11)の法線方向に対す
る走査角度(15):θ(=θd +θo )が40°とな
るような電圧に設定しておけばよい。無線通信を行う相
手の局はこのチルト角度(16)の方向にあるものとす
る。
【0016】携帯端末のカバーの角度(3)は常に同じ
ではなく、使う人によって、或は携帯端末を使用する状
況によって大きく変化する。図1(b)では前記携帯端
末カバーの角度(3)が20°からほぼ40°に変わっ
た場合を示している。今、前記移相回路(12)に対し
て、携帯端末カバーの角度(3):θd が40°のと
きには前記角度センサ(17)の直流出力電圧が、平面
アレーアンテナ(11)の法線方向に対する走査角度
(15):θ(=θd +θo )が60°となるような
電圧に設定しているとすれば、チルト角度(16):θ
o =θ−θd は20°となる。携帯端末カバーの角度
(3)と角度センサ(17)のこのような直流出力電圧
とを対応させることは簡単な論理回路を用いることで容
易に実現できるので、携帯端末カバーの角度(3)によ
らず、常に一定のチルト角度(16)を保つようにする
ことが可能である。これによりビーム方向(8)が自動
的に無線通信を行う相手の局の方向に向き、安定した通
信を行うことができるようになる。
【0017】図2は、本発明の第二の実施例を示す図で
ある。
【0018】1は携帯端末本体、2は携帯端末カバー、
3は携帯端末カバーの角度、11は平面アレーアンテ
ナ、12は移相回路、13はビーム、14はビーム方
向、15は平面アレーアンテナの法線方向に対する走査
角度、16はチルト角度、17は角度センサ、18は配
線である。
【0019】前記平面アレーアンテナ(11)は例えば
マイクロストリップアンテナやスロットアンテナ等の素
子アンテナを複数配列することで実現される。移相回路
(12)は例えば複数のPINダイオードと遅延線路と
を組み合わせたディジタル移相器を、複数配列すること
で実現される。各移相器には直流電圧を加える端子が少
なくとも1つ具備される。角度センサ(17)は例えば
ポテンショメータ等により実現される。
【0020】図2(a)では、移相回路(12)の移相
量を、携帯端末カバーの角度(3):θd がほぼ20°
のときにビーム(13)のビーム方向(14)が水平方
向からチルト角度(16):θo =20°を向くように
設定している場合を示している。これは前記移相回路
(12)に対して、携帯端末カバーの角度(3):θd
が20°のときには前記角度センサ(17)の直流出力
電圧が、平面アレーアンテナ(11)の法線方向に対す
る走査角度(15):θ(=θd +θo )が40°とな
るような電圧に設定しておけばよい。無線通信を行う相
手の局はこのチルト角度(16)の方向にあるものとす
る。
【0021】携帯端末のカバーの角度(3)は常に同じ
ではなく、使う人によって、或は携帯端末を使用する状
況によって大きく変化する。図2(b)では前記携帯端
末カバーの角度(3)が20°からほぼ40°に変わっ
た場合を示している。今、前記移相回路(12)に対し
て、携帯端末カバーの角度(3):θd が40°のと
きには前記角度センサ(17)の直流出力電圧が、平面
アレーアンテナ(11)の法線方向に対する走査角度
(15):θ(=θd +θo )が60°となるような
電圧に設定しているとすれば、チルト角度(16):θ
o =θ−θd は20°となる。携帯端末カバーの角度
(3)と角度センサ(17)のこのような直流出力電圧
とを対応させることは簡単な論理回路を用いることで容
易に実現できるので、携帯端末カバーの角度(3)によ
らず、常に一定のチルト角度(16)を保つようにする
ことが可能である。これによりビーム方向(8)が自動
的に無線通信を行う相手の局の方向に向き、安定した通
信を行うことができるようになる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンテナ
装置は、携帯端末カバーの角度が変化しても、常にアン
テナの垂直面指向性のビーム方向が一定に保たれるの
で、携帯端末の使用状態によらず、自動的に無線通信を
行う相手局の方向にビームを向けられ、垂直面指向性の
調整を不要とし、装置の低コスト化と小型化が可能とな
る。また本発明のアンテナ装置は鋭いビームを具備して
いるので、反射波を送受信せずマルチパスが問題となる
屋内等においても、伝送品質を良好にでき高速無線デー
タ伝送が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ装置の第一の実施例を示す図
である。
【図2】本発明のアンテナ装置の第二の実施例を示す図
である。
【図3】従来のアンテナ装置の第一の例を示す図であ
る。
【図4】従来のアンテナ装置の第二の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 携帯端末本体 2 携帯端末カバー 3 携帯端末カバーの角度 4 無線アダプター 5 ホイップアンテナ 6 平面アレーアンテナ 7 ビーム 8 ビーム方向 11 平面アレーアンテナ 12 移相回路 13 ビーム 14 ビーム方向 15 平面アレーアンテナの法線方向に対する走査角度 16 チルト角度 17 角度センサ 18 配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−303523(JP,A) 特開 昭61−200702(JP,A) 特開 平6−90114(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 3/26 H04B 1/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末のカバーに装着されるアレーア
    ンテナと、 該アレーアンテナに接続されており、アンテナビームの
    ビーム方向を調節する移相手段と、 該移相手段に接続されており、携帯端末本体と携帯端末
    カバーのなす角度を検出する角度検出手段と 該角度検出手段の直流出力電圧を、前記アンテナビーム
    のビーム方向が前記携帯端末カバーのなす角度に対応し
    た角度となるような電圧に変換する論理回路とを具備し
    ており、 前記移相手段は、前記変換された直流出力電圧に基づい
    て、前記アレーアンテナの垂直指向性のビーム方向を一
    定のチルト角に制御するように構成されている ことを特
    徴とするアンテナ装置。
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