JP3286879B2 - 無線通信方法 - Google Patents

無線通信方法

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JP3286879B2
JP3286879B2 JP08598395A JP8598395A JP3286879B2 JP 3286879 B2 JP3286879 B2 JP 3286879B2 JP 08598395 A JP08598395 A JP 08598395A JP 8598395 A JP8598395 A JP 8598395A JP 3286879 B2 JP3286879 B2 JP 3286879B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速無線データ伝送を行
う無線通信方法に関し、マルチパスフェージングが問題
となる構内無線通信や、大地反射波が問題となる屋外無
線通信においても、伝送品質を高くでき、かつビーム方
向合わせや追尾等のビームの制御が容易であり無線装置
の構成を簡単にし、更にアンテナの寸法が小さく低コス
ト化・小型化が可能な無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1〜図5に従来の無線通信方法の例を
示す。従来の技術の欠点については、各図の説明を述べ
た後にまとめて論ずる。
【0003】図1は航空管制に用いられている無線通信
方法の例であり、基地局または端末局の一方にだけファ
ンビームを用いた無線通信方法の例を示している。
【0004】1は地上基地局、2は基地局アンテナ、3
はファンビーム、4は飛行機上の端末局、5は端末局ア
ンテナ、6はオムニビーム、7は電波である。
【0005】上記技術はM.Skonik著「Rada
r Handbook」(McGraw−Hill B
ook Co.、1970年)第38章にその詳細が述
べられている。地上基地局(1)では水平面内の分解能
を上げるために縦型ファンビーム(垂直面はコセカント
2乗パターン)を用い、端末局(4)では、オムニビー
ムを用いている。基地局アンテナ(2)の構造は同著3
8−9頁の写真に、また端末局アンテナ(5)の構造は
同著38−13頁の写真に記載されている。
【0006】図2はインマルサットシステムに代表され
る移動体衛星通信に用いられている無線通信方法の例で
あり、基地局が成形ビーム、端末局がファンビームを用
いた無線通信手段の例を示している。
【0007】11は人工衛星に搭載した基地局、12は
成形ビーム、13は日本列島、14は船上の端末局、1
5はファンビームである。
【0008】上記技術は宮内一洋他著「衛星通信」(東
京電機大学出版局、1985年)第2章に、或は進士昌
明編「移動通信」(丸善株式会社、1989年)第1章
第8節にその詳細が述べられている。人工衛星に搭載し
た基地局(11)は日本全土をカバーするために日本列
島の形に成形した成形ビーム(12)を用い、端末局は
動揺を補償するために縦型ファンビームを用いている。
上記成形ビームは目的の無線ゾーンを全てカバーするた
め、開口面アンテナの鏡面修正技術を用いて一つのビー
ムを複雑な形状のビームに成形したり、または複数の成
形ビームを組み合わせて全無線ゾーンをカバーする場合
もある。
【0009】図3は携帯電話等のマイクロセル方式で用
いられている無線通信方法の例であり、基地局がセクタ
ビーム、端末局がオムニビームを用いた無線通信方法の
例を示している。
【0010】21は基地局、22は基地局アンテナ、2
3はセクタビーム、24は携帯端末局、25は端末局ア
ンテナ、26はオムニビームである。
【0011】上記手段は進士昌明編「移動通信」(丸善
株式会社、1989年)第9章にその詳細が述べられて
いる。基地局(21)では所要の無線ゾーンを形成しか
つ周波数利用効率を高めるため、120°または180
°のセクタビームを用い、携帯端末局(24)では、オ
ムニビームを用いている。
【0012】図4はテレビジョン放送で用いられている
無線通信方法の例であり、基地局がオムニビーム、端末
局がペンシルビームを用いた無線通信方法の例を示して
いる。
【0013】31は鉄塔上の基地局、32は基地局アン
テナ、33はオムニビーム、34は端末局アンテナ、3
5はペンシルビームである。
【0014】基地局(31)では円形の無線ゾーンを形
成するためオムニビームを用い、端末局では利得を高く
しかつ不要な反射波を受信しないようペンシルビームを
用いている。
【0015】図5はマイクロ波中継システムで用いられ
ている無線通信方法の例であり、基地局、端末局共にペ
ンシルビームを用いた無線通信方法の例を示している。
【0016】41は基地局、42は基地局アンテナ、4
4は端末局、45は端末局アンテナ、43及び46はペ
ンシルビームである。
【0017】両局では利得を高くしかつ不要な反射波を
受信しないようペンシルビームを用いている。
【0018】図1〜図5に示した従来の技術における欠
点をまとめて述べる。
【0019】図3に示したビーム方式では、携帯電話の
ような低速の通信では問題にならないが、高速通信の場
合には、多くの不要な反射波を受信してしまうことによ
り周波数選択性フェージングが生じ、これが符号間干渉
を招き、所要の伝送品質が得られないという欠点が生じ
る。
【0020】また図4や図5に示したビーム方式では、
不要な反射波は受信しないが、端末局はペンシルビーム
のビーム方向を2次元的に制御し、基地局の方向に向け
なければならず、更にアンテナの寸法も大きいという欠
点がある。端末局が固定の場合には、ビーム方向を一度
合わせてしまえばよいが、端末局が移動する場合には、
常時ビーム方向合わせや追尾等の制御が必要不可欠とな
り、上記2次元的なビーム方向制御手段は一般に高価で
かつ容積も大きく、端末局装置の低コスト化・小型化を
阻害するという欠点がある。更に図5に示したビーム方
式では、複数の端末局と通信を行う際、基地局のビーム
方向も2次元的に制御し、端末局の方向に向けなければ
ならず、更にアンテナの寸法も大きく、基地局装置の低
コスト化・小型化もできなくなるという欠点がある。
【0021】図1に示したビーム方式では、図5の場合
と同様に、複数の端末局と通信を行う際、基地局のビー
ム方向を水平面内で制御し、端末局の方向に向けなけれ
ばならないという欠点がある。図1の場合は縦型ファン
ビームであるので水平面内の1次元的なビーム方向制御
だけで十分であるが、TDMA通信の場合はバースト単
位で非常に短い時間内にビーム方向合わせや追尾等のビ
ーム方向制御を行う必要があり、やはり基地局装置の低
コスト化・小型化ができなくなるという欠点がある。
【0022】図2に示したビーム方式では、マルチパス
フェージングが問題となる構内や、大地反射波が問題と
なる屋外で通信を行う場合、多くの不要な反射波を受信
してしまうことにより所要の伝送品質が得られないとい
う欠点が生じる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、マルチパス
フェージングが問題となる構内無線通信や、大地反射波
が問題となる屋外無線通信においても、伝送品質を高く
でき、かつビーム方向合わせや追尾等のビームの制御が
容易であり無線装置の構成を簡単にし、更にアンテナの
寸法が小さく低コスト化・小型化が可能な無線通信方法
を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、少なくとも一つの基地局と、少なく
とも一つの端末局の間で通信を行う無線通信方法におい
て、該基地局と該端末局のアンテナ指向性が、互いに交
差したファンビームであることを特徴とする無線通信方
法であり、基地局のアンテナ指向性が、水平面は垂直面
に比して広いビーム形状のファンビームであり、端末局
のアンテナ指向性が、水平面は垂直面に比して狭いビー
ム形状のファンビームであることを特徴とする無線通信
方法を用いる。
【0025】
【作用】本発明の無線通信方法は、マルチパスフェージ
ングが問題となる構内無線通信や、大地反射波が問題と
なる屋外無線通信においても、伝送品質に関係する遅延
分散を小さくし、かつ所要波電力対不要波電力の比(D
/U)を大きくできる。
【0026】以下に幾何光学的解析手法による遅延分散
とD/Uの計算結果について述べる。これらの結果は本
発明の効果を定量的に示すものである。
【0027】図6及び図7に計算モデル(部屋の断面
図)を示す。両図において、50は側壁、51は送信
点、52は受信点、53は見通しの伝搬路、記号O(5
4)は直交座標の原点を示している。図6の場合、床寸
法は15m×12m、天井高さは3mであり、図7の場
合、床寸法は60m×30m、天井高さは2.7mであ
り、送信点及び受信点の座標はそれぞれ図中に示してあ
る(単位:m)。両図とも壁の屈折率はn=5.8−j
0とした。該屈折率は1回の正規反射で電力反射損失が
−3dBとなる。偏波は垂直偏波とした。
【0028】計算方法は、直接波と、壁での反射回数が
10回以下でかつ天井または床での反射回数が2回以下
の反射波とを全て求め、該直接波と全反射波に対し、ア
ンテナ指向性と、自由空間伝搬損失と、フレネル反射係
数とを考慮して遅延電力と遅延時間を計算し、これより
1シンボルレート(Ts)内の遅延分散と、所要波電力
対不要波電力の比D/Uを求める。尚、符号速度を60
MBaudとして計算したので、Ts=16.7nse
cである。
【0029】遅延分散とは、確率変数τの確率密度関数
が、全電力で正規化した遅延電力の時間プロファイルで
あるとしたときの、確率変数τの標準偏差のことであ
る。確率変数τは遅延波の遅延時間に相当し、1シンボ
ルレート内の遅延分散を導出する際は0≦τ≦Tsであ
る。この遅延分散は、データ通信においては符号誤り率
と相関関係があり、伝送品質の評価に用いることができ
る。この遅延分散が大きければ符号誤り率は高く、伝送
品質は良くない。
【0030】また、所要波電力対不要波電力の比(D/
U)は、遅延時間τが1シンボルレート以上の遅延波の
全電力と、直接波の電力の比として定義される。このD
/Uが小さければ符号誤り率は高く、伝送品質は良くな
い。
【0031】表1は図6の解析モデルについて、表2は
図7の解析モデルについて計算を行った結果である。そ
れぞれ6つのアンテナ種類について、アンテナ諸元と、
上記1シンボルレート内遅延分散と、D/Uを示してい
る。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】は送受とも無指向性、は送信がオムニ
ビームで受信が30°ペンシルビーム、は送受とも6
0°ペンシルビーム、は送受とも30°ペンシルビー
ム、は送受とも10°ペンシルビーム、は本発明の
クロスファンビームである。全ての種類において、送信
及び受信アンテナの指向方向は常に対向させている。伝
搬路は相反性があるので、上記「送信」、「受信」は、
上記「基地局」、「端末局」に置き換えて考えてよい。
【0035】例えば変復調方式にQPSK遅延検波を用
いたとすれば、理想復調器における所要D/Uは所要C
/Nに等しく約14dBである。これに6dBのマージ
ンを加え所要値を20dBとすると、この値はかなり現
実の装置の性能に近いものとなる。両表におけるD/U
の計算結果は、〜のアンテナでは20dB以下であ
るので所要の伝送品質が得られない、即ちビットエラー
レートが大きくなることになる。
【0036】一方、遅延分散の所要値は、上記変復調方
式の場合フロアを生じる符号誤り率10-5を得るのに、
シンボルレートTsの約3%以下の遅延分散が要求され
る。上記符号速度60MBaudの場合は遅延分散の所
要値は0.5nsecとなり、表1では〜のアンテ
ナでは所要の伝送品質が得られないことになる。
【0037】一方、最も伝送品質が良好なアンテナは
の送受とも10°ペンシルビームを用いた場合である。
次いで良好なものは、の送受とも30°ペンシルビー
ムを用いた場合と、の本発明のクロスファンビームが
ほぼ同等の伝送品質になることが分かる。
【0038】所要伝送品質が得られる上記アンテナ種類
〜について、上述の遅延特性、ビーム方向合わせや
追尾等のビーム制御、及びアンテナの寸法の観点からの
比較を行った。この結果を表3に示す。
【0039】
【表3】
【0040】半値角が約30°以下のペンシルビームを
対向させる場合、お互いのビーム方向を微調整して正確
に合わせる必要がある。加えて端末局が移動する場合に
は、追尾制御も必要となる。同表中のビーム方向制御の
項目に関して「要」の数が多い程、装置は大きく複雑に
なりコストは高くなることを示す。の送受とも10°
ペンシルビームでは基地局端末局合わせて4次元のビー
ム方向制御が必要であり、またの送受とも30°ペン
シルビームでも基地局端末局合わせて3次元のビーム方
向制御が必要である。これに対し本発明のクロスファン
ビームでは、基地局端末局合わせて1次元の制御のみ
でよい。即ち端末局において水平面内のビームを制御す
るだけでよいことになる。
【0041】一方アンテナ寸法に関しては、半値角とア
ンテナの大きさは反比例の関係にあり、半値角が小さく
なる程、その面内のアンテナの長さは大きくなる。例え
ば水平面の半値角が30°のアンテナと、水平面の半値
角が10°のアンテナとでは、後者の方が横方向の長さ
が約3倍大きくなる。基地局端末局アンテナの面積の和
を比較した場合、同表より本発明のクロスファンビーム
が最も小さくなることが分かる。
【0042】次に上記解析手法を用いて、遅延分散に対
する二つのファンビームの交差角度の依存性を計算した
例を図8に示す。55は送信ファンビーム、56は受信
ファンビームであり、それぞれ指向方向から見たビーム
(ビームの断面)の様子を示している。57は交差角度
(θ0 )である。上記両ファンビームの半値角は表1及
び表2のに示した値を用いており、両ファンビームの
交差角度(57)を0°から90°まで変化させて上記
1シンボルレート内の遅延分散の計算を行った。部屋の
構造やアンテナの配置は図6に示したものと同じであ
る。また偏波は交差角度を変えても両ビームとも常に垂
直偏波とした。
【0043】図8のグラフに計算結果を示す。横軸は交
差角度、縦軸は1シンボルレート内の遅延分散である。
該交差角度がほぼ90°の場合は本発明のクロスファン
ビームとなる。また交差角度がほぼ0°の場合は水平面
が垂直面に比して広い二つのファンビームを対向させた
場合である。
【0044】同グラフから明らかなように、上記交差角
度をほぼ90°とした場合、即ちほぼ直交させた場合が
最も遅延分散が小さく、良好な伝送品質が得られること
が分かる。また好ましくは上記交差角度(57)は30
°以上、更に好ましくは45°以上とすることが望まし
い。
【0045】以上の結果は図6に示した計算モデルにお
ける結果であるが、他の構造の計算モデルに対してもほ
ぼ同様の結果となる。
【0046】
【実施例】図9は、本発明の第一の実施例を示す図であ
る。
【0047】60は基地局、61は基地局アンテナの水
平面指向性、63は基地局アンテナの水平面指向性半値
角(θ CS AZ)、64は基地局アンテナの垂直面指向
性、65は基地局アンテナの垂直面指向性半値角(θ CS
EL)、66は端末局、67は端末局アンテナの水平面
指向性、68は端末局アンテナの水平面指向性半値角
(θ PS AZ)、69は端末局アンテナの垂直面指向性、
70は端末局アンテナの垂直面指向性半値角(θ PS
EL)を示している。
【0048】ここで、半値角θは、最大放射方向から利
得が3dB低下する二つの方位に挟まれる角度と定義さ
れる。尚、θの添え字CSは基地局、PSは端末局、A
Zは水平面、ELは垂直面を表わす。
【0049】同図は基地局と端末局のアンテナ指向性
が、互いに交差したファンビームで、かつ基地局のアン
テナ指向性が、水平面(a)は垂直面(b)に比して広
いビーム形状のファンビームであり、端末局のアンテナ
指向性が、水平面(a)は垂直面(b)に比して狭いビ
ーム形状のファンビームである無線通信方法の実施例で
ある。
【0050】同図において、基地局のアンテナ指向性の
水平面半値角(θ CS AZ)は好ましくは45°以上であ
り、垂直面半値角(θ CS EL)は好ましくは45°以下
である。また端末局のアンテナ指向性の水平面半値角
(θ PS AZ)は好ましくは30°以下であり、垂直面半
値角(θ PS EL)は好ましくは30°以上である。
【0051】また基地局のファンビームと端末局のファ
ンビームとの交差角度(図8におけるθ0 )は、好まし
くは30°以上、更に好ましくは45°以上、更に好ま
しくは60°以上である。
【0052】図10は、本発明の他の実施例を示す図で
ある。
【0053】80は基地局、81は基地局装置、82は
基地局アンテナ、83は基地局ファンビーム、90は端
末局、91は端末局装置、92は端末局アンテナ、93
は端末局ファンビームを示している。
【0054】同図は基地局と端末局のアンテナ指向性
が、互いに交差したファンビームで、かつ基地局のアン
テナ指向性が、水平面は垂直面に比して広いビーム形状
のファンビーム83であり、端末局のアンテナ指向性
が、水平面は垂直面に比して狭いビーム形状のファンビ
ーム93である無線通信方法の実施例である。
【0055】同図において、基地局ファンビーム83の
水平面半値角は好ましくは45°以上であり、垂直面半
値角は好ましくは45°以下である。また端末局ファン
ビーム93の水平面半値角は好ましくは30°以下であ
り、垂直面半値角は好ましくは30°以上である。
【0056】また基地局のファンビームと端末局のファ
ンビームとの交差角度(図8におけるθ0 )は、好まし
くは30°以上、更に好ましくは45°以上、更に好ま
しくは60°以上である。
【0057】上記基地局装置81及び端末局装置91は
送受信回路、変復調回路、及びベースバンド回路を具備
する装置である。該基地局装置81は金属ケーブルまた
は光ファイバにより交換機や通信網に接続される。該端
末局装置91は携帯型情報処理手段と一体化して構成さ
れるか、または該手段に装着されるボードやカードとし
て、もしくは該手段の付加装置として構成される。上記
基地局アンテナ82及び端末局アンテナ92は、例えば
ホーンアンテナ等の開口面アンテナ、またはマイクロス
トリップアンテナ等の平面アンテナ、或いはこれらを複
数配列したアレーアンテナ等で実現される。
【0058】同実施例では、端末局90が複数ある場合
でも、基地局80はビーム制御を行うことなく該複数の
端末局と通信を行うことができる。また端末局90が垂
直面内で動揺しても、通信が跡絶えることがない。
【0059】図11は、本発明の他の実施例を示す図で
ある。
【0060】80は基地局、81は基地局装置、82は
基地局アンテナ、83は基地局ファンビーム、90は端
末局、91は端末局装置、92は端末局アンテナ、93
は端末局ファンビーム、85及び95は信号品質判定手
段、84及び94はビーム方向制御手段を示している。
【0061】同図は基地局と端末局のアンテナ指向性
が、互いに交差したファンビームで、かつ基地局のアン
テナ指向性が、水平面は垂直面に比して広いビーム形状
のファンビーム83であり、端末局のアンテナ指向性
が、水平面は垂直面に比して狭いビーム形状のファンビ
ーム93である無線通信方法の実施例である。
【0062】また同図は基地局と端末局がそれぞれ、伝
送する信号の品質を判定する信号品質判定手段と、該信
号品質判定手段の判定結果に基づいてビーム方向を変え
るビーム方向制御手段とを具備する無線通信方法の実施
例である。
【0063】同図において、基地局ファンビーム83の
水平面半値角は好ましくは45°以上であり、垂直面半
値角は好ましくは45°以下である。また端末局ファン
ビーム93の水平面半値角は好ましくは30°以下であ
り、垂直面半値角は好ましくは30°以上である。
【0064】また基地局のファンビームと端末局のファ
ンビームとの交差角度(図8におけるθ0 )は、好まし
くは30°以上、更に好ましくは45°以上、更に好ま
しくは60°以上である。
【0065】上記基地局装置81及び端末局装置91は
送受信回路、変復調回路、及びベースバンド回路を具備
する装置である。該基地局装置81は金属ケーブルまた
は光ファイバにより交換機や通信網に接続される。該端
末局装置91は携帯型情報処理手段と一体化して構成さ
れるか、または該手段に装着されるボードやカードとし
て、もしくは該手段の付加装置として構成される。上記
基地局アンテナ82及び端末局アンテナ92は、例えば
ホーンアンテナ等の開口面アンテナ、またはマイクロス
トリップアンテナ等の平面アンテナ、或いはこれらを複
数配列したアレーアンテナ等で実現される。
【0066】信号品質判定手段85,95は、実際には
上記基地局装置81及び端末局装置91の中に構成さ
れ、高周波信号の信号強度もしくはD/U、或いは復調
した信号の符号誤り率やパケット廃棄率等の信号の完全
性を検出しビーム方向制御の条件判定を行う手段であ
る。
【0067】ビーム方向制御手段84,94は、上記ア
ンテナ82,92に接続されたステッピングモータ等の
回転手段であり、上記信号品質判定手段85,95の命
令を受けてその方向を変える。もしくは該ビーム方向制
御手段は、上記アンテナ82,92が電気的に指向方向
を可変できるフェーズドアレーアンテナであり、上記信
号品質判定手段85,95の命令を受けてビーム方向を
変える手段であってもよい。同図では基地局80が水平
面内でビーム方向を制御する例を示したが、垂直面内で
ビーム方向を制御する場合もある。
【0068】同実施例では、基地局ファンビーム83の
カバーできない範囲に端末局90がある場合でも、該基
地局ファンビームの指向方向を変えることで通信を行う
ことができる。また該基地局ファンビーム83のカバー
できる範囲に端末局90が複数ある場合、基地局80は
ビーム制御を行うことなく該複数の端末局と通信を行う
ことができる。
【0069】端末局90は自動的に基地局80の方向に
ファンビーム93を向け、通信を行うことができ、また
該端末局90が垂直面内で動揺しても、通信が跡絶える
ことがない。
【0070】図12は、本発明の他の実施例を示す図で
ある。
【0071】80は基地局、81は基地局装置、82
(a,b)は基地局アンテナ、83(a,b)は基地局
ファンビーム、90は端末局、91は端末局装置、92
は端末局アンテナ、93は端末局ファンビーム、85及
び95は信号品質判定手段、86はビーム切り替え手
段、94はビーム方向制御手段を示している。
【0072】同図は基地局と端末局のアンテナ指向性
が、互いに交差したファンビームで、かつ基地局のアン
テナ指向性が、水平面は垂直面に比して広いビーム形状
のファンビーム83(a,b)であり、端末局のアンテ
ナ指向性が、水平面は垂直面に比して狭いビーム形状の
ファンビーム93である無線通信方法の実施例である。
【0073】また同図は基地局が複数のファンビーム
と、伝送する信号の品質を判定する信号品質判定手段
と、該信号品質判定手段の判定結果に基づいてビームを
切り替えるビーム切り替え手段とを具備し、端末局が伝
送する信号の品質を判定する信号品質判定手段と、該信
号品質判定手段の判定結果に基づいてビーム方向を変え
るビーム方向制御手段とを具備する無線通信方法の実施
例である。
【0074】同図において、基地局ファンビーム83
(a,b)の水平面半値角は好ましくは45°以上であ
り、垂直面半値角は好ましくは45°以下である。また
端末局ファンビーム93の水平面半値角は好ましくは3
0°以下であり、垂直面半値角は好ましくは30°以上
である。
【0075】また基地局のファンビームと端末局のファ
ンビームとの交差角度(図8におけるθ0 )は、好まし
くは30°以上、更に好ましくは45°以上、更に好ま
しくは60°以上である。
【0076】上記基地局装置81及び端末局装置91は
送受信回路、変復調回路、及びベースバンド回路を具備
する装置である。該基地局装置81は金属ケーブルまた
は光ファイバにより交換機や通信網に接続される。該端
末局装置91は携帯型情報処理手段と一体化して構成さ
れるか、または該手段に装着されるボードやカードとし
て、もしくは該手段の付加装置として構成される。上記
基地局アンテナ82(a,b)及び端末局アンテナ92
は、例えばホーンアンテナ等の開口面アンテナ、または
マイクロストリップアンテナ等の平面アンテナ、或いは
これらを複数配列したアレーアンテナ等で実現される。
【0077】信号品質判定手段85,95は、実際には
上記基地局装置81及び端末局装置91の中に構成さ
れ、高周波信号の信号強度もしくはD/U、或いは復調
した信号の符号誤り率やパケット廃棄率等の信号の完全
性を検出しビーム切り替え及びビーム方向制御の条件判
定を行う手段である。
【0078】ビーム切り替え手段86は、PINダイオ
ードやFET等の半導体で構成されるスイッチング回路
であり、上記信号品質判定手段95の命令を受けて、上
記二つの基地局アンテナ82(a,b)のどちらか一方
を上記基地局装置81に接続するよう動作する。
【0079】ビーム方向制御手段94は、上記端末局ア
ンテナ92に接続されたステッピングモータ等の回転手
段であり、上記信号品質判定手段95の命令を受けてそ
の方向を変える。もしくは該ビーム方向制御手段は、上
記アンテナ92が電気的に指向方向を可変できるフェー
ズドアレーアンテナであり、上記信号品質判定手段95
の命令を受けてビーム方向を変える手段であってもよ
い。
【0080】同実施例では、端末局90が複数ある場合
でも、基地局80はビーム方向制御を行うことなく該複
数の端末局と通信を行うことができる。また二つの基地
局ファンビームを切り替えてダイバーシティを行うこと
で、伝送品質を一層良好にすることができる。
【0081】端末局90は自動的に基地局80の方向に
ファンビーム93を向け、通信を行うことができ、また
該端末局90が垂直面内で動揺しても、通信が跡絶える
ことがない。
【0082】図13は、本発明の他の実施例を示す図で
ある。
【0083】80は基地局、81は基地局装置、82
(a,b)は基地局アンテナ、83(a,b)は基地局
ファンビーム、90は端末局、91は端末局装置、92
は端末局アンテナ、93(a〜d)は端末局ファンビー
ム、85及び95は信号品質判定手段、86及び96は
ビーム切り替え手段を示している。
【0084】同図は基地局と端末局のアンテナ指向性
が、互いに交差したファンビームで、かつ基地局のアン
テナ指向性が、水平面は垂直面に比して広いビーム形状
のファンビーム83(a,b)であり、端末局のアンテ
ナ指向性が、水平面は垂直面に比して狭いビーム形状の
ファンビーム93(a〜d)である無線通信方法の実施
例である。
【0085】また同図は基地局と端末局がそれぞれ複数
のファンビームと、伝送する信号の品質を判定する信号
品質判定手段と、該信号品質判定手段の判定結果に基づ
いてビームを切り替えるビーム切り替え手段とを具備す
る無線通信方法の実施例である。
【0086】同図において、基地局ファンビーム83
(a,b)の水平面半値角は好ましくは45°以上であ
り、垂直面半値角は好ましくは45°以下である。また
端末局ファンビーム93(a〜d)の水平面半値角は好
ましくは30°以下であり、垂直面半値角は好ましくは
30°以上である。
【0087】また基地局のファンビームと端末局のファ
ンビームとの交差角度(図8におけるθ0 )は、好まし
くは30°以上、更に好ましくは45°以上、更に好ま
しくは60°以上である。
【0088】上記基地局装置81及び端末局装置91は
送受信回路、変復調回路、及びベースバンド回路を具備
する装置である。該基地局装置81は金属ケーブルまた
は光ファイバにより交換機や通信網に接続される。該端
末局装置91は携帯型情報処理手段と一体化して構成さ
れるか、または該手段に装着されるボードやカードとし
て、もしくは該手段の付加装置として構成される。上記
基地局アンテナ82(a,b)及び端末局アンテナ92
は、例えばホーンアンテナ等の開口面アンテナ、または
マイクロストリップアンテナ等の平面アンテナ、或いは
これらを複数配列したアレーアンテナ等で実現される。
【0089】信号品質判定手段85,95は、実際には
上記基地局装置81及び端末局装置91の中に構成さ
れ、高周波信号の信号強度もしくはD/U、或いは復調
した信号の符号誤り率やパケット廃棄率等の信号の完全
性を検出しビーム切り替えの条件判定を行う手段であ
る。
【0090】ビーム切り替え手段86は、PINダイオ
ードやFET等の半導体で構成されるスイッチング回路
であり、上記信号品質判定手段95の命令を受けて、上
記二つの基地局アンテナ82(a,b)のどちらか一方
を上記基地局装置81に接続するよう動作する。
【0091】同実施例では、端末局90が複数ある場合
でも、基地局80はビーム方向制御を行うことなく該複
数の端末局と通信を行うことができる。また二つの基地
局ファンビームを切り替えてダイバーシティを行うこと
で、伝送品質を一層良好にすることができる。
【0092】端末局90は自動的に最も伝送品質が良好
となるファンビーム93に切り替え、通信を行うことが
でき、また該端末局90が垂直面内で動揺しても、通信
が跡絶えることがない。
【0093】図14は、本発明の他の実施例を示す図で
ある。
【0094】80は基地局、81は基地局装置、82は
基地局アンテナ、83は基地局ファンビーム、90は端
末局、91は端末局装置、92は端末局アンテナ、93
は端末局ファンビーム、95は信号品質判定手段、94
はビーム方向制御手段、97は伸縮手段を示している。
【0095】同図は基地局と端末局のアンテナ指向性
が、互いに交差したファンビームで、かつ基地局のアン
テナ指向性が、水平面は垂直面に比して広いビーム形状
のファンビーム83であり、端末局のアンテナ指向性
が、水平面は垂直面に比して狭いビーム形状のファンビ
ーム93である無線通信方法の実施例である。
【0096】同図において、基地局ファンビーム83の
水平面半値角は好ましくは45°以上であり、垂直面半
値角は好ましくは45°以下である。また端末局ファン
ビーム93の水平面半値角は好ましくは30°以下であ
り、垂直面半値角は好ましくは30°以上である。
【0097】また基地局のファンビームと端末局のファ
ンビームとの交差角度(図8におけるθ0 )は、好まし
くは30°以上、更に好ましくは45°以上、更に好ま
しくは60°以上である。
【0098】上記基地局装置81及び端末局装置91は
送受信回路、変復調回路、及びベースバンド回路を具備
する装置である。該基地局装置81は金属ケーブルまた
は光ファイバにより交換機や通信網に接続される。該端
末局装置91は携帯型情報処理手段と一体化して構成さ
れるか、または該手段に装着されるボードやカードとし
て、もしくは該手段の付加装置として構成される。上記
基地局アンテナ82及び端末局アンテナ92は、例えば
ホーンアンテナ等の開口面アンテナ、またはマイクロス
トリップアンテナ等の平面アンテナ、或いはこれらを複
数配列したアレーアンテナ等で実現される。
【0099】信号品質判定手段95は、実際には上記端
末局装置91の中に構成され、高周波信号の信号強度も
しくはD/U、或いは復調した信号の符号誤り率やパケ
ット廃棄率等の信号の完全性を検出しビーム方向制御の
条件判定を行う手段である。
【0100】ビーム方向制御手段94は、上記端末局ア
ンテナ92に接続されたステッピングモータ等の回転手
段であり、上記信号品質判定手段95の命令を受けてそ
の方向を変える。もしくは該ビーム方向制御手段は、上
記アンテナ92が電気的に指向方向を可変できるフェー
ズドアレーアンテナであり、上記信号品質判定手段95
の命令を受けてビーム方向を変える手段であってもよ
い。
【0101】伸縮手段97は、上記端末局アンテナ92
に接続された、電気的にその長さが可変できる装置であ
り、上記信号品質判定手段95の命令を受けてその長さ
を変える。
【0102】同実施例では、端末局90が複数ある場合
でも、基地局80はビーム方向制御を行うことなく該複
数の端末局と通信を行うことができる。
【0103】端末局90は自動的に基地局80の方向に
ファンビーム93を向け、通信を行うことができ、また
該端末局90が垂直面内で動揺しても、通信が跡絶える
ことがない。さらに伸縮手段97によって端末局アンテ
ナ高さを調整し、定在波が立っている伝搬環境において
も伝送品質を良好にすることができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線通信
方法は、マルチパスフェージングが問題となる構内無線
通信や、大地反射波が問題となる屋外無線通信において
も、伝送品質に関係する遅延分散を小さくし、かつ所要
波電力対不要波電力の比(D/U)を大きくできるの
で、高速無線データ伝送が可能である。また送受信とも
にペンシルビームを用いた無線通信手段に比べて、ビー
ム方向合わせや追尾等のビーム制御が少なくて済むため
無線装置の構成を簡単にし、更にアンテナの寸法が小さ
く低コスト化・小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の無線通信手段の第一の例を示す図であ
る。
【図2】従来の無線通信手段の第二の例を示す図であ
る。
【図3】従来の無線通信手段の第三の例を示す図であ
る。
【図4】従来の無線通信手段の第四の例を示す図であ
る。
【図5】従来の無線通信手段の第五の例を示す図であ
る。
【図6】本発明の効果を説明するための第一の図であ
る。
【図7】本発明の効果を説明するための第二の図であ
る。
【図8】本発明の効果を説明するための第三の図であ
る。
【図9】本発明の無線通信手段の第一の実施例を示す図
である。
【図10】本発明の無線通信手段の第三の実施例を示す
図である。
【図11】本発明の無線通信手段の第四の実施例を示す
図である。
【図12】本発明の無線通信手段の第五の実施例を示す
図である。
【図13】本発明の無線通信手段の第六の実施例を示す
図である。
【図14】本発明の無線通信手段の第七の実施例を示す
図である。
【符号の説明】
1 地上の基地局 2 基地局アンテナ 3 ファンビーム 4 飛行機上の端末局 5 端末局アンテナ 6 オムニビーム 7 電波 11 人工衛星に搭載した基地局 12 成形ビーム 13 日本列島 14 船上の端末局 15 ファンビーム 21 基地局 22 基地局アンテナ 23 セクタビーム 24 携帯端末局 25 端末局アンテナ 26 オムニビーム 31 鉄塔上の基地局 32 基地局アンテナ 33 オムニビーム 34 端末局アンテナ 35 ペンシルビーム 41 基地局 42 基地局アンテナ 43 ペンシルビーム 44 端末局 45 端末局アンテナ 46 ペンシルビーム 50 側壁 51 送信点 52 受信点 53 見通し伝搬路 54 直交座標の原点 55 送信ファンビームの正面図 56 受信ファンビームの正面図 57 交差角度 80 基地局 81 基地局装置 82 基地局アンテナ 83 基地局ファンビーム 84 ビーム方向制御手段 85 信号品質判定手段 86 ビーム切り替え手段 90 端末局 91 端末局装置 92 端末局アンテナ 93 端末局ファンビーム 94 ビーム方向制御手段 95 信号品質判定手段 96 ビーム切り替え手段 97 伸縮手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−104780(JP,A) 特開 平6−260820(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/12 H04B 7/26

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの基地局と、少なくとも
    一つの端末局の間で通信を行う無線通信方法において、 基地局とこれと通信する端末局のアンテナ指向性が、互
    いに交差したファンビームであることを特徴とする無線
    通信方法。
  2. 【請求項2】 前記無線通信方法において、 基地局のアンテナ指向性が、水平面は垂直面に比して広
    いビーム形状のファンビームであり、 端末局のアンテナ指向性が、水平面は垂直面に比して狭
    いビーム形状のファンビームであることを特徴とする請
    求項1に記載の無線通信方法。
  3. 【請求項3】 前記無線通信方法において、 基地局が、端末局から送られてくる信号の品質を判定す
    る信号品質判定手段と、該信号品質判定手段の判定結果
    に基づいてビーム方向を変えるビーム方向制御手段とを
    具備することを特徴とする請求項1ないし2のいずれか
    の項に記載の無線通信方法。
  4. 【請求項4】 前記無線通信方法において、 基地局が、複数のファンビームと、端末局から送られて
    くる信号の品質を判定する信号品質判定手段と、該信号
    品質判定手段の判定結果に基づいてビームを切り替える
    ビーム切り替え手段とを具備することを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかの項に記載の無線通信方法。
  5. 【請求項5】 前記無線通信方法において、 端末局が、基地局から送られてくる信号の品質を判定す
    る信号品質判定手段と、該信号品質判定手段の判定結果
    に基づいてビーム方向を変えるビーム方向制御手段とを
    具備することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    の項に記載の無線通信方法。
  6. 【請求項6】 前記無線通信方法において、 端末局が、複数のファンビームと、基地局から送られて
    くる信号の品質を判定する信号品質判定手段と、該信号
    品質判定手段の判定結果に基づいてビームを切り替える
    ビーム切り替え手段とを具備することを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかの項に記載の無線通信方法。
  7. 【請求項7】 前記無線通信方法において、 基地局のアンテナ指向性の水平面半値角が45°以上で
    あり、垂直面半値角が45°以下であることを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかの項に記載の無線通信方
    法。
  8. 【請求項8】 前記無線通信方法において、 端末局のアンテナ指向性の水平面半値角が30°以下で
    あり、垂直面半値角が30°以上であることを特徴とす
    る請求項1ないし7のいずれかの項に記載の無線通信方
    法。
  9. 【請求項9】 前記無線通信方法において、 基地局のファンビームと端末局のファンビームとの交差
    角度が45°以上であることを特徴とする請求項1ない
    し8のいずれかの項に記載の無線通信方法。
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