JP6317221B2 - アンテナユニットおよび無線機 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナユニットおよび無線機に関するものであり、特に、アンテナ部の取付角度が可変なアンテナユニットおよび当該アンテナユニットを備えた無線機に関するものである。
アンテナ同士の干渉を抑制する技術として、特許文献1には、受信側アンテナと、送信側アンテナと、レピータ装置とを備えるレピータ基地局装置であって、振幅を調整する振幅調整手段と、位相を調整する位相調整手段とからなり、前記受信側アンテナと、前記送信側アンテナとの間のアイソレーション量が最大になるように振幅と位相を補正する補正手段をさらに備えたレピータ基地局装置が記載されている。
特開2010−81307号公報(2010年4月8日公開)
しかし、特許文献1に記載の技術では、受信側アンテナおよび送信側アンテナの取付角度は設置時に決定され、受信側アンテナおよび送信側アンテナの取付角度が変化する場合に、どのようにアンテナの干渉を抑制するかについて記載されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、アンテナの取付角度が変化するときに、アンテナの干渉を抑制するための技術を提供することを主たる目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るアンテナユニットは、複数の放射素子を備えているアンテナ部、該アンテナ部の取付角度を可変にする可動部、該取付角度を検出する検出部、および該アンテナ部の指向性のヌルが、該検出部が検出した該取付角度に対して予め対応付けられている方向を向くように、少なくとも一組の上記放射素子間の位相関係を調整する位相関係調整部を備えている。
本発明の一態様によれば、アンテナの取付角度が変化するときに、アンテナの干渉を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るアンテナユニットの概略構成を示す模式図であり、(a)はアンテナ部の取付角度が0°の状態を示し、(b)はアンテナ部の取付角度が90°の状態を示す。 本発明の一実施形態に係る無線機の概略構成を示す模式図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係る無線機における、アンテナ部の取付角度と、指向性との関係を示す模式図であり、(d)は、参考例に係る無線機における、アンテナ部の取付角度と、指向性との関係を示す模式図である。 本発明の一実施形態における角度検出部の構成例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における切替部の構成例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における切替部の変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における無線機の変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナユニットの概略構成を示す模式図であり、(a)はアンテナ部の取付角度が0°の状態を示し、(b)はアンテナ部の取付角度が90°の状態を示す。 本発明の一実施形態における切替部の構成例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における切替部の変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における切替部の変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における切替部の変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態におけるアンテナ部の変形例を示す模式図である。 従来技術に係るレピーターにおける信号処理を説明する模式図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態(実施形態1)について、図1〜6を参照して説明する。
(アンテナユニットの概略構成)
図1は、本実施形態に係るアンテナユニット10の概略構成を示す模式図であり、(a)はアンテナ部15の取付角度θが0°の状態を示し、(b)はアンテナ部15の取付角度θが+90°の状態を示す。なお、アンテナ部15は、図1の(b)とは反対側にも可動してもよい。その場合、アンテナ部15が、Y軸方向を向いた状態をθ=0°とし、Z軸正方向に回転した状態をθ>0°とし、Z軸負方向に回転した状態をθ<0°とする。
アンテナユニット10は、アンテナ部15、可動部16、アンテナ取付部17および角度検出部(検出部)18を備えている。一実施形態において、アンテナユニット10は、アンテナ取付部17を介して任意の無線機の筐体に取り付けられ、当該無線機の外部アンテナとして機能する。また、他の実施形態において、アンテナユニット10は、アンテナ取付部17を介さずに、任意の無線機に取り付けられていてもよい(即ち、任意の無線機に一体的に組み込まれていてもよい。この場合、アンテナ取付部17は、当該無線機の筐体5であり得る。)。
アンテナ部15は、放射素子11、放射素子12、給電部13および切替部(位相関係調整部)14を備えており、アレーアンテナを構成している。放射素子11および12の種類、形状等は特に限定されず、公知の放射素子を適宜用いることができる。給電部13は、放射素子11および12を給電する。給電部13はまた、アンテナユニット10が取り付けられた任意の無線機が備える無線回路に、図示しない伝送線路(例えば、同軸ケーブル)を介して接続されている。切替部14は、角度検出部18からの信号に応じて、放射素子11および12の少なくとも一方に給電する高周波電流の位相(給電位相)を切り替える。
可動部16は、アンテナ部15とアンテナ取付部17との間に介設された回動可能な部材であり、アンテナ部15の取付角度θを可変にする。可動部16は、アンテナ部15の取付角度を連続的に変化させるものであってもよいし、段階的に変化させるものであってもよい。図1の(a)に示す状態では、取付角度θ=0°であり、図1の(b)に示す状態では、取付角度θ=90°である。
検出部18は、アンテナ部15の取付角度θを検出し、検出結果を示す信号を切替部14に出力する。本明細書において、「取付角度」とは、アジマス角と記載することもでき、アンテナ部15の方向を規定する特定の角度を示す。本実施形態においては、取付角度θは、アンテナ部15の水平面からの仰角を示すが、本発明はこれに限定されない。また、本明細書において、「取付角度の検出」は、(i)取付角度θの値を測定することだけでなく、(ii)取付角度θが、任意の閾値角度を超えたか否かを判定すること、および(iii)取付角度θが、所定の範囲内であるか否かを判定すること等を包摂する。本実施形態では、例えば、角度検出部18は、例えば、アンテナ部15の取付角度θが、閾値角度θを超えたか否かを判定し、閾値を超えた場合(または閾値以下である場合)のみに、特定の信号を切替部14に送ってもよいし、判定結果が何れの場合でも判定結果を示す信号を切替部14に送ってもよい。
切替部14は、角度検出部18からの信号をトリガーとして、放射素子11および12の間の位相関係を調整する。具体的には、例えば、閾値角度θ=±70°とし、取付角度θが、閾値角度θ以下である場合には、放射素子11および12に対して同相給電する(放射素子11および12に対する給電位相を一致させる)。その結果、図1の(a)の放射パターン19に示すように、アンテナ部15の指向性は、XZ面内を向き、Y軸方向にヌルが向くようになる。一方、取付角度θが、閾値角度θを超える場合には、放射素子11および12に対して逆相給電する(放射素子11および12に対する給電位相の差を180°とする)。その結果、図1の(b)の放射パターン19に示すように、アンテナ部15の指向性は、XY面に対して斜めに交わる方向を向き、Y軸方向およびZ軸方向にヌルが向くようになる。このように、取付角度θが変化しても、概ね特定の方向(本実施形態では、Y軸方向)にアンテナ部15の指向性のヌルを向けることができる。換言すれば、(i)0°以上、閾値角度θ以下の範囲の取付角度θに対しては、アンテナ部15における放射素子11および12の配列方向を対応ヌルとして予め対応付け、(ii)閾値角度θを超え、90°以下の範囲の取付角度θに対しては、アンテナ部15における放射素子11および12の配列方向に直交する方向を予め対応付け、切替部14が、アンテナ部15の指向性のヌルが、角度検出部18が検出した取付角度θに対して予め対応付けられている方向を向くように、上記位相関係を調整することにより、取付角度θが変化しても、概ね特定の方向にアンテナ部15の指向性のヌルを向けることができる。
以上のように、本実施形態に係るアンテナユニット10は、アンテナ部15が複数の放射素子11および12を備えているため、切替部14が、放射素子11および12間の位相関係を調整することにより、アンテナ部15の指向性を制御することができる。そして、角度検出部18は、アンテナ部15の取付角度θを検出し、切替部14は、アンテナ部15の指向性のヌルが、角度検出部18が検出した取付角度θに対して予め対応付けられている方向を向くように、上記位相関係を調整する。これにより、アンテナ部15の取付角度θに応じて、アンテナ部15の指向性のヌルを制御することができる。ゆえに、上記の構成によれば、アンテナ部15の取付角度θが変化したとしても、アンテナの干渉が生じる方向には、首尾よく、アンテナ部15の指向性のヌルを向けることができる。よって、上記の構成によれば、アンテナ部15の取付角度θが変化するときに、アンテナ部15とその外部環境との間の干渉を抑制することができる。
(無線機の概略構成)
図2は、本実施形態に係る無線機1の概略構成を示す模式図である。無線機1は、本実施形態に係るアンテナユニット10aおよび10bならびに筐体5を備えている。筐体5には、アンテナユニット10aおよび10bに夫々給電するための無線回路7aおよび7bが設けられている。アンテナユニット10aおよび10bは、夫々、可動部16aおよび16bを介して筐体5に取り付けられており、取付角度θおよびθ(XY面(水平面)に対する仰角)が夫々可変になっている。
図3の(a)〜(c)は、無線機1における、アンテナ部15aおよび15bの取付角度θと、指向性との関係を示す模式図であり、図3の(d)は、参考例に係る無線機における、アンテナ部の取付角度と、指向性との関係を示す模式図である。
図3の(d)に示すように、取付角度が可変なアンテナ部を二つ備える無線機では、アンテナ部の取付角度が共に90°となったとき、アンテナ部の指向性が互いの方向を向き、アンテナ間のアイソレーションが劣化するおそれがある。
これに対し、図3の(a)〜(c)に示すように、本実施形態に係る無線機1が備えるアンテナユニット10aおよび10bは、取付角度θおよびθが夫々閾値角度θを超えたときに、アンテナ部15aおよび15bの指向性を、上述したように切り替えるため、アンテナ部15aおよび15bの取付角度が共に90°となったときに、アンテナ部15aおよび15bの指向性のヌルが互いの方向を向くため、アイソレーションを確保することができる。このように、無線機1では、アンテナユニット10aおよび10bの各々は、少なくとも特定の取付角度θおよびθにおいて、アンテナ部15aおよび15bの指向性のヌルが、他のアンテナユニットに向くように、アンテナ部15aおよび15b間の位相関係を調整する。これにより、同一筐体に取付られたアンテナユニット同士の干渉を抑制することができる。
なお、アンテナ部15aおよび15bは、独立に取付角度を変更可能であり、アンテナ部15aおよび15bにおける各放射素子への給電位相の調整も独立に行うことができる。例えば、本実施形態では、アンテナ部15aおよび15bにおいて、閾値角度θを超えた取付角度θまたはθを有するアンテナ部についてのみ、各放射素子への給電位相の調整を行うようにすることができる。
また、無線機1では、アンテナユニット10aおよび10bならびに無線回路7aおよび7bを用いて、MIMO(multi input multi output)通信を行ってもよい。
ここで、特許文献1に記載の技術では、送信アンテナ及び受信アンテナはそれぞれV偏波とH偏波のアンテナ素子を有し、送信アンテナはV偏波素子とH偏波素子の振幅・位相関係を調整することで受信アンテナとの干渉を抑制している。言い換えれば、送信アンテナから放射される電磁波の空間分布をある特定条件にすることで、受信アンテナの位置で電磁界強度のヌル点を作りだして両アンテナ間の干渉を抑制している。
ところで、特許文献1のようなレピータ100でMIMO通信をする場合、各送信アンテナ−受信アンテナ間の干渉抑制を実施しつつ、同時に任意の位置にあるMIMO通信相手(例えばドナーアンテナであれば基地局105、サービスアンテナであれば移動体端末106)の地点で電磁界強度が強くなる状況を作り出す必要があるが、一般にN個のアンテナ素子で意図的に作れるヌル点はN−1であるため、特許文献1に記載のV偏波+H偏波のアンテナ素子だけでは干渉抑制且つMIMO通信は成立しない。
また、特許文献1の干渉抑制手段を用いてMIMOを実施する場合、最小構成の2x2 MIMOであっても図14に示すように2ペアのドナーアンテナ(ドナー101、ドナー102)と2ペアのサービスアンテナ(サービス103、サービス104)が必要であり、各アンテナはそれぞれ2つのヌル点と2つの電磁界強度の強い地点を作り出す必要があるため、ドナー101、ドナー102、サービス103およびサービス104でそれぞれが最低5素子の放射素子を持つ必要がある。且つ、互いに干渉を抑制するために振幅調整手段と位相調整手段もそれぞれが持つ必要があるため、構成も大規模で制御も複雑になるため、現実的ではない。
これに対し、本発明によれば、アンテナの構成及び制御が簡易でアンテナの向きに依らず良好なアイソレーションを確保できるMIMO用指向性可変アンテナを提供することができる。
(角度検出部の構成例)
アンテナユニット10を、外部アンテナとして実現する場合、角度検出部18は、例えば、アンテナ取付部17または可動部16に設けられ、可動部16のヒンジ回転量を検出する公知の機構であり得る。
また、アンテナユニット10を、無線機1に組み込んで実現する場合、角度検出部18は、図4の(a)〜(g)に示す何れかの構成であり得る。すなわち、(1)図4の(a)および(b)に示すように、取付角度θが閾値角度θを超えたときに、構造体18aが、アンテナ部15によって物理的に動かされ、無線機1が備える基板6に設けられたスイッチ18bを押すことによって、取付角度θを検出する構成であってもよい。また、(2)同軸ケーブル8が、可動部16に対して内径側に設けられており、図4の(c)の状態から(d)の状態に取付角度θが変化したときに、余った同軸ケーブル8が筐体5に押し込まれるときの、(i)基板6に設けられ、同軸ケーブル8を固定するためのクリップ18cと、(ii)同軸ケーブル8に配設され、クリップ18cと当たったときに外導体(グランド)と導通させる複数のフランジ18cと、の間の位置ズレ(クリップ18cに当たるフランジ18dの変化)を判別部18gが判別することにより、取付角度θを検出する構成であってもよい。また、(3)同軸ケーブル8が、可動部16に対して外径側に設けられており、図4の(e)の状態から(f)の状態に取付角度θが変化したときに、同軸ケーブル8が筐体5から引き出されるときの、クリップ18cとフランジ18cとの間の位置ズレを判別部18gが判別することにより、取付角度θを検出する構成であってもよい。また、(4)(i)アンテナ部15の可動部16近傍に磁石を配置すると共に、筐体5の可動部16近傍に磁気検出器(ホール素子)を配置するか、または(ii)アンテナ部15の可動部16近傍に磁気検出器を配置すると共に、筐体5の可動部16近傍に磁石を配置して、磁気検出器の反応に応じて取付角度θを検出する構成であってもよい。また、(5)上記(4)の構成において、磁石に替えて発光素子を、磁気検出器に替えて受光素子を用いる構成であってもよい。なお、上記(2)および(3)の構成において、判別部18gが、クリップ18cとフランジ18cとの間の位置ズレを判別する構成は特に限定されないが、例えば、図4の(g)に示すように、各クリップ18cと定電位18eとの間に電流が流れるか否かを、対応するトランジスタ素子18fによって検出し、判別部18gが、各トランジスタ素子18fからの出力に応じて、位置ズレを判別する構成であってもよい。
なお、無線機1が複数のアンテナユニット10を備える場合、各アンテナユニット10は、(i)自ユニットの角度検出部18が閾値角度θ以上の取付角度θを検出したときに、給電位相の切り替えを行うようにしてもよいし、(ii)全アンテナユニット10の角度検出部18が閾値角度θ以上の取付角度θを検出したときに、給電位相の切り替えを行うようにしてもよい。
(切替部の構成例)
図5の(a)は、本実施形態における放射素子11および12、給電部13ならびに切替部14の接続関係の一例を示す図である。このように、給電部13が放射素子11および12に対し並列に給電する場合、切替部14の構成としては、これらに限定されるものではないが、例えば、図5の(b)〜(e)に示す構成を用いることができる。すなわち、(1)図5の(b)に示すように、切替部14は、給電部13と放射素子11との間に、λ/2移相器14aとスイッチ14bとを並列に設ける構成であってもよい。また、(2)図5の(c)に示すように、切替部14は、給電部13と放射素子11との間、および、給電部13と放射素子12との間に、それぞれ、λ/4移相器14cとスイッチ14bとを並列に設ける構成であってもよい。上記(1)および(2)の構成によれば、スイッチ14bの開閉により、各移相器を通過させるか否かを制御することができるため、放射素子11および12に対する給電位相を(i)互いに一致させること、および(ii)互いに180°異なる位相とすることを何れも実現することができる。なお、λ/2移相器14aおよびλ/4移相器14cとしては、例えば、LCフィルタ、誘電体移相器、伝送線路等の公知の構成を用いることができる。また、(3)図5の(d)に示すように、スイッチ14dと、電気長λ/2の伝送線路14e〜14gとの組み合わせによって、スイッチ14bの開閉により、給電部13と放射素子11との間、および、給電部13と放射素子12との間を接続する伝送線路の電気長を切り替えることにより、給電位相を調整してもよい。ここで、(4)図5の(e)に示すように、接点14iおよび14jと、電気長λ/2の伝送線路14e〜14gおよび電気長λの伝送線路14hとの組み合わせによって、何れの接点に、給電部13を構成するバー13aが接触するかに応じて、給電部13と放射素子11との間、および、給電部13と放射素子12との間を接続する伝送線路の電気長を切り替えることにより、給電位相を調整してもよい。なお、バー13aは、同軸ケーブル8に接続しており、図5の(f)および(g)に示すように、取付角度θに応じて移動して、何れの接点に接触するようになっている。
図6の(a)は、本実施形態における放射素子11および12、給電部13ならびに切替部14の接続関係の他の例を示す図である。このように、給電部13が放射素子11および12に対し直列に給電する場合、切替部14の構成としては、これに限定されるものではなく、例えば、図6の(b)に示すように、放射素子11と放射素子12との間に、λ/2移相器14aとスイッチ14bとを並列に設ける構成であってもよい。これにより、スイッチ14bの開閉により、各移相器を通過させるか否かを制御することができるため、放射素子12に対する給電位相を(i)放射素子12に対する給電位相に対して一致させること、および(ii)放射素子12に対する給電位相に対して180°異なる位相とすることを何れも実現することができる。
なお、角度検出部18が、アンテナ部15の取付角度を3値以上に判別することができる場合、切替部14は、角度検出部18の検出結果を示す当該3値以上の信号に応じて、放射素子11および12の間の位相差を複数段階で調整するようにしてもよい。
〔実施形態2〕
以下、本発明の他の実施形態(実施形態2)について、図7〜13を参照して説明する。実施形態1と同様の部材については、同じ部材番号を付し、説明を省略する。
図8は、本発明の一実施形態に係るアンテナユニットの概略構成を示す模式図であり、(a)はアンテナ部の取付角度が0°の状態を示し、(b)はアンテナ部の取付角度が90°の状態を示す。図8に示すように、実施形態2に係るアンテナユニット20は、実施形態1に係るアンテナユニット10における放射素子11および12の替りに、部分エレメント21aおよび21bから構成される放射素子21、および、部分エレメント22aおよび22bから構成される放射素子22を備えている。放射素子21および22は、位相反転アンテナ(不平衡給電ダイポールアンテナ)を構成する。また、実施形態2に係るアンテナユニット20は、実施形態1に係るアンテナユニット10において、各放射素子に対する給電位相を切り替える切替部14の替りに、各放射素子に対する給電位置を切り替える切替部24を備えている。
位相反転アンテナ(不平衡給電ダイポールアンテナ)とは、同じ形状の部分エレメントであるホットエレメントおよびアースエレメントを給電点が近接させて配置したものであり、ホットエレメントに対して給電すると、アースエレメントに、ホットエレメントに対してλ/2の位相差を有する誘導電流が流れるため、あたかも平衡給電のダイポールアンテナのように振る舞うアンテナを指す。
図9の(a)は、本実施形態における放射素子21および22、同軸ケーブル8ならびに切替部24の接続関係の一例を示す図である。このとき、切替部24の構成としては、これらに限定されるものではないが、例えば、図9の(b)〜(d)に示す構成を用いることができる。すなわち、(1)図9の(b)および(c)に示すように、切替部24は、部分エレメント21aおよび21bの何れに給電するかを切り替える構成であってもよい。このように、放射素子21に対する給電位置を切り替えることにより、部分エレメント21aおよび21bの何れがホットエレメントとなり、何れがアースエレメントとなるかを切り替えることができるため、部分エレメント21aおよび21bを2つの位相状態に給電することができる。これにより、図8の(a)および(b)に示すように、放射素子21と放射素子22の位相状態を同相又は逆相にすることが出来るため、実施形態1と同様に指向性を制御し、取付角度θが変化しても、概ね特定の方向(本実施形態では、Y軸方向)にアンテナ部15の指向性のヌルを向けることができる。
また、(2)図9の(d)に示すように、切替部24は、同軸ケーブル8と部分エレメント21aとの間に、λ/2移相器24aとスイッチ24bとを並列に設ける構成であってもよい。この構成によれば、スイッチ24bの開閉により、λ/2移相器24aを通過させるか否かを制御することができるため、部分エレメント21aに対する給電位相を反転させることができ、これにより、放射素子21の給電位相を切り替えて、放射素子21および22の給電位相を、(i)互いに一致させること、および(ii)互いに180°異なる位相とすることを何れも実現することができる。
また、放射素子21および22ならびに切替部24は、図10に示す構成であってもよい。すなわち、放射素子21および22をそれぞれλ/2モノポールアンテナとして構成し、切替部24は、スイッチ24aおよび24bによって、放射素子21および22の各々について、何れの端部から給電するかを切り替えるものであってもよい。λ/2モノポールアンテナは、何れの端部から給電するかによって、位相が反転するため、放射素子21および22の給電位相を、(i)互いに一致させること、および(ii)互いに180°異なる位相とすることを何れも実現することができる。
また、図11に示すように、放射素子および切替部を構成してもよい。図11に示す放射素子31aおよび31bならびに切替部34は、いわゆるフランクリンアンテナを構成する。すなわち、放射素子31aと放射素子31bとの間に、ショートカット可能な折り返し部分340が設けられ、放射素子31aにおける放射素子31bとは反対側に給電部13が接続されている構成において、(i)図11の(a)のように、当該折り返し部分340を介して、放射素子31aと放射素子31bとを接続することにより、折り返し部分340において電流が打ち消されることによって、給電側(放射素子31a)と先端側(放射素子31b)とが同相のコリニアアレイアンテナのように機能させることができると共に、(ii)図11の(b)のように、当該折り返し部分340をショートカットして、放射素子31aと放射素子31bとを接続することによって、全体で1波長のアンテナとなるため、1波長ダイポールアンテナ、または、給電側(放射素子31a)と先端側(放射素子31b)とが逆相のコリニアアレイアンテナのように機能させることができる。
換言すれば、折り返し部分340を介して放射素子31bを給電するか、折り返し部分340を介さず放射素子31bを給電するかによって、放射素子31bに対する給電位相を切り替えることにより、各放射素子の位相を容易に変更することができるため、本実施形態に係るアンテナユニットが備える放射素子として好適に用いることができる。
図11の(c)のように、放射素子31aおよび31bならびに切替部34は、例えば、プリント基板35aに設けることができ、例えば、切替部34が、折り返し部分340およびスイッチ341を備え、スイッチ341によって、(i)折り返し部分340を介して、放射素子31aと放射素子31bとを接続するか、(ii)折り返し部分340をショートカットして、放射素子31aと放射素子31bとを接続するかを選択する構成であってもよい。また、図11の(d)のように、切替部34が、折り返し部分340およびPINダイオード342を備え、プリント基板35aの裏側に折り返し部分340を設け、PINダイオード342を制御して、(i)PINダイオード342がオフのときには、折り返し部分340が有効となり、(ii)PINダイオード342がオンのときには、折り返し部分340が無効となる構成であってもよい。
以上のように、図11に示す放射素子31aおよび31bならびに切替部34を用いることにより、一つの給電部により、複数の放射素子を給電することができるため、位相反転アンテナを用いる構成に比べて、伝送線路を少なくすることができ、簡易な配線およびスイッチ構成で、同等の効果を実現することができる。
図12は、図11に示す放射素子31aおよび31bならびに切替部34を用いた場合の様々な構成例を示す図である。図12の(a)〜(d)は、放射素子31bと放射素子31cとを並列給電する構成であり、放射素子31aは、切替部34aを介して放射素子31bに接続されており、放射素子31dは、切替部34bを介して放射素子31cに接続されている。切替部34aおよび34bは、図6に示す切替部14、または図11の(c)、(d)に示す切替部34と同等の構成である。また、切替部34cは、図5の(b)〜(e)に示す切替部14、または図9(b)〜(d)に示す切替部24と同等の構成である。一例を示せば、図12の(a)は、切替部34aのPINダイオード342をオフに、切替部34bのPINダイオード342をオフに、切替部34cが同相給電するケースにおける放射パターン39a〜39dを示す。また、他の例において、図12の(b)は、切替部34aのPINダイオード342をオンに、切替部34bのPINダイオード342をオンに、切替部34cが同相給電するケースにおける放射パターン39a〜39dを示す。また、他の例において、図12の(c)は、切替部34aのPINダイオード342をオフに、切替部34bのPINダイオード342をオフに、切替部34cが逆相給電するケースにおける放射パターン39a〜39dを示す。また、他の例において、図12の(d)は、切替部34aのPINダイオード342をオンに、切替部34bのPINダイオード342をオンに、切替部34cが逆相給電するケースにおける放射パターン39a〜39dを示す。また、他の例において、図12の(e)〜(f)は、放射素子31bと放射素子31cとを不平衡給電する構成であり、放射素子31aは、切替部34aを介して放射素子31bに接続されており、放射素子31dは、切替部34bを介して放射素子31cに接続されている。切替部34aおよび34bは、図11の(d)に示す切替部34と同等の構成である。図12の(e)は、切替部34aのPINダイオード342をオフに、切替部34bのPINダイオード342をオフにするケースにおける放射パターン39a〜39dを示す。図12の(f)は、切替部34aのPINダイオード342をオンに、切替部34bのPINダイオード342をオンにするケースにおける放射パターン39a〜39dを示す。
また、図13に示すように、アンテナ部を構成してもよい。図13の(a)に示すアンテナ45は、放射素子41a、41b、42aおよび42bを備えており、(i)放射素子41aと放射素子41bとが、アンテナ部45の短手方向に配列され、アレーアンテナを構成し、(ii)放射素子42aと放射素子42bとが、アンテナ部45の短手方向に配列され、アレーアンテナを構成し、(iii)放射素子41aと放射素子41bとの組と、放射素子42aと放射素子42bとの組とが、アンテナ部45の長手方向に配列され、アレーアンテナを構成する。短手方向に配列された放射素子によって、アレーアンテナを構成することによって、XY面内において、X軸方向への指向性を絞ることができる。また、長手方向に配列された放射素子の組によって、アレーアンテナを構成することによって、XZ面内において、X軸方向への指向性を絞ることができる。これにより、アンテナ部45を無線機1に適用することにより、各アンテナユニットにおける指向性をさらに高くして、他の無線機との間での干渉を低減し、通信距離を長くすることができる。
なお、図13の(b)に示すように、放射素子41aと放射素子41bとの組と、放射素子42aと放射素子42bとの組との間の位相関係を調整する切替部44aとしては、図5の(b)に示す切替部14と同等のものを用いることができる。また、図13の(c)に示すように、放射素子41aと放射素子41bとの間、および、放射素子42aと放射素子42bとの間の位相関係を調整する切替部44bとしては、図5の(c)に示す切替部14と同等のものを用いることができる。また、図13の(d)に示すように、放射素子41aおよび放射素子41bを図9に示すような位相反転アンテナによって構成し、図9の(b)および(c)に示す切替部24と同等の切替部44cを配置してもよい。
なお、図7に示すように、無線機1において、アンテナユニット10aおよび10bを夫々複数個設け、夫々アンテナ群AおよびBを構成してもよい(各アンテナ群を構成するアンテナユニットの数は2個以上)。このように、各アンテナユニットにおいてアレーアンテナを構成することにより、図7の破線で示す方向の指向性を絞ることができ、複数のアンテナユニットによってアンテナ群を構成することにより、図7の実線で示す方向の指向性を絞ることができる。また、無線機1は、各アンテナ群のアンテナユニットを用いて、MIMO通信を実行してもよい。
また、本実施形態を、アンテナ部15aおよび15bが一般的なダイポールアンテナを備えていた場合、一般的なアレーアンテナを備えていた場合と比較すると、以下のようなことが言える。
・アレーアンテナに比べ、ダイポールアンテナの方が広い指向性を有するため、取付角度が0°〜閾値角度θでは、本実施形態およびアレーアンテナを備える構成の方が、ダイポールアンテナを備える構成よりも、アンテナ間のアイソレーションが良好になる。
・一方、取付角度が閾値角度θ〜90°では、アレーアンテナの方がダイポールアンテナに比べて指向性利得の最大値が高くなるため、指向性利得の最大方向が対向する場合は、アレーアンテナを備える構成の方が、ダイポールアンテナを備える構成よりも、アンテナ間のアイソレーションが劣化する。しかし、本実施形態では、取付角度が閾値角度θ〜90°では逆相給電に切り替え、指向性を切り替えることにより、アンテナ間のアイソレーションが良好になる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るアンテナユニット(10)は、複数の放射素子(11、12、21、22、31a〜31d)を備えているアンテナ部(15、45)、該アンテナ部の取付角度を可変にする可動部(16)、該取付角度を検出する検出部(角度検出部18)、および該アンテナ部の指向性のヌルが、該検出部が検出した該取付角度に対して予め対応付けられている方向を向くように、少なくとも一組の上記放射素子間の位相関係を調整する位相関係調整部(切替部14、24、34、44)を備えている。
上記の構成によれば、アンテナ部が複数の放射素子を備えているため、位相調整部が、少なくとも一組の放射素子間の位相関係を調整することにより、アンテナ部の指向性を制御することができる。そして、検出部は、アンテナ部の取付角度を検出し、位相関係調整部は、アンテナ部の指向性のヌルが、検出部が検出した取付角度に対して予め対応付けられている方向を向くように、上記位相関係を調整する。これにより、アンテナ部の取付角度に応じて、アンテナ部の指向性のヌルを制御することができる。ゆえに、上記の構成によれば、アンテナ部の取付角度が変化したとしても、アンテナの干渉が生じる方向には、首尾よく、アンテナ部の指向性のヌルを向けることができる。よって、上記の構成によれば、アンテナの取付角度が変化するときに、アンテナの干渉を抑制することができる。
本発明の態様2に係るアンテナユニットは、上記態様1において、上記位相関係調整部は、位相関係を調整する対象の上記放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの上記放射素子の給電位相を変化させるものであってもよい。
上記の構成によれば、位相関係を調整する対象の放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの放射素子の給電位相を変化させることにより、当該組の位相関係を調整し、アンテナ部の指向性を首尾よく調整することができる。
本発明の態様3に係るアンテナユニットは、上記態様2において、上記位相関係調整部は、位相関係を調整する対象の上記放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの上記放射素子の給電位相を反転させるものであってもよい。
上記の構成によれば、位相関係を調整する対象の放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの放射素子の給電位相を反転させることにより、アンテナ部の指向性を首尾よく切り替えることができる。
本発明の態様4に係るアンテナユニットは、上記態様1において、上記位相関係調整部は、位相関係を調整する対象の上記放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの上記放射素子の給電位置を切り替えるものであってもよい。
上記の構成によれば、位相関係を調整する対象の放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの放射素子の給電位置を切り替えることにより、当該組の位相関係を調整し、アンテナ部の指向性を首尾よく調整することができる。
本発明の態様5に係る無線機(1)は、複数の、態様1〜4のアンテナユニット、および該複数のアンテナユニットが取り付けられた筐体(5)を備え、各該アンテナユニットの上記位相関係調整部は、少なくとも特定の取付角度において、各上記アンテナ部の指向性のヌルが、他の該アンテナユニットに向くように、上記少なくとも一組の上記放射素子間の位相関係を調整する。
上記の構成によれば、複数のアンテナユニットを備えた無線機において、各アンテナユニットのアンテナ部の指向性のヌルを、少なくとも特定の取付角度において、他のアンテナユニットに向くように制御することができる。これにより、同一筐体に取付られたアンテナユニット同士の干渉を抑制することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、無線通信技術において利用可能である。
1 無線機 5 筐体 10 アンテナユニット 11、12、21、22、31a〜31d 放射素子 14、24、34、44 切替部 15、45 アンテナ部 16 可動部 18 角度検出部(検出部)

Claims (5)

  1. 複数の放射素子を備えているアンテナ部、
    該アンテナ部の取付角度を可変にする可動部、
    該取付角度を検出する検出部、および
    該アンテナ部の指向性のヌルが、該検出部が検出した該取付角度に対して予め対応付けられている方向を向くように、少なくとも一組の上記放射素子間の位相関係を調整する位相関係調整部
    を備えていることを特徴とするアンテナユニット。
  2. 上記位相関係調整部は、位相関係を調整する対象の上記放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの上記放射素子の給電位相を変化させることを特徴とする請求項1に記載のアンテナユニット。
  3. 上記位相関係調整部は、位相関係を調整する対象の上記放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの上記放射素子の給電位相を反転させることを特徴とする請求項2に記載のアンテナユニット。
  4. 上記位相関係調整部は、位相関係を調整する対象の上記放射素子の組に対し、当該組に属する少なくとも一つの上記放射素子の給電位置を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナユニット。
  5. 複数の、請求項1〜4の何れか一項に記載のアンテナユニット、および
    該複数のアンテナユニットが取り付けられた筐体
    を備え、
    各該アンテナユニットの上記位相関係調整部は、少なくとも特定の取付角度において、各上記アンテナ部の指向性のヌルが、他の該アンテナユニットに向くように、上記少なくとも一組の上記放射素子間の位相関係を調整することを特徴とする無線機。
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