JP3284318B2 - テロマー - Google Patents

テロマー

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    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
    • C23F11/08Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
    • C23F11/10Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それ自身スケール防止
特性を有する新規なホスホン酸の(コ)テロマー、それ
らの製造、及び他のスケール防止および/または腐蝕防
止の(コ)テロマーのための中間体としての用途に関す
る。
【0002】
【従来の技術】天然水の大部分、及び水性システムは一
般に、金属、例えば、カルシウム、マグネシウム、バリ
ウム及びストロンチウムの溶解された塩を含む。水また
は水性システムが加熱を受けるとき、溶解された塩は不
溶性塩に転化され、そして水または水性システムと接触
している伝熱表面上にスケールとして沈澱する。加熱し
ない場合であっても、水または水性システムが濃縮され
るときは、不溶性塩はまた沈澱する。
【0003】塩の沈澱およびスケールの沈澱はやっかい
なものであり、水性システムを良好な作業状態に維持す
るのに費用の増大を引き起こす。
【0004】この分野では、非常に少量で水または水性
システムに添加することができ、不溶性塩が広い温度範
囲にわたって沈澱するように速度を低下させることがで
き、また、沈澱された不溶性塩を分散させることができ
る組成物を必要としている。さらに、いかなるスケール
が形成されても、該スケールは望ましくは、単なる機械
的手段により、表面から容易に除去可能であるべきであ
る。
【0005】幾つかの添加剤は、これらの目的のため、
水または水性システムに添加することが提案されてき
た。
【0006】米国特許第4046707号において、次
【化8】 {式中、R11は水素原子、メチル基、またはエチル基を
表わし、Rは水素原子、炭素原子数1ないし18のアル
キル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、
アリール基、アルアルキル基、次式
【化9】 〔R11は前記の意味を表わす〕で表わされる残基を表わ
し、m及びnの合計は最大100の整数をあらわすか、
またはRはOX〔Xは水素原子または炭素原子数1ない
し4のアルキル基を表わす〕を表わし、R1 はOX〔X
は前記の意味を表わす〕で表わされる残基を表わす}を
有するスケール防止(コ)テロマーおよびその塩が記載
されている。
【0007】欧州特許第150706号において、スケ
ール防止コテロマー化合物は、次式: {式中、Ra は−OX〔Xは水素原子、アルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属、アンモニウムまたはアミン残基
を表わす〕を表わし、Bは水素原子またはAを表わし、
Aは次式: 〔R11は水素原子、メチル基、またはエチル基を表わ
す〕で表わされる少なくとも1個の単位、及び次式: 〔Rb は水素原子、メチル基、またはCO2 e (Re
は水素原子または場合によりヒドロキシ基により置換さ
れた炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わす)を表
わし、Rc は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基、ヒドロキシメチル基、またはCO2 f (Rf
水素原子、次式: で表わされる残基、残基−〔CH2 −CH(Rg )O〕
z H<Rg は水素原子、メチル基、またはフェニル基を
表わし、zは1ないし20の整数を表わす>を表わす
か、またはRf は場合によりヒドロキシ基またはSO3
M<Mは水素原子またはアルカリ金属原子またはアルカ
リ土類金属原子を表わす>により置換された炭素原子数
1ないし8のアルキル基を表わし、Rd はCO2
e (Re は前記の意味を表わす)を表わすか、またはR
d は場合により1または2個のカルボキシル基により置
換された炭素原子数1ないし8のアルキル基、フェニル
基、アセチル基、ヒドロキシメチル基、アセトメチル
基、SO3 M,CH2 SO3 MまたはPO3 2 <Mは
前記の意味を表わす>,CONRh i (Rh 及びRi
は同一または異なり、それぞれ水素原子、炭素原子数1
ないし8のアルキル基、ヒドロキシメチル基、CH(O
H)CO2 MまたはC(CH3 2 SO3 M<Mは前記
の意味を表わす>、またはN(Rj )COCH3 <Rj
は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を
表わす>を表わし、そしてm1 及びn1 は、m1 とn1
の合計が3ないし100の範囲であり、n1 :m1の比
率が99:1ないし1:99の整数である〕で表わされ
る少なくとも1個の異なる単位を含むランダムポリマー
性残基を表わす}を有するコテロマー化合物(但し、得
られたテロマーは水溶性である)およびその塩が開示さ
れている。残基A中のm1 および/またはn1 の値は残
基B中のm1 および/またはn1 の値と同一か、または
異なる。
【0008】欧州特許第360746号は、次式:
【化14】 {式中、X1 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基、フェニル基、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属原子、またはアンモニウムもしくはアミン残基を表
わし、R1 はOX2 〔X2 はX1 と同一または異なり、
水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、フェニ
ル基、アルカリ金属原子またはアルカリ土類金属原子、
またはアンモニウムもしくはアミン残基を表わす〕を表
わすか、またはX1 及びX2 は一緒になって、コテロマ
ー分子のアニオン部分を有する中性錯体を形成する多価
金属原子であるか、またはX1 及びX2 は、環構造を形
成するため−CH2 CH2 −残基により架橋され、A1
は次式:
【化15】 で表わされる少なくとも1単位、及び次式:
【化16】 〔式中、R2 は水素原子、または場合により1または2
個のカルボキシル基により置換された炭素原子数1ない
し4のアルキル基を表わし、X3 はX1 及びX2 と同一
または異なり、水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基、フェニル基、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属原子、またはアンモニウムもしくはアミン残基を表
わす〕で表わされる少なくとも1個の異なる単位を含む
ランダムポリマー性残基を表わし、R3 は水素原子、メ
チル基、または残基CO2 6 〔R6 は水素原子、また
は場合によりヒドロキシ基により置換された炭素原子数
1ないし8のアルキル基を表わす〕を表わし、R4 は水
素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、ヒドロキ
シメチル基、またはCO2 7 {R7 は水素原子、次
式:
【化17】 で表わされる残基、式−〔CH2 −CH(R8 )O〕z
H<R8 は水素原子、メチル基、またはフェニル基を表
わし、zは1ないし20の整数を表わす>の残基を表わ
すか、またはR7 は場合によりヒドロキシ基またはSO
3 4 <X4 は水素原子またはアルカリ金属またはアル
カリ土類金属原子を表わす>により置換された炭素原子
数1ないし8のアルキル基を表わす}を表わし、R5
残基−CO2 7 (R7 は前記の意味を表わす)、場合
により1または2個のカルボン酸基により置換された炭
素原子数1ないし8のアルキル基を表わすか、またはR
5 は場合によりヒドロキシル基またはSO3 4 により
置換されたフェニル基を表わすか、またはR5 はアセチ
ル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシル基、アセトメ
チル基、SO3 4 ,CH2 SO3 4 またはPO
3 (X4 2 <X4 は前記の意味を表わす>,−CON
9 10(R9 及びR10は同一または異なり、それぞれ
水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、ヒドロ
キシメチル基、−CH(OH)CO2 4 ,−C(CH
3 2 CH2 SO3 4 ,−C(CH3 2 CH2 CO
2 4 または−C(CH3 2 CH2 PO3 (X4 2
<X4 は前記の意味を表わす>、または−N(R11)C
OCH3 <R11は水素原子または炭素原子数1ないし8
のアルキル基を表わす>を表わす)を表わすか、または
5 はR3 と一緒になって、カルボン酸無水物部分−C
O.O.CO−を形成し、そしてm11及びn11は、m11
とn11の合計が2ないし100の範囲であり、n11:m
11の比率が99:1ないし1:99の整数である〕で表
わされる少なくとも1個の異なる単位を含むランダムポ
リマー性残基を表わす}を有するコテロマー化合物(但
し、得られたテロマーは水溶性である)およびその塩が
記載されている。
【0009】これらの公知のスケール防止および/また
は腐蝕防止(コ)テロマーは、適当なオレフィンモノマ
ーを亜リン酸、またはそのエステルまたは塩で、反応開
始剤、例えば、有機過酸化物の存在下に反応することに
より、慣用的に製造される。
【0010】亜リン酸それ自身が反応物として使用され
るとき、特別な冶金プラントが、酸のより高い腐蝕特性
ゆえに必要とされる。望ましい(コ)テロマーの収量は
低く、除去される必要がある高濃度の未反応亜リン酸が
反応混合物中に残る。
【0011】さらに、スケール防止剤としての用途向き
の最終製品には明らかに望ましくない低い亜リン酸含量
を有するオレフィンのホモ−および/またはコポリマー
が、形成される可能性がある。
【0012】亜リン酸の誘導体が例えば、反応物として
使用されるとき、望ましい(コ)テロマーの収量が向上
するにもかかわらず、有機反応混合物は、(コ)テロマ
ーの遊離酸形態を得るため、不経済な加水分解操作を受
けさせる必要があり、そして不要の生成物から加水分解
された生成物を回収するための不経済な分離操作が必要
とされる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】公知の有機反応システ
ムと関連したこれらの問題は、新しい水性反応技術を利
用することにより克服されうることが見い出された。
【0014】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は次式I
【化18】 〔式中、X5 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基、フェニル基、アルカリ金属原子、アルカリ土類
金属原子、またはアンモニウムもしくはアミン残基を表
わし、A2 は次式II:
【化19】 を有するホモポリマー残基を表わすか、またはA2 は2
個もしくはそれ以上の異なる残基−〔CH(W1 )−C
(W2 )(W3 )〕r {W1 は水素原子、メチル基、ま
たは残基−CO2 4 (W4 は水素原子または場合によ
りヒドロキシ基により置換された炭素原子数1ないし8
のアルキル基を表わす)を表わし、W2 は水素原子、炭
素原子数1ないし4のアルキル基、ヒドロキシメチル
基、−CO2 5 (W5 は水素原子、次式
【化20】 で表わされる残基、次式
【化21】 <W6 は水素原子、メチル基、またはフェニル基を表わ
し、sは1ないし100、好ましくは1ないし50、特
に1ないし20の整数を表わす>で表わされる残基であ
るか、またはW5 は場合によりSO3 5 <X5 は前記
の意味を表わす>により置換された炭素原子数1ないし
8のアルキル基を表わす)を表わし、W3 は残基−CO
2 4 (W4 は前記の意味を表わす)で表わされるか、
またはW3 は場合により1または2個のカルボン酸基に
より置換された炭素原子数1ないし8のアルキル基、ま
たは場合によりヒドロキシル基またはSO3 5 (X5
は前記の意味を表わす)で表わされる基により置換され
たフェニル残基を表わすか、またはW3 はアセチル基、
ヒドロキシメチル基、ヒドロキシル基、アセトメチル
基、−SO3 5 、−CH2 SO3 5 、または−PO
3 (X5 2 <X5 は前記の意味を表わす>で表わされ
る基、残基−CONW7 8 (W7 及びW8 は同一また
は異なり、それぞれ水素原子、炭素原子数1ないし8の
アルキル基、ヒドロキシメチル基、または残基−CH
(OH)CO2 5 、−C(CH3 2 CH2 SO3
5 、−C(CH3 2 CH2 CO2 5 、または−C
(CH3 2 CH2 PO3 (X5 2 <X5 は前記の意
味を表わす>を表わすか、または−N(W9 )COCH
3 <W9 は水素原子または炭素原子数1ないし4のアル
キル基を表わす>を表わす)を表わすか、またはW3
−CH2 〔O(CH2 p −〕s OW9 <W9 及びsは
前記の意味を表わし、pは1ないし12の整数を表わす
>を表わすか、またはW3 及びW1 はカルボン酸無水物
部分−CO.O.CO−を形成し、rは2ないし10
0、好ましくは4ないし50、特に4ないし20の整数
を表わす}を含むコポリマー残基を表わす〕を有する
(コ)テロマーの製造のための水性方法であって、水性
媒体中、次式III:
【化22】 〔式中、X5 は前記の意味を表わし、Yは−OR3 {R
3 は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル
基、または−NR4 5 (R4 及びR5 は独立して、水
素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わ
すか、またはR4 及びR5 はそれらが結合している窒素
原子と一緒になって、N−ヘテロ環、例えばピリジン、
ピペリジンまたはモルホリン環を形成する)を表わす}
を表わし、R1 及びR2 は独立して、水素原子または炭
素原子数1ないし4のアルキル基を表わすか、またはR
1 及びR2 はそれらが結合している炭素原子と一緒にな
って、シクロペンチルまたはシクロヘキシル環を形成す
る〕を有する化合物を、 式IV:CH(W1 )=C(W2 )(W3 ){式中、W
1 ,W2 及びW3 は前記の意味を表わす}で表わされる
1またはそれ以上のオレフィンのrモルと反応させて、
次式V:
【化23】 {式中、Y,R1 ,R2 ,X5 及びA2 は前記の意味を
表わす}で表わされる化合物を形成し、その後、式Vで
表わされる化合物を式Iで表わされる化合物に転換す
る、例えば、次亜塩素酸塩での反応によることからなる
方法を提供する。
【0015】炭素原子数1ないし4のアルキル残基
5 ,W1 ,W2 ,W9 ,R3 ,R4 及びR5 の例は、
直鎖または分枝鎖であり、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、及びn−ブチル基の残基を
含む。
【0016】炭素原子数1ないし8のアルキル残基
3 ,W4 ,W5 ,W7 またはW8 は、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、及びn−
オクチル基を含む。
【0017】ヒドロキシ基で置換された炭素原子数1な
いし8のアルキル残基W4 は例えば、ヒドロキシメチル
基、2−ヒドロキシエチル基、2−または3−ヒドロキ
シプロピル基、2−または4−ヒドロキシブチル基、2
−または6−ヒドロキシヘキシル基、及び2−または8
−ヒドロキシオクチル基である。
【0018】カルボキシ−炭素原子数1ないし8のアル
キル残基W3 は、カルボキシメチル基、2−カルボキシ
エチル基、3−カルボキシプロピル基、4−カルボキシ
ブチル基、3,4−ジカルボキシブチル基、6−カルボ
キシヘキシル基、及び8−カルボキシオクチル基を含
む。
【0019】アルカリ金属原子X5 は特に、アルカリ金
属、例えば、ナトリウムまたはカリウムイオン、及びア
ルカリ土類金属原子X5 は特に、カルシウム、バリウム
またはストロンチウムイオンである。アミン残基X5
例えば、アンモニウム、−NH(CH3 3 ,−NH
(C2 5 3 または−NH(CH2 CH2 OH)3
ある。
【0020】式Iの好ましい(コ)テロマーは、A2
式II{W1 は水素原子を表わし、W2 は水素原子また
はCO2 4 を表わし、W3 は前記の意味を表わす}で
表わされるホモポリマー残基を表わすか、またはA2
式II{W1 は水素原子を表わし、W2 は水素原子また
はCO2 4 を表わし、W3 は前記の意味を表わす}で
表わされる少なくとも1個の単位、及び式II{W1
水素原子または−CO2 4 <W4 は前記の意味を表わ
す>を表わし、W2 は水素原子または−CO2 4 <W
4 は前記の意味を表わす>を表わし、W3 は前記の意味
を表わす}で表わされる少なくとも1単位を含むコポリ
マーを表わす(コ)テロマーである。
【0021】式IIIで表わされる化合物と、オレフィ
ンまたは式IVで表わされるオレフィンとの反応は、一
般に米国特許第2957931号に記載された反応開始
剤の存在下に行われる。適当な反応開始剤は、遊離の官
能基を得るため反応条件下に分解する材料を含む。その
ような材料の例は、ビスアゾイソブチロニトリル;有機
過酸化物、例えば、ベンゾイルパーオキシド、メチルエ
ーテルケトンパーオキシド、ジ−第三ブチルパーオキシ
ド、及びモノブチルヒドロパーオキシド;及び酸化剤、
例えば、過酸化水素、過臭素酸ナトリウムおよび過硫酸
ナトリウムである。
【0022】式Vの中間体生成物は、新規な化合物であ
り、そうであるから本発明の一目的を形成する。式Vの
中間体化合物はそれ自体、スケール防止特性を示す。
【0023】式IVのオレフィン反応剤の例は、アクリ
ル酸、メタクリル酸、1−カルボキシメチルアクリル
酸、並びにその炭素原子数1ないし4のアルキルまたは
フェニルエステル、またはアルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウムまたはアミン塩、アクリルアミド、
N−ヒドロキシメチルアクリルアミド、N,N−ジメチ
ル−アクリルアミド、N−ビニル−N−メチルアセタミ
ド、N−アリルアセタミド、N−アクリルアミドグリコ
ール酸、メタクリル酸、メチルメタクリレート、エチル
アクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート、2−カルボキシエチルアクリレート、マレイン
酸、無水マレイン酸、マレイミド、3−ブテン−1,
2,3−トリカルボン酸、ジメチルマレート、ジエチル
マレート、ジエチルフマレート、イタコン酸、ジメチル
イタコネート、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、
4−スチレンスルホン酸、3−スルホプロピルアクリル
酸のナトリウムまたはカリウム塩、2−アクリルアミド
−2−メチル−プロパンスルホン酸、ビニルホスホン
酸、スチレンホスホン酸、アリルアルコール、アリルア
セテート、ビニルアセテート、スチレン、α−メチルス
チレン、ヘキセン、オクテン、N−アクリルアミドプロ
パンスルホン酸、グリシジルメタクリレート、クロトン
酸、エチルクロトネート、ポリエチレングリコールエス
テル、(メタ)アクリル酸のポリプロピレングリコール
エステル、及びアリルポリエチレンまたはプロピレング
リコールエーテルを含む。
【0024】式IIIの化合物は、次式VI:
【化24】 を有する次亜リン酸を次式VII:
【化25】 (Y0 がOまたはNR4 を表わし、R1 及びR2 が前記
の意味を表わす)を有する化合物で反応することにより
製造される。
【0025】反応は最初に、鉱酸、例えば、塩酸を次亜
リン酸の塩またはエステル、例えば、次亜リン酸ナトリ
ウムに添加することにより都合良く行われ、もとの次亜
リン酸を生じる。その後、式VIIの化合物が添加され
る。反応は好ましくは、高められた温度、都合良くは反
応混合物の還流温度で行われる。式IIIの生成物は遊
離の酸、塩またはエステルとして、慣用の方法により分
離される。
【0026】式IIIの化合物中のYが−NR4 5
とき、そのような化合物は、次亜リン酸を式VIIA:
O=CR1 2 (R1 及びR2 は前記の意味を表わす)
で表わされる化合物で、アミンR4 5 NHの存在下、
反応することにより製造される。
【0027】式VIIまたはVIIAのカルボニル反応
物の例は、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロ
ピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、アセトン、メチ
ルエチルケトン、ジエチルケトン、ジプロピルケトン、
ジブチルケトン、シクロペンタノン及びシクロヘキサノ
ンを含み、イミン反応物VIIの例はメチルエチルケチ
ミン及びシクロヘキシルケチミンである。
【0028】本発明の方法により製造された式Iの生成
物は、水溶液として得られる。これらの溶液は、減圧下
に、部分的にまたは完全に蒸発させても良い。未精製の
反応生成物は、スケール防止(コ)テロマー生成物とし
て直接使用される。所望により反応生成物は精製されう
る。
【0029】適当な精製手順の例を以下に示す: i)水性反応溶媒の蒸発により、水中に残渣を溶解し、
水不混和性の有機溶媒、例えば、エーテルで洗浄し、そ
して水溶液を蒸発させる。 ii)水性反応溶媒の蒸発により、適当な溶媒、例え
ば、メタノールに残渣を溶解し、そして非溶剤、例え
ば、エーテルの添加により再沈澱する。所望ならば、そ
のように得られたどんな酸基も慣用の方法により、相当
する塩のグループに転換される。
【0030】式Iの化合物中の酸性水素原子の幾つかま
たは全部が、上記に定義された塩形成塩基から誘導され
たカチオンにより置換された式Iの化合物の塩は、化合
物式Iの水性またはアルコール性溶液を、ある量の必須
塩基を含む水性またはアルコール性溶液で、化学量論の
要求より過剰の、等しい、または少量において、混合す
ることにより製造される。
【0031】その後、溶媒は蒸発により除去されうる。
本発明の防止剤が有益であると証明されるだろう水含有
システムの多くにおいて、水は中和を行うために十分に
アルカリ性であり、本発明の生成物だけが添加される必
要がある。
【0032】本発明はまた、スケール形成または水性シ
ステム中の汚れを防止するため、および/または水性シ
ステムと接触させて金属表面の腐蝕を防止するための水
性システムの処理方法において、式Vで表わされる
(コ)テロマー化合物またはその塩を該システムに添加
することからなる方法を提供する。
【0033】実際に、水性システムの処理に使用される
式Vの化合物の量は、化合物が実施するのに必要な保護
作用により変化する。
【0033】例えば、場合により同時にスケール防止処
理を伴う腐蝕を防止する保護処理に対して、水性システ
ムに添加される式Vの化合物の量は、水性システムの重
量に基づいて0.1ないし50,000ppm(0.0
0001ないし5重量%)、好ましくは1ないし500
ppm(0.0001ないし0.05重量%)の範囲で
ある。単一のスケール防止処理に対して、添加される式
Vの化合物の量は、水性システムの重量に基づいて、好
都合には1ないし200、好ましくは1ないし30pp
mである。
【0034】処理されるべき最とも相対的に希釈した水
性分散に対して、分散剤/防汚剤として添加される式V
の化合物の量は、好都合には重量により1ないし200
ppm、好ましくは2ないし20ppmである。しか
し、処理されるべき水性スラリーは、式Vの化合物のよ
り高い濃度、例えば、全部の固体(全水性システムの7
0重量%と同じ濃度)に基づいて0.1ないし5重量%
を要求する。
【0035】スケールの沈澱および水溶液からの塩の沈
澱を防止するために使用されるとき、式Vの化合物また
はその塩は、カルシウム、マグネシウム、バリウムまた
はストロンチウムのカチオンとアニオン、例えば、硫酸
塩、炭酸塩、水酸化物、リン酸塩及びケイ酸塩から誘導
されたスケール形成塩の沈澱を防止するのに特に有効で
ある。
【0036】本発明により処理される水性システムに関
して、組み合わされた腐蝕防止及びスケール防止処理に
関して特に興味深いことは、冷却水システム、蒸気発生
システム、海水エバポレーター、逆浸透装置、紙製造装
置、糖エバポレーター装置、土壌灌漑システム、静水か
ま、ガス洗浄システム、閉回路加熱システム、水に基づ
く冷凍システム、及びダウン−ウエル システム(down
-well systems);腐蝕防止処理のみに対して、特に興味
深い水性システムは、水性機械加工液配合物〔例えば、
ボーリング、微粉砕、リーマー仕上げ、ブローチング
(broaching)、圧伸成形、スピニング、旋削、切断、の
こ抜き、研削、及びねじ切り操作に、または正確な切断
によらない成形、または圧延操作に使用するため〕、水
性研磨システム、水性グリコール不凍液システムを含む
エンジン冷却剤、水/グリコール作動液;そして水に基
づくポリマー表面コーティングシステム、または溶媒に
基づくポリマーシステム、例えば、テトラヒドロフラ
ン、ケトンまたはアルコキシアルカノールを含むシステ
ムを含む。
【0037】本発明により使用される式Vの防止剤化合
物は単独で、または水性システムの処理に有益であると
公知の他の化合物と共に使用されうる。
【0038】完全な水性、例えば、冷却水システム、エ
アコンディショニングシステム、蒸気発生システム、海
水エバポレーターシステム、静水かま、及び閉回路加熱
または冷凍システムであるシステムの処理において、他
の腐蝕防止剤は例えば、水可溶性の亜鉛塩;リン酸塩;
ポリホフェート;ホスホン酸およびそれらの塩、例え
ば、ヒドロキシエチルジホスホン酸(HEDP),ニト
リロトリスメチレンホスホン酸およびメチルアミノジメ
チレンホスホノカルボン酸およびそれらの塩、例えば、
ドイツ公開公報第2632774号に記載されたもの、
ヒドロキシホスホノアセト酸、2−ホスホノブタン−
1,2,4−トリ−カルボン酸(PBSAM)及び英国
特許第1572406号に開示されたもの;硝酸塩、例
えば、硝酸ナトリウム;亜硝酸塩、例えば、亜硝酸ナト
リウム;モリブデン酸塩、例えば、モリブデン酸ナトリ
ウム、タングステン酸塩、例えば、タングステン酸ナト
リウム;ケイ酸塩、例えば、ケイ酸ナトリウム;ベンゾ
トリアゾール、ビス−ベンゾトリアゾールまたは銅不活
性化ベンゾトリアゾール、またはトルトリアゾール誘導
体、例えば、それらのマンニッヒ塩基誘導体;メルカプ
トベンゾトリアゾール;N−アシルサルコシン;N−ア
シルイミノジアセト酸;エタノールアミン;脂肪族アミ
ン;及びポリカルボン酸、例えば、ポリマレイン酸及び
ポリアクリル酸、並びにそれらのアルカリ金属塩、無水
マレイン酸のコポリマー、例えば、無水マレイン酸とス
ルホン化スチレンのコポリマー、アクリル酸のコポリマ
ー、例えば、アクリル酸とヒドロキシアルキル化アクリ
ル酸のコポリマー、及びポリマレイン酸およびポリアク
リル酸およびそれらのコポリマーの置換された誘導体が
使用される。
【0039】さらに、完全な水性システムにおいて、本
発明により使用される防止剤は、他の分散剤および/ま
たは限界剤、例えば、重合されたアクリル酸(またはそ
の塩)、ホスフィノ−ポリカルボン酸(英国特許第14
58235号で請求された)、欧州特許出願第0150
706号に記載されたコテロマー性化合物、加水分解さ
れたポリアクリロニトリル、重合されたメタクリル酸及
びその塩、ポリアクリルアミドおよびアクリル酸とメタ
クリル酸からのポリアクリルアミドコポリマー、スルホ
ン酸リグニン及びその塩、タンニン、ナフタレンスルホ
ン酸/ホルムアルデヒド縮合物、デンプン及びその誘導
体、セルロース、アクリル酸/低級アルキルヒドロキシ
−アクリレートコポリマー、例えば、米国特許第402
9577号に記載されたもの、スチレン/無水マレイン
酸コポリマー、及びスルホン化スチレンホモポリマー、
例えば、米国特許第4374733号に記載されたも
の、及びそれらの配合物と共に使用されうる。
【0040】特別な限界剤、例えば、2−ホスホノ−ブ
タン−1,2,4−トリカルボン酸(PBSAM)、ヒ
ドロキシエチルジホスホン酸(HEDP)、加水分解さ
れたポリマレイン酸無水物およびその塩、アルキルホス
ホン酸、ヒドロキシホスホノアセト酸、1−アミノアル
キル−1、1−ジホスホン酸及びその塩、及びアルカリ
金属ポリホスフェートはまた、使用されうる。
【0041】特に興味深い添加パッケージは、1または
それ以上のポリマレイン酸またはポリアクリル酸または
それらのコポリマー、または置換されたコポリマー、ヒ
ドロキシホスホノアセト酸、HEDP、PBSAM、ト
リアゾール、例えば、トルトリアゾール、モリブデン酸
塩および亜硝酸塩と一緒に、式Vの化合物を含むもので
ある。
【0042】沈澱化剤、例えば、アルカリ金属オルソホ
スフェート、カルボネート;酸素除去剤、例えば、アル
カリ金属スルフィット及びヒドラジン;金属イオン封鎖
剤、例えば、ニトリロトリアセト酸及びその塩;消泡
剤、例えば、ケイ素樹脂、例えば、ポリジメチルシロキ
サン、ジステアリルセバカミド、ジステアリールアジパ
ミド、及びエチレンオキシドおよび/またはプロピレン
オキシド縮合物から誘導された関連生成物、さらに、脂
肪アルコール、例えば、カプリルアルコール及びそれら
のエチレンオキシド縮合物;及び殺生物剤、例えば、ア
ミン、第四級アンモニウム化合物、クロロフェノール、
硫黄含有化合物、例えば、スルホン、メチレンビスチオ
シアネートおよびカルバメート、イソチアゾロン、臭素
化プロピオンアミド、トリアジン、ホスホニウム化合
物、塩素および塩素脱離剤、臭素および臭素脱離剤、及
び有機金属化合物、例えば、トリブチルスズ酸化物が使
用される。
【0043】本発明の方法により処理されるべきシステ
ムが完全な水性、例えば、水性機械加工液配合物でない
とき、例えば、水で希釈可能な切断または研削用液体で
ありうる。
【0044】本発明の水性機械加工液配合剤は例えば、
金属加工用配合剤でありうる。”金属加工”により、リ
ーマー仕上げ、ブローチング、圧伸成形、スピニング、
切断、研削、ボーリング、微粉砕、旋削、のこ抜き、切
断によらない成形、または圧延を意味する。
【0045】腐蝕防止配合物が混合されうる、水に希釈
可能な切断または研削用液体の例を以下に示す: a)研削液として通常使用され、1:50ないし1:1
00の希釈液として使用される、1またはそれ以上の腐
蝕防止剤、及び場合により1またはそれ以上の耐磨耗剤
の水性原液; b)切断操作用として1:20ないし1:40の希釈液
として、及び研削用として1:60ないし1:80の希
釈液として使用される、殺生物剤、腐蝕防止剤および耐
磨耗剤を含むポリグリコール; c)水で希釈された生成物を半透明にするため、十分な
乳化剤と共に、さらに10ないし25%のオイルを含む
が、(b)に類似の半合成切断用液; d)例えば、乳化剤、腐蝕防止剤、極圧剤/耐磨耗剤、
殺生物剤、消泡剤、カップリング剤等を含む乳化可能な
鉱油原液;それらは一般に、白色不透明な乳濁液に水で
1:10ないし1:50に希釈される; e)オイルを除き、さらに乳化剤を含む(d)に類似の
生成物を1:50ないし1:100の範囲に希釈して、
切断または研削操作用の半透明な乳濁液を与える。
【0046】水性システム成分が水性機械加工液配合物
であるこれらの部分的な水性システムのため、本発明に
より使用される式Vの防止剤は単一で、または他の添加
剤、例えば、公知の他の腐蝕防止剤、および/または極
圧剤と混合して使用されうる。
【0047】これらの水性システムにおいて使用されう
る他の腐蝕防止剤の例は、本発明により使用される防止
剤組成物に加えて、以下の類を含む: a)有機酸、それらのエステル、またはアンモニウム、
アミン、アルカノールアミン及び金属塩、例えば、安息
香酸、p−第三ブチル安息香酸、セバシン酸二ナトリウ
ム、ラウリル酸トリエタノールアミン、イソ−ノナン
酸、(p−トルエンスルホンアミドカプロン酸)のトリ
エタノールアミン塩、ベンゼンスルホンアミドカプロン
酸のトリエタノールアミン塩、欧州特許第41927号
に記載された5−ケトカルボン酸誘導体のトリエタノー
ルアミン塩、ナトリウム N−ラウロイルサルコシネー
ト、またはノニルフェノキシ酢酸;
【0048】b)窒素含有材料、例えば、以下のタイ
プ:脂肪酸アルカノールアミド;イミダゾリン、例え
ば、1−ヒドロキシ−エチル−2−オレイル−イミダゾ
リン;オキサゾリン;トリアゾール、例えば、ベンゾト
リアゾール、またはそれらのマンニッヒ塩基誘導体;ト
リエタノールアミン;脂肪族アミン;無機塩、例えば、
亜硝酸ナトリウム、及び欧州特許出願第46139号に
記載されたカルボキシ−トリアジン化合物; c)リン含有材料、例えば、以下のタイプ:アミンホス
フェート、ホスホン酸または無機塩、例えば、リン酸二
水素ナトリウムまたはリン酸亜鉛; d)硫黄含有材料、例えば、以下のタイプ:ナトリウ
ム、カルシウムまたはバリウムの石油スルホン酸塩、ま
たはヘテロ環状物、例えば、ナトリウム メルカプトベ
ンゾチアゾール。
【0049】窒素含有材料、特にトリエタノールアミン
が好ましい。本発明により処理されたシステムに存在す
る極圧剤の例は、硫黄原子および/またはリン原子およ
び/またはハロゲン原子を含有する材料、例えば、硫化
された精油、硫化された脂肪、トリトリルホスフェー
ト、塩素化パラフィンまたはエトキシ化ホスフェートエ
ステルを含む。
【0050】本発明により処理された水性システム中に
トリエタノールアミンが存在するとき、トリエタノール
アミンに対する防止剤組成物の割合が2:1ないし1:
20であるような量で存在するのが好ましい。
【0051】本発明の方法により処理された部分的な水
性システムはまた、水性表面コーティング組成物、例え
ば、金属基質のためのエマルション塗料および水性粉末
コーティング剤である。
【0052】水性表面コーティング組成物は、金属基質
をコーティングするための、例えば、スチレン−アクリ
ルコポリマー エマルション塗料のような塗料、樹脂、
ラテックスまたは他の水に基づいたポリマー表面コーテ
ィングシステムである。本発明により使用された防止剤
組成物は、表面コーティングに適用する間、金属基質の
閃光によるサビを防止するため、そしてコーティングさ
れた金属を使用する間、二次的な腐蝕を防止するため使
用される。
【0053】本発明の方法により処理された水性表面コ
ーティング組成物において、防止剤組成物は単一で、ま
たは他の添加剤、例えば、公知の腐蝕防止剤、殺生物
剤、乳化剤および/または顔料と混合により使用されう
る。
【0054】使用される他の公知の腐蝕防止剤は例え
ば、上記で定義された類a),b),c)及びd)の化
合物である。
【0055】これらの水性システムで使用される殺生物
剤の例は、式Vの化合物に加えて、以下に示すものを含
む:フェノール、並びにアルキル化−及びハロゲン化−
フェノール、例えば、ペンタクロロフェノール、o−フ
ェニルフェノール、o−フェノキシフェノール、及び塩
素化o−フェノキシフェノール、並びにサリチルアニリ
ド、ジアミン、トリアジン及び有機金属化合物、例え
ば、有機水銀化合物および有機スズ化合物。
【0056】これらの水性システムで使用される顔料の
例は、式Vの化合物に加えて、二酸化チタン、クロム酸
亜鉛、酸化鉄および有機顔料、例えば、フタロシアニン
を含む。
【0057】すでに示されているように、式Vのコテロ
マーは、共通の沈澱物、例えば、酸化鉄および/または
鉄塩、カルシウム及びマグネシウム沈澱物、例えば、そ
れらのカーボネート、スルフェート、オキサレートおよ
びホスフェート、及びそのような水中で見い出された沈
泥、アルミナ、シリケートおよび粘土に対する分散剤お
よび/または防汚剤として作用する。
【0058】特に、本発明の方法はカルシウムイオンを
5−1500ppm含む水性システム中の沈澱物の分
散、同様に懸濁した固体の分散に適用することができ
る。
【0059】本発明のこの局面は、陶土の採掘場から使
用者までに移送する間にはっきり分離しないスラリーを
得ることが重要である陶土産業における用途に特に、見
い出される。これのスラリー中において懸濁化された固
体が高濃度のとき、式Vのコテロマーは陶土を分散
し、”製造過程の”分散剤として、及び研削の助剤とし
て価値あることが見い出された。
【0060】以下の実施例はさらに、本発明を説明す
る。参考例1 44gの次亜リン酸ナトリウムに、ゆっくりと102g
の塩酸(36%)、続いて43.5gのアセトンを添加
する。混合物を7時間還流するため、混合しながら加熱
する。生成物を蒸留水で2回洗浄する。24gのNaO
Hを添加し、得られた溶液を乾燥するため蒸発する。9
0gの生成物(次亜リン酸ナトリウムに基づいて92%
の収量)を得る。31P NMRは生成物に相当する3
9.3ppmでメインピークを示す。%P=13.5
%。
【0061】参考例2 17.6gの次亜リン酸ナトリウム、39.46gの3
7%HClおよび21.6gのメチルエチルケトンを使
用して、参考例1の方法を繰り返す。混合物を8時間還
流するため、混合しながら加熱する。生成物を蒸留水で
2回洗浄する。12.2gのNaOHを添加し、得られ
た溶液を乾燥するため蒸発する。44.26gの生成物
(次亜リン酸ナトリウムに基づいて95.56%の収
量)を得る。31P NMRは39.7ppmでメインピ
ークを示す。%P=10.62%。
【0062】参考例3 参考例1 の方法を使用して、44gの次亜リン酸ナトリ
ウム、51gの37%HClおよび22gのアセトアル
デヒドを反応する。混合物を7.5時間還流するため、
混合しながら加熱する。18.3gのNaOHを添加
し、得られた溶液を乾燥するため蒸発する。85gの生
成物(次亜リン酸ナトリウムに基づいて77.09%の
収量)を得る。31P NMRは35.7ppmでメイン
ピークを示す。%P=15.6%。
【0063】参考例4 9.9gのシクロヘキシルアミンに、冷却しながら、1
3.2gの次亜リン酸(50%溶液)、続いて45gの
ホルムアルデヒド溶液(40%)を添加する。溶液を9
5℃で5.5時間加熱する。2.5gのNaOHを添加
し、得られた溶液を乾燥するため蒸発する。18.4g
の生成物(次亜リン酸に基づいて51.7%の収量)を
得る。31P NMRは生成物に相当する10ppmでメ
インピークを示す。%P=12.0%。
【0064】参考例5 参考例1 の方法を使用して、22gの次亜リン酸ナトリ
ウム、74gの37%HClおよび24.5gのシクロ
ヘキサノンを反応する。混合物を8時間還流するため、
混合しながら加熱する。32gのNaOHを添加し、得
られた溶液を乾燥するため蒸発する。32.1gの生成
物(次亜リン酸ナトリウムに基づいて94.2%の収
量)を得る。31P NMRは37.9ppmでメインピ
ークを示す。%P=15.49%。
【0065】実施例1 352gの水に溶解された100.6gの参考例1の生
成物に、160gの水に溶解された23.83gの過硫
酸ナトリウム、及び240gの水に溶解された82.3
gの参考例1の生成物と一緒に576gのアクリル酸
を、5時間かけて、80℃で攪拌しながら別々に滴下す
る。温度を90℃で1時間保ち、その後、2時間で10
0℃に上昇して、固体含量50%の生成物1504.5
gを製造する。生成物はMn =1144及びMw =23
93、%P=2.6%を有する。
【0066】実施例2 70gの蒸留水に溶解された19.7gの参考例1の生
成物に、32gの水に溶解された4.77gの過硫酸ナ
トリウム、及び48mlの蒸留水に溶解された16.1
2gの参考例1の生成物と一緒に28.8gのアクリル
酸を、2時間かけて、80℃で攪拌しながら別々に滴下
する。温度を80℃で1時間保ち、その後、1時間で1
00℃に加熱して、固体含量33%の生成物215gを
製造する。生成物はMn =576,Mw =819を有す
るGPCにより特徴付けられ、%リン含量は7%であ
る。
【0067】実施例3 70mlの水に溶解された19.7gの参考例1の生成
物に、32mlの水に溶解された4.77gの過硫酸ナ
トリウム、及び48mlの水に溶解された16.12g
参考例1の生成物と一緒に144gのアクリル酸を、
2時間かけて、80℃で攪拌しながら別々に滴下する。
温度を80℃で1時間保ち、その後、2時間で100℃
に上昇して、固体含量55%の生成物330.6gを製
造する。生成物はMn =1706及びMw =2985、
%P=2.6%を有する。
【0068】実施例4 70mlの水に溶解された19.7gの参考例1の生成
物に、32mlの水に溶解された4.77gの過硫酸ナ
トリウム、及び48mlの水に溶解された16.12g
参考例1の生成物と一緒に86gのアクリル酸を、2
時間かけて、80℃で攪拌しながら別々に滴下する。温
度を80℃で1時間保ち、その後、2時間で100℃に
上昇して、固体含量49.4%の生成物274gを製造
する。生成物はMn =1340及びMw =2418、%
P=3.9%を有する。
【0069】実施例5 25mlの水に溶解された9.66gの参考例5の生成
物に、20mlの水に溶解された2.38gの過硫酸ナ
トリウム、及び20mlの水に溶解された9.66gの
参考例5の生成物と一緒に57.6gのアクリル酸を、
2時間かけて、80℃で攪拌しながら別々に滴下する。
温度を100℃に上昇させ、100℃で2時間保ち、固
体含量52.36%、Mn =973及びMw =174
5、%P=3.4%を有する生成物149gを製造す
る。
【0070】実施例6 20mlの水に溶解された7.64gの参考例4の生成
物に、15mlの水に溶解された1.9gの過硫酸ナト
リウム、及び20mlの水に溶解された7.64gの
考例4の生成物と一緒に23.04gのアクリル酸を、
2時間かけて、80℃で攪拌しながら別々に滴下する。
その後、温度を100℃に上昇させ、100℃で2時間
保ち、固体含量43.57%、Mn =1707及びMw
=4616、%P=4.7%を有する生成物76.06
gを製造する。
【0071】実施例7 70mlの水に溶解された20.67gの参考例2の生
成物に、30mlの水に溶解された4.77gの過硫酸
ナトリウム、及び48mlの水に溶解された20.67
gの参考例2の生成物と一緒に86.4gのアクリル酸
を、2時間かけて、80℃で攪拌しながら別々に滴下す
る。温度を100℃に上昇させ、その後、100℃で2
時間保ち、固体含量47.3%、Mn =1018及びM
w =1747、%P=3.2%を有する生成物269.
4gを製造する。
【0072】実施例8 15mlの水に溶解された8.85gの参考例1の生成
物に、10mlの水に溶解された2.38gの過硫酸ナ
トリウム、及び15mlの水に溶解された8.85gの
参考例1の生成物と一緒に416gのビニルスルホン酸
(H2 O中25%)を、2時間かけて、80℃で攪拌し
ながら別々に滴下する。温度を80℃で1時間保ち、そ
の後、2時間で100℃に上昇し、固体含量35%の生
成物460gを製造する。生成物はMn =517及びM
w =651、%P=1.5%を有する。
【0073】実施例9 23mlの水に溶解された17.71gの参考例1の生
成物に、16mlの水に溶解された2.38gの過硫酸
ナトリウム、及び208gのビニルスルホン酸(H2
中25%)と一緒に28.8gのアクリル酸を、2時間
かけて、80℃で攪拌しながら別々に滴下する。温度を
100℃で2時間保って、固体含量42.8%の生成物
261gを製造する。生成物はMn =879及びMw
1850、%P=2.0%を有する。
【0074】実施例10 15mlの水に溶解された4.43gの参考例1の生成
物に、10mlの水に溶解された1.19gの過硫酸ナ
トリウム、78.96gのAMPS(58%)及び10
mlの水に溶解された4.43gの参考例1の生成物と
一緒に14.4gのアクリル酸を、2時間かけて、還流
温度100℃で攪拌しながら別々に滴下する。その後、
温度を100℃で2時間保って、固体含量56.58%
の生成物101gを製造する。生成物はMn =847及
びMw =3634、%P=1.7%を有する。
【0075】実施例11 80mlの水に溶解された24.35gの参考例1の生
成物に、50mlの水に溶解された6.55gの過硫酸
ナトリウム、78.96gのAMPS(58%)及び5
5mlの水に溶解された24.35gの参考例1の生成
物と一緒に144gのアクリル酸を、2時間かけて、還
流温度100℃で攪拌しながら別々に滴下する。その
後、温度を100℃で2時間保って、固体含量53.7
1%の生成物415.6gを製造する。生成物はMn
861及びMw =2351、%P=2.7%を有する。
【0076】実施例12 15mlの水に溶解された8.85gの参考例1の生成
物に、5mlの水に溶解された1.19gの過硫酸ナト
リウム、14.4gのアクリル酸および50mlの水に
溶解されたMw =450を有する90gのポリエチレン
オキシドのアリルエーテルを、2時間かけて、95℃で
攪拌しながら別々に滴下する。温度を95℃で2時間保
って、固体含量62.72%の生成物135gを製造す
る。生成物はMn =443及びMw =2328、%P=
1.2%を有する。
【0077】実施例13 15gの蒸留水に溶解された8.85gの参考例1の生
成物に、30gのH2Oに溶解された4.9gの無水マ
レイン酸と共に1.19gの過硫酸ナトリウム、及び2
5.2gのアクリル酸を、2時間かけて、80℃で攪拌
しながら別々に滴下する。その後、温度を2時間で10
0℃に上昇し、固体含量50%の生成物75gを製造す
る。生成物はMn =346及びMw =1721、%リン
含量=30%を有するGPCにより特徴付けられる。
【0078】実施例14 25gの水に溶解された17.7gの参考例1の生成物
に、25gのH2 Oに溶解された4.9gの無水マレイ
ン酸と共に2.38gの過硫酸ナトリウム、及び25.
2gのアクリル酸を、2時間かけて、80℃で攪拌しな
がら別々に滴下する。その後、温度を2時間で100℃
に上昇し、固体含量54%、Mn =461及びMw =1
244、%リン含量=4.9%を有する生成物82gを
製造する。
【0079】実施例15 619gの次亜塩素酸ナトリウム溶液を冷却しながら、
1時間かけて、実施例1の生成物に滴下する。試料を2
時間で80℃に加熱し、Mn =1380及びMw =25
60、%P=2.6%、固体含量41.7%を有する生
成物2050gを与える。
【0080】実施例16 123gの次亜塩素酸ナトリウム溶液を、1時間かけ
て、200gの実施例2の生成物に滴下する。その後、
試料を2時間で80℃に加熱し、固体含量27%の生成
物310gを与える。生成物は、Mn =632及びMw
=867、%P=4.5%を有するGPCにより特徴付
けられる。
【0081】実施例17 123gの次亜塩素酸ナトリウム溶液を冷却しながら、
1時間かけて、実施例3の生成物に滴下する。試料を2
時間で80℃に加熱し、Mn =1829及びMw =30
72、%P=3.23%、固体含量47.3%を有する
生成物439gを与える。
【0082】実施例18 123gの次亜塩素酸ナトリウムを冷却しながら、1時
間かけて、実施例4の生成物に滴下する。試料を2時間
で80℃に加熱し、Mn =1453及びMw =240
8、%P=3.23%、固体含量36.0%を有する生
成物350gを与える。
【0083】実施例19 27.79gの次亜塩素酸ナトリウム溶液を、冷却しな
がら1時間かけて、230gの実施例8の生成物に滴下
する。試料を2時間で80℃に加熱し、Mn =541及
びMw =702、固体含量34%、%P=1.26%の
生成物251gを与える。
【0084】実施例20 35.94gの次亜リン酸ナトリウムを、冷却しながら
1時間かけて、128gの実施例9の生成物に滴下す
る。試料を4時間で80℃に加熱し、Mn =566及び
w =1900、固体含量38.68%、%P=1.7
3%を有する生成物102gを与える。
【0085】実施例21 33.0gの次亜リン酸ナトリウムを、冷却しながら1
時間かけて、51gの実施例9の生成物に滴下する。試
料を6時間で80℃に加熱し、Mn =393及びMw
3846、%P=1.35%、固体含量45.8%を有
する生成物74gを与える。
【0086】実施例22 95.1gの次亜塩素酸ナトリウムを、冷却しながら1
時間かけて、207gの実施例11の生成物に滴下す
る。試料を6時間で80℃に加熱し、Mn =860及び
w =2640、固体含量45.27%、%P=2.3
8%の生成物278gを与える。
【0087】実施例23 33.79gの次亜塩素酸ナトリウムを、冷却しながら
1時間かけて、67.4gの実施例12の生成物に滴下
する。試料を4時間で80℃に加熱し、Mn =795及
びMw =2403、%P=0.8%、固体含量50.1
%の生成物251.6gを与える。
【0088】実施例24 18.3gの次亜塩素酸ナトリウム溶液を、30分間か
けて、50gの実施例13の生成物に滴下する。その
後、試料を2時間で80℃に加熱し、固体含量42%、
n =390及びMw =1947、%P=2.5%の生
成物58.5gを与える。
【0089】実施例25ないし34 炭酸カルシウムの限界試験 以下の溶液(a),(b)及び(c)が製造される。 a)1.1gの塩化カルシウム二水化物、及び0.75
gの塩化マグネシウム六水化物を蒸留水に溶解し、この
溶液を1リットルにする。 b)0.18gの炭酸ナトリウム、及び0.74gの重
炭酸ナトリウムを蒸留水に溶解し、この溶液を1リット
ルにする。 c)試験化合物を水に溶解して、有効成分1000pp
mを含む溶液を与える。
【0090】50mlの溶液(a)を4オンスのガラス
瓶に入れる。この溶液に、試験溶液の最終容量(100
ml)中、2ppmの試験化合物1の濃度を作る〔例え
ば、0.2mlの溶液(c)は試験溶液中、試験化合物
の2ppmの濃度を作る〕ために必要な溶液(c)の量
を添加する。
【0091】50mlの溶液(b)を添加し、該溶液を
混合する。試験溶液を70℃の一定温度浴中に30分
間、入れる。試験ビンあたり0.5リットル/分で溶液
を通して、空気を泡立てる。
【0092】40mlの試験溶液を回収し、ろ過し、パ
ットン(Patton)の結晶およびリーダースの試薬(Reeder'
s Reagent)〔2−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−
4−スルホ−1−ナフチルアゾ)−3−ナフトエ酸〕を
添加し、引続き、2ペレットの水酸化ナトリウムを添加
する。得られた溶液を、エチレンジアミンテトラ酢酸二
ナトリウム塩の標準0.01M溶液で滴定する。
【0093】以下の表に列挙された結果は、ブランク滴
定量(即ち、試験化合物を含まないもの)に基づいて炭
酸カルシウムの沈澱の防止%として表わされる。
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 20/02,22/04,28/02 C02F 5/14

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式I 【化1】 〔式中、X5 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
    キル基、フェニル基、アルカリ金属原子、アルカリ土類
    金属原子、またはアンモニウムもしくはアミン残基を表
    わし、A2 は次式II: 【化2】 を有するホモポリマー残基を表わすか、またはA2 は2
    個もしくはそれ以上の異なる残基−〔CH(W1 )−C
    (W2 )(W3 )〕r {W1 は水素原子、メチル基、ま
    たは残基−CO2 4 (W4 は水素原子または場合によ
    りヒドロキシ基により置換されている炭素原子数1ない
    し8のアルキル基を表わす)を表わし、 W2 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、
    ヒドロキシメチル基、−CO2 5 (W5 は水素原子、
    次式 【化3】 で表わされる残基、次式 【化4】 <W6 は水素原子、メチル基、またはフェニル基を表わ
    し、sは1ないし100の整数を表わす>で表わされる
    残基であるか、またはW5 は場合によりSO3 5 <X
    5 は前記の意味を表わす>により置換される炭素原子数
    1ないし8のアルキル基を表わす)を表わし、 W3 は残基−CO2 4 (W4 は前記の意味を表わす)
    で表わされるか、またはW3 は場合により1または2個
    のカルボン酸基により置換された炭素原子数1ないし8
    のアルキル基、または場合によりヒドロキシル基または
    SO3 5 (X5 は前記の意味を表わす)で表わされる
    基により置換されたフェニル残基を表わすか、またはW
    3 はアセチル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシル
    基、アセトメチル基、−SO3 5 、−CH2 SO3
    5 、または−PO3 (X5 2 <X5 は前記の意味を表
    わす>で表わされる基、残基−CONW7 8 (W7
    びW8 は同一または異なり、それぞれ水素原子、炭素原
    子数1ないし8のアルキル基、ヒドロキシメチル基、ま
    たは残基−CH(OH)CO2 5 、−C(CH3 2
    CH2 SO3 5 、−C(CH3 2 CH2 CO
    2 5 、または−C(CH3 2 CH2 PO3 (X5
    2 <X5 は前記の意味を表わす>を表わすか、または−
    N(W9 )COCH3 <W9 は水素原子または炭素原子
    数1ないし4のアルキル基を表わす>を表わす)を表わ
    すか、またはW3 は−CH2 〔O(CH2 p s −O
    9 <W9 及びsは前記の意味を表わし、pは1ないし
    12の整数を表わす>を表わすか、またはW3 及びW1
    はカルボン酸無水物部分−CO.O.CO−を形成し、
    rは2ないし100の整数を表わす}を含むコポリマー
    残基を表わす〕を有する(コ)テロマーの製造のための
    水性方法であって、水性媒体中、次式III: 【化5】 〔式中、X5 は前記の意味を表わし、Yは−OR3 {R
    3 は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル
    基、または−NR4 5 (R4 及びR5 は独立して、水
    素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わ
    すか、またはR4 及びR5 はそれらが結合している窒素
    原子と一緒になって、N−ヘテロ環を形成する)を表わ
    す}を表わし、 R1 及びR2 は独立して、水素原子または炭素原子数1
    ないし4のアルキル基を表わすか、またはR1 及びR2
    はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、シク
    ロペンチルまたはシクロヘキシル環を形成する〕を有す
    る化合物を、 式IV:CH(W1 )=C(W2 )(W3 ){式中、W
    1 ,W2 及びW3 は前記の意味を表わす}で表わされる
    1またはそれ以上のオレフィンのrモルと反応させ、次
    式V: 【化6】 {式中、Y,R1 ,R2 ,X5 及びA2 は前記の意味を
    表わす}で表わされる化合物を形成し、その後、式Vで
    表わされる化合物を式Iで表わされる化合物に転換する
    ことからなる方法。
  2. 【請求項2】 A2 は式II{W1 は水素原子を表わ
    し、W2 は水素原子またはCO2 4 〔W4 は請求項1
    で定義された意味を表わす〕を表わし、W3 は請求項1
    で定義された意味を表わす}で表わされるホモポリマー
    残基を表わす請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 A2 は式II{W1 は水素原子を表わ
    し、W2 は水素原子またはCO2 4 〔W4 は請求項1
    で定義された意味を表わす〕を表わし、W3 は請求項1
    で定義された意味を表わす}で表わされる少なくとも1
    単位、及び式II{W1 及びW2 はそれぞれ水素原子ま
    たはCO2 4 〔W4 は請求項1で定義された意味を表
    わす〕を表わし、W3 は請求項1で定義された意味を表
    わす}で表わされる少なくとも1単位を含むコポリマー
    を表わす請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 該方法が反応開始剤の存在下に行われる
    前記の請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 反応開始剤が、遊離官能基を得るために
    反応条件下に分解する化合物である請求項4記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 該化合物がビスアゾブチロニトリル、有
    機過酸化物、または酸化剤である請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 式IVで表わされるオレフィン反応物
    が、アクリル酸またはメタクリル酸、アクリルアミド、
    N−ヒドロキシメチルアクリルアミド、N,N−ジメチ
    ル−アクリルアミド、N−ビニル−N−メチルアセタミ
    ド、N−アリルアセタミド、N−アクリルアミドグリコ
    ール酸、メタクリル酸、メチルメタクリレート、エチル
    アクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
    2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキ
    シエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリ
    レート、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイミド、2
    −カルボキシエチルアクリレート、3−ブテン−1,
    2,3−トリカルボン酸、ジメチルマレート、ジエチル
    マレート、ジエチルフマレート、イタコン酸、ジメチル
    イタコネート、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、
    4−スチレンスルホン酸、3−スルホプロピルアクリル
    酸のナトリウムまたはカリウム塩、 2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホン
    酸、ビニルホスホン酸、スチレンホスホン酸、アリルア
    ルコール、アリルアセテート、ビニルアセテート、スチ
    レン、α−メチルスチレン、ヘキセン、オクテン、N−
    アクリルアミドプロパンスルホン酸、グリシジルメタク
    リレート、クロトン酸、エチルクロトネート、ポリエチ
    レングリコールエステル、(メタ)アクリル酸のポリプ
    ロピレングリコールエステル、またはアリルポリエチレ
    ンまたはプロピレングリコールエーテルである前記の請
    求項のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 水性システム中のスケール形成または汚
    濁を防止する、および/または水性システムと接触して
    いる金属表面の腐蝕を防止するための水性システムの処
    理方法であって、請求項1で定義された式Vで表わされ
    る(コ)テロマー化合物またはその塩を水性システムに
    添加することからなる方法。
  9. 【請求項9】 水性システムが、それからスケールの沈
    澱を防止するために処理され、式Vで表わされる(コ)
    テロマー化合物が1ないし200ppmの量で添加され
    る請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 添加された式Vの(コ)テロマーの量
    が1ないし30ppmの範囲である請求項9記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 次式V: 【化7】 (式中、Y,R1 ,R2 ,X5 及びA2 は請求項1の定
    義と同じ意味を表わす)で表わされる化合物。
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