JP3283632B2 - 核磁気共鳴装置 - Google Patents

核磁気共鳴装置

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JP3283632B2
JP3283632B2 JP13431693A JP13431693A JP3283632B2 JP 3283632 B2 JP3283632 B2 JP 3283632B2 JP 13431693 A JP13431693 A JP 13431693A JP 13431693 A JP13431693 A JP 13431693A JP 3283632 B2 JP3283632 B2 JP 3283632B2
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哲彦 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体中の水素や燐等
からの核磁気共鳴(以下、「NMR」という)信号を測
定し核の密度分布や緩和時間分布等を映像化する核磁気
共鳴撮影(MRI)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在臨床で普及しているMRIでは、被
検体の主たる構成物質であるプロトンを利用した形態情
報が得られる。一方、最近MRIの超高速撮影法などを
使って、人の脳機能が測定され始めた。この測定では人
体を刺激する方法として光や音などを用い、刺激に対す
る脳の反応をMRI画像として時系列に捕らえる。超高
速撮影法は、一般に画質があまり高くなく、これを改善
する方法として撮影を位相領域で分割する方法が採用で
きる。このような撮影の典型的な信号取得方法を図2に
示す。図2(a)は、位相空間1を使って位相分割によ
る撮影方法を説明する図である。位相空間1は位相方向
エンコード3と周波数方向エンコード2からなる矩形領
域である。図では位相方向エンコード3は全領域(−2
/π〜+2/π)をカバーするフルエンコードである。
本例では位相方向エンコード3を3分割にしており、そ
れぞれに対応する位相領域4が形成される。本例では位
相空間1は3領域41、42、43からなる。画像5は
3領域のデータを2次元フーリエ変換することで得られ
る。位相分割による撮影の典型的なタイムチャートを図
2(b)に示す。時間軸6の進行方向に従い、まず領域
41のデータを収集し、次に領域42、更に領域43の
データを収集する。ここで個々の領域の信号収集時間
は、撮影シーケンスにおけるエコー時間TEと各エコー
に対するデータ収集数で決定され、画像の位相方向の空
間分解能と再生画像のT2強調度に反映される。個々の
領域間の待ち時間は撮影シーケンスにおける繰返し時間
TRで決定され、再生画像のT1強調度に反映される。
上記3組のデータから2次元フーリエ変換などにより画
像51を再構成する。次に再び領域41、42、43の
順にデータを収集し3組のデータから画像52を再構成
する。こうして撮影を繰返し動画像を得る。このような
信号検出法において信号の取得時間は、個々の領域の信
号収集時間の位相分割数倍になる。即ち一般に連続画像
取得の繰返しレートRは、各領域のデータ収集時間を
T、位相分割数をNとして、R=1/NTで与えられ
る。上記例ではR=1/3Tである。位相の分割は3分
割の他に撮影目的に応じて任意の分割数が考えられる。
1枚の画像のデータの取得時間は位相分割数に応じて1
00ms〜5s程度になる。このような位相分割法は、
スパイラルスキャ等でも用いられており同様の考え方で
動画像の撮影レートが規定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在一般的な脳の局所
血流量は1〜5秒程度での変化として捕らえられている
が、細胞レベルの局所的な変化に着目すればサブ秒以下
の時間分解能が必要である。しかし画質を良くしようと
するとそれに応じて、画像取得の繰返しレートを高速に
できないという、ジレンマがあった。従って、良好な画
像を高い繰返しレートで取得することが強く求められて
いる。他の面からはこの要求は、同一の繰返しレートで
の高画質化とも云える。しかし従来知られている高速撮
影手法である、高速スピンエコー法や高速グラジエント
エコー法などでは、良好な画質を保ったまま繰返しレー
トをあげることには限界がある。またエコープレナー法
やスパイラル法などの超高速撮影法で画質を向上させる
ために、位相分割法を適応すると、上述のように画質を
向上させると繰返しレートが低下する問題があった。本
発明の目的は上記の問題点を解決し、繰返しレートが向
上した脳機能計測に適したMRI画像取得方法、及びこ
れを用いた装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】被検体からの核磁気共鳴
信号から、信号の位相情報と周波数情報を使って、画像
を再構成し、少なくとも連続してn(nは正の整数)枚
の画像を取得する核磁気共鳴撮影方法において、(1)
i(iは、i<nである整数)枚目の画像は、第1の位
相・周波数情報の一部を(i−1)枚目の画像と共用
し、かつ第2の位相・周波数情報の一部を(i+1)枚
目の画像と共用すること、(2)i(iはaを自然数と
し、a<i<n−aである正の整数)枚目の画像は、第
1の位相・周波数情報の複数部分をj(jは、i−a≦
j<iである整数)枚目の画像と共用し、かつ第2の位
相・周波数情報の複数部分をk(kは、i≦k<i+a
である整数)枚目の画像と共用することに特徴を有する
核磁気共鳴撮影方法である。さらに、(a)第1及び第
2の位相・情報は、第1と第2の情報に含まれない第3
の位相・周波数情報に比べ、位相エンコードの絶対値が
大きな条件のもとで得ること、(b)第1及び第2の位
相・周波数情報は、互いに重複しないこと、(c)第1
及び第2の周波数情報は、各々第3の位相・周波数情報
とその一部を重複すること、(d)第1の位相・周波数
情報の位相エンコード量は正であり、第2の位相・周波
数情報の位相エンコード量は負であること、(e)核磁
気共鳴信号の取得方法が、グラディエントエコー法、エ
コープレナー法、スパイラル法のいずれかであること、
に特徴がある。
【0005】また、被検体の占める空間に静磁場を発生
する磁石と、該空間に傾斜磁場を発生するGCコイルと
該領域に高周波磁場を発生するRFプローブとこれらを
制御する制御部と、被検体が発する核磁気共鳴信号を検
出するRFプローブとプローブの信号を検出する検出部
と検出信号を記録する信号記録部と記録信号を信号処理
し画像信号に変換する信号処理部と、画像信号に基づき
画像を表示する表示部からなる核磁気共鳴装置におい
て、(I)検出部は少なくとも連続してn(nは正の整
数)枚分の画像の信号を検出し、信号処理部はi(i
は、1<i<nである正の整数)枚目の画像を、第1の
位相・周波数情報の一部をi−1枚目の画像と共用し、
かつ第2の位相・周波数情報の一部をi+1枚目の画像
と共用して画像信号を計算すること、(II)検出部は少
なくとも連続してn(nは正の整数)枚分の画像の信号
を検出し、信号処理部はi(iはaを自然数とし、a<
i<n−aである正の整数)枚目の画像は、第1の位相
・周波数情報の複数部分をj(jは、i−a≦j<iで
ある整数)枚目の画像と共用し、かつ第2の位相・周波
数情報の複数部分をk(kは、i≦k<i+aである整
数)枚目の画像と共用して画像信号を計算することに特
徴を有する核磁気共鳴装置である。
【0006】
【作用】図1(a)に位相分割撮影法を位相空間上で説
明する図を、(b)に本発明を説明するタイムチャート
を示す。図では従来例(図2)との比較を容易にするた
め位相をフルエンコードとし、位相領域を3分割とした
撮影法を示している。シーケンスはエコープレナー法な
どである。まず本発明における連続画像取得の繰返しレ
ートRは、各領域のデータ収集時間をT、位相分割数を
N、重複して再構成する領域数をM、重複数をLとし
て、R=1/(N−M+M/L)Tで与えられる。上記
例では、N=3、M=2、L=2なので、R=1/2T
であり従来(N=3、M=0、なので、R=1/3T)
に比べ1.5倍繰返しレートが早くなる。本発明では従
来シーケンスと比べてTが一定でも高スループット化が
できる。即ち、個々の位相領域のデータ収集に費やす時
間は短くならないので、S/Nが従来手法と比べて低下
することは無い。本発明では、連続した画像において一
部の信号を前後の画像で共用するので従来の撮影シーケ
ンスと比べて繰返しレートが向上する。
【0007】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に従い説明す
る。撮影シーケンスはグラディエントエコー型のエコー
プレナー法である。周波数方向のエンコード数、位相方
向のエンコード数ともに64である。T2を規定するエ
コー時間TEは60ms、T1を規定する繰返し時間T
Rは1秒である。従って各領域の周波数方向のエンコー
ド数は64、位相方向のエンコード数は22程度であ
る。エコープレナー法のデータ収集は図4のように表さ
れる。測定の開始点61から周波数方向にエンコードさ
れた線62に従ってデータは収集され、次に63の線に
従って位相方向のエンコードが与えられる。更に再び周
波数方向にエンコードされた線64に従ってデータは収
集される。このようにして領域42(点線で示す。)内
の位相空間の情報が取得される。各領域における検出信
号の位相の連続性は、原理的には保たれるが、実際には
装置の歪や不安定性により必ずしも保証されない。これ
を補償するには、各画像の信号の領域を僅かにオーバー
ラップする。即ち領域41(点線で示す。)と領域42
を、領域42と領域43(点線で示す。)を例えば1か
ら5エンコード程度重ね、同一エンコードの位相のずれ
から検出信号の位相のずれを補償する。エコー信号が最
も強いのは、位相、周波数ともに中心(ゼロ)に近い部
分7(図1(a)参照)であり、領域42に含まれる。
この領域で得た信号はフーリエ変換により再構成した画
像上では位相方向の低空間周波数成分に対応している。
一方領域42と領域43で得られる信号の絶対値は小さ
く、またこれらの領域で得た信号は画像上では位相方向
の高空間周波数成分に対応している。これらのデータ
は、また画像上に現われる打切り誤差(トランケーショ
ン)の低減に寄与している。脳機能計測における局所血
流量の変化などを捕らえる場合に、時間的に近接した画
像間では、低空間周波数成分の変化が重要である。従っ
て時間の異なる画像間の変化に関する情報は主に領域4
2で検出する信号に含まれる。そのため本発明において
隣接する画像間で画像の高空間周波数領域のデータ、即
ち位相エンコ−ドの絶対値が大きな領域41、43のデ
ータを共用しても、領域42のデータ収集時の時間情報
でほぼ規定されるため、再構成画像の時間分解能がほと
んど劣化しない。換言すれば本実施例の特徴として、図
1(b)に示した一連の撮影シーケンスにおいて必要と
する情報量が最も多い信号領域42を比較的高い繰返し
レートで検出し、必要とする情報量が少ない信号領域4
1または43を比較的低い繰返しレートで検出し、時間
的に連続した画像を得ている。
【0008】あるいは本実施例の特徴として、位相エン
コード量の絶対値が小さい信号領域を比較的高い繰返し
レートで検出し、位相エンコード量の絶対値が大きい信
号領域を比較的低い繰返しレートで検出し時間的に連続
した画像を得ている。更に換言すれば本実施例の特徴と
して、画像の低空間周波成分に対応する信号領域を比較
的高い繰返しレートで検出し、高空間周波成分に対応す
る信号領域を比較的低い繰返しレートで検出し時間的に
連続した画像を得ている。次に、本実施例の他の特徴を
示す。一般に位相エンコード量の絶対値が等しく符号が
異なる2つの領域、領域41と領域43で検出する信号
は、複素共役の関係にあり互換性があることが知られて
いる。従って画像51と画像52のように、領域41を
領域42の先に検出するか領域41を領域42の後に検
出するかは、本質的に再構成する2枚の画像の質に影響
を与えることは無い。従って画像51、画像52、更に
画像51と同様の信号取得順序を有する画像53…と、
交互に画像を検出、表示しても画像の連続性が保たれ
る。
【0009】本発明の第2の実施例を図3を用いて説明
する。本実施例が第1の実施例と異なる点は位相領域を
5分割してある点である。即ち位相エンコードは図3
(a)に示したように41から45の5つの領域に別れ
ている。必要とする情報量が最も多い領域は太線で示し
た43の領域である。必要とする情報量が次に多いのは
領域42と44である。本発明のデータ取得のシーケン
スは、複数個あり、その一例を図3(b)から図3
(d)に示す。図3(b)では、領域41と領域45が
重複して画像計算に使われる。重複数Lは2である。情
報量が最も多い領域43は4回毎に取得される。連続画
像51、52、53、54の取得の繰返しレートRは通
常の撮影(R=1/5T)に対し、R=1/4Tと1.
25倍大きくなる。図3(c)では、領域41、42と
領域44、45が重複して画像計算に使われる。情報量
が最も多い領域43は3回のデータ取得毎に取得され
る。連続画像51、52、53、54の取得の繰返しレ
ートRはR=1/3Tと通常に比べ1.66倍大きくな
る。図3(d)は図3(c)と同じく、領域41、42
と領域44、45が重複して画像計算に使われる。デー
タ取得順序は領域41、43、42、43、45、…で
ある。画像51、52、53、54、…の画像計算に用
いるデータは、図3(d)に示したように時間軸に対し
て離散的になる。画像51、52、53、54、…はデ
ータ51’、52’、53’、54’、…をそれぞれ使
用して得られる。情報量が最も多い領域43は2回のデ
ータ取得毎に取得される。この例では重複数Lは4なの
で、連続画像取得の繰返しレートRは1/2Tと通常の
2.5倍大きくなる。本実施例においても、図1の説明
で述べた特徴を有している。
【0010】本発明の第3の実施例を図5を用いて説明
する。本実施例が第1の実施例と異なる点は、領域の分
割の仕方である。本実施例では、図5に示すように各領
域は位相空間1内の異なる位置からの信号を取得する
が、図4に示したような明確な領域分割はされていな
い。即ち第1の領域に対応するデータは、測定の開始点
604から周波数方向にエンコードされた線601に従
ってデータは収集されていく。第2の領域に対応するデ
ータは、測定の開始点605から周波数方向にエンコー
ドされた線602に従ってデータは収集されていく。第
3の領域に対応するデータは、測定の開始点606から
周波数方向にエンコードされた線603に従ってデータ
は収集されていく。データ取得の順序は、これらの3組
のデータが図1(b)の領域41、42、43にそれぞ
れ対応するようにする。上記実施例は、エコープレナー
法によるデータ取得法であるが、同様にスパイラル法に
も適用できる。データの割当て方法を図6に示す。スパ
イラル法ではデータの取得が位相空間内1を螺旋状に行
われる。本方法でも画像情報が各データセットに均一に
割り当てられている。
【0011】図7に第4の実施例を示す。本実施例が第
1の実施例と異なるのは、撮影シーケンスが通常のグラ
ディエントエコー法やスピンエコー法である点である。
位相空間内でのデータ取得は図7のように表せる。デー
タは図中丸印で示したデータ取得開始点610から、1
列づつ順次収集される。本実施例では、領域42のデー
タ収集の方法のみを示しているが、他の領域も同様に行
うことができる。本実施例では領域の分割は41から4
3までの3分割であるが、例えば、領域の一部、例えば
43と41を図3に示した様な方法で更に2分割するこ
とも可能である。この場合、画像領域は5分割される。
【0012】次に、本発明を適用する装置の全体構成を
図8に示す。被検体101の占める空間102に静磁場
を発生する磁石103と、該空間に傾斜磁場を発生する
GCコイル104と該領域に高周波磁場を発生するRF
プローブ105とこれらを制御する制御部106と、被
検体101が発する核磁気共鳴信号を検出するRFプロ
ーブ107とプローブの信号を検出する検出部108と
検出信号を信号処理し画像信号に変換する信号処理部1
09と、画像信号に基づき画像を表示する表示部11
0、被検体101を刺激する刺激部113からなる。上
記磁石103は、被検体101の周りに強く均一な静磁
場を発生させるもので、典型的な磁場強度は0.1Tか
ら4.7Tである。磁石には、超伝導磁石や永久磁石が
使われる。制御部106で制御される高周波送信部11
1の出力は、RFコイル105に送られ、RFコイルは
周波数が4MHz〜200MHzの高周波磁場を発生す
る。傾斜磁場発生部112の出力は、制御部106で制
御され、GCコイル104は、X、Y、Zの3方向の傾
斜磁場Gx、Gy、Gzを発生する。この傾斜磁場の加
え方により、被検体101に対する断層面を設定するこ
とができる。検出部108は、RFコイル107の信号
を検出する。検出部108の出力は、信号処理部109
でフーリエ変換や画像再構成等の処理をされ、その後表
示部110で表示される。刺激部113は例えば非磁性
体で作られた光画像刺激ゴーグルや非磁性体で作られた
スピーカーであり、刺激用電源114により駆動され
る。典型的な撮像シーケンスは、エコープレナーシーケ
ンスである。機能画像を得るには、刺激を行った画像か
ら、刺激を行わない安静時の画像を減算し、この減算画
像をカラー表示などで強調してから、刺激を行わない通
常の画像の上に、重ねあわせて表示する。
【0013】本発明は、公知のハーフフーリエの撮像シ
ーケンスにも適用できることはいうまでもない。また、
本発明は、フリップアングルが小さい高速グラディエン
トエコーの撮像シーケンスにも適用できることはいうま
でもない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、連続した画像間で、一
部の信号を、前後の画像で共用するので、従来に比べ、
大量の画像を短時間で取得できるようになる。従って、
さまざまな刺激に対しMRIの脳機能画像がどのように
変化したかが詳細にわかる。また、従来の撮影シーケン
スと比べて繰返しレートが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例である位相分割
撮影法を位相空間上で説明する図、(b)は本発明の第
1の実施例における撮影のシーケンスを示す図。
【図2】(a)は従来例における位相分割による撮影方
法を説明する図、(b)従来例における位相分割による
撮影の典型的なシーケンスを示す図。
【図3】(a)は本発明の第2の実施例における位相領
域の分割を示す図、(b)から(d)は本発明の第2の
実施例におけるデータ取得のシーケンスの例を示す図。
【図4】本発明の第1の実施例におけるエコープレナー
法のデータ収集を説明する図。
【図5】本発明の第3の実施例におけるデータ取得法を
説明する図。
【図6】本発明の第3の実施例においてスパイラル法を
適用する場合のデータ取得法を説明する図。
【図7】本発明の第4の実施例におけるデータ取得法を
説明する図。
【図8】本発明が適用される装置の全体構成を示す図。
【符号の説明】
1…位相空間、2…周波数方向エンコード、3…位相方
向エンコード、4…位相領域、5、51、52、53、
54…画像、7…位相、周波数ともに中心(ゼロ)に近
い部分、41、42、43、44、45…領域、62、
63、64…周波数方向にエンコードされた線、61、
604、605、606…測定の開始点、601、60
2、603、…周波数方向にエンコードされた線、61
0…データ取得開始点、101…被検体、102…空
間、103…静磁場を発生する磁石、104…傾斜磁場
を発生するGCコイル、105、107…RFプロー
ブ、106…制御部、108…検出部、109…信号処
理部、110…表示部、111…高周波送信部、112
…傾斜磁場発生部、113…刺激部、114…刺激用電
源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−192313(JP,A) 特開 平5−207989(JP,A) 米国特許5168226(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体が占める空間に静磁場を発生する手
    段と,前記空間に傾斜磁場を発生する手段と,前記空間
    に高周波磁場を発生するRFプローブと,前記被検体か
    ら発する核磁気共鳴信号を検出するRFプローブの信号
    を検出する検出部と,検出信号を記録する信号記録部
    と,記録信号を信号処理して画像信号に変換する信号処
    理部とを具備し,前記検出部は少なくとも連続してn
    (nは正の整数)枚分の画像の信号を,第1及び第2の
    位相・周波数情報の位相エンコードの絶対値が第3の位
    相・周波数情報の位相エンコードの絶対値より大とし
    て,前記第1及び第2の位相・周波数情報をそれぞれ前
    記第3の位相・周波数情報の一部と重複させて検出し,
    前記信号処理部はi(iは1<i<nである整数)枚
    目の画像を前記第1の位相・周波数情報の一部を(i−
    1)枚目の画像と共用し,前記第2の位相・周波数情報
    の一部を(i+1)枚目の画像と共用して画像信号を計
    算することを特徴とする核磁気共鳴装置。
  2. 【請求項2】被検体が占める空間に静磁場を発生する手
    段と,前記空間に傾斜磁場を発生する手段と,前記空間
    に高周波磁場を発生するRFプローブと,前記被検体か
    ら発する核磁気共鳴信号を検出するRFプローブの信号
    を検出する検出部と,検出信号を記録する信号記録部
    と,記録信号を信号処理して画像信号に変換する信号処
    理部とを具備し,前記検出部は少なくとも連続してn
    (nは正の整数)枚分の画像の信号を,第1及び第2の
    位相・周波数情報の位相エンコードの絶対値が第3の位
    相・周波数情報の位相エンコードの絶対値より大とし
    て,前記第1及び第2の位相・周波数情報をそれぞれ前
    記第3の位相・周波数情報の一部と重複させて検出し,
    前記信号処理部はi(iはaを自然数とし,a<i
    <(n−a)である整数)枚目の画像は,第1の位相・
    周波数情報の複数部分をj(jは,(i−a)≦j<i
    である整数)枚目の画像と共用し,第2の位相・周波数
    情報の複数部分をk(kは,i≦k<(i+a)である
    整数)枚目の画像と共用して画像信号を計算することを
    特徴とする核磁気共鳴装置。
  3. 【請求項3】被検体が占める空間に静磁場を発生する手
    段と,前記空間に傾斜磁場を発生する手段と,前記空間
    に高周波磁場を発生するRFプローブと,前記被検体か
    ら発する核磁気共鳴信号を検出するRFプローブの信号
    を検出する検出部と,検出信号を記録する信号記録部
    と,記録信号を信号処理して画像信号に変換する信号処
    理部とを具備し,前記検出部は,位相空間をゼロエンコ
    ードを含む低次エンコード領域と該低次エンコード領域
    以外の複数の高次エンコード領域に分割して,前記位相
    空間での前記高次エンコード領域の位置を変化させて,
    前記高次エンコード領域での前記信号の検出と前記低次
    エンコード領域での前記信号の検出とを交互に行なうこ
    とを複数回繰り返して実行して,前記高次エンコード領
    域での前記信号と前記低次エンコード領域での前記信号
    を時系列に交互に複数回検出し,前記信号処理部は,複
    数の前記高次エンコード領域での前記信号と前記低次エ
    ンコード領域での前記信号とからなる離散的な時系列デ
    ータを使用して画像信号を計算することを特徴とする核
    磁気共鳴装置。
  4. 【請求項4】被検体が占める空間に静磁場を発生する手
    段と,前記空間に傾斜磁場を発生する手段と,前記空間
    に高周波磁場を発生するRFプローブと,前記被検体か
    ら発する核磁気共鳴信号を検出するRFプローブの信号
    を検出する検出部と,検出信号を記録する信号記録部
    と,記録信号を信号処理して画像信号に変換する信号処
    理部とを具備し,前記検出部は,位相空間をゼロエンコ
    ードを含む低次エンコード領域(A0)と,該低次エン
    コード領域(A0)以外の領域を第1から第4の4つの
    高次エンコード領域(A1,A2,A3,A4)に分割
    して,前記位相空間での前記高次エンコード領域の位置
    を変化させて,前記高次エンコード領域での前記信号の
    検出と前記低次エンコード領域での前記信号の検出とを
    交互に行なうことを複数回繰り返して実行して,前記高
    次エンコード領域での前記信号と前記低次エンコード領
    域での前記信号を時系列に交互に複数回検出し,前記信
    号処理部は,前記第1の高次エンコード領域(A1)で
    検出された前記信号と,前記第1の高次エンコード領域
    (A1)で検出された前記信号に続いて検出された前記
    低次エンコード領域(A0)での前記信号の次に順次検
    出された,前記第2の高次エンコード領域(A2),前
    記低次エンコード領域(A0)及び前記第3の 高次エン
    コード領域(A3)での前記信号と,前記第3の高次エ
    ンコード領域(A3)で検出された前記信号に続いて検
    出された前記低次エンコード領域(A0)での前記信号
    の次に検出された前記第4の高次エンコード領域(A
    4)での前記信号とからなる離散的な時系列データを使
    用して画像信号を計算することを特徴とする核磁気共鳴
    装置。
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