JP3878176B2 - インターリービングされた投影−再構成データを使用する三次元位相コントラスト磁気共鳴イメージング - Google Patents

インターリービングされた投影−再構成データを使用する三次元位相コントラスト磁気共鳴イメージング Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は米国仮特許出願第60/339,076号(2001年11月12日出願、発明の名称:「インターリービングされた投影データを使用する三次元位相コントラストイメージング」)の利益を主張する。
連邦政府により援助を受けた研究に関する記述
本発明は、国立衛生研究所により与えられた補助金第HL62425号のもとでの政府援助によってなされた。合衆国政府は本発明において一定の権利を有する。
発明の背景
本発明の分野は、核磁気共鳴(NMR)イメージングの方法およびシステムである。より詳細には、本発明は、血流あるいは運動を表すNMR画像の取得に関するものである。
ヒトの組織などの物質が均一な磁場(分極磁場B0)に晒されると、その組織内におけるスピンの個々の磁気モーメントは、この分極磁場によって整列しようとするが、その周囲ではそれらの固有のラーモア周波数で、でたらめな順序に歳差運動を行う。この物質すなわちこの組織が、x−y平面にあり且つラーモア周波数に近い磁場(励起磁場B1)に晒されると、ネット整列されたモーメントMzは、そのx−y平面に対して回転し、あるいは「傾いて」、ネット横磁気モーメントMtを作り出す。信号がその励起されたスピンによって出力され、励起信号B1が終了した後で、この信号が受信および処理されて画像を形成できる。
これらの信号を利用して画像を作る際には、磁場勾配(Gx、GyおよびGz)が用いられる。典型的には、画像が形成される領域は、用いられる特定の位置決定法によってこれらの勾配が変化する連続的な測定サイクルによって走査される。結果として生じる受信NMR信号のセットはディジタル化され、処理されて、広く知られた多くの再構成技術の1つを用いて画像が再構成される。
NMR信号を取得し画像を再構成するために用いられる現在普及している方法には、しばしば「スピンワープ」と称される、広く知られたフーリエ変換(FT)画像形成技術の変形が用いられている。このスピンワープ技術は、W.A.エーデルスタインら,「Physics in Medicine and Biology」,1980年,第25巻,p.751〜756の「スピンワープNMRイメージング及びヒトの全身イメージングへの応用」と題された論文で考察されている。これによると、NMRスピンエコー信号を取得する前に可変式振幅位相エンコード磁場勾配パルスを用いて、この勾配の方向における位相エンコード空間情報をフェージングする。二次元器具(2DFT)では、たとえば、位相エンコード勾配(Gy)を1つの方向に沿って適用することでその方向に空間情報がエンコードされ、その後、その位相エンコード方向に直交する方向における読出磁場勾配(Gx)が存在することでスピンエコー信号が取得される。この読出勾配は、そのスピンエコー取得がその直交方向における空間情報をエンコードする間に存在する。典型的な2DFTのパルスシーケンスでは、位相エンコード勾配パルスGyの振幅は、全体画像を再構成することのできる一組のNMRデータを作成するために走査を行う間に取得される一連のビュー(view)において増大する(ΔGy)。
画像フレームを取得する速さを増大させると、ほとんどない位相エンコードビューを取得すること、または、本質的に一層低い画質の画像をもたらす結果になる一層速いパルスシーケンスを用いることにより、画像の画質が犠牲になるかも知れない。それゆえ、スピンワープ法によれば、所望の画像の解像度および画質を達成するために取得されたビューの数と、完全な画像のためのNMRデータが取得される速さとの間には、相関関係がある。
ヒトの血管系の診断研究には、多くの医学的な適用例がある。ディジタル差分血管撮影法(「DSA」)のようなX線画像形成法は、心臓およびそれに関連した血管が含まれている心臓血管系の視覚化に広い用途が見出されている。腎臓の動脈および静脈や、首部および頭部の頸動脈および頸静脈における血液循環を示す画像には、計り知れない診断上の有用性がある。しかしながら、都合の悪いことには、これらのX線法によれば、潜在的に有害な電離放射線に患者がさらされるうえ、画像形成される血管系の中へ造影剤を注入するために侵入性カテーテルの使用がしばしば必要になる。
磁気共鳴血管造影法(MRA)は、核磁気共鳴(NMR)現象を用いて、ヒトの血管系の画像を作るものである。このような血管造影図によれば、患者が電離放射線にさらされることなく、その心臓血管系の視覚化がもたらされる。基礎的な2つのMRA技術が提案され、評価されている。第1クラスであるタイム・オブ・フライト(TOF)技術は、流れる血液と静止した組織との間に存在する信号飽和差を利用する方法からなっている。励起された部分を通って流れている血液は、励起パルスをほとんど受けていないスピンによって、連続的にリフレッシュされ、それゆえ、ほとんど飽和しない。この効果は、造影剤を患者の体内へ注入し、その造影剤の塊が関心のある動脈を通って流れるときにその取得の時間を調節することにより増大する。その結果、高信号の血液と低信号の静止組織との間に、所望の画像コントラストが現れる。
米国再発行特許第32,701号に開示されたように、取得信号の位相に運動をエンコードするMR法も開発されている。これらは、MRA技術の第2クラスを形成し、位相コントラスト(PC)法として知られている。最近、大部分のPC MRA技術では、2つの画像が取得されるが、それぞれの画像には、同じ速度成分に対して異なる感度がある。従って、一対の速度エンコード画像の間における位相差あるいは複素差のいずれかを形成することで、血管造影画像が得られる。位相コントラストMRA技術は、それらが3つの直交方向のすべてにおける速度成分に対して高感度であるように拡張されたが、これには、付加的なデータ取得が必要である。
普及しているMRA技術は、2DFTあるいは3DFTの迅速な勾配呼出エコー法を用いてデカルト座標に沿ってk空間が抽出される方法が用いられている。PC MRA技術では造影剤を患者の体内へ注入する必要はないが、この技術は、多くの臨床的用途には用いられていない。なぜなら、この方法では普通、位相コントラストMRA画像についてのNMRデータを取得するためにTOF法の4〜6倍の時間がかかるからである。これは、それぞれの運動軸(x,yおよびz)について別個の位相画像が取得されるかもしれないためと、それぞれの運動軸について2つの画像(異なる速度エンコードを有する)が取得されなければならないためである。
米国再発行特許第32,701号に開示される位相コントラスト技術は、典型的には、機能的な速度情報が所望される試験を画像化するために使用される。位相コントラスト技術は、通常、タイム・オブ・フライト(TOF)画像形成と競合するとは考えられていない。これは、同じ空間分解能を仮定すると、位相コントラスト試験のために要求される時間が、TOFの場合よりも典型的には4倍長いからである。また、速度エンコード勾配第一モーメント(「VENC」)値は、存在し得る様々な血管について別々に最適化されなければならない。VENCがあまりにも低く設定された場合、大きな速度が誤認され、ゼロ信号をもたらし得る。VENCがあまりにも大きく設定された場合、感度が低くなりすぎ、速度が小さくなる。また、量的速度情報は、通常、面内の画像分解能が利用され得るように、流れに対して直交する画像形成面の慎重な選択を必要とする。典型的には、これは、2Dスライスを使用して行われるが、スライス方向での分解能が悪い。
米国特許第6,188,922号には、二次元でのアンダーサンプリングされた投影画像形成および第三次元でのフーリエエンコーディングを使用するPIPRと呼ばれる方法が開示される。この技術は、TOF画像形成による速度で拾い上げるために要求される走査時間の約1/4の減少をもたらす。しかしながら、この方法は、VENC選択の問題または異方性空間分解能の問題には対処していない。
同時係属中の米国特許出願第09/767,757号(2001年1月23日出願)に開示されるVIPRと呼ばれる最近開発された3D投影取得法では、3次元でのアンダーサンプリングされた投影が用いられる。これは、米国特許第6,188,922号に開示されるハイブリッドPIPR技術を超える速度増大に対する非常に増大した機会を提供する。
発明の要約
本発明では、位相コントラスト速度がエンコードされた画像を取得するために3D投影再構成(3DPR)法が用いられる。速度エンコード成分の取得を慎重にアンダーサンプリングすることによって、等方性の分解能を有する位相コントラスト画像を、タイム・オブ・フライト(TOF)法と競合する走査時間で取得することができる。
完全にサンプリングされたセットの投影角度の任意の角度サブセットは、通常的には受け入れられ得るいくつかのアーチファクトのほかに、完全な画像分解能を提供する。このために、所与の速度方向成分および所与の速度エンコード値M1に関連する3DPRデータのアンダーサンプリングされたセットは、異なるM1値を有する3DPRデータの類似するアンダーサンプリングされたセットと結合させることができる。1Dフーリエ変換により、速度スペクトルに対応する1組の画像が作製され、この場合、それぞれのM1速度エンコード値に対する1つの速度範囲が取得時に使用される。
すべての速度が適切に表されるだけでなく、この方法は、異なるM1値で数回の走査を行うことを上回る利点をも有している。この方法では、取得された信号の対雑音比(SNR)のすべてが1DFTのために速度画像のすべてに入るからである。この利点は、最適な速度エンコード値M1を選択するために演繹的にもはや速度を知る必要がないということである。すべての血管における速度は速度スペクトルの一部によって十分に表される。このことにより、位相コントラスト血管造影法の使用が非常に単純化される。
本発明の別の利点は、本発明により、条件設定および総走査時間が短縮されるということである。その等方性分解能のために、目的とする血管に直交する平面を探し求める磁石時間が無駄にされないはずである。その代わり、3Dの等方性画像は、臨床的に注目される血管を見出すために遡って調べることができる。分光的速度情報および高分解能の等方性3D画像がさらに利用できることにもかかわらず、走査時間は、分光的情報または1つだけのM1情報さえも提供しないTOF画像形成の場合と本質的には同じである。
好ましい実施態様の説明
最初に図1を参照すると、本発明を取り入れた好ましいMRIシステムの主要な構成要素が示される。システムの操作は、オペレータコンソール100から制御される。オペレータコンソール100には、キーボード付きコントロールパネル102、およびディスプレイ104が含まれる。コンソール100は、リンク116を通じて別のコンピュータシステム107とコミュニケートするため、オペレータはスクリーン104上でイメージの作成と表示を制御することができる。コンピュータシステム107には、バックプレーンを通じて互いにコミュニケートするいくつかのモジュールが含まれる。これらのモジュールには、イメージプロセッサモジュール106、CPUモジュール108、メモリモジュール113などが含まれる。メモリモジュール113は、当該技術ではイメージデータアレイを格納するためのフレームバッファとして知られる。コンピュータシステム107は、イメージデータとプログラムを保存するためのディスク記憶装置111とテープドライブ112にリンクされており、高速シリアルリンク115を通じて別のシステムコントロール122とコミュニケートする。
システムコントロール122には、バックプレーンによって一緒に接続される一連のモジュールが含まれる。これらのモジュールには、CPUモジュール119とパルス発生器モジュール121などが含まれる。パルス発生器モジュール121は、シリアルリンク125を通じてオペレータコンソール100と接続する。システムコントロール122は、オペレータから実行すべきスキャンシーケンスを示すコマンドを、このリンク125を通じて受け取る。パルス発生器モジュール121は、システム構成要素を動作させて所望のスキャンシーケンスを実行する。パルス発生器モジュール121は、発生させるRFパルスのタイミング、振幅、および形状、ならびにデータ取得ウィンドウのタイミングと長さを示すデータを生成する。パルス発生器モジュール121は、一連の勾配増幅器127と接続して、スキャン中に発生する勾配パルスのタイミングと形状を示す。さらに、パルス発生器モジュール121は、生理的取得コントローラ129から患者のデータを受信する。生理的取得コントローラ129は、患者に接続されたいくつかの異なるセンサーから信号を受信する。これらの信号には、電極からのECG信号またはベローからの呼吸信号などがある。最終的には、パルス発生器モジュール121は、スキャンルームインタフェース回路133と接続する。スキャンルームインタフェース回路133は、患者および磁気システムの状態と対応した様々なセンサーからの信号を受信する。患者位置合わせシステム134がスキャンのために患者を所望の位置に動かすコマンドを受信するのも、スキャンルームインタフェース回路133からである。
パルス発生器モジュール121によって生成された勾配波形は、増幅器Gx、Gy、Gzから成る勾配増幅器システム127に加えられる。各勾配増幅器は、一般に139として指定されるアセンブリ内で、対応する勾配コイルを励起して、取得された信号の位置エンコードに使用する磁場勾配を生成する。階調度コイルアセンブリ139は、分極マグネット140と全身RFコイル152を含むマグネットアセンブリ141の一部を形成する。システムコントロール122にあるトランシーバーモジュール150はパルスを発生させる。これらのパルスは、RF増幅器151によって増幅され、送信/受信スイッチ154によってRFコイル152と結合される。患者内で励起された核によって放射された結果の信号は、同じRFコイル152によって感知され、送信/受信スイッチ154によってプリアンプ153に結合される。増幅されたNMR信号は、トランシーバー150の受信機部分で復調、濾波、およびディジタル化される。送信/受信スイッチ154はパルス発生器モジュール121からの信号によって制御され、送信モード中はRF増幅器151をコイル152に電気的に接続し、受信モード中はプリアンプ153を接続する。送信/受信スイッチ154は、さらに別個のRFコイル(例えば、ヘッドコイルまたは表面コイル)を送信モードまたは受信モードのいずれかで使用できるようにする。
RFコイル152によって受信されるNMR信号は、トランシーバーモジュール150によってディジタル化され、バックプレーン118を通じてシステムコントロール122内のメモリモジュール160に転送される。スキャンが完了して、メモリモジュール160でデータの全体の配列が取得されたとき、アレイプロセッサ161が作動して以下に記載されるように1またはそれ以上の画像を再構成する。このイメージデータセットは、シリアルリンク115を通じてコンピュータシステム107に伝達され、そこでディスクメモリ111に格納される。オペレータコンソール100から受信されたコマンドに対応して、このイメージデータセットをテープドライブ112に格納したり、またはイメージプロセッサ106によってさらに処理して、オペレータコンソール100に伝達してからディスプレイ104上に提示することもできる。
特に図1および図2を参照すると、トランシーバー150は、コイル152Aにおいて電力増幅器151によってRF励起磁場Bを生成し、コイル152Bにおいて誘導された結果としての信号を受信する。上記に示されるように、コイル152AおよびBは図2に示されるように別個であってもよい。または、それらは図1に示されるように単一の全身コイルであってもよい。RF励起磁場のベース、または搬送波、周波数は、周波数合成器200の制御のもとで生成される。周波数合成器200は、CPUモジュール119とパルス発生器モジュール121から一連のディジタル信号(CF)を受信する。これらのディジタル信号は、出力201で生成されたRF搬送信号の周波数と位相を示す。命令されたRF搬送波は、変調器およびアップコンバータ202に加えられる。そこでは、その振幅が、同様にパルス発生器モジュール121から受信された信号R(t)に応じて変調される。信号R(t)は、生成すべきRF励起パルスのエンベロープを特定して、格納された一連のディジタル値を連続して読みだすことによってモジュール121で生成される。これらの格納されたディジタル値は、次にオペレータコンソール100から変更され、所望のRFパルスエンベロープの生成が可能になる。
出力205で生成されたRF励起パルスの大きさは、励振器減衰器回路206によって減衰される。励振器減衰器回路206は、バックプレーン118からディジタルコマンドTAを受信する。減衰されたRF励起パルスは、RFコイル152Aを駆動する電力増幅器151に加えられる。トランシーバー122のこの部分に関するさらに詳細な説明については、参照して本明細書の記載の一部とする米国特許第4,952,877号を参照することができる。
引き続き図1および図2を参照すると、対象体によって生成される信号は、受信機コイル152Bによって受信され、プリアンプ153を通じて受信機減衰器207の入力に加えられる。受信機減衰器207は、バックプレーン118から受信されるディジタル減衰信号(RA)によって決定された量だけ信号をさらに増幅する。
受信信号はラーモア周波数またはその付近にある。この高い周波数信号は、ダウンコンバータ208によって2ステッププロセスに下方変換される。ダウンコンバータ208は、最初にNMR信号をライン201の搬送信号と混合してから、結果として生じる差信号をライン204の205MHz基準信号と混合する。下方変換されたNMR信号は、アナログ-ディジタル(A/D)コンバータ209の入力に加えられる。アナログ-ディジタル(A/D)コンバータ209は、アナログ信号をサンプリングしてディジタル化してから、それをディジタル検出器および信号プロセッサ210に加える。ディジタル検出器および信号プロセッサ210は、受信された信号に対応した16ビット同位相(I)値と16ビット直角位相(Q)値を生成する。受信信号のディジタル化されたI値とQ値の結果としてのストリームは、バックプレーン118を通じてメモリモジュール160に出力される。メモリモジュール160では、それらの値はイメージの復元に使用される。
この2.5MHz基準信号は、250kHzサンプリング信号および5、10、60MHz基準信号と同様に、共通の20MHzマスタークロック信号から基準周波数発生器203で発生させる。この受信機のさらに詳しい説明については、参照としてここに組み込まれる米国特許第4,992,736号を参照することができる。
本発明の一つの好適な実施態様を実施するため、NMRデータが、図4に示されているように、kz−軸からの角度θとky−軸からの角度φにより定義される読取り勾配方向を用いて、3D球形k空間座標系において取得される。このサンプリング方法は、すべての投影がk空間の中央を通過する状態で均等に間隔を置いた一連の投影を含む。その最大k空間半径値(kmax)は、結果として生じる画像の3つすべての空間方向における分解能を決定する。また、その半径方向サンプル間隔(Δkr)は、再構成画像の全フィールド・オブ・ビュー(FOV)の直径(D)を決定する。Nyquist条件が満たされ、Δkθ、Δkφ≦Δkrの場合には、アーチファクトを伴うことなく、全FOV画像を再構成することができる。しかし、この条件が満たされない場合には、全FOV(D)よりも小さな低減された直径(d)内に尚もエイリアスの無い再構成が生じる。それらの投影が均等に間隔を置いて取得されると仮定すれば(Δkθ=Δkφ=Δkr)、一つの投影に関わるkmaxでの表面積Aは、
Figure 0003878176
であり、ここで、Npは、取得されたビューまたは投影の個数である。式(1)はΔkを決定し、これにより、角度間隔による低減されたFOVの直径(d)を、以下:
Figure 0003878176
の如く、全FOVの直径Dと関連付けることができ、ここで、NRは、そのFOVを横切るマトリックスのサイズ(即ち、信号読取り中の取得されたサンプルの個数)である。画像ドメインでは、Nyquist条件が満たされていない場合であっても、良好に構成された低減FOVが各対象物(object)を中心として現れる。しかし、外側からの半径方向ストリークアーチファクトがそのローカルFOVに入る可能性がある。k空間が完全にサンプリングされる状態、即ちd=Dの状態は、サンプリングされる投影の個数が、
Figure 0003878176
であることを要求する。
例えば、各取得NMR信号の読取り中にNR=256サンプルが取得される場合、FOVの直径DにおけるNyquist条件を完全に満たすために必要な投影数Npは約103,000個である。
3D投影としてデータを取得するために使用されるパルスシーケンスが図5に示されている。このシーケンスは、高性能勾配サブシステム(40mT/mの最大振幅、及び、150T/m/秒の最大追従速度(slew rate))を備えた上述のMRIシステムで実行される。データ取得ウィンドウ200の間に全エコー読取りか部分エコー読取りかのいずれかを果たすことができる。部分エコーを選んだ場合には、k空間の底部側半分(kz<0)のみが部分的に取得される。すべての方向における大きなFOVのため、非選択的な200msの無線周波数(RF)パルス202を用いて、画像FOV全体にわたる横磁化を生成することができる。従来のスピンワープ取得に用いるスラブ選択性励起に比べ、この方法は、その体積を横切る一様性の高いフリップ角度をもたらし、要求されるRFパワーが低く、そして、患者に入れられるエネルギーが少なくて済む。
グラジエント・リコールドNMRエコー信号203は、その励起されたFOV内のスピンにより生成され、3つの読取り勾配206、208、及び210の存在下において取得される。スラブ選択勾配を必要としないため、読取り勾配波形Gx、Gy、及びGzは同様な形態を持つ。この対称性は、そのシーケンスをスポイルする必要性によってのみ妨げられ、その妨害は、ディフェージング勾配ローブ204を作用させる(playing)ことにより達成される。ディフェージングローブ204の面積は、次の条件
Figure 0003878176
を満たすべく算出され、ここで、nはn≧2の整数である。Gz読取り勾配206は論理z−軸で常に正であるため、スポイル化勾配204に必要な時間は、Gzでのみディフェージングローブ204を作用させることにより最小化される。Gx及びGy読取り勾配208及び210は、定常状態を達成すべく、それぞれの勾配パルス212及び214により巻き戻される(rewound)。
読取り勾配波形Gx、Gy、及びGzは、異なる角度θ及び角度φにおける半径方向軌道をサンプリングすべく走査中に変調される。θ及びφの角度間隔は、サンプリングされるk空間球の周縁境界(kmax)でk空間サンプルポイントの一様な分布が生じるように選ばれる。その分布を計算する幾つかの方法が知られているが、経路速度及び表面積カバー率(coverage)が一定という条件で螺旋軌道によって球面をサンプリングすることによりそれらの投影を均等に分配する方法が使用される。また、この解決法は、連続的なサンプル経路を発生させるという利点も有しており、これは、勾配切り替え及び渦電流を低減する。合計投影N個の取得の場合、投影番号nの関数としての勾配振幅に対する式は、
Figure 0003878176
である。各投影番号nは唯一の投影角を生成し、そして、この番号がスキャン中に1からNまでインデックス化されるとき、周縁k空間は3軸すべてに沿って均等にサンプリングされる。
再び図5を参照すると、位相コントラストMRA画像を作成するため、取得される各投影は、双極性運動エンコード勾配GMにより増感された運動である。当分野において広く知られているように、速度エンコード勾配GMは、サイズが等しく極性が反対の2つの勾配ローブ222及び224からなっている。この運動エンコード勾配GMは、あらゆる方向において適用することができ、そして、RF励起パルス202により横磁化が生成された後であって、且つ、NMRエコー信号203が取得される前に作用が完了される(played out)。運動エンコード勾配GMは、勾配GMの方向に移動するスピンにより生成されるNMR信号に位相シフトを課し、そして、この位相シフトの量は、移動するスピンの速度と運動エンコード勾配GMの第一モーメントにより決定される。その第一モーメント(M1)は、勾配パルス222または224の面積とそれらの間の時間間隔(t)との積に等しい。第一モーメントM1(「VENC」ともいう)は、有意な位相シフトをもたらすが、高いスピン速度においてその位相に折り返し(wrap around)を引き起こすほどには大きくないように設定される。
取得されたNMR信号203の位相シフトがスピン運動のみによることを確かめるため、各投影角度並びに各運動エンコード勾配値M1で2つの取得が一般に為される。1つの取得は、図5に示されているように、双極性勾配GMで実施され、そして、第二の画像取得は各勾配ローブ222及び224の極性を逆転させた状態で為される。両取得に共通するあらゆる位相シフトをゼロにするため、結果として得られた2つの位相画像が減算される。スピン運動によりもたらされた位相シフトもまた、運動エンコード勾配の極性を逆転させたことにより増強される。代わりの技術は、各軸に沿った運動エンコードとともに複数の信号を取得し、その後運動エンコードなしで1つの信号を取得することである。その結果の参照速度画像V0は、運動エンコード画像Vx、Vy及びVzのそれぞれから、スピン運動によらない0の位相シフトに減算される。この方法では、運動による位相シフトの増強はない。
上で指示されている如く、運動エンコード勾配GMは、あらゆる方向において適用することができる。好適な実施態様では、運動エンコード勾配GMは、合計スピン速度の指標となる画像を生成することができるように、それぞれの勾配軸x、y、及びzに沿って別々に適用される。即ち、z軸に沿った速度(vz)の指標となる画像は、図4に示されているGz勾配波形に加えられた双極性運動エンコード勾配GMを用いて画像を取得することにより作成され、第二の速度画像Vxは、Gx勾配波形に加えられた運動エンコード勾配GMを用いて取得され、そして、第三の速度画像Vyは、Gy勾配波形に加えられた運動エンコード勾配GMを用いて取得される。その後、それらの3つの速度画像における対応するピクセル値を組み合わせることにより、合計スピン速度の指標となる画像が作成される。
Figure 0003878176
3つの速度画像(Vx、VyおよびVz)はそれぞれが、異なるインターリービングされた投影角度で取得され得るアンダーサンプリングされた取得物である。このことが図7に1つの実施態様について例示されており、図7では、速度画像Vxに対する投影角度が点線230により示され、画像Vyに対する投影角度が破線232により示され、画像Vzに対する投影角度が線234により示されている。それぞれの速度画像の取得では、半径Rの球面k空間の全体が均一にサンプリングされ、しかし、半径rに対しては完全にサンプリングアウトされるだけである。この実施態様では、選択されたM1の正の運動エンコード化および負の運動エンコード化の両方がそれぞれの運動軸に沿ってもたらされ、その結果、非運動の位相シフトを、上記で議論されたように差分処理して除くことができる。
本発明の別の実施態様では、異なる運動エンコード勾配GM方向(すなわち、x軸、y軸およびz軸)を有する均一間隔のインターリービングされた投影が取得されるだけでなく、これらのそれぞれの周りには、運動エンコード勾配第一モーメントM1が異なる投影取得物のクラスターが存在する。このことが図3に示されており、図3において、投影物の均一間隔のクラスターのそれぞれには、236で示される投影などの1つの投影、および異なる第一モーメントM1を有する1組の周囲投影238が含まれる。上記で議論されたように、異なる第一モーメントM1は、図5のパルスシーケンスにおける運動エンコード勾配ローブ(222および224)のサイズまたは間隔を変化させることによってもたらされる。これらの投影のすべてが、縞状のアーチファクトを減少させることに寄与し、そして同時に、それぞれの再構成された3D画像ピクセルにおける速度スペクトルをもたらす。図5のパルスシーケンスについて10msecのTRを仮定すると、24000個の投影を4分間の1回の走査で集めることができる。これにより、1000個の中心の均一間隔の投影236の直ぐ近くに3つの流れ方向のそれぞれで8個の異なる速度エンコード投影238を取得することが可能になる。
本発明のなお別の実施態様において、4つの異なる速度エンコード画像が、4つの異なる正の運動エンコード勾配(M1=1、2、3、4)およびそれらの4つの反転(M1=−1、−2、−3、−4)を使用して取得される。この場合、Nは、上記の式(4)、式(5)および式(6)において1000に設定され、そして1000個の投影角度(n)のそれぞれにおいて、これらの8個の異なる速度エンコード投影が取得される。それらは、M1=1、−1、2、−2、3、−3、4、−4の順で取得され、その結果、速度エンコード信号の対応する対が、互いに、できる限り接近した時間で取得される。この実施態様では、M1=0の信号は取得されず、4分間の1回の走査により、前記の実施態様の場合のように、8個の速度エンコード画像を取得することができる。各画像対が、非運動の位相シフトを除くために差分処理されたとき、M1速度エンコード化が異なる4つの速度画像が得られる。
1個〜4個の速度画像を作製するために上記の実施態様においてデータが取得されるが取得される画像の特定の数は選択の問題である、ということは当業者によって理解され得る。この選択は、通常、特定の臨床的適用によって決定される。
本発明の別の態様は、連続した機能的位相で対象を描写する一連の速度画像を取得するために利用可能な走査時間を使用することである。例えば、連続した心臓周期で心臓を描写する心臓の一連の3D速度画像を取得し、再構成することができる。
特に図8を参照すると、この実施態様では、投影が、対象に取り付けられたECGモニターによってもたらされる心臓トリガー信号300の間隔の間で取得される。この「R−R」間隔は、投影データの4つの対応するセグメント(302、304、306および308)がその間に取得される4つの位相に分けられる。それぞれのセグメント302〜308のとき、4つの投影が、310、312、314および316において示されるように取得される。最初の投影は速度エンコード化を有しておらず(M1=0)、残る3つの投影が、M1の事前に選択された値で、x軸、y軸およびz軸のそれぞれに沿って速度エンコード化される。投影角度は、1回の心臓拍動の間、すべての取得について固定されたままである。投影角度(n)が、それぞれの心臓拍動の後、上記の式(4)、式(5)および式(6)(この場合、N=1000)に従って変化させられる。しかしながら、nは、それぞれの心臓拍動の後、4ずつ増大し、そして、nが250回の心臓拍動の後にNに達したとき、このサイクルが、スキップされた投影角度nのすべてをサンプリングするために、さらに3回、それぞれ、n=2、n=3およびn=4から開始して繰り返される。従って、1000個の投影取得がそれぞれの画像について行われるが、3D球面k空間は、250個毎の投影取得について実質的に均一にサンプリングされる。患者が走査時に動いた場合、この「インターリービングされた時間(time interleaved)」の取得シーケンスにより受け入れられ得るが、アンダーサンプリングされた画像を250個もの少ない取得を用いて得ることが可能になる。
1000回の心臓拍動が終わったとき、16個のk空間画像データセットが取得されている。1000個の投影の4つのデータセット318はそれぞれが心臓位相1の間に取得されており、4つのデータセット320が心臓位相2の間に取得されており、4つのデータセット322が心臓位相3の間に取得されており、そして4つのデータセット324が心臓位相4の間に取得されている。それぞれの心臓位相における1つのデータセットV0は運動エンコード化を有しておらず(M1=0)、それぞれの心臓位相における残る3つのデータセット(Vx、Vy、Vz)が、事前に選択された同じ第一モーメントM1を用いて、x軸、y軸およびz軸のそれぞれに沿って運動エンコード化される。
この心臓ゲート化取得法の好ましい実施態様から多くの変形が可能であることが理解され得る。患者の状態に依存して、取得される心臓位相の数および走査時に取得される投影取得の総数を変化させることができる。また、上記に記載されるように運動エンコード化を用いて4つの投影を取得するのではなく、x、yおよびzの正の運動エンコード化、そして、x、yおよびzの負の運動エンコード化を有する6個の投影を取得することができる。
上記に記載されるような見込み心臓ゲート化とは異なる遡及的心臓ゲート化を使用することもまた可能である。この場合、4個の投影(V0、Vx、VyおよびVz)が、それぞれの心臓周期のときに継続して取得され、それぞれの取得された投影には、それがR−R間隔の間でいつ取得されたかを示す心臓位相データでタグが付けられる。投影角度は、それぞれの心臓周期を通して同じままであり、取得された投影は、心臓位相タグデータを使用して、いくつかの心臓位相に遡及的にグループ化することができる。この遡及的心臓ゲート化法は、見込み法よりも多くの心臓位相画像を取得することができる可能性を提供する。
上記に記載された取得法の1つを使用して取得された速度エンコード投影データセットの処理は、当然のことではあるが、使用された特定の取得法および求められている特定の臨床画像に依存して少し変化する。このことが、次に、図6、図9、図10および図11を参照して説明される。
特に図6および図9を参照すると、速度エンコード投影データセットが、プロセスブロック330において示されるように取得された後、データセットは、未処理のままk空間画像データセット331で保存され、その後、プロセスブロック332において示されるように再グリッド化(rigrid)される。再グリッド化により、取得されたデータセットは3Dデカルトグリッドに置かれる。そのような再グリッド化法は当分野では広く知られており、例えば、J.ジャクソンら、「グリッド化を使用するフーリエ反転のためのたたみこみ関数の選択」、IEEE Trans. Med. Imaging、10、473〜478、1991に記載されている。k空間データのそれぞれの得られた3Dアレイ333は、ρ2フィルターにより密度補償される(ここで、ρは補償されているデータ点のk空間半径である)。ρ=0の点は、2D投影フィルターについて提案された補正と同様に、サンプリングが行われる有限の体積球面に従って重みが加えられる。再グリッド化プロセスのために使用されるカーネルは、非常に早くコンピューター処理される単純な三角関数、または再グリッド化プロセスからの誤認(aliased)エネルギーを低下させるという利点を有するカイザー・ベッセル関数のいずれかである。
多数の速度エンコード化が、判断ブロック334において決定されるようにそれぞれの軸に沿って取得された場合、多数のk空間データセット:
kVx1,kVx2,・・・,KVxm
kVy1,kVy2,・・・,kVym
kVz1,kVz2,・・・,kVzm
(ここで、1,2,・・・,mは、用いられた速度エンコードM1の量を示す)
がそれぞれの軸について存在する。
他方で、上記に記載された取得法のいくつかでは、1つだけの速度エンコード化がそれぞれの軸について用いられるだけであり、3D k空間データの下記セットの1つが取得される。
kV0、kVx、kVy、kVz、または
+kVx、−kVx、+kVy、−kVy、+kVz、−kVz
(ここで、kV0は、M1=0を用いて取得される参照k空間データセットである)。
この場合、それぞれの3D k空間データセット333は、プロセスブロック338において示されるようにフーリエ変換されて、対応する3D画像空間データセット339が作製される。
多数の速度エンコード化が、判断ブロック334において決定されるように用いられているとき、一次元の複素高速フーリエ変換が、プロセスブロック336において示されるように速度エンコード軸に沿って行われる。図9に示されるように、この1DFTは、それぞれの軸(x、yおよびz)に沿って速度値域(bin)に分類される対応するセットの3D k空間データ337をもたらす。例えば、8個の異なる速度エンコード化M1が使用される場合、8個の異なる速度値域k空間データセット337が作製される。それぞれの速度値域は様々なスピン速度の異なる範囲を含む。
4つの正の運動エンコード勾配(M1=1、2、3、4)およびそれらの4つの逆(M1=−1、−2、−3、−4)が取得される上記に記載された実施態様では、再グリッド化工程および1DFT工程が行われる前に、4つの逆k空間データセット331がそれらの対応する正の速度エンコードk空間データセット331から差分処理されることが好ましい。この結果、4つの差分処理されたk空間データセットが得られ、これらにより、次いで、8個の値域でなく、4個の速度値域k空間データセット337が作製される。
プロセスブロック338によって示されるように、3D k空間データ337は、その後、3つの方向のすべてでフーリエ変換されて、対応する3D画像空間データセット339をもたらす。これは複素高速フーリエ変換であり、3D画像空間データセット339におけるそれぞれのボクセルまたはピクセルでの複素値(IおよびQ)をもたらす。多数の速度エンコード化取得の場合、これにより、下記の3D画像データセットが得られる。
IVx1,IVx2,・・・,IVxm
IVy1,IVy2,・・・,IVym
IVz1,IVz2,・・・,IVzm
(ここで、1,2,・・・,mは、速度エンコード軸に沿ったIDFTによってもたらされる速度範囲または「値域」を表す)。単一の速度エンコード化が取得時に用いられたとき、下記の3D画像データセットの1つが生じる。
IV0、IVx、IVy、IVz、または
+IVx、−IVx、+IVy、−IVy、+IVz、−IVz
プロセスブロック340およびプロセスブロック342によって示されるように、多数の異なる解剖学的画像および速度画像が、その後、これらの3D画像データセットから作製される。
特に図10を参照すると、1つまたは複数の速度画像を、使用された特定のデータ取得法に依存して作製することができる。いかなる場合でも、プロセスブロック350によって示されるような最初の工程は、位相画像をそれぞれの3D複素画像データセット339から計算することである。これは、それぞれの画像ピクセルにおける複素値(IおよびQ)から位相φを計算することによって行われる。
Figure 0003878176
プロセスブロック352において示されるように、次の工程は、スピン運動以外の要因により引き起こされる位相シフトを差分処理して除くことである。反対向きの運動エンコードデータセットの対が取得される上記に記載された取得では、それぞれの対から作製される2つの位相画像が互いに差分処理される。他方で、取得法が、運動エンコード化を有しない運動補償された参照データセットを用いる場合、参照位相画像が、運動エンコードデータセット(IVx、IVy、IVz)から作製された3つの位相画像のそれぞれから差分処理される。使用された正確な方法にもかかわらず、x軸、y軸およびz軸のそれぞれに沿った速度(Vx、VyおよびVz)を示す3つの位相画像が作製される。
これらの速度成分画像(Vx、VyおよびVz)は好ましくは別々に可視化されるが、プロセスブロック353において示されるようにこれらの速度成分を結合させることもまた可能である。これは、速度成分の平方和の平方根を計算することによって、式(7)において上記に示されたように行われる。得られる運動エンコード画像は表示することができ、またはその後の使用のために保存することができる。このプロセスは、運動エンコード画像のすべてが判断ブロック354において決定されるように作製されるまで続けられる。
多数の速度エンコード取得が行われたとき、多数の3D速度画像が運動エンコード化のそれぞれの軸について作製される。これらの速度値域のそれぞれにおいて対応する速度値を結合するための方法が数多く存在するが、この好ましい実施態様では、最大速度値が、複合速度成分画像のために選択される。すなわち、それぞれの値域における速度値がそれぞれのピクセルについて調べられ、最大値が選ばれる。これは、式(7)に従って別々に可視化することができるか、または結合させることができる3つの複合速度成分画像(Vx、VyおよびVz)が形成されるように運動のそれぞれの軸について行われる。
特に図11を参照して、解剖学的画像もまた、取得されたデータから作製することができる。プロセスブロック358において示されるように、最初の工程は、大きさ画像をそれぞの3D複素画像データセット339から計算することである。これは、それぞれの画像ボクセルでの複素値(IおよびQ)から大きさMVを計算することによって行われる。
Figure 0003878176
1つだけの速度エンコード画像データセット(すなわち、IV0、IVx、IVy、IVz、または+IVx、−IVx、+IVy、−IVy、+IVz、−IVz)が、判断ブロック360において決定されるように取得されるだけであるとき、得られる大きさ画像は、プロセスブロック362において下記のように結合させられて、最終的な大きさ画像が作製される。
Figure 0003878176
得られる大きさ画像は、表示されるか、またはその後の使用のために保存されるかのいずれかである。
多数の速度エンコード化が、判断ブロック360において決定されるようにデータ取得位相の間に適用されたとき、特有の速度最大強度ピクセル画像が、多数のIVx、IVyおよびIVzの速度値域画像339から作製される。運動エンコード化のそれぞれの軸(x、yおよびz)について、そしてそれぞれの画像ピクセルについて、対応する画像ピクセルが、それぞれの速度値域において調べられる。最大強度ピクセルが、プロセスブロック364においてこれらの値域から選択され、それ以外の最大強度ピクセルと結合させられ、それぞれの大きさ画像(MVx、MVyおよびMVz)が形成される。これらは、上記の式(10)を使用して、プロセスブロック362において結合させられる。
本発明では、3D位相コントラスト磁気共鳴イメージングのための様々な高速度方法が記載される。これらの方法は、別々の速度エンコード化が、インターリービングされている角度投影位置の同じ組またはわずかに異なるセットで取得される大きくアンダーサンプリングされた3D投影取得に基づいている。その最も簡便な形態では、3D位相コントラスト試験が、匹敵し得る空間分解能を有するタイム・オブ・フライト試験と匹敵し得る時間で、またはそれよりも早い時間でもたらされる。試験の高速度はまた、心臓周期内での速度波形の位相コントラスト測定を規定するための見込み的または遡及的なECGゲート化取得を提供するために使用することができる。また、数個の異なる速度エンコード化を、それぞれのボクセル内での速度スペクトル情報を提供するために、異なる投影角度で置くことができる。それぞれのボクセル内の情報は、最適な速度エンコード値がそれぞれのボクセルのために選ばれていることを保証するために処理することができる。これにより、位相コントラスト画像形成に関連する著しい不確実性が除かれる。
本発明を用いるMRIシステムのブロック図である。 図1のMRIシステムの一部を形成する送受信器の電気ブロック図である。 本発明の1つの実施態様に従って取得される各投影セットを図示する。 本発明の1つの実施態様に従って取得される各投影セットを図示する。 本発明を実施するために図1のMRIシステムによって使用される好ましいパルスシーケンスを図示する。 図1のMRIシステムで実施される本発明の方法の好ましい実施態様のフローチャートである。 本発明の別の実施態様に従って取得される各投影セットを図示する。 図1のMRIシステムを使用する本発明の別の実施態様によるデータ取得シーケンスを図示する。 本発明の好ましい実施態様を実施したときに作製されるデータ構造を図示する。 図6の方法の一部を形成する速度画像を作製するための工程を示すフローチャートである。 図6の方法の一部を形成する解剖学画像を作製するための工程を示すフローチャートである。

Claims (11)

  1. スピン運動を表す磁気共鳴画像作製システムであって、
    (a)下記の処理:
    RF励起場を生じさせること;
    運動エンコード軸に沿った向きの運動エンコード勾配場GMを生じさせること;および
    三次元k空間体積をk空間の中心から実質的に半径方向に広がる軌跡に沿ってサンプリングするために、読取り勾配を生じさせながらNMR信号を取得すること
    を含む三次元投影再構成パルスシーケンスを使用するMRIシステムを用いてNMR信号を取得する手段、
    (b)軌跡間の実質的に均一な間隔で種々の軌跡に沿って三次元k空間体積の全体についてk空間をサンプリングするために異なる読取り勾配を使用して手段(a)によるNMR信号取得を繰り返すことによって第1のk空間データセットを作製する手段、
    (c)異なる運動エンコード勾配GMを使用して、手段(a)によるNMR信号取得および手段(b)によるデータセット作製を繰り返すことによって第2のk空間データセットを作製する手段、
    (d)第1の位相画像を第1のk空間データセットから再構成する手段、
    (e)第2の位相画像を第2のk空間データセットから再構成する手段、および
    (f)第1の位相画像および第2の位相画像を結合することによって速度画像を作製するに当り、最初の運動エンコード勾配場GMが第一モーメント(+M1)を有し、第2の運動エンコード勾配場GMが逆の第一モーメント(−M1)を有し、第1の位相画像および第2の位相画像を差分処理して速度画像を作製する手段の各手段を含み、
    なる評価された第一モーメント(+M1)および(−M1)をそれぞれの繰り返しについて有する運動エンコード勾配場GMを使用して手段(a)〜(c)の処理およびデータセット作製多数回繰り返され、対応する第1のk空間データセットおよび対応する第2のk空間データセット多数作製され、手段(f)が、前記第1のk空間データセットおよび第2のk空間データセットにおける対応するk空間データセットを差分処理して、差分処理されたk空間データセットを多数形成し、その差分処理されたk空間データセットにおける対応する位置に沿って一次元フーリエ変換を行い、速度値域データセットを作製することを含む手段である
    ことを特徴とする磁気共鳴画像作製システム。
  2. 手段(f)が、速度画像を作製するために速度値域データセットから値を選択することを含む手段であることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴画像作製システム
  3. 心臓周期の異なる位相におけるスピン運動を表す磁気共鳴画像作製システムであって、
    a)異なる心臓位相を示すゲート信号を生じさせる手段
    b)示された心臓位相のそれぞれの間に、
    RF励起場を生じさせること;
    第1の運動エンコード軸に沿った向きの運動エンコード勾配場GMを生じさせること;および
    三次元k空間体積をk空間の中心から実質的に半径方向に広がる軌跡に沿ってサンプリングするために読取り勾配を生じさせながらNMR信号を取得すること
    によって行われる三次元投影再構成パルスシーケンスを使用するMRIシステムを用いてNMR信号を取得する手段
    c)軌跡間の実質的に均一な間隔で三次元空間k空間体積をサンプリングするために異なる読取り勾配を使用して手段(b)によるNMR信号取得を繰り返すことによってそれぞれの心臓位相について第1のk空間データセットを作製する手段、および
    d)速度画像を前記第1のk空間データセットのそれぞれから再構成する手段
    の各手段を含む磁気共鳴画像作製システム。
  4. e)前記第1の運動エンコード軸に対して直交する第2の運動エンコード軸に沿った向きの異なる運動エンコード勾配場GMを使用して手段(b)によるNMR信号取得および手段(c)によるk空間データセット作製を行うことによってそれぞれの心臓位相について第2のk空間データセットを作製する手段を含み、
    手段(d)が、第2の速度画像を前記第2のk空間データセットのそれぞれから再構成することを含む手段であることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴画像作製システム
  5. f)前記の第1の運動エンコード軸および第2の運動エンコード軸に対して直交する第3の運動エンコード軸に沿った向きの異なる運動エンコード勾配場GMを使用して手段(b)によるNMR信号取得および手段(c)によるk空間データセット作製を行うことにより、それぞれの心臓位相について第3のk空間データセットを作製する手段を含み、
    手段(d)が、第3の速度画像を前記第3のk空間データセットのそれぞれから再構成することを含む手段であることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴画像作製システム
  6. 手段(d)が、
    (d−i)第1のk空間データセット、第2のk空間データセットおよび第3のk空間データセットを再グリッド化して、直線による第1のk空間データセット、直線による第2のk空間データセットおよび直線による第3のk空間データセットを得ること、
    (d−ii)第1のセット、第2のセットおよび第3のセットの直線によるk空間データセットをフーリエ変換して、第1のセット、第2のセットおよび第3のセットの画像データセットを得ること、
    (d−iii)第1のセット、第2のセットおよび第3のセットの速度成分画像を、対応する第1の画像データセット、第2の画像データセットおよび第3の画像データセットから計算すること、および
    (d−iv)前記の第1のセット、第2のセットおよび第3のセットの速度成分画像における対応する速度成分画像を結合して、前記速度画像を得ること
    を含む手段であることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴画像作製システム。
  7. g)運動エンコード勾配GMを実質的に用いることなく手段(b)によるNMR信号取得および手段(c)によるk空間データセット作製を行うことによってそれぞれの心臓位相について参照k空間データセットを作製する手段
    h)参照k空間データセットを再グリッド化する手段
    i)再グリッド化された参照k空間データセットをフーリエ変換する手段、および
    j)フーリエ変換された参照k空間データセットから1組の参照位相画像を計算する手段を含み、
    処理(d−iii)が、第1のセット、第2のセットおよび第3のセットの位相画像を、対応する第1の画像データセット、第2の画像データセットおよび第3の画像データセットから計算し、そしてそれぞれの参照位相画像を前記の第1のセット、第2のセットおよび第3のセットの位相画像における対応する位相画像から差分処理することを含む処理であることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴画像作製システム
  8. 手段(c)が、三次元k空間体積を多数の連続した心臓周期について繰り返しアンダーサンプリングする手段であり、それぞれの繰り返されたアンダーサンプリングが、
    それ以外のアンダーサンプリングに対する軌跡とインターリービングされる対応する多数の軌跡を用いて行われることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴画像作製システム
  9. 対象における運動中のスピンの速度を表す磁気共鳴画像作製システムであって、
    a)下記の処理:
    (a−i)RF励起場を生じさせること;
    (a−ii)第1の選択された値の第一モーメントM1を有する、第1の運動エンコード軸に沿った向きの運動エンコード勾配場GMを生じさせること;
    (a−iii)三次元k空間体積をk空間の中心から実質的に半径方向に広がる軌跡に沿ってサンプリングするために読取り勾配を生じさせながらNMR信号を取得すること、
    (a−iv)k空間の中心からすべての方向で実質的に均一な三次元k空間体積をサンプリングするために異なる読取り勾配を使用して、多数回、処理(a−i)、処理(a−ii)および処理(a−iii)を繰り返すこと
    を含む三次元投影再構成パルスシーケンスを繰り返し行う磁気共鳴画像形成システムを用いて第1のk空間データセットを取得する手段
    b)第1の運動エンコード軸に対して直交する第2の運動エンコード軸に沿った向きの運動エンコード勾配場GMを使用して手段(a)によるデータセット取得を繰り返すことによって第2のk空間データセットを取得する手段
    c)第1の速度成分画像を第1のk空間データセットから再構成する手段、
    d)第2の速度成分画像を第2のk空間データセットから再構成する手段、
    (f)第一モーメントM1について異なる値を有する運動エンコード勾配場G M がそれぞれの繰り返しにおいて使用される対応する多数回、手段(a)による第1のk空間データセットの取得を繰り返すことによって多数の第1のk空間データセットを取得する手段、および
    (g)第一モーメントM1について異なる値を有する運動エンコード勾配場G M がそれぞれの繰り返しにおいて使用される対応する多数回、手段(b)による第2のk空間データセットの取得を繰り返すことによって多数の第2のk空間データセットを取得する手段を含み、
    手段(c)が、前記多数の第1のk空間データセットにおける対応する位置に沿って一次元フーリエ変換を行うことを含む手段であり、そして
    手段(d)が、前記多数の第2のk空間データセットにおける対応する位置に沿って一次元フーリエ変換を行うことを含む手段である
    ことを特徴とする磁気共鳴画像作製システム。
  10. 手段(b)のk空間データセット取得におけるサンプリング軌跡が手段(a)のk空間データセット取得におけるサンプリング軌跡とインターリービングされるように、手段(b)によるk空間データセット取得のときに作製される読取り勾配手段(a)によるk空間データセット取得のときに作製される読取り勾配と異なるものとすることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴画像作製システム
  11. 多数の第1のk空間データセットに対するサンプリング軌跡が互いにインターリービングされるように、そして多数の第2のk空間データセットに対するサンプリング軌跡が互いにインターリービングされるように、手段(f)および手段(g)によるk空間データセット取得のときに作製される読取り勾配が、それぞれの運動エンコード勾配場の第一モーメント値について異なることを特徴とする請求項9に記載の磁気共鳴画像作製システム
JP2003544490A 2001-11-12 2002-11-08 インターリービングされた投影−再構成データを使用する三次元位相コントラスト磁気共鳴イメージング Expired - Lifetime JP3878176B2 (ja)

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