JP3283364B2 - ドア装置 - Google Patents

ドア装置

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JP3283364B2
JP3283364B2 JP28697193A JP28697193A JP3283364B2 JP 3283364 B2 JP3283364 B2 JP 3283364B2 JP 28697193 A JP28697193 A JP 28697193A JP 28697193 A JP28697193 A JP 28697193A JP 3283364 B2 JP3283364 B2 JP 3283364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は公園やホテルのロビー等
に設置される公衆トイレ等に好適なドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公園等に設置される公衆トイレ
は、箱形の構造物により便室が形成され、この便室の出
入口に短形プレート状のドアがヒンジを介して開閉可能
に取り付けられたものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記普通構造のトイレ
のドアをもつ便所は便室内の空間を利用効率を高くして
設置するという配慮に欠けている。また、上記普通構造
のトイレのドアをもつ便所にはハンドバック等の所持品
を置く棚、台等(以下、所持品載置台と言う。)が便室
内に設けられるが、便室内に設けられている所持品載置
台の表面は所持品を置くのをためらう程汚れていること
が多い。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、上記欠点
に鑑み、便室内の利用効率の増大を図るドア装置を提供
することである。本発明の第2の目的は、所持品載置台
の清掃を便室外において容易、且つ能率的に行い得るよ
うにするドア装置を提供することである。
【0005】また、本発明の第3の目的は、便室内外の
安全確認を容易にすることができるドア装置を提供する
ことである。また、本発明の第4の目的は、便室外で洗
面台を簡易に使用することができるとともに、便室使用
時には便室内で安心して洗面台を使用することができる
ドア装置を提供することである。
【0006】また、本発明の第5の目的は、ドアの開閉
を容易かつ静かに行うとともに、利用者による手動での
ドアの閉鎖が不十分な場合にも電力等を使用することな
く自動的にドアを閉めることができるドア装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定空間を規
定する壁部材と、前記壁部材に開口された出入口と、前
記出入口を閉成するものであって、実質的に半円形を呈
し、該半円形の中心軸回りに回動自在であるドア本体
と、回動トルクを変化させながら前記ドア本体を回動さ
せるドア駆動部とを有する構造とした。
【0008】また、前記ドア駆動部は、前記ドア本体に
回転一体に設けられ、外周は回転モーメントが変化する
形状を有するプーリと、前記プーリに巻かれたワイヤ
と、前記ワイヤの端部に設けられた重りとを有する構造
とした。
【0009】また、前記ドア駆動部は、前記ドア本体に
回転一体に設けられ、外周がインボリュート曲線を有す
るプーリと、前記プーリに巻かれたワイヤと、前記ワイ
ヤの端部に設けられた重りとを有する構造とした。
【0010】また、前記重りを挿入するため垂直に設け
られた管体と、この管体内に貯留された液体とを有する
構造とした。そしてこの液体は油を含むようにした。
【0011】
【作用】前記した手段によれば、回動トルクが変化する
ため、回動当初は強いトルクによりドア本体を回動さ
せ、回動後期は弱いトルクによりドア本体を回動させる
ことができる。さらに、重りを管体の油内に沈下させる
場合には、ゆっくりとドア本体を閉じることができる。
【0012】次に、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】
【実施例1】図1は本発明によるドア装置を備えたトイ
レの実施例1の横断平面図、図2は図1のトイレをドア
の状態を変えて示す横断平面図、図3はドア装置のドア
本体の斜視図、図4は湾曲されているドア本体の曲率中
心がある側の外側に選定された定位置に設けられた小型
椅子を図2のA−A線方向に断面をとって示す説明図、
図5は便室の安全状態確認窓を図3のB−B線方向に断
面をとって示す断面図である。
【0014】これらの図において、1は便所の外壁、2
は便室、3は便器、4は手洗い器、5はトイレのドア装
置、6はドア装置5のドア本体である。ドア本体6は、
ほぼ半円筒形のものとされ、上下方向の中心軸線をもつ
軸7により回動自在に支持されている(図3参照)。8
はドア本体6が囲む空間9内に設けられた所持品載置台
である。図1の状態はドア本体6が便室2内の空間の容
積を減少するごとく便室2内に向かって突出する姿勢を
とらされている状態(A状態)、一方、図2の状態はド
ア本体が便室内空間の容積を増加するごとく便室外に向
かって突出する姿勢をとらされている状態(B状態)で
ある。10はドア本体6の支持環である(図3参照)。
【0015】この支持環10は多数のアーム11を介し
て軸7に連なるとともに、図示されていないガイドレー
ルにより案内される一連のローラ12を備えている。1
3はローラ12の取り付け用ブラケット、14はドア本
体6を軸7を介して回動する機構の一部である。ドア本
体6を回動しつつ行う便室2への入室および便室2より
の退出は人力による操作またはモータ駆動による。15
はドア本体6の下端を受ける支持への係合部である。
【0016】16は、湾曲されているドア本体6の曲率
中心がある側の選定された定位置に設けられた小型椅子
である。この小型椅子16は図1に示す“A状態”(便
所の利用を待機する「空き」の状態)において便室の外
にあるが、図2に示す“B状態”(便所が利用されてい
る「使用中」の状態)において便室の内にある。
【0017】この小型椅子には二つの用途がある。小型
椅子16の第一の用途は比較的重い手荷物をもつ便所の
利用者がこの小型椅子上に手荷物を置いて行う便室への
入室および便室よりの退室時の手荷物の載置用の用途で
あり、小型椅子16の第二の用途は便所の利用者が便室
内において行う見繕いを容易にする用途である。
【0018】小型椅子16は従来の便所の便室内に設け
られる物品載置台と異なり、清掃が容易で清浄な状態に
保ち易い要素である。17は便室内の状態に不安が無い
ことを確認するために設けられた安全確認窓でその開閉
は湾曲形状をもつドア本体の曲率中心の側に設けられて
いて便所の利用者のみが行い得るようになっている。
【0019】上記実施例によるトイレのドア装置は、便
所が使用状態にあるときに便室内の空間を広くし、逆に
便所が非使用状態にあるときに便室内の空間を狭くして
空間利用効率を高める。またこのものに付設された小型
椅子は容易に清浄状態に保たれ得る要素で、比較的重い
手荷物の搬入搬出に利用されるとともに、便室内におい
て行う見繕いにも利用され得るものである。
【0020】
【実施例2】次に、本発明の実施例2について図6〜図
9を用いて説明する。なお、全体的な構成は実施例1と
同じであるため、同一部分には同一の符号を付して重複
説明を省略する。また、便器3の図示は省略されてい
る。
【0021】この実施例では、ドア本体6に安全確認窓
18が設けられる。安全確認窓18は普通の人が見易い
高さ、例えば床から150cm程度の高さに設置され
る。安全確認窓18は空間9側、すなわちドア本体6の
曲率中心側からのみ開閉操作可能に形成される。
【0022】安全確認窓18は開閉可能な多数のルーバ
19を有し、これらのルーバ19はレバー20により開
閉操作されるようになっている。図7(a)はルーバ1
9が開いた状態を示し、図7(b)はルーバ19が閉じ
た状態を示す。
【0023】なお、図7に示すルーバ19を用いたシャ
ッタの代りに、液晶シャッタを用いてもよい。また、シ
ャッタの開閉に連動させて室内の明かりを点灯させるよ
うにしてもよい。
【0024】本実施例では、空間9内に洗面台22が設
置される。洗面台22は床に固定されている。洗面台2
2はドア本体6が便室2側へ突出する状態(実線で示す
位置)にあるときは洗面台22は便室2外となる。一
方、ドア本体6が便室2外へ突出する状態(一点鎖線で
示す位置)にあるときは洗面台22は便室2内となる。
【0025】また、洗面台22が便室外となるときに、
使用者が外方から見えないように目隠し23が設置され
る。目隠し23は、空間9の外部に設置され、床あるい
は壁1に固定される。
【0026】この実施例において、ドア本体6が実線で
示す位置にあるときは、洗面台22を自由に使用するこ
とができ、使用中は目隠し23によりプライバシーが守
られる。
【0027】また、トイレを使用したいときは、レバー
20を操作することによりルーバ19を開いて便室2内
の安全を確認することができる。このとき、レバー20
と連動して便室2内を点灯させるようにすれば、さらに
容易に安全を確認することができる。
【0028】一方、ドア本体6が一点鎖線で示す位置に
あるときは、便室2内からレバー20を操作することに
より、外部の安全を確認することができる。この場合、
レバー20は便室2内側に設けられるから、外部からル
ーバ19を開けられて便室2内をのぞかれることがな
い。ドア本体6が一点鎖線の位置にあるときは、洗面台
22が便室2内に設けられることになり、人目を気にせ
ず安心して使用することができる。
【0029】図8はドア本体6の支持構造を示し、図9
はドア駆動装置を示している。ドア本体6の上部には複
数のローラ12が設けられ、これらのローラ12がドア
支持部24のレール25上に乗せられる。レール25は
リング形状に形成される。ドア本体6の頂部からは回転
軸26がドア支持部24を貫通して上部へ延び、先端部
にプーリ27が回転一体に取り付けられる。プーリ27
は外周がインボリュートあるいはそれに近似の渦巻き形
状に形成される。プーリ27にはワイヤ28が巻かれ、
その先端部がプーリ27に固定される。ワイヤ28はプ
ーリ27から水平方向へ延び、ローラ29を通って下方
へ延び、下端部に重り30が取り付けられる。重り30
は管体31内に挿入されており、この管体31内には油
32が貯留されている。管体29は外壁1内に垂直に設
置されている。
【0030】このような構成において、ドア本体6を図
9において矢印方向へ手動により回動させれば、便室2
内へ入ることができ、さらに一点鎖線で示す位置まで回
動させてロックすることにより、入り口を閉めることが
できる。この時、重り30はプーリ27によりワイヤ2
8が巻き上げられることにより管体31内を上方へ移動
する。
【0031】便室2使用後はロックを解除することによ
りドア本体6は重り30の重量により矢印とは逆方向へ
回動する。この場合、プーリ27の外周がインボリュー
ト形状を有するため、回動当初は強いトルクによりドア
本体6が回動され、回動後期には弱いトルクによりドア
本体6が回動される。さらに、重り30は油32内に入
ると重り30はゆっくりした速度で油32内を沈下し、
したがってドア本体6はゆっくり、静かに閉じる。
【0032】さらに、前記構造により、利用者がドア本
体6を開けっ放しにして立ち去った場合にも、重り30
の自重によりドア本体6が回動され、ドア本体6が自動
的に閉じるようになっている。
【0033】なお、上記実施例においてはインボリュー
ト曲線を有するプーリ27を用いたが、ドア本体6の回
動モーメントを変化させる曲線であれば他の曲線、また
は直線の組み合わせによるプーリあるいは歯車でも良
い。
【0034】
【実施例3】実施例3は、ホテルのロビー等の外観を重
視される箇所に好適なものとして設置される回転ドアを
備えたトイレに関するものである。
【0035】トイレと呼ばれるものには3種の態様があ
る。第1の態様は「トイレ=便所」とするもの、第2の
態様は「トイレ=化粧室」とするもの、第3の態様は
「トイレ=化粧室+便所」とするものである。これら3
種の態様のもののうち最も多いのは第3の態様のもの
で、比較的華やかな雰囲気を要求されるホテルのロビー
等に設けられるものも、多くの場合第3の態様のもので
ある。
【0036】ホテルのロビー等において設けられるもの
は、要求される比較的華やかな雰囲気を考慮すれば第2
の態様のものとして化粧室としてのみ利用されるものと
したいのであるが、経済的条件よりして第2の態様のト
イレの設置が見送られ、第3の態様のトイレが曲がり通
路を経るロビー等の奥に設けられるのを普通とする。
【0037】しかしながら、利用の面により言えば、ト
イレが曲がり通路を経る位置にあることは不便であり、
出来得ればトイレは余り遠くなくわかり易い位置に設け
たい。そこで、本実施例では、ホテルのロビー等のわか
り易い場所に設置可能な回転ドア付トイレを提供する。
【0038】図10は本実施例による回転ドアを備えた
トイレを回転ドアを「閉」の状態にして示す横断平面
図、図11は図10のトイレを回転ドアを「開」の状態
にして示す横断平面図である。
【0039】これらの図において、51は防音外壁52
を備えた便室、53は化粧室である。便室51はL字の
1方の辺に沿って配置され、化粧室53はL字の他方の
辺に沿って配置されている。54は便室51内に設けら
れた便器55,56,57は化粧室53内に設けられた
手洗い器,鏡および乳児用ベッドである。
【0040】58は便室51および化粧室53の開閉用
回転ドア、59はその回転軸である。回転ドア58は
「便室1+化粧室3」=「トイレの本体部」に対して図
11に示す「開」の姿勢または図10に示す「閉」の姿
勢をとらされる。60,61は回転ドア58の両側の端
縁部で、回転ドア58が開かれている図11の状態
(「空き」の状態)では回転ドア58のインボリュート
の端縁部60が便室51の外壁上の部分62に対向する
位置にあるとともに他方の端縁部61が化粧室53の外
壁上の部分63に対向する位置にある。一方、回転ドア
58が閉じられている図10の状態(「使用中」の状
態)では一方の端縁部60が化粧室53の外壁上の部分
64に対向する位置にあるとともに他方の端縁部61が
便室51の外壁上の部分62に対向する位置にある。6
5は回転ドア58が閉じられることにより形成される化
粧用空間である。この空間65はトイレの「使用中」の
状態において外界より遮断されている。回転ドア58は
手動スイッチまたは足動スイッチの操作により動作させ
られる電動機駆動の装置により開閉される。
【0041】66は便器の目隠し用スクリーンで、この
ものは便室51または化粧室53にその端部を支持させ
て設けられ、ばねの及ぼす力に抗して巻き取られるかあ
るいは図11に示すごとく回転ドア58に追従して動か
される形式のものとされる。
【0042】図10および図11の状態を安定化するた
め回転ドア8の端縁部60,61には適当な長さの延長
部を設けることが望ましい。本実施例は、雰囲気が損な
われることを恐れて、やむを得ず曲がり通路を経る位置
に、設けられていたトイレをその構成を改良することに
より雰囲気が損なわれるという不都合を伴わないものと
して設置され得るようにするものである。本実施例によ
るトイレは「化粧室」という用語の本来の意味に近い設
備として華やかな雰囲気を要求される箇所に、化粧室と
しての利用を主とするものとして設けられるものであ
る。
【0043】
【実施例4】大形建築物のトイレは目立たないように比
較的奥まった箇所に設けられるのを普通とするが、この
ような設置態様は利用の面より好ましくない。大形建築
物のトイレは、その外観が見苦しくない限り、分かり易
い箇所に設置することが望ましいのである。このことは
身体障害者(身障者)用のトイレについて特に強調され
て良いのであるが、実情はこの点が無視されている。そ
れは現在知られている水洗トイレは大形建築物の任意の
箇所に支障なく設置するに足る外観を持たないことによ
る。車椅子の使用を可能にしたトイレが大形建築物に設
置される場合も多いが、その場合においてもトイレが目
立たないように比較的奥まった箇所に設けられる点につ
いては変わりがない。
【0044】そこで、本実施例では利用が便利な広い箇
所に設置される回転ドア付トイレを提供している。図1
2および図21は本実施例によるトイレ9を回転ドアの
状態変化を追いつつ示す説明図である。これらの図のう
ち、図12〜図16はトイレに入室するときの一連のス
テップの状態を示し、図17〜図21はトイレより退出
するときの一連のステップの状態を示す。これらの図に
おいて、81は便室、82,83は便室壁、84は回転
ドアである。
【0045】回転ドア84は間隔を距てて配置された部
分円筒形の要素85,86よりなる複合形式のものであ
る。図12〜図16および図17〜図21に示すごと
く、回転ドアを構成する上記の要素5,6には適宜相対
的回動を与えることができる。
【0046】図12において、87は車椅子88に乗っ
たトイレの利用者であって、図中には所定の位置にまで
進入した利用者87と所定の位置に到達する直前の利用
者87´とが併せて示されている。図12の状態はトイ
レ利用の第1ステップの状態である。
【0047】回転ドア84の構成要素85,86のうち
の一方の構成要素85は図12の状態に続いて時計方向
に回動され回転ドア84は図13に示す状態に至る。こ
の状態はトイレ利用の第2ステップの状態である。構成
要素85,86の一方、または双方の回動は油圧シリン
ダによって行うようにすることが望ましい。
【0048】図13の状態に続き回転ドア84が更に時
計方向に回動されると図14に示す状態となる。この状
態はトイレ利用の第3ステップの状態で、この状態にお
いてはトイレの利用者87が車椅子88とともに回転ド
アの構成要素85,86により囲まれる。
【0049】回転ドア84は図14の状態に続きその要
素86を時計方向に回動されて図15に示す第4ステッ
プの状態となる。図15の状態に続いて回転ドア84の
要素86が更に時計方向に回動されると便室81はその
容積Vを最大値V2 にした図16に示す状態となる。こ
の状態はトイレ利用の第5ステップの状態で、便室1の
容積を最大にしたこの状態に置いて便室1が使用され
る。
【0050】図16の状態に続いて車椅子の方向を18
0度だけ変えると回転ドア84は図17に示す状態(第
6ステップの状態)となる。トイレよりの利用者の退去
は図17の状態を起点として図18,図19,図20,
図21の過程(第7ステップ〜第10ステップの状態)
を経て行われる。
【0051】このように、本実施例によるトイレは便室
の容積を充分大きくし得るものであるとともにその回転
ドアはトイレの外観を優れたものとし、大形建築物の中
心部においてのトイレの設置も支障なく(見苦しさ等の
不都合を伴うことなく)行われるようにするものであ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るトイ
レのドア装置によれば、回動トルクを変化させながら前
記ドア本体を回動させるドア駆動装置を設けたから、回
動当初は強いトルクによりドア本体を回動させ、回動後
期には弱いトルクによりドア本体を回動させることがで
きる。
【0053】ドア駆動装置がインボリュート曲線を有す
るプーリと、このプーリに巻かれたワイヤと、前記ワイ
ヤの端部に設けられた重りとを有し、前記重りが管体の
油内に挿入された場合には、ゆっくりと、静かにドア本
体を閉めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトイレのドア装置の実施例1を示
す横断平面図
【図2】図1のドア装置を状態を変えて示す横断平面図
【図3】図1,図2に示すドア装置のドア本体およびそ
の近傍の要素を示す斜視図
【図4】図2のA−A線方向に断面をとって示す小型椅
子の説明図
【図5】図2のB−B線方向に断面をとって示す便室内
の安全状態確認窓の説明図
【図6】本発明によるトイレのドア装置の実施例2を示
す平断面図
【図7】実施例2に備えられた安全確認窓を示す断面図
であり、(a)はルーバが開いた状態、(b)はルーバ
が閉じた状態を示している
【図8】実施例2に備えられたドア本体の支持構造を示
す断面図
【図9】実施例2に備えられた駆動用モータを示す平断
面図
【図10】本発明による回転ドアを備えたトイレの実施
例3を回転ドアを「開」の状態にして示す横断平面図
【図11】図10のトイレを回転ドアを「開」の状態に
して示す横断平面図
【図12】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
1ステップを示す図
【図13】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
2ステップを示す図
【図14】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
3ステップを示す図
【図15】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
4ステップを示す図
【図16】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
5ステップを示す図
【図17】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
6ステップを示す図
【図18】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
7ステップを示す図
【図19】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
8ステップを示す図
【図20】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
9ステップを示す図
【図21】本発明の実施例4におけるトイレの利用の第
10ステップを示す図
【符号の説明】
1・・便室の外壁 2・・便室 3・・便器 4・・手洗い器 5・・トイレのドア装置 6・・ドア本体 7・・軸 8・・所持品載置台 9・・空間 10・・所持環 11・・アーム 12・・ローラ 13・・ブラケット 14・・ドア本体の回動機構の一部 15・・係合部 16・・小型椅子 17・・安全確認窓 18・・安全確認窓 19・・ルーバ 20・・レバー 22・・洗面台 23・・目隠し 24・・ドア支持部 25・・レール 26・・回転軸 27・・プーリ 28・・ワイヤ 29・・ローラ 30・・重り 31・・管体 32・・油 51・・便室 52・・防音外壁 53・・化粧室 54・・便器 55・・手洗い器 56・・鏡 57・・乳児用ベッド 58・・回転ドア 59・・回転軸 60,61・・回転ドアの端縁部 62・・便室の外壁上の部分 63,64・・化粧室の外壁上の部分 65・・回転ドアの回動により形成される化粧用空間 66・・便器の目隠し用スクリーン 81・・便室 82,83・・便室壁 84・・回転ドア 85,86・・回転ドアを構成する部分円筒形要素 87,87´・・トイレの利用者 88 車椅子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 1/02 E05F 3/00 E05F 5/00 E05F 15/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定空間を規定する壁部材と、 前記壁部材に開口された出入口と、 前記出入口を閉成するものであって、実質的に半円形を
    呈し、該半円形の中心軸回りに回動自在であるドア本体
    と、 回動トルクを変化させながら前記ドア本体を回動させる
    ドア駆動部と、を備え、 前記ドア駆動部は、前記ドア本体に回転一体に設けら
    れ、外周は回転モーメントが変化する形状を有するプー
    リと、前記プーリに巻かれたワイヤと、前記ワイヤの端
    部に設けられた重りと を有することを特徴とするドア装
    置。
  2. 【請求項2】 所定空間を規定する壁部材と、 前記壁部材に開口された出入口と、 前記出入口を閉成するものであって、実質的に半円形を
    呈し、該半円形の中心軸回りに回動自在であるドア本体
    と、 回動トルクを変化させながら前記ドア本体を回動させる
    ドア駆動部と、を備え、 前記ドア駆動部は、前記ドア本体に回転一体に設けら
    れ、外周がインボリュート曲線を有するプーリと、前記
    プーリに巻かれたワイヤと、前記ワイヤの端部に設けら
    れた重りと、を有することを特徴とするドア装置。
  3. 【請求項3】前記重りを挿入するため垂直に設けられた
    管体と、この管体内に貯留された液体とを有することを
    特徴とする請求項1又は2記載のドア装置。
  4. 【請求項4】前記液体は油を含むことを特徴とする請求
    記載のア装置。
  5. 【請求項5】 所定空間を規定する壁部材と、 前記壁部材に開口された出入口と、 前記出入口を閉成するものであって、実質的に半円形を
    呈し、該半円形の中心軸回りに回動自在であるドア本体
    と、 回動トルクを変化させながら前記ドア本体を回動させる
    ドア駆動部と、を備え、 前記ドア駆動部は、回動当初は強いトルクによりドア本
    体を回動させ、回動後期は弱いトルクによりドア本体を
    回動させることを特徴とするドア装置。
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