JP2566255Y2 - 小部屋の構造 - Google Patents
小部屋の構造Info
- Publication number
- JP2566255Y2 JP2566255Y2 JP1992058153U JP5815392U JP2566255Y2 JP 2566255 Y2 JP2566255 Y2 JP 2566255Y2 JP 1992058153 U JP1992058153 U JP 1992058153U JP 5815392 U JP5815392 U JP 5815392U JP 2566255 Y2 JP2566255 Y2 JP 2566255Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- wall
- entrance
- small room
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Toilet Supplies (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は小部屋の構造に関する。
詳細には、老人、身障者、病人等の身体の不自由な人や
車椅子に乗った人が使用し易いサニタリーや納戸の如き
小部屋の構造に関する。
詳細には、老人、身障者、病人等の身体の不自由な人や
車椅子に乗った人が使用し易いサニタリーや納戸の如き
小部屋の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、トイレ室、浴室、シャワー室、洗
面所等のサニタリーや納戸の如き小部屋にはドアーが取
り付けられている。
面所等のサニタリーや納戸の如き小部屋にはドアーが取
り付けられている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来、小部屋は、老
人、身障者、病人等の身体の不自由な人や車椅子に乗っ
た人が出入したり作業をするには不便であった。例え
ば、車椅子に乗った人が狭い小部屋の中を不自由な身体
で車椅子を回転させながら移動したり、身体を不自然な
形にしてドアーを開閉しなけねばならず、不便であっ
た。
人、身障者、病人等の身体の不自由な人や車椅子に乗っ
た人が出入したり作業をするには不便であった。例え
ば、車椅子に乗った人が狭い小部屋の中を不自由な身体
で車椅子を回転させながら移動したり、身体を不自然な
形にしてドアーを開閉しなけねばならず、不便であっ
た。
【０００４】特に、トイレ室等のサニタリーにおいて
は、車椅子に乗った人がトイレ室で用をたすため、車椅
子に乗ったまま向きを変えながら狭い出入口からトイレ
室に入り、車椅子を便器に近づけ、車椅子から便器に載
り移り、腰をかがめ、用を足し、再び、この逆の手順で
車椅子に乗り、トイレ室から出るのであるが、これ等の
全ての操作が車椅子に乗った人には極めて不便である。
は、車椅子に乗った人がトイレ室で用をたすため、車椅
子に乗ったまま向きを変えながら狭い出入口からトイレ
室に入り、車椅子を便器に近づけ、車椅子から便器に載
り移り、腰をかがめ、用を足し、再び、この逆の手順で
車椅子に乗り、トイレ室から出るのであるが、これ等の
全ての操作が車椅子に乗った人には極めて不便である。
【０００５】このような不便を解決する方法として、壁
等に手摺を設け、この手摺を伝ってトイレ室に出入した
り、又、便器の近くに手摺を設け、この手摺を使用して
車椅子に乗ったり降りたり、あるいは、便器の上に座っ
たり立ったりしている。しかし、小部屋等では、出入口
やドアー等が壁の大きな部分を占めていて、この出入口
には手摺が取り付け難く不便であった。そこで、本考案
の目的は、出入口やドアー等の手摺が取り付け難い場所
に手摺を設けることができる小部屋の構造を提供するこ
とである。
等に手摺を設け、この手摺を伝ってトイレ室に出入した
り、又、便器の近くに手摺を設け、この手摺を使用して
車椅子に乗ったり降りたり、あるいは、便器の上に座っ
たり立ったりしている。しかし、小部屋等では、出入口
やドアー等が壁の大きな部分を占めていて、この出入口
には手摺が取り付け難く不便であった。そこで、本考案
の目的は、出入口やドアー等の手摺が取り付け難い場所
に手摺を設けることができる小部屋の構造を提供するこ
とである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題を解決
し、上記目的を達成するためになされたものであって、
小部屋の出入口近傍の壁に手摺がこの壁に沿ってこの壁
面と略平行に回転できるように取り付けられ、この手摺
が出入口に差し出された状態で手摺を係止させるストッ
パーが壁に取り付けられているものである。
し、上記目的を達成するためになされたものであって、
小部屋の出入口近傍の壁に手摺がこの壁に沿ってこの壁
面と略平行に回転できるように取り付けられ、この手摺
が出入口に差し出された状態で手摺を係止させるストッ
パーが壁に取り付けられているものである。
【０００７】本考案において手摺は壁に沿ってこの壁面
に略平行に回転して出入口に差し出されるのであるが、
この際の手摺の差し出す方向としては、出入口の壁に沿
って回転させて出入口を塞ぐ方向に差し出す場合と、出
入口に直角な壁に沿って回転させて出入口を通過して室
外方向に差し出す方向とがある。このどちらにするかは
部屋の構造や使用目的によって異なる。
に略平行に回転して出入口に差し出されるのであるが、
この際の手摺の差し出す方向としては、出入口の壁に沿
って回転させて出入口を塞ぐ方向に差し出す場合と、出
入口に直角な壁に沿って回転させて出入口を通過して室
外方向に差し出す方向とがある。このどちらにするかは
部屋の構造や使用目的によって異なる。
【０００８】例えば、車椅子に乗った人が出入口に出入
することが困難な納戸やトイレ室の如き小部屋であれ
ば、出入口を通過させて室外方向に差し出すように手摺
を取り付けると、室外方向に差し出された手摺を伝って
小部屋に出入できる。又、通常、便器の上に座ったり立
ったりするときには、手摺を便器の横に設けるのが便利
であるが、便器の横に出入口が設けられていて、便器の
横の壁に手摺を設け難い場合には、便器と平行した壁に
出入口を塞ぐ方向に差し出すように手摺を取り付ける
と、出入口を塞ぐように差し出した手摺を使用すること
ができる。
することが困難な納戸やトイレ室の如き小部屋であれ
ば、出入口を通過させて室外方向に差し出すように手摺
を取り付けると、室外方向に差し出された手摺を伝って
小部屋に出入できる。又、通常、便器の上に座ったり立
ったりするときには、手摺を便器の横に設けるのが便利
であるが、便器の横に出入口が設けられていて、便器の
横の壁に手摺を設け難い場合には、便器と平行した壁に
出入口を塞ぐ方向に差し出すように手摺を取り付ける
と、出入口を塞ぐように差し出した手摺を使用すること
ができる。
【０００９】本考案に使用する手摺の構造は適宜でよい
が、Ｕ字型棒状体の開口部近傍に板体を差し渡し、この
Ｕ字型棒状体の一方を延長して係止部を設けた構造に
し、この手摺の板体を出入口近傍の内壁に設けられた回
転軸に、手摺が壁に沿って回転できるように取り付け、
この手摺を出入口に差し出した状態で、手摺の係止部に
当接して係止させるストッパーを手摺取付壁側に取り付
けるとよい。
が、Ｕ字型棒状体の開口部近傍に板体を差し渡し、この
Ｕ字型棒状体の一方を延長して係止部を設けた構造に
し、この手摺の板体を出入口近傍の内壁に設けられた回
転軸に、手摺が壁に沿って回転できるように取り付け、
この手摺を出入口に差し出した状態で、手摺の係止部に
当接して係止させるストッパーを手摺取付壁側に取り付
けるとよい。
【００１０】
【作用】老人、身障者、病人等の身体の不自由な人や車
椅子に乗っている人がトイレ室等の小部屋で行動するに
は、小部屋の壁等に手摺を設けることが最も便利である
が、出入口があって、手摺が設け難いことがある。本考
案においては、この出入口近傍の壁に手摺を壁に沿って
この壁面と略平行に回転できるように取り付け、この手
摺を出入口に差し出した状態で手摺を係止させるストッ
パーを壁に取り付けているから、手摺が必要なときに
は、この手摺を回転させて出入口に差し出すと、手摺は
ストッパーに係止される。すると、手摺が出入口に設け
られるから、この手摺を使用して、小部屋に出入した
り、小部屋内で作業することができる。
椅子に乗っている人がトイレ室等の小部屋で行動するに
は、小部屋の壁等に手摺を設けることが最も便利である
が、出入口があって、手摺が設け難いことがある。本考
案においては、この出入口近傍の壁に手摺を壁に沿って
この壁面と略平行に回転できるように取り付け、この手
摺を出入口に差し出した状態で手摺を係止させるストッ
パーを壁に取り付けているから、手摺が必要なときに
は、この手摺を回転させて出入口に差し出すと、手摺は
ストッパーに係止される。すると、手摺が出入口に設け
られるから、この手摺を使用して、小部屋に出入した
り、小部屋内で作業することができる。
【００１１】又、必要がない場合には、手摺を回転させ
て出入口から引っ込めた状態にする。すると、出入の邪
魔にならない。この手摺を差し出す方向が、出入口を通
過して室外方向に差し出す方向であり、手摺を室外方向
に差し出した状態で係止させるストッパーが壁に取り付
けられていると、この手摺を室外方向に差し出し、スト
ッパーに係止された手摺を使用して、小部屋に出入でき
る。又、使用しないときには、手摺を回転させて小部屋
内に引っ込めると、出入口のドアーの開閉に支障がな
い。
て出入口から引っ込めた状態にする。すると、出入の邪
魔にならない。この手摺を差し出す方向が、出入口を通
過して室外方向に差し出す方向であり、手摺を室外方向
に差し出した状態で係止させるストッパーが壁に取り付
けられていると、この手摺を室外方向に差し出し、スト
ッパーに係止された手摺を使用して、小部屋に出入でき
る。又、使用しないときには、手摺を回転させて小部屋
内に引っ込めると、出入口のドアーの開閉に支障がな
い。
【００１２】又、この手摺の引き出す方向が出入口を塞
ぐ方向であり、出入口方向に差し出した状態で係止させ
るストッパーが手摺取付壁側に取り付けられていると、
この手摺を出入口を塞ぐ方向に差し出し、ストッパーで
係止された手摺を使用して室内で作業したり移動したり
できる。又、使用しないときには、この手摺を回転させ
て引っ込めると、出入に支障がないので便利である。こ
れらの手摺操作は片手でも可能で壁面と平行に回転さす
単純操作でよい。本考案に使用する手摺をＵ字型棒状体
の開口部近傍に板体を差し渡し、このＵ字型棒状体の一
方を延長して係止部を形成した手摺にして、この手摺の
板体を小部屋の出入口の壁に設けられた回転軸に、手摺
が壁に沿って回転できるように、取り付けると、この手
摺は先端が鋭角状に尖ってないから、老人、身障者、病
人等の身体の不自由な人が使用するとき安心である。
ぐ方向であり、出入口方向に差し出した状態で係止させ
るストッパーが手摺取付壁側に取り付けられていると、
この手摺を出入口を塞ぐ方向に差し出し、ストッパーで
係止された手摺を使用して室内で作業したり移動したり
できる。又、使用しないときには、この手摺を回転させ
て引っ込めると、出入に支障がないので便利である。こ
れらの手摺操作は片手でも可能で壁面と平行に回転さす
単純操作でよい。本考案に使用する手摺をＵ字型棒状体
の開口部近傍に板体を差し渡し、このＵ字型棒状体の一
方を延長して係止部を形成した手摺にして、この手摺の
板体を小部屋の出入口の壁に設けられた回転軸に、手摺
が壁に沿って回転できるように、取り付けると、この手
摺は先端が鋭角状に尖ってないから、老人、身障者、病
人等の身体の不自由な人が使用するとき安心である。
【００１３】
【実施例】次に、本考案の実施例を説明する。図１〜３
は本考案の小部屋の構造をトイレ室に適用した一実施例
を示すもので、図１はトイレ室の内側から見た側面図、
図２は図１に示すトイレ室の平面図、図３は図１に示す
トイレ室に使用した手摺の斜視図である。図４は本考案
の他の実施例を示すもので、手摺の斜視図である。図５
〜６は本考案の別の実施例を示すもので、図５はトイレ
室の平面図、図６は図５に示すトイレ室の手摺付近を拡
大して示す側面図である。
は本考案の小部屋の構造をトイレ室に適用した一実施例
を示すもので、図１はトイレ室の内側から見た側面図、
図２は図１に示すトイレ室の平面図、図３は図１に示す
トイレ室に使用した手摺の斜視図である。図４は本考案
の他の実施例を示すもので、手摺の斜視図である。図５
〜６は本考案の別の実施例を示すもので、図５はトイレ
室の平面図、図６は図５に示すトイレ室の手摺付近を拡
大して示す側面図である。
【００１４】図１〜３において、Ａはトイレ室からなる
小部屋であり、この小部屋Ａには洋式便器１と水洗タン
ク２とから装置が取り付けられ、壁３には出入口４が設
けられ、この出入口４にはドアー４１が取り付けられて
いる。５は出入口４を塞ぐ方向に差し出される手摺であ
り、この手摺５は、図３に示すように、２本の棒状体５
１、５２がＵ字型に接続されていて、この一方の棒状体
５２が延長され、更にその先端がほぼ直角に壁に向かっ
て折曲されて係止部５３が形成されている。又、棒状体
５１と５２との開口部には板体５４が差し渡しされてい
る。
小部屋であり、この小部屋Ａには洋式便器１と水洗タン
ク２とから装置が取り付けられ、壁３には出入口４が設
けられ、この出入口４にはドアー４１が取り付けられて
いる。５は出入口４を塞ぐ方向に差し出される手摺であ
り、この手摺５は、図３に示すように、２本の棒状体５
１、５２がＵ字型に接続されていて、この一方の棒状体
５２が延長され、更にその先端がほぼ直角に壁に向かっ
て折曲されて係止部５３が形成されている。又、棒状体
５１と５２との開口部には板体５４が差し渡しされてい
る。
【００１５】７は壁３に取り付けられた回転軸取付板で
あり、この回転軸取付板７に回転軸７１が壁３の面に鉛
直に取り付けられ、この回転軸７１に手摺５の板体５４
が壁面と平行に回転自在に取り付けられている。従っ
て、手摺５は回転軸７１を中心にして壁に沿って壁面と
平行に回転できるようになっている。６は壁３に設けら
れたストッパーであり、このストッパー６は手摺５をほ
ぼ水平方向に回転させたとき、この手摺５の係止部５３
がストッパー６に当接して、手摺５を係止させるもので
ある。このように、手摺５がほぼ水平方向に回転してス
トッパー６に係止されると、図１に示すように、この手
摺５が出入口４を塞ぐようになっている。係止部５３は
回転軸の後方に延長され、棒状体５１、５２の回転操作
を楽にすると同時にストッパー６の負荷も小さくでき
る。
あり、この回転軸取付板７に回転軸７１が壁３の面に鉛
直に取り付けられ、この回転軸７１に手摺５の板体５４
が壁面と平行に回転自在に取り付けられている。従っ
て、手摺５は回転軸７１を中心にして壁に沿って壁面と
平行に回転できるようになっている。６は壁３に設けら
れたストッパーであり、このストッパー６は手摺５をほ
ぼ水平方向に回転させたとき、この手摺５の係止部５３
がストッパー６に当接して、手摺５を係止させるもので
ある。このように、手摺５がほぼ水平方向に回転してス
トッパー６に係止されると、図１に示すように、この手
摺５が出入口４を塞ぐようになっている。係止部５３は
回転軸の後方に延長され、棒状体５１、５２の回転操作
を楽にすると同時にストッパー６の負荷も小さくでき
る。
【００１６】６１は壁３に設けられた別のストッパーで
あり、このストッパー６１は手摺５を、２点鎖線で示す
ように、ほぼ垂直方向に回転させたとき、この手摺５の
係止部５３がストッパー６１に当接して、手摺５を係止
させるものである。このように、手摺５をほぼ垂直方向
にして係止させると、手摺５が出入口から引っ込んで、
出入口の通過に邪魔にならないようになっている。手摺
５は操作は回転させるのみでよく、簡単で、使用、不使
用時、片手でも操作が可能である。８は固定手摺であ
り、この固定手摺８は洋式便器１に沿って設けられてい
る出入口４の反対側の側壁３１に固定して設けられてい
る。
あり、このストッパー６１は手摺５を、２点鎖線で示す
ように、ほぼ垂直方向に回転させたとき、この手摺５の
係止部５３がストッパー６１に当接して、手摺５を係止
させるものである。このように、手摺５をほぼ垂直方向
にして係止させると、手摺５が出入口から引っ込んで、
出入口の通過に邪魔にならないようになっている。手摺
５は操作は回転させるのみでよく、簡単で、使用、不使
用時、片手でも操作が可能である。８は固定手摺であ
り、この固定手摺８は洋式便器１に沿って設けられてい
る出入口４の反対側の側壁３１に固定して設けられてい
る。
【００１７】次に、この図１〜３に示す実施例のトイレ
室からなる小部屋を、立ったり腰を下ろすことが不自由
な老人が使用するときの使用方法について説明する。老
人がドアー４１を開けて小部屋Ａに入り、ドアー４１を
閉めて、手摺５を回転させると手摺端はストッパー６に
当たり、手摺は所定位置に係止される。これらの操作は
片手操作も可能である。すると、手摺５はほぼ水平にな
り、出入口４を塞ぐ状態になる。この手摺５と固定され
た手摺８とを使用して洋式便器１の上に腰を下ろして用
をたす。
室からなる小部屋を、立ったり腰を下ろすことが不自由
な老人が使用するときの使用方法について説明する。老
人がドアー４１を開けて小部屋Ａに入り、ドアー４１を
閉めて、手摺５を回転させると手摺端はストッパー６に
当たり、手摺は所定位置に係止される。これらの操作は
片手操作も可能である。すると、手摺５はほぼ水平にな
り、出入口４を塞ぐ状態になる。この手摺５と固定され
た手摺８とを使用して洋式便器１の上に腰を下ろして用
をたす。
【００１８】終了すると、手摺５と手摺８とを使用して
立ち上がり、手摺５を回転させてストッパー６１に係止
させる。すると、手摺５はほぼ垂直になり、出入口の通
過に支障がない状態になって収納される。ドアー４１を
開けて、小部屋Ａから出る。このように、小部屋Ａが使
用できるから、立ったり、腰を下ろすことが不自由な老
人にも使用し易いものである。
立ち上がり、手摺５を回転させてストッパー６１に係止
させる。すると、手摺５はほぼ垂直になり、出入口の通
過に支障がない状態になって収納される。ドアー４１を
開けて、小部屋Ａから出る。このように、小部屋Ａが使
用できるから、立ったり、腰を下ろすことが不自由な老
人にも使用し易いものである。
【００１９】又、この手摺５は通常では取り付け難い出
入口に差し出されて係止されるから、この実施例のよう
に便器の横に出入口がある部屋も使用し易くなる。又、
手摺を使用しないときには、室内に収納できるから、出
入りするのに邪魔にならない。又、図３のように手摺棹
を回転軸の後方に延長することは、回転を減ずるように
重力調整され手摺の操作力を減ずる。
入口に差し出されて係止されるから、この実施例のよう
に便器の横に出入口がある部屋も使用し易くなる。又、
手摺を使用しないときには、室内に収納できるから、出
入りするのに邪魔にならない。又、図３のように手摺棹
を回転軸の後方に延長することは、回転を減ずるように
重力調整され手摺の操作力を減ずる。
【００２０】次に、図４に示す実施例について説明す
る。図４に示す実施例では、図１〜３に示す実施例と比
較すると、手摺５ａの構造が異なる。即ち、この手摺５
ａは、棒状体５１ａと、この棒状体５１ａのほぼ中間か
ら枝別れした棒状体５２ａとからなり、棒状体５１ａの
一端が回転軸７１ａに回転自在に取り付けられ、棒状体
５１ａがほぼ水平方向に出入口に差し出されると、棒状
体５２ａの端面がストッパー６ａに係止されること、
又、棒状体５１ａを垂直になるまで回転させると、棒状
体５１ａがストッパー６１ａに係止されて、出入に支障
がないように、収納されるようになっている。その他は
図１〜３に示す実施例と同じであるから説明を省略す
る。
る。図４に示す実施例では、図１〜３に示す実施例と比
較すると、手摺５ａの構造が異なる。即ち、この手摺５
ａは、棒状体５１ａと、この棒状体５１ａのほぼ中間か
ら枝別れした棒状体５２ａとからなり、棒状体５１ａの
一端が回転軸７１ａに回転自在に取り付けられ、棒状体
５１ａがほぼ水平方向に出入口に差し出されると、棒状
体５２ａの端面がストッパー６ａに係止されること、
又、棒状体５１ａを垂直になるまで回転させると、棒状
体５１ａがストッパー６１ａに係止されて、出入に支障
がないように、収納されるようになっている。その他は
図１〜３に示す実施例と同じであるから説明を省略す
る。
【００２１】次に、図５〜６に示す実施例について説明
する。図５〜６に示す実施例では、トイレ室からなる小
部屋を車椅子に乗った人が使用する場合について説明す
る。５ｂは手摺であり、この手摺５ｂは、図６に示すよ
うに、Ｌ字型の棒状体５１ｂの水平部分の中間部が回転
軸７１ｂに回転自在に取り付けられている。そして、こ
の回転軸７１ｂはトイレ室からなる小部屋Ａｂの出入口
４ｂに直角な壁３２に取り付けられている。
する。図５〜６に示す実施例では、トイレ室からなる小
部屋を車椅子に乗った人が使用する場合について説明す
る。５ｂは手摺であり、この手摺５ｂは、図６に示すよ
うに、Ｌ字型の棒状体５１ｂの水平部分の中間部が回転
軸７１ｂに回転自在に取り付けられている。そして、こ
の回転軸７１ｂはトイレ室からなる小部屋Ａｂの出入口
４ｂに直角な壁３２に取り付けられている。
【００２２】従って、手摺５ｂを回転させて、ほぼ水平
にすると、図５に示すように、この手摺５ｂは出入口４
ｂを横切って室外方向に差し出され、ストッパー６ｂに
係止されるようになっている。又、手摺５ｂを回転させ
て、ほぼ垂直にすると、室内の壁３２に設けられたスト
ッパー６１ｂに係止されて小部屋Ａｂの中に収納される
ようになっている。８ｂ、８１ｂは洋式便器１ｂの両側
の壁に取り付けられた手摺である。
にすると、図５に示すように、この手摺５ｂは出入口４
ｂを横切って室外方向に差し出され、ストッパー６ｂに
係止されるようになっている。又、手摺５ｂを回転させ
て、ほぼ垂直にすると、室内の壁３２に設けられたスト
ッパー６１ｂに係止されて小部屋Ａｂの中に収納される
ようになっている。８ｂ、８１ｂは洋式便器１ｂの両側
の壁に取り付けられた手摺である。
【００２３】次に、この実施例の小部屋Ａｂの使用方法
について説明する。車椅子に乗った人がドアー４１ｂを
開け、手摺５ｂを室外方向に倒す。すると、手摺５ｂは
出入口４ｂを通過して室外方向に差し出された状態にな
って、ストッパー６ｂに係止される。次に、この手摺５
ｂを伝って室内に入り、室内に設けられた固定手摺８
ｂ、８１ｂを使用して洋式便器１ｂの近くまで進み、こ
の固定手摺８ｂ、８１ｂを使用して、車椅子から下り、
洋式便器１ｂに腰を下ろして用をたす。終了すると、固
定手摺８ｂ、８１ｂを使用して、立ち、車椅子に乗り、
小部屋Ａｂから出る。出入口近傍に来ると、手摺５ｂを
使用して室外に出る。
について説明する。車椅子に乗った人がドアー４１ｂを
開け、手摺５ｂを室外方向に倒す。すると、手摺５ｂは
出入口４ｂを通過して室外方向に差し出された状態にな
って、ストッパー６ｂに係止される。次に、この手摺５
ｂを伝って室内に入り、室内に設けられた固定手摺８
ｂ、８１ｂを使用して洋式便器１ｂの近くまで進み、こ
の固定手摺８ｂ、８１ｂを使用して、車椅子から下り、
洋式便器１ｂに腰を下ろして用をたす。終了すると、固
定手摺８ｂ、８１ｂを使用して、立ち、車椅子に乗り、
小部屋Ａｂから出る。出入口近傍に来ると、手摺５ｂを
使用して室外に出る。
【００２４】次に、手摺５ｂを回転させて、ほぼ垂直に
すると、手摺５ｂはストッパー６１ｂに係止されて小部
屋Ａｂの中に収納される。次に、ドアー４１ｂを閉め
る。尚、用便する際に、手摺５ｂを収納してドアー４１
ｂを閉めることもできる。このように、この実施例の小
部屋では、車椅子に乗った人が使用し易いものである。
以上、本考案を実施例により説明したが、本考案は上記
実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲であれ
ば種々の設計変更などがあっても本考案に含まれる。例
えば、実施例ではトイレ室で説明したが、シャワー室や
浴室、洗面室であってもよい。
すると、手摺５ｂはストッパー６１ｂに係止されて小部
屋Ａｂの中に収納される。次に、ドアー４１ｂを閉め
る。尚、用便する際に、手摺５ｂを収納してドアー４１
ｂを閉めることもできる。このように、この実施例の小
部屋では、車椅子に乗った人が使用し易いものである。
以上、本考案を実施例により説明したが、本考案は上記
実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲であれ
ば種々の設計変更などがあっても本考案に含まれる。例
えば、実施例ではトイレ室で説明したが、シャワー室や
浴室、洗面室であってもよい。
【００２５】
【考案の効果】本考案小部屋の構造では、出入口近傍の
壁に手摺がこの壁に沿ってこの壁面と略平行に回転でき
るように取り付けられ、この手摺が出入口に差し出され
た状態で手摺を係止させるストッパーが壁に取り付けら
れているから、手摺が取り付け難い出入口に手摺を差し
出して、この部分に手摺を設けたと同じようにできる
し、又、手摺を収納すると、出入の邪魔にならない。
壁に手摺がこの壁に沿ってこの壁面と略平行に回転でき
るように取り付けられ、この手摺が出入口に差し出され
た状態で手摺を係止させるストッパーが壁に取り付けら
れているから、手摺が取り付け難い出入口に手摺を差し
出して、この部分に手摺を設けたと同じようにできる
し、又、手摺を収納すると、出入の邪魔にならない。
【００２６】このように、本考案では、比較的大きな面
積を占める小部屋の出入口にも手摺を取り付けたと同じ
ようになすことができるから、老人、身障者、病人等の
身体の不自由な人や車椅子に乗った人が使用し易い小部
屋とすることができるので、本考案は価値ある考案であ
る。特に、トイレ室に本考案小部屋の構造を応用すると
効果が大きい。
積を占める小部屋の出入口にも手摺を取り付けたと同じ
ようになすことができるから、老人、身障者、病人等の
身体の不自由な人や車椅子に乗った人が使用し易い小部
屋とすることができるので、本考案は価値ある考案であ
る。特に、トイレ室に本考案小部屋の構造を応用すると
効果が大きい。
【００２７】又、本考案における手摺を出入口を塞ぐ方
向に差し出すように設けると、この出入口に手摺を設け
たと同じようになり、この手摺を使用して作業できる
し、手摺を出入口を通過させて室外方向に差し出す方向
に設けると、この出入口を横切って手摺を設けたと同じ
ようになり、この手摺を使用して出入口を通過できるの
で便利である。又、本考案における手摺をＵ字型棒状体
の開口部近傍に板体を差し渡し、このＵ字型棒状体の一
方を延長して係止部を形成させたものとすると、手摺の
先端が鋭角状に尖ってないから、この先端で傷付くこと
がなく安心である。
向に差し出すように設けると、この出入口に手摺を設け
たと同じようになり、この手摺を使用して作業できる
し、手摺を出入口を通過させて室外方向に差し出す方向
に設けると、この出入口を横切って手摺を設けたと同じ
ようになり、この手摺を使用して出入口を通過できるの
で便利である。又、本考案における手摺をＵ字型棒状体
の開口部近傍に板体を差し渡し、このＵ字型棒状体の一
方を延長して係止部を形成させたものとすると、手摺の
先端が鋭角状に尖ってないから、この先端で傷付くこと
がなく安心である。
【図１】図１は本考案の小部屋の構造をトイレ室に適用
した一実施例を示すもので、トイレ室の裏側から見た側
面図である。
した一実施例を示すもので、トイレ室の裏側から見た側
面図である。
【図２】図２は図１に示すトイレ室の平面図である。
【図３】図３は図１に示すトイレ室に使用した手摺の斜
視図である。
視図である。
【図４】図４は本考案の他の実施例を示すもので、手摺
の斜視図である。
の斜視図である。
【図５】図５は本考案の別の実施例を示すもので、トイ
レ室の平面図である。
レ室の平面図である。
【図６】図６は図５に示すトイレ室の手摺付近を示す側
面図である。
面図である。
Ａ、Ａｂ トイレ室 １ 洋式便器 ２ 水洗タンク ３ 出入口方向の側壁 ３１ 出入口と反対側の側壁 ３２ 出入口に直角な側壁 ４、４ｂ 出入口 ４１ ドアー ５、５ａ、５ｂ 出入口を塞ぐ方向に差し出され
る手摺 ５１、５１ａ、５１ｂ 棒状体 ５２、５２ａ 棒状体 ５３ 係止部 ５４ 板体 ６、６ａ、６ｂ ストッパー ７ 回転軸取付板 ７１、７１ｂ 回転軸 ８、８ｂ、８１ｂ 固定手摺
る手摺 ５１、５１ａ、５１ｂ 棒状体 ５２、５２ａ 棒状体 ５３ 係止部 ５４ 板体 ６、６ａ、６ｂ ストッパー ７ 回転軸取付板 ７１、７１ｂ 回転軸 ８、８ｂ、８１ｂ 固定手摺
Claims (5)
- 【請求項１】 小部屋の出入口近傍の壁に手摺がこの壁
に沿ってこの壁面と略平行に回転できるように取り付け
られ、この手摺が出入口に差し出された状態で手摺を係
止させるストッパーが壁に取り付けられていることを特
徴とする小部屋の構造。 - 【請求項２】 トイレ室からなる小部屋の出入口近傍の
壁に手摺がこの壁に沿ってこの壁面と略平行に回転でき
るように取り付けられ、この手摺が出入口に差し出され
た状態で手摺を係止させるストッパーが壁に取り付けら
れていることを特徴とする小部屋の構造。 - 【請求項３】 小部屋の出入口近傍の壁に手摺が壁に沿
って回転できるように取り付けられ、この手摺が出入口
を塞ぐ方向に差し出された状態で手摺を係止させるスト
ッパーが手摺取付壁側に取り付けられたものであって、
この手摺はＵ字型棒状体からなり、小部屋の中に設けら
れた洋式便器の側方に沿って洋式便器と略平行に配置さ
れるとともにそのＵ字型棒状体の湾曲部側が出入口に差
し出されるようになっていることを特徴とする小部屋の
構造。 - 【請求項４】 小部屋の出入口近傍の壁に手摺が壁に沿
って回転できるように取り付けられ、この手摺が出入口
を通過して室外方向に差し出された状態で手摺を係止さ
せるストッパーが壁に取り付けられていることを特徴と
する小部屋の構造。 - 【請求項５】 Ｕ字型棒状体の開口部近傍に板体が差し
渡され、このＵ字型棒状体の一方が延長されて係止部が
形成された手摺であって、この手摺の板体が小部屋の出
入口近傍の壁に設けられた回転軸に、手摺が壁に沿って
回転できるように取り付けられ、この手摺を出入口に差
し出した状態で、手摺の係止部に当接して手摺を係止さ
せるストッパーが壁に取り付けられていることを特徴と
する請求項１または２に記載の小部屋の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992058153U JP2566255Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 小部屋の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992058153U JP2566255Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 小部屋の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620781U JPH0620781U (ja) | 1994-03-18 |
| JP2566255Y2 true JP2566255Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=13076053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992058153U Expired - Fee Related JP2566255Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 小部屋の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2566255Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007131999A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-31 | Daiwa House Ind Co Ltd | 手摺り具 |
| KR20170003022U (ko) * | 2016-02-19 | 2017-08-29 | 연세대학교 산학협력단 | 초소형 유니트 화장실 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6229757B2 (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-15 | 横浜ゴム株式会社 | 航空機用化粧室ユニット |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01117297U (ja) * | 1988-02-01 | 1989-08-08 | ||
| JPH05295905A (ja) * | 1992-04-21 | 1993-11-09 | Toto Ltd | トイレルーム |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP1992058153U patent/JP2566255Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007131999A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-31 | Daiwa House Ind Co Ltd | 手摺り具 |
| KR20170003022U (ko) * | 2016-02-19 | 2017-08-29 | 연세대학교 산학협력단 | 초소형 유니트 화장실 |
| KR200484973Y1 (ko) * | 2016-02-19 | 2017-11-15 | 연세대학교 산학협력단 | 초소형 유니트 화장실 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0620781U (ja) | 1994-03-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4939799A (en) | Portable, traveler's bath seat | |
| US3711872A (en) | Sit in shower | |
| JP2566255Y2 (ja) | 小部屋の構造 | |
| US3716872A (en) | Toilet cover chair | |
| JP2960881B2 (ja) | 可動床水洗トイレ | |
| JP4597328B2 (ja) | バリアフリー対応トイレ | |
| JPH10121754A (ja) | 車椅子対応型トイレブース | |
| WO1992010622A2 (en) | Water closets operating also as bidets | |
| US4099273A (en) | Bathtub | |
| JP2815258B2 (ja) | 風呂蓋付き浴槽を備えた浴室ユニット | |
| GB2578908A (en) | Improved cubicle with emergency access | |
| JP3057158B1 (ja) | 浴槽及びこれを用いた浴室ユニット | |
| CN218117357U (zh) | 一种组合装配型卫浴间 | |
| JP3030692B2 (ja) | ユニットトイレとユニットバス | |
| JPS6112873Y2 (ja) | ||
| KR200175258Y1 (ko) | 장애자용 절첩식 지지대를 갖는 변기 | |
| JP2531163Y2 (ja) | 浴 室 | |
| JPH10184047A (ja) | トイレルームの改造方法及びトイレブース | |
| JPH05295905A (ja) | トイレルーム | |
| JPH0350765Y2 (ja) | ||
| JP2829169B2 (ja) | 浴 槽 | |
| CA2022257A1 (en) | Bathtub with door for easy access | |
| JP2001132342A (ja) | 手洗所用扉 | |
| JP2000336877A (ja) | 手すりの取付構造 | |
| KR101097216B1 (ko) | 공중화장실용 문 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |