JP6229757B2 - 航空機用化粧室ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、航空機用化粧室ユニットに関する。
航空機では、機体の限られたスペースに、複数の座席、複数の化粧室、複数のギャレーなどが配置されている。
そして、座席数の増大を図る観点から種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1、2には、移動可能な航空機用化粧室ユニットが開示され、レイアウトの変更を行なえる航空機用化粧室ユニットが提案されている。
US 2008/0179456 A1 US 2009/0283636 A1
しかしながら、航空機用化粧室ユニットのレイアウトを変えても、航空機用化粧室ユニットが占める面積は変わらないため、座席数の増大を図る上で限界がある。
一方、航空機用化粧室ユニットは、多くの場合その内部の化粧室に、便器に加えボウルを有する手洗い器や化粧室用備品の収納部が設けられているが、それらボウルや収納部は、化粧室を仕切る壁部から化粧室側に突出している。
ここで、便器、ボウル、収納部の相互の位置関係如何によっては、ボウルや収納部が邪魔となり、便座にすわりにくくなる。
しかしながら、便器に対してボウルや収納部を単に離して配置すると、航空機用化粧室ユニットの幅、奥行きが大きくなり、座席数を増やす上で不利となる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、化粧室の幅および奥行を短縮する上で有利で、そのため座席数を増やす上で有利となる航空機用化粧室ユニットを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、縦通路と、横通路と、前記縦通路の両側に位置する座席群とを有する航空機に配置される化粧室ユニットであって、底壁から起立し互いに対向する一対の側壁と、前記底壁から起立し互いに対向する背面壁および正面壁と、前記底壁に対向する天井壁で仕切られた化粧室を有し、前記化粧室に、正面壁側に向かって着座できるように前記背面壁の前方に便器が配置され、前記正面壁に出入口が配置され、 前記化粧室に手洗い用のボウルを有する手洗い器が設けられ、前記一対の側壁のうちの一方の側壁の前記便器と前記正面壁との間の箇所に前記ボウルが配置され、前記底壁と前記ボウルとの間は、平面視した場合、前記背面壁側の前記ボウルの部分の輪郭を含む下部収納部が設けられ、前記化粧室内において前記便器の便座を挟んで対向する前記一対の側壁の箇所にそれぞれ手摺が設けられ、前記一対の側壁間の寸法を前記航空機用化粧室ユニットの幅Wとした場合、前記航空機用化粧室ユニットの幅Wは、前記便座に着座しあるいは便座から起立する際に前記一対の側壁の前記手摺を使用できる寸法で形成され、前記便座は、前記化粧室ユニットの幅W方向の中央に配置され、前記便器の幅方向の中心を通る中心線が、前記手洗い器が設けられた前記側壁に対して前記正面壁側に近づくほど前記側壁から離れるように、前記便器は前記側壁に対して傾斜して配置され、前記化粧室ユニットは、前記横通路の前方で、前記側壁が前記座席群の後端の座席列に近接させ、前記正面壁の出入口を前記機体の縦通路に対向させて配置されることを特徴とする。
本発明では、ボウルの下方に下部収納部を設け、化粧室内の空間を有効利用している。
一方、ボウルの下方に下部収納部を設けた場合、下部収納部は、便座に座った人の膝の高さよりも高いため、下部収納部と便器とが航空機用化粧室ユニットの幅方向または奥行方向において近づいていると、便座に座った人の膝が下部収納部に当たることがある。
本発明では、便器の幅方向の中心を通る中心線が、手洗い器が設けられた側壁に対して正面壁側に近づくにつれて側壁から離れるように、便器を側壁に対して傾斜して配置することで、便座に座った人の膝が下部収納部に当たることを回避している。
したがって、下部収納部と便器とを幅方向および奥行方向に近づけて配置することが可能となり、航空機用化粧室ユニットの幅および奥行の双方を短縮することが可能となる。
したがって、航空機用化粧室ユニットの使い勝手を損なうことなく航空機用化粧室ユニットの幅および奥行を短縮することが可能となり、これにより機内で航空機用化粧室ユニットの占める空間を少なくすることができるため、機内の座席数を増やす上で有利となる。
航空機の機内のレイアウトを示す説明図である。 実施の形態に係る航空機用化粧室ユニットの斜視図である。 手洗い器のボウルの上方箇所で水平に切断した航空機用化粧室ユニットの断面平面図である。 便座に着座した使用者の膝と下部収納部との関係を示す説明図である。 図3のAA線断面図である。 出入口の扉を取り外した状態の航空機用化粧室ユニットの正面図である。 化粧室の内部を左斜め前方から見た斜視図である。 化粧室の内部を左側方から見た斜視図である。 機内に設置された実施の形態に係る航空機用化粧室ユニットと座席群との関係を示す説明図である。 機内に設置された従来例に係る航空機用化粧室ユニットと座席群との関係を示す説明図である。
(第1の実施の形態)
次に本発明の実施の形態に係る航空機用化粧室ユニットについて図面を参照して説明する。
図1に示すように、航空機の機体10には座席群12が設けられ、また、縦通路14と横通路16とが設けられている。
機体10の前部は操縦室1002となっており、後部は圧力隔壁1004となっている。
縦通路14は、機体10の中央で機体10の前後方向に延在している。
座席群12は、縦通路14の左右両側にそれぞれ設けられ、各座席群12は、複数の座席1202が機体10の前方に向けて機体10の幅方向に並べられて構成されている。本実施の形態では、3つの座席1202が左右方向に並べられることで座席列12Aが構成されている。
横通路16は、座席群12の後方で機体10の後部の搭乗口1006から機体10の幅方向に延在し縦通路14に接続している。
ギャレー18は、圧力隔壁1004の前方で横通路16の後方に機体10の幅方向に並べられて設けられている。
航空機用化粧室ユニット20は、縦通路14の両側で各座席群12の後端に位置する座席列12Aの後方かつ横通路16の前方に配置されている。
次に、図2〜図8を参照して航空機用化粧室ユニット20について説明する。
航空機用化粧室ユニット20の躯体フレーム24は、底壁26と、底壁26から互いに対向し平行して起立する第1側壁28および第2側壁30と、それら側壁28、30の一端を接続する背面壁34と、それら側壁28、30の他端を接続する正面壁36と、天井壁38とを有し、それらの内部に化粧室20Aが設けられている。
なお、背面壁34、天井壁38、第1側壁28、第2側壁30は、航空機用化粧室ユニット20が機体10に設置される箇所の形状に対応して適宜変形される。例えば、航空機用化粧室ユニット20が縦通路14の側方に配置される場合には機体10の胴体形状に合わせて変形され、圧力隔壁1004の前方に配置される場合には圧力隔壁1004の形状に合わせて変形される。
正面壁36には、化粧室20Aに出入りできるように出入り口40が設けられ、出入り口40は、正面壁36に形成された開口40Aと、開口40Aを開閉する扉40Bにより構成されている。
化粧室20Aには、正面壁36側に向かって着座できるように背面壁34の前方に便器42が配置されている。図5に示すように、便器42は便座4202と、倒伏状態で便座4202を覆い起立状態で便座4202を開放する蓋4204とを備えている。
また、便器42を挟んで対向する第1側壁28および第2側壁30の箇所にそれぞれ便座4202に着座しあるいは便座4202から起立する際に使用される手摺44A、44Bが設けられている。
手摺44A、44Bは、フロアとほぼ平行して延在する細長形状を呈し、第1側壁28および第2側壁30と一体成形されている。
また、便器42よりも上方の背面壁34の箇所に、おむつ替え台46が設けられている。
おむつ替え台46は、略矩形の板状を呈し、例えば、ハニカムサンドイッチパネル、あるいは、合成樹脂などの材料からなる軽量で剛性を有するフレームに、クッション材を貼りつけることで構成されている。クッション材が貼り付けられた箇所が、おむつ替えの際に乳児を寝かせる上面とされる。なお、このようなおむつ替え台46の構成には従来公知の様々な構造が採用可能である。
おむつ替え台46は、その一側部が便器42の上方に位置する背面壁34の箇所に不図示のヒンジを介して取着され、おむつ替え台46は、ヒンジを支点として、図5に実線(イ)で示すように、背面壁34の収納凹部3402に収納された収納状態と、図5に想像線(ロ)で示すように、便器42の上方で上面を上方に向けて倒伏した使用状態との間で揺動可能に設けられている。
本実施の形態では、おむつ替え台46の収納状態で、おむつ替え台46の下面と背面壁34の壁面とが連続するように構成されている。
また、おむつ替え台46の下面でヒンジと反対側に位置する箇所には、図7に示すように、係脱操作用のハンドル4602が設けられ、ハンドル4602の操作で、おむつ替え台46の収納状態で背面壁34に設けられた係合部と係脱する留め具(不図示)が設けられている。ハンドル4602の操作で留め具を係合部に係合させることでおむつ替え台46が収納状態に保持され、留め具と係合部との係合を解除すると、おむつ替え台46の収納状態から使用状態への揺動が可能となる。
おむつ替え台46は、使用状態で第1側壁28側に位置する側部と第2側壁30側に位置する側部との2つの側部の下面が、それぞれ第1側壁28、第2側壁30の手摺44A、44Bの上に載置されて支持され、おむつ替え台46の使用状態が保持されるように構成されている。
本実施の形態では、手摺44A、44Bの上面の長手方向の全長部分がおむつ替え台46の側部の下面Bに当接し、おむつ替え台46の使用状態をより安定した状態で保持できるように構成している。
このように、使用状態におけるおむつ替え台46の両側部をそれぞれ手摺44A、44Bで支持するようにしたので、おむつ替え台46のヒンジ部分の構造を強固にする必要はなく、航空機用化粧室ユニット20の小型化、軽量化を図る上で有利となっている。
また、便座4202に着座しあるいは便座4202から起立する際に使用される手摺44A、44Bを用いて使用状態のおむつ替え台46の姿勢を保持するようにしたので、おむつ替え台46の不使用時、おむつ替え台46支持用の専用の部材が化粧室20A内に突出することもなく、化粧室20Aの使い勝手を向上する上で有利となっている。
また、便器42と正面壁36の間の第2側壁30の箇所に手洗い器50が設けられている。
手洗い器50は、図5、図7、図8に示すように、水栓52Aと石鹸水栓52Bとボウル54とを有し、水栓52Aの上方の水栓用スイッチ56Aを操作することで水栓52Aから水が吐出し、石鹸水栓52Bの上方の石鹸水栓用スイッチ56Bを操作することで石鹸水栓52Bから石鹸水が吐出する。
ボウル54は、使用者が立った状態で手洗いを行なえるように、腰の高さの近傍に設けられている。
底壁26とボウル54との間に、平面視した場合、背面壁34側のボウル54の部分の輪郭とほぼ一致した輪郭を含む下部収納部60が設けられている。
下部収納部60は、ボウル54の開口部の周囲に位置し第2側壁30および正面壁36に接続する上板62と、底壁26から立設され底壁26の上方でボウル54および上板62の下方に下部収納空間60Aを仕切る下部化粧板64とで構成されている。
下部化粧板64は、図7、図8に示すように、便器42側に向けられた面6402と、第1側壁28寄りの正面壁36の箇所に向けられた面6404とを有している。
下部化粧板64の便器42側に向けられた面に、トイレットペーパーが掛止されたトイレットペーパー収容部66が設けられ、正面壁36とボウル54との間の上板62の箇所にゴミ投入口68が設けられている。
尚、下部収納部60の下端を底壁26に達するまでとせず、図6、図7、図8に示すように、下部収納部60と底壁26との間に100mm程度の空間Sを設けると、この空間Sに足のつま先を差し込むことができ、ボウル54の使用時や便座4202の着座した際に下部収納部60が邪魔になりにくい。
図5に示すように、下部収納空間60Aに、ゴミ箱70と消火器72とからなるゴミ箱装置74が設けられている。
ゴミ箱70は、下部収納空間60Aに収納され、ゴミ投入口68から投入されるごみが収容されるものである。
消火器72は、設定された温度以上でゴミ箱70の内部に向けて噴射ノズルから消火剤を噴射する。消火剤としては、フロンガスやハロンガスなど従来公知の不活性ガスが使用可能であり、このような消火器72として市販品が使用可能である。
ゴミ箱70の下部収納空間60Aへの出し入れは、下部化粧板64あるいは正面壁36、あるいは第2側壁30に設けられた不図示の開口から行われ、その開口は蓋板により閉塞される。
このようにボウル54の下方に下部収納空間60Aを設けると、ボウル54の下方のスペースを利用してゴミ箱装置74を配置できるので、化粧室20A内の狭いスペースを有効利用する上で有利となる。
そして、図3、図4に示すように、便器42の幅方向の中心を通る中心線Lが、手洗い器50が設けられた第2側壁30に対して正面壁36側に近づくほど第2側壁30から離れるように、便器42は第2側壁30に対して角度θ傾斜して配置されている。この角度θは、例えば、3度〜5度の範囲である。
また、図3に想像線で示すように、平面視した場合に下部収納部60の輪郭の内側に入るように化粧室用備品が収納される上部収納部76が、ボウル54の上方および上板62の上方に離れた箇所から天井壁38にわたって設けられている。
上部収納部76は、ボウル54および上板62に対向する底板80と、底板80の上方で第2側壁30と正面壁36との間に上部収納空間76Aを仕切る上部化粧板82とで構成されている。
本実施の形態では、背面壁34側の上部収納空間76Aの箇所に、化粧室用備品としてペーパータオルやティッシュペーパーが収納され、背面壁34側に向いた上部化粧板82の箇所に、それらの取り出し口84が設けられている。
水栓52Aと石鹸水栓52Bは底板80に設けられ、水栓用スイッチ56Aと石鹸水栓用スイッチ56Bは上部化粧板82の下部に設けられている。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
第1側壁28または第2側壁30に化粧室20A内に突出するボウル54を設けた場合、ボウル54の下方は人の踏み込めないスペースになることから、ボウル54の下方に下部収納部60を設けると、化粧室20Aの狭いスペースを有効利用する上で有利となる。
一方、ボウル54の下方に下部収納部60を設けた場合、下部収納部60を構成する下部化粧板64は、便座4202に座った人の膝の高さよりも高いため、下部収納部60と便器42とが航空機用化粧室ユニット20の幅W方向または奥行D方向において近づいていると、便座4202に座った人の膝が下部化粧板64のボウル54の下方の背面壁34側の箇所すなわち下部化粧板64の面6402に当たる。
したがって、航空機用化粧室ユニット20の幅Wを大きくし下部収納部60と便器42とを幅W方向に離しておくと、あるいは、航空機用化粧室ユニット20の奥行Dを大きくし下部収納部60と便器42とを奥行D方向に離しておくと、便座4202に座った人の膝が下部化粧板64の面6402に当たることはないが、同時に航空機用化粧室ユニット20の幅Wや奥行Dが大きくなってしまう。
本実施の形態では、図4に示すように、便器42の幅方向の中心を通る中心線Lが、手洗い器50が設けられた第2側壁30に対して正面壁36側に近づくほど第2側壁30から離れるように、便器42を第2側壁30に対して角度θ傾斜して配置することで、背の高い人が便座4202に座った場合でも、膝が下部化粧板64の面6402に当たることを回避するようにしている。
したがって、下部収納部60と便器42とを幅W方向および奥行D方向に近づけることが可能となり、航空機用化粧室ユニット20の幅Wおよび奥行Dの双方を短縮することが可能となった。
したがって、航空機用化粧室ユニット20の使い勝手を損なうことなく航空機用化粧室ユニット20の幅Wおよび奥行Dを短縮する上で有利となり、機内の座席数を増やす上で有利となる。
また、ボウル54の下方に下部収納部60を設けた場合、ボウル54の上方および上板62の上方に離れた箇所から天井壁38にわたって上部収納部76を設けると、化粧室用備品が収納される収納部が化粧室20A内の一か所に集中して配置されることになり、航空機用化粧室ユニット20の幅W方向の異なった箇所にそれら下部収納部60と上部収納部76とを別々に設ける場合に比べて、化粧室20A内のスペースを大きく確保し、航空機用化粧室ユニット20の使い勝手を高める上で有利となる。
本実施の形態の航空機用化粧室ユニット20は、図9に示すように、例えば、横通路16の前方で、縦通路14の両側に位置する座席群12の後端の座席列12Aに近接させ、出入口40を縦通路14に対向させ、幅W方向を機体10の前後方向に向けて配置される。
なお、図9において2つの航空機用化粧室ユニット20は、正面壁36を中心として左右対称の構造となっている。
本実施の形態の航空機用化粧室ユニット20の幅Wと奥行Dは最小限に短縮化されているため、図10に示すように、従来例の航空機用化粧室ユニット90を各座席群12の後端にそれぞれ配置した従来構造に比べ、各座席群12の座席列12Aの前後間隔を数インチ程度、例えば、1〜2インチ詰めることで、各座席群に座席列12Aを一つ追加することが可能となる。
したがって、図10の従来例の配置構造に比べ、航空機用化粧室ユニット20の数を2つに維持しつつ座席1202を6つ多く設けることができ、座席数を増やす上で有利な航空機用化粧室ユニット20が得られる。
なお、図7、図8において符号92はアテンダントシートを示している。
10……機体、12……座席群、12A……座席列、1202……座席、14……縦通路、16……横通路、20……航空機用化粧室ユニット、20A……化粧室、26……底壁、28……第1側壁、30……第2側壁、34……背面壁、36……正面壁、38……天井壁、40……出入口、42……便器、50……手洗い器50、54……ボウル、60……下部収納部、60A……下部収納空間、64……下部化粧板、70……ゴミ箱、72……消火器、74……ゴミ箱装置、76……上部収納部、76A……上部収納空間、82……上部化粧板、L……便器42の幅方向の中心を通る中心線。

Claims (5)

  1. 縦通路と、横通路と、前記縦通路の両側に位置する座席群とを有する航空機に配置される化粧室ユニットであって、
    底壁から起立し互いに対向する一対の側壁と、前記底壁から起立し互いに対向する背面壁および正面壁と、前記底壁に対向する天井壁で仕切られた化粧室を有し、
    前記化粧室に、正面壁側に向かって着座できるように前記背面壁の前方に便器が配置され、
    前記正面壁に出入口が配置され、
    前記化粧室に手洗い用のボウルを有する手洗い器が設けられ、
    記一対の側壁のうちの一方の側壁の前記便器と前記正面壁との間の箇所に前記ボウルが配置され、
    前記底壁と前記ボウルとの間は、平面視した場合、前記背面壁側の前記ボウルの部分の輪郭を含む下部収納部が設けられ、
    前記化粧室内において前記便器の便座を挟んで対向する前記一対の側壁の箇所にそれぞれ手摺が設けられ、
    前記一対の側壁間の寸法を前記航空機用化粧室ユニットの幅Wとした場合、前記航空機用化粧室ユニットの幅Wは、前記便座に着座しあるいは便座から起立する際に前記一対の側壁の前記手摺を使用できる寸法で形成され、
    前記便座は、前記化粧室ユニットの幅W方向の中央に配置され、
    前記便器の幅方向の中心を通る中心線が、前記手洗い器が設けられた前記側壁に対して前記正面壁側に近づくほど前記側壁から離れるように、前記便器は前記側壁に対して傾斜して配置され、
    前記化粧室ユニットは、前記横通路の前方で、前記側壁が前記座席群の後端の座席列に近接させ、前記正面壁の出入口を前記機体の縦通路に対向させて配置される、
    ことを特徴とする航空機用化粧室ユニット。
  2. 前記下部収納部は、前記ボウルの上端の周囲に位置し前記側壁および前記正面壁に接続する上板と、前記底壁から立設され前記底壁の上方で前記ボウルおよび前記上板の下方に下部収納空間を仕切る下部化粧板とで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の航空機用化粧室ユニット。
  3. 前記下部収納空間に、ゴミ箱と消火器とからなるゴミ箱装置が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2記載の航空機用化粧室ユニット。
  4. 平面視した場合に前記下部収納部の輪郭の内側に入るように化粧室用備品が収納される上部収納部が、前記ボウルの上方に離れた箇所から前記天井壁にわたって設けられ、
    前記上部収納部の下面に、前記ボウルに向けて水を吐出する水栓が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載の航空機用化粧室ユニット。
  5. 前記上部収納部は、前記ボウルに対向する底板と、前記底板の上方で前記側壁と前記正面壁との間に上部収納空間を仕切る上部化粧板とで構成されている、
    ことを特徴とする請求項4記載の航空機用化粧室ユニット。
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