JP3283170B2 - 光学読取り用帳票用紙 - Google Patents

光学読取り用帳票用紙

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JP3283170B2
JP3283170B2 JP34454095A JP34454095A JP3283170B2 JP 3283170 B2 JP3283170 B2 JP 3283170B2 JP 34454095 A JP34454095 A JP 34454095A JP 34454095 A JP34454095 A JP 34454095A JP 3283170 B2 JP3283170 B2 JP 3283170B2
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秀造 岡部
禎 若尾
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小林記録紙株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学読取り装置で
読取られる情報が記載された光学読取り用帳票用紙に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4で示すように、光学読取り装置(O
CRスキャナ)20で読取られる情報が記載された帳票
用紙は、光学読取り装置のホッパーで多数枚積層され
て、該積層用紙上に圧接するフィードローラ等からなる
給紙装置21に供給され、上方から一枚ずつ読取り部2
2へ送り出されて、その用紙の読取り面上に記入された
IDデータ等と共に、当該情報が順次読取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光学読取り装置に供給
される帳票用紙は、感圧発色層(発色剤又は顕色剤塗布
層)を介して複写される複数枚の用紙を積層してなる複
写帳票の一枚を構成するものである場合が多く、読取り
情報がIDデータと共に記入されている所要の用紙が、
該帳票から分離されて、該光学読取り装置に供給される
こととなる。
【0004】そして、この各情報はIDデータ等により
仕分され得るから、多種多様な帳票用紙を混在させたま
ま読取ることが可能であるため、仕様の異なる多種多様
な帳票用紙が給紙装置に積層され得ることとなる。
【0005】従って、光学読取り装置に供給される帳票
用紙は、図5で示すように、その表面に発色層等が形成
されていない上質紙b,cであったり、又は、帳票の複
写用紙となる感圧発色層等が形成された帳票用紙aであ
ったりする。
【0006】ところで、このように、表裏が平滑な上質
紙と共に、感圧発色層等の非滑層が形成された帳票用紙
が同じように積層されていると、例えば、図5で示すよ
うに、該非滑層を備える帳票用紙aの直上と、直下に上
質紙からなる帳票用紙b,cが配置されているような場
合にあって、帳票用紙aの非滑層と、帳票用紙bの下な
り、給紙装置のフィードローラの送り力xと、帳票用紙
aと、上部の帳票用紙b間の送り力yと、帳票用紙aと
待機帳票用紙c間の送り力zとの関係が、x>y>zの
関係になると、非滑層が形成された帳票用紙aが、直上
用紙bに追従して送られ、二重送りが発生することとな
る。このように、光学読取り装置に多種多様な帳票用紙
が供給されると二重送りの多発を生じ、円滑な光学読取
りが不能となるという問題がある。
【0007】本発明はかかる問題点を解決することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学読取り装
置の給紙装置に供給されるものであって、読取られる情
報が記載された読取り面に、発色層等の非滑層が形成さ
れている帳票用紙において、該読取り面上の、該非滑層
の全面を、オフセット印刷により、発色濃度を下げたく
ないところを層厚を薄くし、他の部分を厚くして滑剤層
で被覆することにより、その表面を上質紙と同様の平滑
度としたことを特徴とする光学読取り用帳票用紙であ
る。
【0009】かかる構成にあって、非滑層が形成されて
いる光学読取り用帳票用紙において、その非滑面上を滑
剤層で被覆したから、滑りが良くなり、その表面の摩擦
係数が低下する。このため、給紙装置で積層された用紙
が、上方から順に送りローラーで送り出すようにした場
合にあっても、二重送りが防止されることとなる。ま
た、所要部分の発色濃度を下げたくない場合等には、か
かる部分の層厚を薄くして滑剤層で被覆すれば良い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、光学読取り用帳票用紙1
を示し、その表面にはIDコード等の、光学読取り可能
な整理データ2,読取り情報データ3が書き込まれてい
る。この整理データ2,読取り情報データ3はバーコー
ドであったり、イメ−ジ処理が可能な手書きデータ、又
は印刷データであったりする。例えば、図1のように、
整理データ2には数字等が機械的に書き込まれ、読取り
情報データ3にはバーコードが同じく機械的に書き込ま
れる。
【0011】この帳票用紙1は、複写帳票の2枚目以降
の被複写用紙の場合にあっては、図2で示すように、そ
の表面に感圧発色層(顕色剤層),感熱発色層等の、摩
擦係数の大きな非滑層5が形成される。そして、この非
滑層5を覆うように、滑剤層6が被覆される。この滑剤
層6はオフセット印刷により塗工することができる。こ
の場合には、図3で示すように、整理データ2,読取り
情報データ3等、光学読取りを阻害しないようにするた
め、発色濃度を下げたくない部分7を、滑剤層6の層厚
を薄くし、他の部分を厚くする印刷施工を行う。
【0012】この滑剤層6は、OPニス,UVメジュー
ム(例;株式会社T&Kトーカ製)等の滑剤により形成
される。
【0013】ここでOPニスを用いる場合には、その塗
布量は光沢度計で設定することが可能であり、光沢度が
OPニス塗布前に比べ、塗布後は0.5〜0.8程度に
上昇するように設定され得る。
【0014】ここで表面に感圧発色層が形成された帳票
用紙に、OPニスを塗布した場合と、塗布しない場合、
及び上質紙の夫々の表面の平滑度を試験した。OPニス
の塗布量は光沢度計で設定することが可能であり、ここ
では上述のように光沢度が0.5〜0.8程度となるよ
うに設定した。
【0015】この試験結果をみると、感圧発色層が形成
されたNC紙の場合には80.50sec、OPニスを
塗布した場合には42.22sec、上質紙の表面は4
7.18secとなった。尚、この平滑度試験はJI
S:P−8119号に指定された方法によるものであ
り、所定厚,所定量の空気を試験面が臨む空間に供給し
た後、所定排出路から空気の抜ける速度を測定すること
により定められる。
【0016】この試験結果により、80.50secの
平滑度を持った感圧発色層に、OPニスを塗布すること
により、平滑度が二倍に向上して、上質紙と同様の平滑
度となることが解る。従って、例えば、図5の光学読取
り装置20の給紙装置21に、上質等と共に、帳票用紙
1を供給するような場合には、非滑層5上の、光沢度が
0.5〜0.8程度となる塗布厚として、OPニスから
なる滑剤層6を塗布すれば良いこととなる。
【0017】而して、この感圧発色層等の非滑層5上に
滑剤層6が形成された帳票用紙1に、IDコード等の、
整理データ2と共に、読取り情報データ3を書き込ん
で、光学読取り装置20の給紙装置21に、他の仕様に
よって、その表面に整理データ2と読取り情報データ3
が書き込まれた上質紙等と共に、積層した場合にあっ
て、該帳票用紙1の表裏面は、上質紙の平滑度とほぼ等
しくしているから、図5の送り力yを小さくでき、この
ため二重送り等のトラブルが防止されることとなる。
【0018】上述の構成にあっては、光学読取り装置2
0に供給する帳票用紙1の非滑層5表面を滑剤層6で被
覆した構成につき説明したが、種々の給紙装置に適用さ
れる種々の帳票用紙1に滑剤層6を被覆することによ
り、各用紙の表裏面の平滑条件を近似させることがで
き、二重送りを防止し得ることとなる。従って、光学読
取り装置20に適用される帳票用紙1に限定されず、特
に仕様の異なる帳票を積層して給紙するような場合に、
最適となる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のように、発色層等の非滑
層が形成されている帳票用紙において、該非滑層の全面
を、オフセット印刷により、発色濃度を下げたくないと
ころを層厚を薄くし、他の部分を厚くして滑剤層で被覆
することにより、その表面を上質紙と同様の平滑度とし
たから、給紙装置に供給する場合に、その給送が円滑に
なされ、特に、仕様の異なる上質紙と共に、給紙する場
合において、二重送り等が防止される等の優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される帳票用紙1の平面図であ
る。
【図2】帳票用紙1の縦断側面図である。
【図3】他の構成の帳票用紙1の平面図である。
【図4】光学読取り装置20の概念図である。
【図5】給紙装置21の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 帳票用紙 2,3 データ 5 非滑層 6 滑剤層 20 光学読取り装置 21 給紙装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−24343(JP,A) 特開 平1−209193(JP,A) 特開 平1−133783(JP,A) 実開 平5−82572(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 5/00 - 15/10 D21H 27/00 - 27/28 B41M 5/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学読取り装置の給紙装置に供給されるも
    のであって、読取られる情報が記載された読取り面に、
    発色層等の非滑層が形成されている帳票用紙において、
    該読取り面上の、該非滑層の全面を、オフセット印刷に
    より、発色濃度を下げたくないところを層厚を薄くし、
    他の部分を厚くして滑剤層で被覆することにより、その
    表面を上質紙と同様の平滑度としたことを特徴とする光
    学読取り用帳票用紙。
JP34454095A 1995-12-04 1995-12-04 光学読取り用帳票用紙 Expired - Lifetime JP3283170B2 (ja)

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JP2009083226A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2015139899A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 大日本印刷株式会社 カット紙帳票

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