JP3282841B2 - オーバーテーブル方式のx線透視撮影台 - Google Patents
オーバーテーブル方式のx線透視撮影台Info
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- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーテーブル方式
のX線透視撮影台に係わり、特に、撮影時に位置合わせ
を行う可動部を小型軽量化してX線透視撮影台を小型化
するとともに、撮影時における寝台とX線フィルムとの
間の距離を短縮して画質を向上させるのに好適なオーバ
ーテーブル方式のX線透視撮影台に関する。
のX線透視撮影台に係わり、特に、撮影時に位置合わせ
を行う可動部を小型軽量化してX線透視撮影台を小型化
するとともに、撮影時における寝台とX線フィルムとの
間の距離を短縮して画質を向上させるのに好適なオーバ
ーテーブル方式のX線透視撮影台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオーバーテーブル方式のX線透視
撮影台を図5ないし図7を参照して説明する。図5はカ
セッテレス速写装置における未撮影フィルムを収納する
供給マガジンと撮影済みフィルムを収納する収納マガジ
ンとの各マガジンが、透視撮影台の裏側に装着されたリ
アローディング方式のX線透視撮影台の斜視図、図6は
各マガジンが透視撮影台の表側(正面側)に装着された
フロントローディング方式のX線透視撮影台の斜視図、
図7は図5の主要部の概略構成を示す側断面図である。
撮影台を図5ないし図7を参照して説明する。図5はカ
セッテレス速写装置における未撮影フィルムを収納する
供給マガジンと撮影済みフィルムを収納する収納マガジ
ンとの各マガジンが、透視撮影台の裏側に装着されたリ
アローディング方式のX線透視撮影台の斜視図、図6は
各マガジンが透視撮影台の表側(正面側)に装着された
フロントローディング方式のX線透視撮影台の斜視図、
図7は図5の主要部の概略構成を示す側断面図である。
【0003】図5ないし図7において、1はカセッテレ
ス速写装置で、そのケース1a内には、撮影位置と撮影
の待機位置との間を移動可能なフィルムホルダ8,未撮
影フィルムを収納する供給マガジン9,撮影済みフィル
ムを収納する収納マガジン10等を有している。2は寝
台3上に寝載している被検者、4はイメージインテンシ
ファイア,X線TV装置等からなる映像系で、ケース1
aに固着されて寝台3の下方に配設されている。5は支
柱1bを介してケース1aに固着され寝台3の上方に映
像系4に相対して配設されたX線管装置で、カセッテレ
ス速写装置1および映像系4とともに被検者2の体軸方
向に一体に移動可能になっている。12はカセッテレス
速写装置1,映像系4およびX線管装置5を、図7に示
すローラ31を介して被検者2の体軸方向へ移動可能に
支持するとともに、寝台3を図示しないローラにより被
検者2の体軸と直角方向へ移動(以下、単に横移動とい
う)可能に支持している支持フレームで、支持フレーム
12は軸Cを介して架台11に起倒動可能に支持されて
いる。32は供給マガジン9内の未撮影フィルムを吸着
する真空パッド、33はフィルム搬送用のローラであ
る。
ス速写装置で、そのケース1a内には、撮影位置と撮影
の待機位置との間を移動可能なフィルムホルダ8,未撮
影フィルムを収納する供給マガジン9,撮影済みフィル
ムを収納する収納マガジン10等を有している。2は寝
台3上に寝載している被検者、4はイメージインテンシ
ファイア,X線TV装置等からなる映像系で、ケース1
aに固着されて寝台3の下方に配設されている。5は支
柱1bを介してケース1aに固着され寝台3の上方に映
像系4に相対して配設されたX線管装置で、カセッテレ
ス速写装置1および映像系4とともに被検者2の体軸方
向に一体に移動可能になっている。12はカセッテレス
速写装置1,映像系4およびX線管装置5を、図7に示
すローラ31を介して被検者2の体軸方向へ移動可能に
支持するとともに、寝台3を図示しないローラにより被
検者2の体軸と直角方向へ移動(以下、単に横移動とい
う)可能に支持している支持フレームで、支持フレーム
12は軸Cを介して架台11に起倒動可能に支持されて
いる。32は供給マガジン9内の未撮影フィルムを吸着
する真空パッド、33はフィルム搬送用のローラであ
る。
【0004】上記構成を有するオーバーテーブル方式の
X線透視撮影台において、X線透視撮影は、カセッテレ
ス速写装置1,映像系4およびX線管装置5を被検者2
の体軸方向へ一体に移動させるとともに、寝台3を横移
動させて撮影部位の位置決めを行い、フィルムホルダ8
を図7に示す撮影の待機位置から寝台3のほぼ中央の撮
影位置まで移動させて行う。そして、撮影後は再び待機
位置へ戻り、撮影済みフィルムを収納マガジン10へ収
納した後、未撮影フィルムの供給を受け前記撮影を繰り
返す。この場合、フィルムホルダ8の移動ストローク
は、寝台3の横移動に影響されることなく常に一定に設
定されている。
X線透視撮影台において、X線透視撮影は、カセッテレ
ス速写装置1,映像系4およびX線管装置5を被検者2
の体軸方向へ一体に移動させるとともに、寝台3を横移
動させて撮影部位の位置決めを行い、フィルムホルダ8
を図7に示す撮影の待機位置から寝台3のほぼ中央の撮
影位置まで移動させて行う。そして、撮影後は再び待機
位置へ戻り、撮影済みフィルムを収納マガジン10へ収
納した後、未撮影フィルムの供給を受け前記撮影を繰り
返す。この場合、フィルムホルダ8の移動ストローク
は、寝台3の横移動に影響されることなく常に一定に設
定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオーバーテ
ーブル方式のX線透視撮影台においては、カセッテレス
速写装置1,映像系4およびX線管装置5の3者が、常
に一体に移動する構成であるため、その移動には3者の
合計重量に対応する駆動機構を必要とするが、特に、寝
台3を水平状態から立状態まで起動させた状態で使用す
る場合には、3者の重量を反重力方向に移動させる必要
があるため、その駆動のために駆動機構の大型化および
それに伴う3者各部の強度上の大型化が避けられず、装
置全体を大型化する問題点を有していた。この装置全体
の大型化は、病院等における設置スペースの関係から好
ましくなく、例えば体軸方向の撮影範囲を被検者2の身
長等の関係で拡大したい場合でも、装置全体の寸法制約
から制限されることになる。この体軸方向の撮影範囲の
拡大制限は、現在主流となっているフロントローディン
グ方式の場合に、マガジン等の配置構成の上から一層制
限されることになっていた。
ーブル方式のX線透視撮影台においては、カセッテレス
速写装置1,映像系4およびX線管装置5の3者が、常
に一体に移動する構成であるため、その移動には3者の
合計重量に対応する駆動機構を必要とするが、特に、寝
台3を水平状態から立状態まで起動させた状態で使用す
る場合には、3者の重量を反重力方向に移動させる必要
があるため、その駆動のために駆動機構の大型化および
それに伴う3者各部の強度上の大型化が避けられず、装
置全体を大型化する問題点を有していた。この装置全体
の大型化は、病院等における設置スペースの関係から好
ましくなく、例えば体軸方向の撮影範囲を被検者2の身
長等の関係で拡大したい場合でも、装置全体の寸法制約
から制限されることになる。この体軸方向の撮影範囲の
拡大制限は、現在主流となっているフロントローディン
グ方式の場合に、マガジン等の配置構成の上から一層制
限されることになっていた。
【0006】また、カセッテレス速写装置1が寝台3の
下面を移動するから、図7に示すように両者間に所定の
距離Gを必要とするが、この距離Gは、寝台3とフィル
ムとの距離をそれだけ離すため撮影像が拡大され、画質
上好ましくない距離となっていた。
下面を移動するから、図7に示すように両者間に所定の
距離Gを必要とするが、この距離Gは、寝台3とフィル
ムとの距離をそれだけ離すため撮影像が拡大され、画質
上好ましくない距離となっていた。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
撮影時に位置合わせを行う可動部を小型軽量化してX線
透視撮影台を小型化するとともに、撮影時における寝台
とX線フィルムとの間の距離を短縮して画質を向上させ
ることができるオーバーテーブル方式のX線透視撮影台
を提供することを目的とする。
撮影時に位置合わせを行う可動部を小型軽量化してX線
透視撮影台を小型化するとともに、撮影時における寝台
とX線フィルムとの間の距離を短縮して画質を向上させ
ることができるオーバーテーブル方式のX線透視撮影台
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題が解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被検者を寝載する寝台と、該寝台を被検
者の体軸と直角方向へ移動可能に支持する支持フレーム
と、撮影位置と撮影の待機位置との間を移動可能なフィ
ルムホルダを有するカセッテレス速写装置と、前記寝台
の上方に配設されたX線管装置と、該X線管装置と相対
移動可能に前記寝台の下方に配設された映像系とを備
え、前記支持フレームを介して起倒動可能に架台に支持
されたオーバーテーブル方式のX線透視撮影台におい
て、前記支持フレームに前記X線管装置および映像系を
取り付けると共にガイドレールを設け、このガイドレー
ル上に前記X線管装置および映像系を被検者の体軸方向
に移動可能に支持する移動フレームと、散乱線除去用グ
リッドおよび分割マスク機構を支持し一端側を前記移動
フレームに固着したアーム板と、前記カセッテレス速写
装置を前記寝台に内設すると共に前記フィルムホルダを
前記移動フレーム及びアーム板に連動して移動させる駆
動制御装置とを設ける構成にしたものである。
に、本発明は、被検者を寝載する寝台と、該寝台を被検
者の体軸と直角方向へ移動可能に支持する支持フレーム
と、撮影位置と撮影の待機位置との間を移動可能なフィ
ルムホルダを有するカセッテレス速写装置と、前記寝台
の上方に配設されたX線管装置と、該X線管装置と相対
移動可能に前記寝台の下方に配設された映像系とを備
え、前記支持フレームを介して起倒動可能に架台に支持
されたオーバーテーブル方式のX線透視撮影台におい
て、前記支持フレームに前記X線管装置および映像系を
取り付けると共にガイドレールを設け、このガイドレー
ル上に前記X線管装置および映像系を被検者の体軸方向
に移動可能に支持する移動フレームと、散乱線除去用グ
リッドおよび分割マスク機構を支持し一端側を前記移動
フレームに固着したアーム板と、前記カセッテレス速写
装置を前記寝台に内設すると共に前記フィルムホルダを
前記移動フレーム及びアーム板に連動して移動させる駆
動制御装置とを設ける構成にしたものである。
【0009】
【作用】上記構成としたことにより、従来、重量および
寸法のかなりの部分を占めていたカセッテレス速写装置
が、寝台に内設されることになり撮影部位の位置決めを
行う可動部から除かれる。このため可動部は、移動フレ
ームおよび該移動フレームに取り付けられたX線管装
置,映像系,散乱線除去用グリッドおよび分割マスク機
構を設けたアーム板となる。従って、前記従来のものに
比べて軽量化されるとともに可動部の寸法を小さくする
ことが可能になり、寝台を起倒動させる場合にも、反重
力方向に移動させる部分の重量が軽減されることから、
駆動機構および各部を小型化して装置全体を小型化する
ことが可能になる。この装置全体の小型化は、体軸方向
の撮影範囲を拡大することを可能にし、特に、現在主流
となっているフロントローディング方式の場合に一層効
果的となる。
寸法のかなりの部分を占めていたカセッテレス速写装置
が、寝台に内設されることになり撮影部位の位置決めを
行う可動部から除かれる。このため可動部は、移動フレ
ームおよび該移動フレームに取り付けられたX線管装
置,映像系,散乱線除去用グリッドおよび分割マスク機
構を設けたアーム板となる。従って、前記従来のものに
比べて軽量化されるとともに可動部の寸法を小さくする
ことが可能になり、寝台を起倒動させる場合にも、反重
力方向に移動させる部分の重量が軽減されることから、
駆動機構および各部を小型化して装置全体を小型化する
ことが可能になる。この装置全体の小型化は、体軸方向
の撮影範囲を拡大することを可能にし、特に、現在主流
となっているフロントローディング方式の場合に一層効
果的となる。
【0010】また、カセッテレス速写装置が寝台に内設
されるため、前記図7に示すようなカセッテレス速写装
置と寝台との間の距離Gがゼロになり、両者間の距離を
接近させてそれだけ画質を向上させることが可能にな
る。
されるため、前記図7に示すようなカセッテレス速写装
置と寝台との間の距離Gがゼロになり、両者間の距離を
接近させてそれだけ画質を向上させることが可能にな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4を
参照して説明する。図1はオーバーテーブル方式のX線
透視撮影台の正面図、図2は図1のΙΙ−ΙΙ面図、図
3は図2に示す寝台の内部詳細図、図4は図3に示す寝
台内部の斜視図である。図中、図5ないし図7と同符号
のものは同じものを示す。
参照して説明する。図1はオーバーテーブル方式のX線
透視撮影台の正面図、図2は図1のΙΙ−ΙΙ面図、図
3は図2に示す寝台の内部詳細図、図4は図3に示す寝
台内部の斜視図である。図中、図5ないし図7と同符号
のものは同じものを示す。
【0012】図1,2において、13はカセッテレス速
写装置1におけるX線フィルム撮影に必要な各機構、す
なわち、フィルムホルダ8,供給マガジン9,収納マガ
ジン10等を内設した寝台、13aは寝台13を起こし
たときに被検者2が乗る踏み台である。この場合、フィ
ルムホルダ8は、図示しないフィルムホルダ8の移動範
囲検出用のエンコーダと、該エンコーダの出力信号がフ
ィードバックされるフィルムホルダ8を移動(被検者の
体軸方向および横移動方向の移動)させる各サーボモー
タとの組合せにより、寝台13の内部を被検者2の被撮
影部位の移動に連動して移動可能に設置されている。1
4は映像系4およびX線管装置5を取付けて被検者2の
体軸方向に移動可能な移動フレームで、移動フレーム1
4の移動はころ15を介して支持フレーム12に設けた
ガイドレール12a,12bに沿って行われる。16は
寝台13の長手方向の両端部に取り付けられたころで、
支持フレーム12に設けたガイド溝12c,12dに沿
って転動し、寝台13を横移動させるようになってい
る。17は一端側を移動フレーム14に固着されて寝台
13内を移動するアーム板で、アーム板17には図3に
示すように、被検者2や寝台13からの散乱線除去用の
グリッド18およびX線照射野の大きさをコントロール
する分割マスク機構19が組み込まれている。分割マス
ク機構19のマスク開閉駆動は、移動フレーム14内に
組み込まれている図示しないワイヤロープ機構により行
われる。20は支持フレーム12に設けられたセクタギ
ア、21はセクタギア20と噛合する架台11に設けた
ピニオンで、ピニオン21を回動させることにより支持
フレーム12,寝台13等が起倒動作を行うようになっ
ている。
写装置1におけるX線フィルム撮影に必要な各機構、す
なわち、フィルムホルダ8,供給マガジン9,収納マガ
ジン10等を内設した寝台、13aは寝台13を起こし
たときに被検者2が乗る踏み台である。この場合、フィ
ルムホルダ8は、図示しないフィルムホルダ8の移動範
囲検出用のエンコーダと、該エンコーダの出力信号がフ
ィードバックされるフィルムホルダ8を移動(被検者の
体軸方向および横移動方向の移動)させる各サーボモー
タとの組合せにより、寝台13の内部を被検者2の被撮
影部位の移動に連動して移動可能に設置されている。1
4は映像系4およびX線管装置5を取付けて被検者2の
体軸方向に移動可能な移動フレームで、移動フレーム1
4の移動はころ15を介して支持フレーム12に設けた
ガイドレール12a,12bに沿って行われる。16は
寝台13の長手方向の両端部に取り付けられたころで、
支持フレーム12に設けたガイド溝12c,12dに沿
って転動し、寝台13を横移動させるようになってい
る。17は一端側を移動フレーム14に固着されて寝台
13内を移動するアーム板で、アーム板17には図3に
示すように、被検者2や寝台13からの散乱線除去用の
グリッド18およびX線照射野の大きさをコントロール
する分割マスク機構19が組み込まれている。分割マス
ク機構19のマスク開閉駆動は、移動フレーム14内に
組み込まれている図示しないワイヤロープ機構により行
われる。20は支持フレーム12に設けられたセクタギ
ア、21はセクタギア20と噛合する架台11に設けた
ピニオンで、ピニオン21を回動させることにより支持
フレーム12,寝台13等が起倒動作を行うようになっ
ている。
【0013】つぎに図3,4において、22はアーム板
17の先端部下面を支持するアーム板受けで、寝台13
の内部に設けられている。23はアーム板17が移動す
る際の寝台13およびアーム板受け22との摺動抵抗を
小さくするための滑り部材で、アーム板17先端部の上
下面に取付けられている。24はアーム板17が寝台1
3内を移動できるように寝台13の側面に沿って設けら
れた溝、25はアーム板17が移動したときでも溝24
から光が入射しないように遮蔽する光遮蔽材である。2
6はフィルムホルダ8を横移動可能に支持し、かつフィ
ルムホルダ8とともに寝台長手方向に移動可能なキャリ
ア、27a,27bはキャリア26の寝台長手方向移動
用のレール、28はフィルムホルダ8を横移動させるた
めの支持部材で、支持部材28はフィルムホルダ8と該
フィルムホルダ8に固着されている連結部材29を介し
て連結されている。この場合、フィルムホルダ8と連結
部材29との連結は、フィルムホルダ8がキャリア26
とともに寝台長手方向に移動する際、支持部材28が連
結部材29を摺動案内するように構成されている。30
a,30bは支持部材28を横移動させるためのレール
である。なお、本実施例ではアーム板17を移動フレー
ム14に固着する構成にしたが、フィルムホルダ8の動
きに連動させて独立して移動可能にしてもよい。
17の先端部下面を支持するアーム板受けで、寝台13
の内部に設けられている。23はアーム板17が移動す
る際の寝台13およびアーム板受け22との摺動抵抗を
小さくするための滑り部材で、アーム板17先端部の上
下面に取付けられている。24はアーム板17が寝台1
3内を移動できるように寝台13の側面に沿って設けら
れた溝、25はアーム板17が移動したときでも溝24
から光が入射しないように遮蔽する光遮蔽材である。2
6はフィルムホルダ8を横移動可能に支持し、かつフィ
ルムホルダ8とともに寝台長手方向に移動可能なキャリ
ア、27a,27bはキャリア26の寝台長手方向移動
用のレール、28はフィルムホルダ8を横移動させるた
めの支持部材で、支持部材28はフィルムホルダ8と該
フィルムホルダ8に固着されている連結部材29を介し
て連結されている。この場合、フィルムホルダ8と連結
部材29との連結は、フィルムホルダ8がキャリア26
とともに寝台長手方向に移動する際、支持部材28が連
結部材29を摺動案内するように構成されている。30
a,30bは支持部材28を横移動させるためのレール
である。なお、本実施例ではアーム板17を移動フレー
ム14に固着する構成にしたが、フィルムホルダ8の動
きに連動させて独立して移動可能にしてもよい。
【0014】つぎに上記構成の作用について説明する。
まず、被検者2の体軸方向の撮影部位に対しては、移動
フレーム14および該移動フレーム14に取り付けられ
たX線管装置5,映像系4,散乱線除去用グリッド18
および分割マスク機構19を設けたアーム板17を、図
示しない駆動系を介して予め設定された範囲だけ移動さ
せ、撮影部位の位置決めが行われる。続いて位置決めさ
れた撮影部位に対してフィルムホルダ8を、図示しない
駆動系を介して移動させ撮影を行う。この場合、図4に
示すフィルムホルダ8の撮影待機位置(基準位置)から
撮影部位までの移動ストロークは、被撮影部位が変わる
度に変化するが、前述のようにフィルムホルダ8が被撮
影部位の移動に連動して移動可能に構成されているため
問題はない。そして、従来、重量および寸法のかなりの
部分を占めていたカセッテレス速写装置1が寝台13に
内設されることにより、撮影部位の位置決めを行う前記
可動部から除かれるため、可動部重量は前記従来のもの
に比べて軽量化されるとともに可動部の寸法を小さくす
ることが可能になる。このため、寝台13を起倒動させ
る場合における反重力方向に移動させる部分の重量が軽
減されるから、駆動機構および各部を小型化して装置全
体を小型化することが可能になる。この装置全体の小型
化およびカセッテレス速写装置1の寝台13への内設
は、体軸方向の撮影範囲を拡大するとともに装置の設置
スペースを縮小するが、これは、現在主流となっている
フロントローディング方式の場合に特に効果的となる。
まず、被検者2の体軸方向の撮影部位に対しては、移動
フレーム14および該移動フレーム14に取り付けられ
たX線管装置5,映像系4,散乱線除去用グリッド18
および分割マスク機構19を設けたアーム板17を、図
示しない駆動系を介して予め設定された範囲だけ移動さ
せ、撮影部位の位置決めが行われる。続いて位置決めさ
れた撮影部位に対してフィルムホルダ8を、図示しない
駆動系を介して移動させ撮影を行う。この場合、図4に
示すフィルムホルダ8の撮影待機位置(基準位置)から
撮影部位までの移動ストロークは、被撮影部位が変わる
度に変化するが、前述のようにフィルムホルダ8が被撮
影部位の移動に連動して移動可能に構成されているため
問題はない。そして、従来、重量および寸法のかなりの
部分を占めていたカセッテレス速写装置1が寝台13に
内設されることにより、撮影部位の位置決めを行う前記
可動部から除かれるため、可動部重量は前記従来のもの
に比べて軽量化されるとともに可動部の寸法を小さくす
ることが可能になる。このため、寝台13を起倒動させ
る場合における反重力方向に移動させる部分の重量が軽
減されるから、駆動機構および各部を小型化して装置全
体を小型化することが可能になる。この装置全体の小型
化およびカセッテレス速写装置1の寝台13への内設
は、体軸方向の撮影範囲を拡大するとともに装置の設置
スペースを縮小するが、これは、現在主流となっている
フロントローディング方式の場合に特に効果的となる。
【0015】つぎに、被検者2の横移動方向の撮影部位
に対しては、寝台13が内設したカセッテレス速写装置
1とともに、支持フレーム12上を図示しない駆動系を
介して予め設定された範囲だけ移動させられ、撮影部位
の位置決めが行われる。位置決め後の作用は、前記と同
様で、この場合にもフィルムホルダ8の移動は、被撮影
部位の移動に連動して行われる。
に対しては、寝台13が内設したカセッテレス速写装置
1とともに、支持フレーム12上を図示しない駆動系を
介して予め設定された範囲だけ移動させられ、撮影部位
の位置決めが行われる。位置決め後の作用は、前記と同
様で、この場合にもフィルムホルダ8の移動は、被撮影
部位の移動に連動して行われる。
【0016】また、カセッテレス速写装置1が寝台13
に内設されるため、前記図7に示すようなカセッテレス
速写装置1と寝台13との間の距離Gがほぼゼロに近く
接近することになり、それだけ画質を向上させることが
可能になる。
に内設されるため、前記図7に示すようなカセッテレス
速写装置1と寝台13との間の距離Gがほぼゼロに近く
接近することになり、それだけ画質を向上させることが
可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、撮影時に
位置合わせを行う可動部を小型軽量化してX線透視撮影
台を小型化するとともに、撮影時における寝台とX線フ
ィルムとの間の距離を短縮して画質を向上させることが
できる効果を奏する。
位置合わせを行う可動部を小型軽量化してX線透視撮影
台を小型化するとともに、撮影時における寝台とX線フ
ィルムとの間の距離を短縮して画質を向上させることが
できる効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示すオーバーテーブル方式
のX線透視撮影台の正面図である。
のX線透視撮影台の正面図である。
【図2】図1のΙΙ−ΙΙ断面図である。
【図3】図2に示す寝台の内部詳細図である。
【図4】図3に示す寝台内部の斜視図である。
【図5】従来のリアローディング方式のX線透視撮影台
の斜視図である。
の斜視図である。
【図6】従来のフロントローディング方式のX線透視撮
影台の斜視図である。
影台の斜視図である。
【図7】図5の主要部の概略構成を示す側断面図であ
る。
る。
1 カセッテレス速写装置 1a ケース 2 被検者 3 寝台 4 映像系 5 X線管装置 8 フィルムホルダ 11 架台 12 支持フレーム 13 寝台 14 移動フレーム 17 アーム板 18 グリッド 19 分割マスク機構
Claims (1)
- 【請求項1】 被検者を寝載する寝台と、該寝台を被検
者の体軸と直角方向へ移動可能に支持する支持フレーム
と、撮影位置と撮影の待機位置との間を移動可能なフィ
ルムホルダを有するカセッテレス速写装置と、前記寝台
の上方に配設されたX線管装置と、該X線管装置と相対
移動可能に前記寝台の下方に配設された映像系とを備
え、前記支持フレームを介して起倒動可能に架台に支持
されたオーバーテーブル方式のX線透視撮影台におい
て、前記支持フレームに前記X線管装置および映像系を
取り付けると共にガイドレールを設け、このガイドレー
ル上に前記X線管装置および映像系を被検者の体軸方向
に移動可能に支持する移動フレームと、散乱線除去用グ
リッドおよび分割マスク機構を支持し一端側を前記移動
フレームに固着したアーム板と、前記カセッテレス速写
装置を前記寝台に内設すると共に前記フィルムホルダを
前記移動フレーム及びアーム板に連動して移動させる駆
動制御装置と、を設けたことを特徴とするオーバーテー
ブル方式のX線透視撮影台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33152991A JP3282841B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | オーバーテーブル方式のx線透視撮影台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33152991A JP3282841B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | オーバーテーブル方式のx線透視撮影台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05137715A JPH05137715A (ja) | 1993-06-01 |
JP3282841B2 true JP3282841B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=18244679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33152991A Expired - Fee Related JP3282841B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | オーバーテーブル方式のx線透視撮影台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3282841B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106618626B (zh) * | 2017-02-17 | 2023-04-28 | 天津医科大学总医院 | 医用x线检查床上侧卧式双侧水平外广角摄影架 |
CN106667519B (zh) * | 2017-02-17 | 2023-07-07 | 天津医科大学总医院 | 医用x线检查床上侧卧式双侧水平内广角摄影架 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP33152991A patent/JP3282841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05137715A (ja) | 1993-06-01 |
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